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せけんがせまい【世間が狭い】🔗🔉

せけんがせまい【世間が狭い】 活動する範囲が狭くて交際する相手が限られていること。 《例文》 「世間が狭いから自然話題にも乏しい。」 《対句》世間が広い。 世間に対してひけ目を感じて面目がないこと。 《例文》 「息子の不品行がみんなに知れてしまい、親まで世間が狭くなった。」

せけんがひろい【世間が広い】🔗🔉

せけんがひろい【世間が広い】 活動する範囲が広くて交際する相手が多いこと。 《例文》 「彼女は世間が広くていろいろなうわさを知っている。」 《対句》世間が狭い。 世間に関する知識を多く持っていること。

せけんのくちにとはたてられぬ【世間の口に戸は立てられぬ】🔗🔉

せけんのくちにとはたてられぬ【世間の口に戸は立てられぬ】 世間の人のするうわさは防ぐことができないということ。 《類句》人の口に戸は立てられぬ。

せけんははりもの【世間は張り物】🔗🔉

せけんははりもの【世間は張り物】 世の中のことは、実体以上に見せ掛けてあるものであるということ。また、世間を渡るには見えを張ることが必要であるということ。 《類句》世は張り物。

せけんはひろいようでせまい【世間は広いようで狭い】🔗🔉

せけんはひろいようでせまい【世間は広いようで狭い】 世の中は広いようだが、意外な所で知人に会ったり悪事が露見したりして案外狭いものであるということ。「世の中は広いようで狭い」とも。 《例文》 「きみがこの会社に勤めていたなんて思ってもみなかった。世間は広いようで狭いもんだね。」

せけんをせまくする【世間を狭くする】🔗🔉

せけんをせまくする【世間を狭くする】 人の信用を失うようなことをして交際していた人からきらわれ、面目のない思いをすることのたとえ。 《例文》 「その失敗は、彼自身の名誉を傷つけるとともに世間を狭くしてしまった。」

せじでまるめてうわきでこねる【世辞で丸めて浮気で捏ねる】🔗🔉

せじでまるめてうわきでこねる【世辞で丸めて浮気で捏ねる】 おせじや色気で巧妙に人を操ることのたとえ。 《参考》 七音・七音として口調を整えた表現。また、「丸める」と「捏ねる」は、餅(モチ)つきを媒介とした縁語。

せわがやける【世話が焼ける】🔗🔉

せわがやける【世話が焼ける】 手助けが必要であり、手数がかかってめんどうである。 《例文》 「この子は世話が焼けてかなわない。」

せわをやく【世話を焼く】🔗🔉

せわをやく【世話を焼く】 進んで手助けしてめんどうをみる。 《例文》 「こまごまと夫の世話を焼く。」

よがよならば【世が世ならば】🔗🔉

よがよならば【世が世ならば】 《こんな世ではなく、もっとよい世ならの意》昔のように栄えて物事がうまくいく、自分に都合のよい時代ならば。 《例文》 「敗戦で何もかも変わってしまったが、世が世ならばこんな哀れな暮らしはしていないものを。」

よにあう【世に逢う】🔗🔉

よにあう【世に逢う】 自分に適した時勢に恵まれて世に栄える。時を得る。 《参考》 「逢う」は、「合う」とも書く。 《例文》 「誠実に働いても、世に逢うこともなく、一生恵まれない人もいる。」 《類句》時に遇う。

よにいれられる【世に入れられる】🔗🔉

よにいれられる【世に入れられる】 世間から価値を認められ尊敬される。 《例文》 「あの作家は、作品が世に入れられる前に夭逝(ヨウセイ)してしまった。」

よにでる【世に出る】🔗🔉

よにでる【世に出る】 出世したり、すぐれた業績を上げたりして世間に知られるようになる。「世に出(イ)ず」とも。 《例文》 「君の才能なら世に出ることも困難ではない。」

よにはくらくありしかるのちにせんりのうまあり【世に伯楽有り然る後に千里の馬有り】▽中国🔗🔉

よにはくらくありしかるのちにせんりのうまあり【世に伯楽有り然る後に千里の馬有り】▽中国 《世の中に、馬の真価を見分けるりっぱな人がいて、初めて1日に千里も走る名馬が見いだされるの意》すぐれた人材も、それを見いだすりっぱな人がいなければ、その才能を発揮することなく終わってしまうことのたとえ。 《参考》 「伯楽」は、春秋時代秦(シン)の孫陽(ソンヨウ)のこと。馬の良否をよく見分けたという。 《出典》 世ニ伯楽有リテ然ル後ニ千里ノ馬有リ。千里ノ馬ハ常ニ有レドモ、伯楽ハ常ニハ有ラズ。〔韓愈(カンユ)・雑説〕 《類句》伯楽の一顧(イッコ)。千里の馬は常に有れども伯楽は常には有らず。

よのなかはあいもち【世の中は相持ち】🔗🔉

よのなかはあいもち【世の中は相持ち】 世の中は、互いに助け合っていかなければならないということ。「世は相持ち」とも。 《類句》世は相身互(アイミタカ゛)い。持ちつ持たれつ。

よのなかはくぶがじゅうぶ【世の中は九分が十分】🔗🔉

よのなかはくぶがじゅうぶ【世の中は九分が十分】 世の中のことは、思いどうりにはならないものであるから、思ったことの九分どおりかなえられれば最上とし、それで満足すべきであるということ。

よのなかはひろいようでせまい【世の中は広いようで狭い】🔗🔉

よのなかはひろいようでせまい【世の中は広いようで狭い】 世間は広いようで狭い

よのなかはみっかみぬまにさくらかな【世の中は三日見ぬ間に桜かな】🔗🔉

よのなかはみっかみぬまにさくらかな【世の中は三日見ぬ間に桜かな】 《世の中は、3日見ないうちに散ってしまう桜の花のようなものであるの意》世の中の移り変わりが激しくてすぐに変わってしまうものであるということのたとえ。「世の中は三日見ぬ間の桜かな」「三日見ぬ間の桜」とも。 《参考》 江戸時代の俳人大島蓼太(オオシマリョウタ)の俳句から。 《出典》 〔蓼太句集(リョウタクシュウ)〕

よのならい【世の習い】🔗🔉

よのならい【世の習い】 世の中を渡って行くときに人間として当然一度は経験しなければならないような事がら。世の常。 《例文》 「栄枯盛衰は世の習いというが、豊臣(トヨトミ)家の没落はあまりにも早かった。」

よはななさがりななあがり【世は七下り七上り】🔗🔉

よはななさがりななあがり【世は七下り七上り】 浮き沈み七度

よははりもの【世は張り物】🔗🔉

よははりもの【世は張り物】 世間は張り物

よはまわりもち【世は回り持ち】🔗🔉

よはまわりもち【世は回り持ち】 人の貴賤(キセン)や貧富は運命に従って代わる代わるに回ってくるものであるということ。 《類句》天下は回り持ち。

よをさる【世を去る】🔗🔉

よをさる【世を去る】 この世を去る。死ぬ。 《例文》 「巨匠が世を去ってはや10年たちました。」 《参考》 死ぬことの婉曲的(エンキョクテキ)な表現。

よをすてる【世を捨てる】🔗🔉

よをすてる【世を捨てる】 出家することのたとえ。 わずらわしい世間から身を引いて、一人静かに暮らすことのたとえ。 《例文》 「世を捨てて、静かな美しい自然の中で暮らしたい。」

よをわたる【世を渡る】🔗🔉

よをわたる【世を渡る】 生計を立てて暮らしていく。生活する。 《例文》 「ささやかな店を営んで世を渡っている。」

せけんしらずのたかまくら【世間知らずの高枕】🔗🔉

せけんしらずのたかまくら【世間知らずの高枕】 厳しい現実も知らずにのんびり、のほほんと暮らしている人のことを皮肉って言うことば。

せけんのくちにとはたてられぬ【世間の口に戸は立てられぬ】🔗🔉

せけんのくちにとはたてられぬ【世間の口に戸は立てられぬ】 →人の口に戸は立てられぬ

せけんははりもの【世間は張り物】🔗🔉

せけんははりもの【世間は張り物】 世の中には、実際はそれほどでもないくせにいろいろと体裁をとりつくろい、よく見せかけていることが多々あるということ。また、うまく世渡りをするのには、せめて外見だけでもいかにも本物らしくよさそうに見せる知恵が必要だということ。 ◎「張り物」は木の骨に紙などを張り、岩や樹木のように見せかける芝居の道具。「世(よ)は張り物」とも言う。 〔類〕内裸でも外錦

せけんはひろいようでせまい【世間は広いようで狭い】🔗🔉

せけんはひろいようでせまい【世間は広いようで狭い】 世の中は広いようだが、思いがけない所で知人にばったり出会ったり、隠しておいたはずの悪事がひょんな事からばれたりと、実際には案外狭いのが世の中だということ。 ◎「世の中は広いようで狭い」とも言う。 〔較〕The world is but a little place,after all.(結局、世間は狭いんだ)

せこにたける【世故に長ける】🔗🔉

せこにたける【世故に長ける】 世の中の裏も表も十分に知り尽くしていて、人づきあい、世渡りがうまいこと。 ◎「世故」は世の中のさまざまな習慣・ならわしのこと。

よのなかはくぶがじゅうぶ【世の中は九分が十分】🔗🔉

よのなかはくぶがじゅうぶ【世の中は九分が十分】 とかくものごとは、自分の思いどおりにいかないもの。だから、望んでいたことの九分までかなえばじゅうぶんで、満足すべきだということ。 〔較〕All complain.(みんな不平を言う)

よのなかはねんじゅうさんがつじょうつきよかかあじゅうしちおれはたちおわずからずにこさんにん【世の中は年中三月常月夜嬶十七俺二十負わず借らずに子三人】🔗🔉

よのなかはねんじゅうさんがつじょうつきよかかあじゅうしちおれはたちおわずからずにこさんにん【世の中は年中三月常月夜嬶十七俺二十負わず借らずに子三人】 世の中はいつも三月ごろの温暖な気候で夜は明るい月夜だといい。妻は十七歳で夫の自分は二十歳、つまらぬ責任を負わされず借金もなくて子供はころ合いの三人という暮らしが望ましいということ。庶民のささやかな願望を言ったことば。

よのなかはみっかみぬまのさくらかな【世の中は三日見ぬ間の桜かな】🔗🔉

よのなかはみっかみぬまのさくらかな【世の中は三日見ぬ間の桜かな】 世の中の移り変わりのはげしくてはかないことを、桜の花があっという間に散ってしまうことに掛けて言ったことば。 ◎江戸時代の俳人、大島蓼太(りょうた)の句「世の中は三日見ぬ間に桜かな」からで、三日外出しないでいたら世間では桜が咲きそろっているわいの意であったもの。単に「三日見ぬ間の桜」とも言う。 〔類〕有為転変は世の習い

よはあいもち【世は相持ち】🔗🔉

よはあいもち【世は相持ち】 世の中は互いに助け合うことで成り立っているということ。 ◎「相持ち」は助け合うの意。 〔較〕Live and let live.(自分も生き、人も生かせ)

よははりもの【世は張り物】🔗🔉

よははりもの【世は張り物】 →世間は張り物

よわたりのせっしょうはしゃかもゆるす【世渡りの殺生は釈迦も許す】🔗🔉

よわたりのせっしょうはしゃかもゆるす【世渡りの殺生は釈迦も許す】 お釈迦様も生計のためにする多少の殺生ならお許しになる。生活のためなら、少しぐらいあくどいまねをするのもやむを得ないということ。

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