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せ【世】🔗🔉

せ【世】 =せい(世)1

ぜあみ【世阿弥・是阿弥】🔗🔉

ぜあみ【世阿弥・是阿弥】 室町前期の能役者、謡曲作者。観世元清。観阿弥清次の子。幼名藤若丸。通称三郎。父の跡を継いで観世座を統率。足利義満の後援を得て栄えたが、後年、子の元雅に死なれ、佐渡島へ配流されるなど不遇のうちに没した。卓絶した曲、能楽論を多く残し、猿楽を大成。舞・歌を能の主要素とし、稽古によって妙花風に達した人が「闌(た)けたる位」をもって幽玄美を現出するのが能芸美の極地であるとした。作品「老松(おいまつ)」「高砂」「井筒」「砧(きぬた)」など、能楽論「風姿花伝」「花鏡」「九位」「申楽談儀」など。(一三六三〜一四四三)

せい【世】🔗🔉

せい【世】 1 よのなか。よ。人間が社会生活を営んでおり、その生滅のおこるところ。せ。 2 比較的長い時間の単位をいう。中国では、昔一〇年、または、三〇年をいう。 3 歴史学的に区切った年代、「中世」「近世」「季世」など。 4 地質学で、「紀」の下位区分。「沖積世」「洪積世」など。 〔接尾〕 1 家督・統治権などを相続する場合。その代数を数えるのに用いる。代(だい)。 2 何人かがまたはいくつかが同じ名を継承する場合に用いる。「チャールズ二世」「九世市川団十郎」など。

せい‐いん【世蔭】🔗🔉

せい‐いん【世蔭】 家柄。門閥(もんばつ)。

せい‐うん【世運】🔗🔉

せい‐うん【世運】 世の中の動向。せうん。

せい‐か【世家】🔗🔉

せい‐か【世家】 1 代々ある地位を世襲し、世禄(せいろく)を受ける家柄。諸侯など。 2 1の家筋の記録。「史記」の三十世家が有名。

せい‐かん【世官】(‥クヮン)🔗🔉

せい‐かん【世官】(‥クヮン) 官職を世襲すること。

せ‐うん【世運】🔗🔉

せ‐うん【世運】 =せいうん(世運)

せ‐かい【世界】🔗🔉

せ‐かい【世界】 1 (梵lokadhtuの訳。「世」は過去・現在・未来の三世、「界」は東西南北上下の意)仏語。衆生が住む時間と空間との全体をいう。娑婆世界。三千大千世界。 2 人間関係をもって成立している、ある範囲の場所。 人間社会の全体。人が生活する地域。世間。世の中。*竹取「世界の男、あてなるも賤しきも」 を、自分が属している既知の地域、それ以外の未知の地域などと分けた場合、それぞれの範囲の地域。*源氏‐東屋「さる東の方の、遥なるせかいに埋もれて」国家の集合したもの。万国。地球。「全世界の注目を浴びる」 3 あたり一帯。そこらじゅう。*竹取「疾(はや)き風吹て、世界暗がりて」 4 遊興の行われる場。また、その遊興。*洒・通言総籬‐二「京町に何かおせかいがおできなすったそふでござりますね」 5 歌舞伎・浄瑠璃で、戯曲の背景となる特定の時代・所・人物群の類型。 6 同一種類のものの集まり。職業、世代、専門分野などで、ある種の共通点をもつ人が形成する社会。また、共通性をもつ動物が形成する社会。「政治の世界」「魚の世界」 7 文学など、ある創作物が作りあげている、全体の場。また、創作者に関する観念の全体像。「源氏物語の世界」「ピカソの世界」 8 自分が得意とする分野。自由にふるまえる境遇。*黄・心学早染艸‐下「是からはおいらがせかいだ」 9 (英world ドイツWeltの訳語)相互作用によって結びつけられているすべての事物や過程を含む全体、理念としての宇宙。認識論では、客観的感性界、概念的に構成された機械的世界、心理的世界、直接体験の世界などを含む全体。 ●世界の図(ず) 1 江戸時代に流行した世界地図。 2 (「世界地図にも見当たらない」意となり)非常に珍しく、またすばらしいと感嘆や称賛の意味に用いる。*評判・剥野老‐玉村吉弥「いふばかりなくあでやかにして此世の人ともおもほへず<略>玉顔世界図(セカイノヅ)」

●世界の図(ず)🔗🔉

●世界の図(ず) 1 江戸時代に流行した世界地図。 2 (「世界地図にも見当たらない」意となり)非常に珍しく、またすばらしいと感嘆や称賛の意味に用いる。*評判・剥野老‐玉村吉弥「いふばかりなくあでやかにして此世の人ともおもほへず<略>玉顔世界図(セカイノヅ)」 せ‐がい【船 1 和船の船べり。近世の大型船では上棚と台とのあいだ、つまり台間(だいあい)をいう。櫓(ろかい)。 2 (口を狭めた形が似ているところから)縁(へり)が1の形をした香炉や盆。

せ‐がい【世外】(‥グヮイ)🔗🔉

せ‐がい【世外】(‥グヮイ) 世俗を離れた場所。せいがい。

せかい‐いち【世界一】🔗🔉

せかい‐いち【世界一】 世界中で一番であること。世界に比類するものがないこと。

せかい‐かん【世界観】(‥クヮン)🔗🔉

せかい‐かん【世界観】(‥クヮン) 世界を一つの統一体と見たときのその意義や価値に関する考え方。人生観。楽天主義・厭世主義・宿命論・宗教的世界観・道徳的世界観などの立場がある。

せかいかん‐がく【世界観学】(セカイクヮン‥)🔗🔉

せかいかん‐がく【世界観学】(セカイクヮン‥) (ドイツWeltanschauungslehreの訳語)ディルタイによって提唱された哲学。歴史的に存在する諸世界観が生の歴史的・相対的な現れであり、それを理解することが、人間の生全体を理解することであると考えて、そこから諸世界観を類型的に比較・研究することをもって「生の哲学」の本務とみなした。

せかいきょうかい‐うんどう【世界教会運動】(セカイケウクヮイ‥)🔗🔉

せかいきょうかい‐うんどう【世界教会運動】(セカイケウクヮイ‥) プロテスタント各派の極端な分裂・分派に対し、一九二〇年以後起こった、キリストの愛による教派を越えた連帯の必要を主張した運動。これにより各派の世界連合会議が成立し、さらに教会一致運動へと発展した。エキュメニカル運動。

せかい‐きょうこう【世界恐慌】(‥キョウクヮウ)🔗🔉

せかい‐きょうこう【世界恐慌】(‥キョウクヮウ) 一九二九年秋、アメリカ合衆国の金融市場ウォール街の金融恐慌に始まって、世界の資本主義諸国に波及し、世界的規模で進行した恐慌。

せかい‐きろく【世界記録】🔗🔉

せかい‐きろく【世界記録】 運動競技などで、それまでの記録を破った世界最高の記録。

せかい‐ぎんこう【世界銀行】(‥ギンカウ)🔗🔉

せかい‐ぎんこう【世界銀行】(‥ギンカウ) 「国際復興開発銀行」の通称。

せかいくにづくし【世界国尽】🔗🔉

せかいくにづくし【世界国尽】 唱歌体の地誌。三冊。福沢諭吉著。明治二年刊。世界の地理的知識を暗誦しやすいように七五調の文章で記したもの。

せかい‐ご【世界語】🔗🔉

せかい‐ご【世界語】 =こくさいご(国際語)

せかい‐こうみん【世界公民】🔗🔉

せかい‐こうみん【世界公民】 世界国家の構成員。

せかい‐こっか【世界国家】(‥コクカ)🔗🔉

せかい‐こっか【世界国家】(‥コクカ) =せかいれんぽう(世界連邦)

せかい‐さだめ【世界定】🔗🔉

せかい‐さだめ【世界定】 江戸時代、歌舞伎の顔見世興行に上演する狂言の時代・題材、すなわち世界を選定するための会合。毎年九月一二日に行われ、座員・俳優・作者などによって、とり決められた。

せかい‐し【世界史】🔗🔉

せかい‐し【世界史】 1 世界全体を統一的に連関させて書かれた人類の歴史。また、それを記述したもの。 2 高等学校社会科の科目名。1を扱う。

せかい‐じ【世界時】🔗🔉

せかい‐じ【世界時】 グリニッジ子午線上の平均太陽時をもって世界中一律に用いる時法。真夜中を零時とする。

せかい‐じゅう【世界中】(‥ヂュウ)🔗🔉

せかい‐じゅう【世界中】(‥ヂュウ) 世の中いたるところすべて。また、世界のあらゆるものすべて。

せかい‐しゅうきょう【世界宗教】(‥シュウケウ)🔗🔉

せかい‐しゅうきょう【世界宗教】(‥シュウケウ) 人種・民族・国籍・性別・階級などを越えて、ひろく世界にひろがることのできる普遍性を持った宗教。仏教、キリスト教、回教をいう。

せかい‐しゅぎ【世界主義】🔗🔉

せかい‐しゅぎ【世界主義】 全人類を同胞とみて世界国家を想定することによって、人類社会の統一をはかろうとする立場。古くはキニク学派・ストア学派などがあり、キリスト教的世界宗教もこの立場を主張。

せかい‐じん【世界人】🔗🔉

せかい‐じん【世界人】 世界的に活躍し、有名な人。

せかい‐じんけんせんげん【世界人権宣言】🔗🔉

せかい‐じんけんせんげん【世界人権宣言】 一九四八年一二月、パリの国際連合第三回総会で採択された人権に関する世界宣言。法的な拘束力はなく、一つの理想を示したもので、前文と本文三〇条から成る。市民的・政治的基本権のほか、社会保障を受ける権利、労働権、教育を受ける権利なども規定している。

せかい‐せいさく【世界政策】🔗🔉

せかい‐せいさく【世界政策】 世界各国の大勢を見通して立てる対外政策。とくに強国の立場から立てられたものをいう。

せかい‐せいしん【世界精神】🔗🔉

せかい‐せいしん【世界精神】 1 世界の万物の中で統一的に働き、形成・結合・秩序づけを行いながら、万物に精神を与え、また、人間の個別の精神の根拠となると考えられた原理。 2 ヘーゲルの哲学で、世界史のうちに自己を開展し実現する精神。

せかい‐せいふ【世界政府】🔗🔉

せかい‐せいふ【世界政府】 =せかいれんぽう(世界連邦)

せかい‐ぞう【世界像】(‥ザウ)🔗🔉

せかい‐ぞう【世界像】(‥ザウ) (ドイツWeltbildの訳語)ある立場によって描かれる世界の姿。

せかい‐たいせん【世界大戦】🔗🔉

せかい‐たいせん【世界大戦】 世界的な規模で戦われる戦争。通常、第一次・第二次の世界大戦をいう。

せかい‐づれ【世界連】🔗🔉

せかい‐づれ【世界連】 世間並みであること。

せかい‐てき【世界的】🔗🔉

せかい‐てき【世界的】 〔形動〕規模が広大で一国・一地方の限度を越えているさま。また、比較を世界に求めるほどすぐれているさま。「世界的な演奏家」

せかい‐ほけんきかん【世界保健機関】(‥ホケンキクヮン)🔗🔉

せかい‐ほけんきかん【世界保健機関】(‥ホケンキクヮン) (英World Health Organizationの訳語)国際連合の専門機関。保健のための国際協力を行う機関で、スイスのジュネーブに本部がある。中央技術事業と各国に対する援助指導を行う。略称WHO。

せかい‐れき【世界暦】🔗🔉

せかい‐れき【世界暦】 日付と週日を固定するようにした暦法。一年を四季に分けて、各季を三〇・三〇・三一日の三か月とし、各季の第一日を日曜とする。別に週に加えない一日を年末におく。アメリカのエリザベス=アケリスが一九三〇年に設立した世界暦協会によって世界的に宣伝。

せかい‐れんぽう【世界連邦】(‥レンパウ)🔗🔉

せかい‐れんぽう【世界連邦】(‥レンパウ) 各国の主権を制限し、軍備を撤廃して、すべての人類を、一つの国家に統合しようという考えに基づく理想的な国家。第二次大戦後、その考え方は急速に発達し、一九四八年には「世界憲法予備草案」が発表された。世界国家。世界政府。

せかい‐ろうどうくみあいれんめい【世界労働組合連盟】(‥ラウドウくみあひレンメイ)🔗🔉

せかい‐ろうどうくみあいれんめい【世界労働組合連盟】(‥ラウドウくみあひレンメイ) (英World Federation of Trade Unionsの訳語)一九四五年パリで結成された国際労働組合組織。本部はチェコのプラハ。略称WFTU。世界労連。

せかい‐ろうれん【世界労連】(‥ラウレン)🔗🔉

せかい‐ろうれん【世界労連】(‥ラウレン) 「世界労働組合連盟」の略称。

よ【世・代】🔗🔉

よ【世・代】 (竹の節と節との間をいう「よ(節)」と同語源で、時間的・空間的に限られた区間の意) 人が生まれてから死ぬまでの期間。一代。一期(いちご)。 1 一生。生涯。人生。*古事記‐上・歌謡「我が率寝し妹は忘れじ余(ヨ)のことごとに」 2 寿命。年齢。*万葉‐三四四八「花散らふこの向つ峰(を)の乎那の峰のひじに付くまで君が与(ヨ)もがも」 ある特定の者、また系統によって支配・統治が続く期間。 1 国がある支配者によって統治される期間。特に、天皇によって統治される期間。代(だい)。「明治の世」*古今‐仮名序「かの御時よりこの方、年はももとせあまり、世はとつぎになんなりにける」 2 転じて、天皇。また、朝廷。→世に仕える。 3 同一の系統、政体によって主権が維持され、それが継承される期間。「源氏の世」「武家の世」 4 ある者が家督を相続し、家長としてその家を統率する期間。また一般に、事物を継承し、それを持ったりそこにいたりする年月の間。代(だい)。「先代の世」*俳・奥の細道「草の戸も住替る代ぞひなの家」 仏説にいう過去(前世)・現在(現世)・未来(来世)の各々。また、仏法が行われる正法(しょうぼう)・像法(ぞうぼう)・末法(まっぽう)の三時期の各々。「あの世に旅立つ」「さきの世」*万葉‐三四八「この代(よ)にし楽しくあらば来む生(よ)には虫に鳥にも吾れはなりなむ」 時節。季節。機会。おり。*大和‐一六一「在中将<略>ただ人におはしましけるよに」 人間の構成する社会。また、その中での人間関係。よのなか。 1 個人が他の個人と密接にかかわりあって生活する場。世間。社会。世の中。また、そこにいる人。世間の人。「世のため人のために尽くす。*万葉‐四六五「うつせみの代(よ)は常なしと知るものを」 2 特に、出世間に対して、俗世間。凡俗の住む世界。俗世。浮世。「世をしのぶ」*古今‐九五六「世を捨てて山に入る人」 3 国土。国家。天下。また、世界。*竹取「国王の迎せごとを、まさに世に住み給はん人の、承り給はでありなむや」 4 社会の動向。時勢。「歌は世につれ、世は歌につれ」*源氏‐総角「頼みなき御身どもにて、いかにもいかにも世になびき給へらむを」 5 世間一般。世間並み。世の常。*落窪‐四「よの人の親は」 6 世間の評価。噂(うわさ)。外聞。「世を憚る」*紫式部日記「物づつみをし、いとよをはぢらひ、余り見苦しきまで児めい給へり」 7 社会での境遇。特に、時運に恵まれ栄え時めくこと。権勢をもって君臨すること。また、その世界。「わが世の春」*伊勢‐八七「わが世をばけふかあすかと待つかひの」 8 世帯。また、それを維持していくこと。生活。*宇治拾遺−一二・四「世の過ぎがたければ」 9 男女の交情。情事。夫婦生活。*伊勢‐一二〇「女のまだ世経ずとおぼえたるが」 人間の生活する周囲をとりまく自然環境。 1 社会を存在させる空間のひろがり。四方の自然。また、あたり。*源氏‐須磨「神、鳴りひらめく<略>かくてよはつきぬるにやと心細く思まどふに」 2 稲作の豊凶の状態。稲の作柄。*俳・おらが春「稲妻やひと切づつに世が直る」 ●世が世(よ)ならば 物事が順調にいっていさえすれば。その人にとって都合のよい時代だったならば。 ●世下(くだ)る 後世になる。 ●世と共(とも) つねづね。絶えず。終始。*大和‐一四二「一生に男せでやみなむといふことを、よとともにいひける」 ●世に合(あ)う 時を得て世に栄える。時勢に合って時めく。世に用いられる。 ●世に在(あ)り 1 世の中に生きながらえる。この世に生存する。 2 世の人に認められる。世に時めいている。 ●世に=出(い)ず[=出る] 1 この世に現れ出る。仏がこの世の衆生を救うために世に現れる。 2 世間に出る。官職につく。 3 世に知られる。出世する。 4 勘気が許され、再び主君に仕える。 ●世に知(し)らず 普通ではない。世にたぐいがない。世になし。 ●世に仕(つか)える 朝廷に仕える。宮仕えをする。 ●世にとまる 生きながらえる。 ●世に無(な)し 1 世の中にない。この世に生存しない。また、世に存在しない。 2 この世にまたとない。世の中に比べるものがない。非常にすぐれている。 3 世に用いられない。時勢に合わない。世に入れられず零落している。 ●世に無(な)し者(もの) 世に入れられない者。世間から冷遇されている者。また、世間をはばかる者。世捨人。 ●世に似(に)ず 世の中に類がない。世にまたとない。この上もない。 ●世に経(ふ) 1 この世に生きながらえる。この世を暮らし過ごす。 2 俗世にあって暮らす。出家の身ではなく俗人として世を送る。 3 世ごころがつく。男女の情を解する。 ●世に旧(ふ)る 1 世に出て古くなる。世間で珍しくなくなる。 2 結婚の経験がある。 ●世の (「天下周知の」の意から、程度のはなはだしいさまを表す)大変な。この上ない。*竹取「世のかしこき人なりとも」 ●世の覚(おぼ)え 世間の評判。声望。 ●世の親(おや) 世間一般にいる親。 ●世の限(かぎ)り 1 命のある限り。生きている限り。一生涯。 2 この世の終わり。いまわのきわ。臨終。 ●世の=固(かた)め[=重(おも)し] 世の中を治めること。国家の柱石。また、その地位やその人。 ●世の聞(き)こえ 世間の噂(うわさ)や評判。世人のとりざた。 ●世の末(すえ) 1 後々の時代。後世。未来。末の世。 2 晩年。老年。また、不運な身の上。 3 道義がすたれ人情の薄くなった世。末世。 ●世の例(ためし) 1 以前からあって、現在思い出される事柄。また、これから人々の口の端に語りつがれていくであろう事柄。世の前例。また、世の中に手本となる事柄。*源氏‐桐壺「世のためしにもなりぬべき御もてなし也」 2 世のならわし。世のおもむくところ。*徒然草‐一三七「目の前にさびしげになりゆくこそ、世のためしも思ひ知られて哀なれ」 ●世の常(つね) 1 特別ではなく、ごく普通であること。また、そのような時。ひととおり。世間並み。平常。平素。尋常。 2 (言葉などが平凡すぎて、事態を十分に表現できない意から)…というのでは不十分。…どころではないさま。おろか。*源氏‐葵「ただ、それなる御有様に、あさましとは、よのつね也」 ●世の中(なか) 。 ●世の習(なら)い 世間で普通のこと。世間のならわし。世間の習慣。世の常。よならい。 ●世の人(ひと) 現世に生きる人。世間の人。普通一般の人。よひと。せじん。 ●世は張(は)り物(もの) 世渡りをするには、みえを張るのがふつうであるということ。世間は張り物。 ●世は回(まわ)り持(も)ち 貧富などの運命は、固定したものではなくかわるがわる各人にめぐってくるということ。 ●世を出(い)ず 俗世間をのがれ出る。隠遁(いんとん)する。出家する。 ●世を厭(いと)う わずらわしい俗世間をいみきらう。また、その気持から俗世間を避ける。 ●世を倦(う)む この世に生きることにあき、つかれる。生きることがいやになる。多く和歌で、「倦(う)む」の連用形「うみ」と同音の語にかけて用いる。*古今‐六六九「世をうみべたにみるめすくなし」 ●世を籠(こ)める 生い先がまだまだある。年が若く、将来が期待される。 ●世を去る 1 この世を去る。死ぬ。 2 =よ(世)を捨てる。 ●世を知(し)る 1 世の中のことを知る。世情に通じる。また、男女の情がわかる。世心づく。 2 世を治める。国政を執る。 ●世を=捨(す)てる[=背(そむ)く・遁(のが)れる・離れる] 俗世を捨てる。隠遁または出家する。 ●世を保(たも)つ 国を統治する。 ●世を尽(つ)くす 一生を終える。生涯をおくる。 ●世を張(は)る 世間体をつくろう。体裁をつくろって世間を渡る。みえをはる。 ●世を響(とどろ)かす 世間に広く知れわたる。世間の評判となる。 ●世を渡(わた)す 1 衆生を苦海から涅槃(ねはん)へ渡らせる。世の人を救う。済度(さいど)する。 2 隠居して跡目を譲る。 ●世を渡(わた)る 生活する。くらして行く。

●世が世(よ)ならば🔗🔉

●世が世(よ)ならば 物事が順調にいっていさえすれば。その人にとって都合のよい時代だったならば。 ●世下(くだ)る 後世になる。 ●世と共(とも) つねづね。絶えず。終始。*大和‐一四二「一生に男せでやみなむといふことを、よとともにいひける」 ●世に合(あ)う 時を得て世に栄える。時勢に合って時めく。世に用いられる。 ●世に在(あ)り 1 世の中に生きながらえる。この世に生存する。 2 世の人に認められる。世に時めいている。 ●世に=出(い)ず[=出る] 1 この世に現れ出る。仏がこの世の衆生を救うために世に現れる。 2 世間に出る。官職につく。 3 世に知られる。出世する。 4 勘気が許され、再び主君に仕える。 ●世に知(し)らず 普通ではない。世にたぐいがない。世になし。 ●世に仕(つか)える 朝廷に仕える。宮仕えをする。 ●世にとまる 生きながらえる。 ●世に無(な)し 1 世の中にない。この世に生存しない。また、世に存在しない。 2 この世にまたとない。世の中に比べるものがない。非常にすぐれている。 3 世に用いられない。時勢に合わない。世に入れられず零落している。 ●世に無(な)し者(もの) 世に入れられない者。世間から冷遇されている者。また、世間をはばかる者。世捨人。 ●世に似(に)ず 世の中に類がない。世にまたとない。この上もない。 ●世に経(ふ) 1 この世に生きながらえる。この世を暮らし過ごす。 2 俗世にあって暮らす。出家の身ではなく俗人として世を送る。 3 世ごころがつく。男女の情を解する。 ●世に旧(ふ)る 1 世に出て古くなる。世間で珍しくなくなる。 2 結婚の経験がある。 ●世の (「天下周知の」の意から、程度のはなはだしいさまを表す)大変な。この上ない。*竹取「世のかしこき人なりとも」 ●世の覚(おぼ)え 世間の評判。声望。 ●世の親(おや) 世間一般にいる親。 ●世の限(かぎ)り 1 命のある限り。生きている限り。一生涯。 2 この世の終わり。いまわのきわ。臨終。 ●世の=固(かた)め[=重(おも)し] 世の中を治めること。国家の柱石。また、その地位やその人。 ●世の聞(き)こえ 世間の噂(うわさ)や評判。世人のとりざた。 ●世の末(すえ) 1 後々の時代。後世。未来。末の世。 2 晩年。老年。また、不運な身の上。 3 道義がすたれ人情の薄くなった世。末世。 ●世の例(ためし) 1 以前からあって、現在思い出される事柄。また、これから人々の口の端に語りつがれていくであろう事柄。世の前例。また、世の中に手本となる事柄。*源氏‐桐壺「世のためしにもなりぬべき御もてなし也」 2 世のならわし。世のおもむくところ。*徒然草‐一三七「目の前にさびしげになりゆくこそ、世のためしも思ひ知られて哀なれ」 ●世の常(つね) 1 特別ではなく、ごく普通であること。また、そのような時。ひととおり。世間並み。平常。平素。尋常。 2 (言葉などが平凡すぎて、事態を十分に表現できない意から)…というのでは不十分。…どころではないさま。おろか。*源氏‐葵「ただ、それなる御有様に、あさましとは、よのつね也」 ●世の中(なか) 。 ●世の習(なら)い 世間で普通のこと。世間のならわし。世間の習慣。世の常。よならい。 ●世の人(ひと) 現世に生きる人。世間の人。普通一般の人。よひと。せじん。 ●世は張(は)り物(もの) 世渡りをするには、みえを張るのがふつうであるということ。世間は張り物。 ●世は回(まわ)り持(も)ち 貧富などの運命は、固定したものではなくかわるがわる各人にめぐってくるということ。 ●世を出(い)ず 俗世間をのがれ出る。隠遁(いんとん)する。出家する。 ●世を厭(いと)う わずらわしい俗世間をいみきらう。また、その気持から俗世間を避ける。 ●世を倦(う)む この世に生きることにあき、つかれる。生きることがいやになる。多く和歌で、「倦(う)む」の連用形「うみ」と同音の語にかけて用いる。*古今‐六六九「世をうみべたにみるめすくなし」 ●世を籠(こ)める 生い先がまだまだある。年が若く、将来が期待される。 ●世を去る 1 この世を去る。死ぬ。 2 =よ(世)を捨てる。 ●世を知(し)る 1 世の中のことを知る。世情に通じる。また、男女の情がわかる。世心づく。 2 世を治める。国政を執る。 ●世を=捨(す)てる[=背(そむ)く・遁(のが)れる・離れる] 俗世を捨てる。隠遁または出家する。 ●世を保(たも)つ 国を統治する。 ●世を尽(つ)くす 一生を終える。生涯をおくる。 ●世を張(は)る 世間体をつくろう。体裁をつくろって世間を渡る。みえをはる。 ●世を響(とどろ)かす 世間に広く知れわたる。世間の評判となる。 ●世を渡(わた)す 1 衆生を苦海から涅槃(ねはん)へ渡らせる。世の人を救う。済度(さいど)する。 2 隠居して跡目を譲る。 ●世を渡(わた)る 生活する。くらして行く。 よ【四】 1 数の四つのこと。よつ。し。多く名詞の上に付けて用いる。 2 物の数を、声を出して唱えながら数えるときの四をいうことば。 ●四の膳(ぜん) 本膳から第四番目の膳。しのぜん。

●世下(くだ)る🔗🔉

●世下(くだ)る 後世になる。 ●世と共(とも) つねづね。絶えず。終始。*大和‐一四二「一生に男せでやみなむといふことを、よとともにいひける」 ●世に合(あ)う 時を得て世に栄える。時勢に合って時めく。世に用いられる。 ●世に在(あ)り 1 世の中に生きながらえる。この世に生存する。 2 世の人に認められる。世に時めいている。 ●世に=出(い)ず[=出る] 1 この世に現れ出る。仏がこの世の衆生を救うために世に現れる。 2 世間に出る。官職につく。 3 世に知られる。出世する。 4 勘気が許され、再び主君に仕える。 ●世に知(し)らず 普通ではない。世にたぐいがない。世になし。 ●世に仕(つか)える 朝廷に仕える。宮仕えをする。 ●世にとまる 生きながらえる。 ●世に無(な)し 1 世の中にない。この世に生存しない。また、世に存在しない。 2 この世にまたとない。世の中に比べるものがない。非常にすぐれている。 3 世に用いられない。時勢に合わない。世に入れられず零落している。 ●世に無(な)し者(もの) 世に入れられない者。世間から冷遇されている者。また、世間をはばかる者。世捨人。 ●世に似(に)ず 世の中に類がない。世にまたとない。この上もない。 ●世に経(ふ) 1 この世に生きながらえる。この世を暮らし過ごす。 2 俗世にあって暮らす。出家の身ではなく俗人として世を送る。 3 世ごころがつく。男女の情を解する。 ●世に旧(ふ)る 1 世に出て古くなる。世間で珍しくなくなる。 2 結婚の経験がある。 ●世の (「天下周知の」の意から、程度のはなはだしいさまを表す)大変な。この上ない。*竹取「世のかしこき人なりとも」 ●世の覚(おぼ)え 世間の評判。声望。 ●世の親(おや) 世間一般にいる親。 ●世の限(かぎ)り 1 命のある限り。生きている限り。一生涯。 2 この世の終わり。いまわのきわ。臨終。 ●世の=固(かた)め[=重(おも)し] 世の中を治めること。国家の柱石。また、その地位やその人。 ●世の聞(き)こえ 世間の噂(うわさ)や評判。世人のとりざた。 ●世の末(すえ) 1 後々の時代。後世。未来。末の世。 2 晩年。老年。また、不運な身の上。 3 道義がすたれ人情の薄くなった世。末世。 ●世の例(ためし) 1 以前からあって、現在思い出される事柄。また、これから人々の口の端に語りつがれていくであろう事柄。世の前例。また、世の中に手本となる事柄。*源氏‐桐壺「世のためしにもなりぬべき御もてなし也」 2 世のならわし。世のおもむくところ。*徒然草‐一三七「目の前にさびしげになりゆくこそ、世のためしも思ひ知られて哀なれ」 ●世の常(つね) 1 特別ではなく、ごく普通であること。また、そのような時。ひととおり。世間並み。平常。平素。尋常。 2 (言葉などが平凡すぎて、事態を十分に表現できない意から)…というのでは不十分。…どころではないさま。おろか。*源氏‐葵「ただ、それなる御有様に、あさましとは、よのつね也」 ●世の中(なか) 。 ●世の習(なら)い 世間で普通のこと。世間のならわし。世間の習慣。世の常。よならい。 ●世の人(ひと) 現世に生きる人。世間の人。普通一般の人。よひと。せじん。 ●世は張(は)り物(もの) 世渡りをするには、みえを張るのがふつうであるということ。世間は張り物。 ●世は回(まわ)り持(も)ち 貧富などの運命は、固定したものではなくかわるがわる各人にめぐってくるということ。 ●世を出(い)ず 俗世間をのがれ出る。隠遁(いんとん)する。出家する。 ●世を厭(いと)う わずらわしい俗世間をいみきらう。また、その気持から俗世間を避ける。 ●世を倦(う)む この世に生きることにあき、つかれる。生きることがいやになる。多く和歌で、「倦(う)む」の連用形「うみ」と同音の語にかけて用いる。*古今‐六六九「世をうみべたにみるめすくなし」 ●世を籠(こ)める 生い先がまだまだある。年が若く、将来が期待される。 ●世を去る 1 この世を去る。死ぬ。 2 =よ(世)を捨てる。 ●世を知(し)る 1 世の中のことを知る。世情に通じる。また、男女の情がわかる。世心づく。 2 世を治める。国政を執る。 ●世を=捨(す)てる[=背(そむ)く・遁(のが)れる・離れる] 俗世を捨てる。隠遁または出家する。 ●世を保(たも)つ 国を統治する。 ●世を尽(つ)くす 一生を終える。生涯をおくる。 ●世を張(は)る 世間体をつくろう。体裁をつくろって世間を渡る。みえをはる。 ●世を響(とどろ)かす 世間に広く知れわたる。世間の評判となる。 ●世を渡(わた)す 1 衆生を苦海から涅槃(ねはん)へ渡らせる。世の人を救う。済度(さいど)する。 2 隠居して跡目を譲る。 ●世を渡(わた)る 生活する。くらして行く。 よ【四】 1 数の四つのこと。よつ。し。多く名詞の上に付けて用いる。 2 物の数を、声を出して唱えながら数えるときの四をいうことば。 ●四の膳(ぜん) 本膳から第四番目の膳。しのぜん。

●世と共(とも)🔗🔉

●世と共(とも) つねづね。絶えず。終始。*大和‐一四二「一生に男せでやみなむといふことを、よとともにいひける」 ●世に合(あ)う 時を得て世に栄える。時勢に合って時めく。世に用いられる。 ●世に在(あ)り 1 世の中に生きながらえる。この世に生存する。 2 世の人に認められる。世に時めいている。 ●世に=出(い)ず[=出る] 1 この世に現れ出る。仏がこの世の衆生を救うために世に現れる。 2 世間に出る。官職につく。 3 世に知られる。出世する。 4 勘気が許され、再び主君に仕える。 ●世に知(し)らず 普通ではない。世にたぐいがない。世になし。 ●世に仕(つか)える 朝廷に仕える。宮仕えをする。 ●世にとまる 生きながらえる。 ●世に無(な)し 1 世の中にない。この世に生存しない。また、世に存在しない。 2 この世にまたとない。世の中に比べるものがない。非常にすぐれている。 3 世に用いられない。時勢に合わない。世に入れられず零落している。 ●世に無(な)し者(もの) 世に入れられない者。世間から冷遇されている者。また、世間をはばかる者。世捨人。 ●世に似(に)ず 世の中に類がない。世にまたとない。この上もない。 ●世に経(ふ) 1 この世に生きながらえる。この世を暮らし過ごす。 2 俗世にあって暮らす。出家の身ではなく俗人として世を送る。 3 世ごころがつく。男女の情を解する。 ●世に旧(ふ)る 1 世に出て古くなる。世間で珍しくなくなる。 2 結婚の経験がある。 ●世の (「天下周知の」の意から、程度のはなはだしいさまを表す)大変な。この上ない。*竹取「世のかしこき人なりとも」 ●世の覚(おぼ)え 世間の評判。声望。 ●世の親(おや) 世間一般にいる親。 ●世の限(かぎ)り 1 命のある限り。生きている限り。一生涯。 2 この世の終わり。いまわのきわ。臨終。 ●世の=固(かた)め[=重(おも)し] 世の中を治めること。国家の柱石。また、その地位やその人。 ●世の聞(き)こえ 世間の噂(うわさ)や評判。世人のとりざた。 ●世の末(すえ) 1 後々の時代。後世。未来。末の世。 2 晩年。老年。また、不運な身の上。 3 道義がすたれ人情の薄くなった世。末世。 ●世の例(ためし) 1 以前からあって、現在思い出される事柄。また、これから人々の口の端に語りつがれていくであろう事柄。世の前例。また、世の中に手本となる事柄。*源氏‐桐壺「世のためしにもなりぬべき御もてなし也」 2 世のならわし。世のおもむくところ。*徒然草‐一三七「目の前にさびしげになりゆくこそ、世のためしも思ひ知られて哀なれ」 ●世の常(つね) 1 特別ではなく、ごく普通であること。また、そのような時。ひととおり。世間並み。平常。平素。尋常。 2 (言葉などが平凡すぎて、事態を十分に表現できない意から)…というのでは不十分。…どころではないさま。おろか。*源氏‐葵「ただ、それなる御有様に、あさましとは、よのつね也」 ●世の中(なか) 。 ●世の習(なら)い 世間で普通のこと。世間のならわし。世間の習慣。世の常。よならい。 ●世の人(ひと) 現世に生きる人。世間の人。普通一般の人。よひと。せじん。 ●世は張(は)り物(もの) 世渡りをするには、みえを張るのがふつうであるということ。世間は張り物。 ●世は回(まわ)り持(も)ち 貧富などの運命は、固定したものではなくかわるがわる各人にめぐってくるということ。 ●世を出(い)ず 俗世間をのがれ出る。隠遁(いんとん)する。出家する。 ●世を厭(いと)う わずらわしい俗世間をいみきらう。また、その気持から俗世間を避ける。 ●世を倦(う)む この世に生きることにあき、つかれる。生きることがいやになる。多く和歌で、「倦(う)む」の連用形「うみ」と同音の語にかけて用いる。*古今‐六六九「世をうみべたにみるめすくなし」 ●世を籠(こ)める 生い先がまだまだある。年が若く、将来が期待される。 ●世を去る 1 この世を去る。死ぬ。 2 =よ(世)を捨てる。 ●世を知(し)る 1 世の中のことを知る。世情に通じる。また、男女の情がわかる。世心づく。 2 世を治める。国政を執る。 ●世を=捨(す)てる[=背(そむ)く・遁(のが)れる・離れる] 俗世を捨てる。隠遁または出家する。 ●世を保(たも)つ 国を統治する。 ●世を尽(つ)くす 一生を終える。生涯をおくる。 ●世を張(は)る 世間体をつくろう。体裁をつくろって世間を渡る。みえをはる。 ●世を響(とどろ)かす 世間に広く知れわたる。世間の評判となる。 ●世を渡(わた)す 1 衆生を苦海から涅槃(ねはん)へ渡らせる。世の人を救う。済度(さいど)する。 2 隠居して跡目を譲る。 ●世を渡(わた)る 生活する。くらして行く。 よ【四】 1 数の四つのこと。よつ。し。多く名詞の上に付けて用いる。 2 物の数を、声を出して唱えながら数えるときの四をいうことば。 ●四の膳(ぜん) 本膳から第四番目の膳。しのぜん。

●世に合(あ)う🔗🔉

●世に合(あ)う 時を得て世に栄える。時勢に合って時めく。世に用いられる。 ●世に在(あ)り 1 世の中に生きながらえる。この世に生存する。 2 世の人に認められる。世に時めいている。 ●世に=出(い)ず[=出る] 1 この世に現れ出る。仏がこの世の衆生を救うために世に現れる。 2 世間に出る。官職につく。 3 世に知られる。出世する。 4 勘気が許され、再び主君に仕える。 ●世に知(し)らず 普通ではない。世にたぐいがない。世になし。 ●世に仕(つか)える 朝廷に仕える。宮仕えをする。 ●世にとまる 生きながらえる。 ●世に無(な)し 1 世の中にない。この世に生存しない。また、世に存在しない。 2 この世にまたとない。世の中に比べるものがない。非常にすぐれている。 3 世に用いられない。時勢に合わない。世に入れられず零落している。 ●世に無(な)し者(もの) 世に入れられない者。世間から冷遇されている者。また、世間をはばかる者。世捨人。 ●世に似(に)ず 世の中に類がない。世にまたとない。この上もない。 ●世に経(ふ) 1 この世に生きながらえる。この世を暮らし過ごす。 2 俗世にあって暮らす。出家の身ではなく俗人として世を送る。 3 世ごころがつく。男女の情を解する。 ●世に旧(ふ)る 1 世に出て古くなる。世間で珍しくなくなる。 2 結婚の経験がある。 ●世の (「天下周知の」の意から、程度のはなはだしいさまを表す)大変な。この上ない。*竹取「世のかしこき人なりとも」 ●世の覚(おぼ)え 世間の評判。声望。 ●世の親(おや) 世間一般にいる親。 ●世の限(かぎ)り 1 命のある限り。生きている限り。一生涯。 2 この世の終わり。いまわのきわ。臨終。 ●世の=固(かた)め[=重(おも)し] 世の中を治めること。国家の柱石。また、その地位やその人。 ●世の聞(き)こえ 世間の噂(うわさ)や評判。世人のとりざた。 ●世の末(すえ) 1 後々の時代。後世。未来。末の世。 2 晩年。老年。また、不運な身の上。 3 道義がすたれ人情の薄くなった世。末世。 ●世の例(ためし) 1 以前からあって、現在思い出される事柄。また、これから人々の口の端に語りつがれていくであろう事柄。世の前例。また、世の中に手本となる事柄。*源氏‐桐壺「世のためしにもなりぬべき御もてなし也」 2 世のならわし。世のおもむくところ。*徒然草‐一三七「目の前にさびしげになりゆくこそ、世のためしも思ひ知られて哀なれ」 ●世の常(つね) 1 特別ではなく、ごく普通であること。また、そのような時。ひととおり。世間並み。平常。平素。尋常。 2 (言葉などが平凡すぎて、事態を十分に表現できない意から)…というのでは不十分。…どころではないさま。おろか。*源氏‐葵「ただ、それなる御有様に、あさましとは、よのつね也」 ●世の中(なか) 。 ●世の習(なら)い 世間で普通のこと。世間のならわし。世間の習慣。世の常。よならい。 ●世の人(ひと) 現世に生きる人。世間の人。普通一般の人。よひと。せじん。 ●世は張(は)り物(もの) 世渡りをするには、みえを張るのがふつうであるということ。世間は張り物。 ●世は回(まわ)り持(も)ち 貧富などの運命は、固定したものではなくかわるがわる各人にめぐってくるということ。 ●世を出(い)ず 俗世間をのがれ出る。隠遁(いんとん)する。出家する。 ●世を厭(いと)う わずらわしい俗世間をいみきらう。また、その気持から俗世間を避ける。 ●世を倦(う)む この世に生きることにあき、つかれる。生きることがいやになる。多く和歌で、「倦(う)む」の連用形「うみ」と同音の語にかけて用いる。*古今‐六六九「世をうみべたにみるめすくなし」 ●世を籠(こ)める 生い先がまだまだある。年が若く、将来が期待される。 ●世を去る 1 この世を去る。死ぬ。 2 =よ(世)を捨てる。 ●世を知(し)る 1 世の中のことを知る。世情に通じる。また、男女の情がわかる。世心づく。 2 世を治める。国政を執る。 ●世を=捨(す)てる[=背(そむ)く・遁(のが)れる・離れる] 俗世を捨てる。隠遁または出家する。 ●世を保(たも)つ 国を統治する。 ●世を尽(つ)くす 一生を終える。生涯をおくる。 ●世を張(は)る 世間体をつくろう。体裁をつくろって世間を渡る。みえをはる。 ●世を響(とどろ)かす 世間に広く知れわたる。世間の評判となる。 ●世を渡(わた)す 1 衆生を苦海から涅槃(ねはん)へ渡らせる。世の人を救う。済度(さいど)する。 2 隠居して跡目を譲る。 ●世を渡(わた)る 生活する。くらして行く。 よ【四】 1 数の四つのこと。よつ。し。多く名詞の上に付けて用いる。 2 物の数を、声を出して唱えながら数えるときの四をいうことば。 ●四の膳(ぜん) 本膳から第四番目の膳。しのぜん。

●世に在(あ)り🔗🔉

●世に在(あ)り 1 世の中に生きながらえる。この世に生存する。 2 世の人に認められる。世に時めいている。 ●世に=出(い)ず[=出る] 1 この世に現れ出る。仏がこの世の衆生を救うために世に現れる。 2 世間に出る。官職につく。 3 世に知られる。出世する。 4 勘気が許され、再び主君に仕える。 ●世に知(し)らず 普通ではない。世にたぐいがない。世になし。 ●世に仕(つか)える 朝廷に仕える。宮仕えをする。 ●世にとまる 生きながらえる。 ●世に無(な)し 1 世の中にない。この世に生存しない。また、世に存在しない。 2 この世にまたとない。世の中に比べるものがない。非常にすぐれている。 3 世に用いられない。時勢に合わない。世に入れられず零落している。 ●世に無(な)し者(もの) 世に入れられない者。世間から冷遇されている者。また、世間をはばかる者。世捨人。 ●世に似(に)ず 世の中に類がない。世にまたとない。この上もない。 ●世に経(ふ) 1 この世に生きながらえる。この世を暮らし過ごす。 2 俗世にあって暮らす。出家の身ではなく俗人として世を送る。 3 世ごころがつく。男女の情を解する。 ●世に旧(ふ)る 1 世に出て古くなる。世間で珍しくなくなる。 2 結婚の経験がある。 ●世の (「天下周知の」の意から、程度のはなはだしいさまを表す)大変な。この上ない。*竹取「世のかしこき人なりとも」 ●世の覚(おぼ)え 世間の評判。声望。 ●世の親(おや) 世間一般にいる親。 ●世の限(かぎ)り 1 命のある限り。生きている限り。一生涯。 2 この世の終わり。いまわのきわ。臨終。 ●世の=固(かた)め[=重(おも)し] 世の中を治めること。国家の柱石。また、その地位やその人。 ●世の聞(き)こえ 世間の噂(うわさ)や評判。世人のとりざた。 ●世の末(すえ) 1 後々の時代。後世。未来。末の世。 2 晩年。老年。また、不運な身の上。 3 道義がすたれ人情の薄くなった世。末世。 ●世の例(ためし) 1 以前からあって、現在思い出される事柄。また、これから人々の口の端に語りつがれていくであろう事柄。世の前例。また、世の中に手本となる事柄。*源氏‐桐壺「世のためしにもなりぬべき御もてなし也」 2 世のならわし。世のおもむくところ。*徒然草‐一三七「目の前にさびしげになりゆくこそ、世のためしも思ひ知られて哀なれ」 ●世の常(つね) 1 特別ではなく、ごく普通であること。また、そのような時。ひととおり。世間並み。平常。平素。尋常。 2 (言葉などが平凡すぎて、事態を十分に表現できない意から)…というのでは不十分。…どころではないさま。おろか。*源氏‐葵「ただ、それなる御有様に、あさましとは、よのつね也」 ●世の中(なか) 。 ●世の習(なら)い 世間で普通のこと。世間のならわし。世間の習慣。世の常。よならい。 ●世の人(ひと) 現世に生きる人。世間の人。普通一般の人。よひと。せじん。 ●世は張(は)り物(もの) 世渡りをするには、みえを張るのがふつうであるということ。世間は張り物。 ●世は回(まわ)り持(も)ち 貧富などの運命は、固定したものではなくかわるがわる各人にめぐってくるということ。 ●世を出(い)ず 俗世間をのがれ出る。隠遁(いんとん)する。出家する。 ●世を厭(いと)う わずらわしい俗世間をいみきらう。また、その気持から俗世間を避ける。 ●世を倦(う)む この世に生きることにあき、つかれる。生きることがいやになる。多く和歌で、「倦(う)む」の連用形「うみ」と同音の語にかけて用いる。*古今‐六六九「世をうみべたにみるめすくなし」 ●世を籠(こ)める 生い先がまだまだある。年が若く、将来が期待される。 ●世を去る 1 この世を去る。死ぬ。 2 =よ(世)を捨てる。 ●世を知(し)る 1 世の中のことを知る。世情に通じる。また、男女の情がわかる。世心づく。 2 世を治める。国政を執る。 ●世を=捨(す)てる[=背(そむ)く・遁(のが)れる・離れる] 俗世を捨てる。隠遁または出家する。 ●世を保(たも)つ 国を統治する。 ●世を尽(つ)くす 一生を終える。生涯をおくる。 ●世を張(は)る 世間体をつくろう。体裁をつくろって世間を渡る。みえをはる。 ●世を響(とどろ)かす 世間に広く知れわたる。世間の評判となる。 ●世を渡(わた)す 1 衆生を苦海から涅槃(ねはん)へ渡らせる。世の人を救う。済度(さいど)する。 2 隠居して跡目を譲る。 ●世を渡(わた)る 生活する。くらして行く。 よ【四】 1 数の四つのこと。よつ。し。多く名詞の上に付けて用いる。 2 物の数を、声を出して唱えながら数えるときの四をいうことば。 ●四の膳(ぜん) 本膳から第四番目の膳。しのぜん。

●世に=出(い)ず[=出る]🔗🔉

●世に=出(い)ず[=出る] 1 この世に現れ出る。仏がこの世の衆生を救うために世に現れる。 2 世間に出る。官職につく。 3 世に知られる。出世する。 4 勘気が許され、再び主君に仕える。 ●世に知(し)らず 普通ではない。世にたぐいがない。世になし。 ●世に仕(つか)える 朝廷に仕える。宮仕えをする。 ●世にとまる 生きながらえる。 ●世に無(な)し 1 世の中にない。この世に生存しない。また、世に存在しない。 2 この世にまたとない。世の中に比べるものがない。非常にすぐれている。 3 世に用いられない。時勢に合わない。世に入れられず零落している。 ●世に無(な)し者(もの) 世に入れられない者。世間から冷遇されている者。また、世間をはばかる者。世捨人。 ●世に似(に)ず 世の中に類がない。世にまたとない。この上もない。 ●世に経(ふ) 1 この世に生きながらえる。この世を暮らし過ごす。 2 俗世にあって暮らす。出家の身ではなく俗人として世を送る。 3 世ごころがつく。男女の情を解する。 ●世に旧(ふ)る 1 世に出て古くなる。世間で珍しくなくなる。 2 結婚の経験がある。 ●世の (「天下周知の」の意から、程度のはなはだしいさまを表す)大変な。この上ない。*竹取「世のかしこき人なりとも」 ●世の覚(おぼ)え 世間の評判。声望。 ●世の親(おや) 世間一般にいる親。 ●世の限(かぎ)り 1 命のある限り。生きている限り。一生涯。 2 この世の終わり。いまわのきわ。臨終。 ●世の=固(かた)め[=重(おも)し] 世の中を治めること。国家の柱石。また、その地位やその人。 ●世の聞(き)こえ 世間の噂(うわさ)や評判。世人のとりざた。 ●世の末(すえ) 1 後々の時代。後世。未来。末の世。 2 晩年。老年。また、不運な身の上。 3 道義がすたれ人情の薄くなった世。末世。 ●世の例(ためし) 1 以前からあって、現在思い出される事柄。また、これから人々の口の端に語りつがれていくであろう事柄。世の前例。また、世の中に手本となる事柄。*源氏‐桐壺「世のためしにもなりぬべき御もてなし也」 2 世のならわし。世のおもむくところ。*徒然草‐一三七「目の前にさびしげになりゆくこそ、世のためしも思ひ知られて哀なれ」 ●世の常(つね) 1 特別ではなく、ごく普通であること。また、そのような時。ひととおり。世間並み。平常。平素。尋常。 2 (言葉などが平凡すぎて、事態を十分に表現できない意から)…というのでは不十分。…どころではないさま。おろか。*源氏‐葵「ただ、それなる御有様に、あさましとは、よのつね也」 ●世の中(なか) 。 ●世の習(なら)い 世間で普通のこと。世間のならわし。世間の習慣。世の常。よならい。 ●世の人(ひと) 現世に生きる人。世間の人。普通一般の人。よひと。せじん。 ●世は張(は)り物(もの) 世渡りをするには、みえを張るのがふつうであるということ。世間は張り物。 ●世は回(まわ)り持(も)ち 貧富などの運命は、固定したものではなくかわるがわる各人にめぐってくるということ。 ●世を出(い)ず 俗世間をのがれ出る。隠遁(いんとん)する。出家する。 ●世を厭(いと)う わずらわしい俗世間をいみきらう。また、その気持から俗世間を避ける。 ●世を倦(う)む この世に生きることにあき、つかれる。生きることがいやになる。多く和歌で、「倦(う)む」の連用形「うみ」と同音の語にかけて用いる。*古今‐六六九「世をうみべたにみるめすくなし」 ●世を籠(こ)める 生い先がまだまだある。年が若く、将来が期待される。 ●世を去る 1 この世を去る。死ぬ。 2 =よ(世)を捨てる。 ●世を知(し)る 1 世の中のことを知る。世情に通じる。また、男女の情がわかる。世心づく。 2 世を治める。国政を執る。 ●世を=捨(す)てる[=背(そむ)く・遁(のが)れる・離れる] 俗世を捨てる。隠遁または出家する。 ●世を保(たも)つ 国を統治する。 ●世を尽(つ)くす 一生を終える。生涯をおくる。 ●世を張(は)る 世間体をつくろう。体裁をつくろって世間を渡る。みえをはる。 ●世を響(とどろ)かす 世間に広く知れわたる。世間の評判となる。 ●世を渡(わた)す 1 衆生を苦海から涅槃(ねはん)へ渡らせる。世の人を救う。済度(さいど)する。 2 隠居して跡目を譲る。 ●世を渡(わた)る 生活する。くらして行く。 よ【四】 1 数の四つのこと。よつ。し。多く名詞の上に付けて用いる。 2 物の数を、声を出して唱えながら数えるときの四をいうことば。 ●四の膳(ぜん) 本膳から第四番目の膳。しのぜん。

●世に知(し)らず🔗🔉

●世に知(し)らず 普通ではない。世にたぐいがない。世になし。 ●世に仕(つか)える 朝廷に仕える。宮仕えをする。 ●世にとまる 生きながらえる。 ●世に無(な)し 1 世の中にない。この世に生存しない。また、世に存在しない。 2 この世にまたとない。世の中に比べるものがない。非常にすぐれている。 3 世に用いられない。時勢に合わない。世に入れられず零落している。 ●世に無(な)し者(もの) 世に入れられない者。世間から冷遇されている者。また、世間をはばかる者。世捨人。 ●世に似(に)ず 世の中に類がない。世にまたとない。この上もない。 ●世に経(ふ) 1 この世に生きながらえる。この世を暮らし過ごす。 2 俗世にあって暮らす。出家の身ではなく俗人として世を送る。 3 世ごころがつく。男女の情を解する。 ●世に旧(ふ)る 1 世に出て古くなる。世間で珍しくなくなる。 2 結婚の経験がある。 ●世の (「天下周知の」の意から、程度のはなはだしいさまを表す)大変な。この上ない。*竹取「世のかしこき人なりとも」 ●世の覚(おぼ)え 世間の評判。声望。 ●世の親(おや) 世間一般にいる親。 ●世の限(かぎ)り 1 命のある限り。生きている限り。一生涯。 2 この世の終わり。いまわのきわ。臨終。 ●世の=固(かた)め[=重(おも)し] 世の中を治めること。国家の柱石。また、その地位やその人。 ●世の聞(き)こえ 世間の噂(うわさ)や評判。世人のとりざた。 ●世の末(すえ) 1 後々の時代。後世。未来。末の世。 2 晩年。老年。また、不運な身の上。 3 道義がすたれ人情の薄くなった世。末世。 ●世の例(ためし) 1 以前からあって、現在思い出される事柄。また、これから人々の口の端に語りつがれていくであろう事柄。世の前例。また、世の中に手本となる事柄。*源氏‐桐壺「世のためしにもなりぬべき御もてなし也」 2 世のならわし。世のおもむくところ。*徒然草‐一三七「目の前にさびしげになりゆくこそ、世のためしも思ひ知られて哀なれ」 ●世の常(つね) 1 特別ではなく、ごく普通であること。また、そのような時。ひととおり。世間並み。平常。平素。尋常。 2 (言葉などが平凡すぎて、事態を十分に表現できない意から)…というのでは不十分。…どころではないさま。おろか。*源氏‐葵「ただ、それなる御有様に、あさましとは、よのつね也」 ●世の中(なか) 。 ●世の習(なら)い 世間で普通のこと。世間のならわし。世間の習慣。世の常。よならい。 ●世の人(ひと) 現世に生きる人。世間の人。普通一般の人。よひと。せじん。 ●世は張(は)り物(もの) 世渡りをするには、みえを張るのがふつうであるということ。世間は張り物。 ●世は回(まわ)り持(も)ち 貧富などの運命は、固定したものではなくかわるがわる各人にめぐってくるということ。 ●世を出(い)ず 俗世間をのがれ出る。隠遁(いんとん)する。出家する。 ●世を厭(いと)う わずらわしい俗世間をいみきらう。また、その気持から俗世間を避ける。 ●世を倦(う)む この世に生きることにあき、つかれる。生きることがいやになる。多く和歌で、「倦(う)む」の連用形「うみ」と同音の語にかけて用いる。*古今‐六六九「世をうみべたにみるめすくなし」 ●世を籠(こ)める 生い先がまだまだある。年が若く、将来が期待される。 ●世を去る 1 この世を去る。死ぬ。 2 =よ(世)を捨てる。 ●世を知(し)る 1 世の中のことを知る。世情に通じる。また、男女の情がわかる。世心づく。 2 世を治める。国政を執る。 ●世を=捨(す)てる[=背(そむ)く・遁(のが)れる・離れる] 俗世を捨てる。隠遁または出家する。 ●世を保(たも)つ 国を統治する。 ●世を尽(つ)くす 一生を終える。生涯をおくる。 ●世を張(は)る 世間体をつくろう。体裁をつくろって世間を渡る。みえをはる。 ●世を響(とどろ)かす 世間に広く知れわたる。世間の評判となる。 ●世を渡(わた)す 1 衆生を苦海から涅槃(ねはん)へ渡らせる。世の人を救う。済度(さいど)する。 2 隠居して跡目を譲る。 ●世を渡(わた)る 生活する。くらして行く。 よ【四】 1 数の四つのこと。よつ。し。多く名詞の上に付けて用いる。 2 物の数を、声を出して唱えながら数えるときの四をいうことば。 ●四の膳(ぜん) 本膳から第四番目の膳。しのぜん。

●世に仕(つか)える🔗🔉

●世に仕(つか)える 朝廷に仕える。宮仕えをする。 ●世にとまる 生きながらえる。 ●世に無(な)し 1 世の中にない。この世に生存しない。また、世に存在しない。 2 この世にまたとない。世の中に比べるものがない。非常にすぐれている。 3 世に用いられない。時勢に合わない。世に入れられず零落している。 ●世に無(な)し者(もの) 世に入れられない者。世間から冷遇されている者。また、世間をはばかる者。世捨人。 ●世に似(に)ず 世の中に類がない。世にまたとない。この上もない。 ●世に経(ふ) 1 この世に生きながらえる。この世を暮らし過ごす。 2 俗世にあって暮らす。出家の身ではなく俗人として世を送る。 3 世ごころがつく。男女の情を解する。 ●世に旧(ふ)る 1 世に出て古くなる。世間で珍しくなくなる。 2 結婚の経験がある。 ●世の (「天下周知の」の意から、程度のはなはだしいさまを表す)大変な。この上ない。*竹取「世のかしこき人なりとも」 ●世の覚(おぼ)え 世間の評判。声望。 ●世の親(おや) 世間一般にいる親。 ●世の限(かぎ)り 1 命のある限り。生きている限り。一生涯。 2 この世の終わり。いまわのきわ。臨終。 ●世の=固(かた)め[=重(おも)し] 世の中を治めること。国家の柱石。また、その地位やその人。 ●世の聞(き)こえ 世間の噂(うわさ)や評判。世人のとりざた。 ●世の末(すえ) 1 後々の時代。後世。未来。末の世。 2 晩年。老年。また、不運な身の上。 3 道義がすたれ人情の薄くなった世。末世。 ●世の例(ためし) 1 以前からあって、現在思い出される事柄。また、これから人々の口の端に語りつがれていくであろう事柄。世の前例。また、世の中に手本となる事柄。*源氏‐桐壺「世のためしにもなりぬべき御もてなし也」 2 世のならわし。世のおもむくところ。*徒然草‐一三七「目の前にさびしげになりゆくこそ、世のためしも思ひ知られて哀なれ」 ●世の常(つね) 1 特別ではなく、ごく普通であること。また、そのような時。ひととおり。世間並み。平常。平素。尋常。 2 (言葉などが平凡すぎて、事態を十分に表現できない意から)…というのでは不十分。…どころではないさま。おろか。*源氏‐葵「ただ、それなる御有様に、あさましとは、よのつね也」 ●世の中(なか) 。 ●世の習(なら)い 世間で普通のこと。世間のならわし。世間の習慣。世の常。よならい。 ●世の人(ひと) 現世に生きる人。世間の人。普通一般の人。よひと。せじん。 ●世は張(は)り物(もの) 世渡りをするには、みえを張るのがふつうであるということ。世間は張り物。 ●世は回(まわ)り持(も)ち 貧富などの運命は、固定したものではなくかわるがわる各人にめぐってくるということ。 ●世を出(い)ず 俗世間をのがれ出る。隠遁(いんとん)する。出家する。 ●世を厭(いと)う わずらわしい俗世間をいみきらう。また、その気持から俗世間を避ける。 ●世を倦(う)む この世に生きることにあき、つかれる。生きることがいやになる。多く和歌で、「倦(う)む」の連用形「うみ」と同音の語にかけて用いる。*古今‐六六九「世をうみべたにみるめすくなし」 ●世を籠(こ)める 生い先がまだまだある。年が若く、将来が期待される。 ●世を去る 1 この世を去る。死ぬ。 2 =よ(世)を捨てる。 ●世を知(し)る 1 世の中のことを知る。世情に通じる。また、男女の情がわかる。世心づく。 2 世を治める。国政を執る。 ●世を=捨(す)てる[=背(そむ)く・遁(のが)れる・離れる] 俗世を捨てる。隠遁または出家する。 ●世を保(たも)つ 国を統治する。 ●世を尽(つ)くす 一生を終える。生涯をおくる。 ●世を張(は)る 世間体をつくろう。体裁をつくろって世間を渡る。みえをはる。 ●世を響(とどろ)かす 世間に広く知れわたる。世間の評判となる。 ●世を渡(わた)す 1 衆生を苦海から涅槃(ねはん)へ渡らせる。世の人を救う。済度(さいど)する。 2 隠居して跡目を譲る。 ●世を渡(わた)る 生活する。くらして行く。 よ【四】 1 数の四つのこと。よつ。し。多く名詞の上に付けて用いる。 2 物の数を、声を出して唱えながら数えるときの四をいうことば。 ●四の膳(ぜん) 本膳から第四番目の膳。しのぜん。

●世にとまる🔗🔉

●世にとまる 生きながらえる。 ●世に無(な)し 1 世の中にない。この世に生存しない。また、世に存在しない。 2 この世にまたとない。世の中に比べるものがない。非常にすぐれている。 3 世に用いられない。時勢に合わない。世に入れられず零落している。 ●世に無(な)し者(もの) 世に入れられない者。世間から冷遇されている者。また、世間をはばかる者。世捨人。 ●世に似(に)ず 世の中に類がない。世にまたとない。この上もない。 ●世に経(ふ) 1 この世に生きながらえる。この世を暮らし過ごす。 2 俗世にあって暮らす。出家の身ではなく俗人として世を送る。 3 世ごころがつく。男女の情を解する。 ●世に旧(ふ)る 1 世に出て古くなる。世間で珍しくなくなる。 2 結婚の経験がある。 ●世の (「天下周知の」の意から、程度のはなはだしいさまを表す)大変な。この上ない。*竹取「世のかしこき人なりとも」 ●世の覚(おぼ)え 世間の評判。声望。 ●世の親(おや) 世間一般にいる親。 ●世の限(かぎ)り 1 命のある限り。生きている限り。一生涯。 2 この世の終わり。いまわのきわ。臨終。 ●世の=固(かた)め[=重(おも)し] 世の中を治めること。国家の柱石。また、その地位やその人。 ●世の聞(き)こえ 世間の噂(うわさ)や評判。世人のとりざた。 ●世の末(すえ) 1 後々の時代。後世。未来。末の世。 2 晩年。老年。また、不運な身の上。 3 道義がすたれ人情の薄くなった世。末世。 ●世の例(ためし) 1 以前からあって、現在思い出される事柄。また、これから人々の口の端に語りつがれていくであろう事柄。世の前例。また、世の中に手本となる事柄。*源氏‐桐壺「世のためしにもなりぬべき御もてなし也」 2 世のならわし。世のおもむくところ。*徒然草‐一三七「目の前にさびしげになりゆくこそ、世のためしも思ひ知られて哀なれ」 ●世の常(つね) 1 特別ではなく、ごく普通であること。また、そのような時。ひととおり。世間並み。平常。平素。尋常。 2 (言葉などが平凡すぎて、事態を十分に表現できない意から)…というのでは不十分。…どころではないさま。おろか。*源氏‐葵「ただ、それなる御有様に、あさましとは、よのつね也」 ●世の中(なか) 。 ●世の習(なら)い 世間で普通のこと。世間のならわし。世間の習慣。世の常。よならい。 ●世の人(ひと) 現世に生きる人。世間の人。普通一般の人。よひと。せじん。 ●世は張(は)り物(もの) 世渡りをするには、みえを張るのがふつうであるということ。世間は張り物。 ●世は回(まわ)り持(も)ち 貧富などの運命は、固定したものではなくかわるがわる各人にめぐってくるということ。 ●世を出(い)ず 俗世間をのがれ出る。隠遁(いんとん)する。出家する。 ●世を厭(いと)う わずらわしい俗世間をいみきらう。また、その気持から俗世間を避ける。 ●世を倦(う)む この世に生きることにあき、つかれる。生きることがいやになる。多く和歌で、「倦(う)む」の連用形「うみ」と同音の語にかけて用いる。*古今‐六六九「世をうみべたにみるめすくなし」 ●世を籠(こ)める 生い先がまだまだある。年が若く、将来が期待される。 ●世を去る 1 この世を去る。死ぬ。 2 =よ(世)を捨てる。 ●世を知(し)る 1 世の中のことを知る。世情に通じる。また、男女の情がわかる。世心づく。 2 世を治める。国政を執る。 ●世を=捨(す)てる[=背(そむ)く・遁(のが)れる・離れる] 俗世を捨てる。隠遁または出家する。 ●世を保(たも)つ 国を統治する。 ●世を尽(つ)くす 一生を終える。生涯をおくる。 ●世を張(は)る 世間体をつくろう。体裁をつくろって世間を渡る。みえをはる。 ●世を響(とどろ)かす 世間に広く知れわたる。世間の評判となる。 ●世を渡(わた)す 1 衆生を苦海から涅槃(ねはん)へ渡らせる。世の人を救う。済度(さいど)する。 2 隠居して跡目を譲る。 ●世を渡(わた)る 生活する。くらして行く。 よ【四】 1 数の四つのこと。よつ。し。多く名詞の上に付けて用いる。 2 物の数を、声を出して唱えながら数えるときの四をいうことば。 ●四の膳(ぜん) 本膳から第四番目の膳。しのぜん。

●世に無(な)し🔗🔉

●世に無(な)し 1 世の中にない。この世に生存しない。また、世に存在しない。 2 この世にまたとない。世の中に比べるものがない。非常にすぐれている。 3 世に用いられない。時勢に合わない。世に入れられず零落している。 ●世に無(な)し者(もの) 世に入れられない者。世間から冷遇されている者。また、世間をはばかる者。世捨人。 ●世に似(に)ず 世の中に類がない。世にまたとない。この上もない。 ●世に経(ふ) 1 この世に生きながらえる。この世を暮らし過ごす。 2 俗世にあって暮らす。出家の身ではなく俗人として世を送る。 3 世ごころがつく。男女の情を解する。 ●世に旧(ふ)る 1 世に出て古くなる。世間で珍しくなくなる。 2 結婚の経験がある。 ●世の (「天下周知の」の意から、程度のはなはだしいさまを表す)大変な。この上ない。*竹取「世のかしこき人なりとも」 ●世の覚(おぼ)え 世間の評判。声望。 ●世の親(おや) 世間一般にいる親。 ●世の限(かぎ)り 1 命のある限り。生きている限り。一生涯。 2 この世の終わり。いまわのきわ。臨終。 ●世の=固(かた)め[=重(おも)し] 世の中を治めること。国家の柱石。また、その地位やその人。 ●世の聞(き)こえ 世間の噂(うわさ)や評判。世人のとりざた。 ●世の末(すえ) 1 後々の時代。後世。未来。末の世。 2 晩年。老年。また、不運な身の上。 3 道義がすたれ人情の薄くなった世。末世。 ●世の例(ためし) 1 以前からあって、現在思い出される事柄。また、これから人々の口の端に語りつがれていくであろう事柄。世の前例。また、世の中に手本となる事柄。*源氏‐桐壺「世のためしにもなりぬべき御もてなし也」 2 世のならわし。世のおもむくところ。*徒然草‐一三七「目の前にさびしげになりゆくこそ、世のためしも思ひ知られて哀なれ」 ●世の常(つね) 1 特別ではなく、ごく普通であること。また、そのような時。ひととおり。世間並み。平常。平素。尋常。 2 (言葉などが平凡すぎて、事態を十分に表現できない意から)…というのでは不十分。…どころではないさま。おろか。*源氏‐葵「ただ、それなる御有様に、あさましとは、よのつね也」 ●世の中(なか) 。 ●世の習(なら)い 世間で普通のこと。世間のならわし。世間の習慣。世の常。よならい。 ●世の人(ひと) 現世に生きる人。世間の人。普通一般の人。よひと。せじん。 ●世は張(は)り物(もの) 世渡りをするには、みえを張るのがふつうであるということ。世間は張り物。 ●世は回(まわ)り持(も)ち 貧富などの運命は、固定したものではなくかわるがわる各人にめぐってくるということ。 ●世を出(い)ず 俗世間をのがれ出る。隠遁(いんとん)する。出家する。 ●世を厭(いと)う わずらわしい俗世間をいみきらう。また、その気持から俗世間を避ける。 ●世を倦(う)む この世に生きることにあき、つかれる。生きることがいやになる。多く和歌で、「倦(う)む」の連用形「うみ」と同音の語にかけて用いる。*古今‐六六九「世をうみべたにみるめすくなし」 ●世を籠(こ)める 生い先がまだまだある。年が若く、将来が期待される。 ●世を去る 1 この世を去る。死ぬ。 2 =よ(世)を捨てる。 ●世を知(し)る 1 世の中のことを知る。世情に通じる。また、男女の情がわかる。世心づく。 2 世を治める。国政を執る。 ●世を=捨(す)てる[=背(そむ)く・遁(のが)れる・離れる] 俗世を捨てる。隠遁または出家する。 ●世を保(たも)つ 国を統治する。 ●世を尽(つ)くす 一生を終える。生涯をおくる。 ●世を張(は)る 世間体をつくろう。体裁をつくろって世間を渡る。みえをはる。 ●世を響(とどろ)かす 世間に広く知れわたる。世間の評判となる。 ●世を渡(わた)す 1 衆生を苦海から涅槃(ねはん)へ渡らせる。世の人を救う。済度(さいど)する。 2 隠居して跡目を譲る。 ●世を渡(わた)る 生活する。くらして行く。 よ【四】 1 数の四つのこと。よつ。し。多く名詞の上に付けて用いる。 2 物の数を、声を出して唱えながら数えるときの四をいうことば。 ●四の膳(ぜん) 本膳から第四番目の膳。しのぜん。

●世に無(な)し者(もの)🔗🔉

●世に無(な)し者(もの) 世に入れられない者。世間から冷遇されている者。また、世間をはばかる者。世捨人。 ●世に似(に)ず 世の中に類がない。世にまたとない。この上もない。 ●世に経(ふ) 1 この世に生きながらえる。この世を暮らし過ごす。 2 俗世にあって暮らす。出家の身ではなく俗人として世を送る。 3 世ごころがつく。男女の情を解する。 ●世に旧(ふ)る 1 世に出て古くなる。世間で珍しくなくなる。 2 結婚の経験がある。 ●世の (「天下周知の」の意から、程度のはなはだしいさまを表す)大変な。この上ない。*竹取「世のかしこき人なりとも」 ●世の覚(おぼ)え 世間の評判。声望。 ●世の親(おや) 世間一般にいる親。 ●世の限(かぎ)り 1 命のある限り。生きている限り。一生涯。 2 この世の終わり。いまわのきわ。臨終。 ●世の=固(かた)め[=重(おも)し] 世の中を治めること。国家の柱石。また、その地位やその人。 ●世の聞(き)こえ 世間の噂(うわさ)や評判。世人のとりざた。 ●世の末(すえ) 1 後々の時代。後世。未来。末の世。 2 晩年。老年。また、不運な身の上。 3 道義がすたれ人情の薄くなった世。末世。 ●世の例(ためし) 1 以前からあって、現在思い出される事柄。また、これから人々の口の端に語りつがれていくであろう事柄。世の前例。また、世の中に手本となる事柄。*源氏‐桐壺「世のためしにもなりぬべき御もてなし也」 2 世のならわし。世のおもむくところ。*徒然草‐一三七「目の前にさびしげになりゆくこそ、世のためしも思ひ知られて哀なれ」 ●世の常(つね) 1 特別ではなく、ごく普通であること。また、そのような時。ひととおり。世間並み。平常。平素。尋常。 2 (言葉などが平凡すぎて、事態を十分に表現できない意から)…というのでは不十分。…どころではないさま。おろか。*源氏‐葵「ただ、それなる御有様に、あさましとは、よのつね也」 ●世の中(なか) 。 ●世の習(なら)い 世間で普通のこと。世間のならわし。世間の習慣。世の常。よならい。 ●世の人(ひと) 現世に生きる人。世間の人。普通一般の人。よひと。せじん。 ●世は張(は)り物(もの) 世渡りをするには、みえを張るのがふつうであるということ。世間は張り物。 ●世は回(まわ)り持(も)ち 貧富などの運命は、固定したものではなくかわるがわる各人にめぐってくるということ。 ●世を出(い)ず 俗世間をのがれ出る。隠遁(いんとん)する。出家する。 ●世を厭(いと)う わずらわしい俗世間をいみきらう。また、その気持から俗世間を避ける。 ●世を倦(う)む この世に生きることにあき、つかれる。生きることがいやになる。多く和歌で、「倦(う)む」の連用形「うみ」と同音の語にかけて用いる。*古今‐六六九「世をうみべたにみるめすくなし」 ●世を籠(こ)める 生い先がまだまだある。年が若く、将来が期待される。 ●世を去る 1 この世を去る。死ぬ。 2 =よ(世)を捨てる。 ●世を知(し)る 1 世の中のことを知る。世情に通じる。また、男女の情がわかる。世心づく。 2 世を治める。国政を執る。 ●世を=捨(す)てる[=背(そむ)く・遁(のが)れる・離れる] 俗世を捨てる。隠遁または出家する。 ●世を保(たも)つ 国を統治する。 ●世を尽(つ)くす 一生を終える。生涯をおくる。 ●世を張(は)る 世間体をつくろう。体裁をつくろって世間を渡る。みえをはる。 ●世を響(とどろ)かす 世間に広く知れわたる。世間の評判となる。 ●世を渡(わた)す 1 衆生を苦海から涅槃(ねはん)へ渡らせる。世の人を救う。済度(さいど)する。 2 隠居して跡目を譲る。 ●世を渡(わた)る 生活する。くらして行く。 よ【四】 1 数の四つのこと。よつ。し。多く名詞の上に付けて用いる。 2 物の数を、声を出して唱えながら数えるときの四をいうことば。 ●四の膳(ぜん) 本膳から第四番目の膳。しのぜん。

●世に似(に)ず🔗🔉

●世に似(に)ず 世の中に類がない。世にまたとない。この上もない。 ●世に経(ふ) 1 この世に生きながらえる。この世を暮らし過ごす。 2 俗世にあって暮らす。出家の身ではなく俗人として世を送る。 3 世ごころがつく。男女の情を解する。 ●世に旧(ふ)る 1 世に出て古くなる。世間で珍しくなくなる。 2 結婚の経験がある。 ●世の (「天下周知の」の意から、程度のはなはだしいさまを表す)大変な。この上ない。*竹取「世のかしこき人なりとも」 ●世の覚(おぼ)え 世間の評判。声望。 ●世の親(おや) 世間一般にいる親。 ●世の限(かぎ)り 1 命のある限り。生きている限り。一生涯。 2 この世の終わり。いまわのきわ。臨終。 ●世の=固(かた)め[=重(おも)し] 世の中を治めること。国家の柱石。また、その地位やその人。 ●世の聞(き)こえ 世間の噂(うわさ)や評判。世人のとりざた。 ●世の末(すえ) 1 後々の時代。後世。未来。末の世。 2 晩年。老年。また、不運な身の上。 3 道義がすたれ人情の薄くなった世。末世。 ●世の例(ためし) 1 以前からあって、現在思い出される事柄。また、これから人々の口の端に語りつがれていくであろう事柄。世の前例。また、世の中に手本となる事柄。*源氏‐桐壺「世のためしにもなりぬべき御もてなし也」 2 世のならわし。世のおもむくところ。*徒然草‐一三七「目の前にさびしげになりゆくこそ、世のためしも思ひ知られて哀なれ」 ●世の常(つね) 1 特別ではなく、ごく普通であること。また、そのような時。ひととおり。世間並み。平常。平素。尋常。 2 (言葉などが平凡すぎて、事態を十分に表現できない意から)…というのでは不十分。…どころではないさま。おろか。*源氏‐葵「ただ、それなる御有様に、あさましとは、よのつね也」 ●世の中(なか) 。 ●世の習(なら)い 世間で普通のこと。世間のならわし。世間の習慣。世の常。よならい。 ●世の人(ひと) 現世に生きる人。世間の人。普通一般の人。よひと。せじん。 ●世は張(は)り物(もの) 世渡りをするには、みえを張るのがふつうであるということ。世間は張り物。 ●世は回(まわ)り持(も)ち 貧富などの運命は、固定したものではなくかわるがわる各人にめぐってくるということ。 ●世を出(い)ず 俗世間をのがれ出る。隠遁(いんとん)する。出家する。 ●世を厭(いと)う わずらわしい俗世間をいみきらう。また、その気持から俗世間を避ける。 ●世を倦(う)む この世に生きることにあき、つかれる。生きることがいやになる。多く和歌で、「倦(う)む」の連用形「うみ」と同音の語にかけて用いる。*古今‐六六九「世をうみべたにみるめすくなし」 ●世を籠(こ)める 生い先がまだまだある。年が若く、将来が期待される。 ●世を去る 1 この世を去る。死ぬ。 2 =よ(世)を捨てる。 ●世を知(し)る 1 世の中のことを知る。世情に通じる。また、男女の情がわかる。世心づく。 2 世を治める。国政を執る。 ●世を=捨(す)てる[=背(そむ)く・遁(のが)れる・離れる] 俗世を捨てる。隠遁または出家する。 ●世を保(たも)つ 国を統治する。 ●世を尽(つ)くす 一生を終える。生涯をおくる。 ●世を張(は)る 世間体をつくろう。体裁をつくろって世間を渡る。みえをはる。 ●世を響(とどろ)かす 世間に広く知れわたる。世間の評判となる。 ●世を渡(わた)す 1 衆生を苦海から涅槃(ねはん)へ渡らせる。世の人を救う。済度(さいど)する。 2 隠居して跡目を譲る。 ●世を渡(わた)る 生活する。くらして行く。 よ【四】 1 数の四つのこと。よつ。し。多く名詞の上に付けて用いる。 2 物の数を、声を出して唱えながら数えるときの四をいうことば。 ●四の膳(ぜん) 本膳から第四番目の膳。しのぜん。

●世に経(ふ)🔗🔉

●世に経(ふ) 1 この世に生きながらえる。この世を暮らし過ごす。 2 俗世にあって暮らす。出家の身ではなく俗人として世を送る。 3 世ごころがつく。男女の情を解する。 ●世に旧(ふ)る 1 世に出て古くなる。世間で珍しくなくなる。 2 結婚の経験がある。 ●世の (「天下周知の」の意から、程度のはなはだしいさまを表す)大変な。この上ない。*竹取「世のかしこき人なりとも」 ●世の覚(おぼ)え 世間の評判。声望。 ●世の親(おや) 世間一般にいる親。 ●世の限(かぎ)り 1 命のある限り。生きている限り。一生涯。 2 この世の終わり。いまわのきわ。臨終。 ●世の=固(かた)め[=重(おも)し] 世の中を治めること。国家の柱石。また、その地位やその人。 ●世の聞(き)こえ 世間の噂(うわさ)や評判。世人のとりざた。 ●世の末(すえ) 1 後々の時代。後世。未来。末の世。 2 晩年。老年。また、不運な身の上。 3 道義がすたれ人情の薄くなった世。末世。 ●世の例(ためし) 1 以前からあって、現在思い出される事柄。また、これから人々の口の端に語りつがれていくであろう事柄。世の前例。また、世の中に手本となる事柄。*源氏‐桐壺「世のためしにもなりぬべき御もてなし也」 2 世のならわし。世のおもむくところ。*徒然草‐一三七「目の前にさびしげになりゆくこそ、世のためしも思ひ知られて哀なれ」 ●世の常(つね) 1 特別ではなく、ごく普通であること。また、そのような時。ひととおり。世間並み。平常。平素。尋常。 2 (言葉などが平凡すぎて、事態を十分に表現できない意から)…というのでは不十分。…どころではないさま。おろか。*源氏‐葵「ただ、それなる御有様に、あさましとは、よのつね也」 ●世の中(なか) 。 ●世の習(なら)い 世間で普通のこと。世間のならわし。世間の習慣。世の常。よならい。 ●世の人(ひと) 現世に生きる人。世間の人。普通一般の人。よひと。せじん。 ●世は張(は)り物(もの) 世渡りをするには、みえを張るのがふつうであるということ。世間は張り物。 ●世は回(まわ)り持(も)ち 貧富などの運命は、固定したものではなくかわるがわる各人にめぐってくるということ。 ●世を出(い)ず 俗世間をのがれ出る。隠遁(いんとん)する。出家する。 ●世を厭(いと)う わずらわしい俗世間をいみきらう。また、その気持から俗世間を避ける。 ●世を倦(う)む この世に生きることにあき、つかれる。生きることがいやになる。多く和歌で、「倦(う)む」の連用形「うみ」と同音の語にかけて用いる。*古今‐六六九「世をうみべたにみるめすくなし」 ●世を籠(こ)める 生い先がまだまだある。年が若く、将来が期待される。 ●世を去る 1 この世を去る。死ぬ。 2 =よ(世)を捨てる。 ●世を知(し)る 1 世の中のことを知る。世情に通じる。また、男女の情がわかる。世心づく。 2 世を治める。国政を執る。 ●世を=捨(す)てる[=背(そむ)く・遁(のが)れる・離れる] 俗世を捨てる。隠遁または出家する。 ●世を保(たも)つ 国を統治する。 ●世を尽(つ)くす 一生を終える。生涯をおくる。 ●世を張(は)る 世間体をつくろう。体裁をつくろって世間を渡る。みえをはる。 ●世を響(とどろ)かす 世間に広く知れわたる。世間の評判となる。 ●世を渡(わた)す 1 衆生を苦海から涅槃(ねはん)へ渡らせる。世の人を救う。済度(さいど)する。 2 隠居して跡目を譲る。 ●世を渡(わた)る 生活する。くらして行く。 よ【四】 1 数の四つのこと。よつ。し。多く名詞の上に付けて用いる。 2 物の数を、声を出して唱えながら数えるときの四をいうことば。 ●四の膳(ぜん) 本膳から第四番目の膳。しのぜん。

●世に旧(ふ)る🔗🔉

●世に旧(ふ)る 1 世に出て古くなる。世間で珍しくなくなる。 2 結婚の経験がある。 ●世の (「天下周知の」の意から、程度のはなはだしいさまを表す)大変な。この上ない。*竹取「世のかしこき人なりとも」 ●世の覚(おぼ)え 世間の評判。声望。 ●世の親(おや) 世間一般にいる親。 ●世の限(かぎ)り 1 命のある限り。生きている限り。一生涯。 2 この世の終わり。いまわのきわ。臨終。 ●世の=固(かた)め[=重(おも)し] 世の中を治めること。国家の柱石。また、その地位やその人。 ●世の聞(き)こえ 世間の噂(うわさ)や評判。世人のとりざた。 ●世の末(すえ) 1 後々の時代。後世。未来。末の世。 2 晩年。老年。また、不運な身の上。 3 道義がすたれ人情の薄くなった世。末世。 ●世の例(ためし) 1 以前からあって、現在思い出される事柄。また、これから人々の口の端に語りつがれていくであろう事柄。世の前例。また、世の中に手本となる事柄。*源氏‐桐壺「世のためしにもなりぬべき御もてなし也」 2 世のならわし。世のおもむくところ。*徒然草‐一三七「目の前にさびしげになりゆくこそ、世のためしも思ひ知られて哀なれ」 ●世の常(つね) 1 特別ではなく、ごく普通であること。また、そのような時。ひととおり。世間並み。平常。平素。尋常。 2 (言葉などが平凡すぎて、事態を十分に表現できない意から)…というのでは不十分。…どころではないさま。おろか。*源氏‐葵「ただ、それなる御有様に、あさましとは、よのつね也」 ●世の中(なか) 。 ●世の習(なら)い 世間で普通のこと。世間のならわし。世間の習慣。世の常。よならい。 ●世の人(ひと) 現世に生きる人。世間の人。普通一般の人。よひと。せじん。 ●世は張(は)り物(もの) 世渡りをするには、みえを張るのがふつうであるということ。世間は張り物。 ●世は回(まわ)り持(も)ち 貧富などの運命は、固定したものではなくかわるがわる各人にめぐってくるということ。 ●世を出(い)ず 俗世間をのがれ出る。隠遁(いんとん)する。出家する。 ●世を厭(いと)う わずらわしい俗世間をいみきらう。また、その気持から俗世間を避ける。 ●世を倦(う)む この世に生きることにあき、つかれる。生きることがいやになる。多く和歌で、「倦(う)む」の連用形「うみ」と同音の語にかけて用いる。*古今‐六六九「世をうみべたにみるめすくなし」 ●世を籠(こ)める 生い先がまだまだある。年が若く、将来が期待される。 ●世を去る 1 この世を去る。死ぬ。 2 =よ(世)を捨てる。 ●世を知(し)る 1 世の中のことを知る。世情に通じる。また、男女の情がわかる。世心づく。 2 世を治める。国政を執る。 ●世を=捨(す)てる[=背(そむ)く・遁(のが)れる・離れる] 俗世を捨てる。隠遁または出家する。 ●世を保(たも)つ 国を統治する。 ●世を尽(つ)くす 一生を終える。生涯をおくる。 ●世を張(は)る 世間体をつくろう。体裁をつくろって世間を渡る。みえをはる。 ●世を響(とどろ)かす 世間に広く知れわたる。世間の評判となる。 ●世を渡(わた)す 1 衆生を苦海から涅槃(ねはん)へ渡らせる。世の人を救う。済度(さいど)する。 2 隠居して跡目を譲る。 ●世を渡(わた)る 生活する。くらして行く。 よ【四】 1 数の四つのこと。よつ。し。多く名詞の上に付けて用いる。 2 物の数を、声を出して唱えながら数えるときの四をいうことば。 ●四の膳(ぜん) 本膳から第四番目の膳。しのぜん。

●世の🔗🔉

●世の (「天下周知の」の意から、程度のはなはだしいさまを表す)大変な。この上ない。*竹取「世のかしこき人なりとも」 ●世の覚(おぼ)え 世間の評判。声望。 ●世の親(おや) 世間一般にいる親。 ●世の限(かぎ)り 1 命のある限り。生きている限り。一生涯。 2 この世の終わり。いまわのきわ。臨終。 ●世の=固(かた)め[=重(おも)し] 世の中を治めること。国家の柱石。また、その地位やその人。 ●世の聞(き)こえ 世間の噂(うわさ)や評判。世人のとりざた。 ●世の末(すえ) 1 後々の時代。後世。未来。末の世。 2 晩年。老年。また、不運な身の上。 3 道義がすたれ人情の薄くなった世。末世。 ●世の例(ためし) 1 以前からあって、現在思い出される事柄。また、これから人々の口の端に語りつがれていくであろう事柄。世の前例。また、世の中に手本となる事柄。*源氏‐桐壺「世のためしにもなりぬべき御もてなし也」 2 世のならわし。世のおもむくところ。*徒然草‐一三七「目の前にさびしげになりゆくこそ、世のためしも思ひ知られて哀なれ」 ●世の常(つね) 1 特別ではなく、ごく普通であること。また、そのような時。ひととおり。世間並み。平常。平素。尋常。 2 (言葉などが平凡すぎて、事態を十分に表現できない意から)…というのでは不十分。…どころではないさま。おろか。*源氏‐葵「ただ、それなる御有様に、あさましとは、よのつね也」 ●世の中(なか) 。 ●世の習(なら)い 世間で普通のこと。世間のならわし。世間の習慣。世の常。よならい。 ●世の人(ひと) 現世に生きる人。世間の人。普通一般の人。よひと。せじん。 ●世は張(は)り物(もの) 世渡りをするには、みえを張るのがふつうであるということ。世間は張り物。 ●世は回(まわ)り持(も)ち 貧富などの運命は、固定したものではなくかわるがわる各人にめぐってくるということ。 ●世を出(い)ず 俗世間をのがれ出る。隠遁(いんとん)する。出家する。 ●世を厭(いと)う わずらわしい俗世間をいみきらう。また、その気持から俗世間を避ける。 ●世を倦(う)む この世に生きることにあき、つかれる。生きることがいやになる。多く和歌で、「倦(う)む」の連用形「うみ」と同音の語にかけて用いる。*古今‐六六九「世をうみべたにみるめすくなし」 ●世を籠(こ)める 生い先がまだまだある。年が若く、将来が期待される。 ●世を去る 1 この世を去る。死ぬ。 2 =よ(世)を捨てる。 ●世を知(し)る 1 世の中のことを知る。世情に通じる。また、男女の情がわかる。世心づく。 2 世を治める。国政を執る。 ●世を=捨(す)てる[=背(そむ)く・遁(のが)れる・離れる] 俗世を捨てる。隠遁または出家する。 ●世を保(たも)つ 国を統治する。 ●世を尽(つ)くす 一生を終える。生涯をおくる。 ●世を張(は)る 世間体をつくろう。体裁をつくろって世間を渡る。みえをはる。 ●世を響(とどろ)かす 世間に広く知れわたる。世間の評判となる。 ●世を渡(わた)す 1 衆生を苦海から涅槃(ねはん)へ渡らせる。世の人を救う。済度(さいど)する。 2 隠居して跡目を譲る。 ●世を渡(わた)る 生活する。くらして行く。 よ【四】 1 数の四つのこと。よつ。し。多く名詞の上に付けて用いる。 2 物の数を、声を出して唱えながら数えるときの四をいうことば。 ●四の膳(ぜん) 本膳から第四番目の膳。しのぜん。

●世の覚(おぼ)え🔗🔉

●世の覚(おぼ)え 世間の評判。声望。 ●世の親(おや) 世間一般にいる親。 ●世の限(かぎ)り 1 命のある限り。生きている限り。一生涯。 2 この世の終わり。いまわのきわ。臨終。 ●世の=固(かた)め[=重(おも)し] 世の中を治めること。国家の柱石。また、その地位やその人。 ●世の聞(き)こえ 世間の噂(うわさ)や評判。世人のとりざた。 ●世の末(すえ) 1 後々の時代。後世。未来。末の世。 2 晩年。老年。また、不運な身の上。 3 道義がすたれ人情の薄くなった世。末世。 ●世の例(ためし) 1 以前からあって、現在思い出される事柄。また、これから人々の口の端に語りつがれていくであろう事柄。世の前例。また、世の中に手本となる事柄。*源氏‐桐壺「世のためしにもなりぬべき御もてなし也」 2 世のならわし。世のおもむくところ。*徒然草‐一三七「目の前にさびしげになりゆくこそ、世のためしも思ひ知られて哀なれ」 ●世の常(つね) 1 特別ではなく、ごく普通であること。また、そのような時。ひととおり。世間並み。平常。平素。尋常。 2 (言葉などが平凡すぎて、事態を十分に表現できない意から)…というのでは不十分。…どころではないさま。おろか。*源氏‐葵「ただ、それなる御有様に、あさましとは、よのつね也」 ●世の中(なか) 。 ●世の習(なら)い 世間で普通のこと。世間のならわし。世間の習慣。世の常。よならい。 ●世の人(ひと) 現世に生きる人。世間の人。普通一般の人。よひと。せじん。 ●世は張(は)り物(もの) 世渡りをするには、みえを張るのがふつうであるということ。世間は張り物。 ●世は回(まわ)り持(も)ち 貧富などの運命は、固定したものではなくかわるがわる各人にめぐってくるということ。 ●世を出(い)ず 俗世間をのがれ出る。隠遁(いんとん)する。出家する。 ●世を厭(いと)う わずらわしい俗世間をいみきらう。また、その気持から俗世間を避ける。 ●世を倦(う)む この世に生きることにあき、つかれる。生きることがいやになる。多く和歌で、「倦(う)む」の連用形「うみ」と同音の語にかけて用いる。*古今‐六六九「世をうみべたにみるめすくなし」 ●世を籠(こ)める 生い先がまだまだある。年が若く、将来が期待される。 ●世を去る 1 この世を去る。死ぬ。 2 =よ(世)を捨てる。 ●世を知(し)る 1 世の中のことを知る。世情に通じる。また、男女の情がわかる。世心づく。 2 世を治める。国政を執る。 ●世を=捨(す)てる[=背(そむ)く・遁(のが)れる・離れる] 俗世を捨てる。隠遁または出家する。 ●世を保(たも)つ 国を統治する。 ●世を尽(つ)くす 一生を終える。生涯をおくる。 ●世を張(は)る 世間体をつくろう。体裁をつくろって世間を渡る。みえをはる。 ●世を響(とどろ)かす 世間に広く知れわたる。世間の評判となる。 ●世を渡(わた)す 1 衆生を苦海から涅槃(ねはん)へ渡らせる。世の人を救う。済度(さいど)する。 2 隠居して跡目を譲る。 ●世を渡(わた)る 生活する。くらして行く。 よ【四】 1 数の四つのこと。よつ。し。多く名詞の上に付けて用いる。 2 物の数を、声を出して唱えながら数えるときの四をいうことば。 ●四の膳(ぜん) 本膳から第四番目の膳。しのぜん。

●世の親(おや)🔗🔉

●世の親(おや) 世間一般にいる親。 ●世の限(かぎ)り 1 命のある限り。生きている限り。一生涯。 2 この世の終わり。いまわのきわ。臨終。 ●世の=固(かた)め[=重(おも)し] 世の中を治めること。国家の柱石。また、その地位やその人。 ●世の聞(き)こえ 世間の噂(うわさ)や評判。世人のとりざた。 ●世の末(すえ) 1 後々の時代。後世。未来。末の世。 2 晩年。老年。また、不運な身の上。 3 道義がすたれ人情の薄くなった世。末世。 ●世の例(ためし) 1 以前からあって、現在思い出される事柄。また、これから人々の口の端に語りつがれていくであろう事柄。世の前例。また、世の中に手本となる事柄。*源氏‐桐壺「世のためしにもなりぬべき御もてなし也」 2 世のならわし。世のおもむくところ。*徒然草‐一三七「目の前にさびしげになりゆくこそ、世のためしも思ひ知られて哀なれ」 ●世の常(つね) 1 特別ではなく、ごく普通であること。また、そのような時。ひととおり。世間並み。平常。平素。尋常。 2 (言葉などが平凡すぎて、事態を十分に表現できない意から)…というのでは不十分。…どころではないさま。おろか。*源氏‐葵「ただ、それなる御有様に、あさましとは、よのつね也」 ●世の中(なか) 。 ●世の習(なら)い 世間で普通のこと。世間のならわし。世間の習慣。世の常。よならい。 ●世の人(ひと) 現世に生きる人。世間の人。普通一般の人。よひと。せじん。 ●世は張(は)り物(もの) 世渡りをするには、みえを張るのがふつうであるということ。世間は張り物。 ●世は回(まわ)り持(も)ち 貧富などの運命は、固定したものではなくかわるがわる各人にめぐってくるということ。 ●世を出(い)ず 俗世間をのがれ出る。隠遁(いんとん)する。出家する。 ●世を厭(いと)う わずらわしい俗世間をいみきらう。また、その気持から俗世間を避ける。 ●世を倦(う)む この世に生きることにあき、つかれる。生きることがいやになる。多く和歌で、「倦(う)む」の連用形「うみ」と同音の語にかけて用いる。*古今‐六六九「世をうみべたにみるめすくなし」 ●世を籠(こ)める 生い先がまだまだある。年が若く、将来が期待される。 ●世を去る 1 この世を去る。死ぬ。 2 =よ(世)を捨てる。 ●世を知(し)る 1 世の中のことを知る。世情に通じる。また、男女の情がわかる。世心づく。 2 世を治める。国政を執る。 ●世を=捨(す)てる[=背(そむ)く・遁(のが)れる・離れる] 俗世を捨てる。隠遁または出家する。 ●世を保(たも)つ 国を統治する。 ●世を尽(つ)くす 一生を終える。生涯をおくる。 ●世を張(は)る 世間体をつくろう。体裁をつくろって世間を渡る。みえをはる。 ●世を響(とどろ)かす 世間に広く知れわたる。世間の評判となる。 ●世を渡(わた)す 1 衆生を苦海から涅槃(ねはん)へ渡らせる。世の人を救う。済度(さいど)する。 2 隠居して跡目を譲る。 ●世を渡(わた)る 生活する。くらして行く。 よ【四】 1 数の四つのこと。よつ。し。多く名詞の上に付けて用いる。 2 物の数を、声を出して唱えながら数えるときの四をいうことば。 ●四の膳(ぜん) 本膳から第四番目の膳。しのぜん。

●世の限(かぎ)り🔗🔉

●世の限(かぎ)り 1 命のある限り。生きている限り。一生涯。 2 この世の終わり。いまわのきわ。臨終。 ●世の=固(かた)め[=重(おも)し] 世の中を治めること。国家の柱石。また、その地位やその人。 ●世の聞(き)こえ 世間の噂(うわさ)や評判。世人のとりざた。 ●世の末(すえ) 1 後々の時代。後世。未来。末の世。 2 晩年。老年。また、不運な身の上。 3 道義がすたれ人情の薄くなった世。末世。 ●世の例(ためし) 1 以前からあって、現在思い出される事柄。また、これから人々の口の端に語りつがれていくであろう事柄。世の前例。また、世の中に手本となる事柄。*源氏‐桐壺「世のためしにもなりぬべき御もてなし也」 2 世のならわし。世のおもむくところ。*徒然草‐一三七「目の前にさびしげになりゆくこそ、世のためしも思ひ知られて哀なれ」 ●世の常(つね) 1 特別ではなく、ごく普通であること。また、そのような時。ひととおり。世間並み。平常。平素。尋常。 2 (言葉などが平凡すぎて、事態を十分に表現できない意から)…というのでは不十分。…どころではないさま。おろか。*源氏‐葵「ただ、それなる御有様に、あさましとは、よのつね也」 ●世の中(なか) 。 ●世の習(なら)い 世間で普通のこと。世間のならわし。世間の習慣。世の常。よならい。 ●世の人(ひと) 現世に生きる人。世間の人。普通一般の人。よひと。せじん。 ●世は張(は)り物(もの) 世渡りをするには、みえを張るのがふつうであるということ。世間は張り物。 ●世は回(まわ)り持(も)ち 貧富などの運命は、固定したものではなくかわるがわる各人にめぐってくるということ。 ●世を出(い)ず 俗世間をのがれ出る。隠遁(いんとん)する。出家する。 ●世を厭(いと)う わずらわしい俗世間をいみきらう。また、その気持から俗世間を避ける。 ●世を倦(う)む この世に生きることにあき、つかれる。生きることがいやになる。多く和歌で、「倦(う)む」の連用形「うみ」と同音の語にかけて用いる。*古今‐六六九「世をうみべたにみるめすくなし」 ●世を籠(こ)める 生い先がまだまだある。年が若く、将来が期待される。 ●世を去る 1 この世を去る。死ぬ。 2 =よ(世)を捨てる。 ●世を知(し)る 1 世の中のことを知る。世情に通じる。また、男女の情がわかる。世心づく。 2 世を治める。国政を執る。 ●世を=捨(す)てる[=背(そむ)く・遁(のが)れる・離れる] 俗世を捨てる。隠遁または出家する。 ●世を保(たも)つ 国を統治する。 ●世を尽(つ)くす 一生を終える。生涯をおくる。 ●世を張(は)る 世間体をつくろう。体裁をつくろって世間を渡る。みえをはる。 ●世を響(とどろ)かす 世間に広く知れわたる。世間の評判となる。 ●世を渡(わた)す 1 衆生を苦海から涅槃(ねはん)へ渡らせる。世の人を救う。済度(さいど)する。 2 隠居して跡目を譲る。 ●世を渡(わた)る 生活する。くらして行く。 よ【四】 1 数の四つのこと。よつ。し。多く名詞の上に付けて用いる。 2 物の数を、声を出して唱えながら数えるときの四をいうことば。 ●四の膳(ぜん) 本膳から第四番目の膳。しのぜん。

●世の=固(かた)め[=重(おも)し]🔗🔉

●世の=固(かた)め[=重(おも)し] 世の中を治めること。国家の柱石。また、その地位やその人。 ●世の聞(き)こえ 世間の噂(うわさ)や評判。世人のとりざた。 ●世の末(すえ) 1 後々の時代。後世。未来。末の世。 2 晩年。老年。また、不運な身の上。 3 道義がすたれ人情の薄くなった世。末世。 ●世の例(ためし) 1 以前からあって、現在思い出される事柄。また、これから人々の口の端に語りつがれていくであろう事柄。世の前例。また、世の中に手本となる事柄。*源氏‐桐壺「世のためしにもなりぬべき御もてなし也」 2 世のならわし。世のおもむくところ。*徒然草‐一三七「目の前にさびしげになりゆくこそ、世のためしも思ひ知られて哀なれ」 ●世の常(つね) 1 特別ではなく、ごく普通であること。また、そのような時。ひととおり。世間並み。平常。平素。尋常。 2 (言葉などが平凡すぎて、事態を十分に表現できない意から)…というのでは不十分。…どころではないさま。おろか。*源氏‐葵「ただ、それなる御有様に、あさましとは、よのつね也」 ●世の中(なか) 。 ●世の習(なら)い 世間で普通のこと。世間のならわし。世間の習慣。世の常。よならい。 ●世の人(ひと) 現世に生きる人。世間の人。普通一般の人。よひと。せじん。 ●世は張(は)り物(もの) 世渡りをするには、みえを張るのがふつうであるということ。世間は張り物。 ●世は回(まわ)り持(も)ち 貧富などの運命は、固定したものではなくかわるがわる各人にめぐってくるということ。 ●世を出(い)ず 俗世間をのがれ出る。隠遁(いんとん)する。出家する。 ●世を厭(いと)う わずらわしい俗世間をいみきらう。また、その気持から俗世間を避ける。 ●世を倦(う)む この世に生きることにあき、つかれる。生きることがいやになる。多く和歌で、「倦(う)む」の連用形「うみ」と同音の語にかけて用いる。*古今‐六六九「世をうみべたにみるめすくなし」 ●世を籠(こ)める 生い先がまだまだある。年が若く、将来が期待される。 ●世を去る 1 この世を去る。死ぬ。 2 =よ(世)を捨てる。 ●世を知(し)る 1 世の中のことを知る。世情に通じる。また、男女の情がわかる。世心づく。 2 世を治める。国政を執る。 ●世を=捨(す)てる[=背(そむ)く・遁(のが)れる・離れる] 俗世を捨てる。隠遁または出家する。 ●世を保(たも)つ 国を統治する。 ●世を尽(つ)くす 一生を終える。生涯をおくる。 ●世を張(は)る 世間体をつくろう。体裁をつくろって世間を渡る。みえをはる。 ●世を響(とどろ)かす 世間に広く知れわたる。世間の評判となる。 ●世を渡(わた)す 1 衆生を苦海から涅槃(ねはん)へ渡らせる。世の人を救う。済度(さいど)する。 2 隠居して跡目を譲る。 ●世を渡(わた)る 生活する。くらして行く。 よ【四】 1 数の四つのこと。よつ。し。多く名詞の上に付けて用いる。 2 物の数を、声を出して唱えながら数えるときの四をいうことば。 ●四の膳(ぜん) 本膳から第四番目の膳。しのぜん。

●世の聞(き)こえ🔗🔉

●世の聞(き)こえ 世間の噂(うわさ)や評判。世人のとりざた。 ●世の末(すえ) 1 後々の時代。後世。未来。末の世。 2 晩年。老年。また、不運な身の上。 3 道義がすたれ人情の薄くなった世。末世。 ●世の例(ためし) 1 以前からあって、現在思い出される事柄。また、これから人々の口の端に語りつがれていくであろう事柄。世の前例。また、世の中に手本となる事柄。*源氏‐桐壺「世のためしにもなりぬべき御もてなし也」 2 世のならわし。世のおもむくところ。*徒然草‐一三七「目の前にさびしげになりゆくこそ、世のためしも思ひ知られて哀なれ」 ●世の常(つね) 1 特別ではなく、ごく普通であること。また、そのような時。ひととおり。世間並み。平常。平素。尋常。 2 (言葉などが平凡すぎて、事態を十分に表現できない意から)…というのでは不十分。…どころではないさま。おろか。*源氏‐葵「ただ、それなる御有様に、あさましとは、よのつね也」 ●世の中(なか) 。 ●世の習(なら)い 世間で普通のこと。世間のならわし。世間の習慣。世の常。よならい。 ●世の人(ひと) 現世に生きる人。世間の人。普通一般の人。よひと。せじん。 ●世は張(は)り物(もの) 世渡りをするには、みえを張るのがふつうであるということ。世間は張り物。 ●世は回(まわ)り持(も)ち 貧富などの運命は、固定したものではなくかわるがわる各人にめぐってくるということ。 ●世を出(い)ず 俗世間をのがれ出る。隠遁(いんとん)する。出家する。 ●世を厭(いと)う わずらわしい俗世間をいみきらう。また、その気持から俗世間を避ける。 ●世を倦(う)む この世に生きることにあき、つかれる。生きることがいやになる。多く和歌で、「倦(う)む」の連用形「うみ」と同音の語にかけて用いる。*古今‐六六九「世をうみべたにみるめすくなし」 ●世を籠(こ)める 生い先がまだまだある。年が若く、将来が期待される。 ●世を去る 1 この世を去る。死ぬ。 2 =よ(世)を捨てる。 ●世を知(し)る 1 世の中のことを知る。世情に通じる。また、男女の情がわかる。世心づく。 2 世を治める。国政を執る。 ●世を=捨(す)てる[=背(そむ)く・遁(のが)れる・離れる] 俗世を捨てる。隠遁または出家する。 ●世を保(たも)つ 国を統治する。 ●世を尽(つ)くす 一生を終える。生涯をおくる。 ●世を張(は)る 世間体をつくろう。体裁をつくろって世間を渡る。みえをはる。 ●世を響(とどろ)かす 世間に広く知れわたる。世間の評判となる。 ●世を渡(わた)す 1 衆生を苦海から涅槃(ねはん)へ渡らせる。世の人を救う。済度(さいど)する。 2 隠居して跡目を譲る。 ●世を渡(わた)る 生活する。くらして行く。 よ【四】 1 数の四つのこと。よつ。し。多く名詞の上に付けて用いる。 2 物の数を、声を出して唱えながら数えるときの四をいうことば。 ●四の膳(ぜん) 本膳から第四番目の膳。しのぜん。

●世の末(すえ)🔗🔉

●世の末(すえ) 1 後々の時代。後世。未来。末の世。 2 晩年。老年。また、不運な身の上。 3 道義がすたれ人情の薄くなった世。末世。 ●世の例(ためし) 1 以前からあって、現在思い出される事柄。また、これから人々の口の端に語りつがれていくであろう事柄。世の前例。また、世の中に手本となる事柄。*源氏‐桐壺「世のためしにもなりぬべき御もてなし也」 2 世のならわし。世のおもむくところ。*徒然草‐一三七「目の前にさびしげになりゆくこそ、世のためしも思ひ知られて哀なれ」 ●世の常(つね) 1 特別ではなく、ごく普通であること。また、そのような時。ひととおり。世間並み。平常。平素。尋常。 2 (言葉などが平凡すぎて、事態を十分に表現できない意から)…というのでは不十分。…どころではないさま。おろか。*源氏‐葵「ただ、それなる御有様に、あさましとは、よのつね也」 ●世の中(なか) 。 ●世の習(なら)い 世間で普通のこと。世間のならわし。世間の習慣。世の常。よならい。 ●世の人(ひと) 現世に生きる人。世間の人。普通一般の人。よひと。せじん。 ●世は張(は)り物(もの) 世渡りをするには、みえを張るのがふつうであるということ。世間は張り物。 ●世は回(まわ)り持(も)ち 貧富などの運命は、固定したものではなくかわるがわる各人にめぐってくるということ。 ●世を出(い)ず 俗世間をのがれ出る。隠遁(いんとん)する。出家する。 ●世を厭(いと)う わずらわしい俗世間をいみきらう。また、その気持から俗世間を避ける。 ●世を倦(う)む この世に生きることにあき、つかれる。生きることがいやになる。多く和歌で、「倦(う)む」の連用形「うみ」と同音の語にかけて用いる。*古今‐六六九「世をうみべたにみるめすくなし」 ●世を籠(こ)める 生い先がまだまだある。年が若く、将来が期待される。 ●世を去る 1 この世を去る。死ぬ。 2 =よ(世)を捨てる。 ●世を知(し)る 1 世の中のことを知る。世情に通じる。また、男女の情がわかる。世心づく。 2 世を治める。国政を執る。 ●世を=捨(す)てる[=背(そむ)く・遁(のが)れる・離れる] 俗世を捨てる。隠遁または出家する。 ●世を保(たも)つ 国を統治する。 ●世を尽(つ)くす 一生を終える。生涯をおくる。 ●世を張(は)る 世間体をつくろう。体裁をつくろって世間を渡る。みえをはる。 ●世を響(とどろ)かす 世間に広く知れわたる。世間の評判となる。 ●世を渡(わた)す 1 衆生を苦海から涅槃(ねはん)へ渡らせる。世の人を救う。済度(さいど)する。 2 隠居して跡目を譲る。 ●世を渡(わた)る 生活する。くらして行く。 よ【四】 1 数の四つのこと。よつ。し。多く名詞の上に付けて用いる。 2 物の数を、声を出して唱えながら数えるときの四をいうことば。 ●四の膳(ぜん) 本膳から第四番目の膳。しのぜん。

●世の例(ためし)🔗🔉

●世の例(ためし) 1 以前からあって、現在思い出される事柄。また、これから人々の口の端に語りつがれていくであろう事柄。世の前例。また、世の中に手本となる事柄。*源氏‐桐壺「世のためしにもなりぬべき御もてなし也」 2 世のならわし。世のおもむくところ。*徒然草‐一三七「目の前にさびしげになりゆくこそ、世のためしも思ひ知られて哀なれ」 ●世の常(つね) 1 特別ではなく、ごく普通であること。また、そのような時。ひととおり。世間並み。平常。平素。尋常。 2 (言葉などが平凡すぎて、事態を十分に表現できない意から)…というのでは不十分。…どころではないさま。おろか。*源氏‐葵「ただ、それなる御有様に、あさましとは、よのつね也」 ●世の中(なか) 。 ●世の習(なら)い 世間で普通のこと。世間のならわし。世間の習慣。世の常。よならい。 ●世の人(ひと) 現世に生きる人。世間の人。普通一般の人。よひと。せじん。 ●世は張(は)り物(もの) 世渡りをするには、みえを張るのがふつうであるということ。世間は張り物。 ●世は回(まわ)り持(も)ち 貧富などの運命は、固定したものではなくかわるがわる各人にめぐってくるということ。 ●世を出(い)ず 俗世間をのがれ出る。隠遁(いんとん)する。出家する。 ●世を厭(いと)う わずらわしい俗世間をいみきらう。また、その気持から俗世間を避ける。 ●世を倦(う)む この世に生きることにあき、つかれる。生きることがいやになる。多く和歌で、「倦(う)む」の連用形「うみ」と同音の語にかけて用いる。*古今‐六六九「世をうみべたにみるめすくなし」 ●世を籠(こ)める 生い先がまだまだある。年が若く、将来が期待される。 ●世を去る 1 この世を去る。死ぬ。 2 =よ(世)を捨てる。 ●世を知(し)る 1 世の中のことを知る。世情に通じる。また、男女の情がわかる。世心づく。 2 世を治める。国政を執る。 ●世を=捨(す)てる[=背(そむ)く・遁(のが)れる・離れる] 俗世を捨てる。隠遁または出家する。 ●世を保(たも)つ 国を統治する。 ●世を尽(つ)くす 一生を終える。生涯をおくる。 ●世を張(は)る 世間体をつくろう。体裁をつくろって世間を渡る。みえをはる。 ●世を響(とどろ)かす 世間に広く知れわたる。世間の評判となる。 ●世を渡(わた)す 1 衆生を苦海から涅槃(ねはん)へ渡らせる。世の人を救う。済度(さいど)する。 2 隠居して跡目を譲る。 ●世を渡(わた)る 生活する。くらして行く。 よ【四】 1 数の四つのこと。よつ。し。多く名詞の上に付けて用いる。 2 物の数を、声を出して唱えながら数えるときの四をいうことば。 ●四の膳(ぜん) 本膳から第四番目の膳。しのぜん。

●世の常(つね)🔗🔉

●世の常(つね) 1 特別ではなく、ごく普通であること。また、そのような時。ひととおり。世間並み。平常。平素。尋常。 2 (言葉などが平凡すぎて、事態を十分に表現できない意から)…というのでは不十分。…どころではないさま。おろか。*源氏‐葵「ただ、それなる御有様に、あさましとは、よのつね也」 ●世の中(なか) 。 ●世の習(なら)い 世間で普通のこと。世間のならわし。世間の習慣。世の常。よならい。 ●世の人(ひと) 現世に生きる人。世間の人。普通一般の人。よひと。せじん。 ●世は張(は)り物(もの) 世渡りをするには、みえを張るのがふつうであるということ。世間は張り物。 ●世は回(まわ)り持(も)ち 貧富などの運命は、固定したものではなくかわるがわる各人にめぐってくるということ。 ●世を出(い)ず 俗世間をのがれ出る。隠遁(いんとん)する。出家する。 ●世を厭(いと)う わずらわしい俗世間をいみきらう。また、その気持から俗世間を避ける。 ●世を倦(う)む この世に生きることにあき、つかれる。生きることがいやになる。多く和歌で、「倦(う)む」の連用形「うみ」と同音の語にかけて用いる。*古今‐六六九「世をうみべたにみるめすくなし」 ●世を籠(こ)める 生い先がまだまだある。年が若く、将来が期待される。 ●世を去る 1 この世を去る。死ぬ。 2 =よ(世)を捨てる。 ●世を知(し)る 1 世の中のことを知る。世情に通じる。また、男女の情がわかる。世心づく。 2 世を治める。国政を執る。 ●世を=捨(す)てる[=背(そむ)く・遁(のが)れる・離れる] 俗世を捨てる。隠遁または出家する。 ●世を保(たも)つ 国を統治する。 ●世を尽(つ)くす 一生を終える。生涯をおくる。 ●世を張(は)る 世間体をつくろう。体裁をつくろって世間を渡る。みえをはる。 ●世を響(とどろ)かす 世間に広く知れわたる。世間の評判となる。 ●世を渡(わた)す 1 衆生を苦海から涅槃(ねはん)へ渡らせる。世の人を救う。済度(さいど)する。 2 隠居して跡目を譲る。 ●世を渡(わた)る 生活する。くらして行く。 よ【四】 1 数の四つのこと。よつ。し。多く名詞の上に付けて用いる。 2 物の数を、声を出して唱えながら数えるときの四をいうことば。 ●四の膳(ぜん) 本膳から第四番目の膳。しのぜん。

●世の中(なか)🔗🔉

●世の中(なか) 。 ●世の習(なら)い 世間で普通のこと。世間のならわし。世間の習慣。世の常。よならい。 ●世の人(ひと) 現世に生きる人。世間の人。普通一般の人。よひと。せじん。 ●世は張(は)り物(もの) 世渡りをするには、みえを張るのがふつうであるということ。世間は張り物。 ●世は回(まわ)り持(も)ち 貧富などの運命は、固定したものではなくかわるがわる各人にめぐってくるということ。 ●世を出(い)ず 俗世間をのがれ出る。隠遁(いんとん)する。出家する。 ●世を厭(いと)う わずらわしい俗世間をいみきらう。また、その気持から俗世間を避ける。 ●世を倦(う)む この世に生きることにあき、つかれる。生きることがいやになる。多く和歌で、「倦(う)む」の連用形「うみ」と同音の語にかけて用いる。*古今‐六六九「世をうみべたにみるめすくなし」 ●世を籠(こ)める 生い先がまだまだある。年が若く、将来が期待される。 ●世を去る 1 この世を去る。死ぬ。 2 =よ(世)を捨てる。 ●世を知(し)る 1 世の中のことを知る。世情に通じる。また、男女の情がわかる。世心づく。 2 世を治める。国政を執る。 ●世を=捨(す)てる[=背(そむ)く・遁(のが)れる・離れる] 俗世を捨てる。隠遁または出家する。 ●世を保(たも)つ 国を統治する。 ●世を尽(つ)くす 一生を終える。生涯をおくる。 ●世を張(は)る 世間体をつくろう。体裁をつくろって世間を渡る。みえをはる。 ●世を響(とどろ)かす 世間に広く知れわたる。世間の評判となる。 ●世を渡(わた)す 1 衆生を苦海から涅槃(ねはん)へ渡らせる。世の人を救う。済度(さいど)する。 2 隠居して跡目を譲る。 ●世を渡(わた)る 生活する。くらして行く。 よ【四】 1 数の四つのこと。よつ。し。多く名詞の上に付けて用いる。 2 物の数を、声を出して唱えながら数えるときの四をいうことば。 ●四の膳(ぜん) 本膳から第四番目の膳。しのぜん。

●世の習(なら)い🔗🔉

●世の習(なら)い 世間で普通のこと。世間のならわし。世間の習慣。世の常。よならい。 ●世の人(ひと) 現世に生きる人。世間の人。普通一般の人。よひと。せじん。 ●世は張(は)り物(もの) 世渡りをするには、みえを張るのがふつうであるということ。世間は張り物。 ●世は回(まわ)り持(も)ち 貧富などの運命は、固定したものではなくかわるがわる各人にめぐってくるということ。 ●世を出(い)ず 俗世間をのがれ出る。隠遁(いんとん)する。出家する。 ●世を厭(いと)う わずらわしい俗世間をいみきらう。また、その気持から俗世間を避ける。 ●世を倦(う)む この世に生きることにあき、つかれる。生きることがいやになる。多く和歌で、「倦(う)む」の連用形「うみ」と同音の語にかけて用いる。*古今‐六六九「世をうみべたにみるめすくなし」 ●世を籠(こ)める 生い先がまだまだある。年が若く、将来が期待される。 ●世を去る 1 この世を去る。死ぬ。 2 =よ(世)を捨てる。 ●世を知(し)る 1 世の中のことを知る。世情に通じる。また、男女の情がわかる。世心づく。 2 世を治める。国政を執る。 ●世を=捨(す)てる[=背(そむ)く・遁(のが)れる・離れる] 俗世を捨てる。隠遁または出家する。 ●世を保(たも)つ 国を統治する。 ●世を尽(つ)くす 一生を終える。生涯をおくる。 ●世を張(は)る 世間体をつくろう。体裁をつくろって世間を渡る。みえをはる。 ●世を響(とどろ)かす 世間に広く知れわたる。世間の評判となる。 ●世を渡(わた)す 1 衆生を苦海から涅槃(ねはん)へ渡らせる。世の人を救う。済度(さいど)する。 2 隠居して跡目を譲る。 ●世を渡(わた)る 生活する。くらして行く。 よ【四】 1 数の四つのこと。よつ。し。多く名詞の上に付けて用いる。 2 物の数を、声を出して唱えながら数えるときの四をいうことば。 ●四の膳(ぜん) 本膳から第四番目の膳。しのぜん。

●世の人(ひと)🔗🔉

●世の人(ひと) 現世に生きる人。世間の人。普通一般の人。よひと。せじん。 ●世は張(は)り物(もの) 世渡りをするには、みえを張るのがふつうであるということ。世間は張り物。 ●世は回(まわ)り持(も)ち 貧富などの運命は、固定したものではなくかわるがわる各人にめぐってくるということ。 ●世を出(い)ず 俗世間をのがれ出る。隠遁(いんとん)する。出家する。 ●世を厭(いと)う わずらわしい俗世間をいみきらう。また、その気持から俗世間を避ける。 ●世を倦(う)む この世に生きることにあき、つかれる。生きることがいやになる。多く和歌で、「倦(う)む」の連用形「うみ」と同音の語にかけて用いる。*古今‐六六九「世をうみべたにみるめすくなし」 ●世を籠(こ)める 生い先がまだまだある。年が若く、将来が期待される。 ●世を去る 1 この世を去る。死ぬ。 2 =よ(世)を捨てる。 ●世を知(し)る 1 世の中のことを知る。世情に通じる。また、男女の情がわかる。世心づく。 2 世を治める。国政を執る。 ●世を=捨(す)てる[=背(そむ)く・遁(のが)れる・離れる] 俗世を捨てる。隠遁または出家する。 ●世を保(たも)つ 国を統治する。 ●世を尽(つ)くす 一生を終える。生涯をおくる。 ●世を張(は)る 世間体をつくろう。体裁をつくろって世間を渡る。みえをはる。 ●世を響(とどろ)かす 世間に広く知れわたる。世間の評判となる。 ●世を渡(わた)す 1 衆生を苦海から涅槃(ねはん)へ渡らせる。世の人を救う。済度(さいど)する。 2 隠居して跡目を譲る。 ●世を渡(わた)る 生活する。くらして行く。 よ【四】 1 数の四つのこと。よつ。し。多く名詞の上に付けて用いる。 2 物の数を、声を出して唱えながら数えるときの四をいうことば。 ●四の膳(ぜん) 本膳から第四番目の膳。しのぜん。

●世は張(は)り物(もの)🔗🔉

●世は張(は)り物(もの) 世渡りをするには、みえを張るのがふつうであるということ。世間は張り物。 ●世は回(まわ)り持(も)ち 貧富などの運命は、固定したものではなくかわるがわる各人にめぐってくるということ。 ●世を出(い)ず 俗世間をのがれ出る。隠遁(いんとん)する。出家する。 ●世を厭(いと)う わずらわしい俗世間をいみきらう。また、その気持から俗世間を避ける。 ●世を倦(う)む この世に生きることにあき、つかれる。生きることがいやになる。多く和歌で、「倦(う)む」の連用形「うみ」と同音の語にかけて用いる。*古今‐六六九「世をうみべたにみるめすくなし」 ●世を籠(こ)める 生い先がまだまだある。年が若く、将来が期待される。 ●世を去る 1 この世を去る。死ぬ。 2 =よ(世)を捨てる。 ●世を知(し)る 1 世の中のことを知る。世情に通じる。また、男女の情がわかる。世心づく。 2 世を治める。国政を執る。 ●世を=捨(す)てる[=背(そむ)く・遁(のが)れる・離れる] 俗世を捨てる。隠遁または出家する。 ●世を保(たも)つ 国を統治する。 ●世を尽(つ)くす 一生を終える。生涯をおくる。 ●世を張(は)る 世間体をつくろう。体裁をつくろって世間を渡る。みえをはる。 ●世を響(とどろ)かす 世間に広く知れわたる。世間の評判となる。 ●世を渡(わた)す 1 衆生を苦海から涅槃(ねはん)へ渡らせる。世の人を救う。済度(さいど)する。 2 隠居して跡目を譲る。 ●世を渡(わた)る 生活する。くらして行く。 よ【四】 1 数の四つのこと。よつ。し。多く名詞の上に付けて用いる。 2 物の数を、声を出して唱えながら数えるときの四をいうことば。 ●四の膳(ぜん) 本膳から第四番目の膳。しのぜん。

●世は回(まわ)り持(も)ち🔗🔉

●世は回(まわ)り持(も)ち 貧富などの運命は、固定したものではなくかわるがわる各人にめぐってくるということ。 ●世を出(い)ず 俗世間をのがれ出る。隠遁(いんとん)する。出家する。 ●世を厭(いと)う わずらわしい俗世間をいみきらう。また、その気持から俗世間を避ける。 ●世を倦(う)む この世に生きることにあき、つかれる。生きることがいやになる。多く和歌で、「倦(う)む」の連用形「うみ」と同音の語にかけて用いる。*古今‐六六九「世をうみべたにみるめすくなし」 ●世を籠(こ)める 生い先がまだまだある。年が若く、将来が期待される。 ●世を去る 1 この世を去る。死ぬ。 2 =よ(世)を捨てる。 ●世を知(し)る 1 世の中のことを知る。世情に通じる。また、男女の情がわかる。世心づく。 2 世を治める。国政を執る。 ●世を=捨(す)てる[=背(そむ)く・遁(のが)れる・離れる] 俗世を捨てる。隠遁または出家する。 ●世を保(たも)つ 国を統治する。 ●世を尽(つ)くす 一生を終える。生涯をおくる。 ●世を張(は)る 世間体をつくろう。体裁をつくろって世間を渡る。みえをはる。 ●世を響(とどろ)かす 世間に広く知れわたる。世間の評判となる。 ●世を渡(わた)す 1 衆生を苦海から涅槃(ねはん)へ渡らせる。世の人を救う。済度(さいど)する。 2 隠居して跡目を譲る。 ●世を渡(わた)る 生活する。くらして行く。 よ【四】 1 数の四つのこと。よつ。し。多く名詞の上に付けて用いる。 2 物の数を、声を出して唱えながら数えるときの四をいうことば。 ●四の膳(ぜん) 本膳から第四番目の膳。しのぜん。

●世を出(い)ず🔗🔉

●世を出(い)ず 俗世間をのがれ出る。隠遁(いんとん)する。出家する。 ●世を厭(いと)う わずらわしい俗世間をいみきらう。また、その気持から俗世間を避ける。 ●世を倦(う)む この世に生きることにあき、つかれる。生きることがいやになる。多く和歌で、「倦(う)む」の連用形「うみ」と同音の語にかけて用いる。*古今‐六六九「世をうみべたにみるめすくなし」 ●世を籠(こ)める 生い先がまだまだある。年が若く、将来が期待される。 ●世を去る 1 この世を去る。死ぬ。 2 =よ(世)を捨てる。 ●世を知(し)る 1 世の中のことを知る。世情に通じる。また、男女の情がわかる。世心づく。 2 世を治める。国政を執る。 ●世を=捨(す)てる[=背(そむ)く・遁(のが)れる・離れる] 俗世を捨てる。隠遁または出家する。 ●世を保(たも)つ 国を統治する。 ●世を尽(つ)くす 一生を終える。生涯をおくる。 ●世を張(は)る 世間体をつくろう。体裁をつくろって世間を渡る。みえをはる。 ●世を響(とどろ)かす 世間に広く知れわたる。世間の評判となる。 ●世を渡(わた)す 1 衆生を苦海から涅槃(ねはん)へ渡らせる。世の人を救う。済度(さいど)する。 2 隠居して跡目を譲る。 ●世を渡(わた)る 生活する。くらして行く。 よ【四】 1 数の四つのこと。よつ。し。多く名詞の上に付けて用いる。 2 物の数を、声を出して唱えながら数えるときの四をいうことば。 ●四の膳(ぜん) 本膳から第四番目の膳。しのぜん。

●世を厭(いと)う🔗🔉

●世を厭(いと)う わずらわしい俗世間をいみきらう。また、その気持から俗世間を避ける。 ●世を倦(う)む この世に生きることにあき、つかれる。生きることがいやになる。多く和歌で、「倦(う)む」の連用形「うみ」と同音の語にかけて用いる。*古今‐六六九「世をうみべたにみるめすくなし」 ●世を籠(こ)める 生い先がまだまだある。年が若く、将来が期待される。 ●世を去る 1 この世を去る。死ぬ。 2 =よ(世)を捨てる。 ●世を知(し)る 1 世の中のことを知る。世情に通じる。また、男女の情がわかる。世心づく。 2 世を治める。国政を執る。 ●世を=捨(す)てる[=背(そむ)く・遁(のが)れる・離れる] 俗世を捨てる。隠遁または出家する。 ●世を保(たも)つ 国を統治する。 ●世を尽(つ)くす 一生を終える。生涯をおくる。 ●世を張(は)る 世間体をつくろう。体裁をつくろって世間を渡る。みえをはる。 ●世を響(とどろ)かす 世間に広く知れわたる。世間の評判となる。 ●世を渡(わた)す 1 衆生を苦海から涅槃(ねはん)へ渡らせる。世の人を救う。済度(さいど)する。 2 隠居して跡目を譲る。 ●世を渡(わた)る 生活する。くらして行く。 よ【四】 1 数の四つのこと。よつ。し。多く名詞の上に付けて用いる。 2 物の数を、声を出して唱えながら数えるときの四をいうことば。 ●四の膳(ぜん) 本膳から第四番目の膳。しのぜん。

●世を倦(う)む🔗🔉

●世を倦(う)む この世に生きることにあき、つかれる。生きることがいやになる。多く和歌で、「倦(う)む」の連用形「うみ」と同音の語にかけて用いる。*古今‐六六九「世をうみべたにみるめすくなし」 ●世を籠(こ)める 生い先がまだまだある。年が若く、将来が期待される。 ●世を去る 1 この世を去る。死ぬ。 2 =よ(世)を捨てる。 ●世を知(し)る 1 世の中のことを知る。世情に通じる。また、男女の情がわかる。世心づく。 2 世を治める。国政を執る。 ●世を=捨(す)てる[=背(そむ)く・遁(のが)れる・離れる] 俗世を捨てる。隠遁または出家する。 ●世を保(たも)つ 国を統治する。 ●世を尽(つ)くす 一生を終える。生涯をおくる。 ●世を張(は)る 世間体をつくろう。体裁をつくろって世間を渡る。みえをはる。 ●世を響(とどろ)かす 世間に広く知れわたる。世間の評判となる。 ●世を渡(わた)す 1 衆生を苦海から涅槃(ねはん)へ渡らせる。世の人を救う。済度(さいど)する。 2 隠居して跡目を譲る。 ●世を渡(わた)る 生活する。くらして行く。 よ【四】 1 数の四つのこと。よつ。し。多く名詞の上に付けて用いる。 2 物の数を、声を出して唱えながら数えるときの四をいうことば。 ●四の膳(ぜん) 本膳から第四番目の膳。しのぜん。

●世を籠(こ)める🔗🔉

●世を籠(こ)める 生い先がまだまだある。年が若く、将来が期待される。 ●世を去る 1 この世を去る。死ぬ。 2 =よ(世)を捨てる。 ●世を知(し)る 1 世の中のことを知る。世情に通じる。また、男女の情がわかる。世心づく。 2 世を治める。国政を執る。 ●世を=捨(す)てる[=背(そむ)く・遁(のが)れる・離れる] 俗世を捨てる。隠遁または出家する。 ●世を保(たも)つ 国を統治する。 ●世を尽(つ)くす 一生を終える。生涯をおくる。 ●世を張(は)る 世間体をつくろう。体裁をつくろって世間を渡る。みえをはる。 ●世を響(とどろ)かす 世間に広く知れわたる。世間の評判となる。 ●世を渡(わた)す 1 衆生を苦海から涅槃(ねはん)へ渡らせる。世の人を救う。済度(さいど)する。 2 隠居して跡目を譲る。 ●世を渡(わた)る 生活する。くらして行く。 よ【四】 1 数の四つのこと。よつ。し。多く名詞の上に付けて用いる。 2 物の数を、声を出して唱えながら数えるときの四をいうことば。 ●四の膳(ぜん) 本膳から第四番目の膳。しのぜん。

●世を去る🔗🔉

●世を去る 1 この世を去る。死ぬ。 2 =よ(世)を捨てる。 ●世を知(し)る 1 世の中のことを知る。世情に通じる。また、男女の情がわかる。世心づく。 2 世を治める。国政を執る。 ●世を=捨(す)てる[=背(そむ)く・遁(のが)れる・離れる] 俗世を捨てる。隠遁または出家する。 ●世を保(たも)つ 国を統治する。 ●世を尽(つ)くす 一生を終える。生涯をおくる。 ●世を張(は)る 世間体をつくろう。体裁をつくろって世間を渡る。みえをはる。 ●世を響(とどろ)かす 世間に広く知れわたる。世間の評判となる。 ●世を渡(わた)す 1 衆生を苦海から涅槃(ねはん)へ渡らせる。世の人を救う。済度(さいど)する。 2 隠居して跡目を譲る。 ●世を渡(わた)る 生活する。くらして行く。 よ【四】 1 数の四つのこと。よつ。し。多く名詞の上に付けて用いる。 2 物の数を、声を出して唱えながら数えるときの四をいうことば。 ●四の膳(ぜん) 本膳から第四番目の膳。しのぜん。

●世を知(し)る🔗🔉

●世を知(し)る 1 世の中のことを知る。世情に通じる。また、男女の情がわかる。世心づく。 2 世を治める。国政を執る。 ●世を=捨(す)てる[=背(そむ)く・遁(のが)れる・離れる] 俗世を捨てる。隠遁または出家する。 ●世を保(たも)つ 国を統治する。 ●世を尽(つ)くす 一生を終える。生涯をおくる。 ●世を張(は)る 世間体をつくろう。体裁をつくろって世間を渡る。みえをはる。 ●世を響(とどろ)かす 世間に広く知れわたる。世間の評判となる。 ●世を渡(わた)す 1 衆生を苦海から涅槃(ねはん)へ渡らせる。世の人を救う。済度(さいど)する。 2 隠居して跡目を譲る。 ●世を渡(わた)る 生活する。くらして行く。 よ【四】 1 数の四つのこと。よつ。し。多く名詞の上に付けて用いる。 2 物の数を、声を出して唱えながら数えるときの四をいうことば。 ●四の膳(ぜん) 本膳から第四番目の膳。しのぜん。

●世を=捨(す)てる[=背(そむ)く・遁(のが)れる・離れる]🔗🔉

●世を=捨(す)てる[=背(そむ)く・遁(のが)れる・離れる] 俗世を捨てる。隠遁または出家する。 ●世を保(たも)つ 国を統治する。 ●世を尽(つ)くす 一生を終える。生涯をおくる。 ●世を張(は)る 世間体をつくろう。体裁をつくろって世間を渡る。みえをはる。 ●世を響(とどろ)かす 世間に広く知れわたる。世間の評判となる。 ●世を渡(わた)す 1 衆生を苦海から涅槃(ねはん)へ渡らせる。世の人を救う。済度(さいど)する。 2 隠居して跡目を譲る。 ●世を渡(わた)る 生活する。くらして行く。 よ【四】 1 数の四つのこと。よつ。し。多く名詞の上に付けて用いる。 2 物の数を、声を出して唱えながら数えるときの四をいうことば。 ●四の膳(ぜん) 本膳から第四番目の膳。しのぜん。

●世を保(たも)つ🔗🔉

●世を保(たも)つ 国を統治する。 ●世を尽(つ)くす 一生を終える。生涯をおくる。 ●世を張(は)る 世間体をつくろう。体裁をつくろって世間を渡る。みえをはる。 ●世を響(とどろ)かす 世間に広く知れわたる。世間の評判となる。 ●世を渡(わた)す 1 衆生を苦海から涅槃(ねはん)へ渡らせる。世の人を救う。済度(さいど)する。 2 隠居して跡目を譲る。 ●世を渡(わた)る 生活する。くらして行く。 よ【四】 1 数の四つのこと。よつ。し。多く名詞の上に付けて用いる。 2 物の数を、声を出して唱えながら数えるときの四をいうことば。 ●四の膳(ぜん) 本膳から第四番目の膳。しのぜん。

●世を尽(つ)くす🔗🔉

●世を尽(つ)くす 一生を終える。生涯をおくる。 ●世を張(は)る 世間体をつくろう。体裁をつくろって世間を渡る。みえをはる。 ●世を響(とどろ)かす 世間に広く知れわたる。世間の評判となる。 ●世を渡(わた)す 1 衆生を苦海から涅槃(ねはん)へ渡らせる。世の人を救う。済度(さいど)する。 2 隠居して跡目を譲る。 ●世を渡(わた)る 生活する。くらして行く。 よ【四】 1 数の四つのこと。よつ。し。多く名詞の上に付けて用いる。 2 物の数を、声を出して唱えながら数えるときの四をいうことば。 ●四の膳(ぜん) 本膳から第四番目の膳。しのぜん。

●世を張(は)る🔗🔉

●世を張(は)る 世間体をつくろう。体裁をつくろって世間を渡る。みえをはる。 ●世を響(とどろ)かす 世間に広く知れわたる。世間の評判となる。 ●世を渡(わた)す 1 衆生を苦海から涅槃(ねはん)へ渡らせる。世の人を救う。済度(さいど)する。 2 隠居して跡目を譲る。 ●世を渡(わた)る 生活する。くらして行く。 よ【四】 1 数の四つのこと。よつ。し。多く名詞の上に付けて用いる。 2 物の数を、声を出して唱えながら数えるときの四をいうことば。 ●四の膳(ぜん) 本膳から第四番目の膳。しのぜん。

●世を響(とどろ)かす🔗🔉

●世を響(とどろ)かす 世間に広く知れわたる。世間の評判となる。 ●世を渡(わた)す 1 衆生を苦海から涅槃(ねはん)へ渡らせる。世の人を救う。済度(さいど)する。 2 隠居して跡目を譲る。 ●世を渡(わた)る 生活する。くらして行く。 よ【四】 1 数の四つのこと。よつ。し。多く名詞の上に付けて用いる。 2 物の数を、声を出して唱えながら数えるときの四をいうことば。 ●四の膳(ぜん) 本膳から第四番目の膳。しのぜん。

●世を渡(わた)す🔗🔉

●世を渡(わた)す 1 衆生を苦海から涅槃(ねはん)へ渡らせる。世の人を救う。済度(さいど)する。 2 隠居して跡目を譲る。 ●世を渡(わた)る 生活する。くらして行く。 よ【四】 1 数の四つのこと。よつ。し。多く名詞の上に付けて用いる。 2 物の数を、声を出して唱えながら数えるときの四をいうことば。 ●四の膳(ぜん) 本膳から第四番目の膳。しのぜん。

●世を渡(わた)る🔗🔉

●世を渡(わた)る 生活する。くらして行く。 よ【四】 1 数の四つのこと。よつ。し。多く名詞の上に付けて用いる。 2 物の数を、声を出して唱えながら数えるときの四をいうことば。 ●四の膳(ぜん) 本膳から第四番目の膳。しのぜん。

よ‐いち【世一】🔗🔉

よ‐いち【世一】 世の中で最もすぐれていること。天下一。世界一。無類。

よ‐おぼえ【世覚】🔗🔉

よ‐おぼえ【世覚】 世の中の評判。人望。*大鏡‐三「世おぼえ・みかどの御もてなしも」

よ‐すぎ【世過】🔗🔉

よ‐すぎ【世過】 世渡りをして行くこと。世渡り。生活。口すぎ。「身過ぎ世過ぎ」

よ‐に【世に】🔗🔉

よ‐に【世に】 〔副〕 1 世間に比べるものがないほどの意から、程度がはなはだしいさまを表す。非常に。大変。たいそう。*源氏‐澪標「憂きものに思ひおかれ侍りにしをなんよにいとほしく思ひ給ふる」 2 (下に打消の語を伴って)決して。断じて。よもや。*万葉‐四三二二「飲む水に影(かご)さへ見へて余爾(ヨニ)忘られず」

よになし‐げんじ【世に無し源氏】🔗🔉

よになし‐げんじ【世に無し源氏】 平氏が全盛をきわめていた時代、世に無しものとされていた源氏。日陰者の源氏。また、その人々。

よになし‐もの【世に無し者】🔗🔉

よになし‐もの【世に無し者】 世の中に存在を認められない人。世に出ることのない者。落ちぶれて、世人にかえりみられない人。日陰者。*曾我物語‐七「有かなきかの世になしもの」

よに‐も【世にも】🔗🔉

よに‐も【世にも】 〔副〕(副詞「よに(世)」に助詞「も」が付いて意味を強めた語) 1 きわめて。たいそう。また、いかにも。さも。「世にも不思議な話」*源氏‐竹河「心やすげにもてなしてよにも故あり」 2 (否定の語を伴って)決して。断じて。どんなことがあっても。*万葉‐三三九二「筑波嶺の岩もとどろに落つる水代爾毛(よニモ)絶ゆらにわが思はなくに」

よに‐よに【世に世に】🔗🔉

よに‐よに【世に世に】 〔副〕(副詞「よに(世)」を重ねて意味を強めた語)非常に。はなはだしく。この上なく。*愚管抄‐五「よによにわろく聞へけり」

よ‐の‐つね【世の常】🔗🔉

よ‐の‐つね【世の常】 ⇒「よ(世)」の子見出し

よのつね‐・ぶ【世の常ぶ】🔗🔉

よのつね‐・ぶ【世の常ぶ】 〔自バ上二〕(「ぶ」は接尾語)特別でない普通の状態である。また、そのようにふるまう。*浜松中納言‐三「せめてしぶらんも、さばかりにてはよのつねびうたてければ」

よ‐の‐なか【世の中・世間】🔗🔉

よ‐の‐なか【世の中・世間】 この世に生きる人間の構成する社会。また、その社会でのさまざまな人間関係。 1 前世・来世に対して、現世。この世。仮の世。*万葉‐七九三「余能奈可(ヨノナカ)は空しきものと知る時し」 2 出家悟道の世界に対して、凡俗の住む世界。俗世。娑婆(しゃば)。*源氏‐宿木「いはけなかりし程より、世中を思ひ離れて」 3 人が他と関係し合いながら生活する場。社会。世間。*万葉‐三七六一「与能奈可(ヨノナカ)の常の道理(ことわり)」 4 国。天下。世界。*源氏‐若菜下「世中のまつりごとなど」 5 勢力の及ぶ範囲。力を発揮できる領分。*滑・八笑人‐三「ヲット〆たり、サアこっちの世の中だぞ」 6 世間普通であること。また、世間の習わし。*十訓抄‐一「まづ世中の物語などし給ひけるほどに」 7 社会の情勢。世相。*更級「その春、世中いみじう騒がしうて」 8 社会での境遇。世間の待遇。また、世間の評価。*源氏‐乙女「官(つかさ)、かうぶり心にかなひ、世のなかさかりにおごりならひぬれば」 9 生計。世渡り。*源氏‐梅枝「親なくて、世中かたほにありとも」 10 男女の情。夫婦仲。*伊勢‐一〇二「歌はよまざりけれど、世中を思ひ知りたりけり」 時の流れの一区切り。 1 人の一生。生涯。寿命。*万葉‐三九六三「世間(よのなか)は数なきものか」 2 統治者の在位期間。天皇の治世。*宇津保‐蔵開中「よの中はいとよく保ち給ふべし」 3 当節。当世。その時分。*宇津保‐春日詣「よの中に名高き逸物(いちもち)」 人間界をとりまく自然環境。 1 世間をとりまく空間的なひろがり。外界の様子。四方の自然。あたり。*古今‐五三「世中にたえて桜のなかりせば」 2 天候。気候。*仮・小さかづき‐五「はるあきの世の中もよく、五穀も<略>みのり」 3 農作物、特に稲の作柄。また、豊作。*今昔‐二四・四八「世の中辛くして、露食物无りける」 ●世の中改(あらた)まる 世の支配者・統治者がかわる。新しい御代になる。治世が変わる。 ●世の中は相持(あいも)ち 世の中は互いに助け合うことによって円満に事が運ぶということ。 ●世の中は三日(みっか)見ぬ間(ま)=の[=に]桜かな (桜の花がすぐに散るように)世の中の移り変わりの激しいことをたとえていう。 ●世の中は盲(めくら)千人目明(めあき)千人 世の中には無知な者もたくさんいるが、眼識をそなえたものもかなりたくさんいるということ。

●世の中改(あらた)まる🔗🔉

●世の中改(あらた)まる 世の支配者・統治者がかわる。新しい御代になる。治世が変わる。 ●世の中は相持(あいも)ち 世の中は互いに助け合うことによって円満に事が運ぶということ。 ●世の中は三日(みっか)見ぬ間(ま)=の[=に]桜かな (桜の花がすぐに散るように)世の中の移り変わりの激しいことをたとえていう。 ●世の中は盲(めくら)千人目明(めあき)千人 世の中には無知な者もたくさんいるが、眼識をそなえたものもかなりたくさんいるということ。 よのなか‐ごこち【世の中心地】 流行病。疫病。*栄花‐見はてぬ夢「よの中心地に煩ひて、三月廿日うせ給ひぬ」

●世の中は相持(あいも)ち🔗🔉

●世の中は相持(あいも)ち 世の中は互いに助け合うことによって円満に事が運ぶということ。 ●世の中は三日(みっか)見ぬ間(ま)=の[=に]桜かな (桜の花がすぐに散るように)世の中の移り変わりの激しいことをたとえていう。 ●世の中は盲(めくら)千人目明(めあき)千人 世の中には無知な者もたくさんいるが、眼識をそなえたものもかなりたくさんいるということ。 よのなか‐ごこち【世の中心地】 流行病。疫病。*栄花‐見はてぬ夢「よの中心地に煩ひて、三月廿日うせ給ひぬ」

●世の中は三日(みっか)見ぬ間(ま)=の[=に]桜かな🔗🔉

●世の中は三日(みっか)見ぬ間(ま)=の[=に]桜かな (桜の花がすぐに散るように)世の中の移り変わりの激しいことをたとえていう。 ●世の中は盲(めくら)千人目明(めあき)千人 世の中には無知な者もたくさんいるが、眼識をそなえたものもかなりたくさんいるということ。 よのなか‐ごこち【世の中心地】 流行病。疫病。*栄花‐見はてぬ夢「よの中心地に煩ひて、三月廿日うせ給ひぬ」

●世の中は盲(めくら)千人目明(めあき)千人🔗🔉

●世の中は盲(めくら)千人目明(めあき)千人 世の中には無知な者もたくさんいるが、眼識をそなえたものもかなりたくさんいるということ。 よのなか‐ごこち【世の中心地】 流行病。疫病。*栄花‐見はてぬ夢「よの中心地に煩ひて、三月廿日うせ給ひぬ」

よのなか‐ごこち【世の中心地】🔗🔉

よのなか‐ごこち【世の中心地】 流行病。疫病。*栄花‐見はてぬ夢「よの中心地に煩ひて、三月廿日うせ給ひぬ」

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