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せ[世]🔗🔉

せ[世] (一)よ。よの中。 「世界・世相・世間・世人・世態・末世」 (二)人の生きている期間。代。 「世代・来世・後世ゴセ・二世・三世せい

せい[世]🔗🔉

せい[世] (一)よ。よの中。 「世務[1]・人世・時世・乱世・治世・処世」 (二)大きな変化によって区切られる、まとまった時間の単位。〔中国では昔十年・三十年を指した〕 「世紀」 (三)ひとりの人が家督・統治権を相続する期間(を一単位と算カゾえる語)。一代。 「日系二世[5]・万世一系[1]‐[0]、[1]」 (四)歴史上の時代区分。 「上世・中世・近世」 (五)地質時代の区分で、「紀」と「期」の間。 「沖積世[4]」〔地層の成層年代区分の「統」に対応する〕

せいき【世紀】[1]🔗🔉

せいき【世紀】[1] (一)一続きの年月。時代。 「原子力の―/宇宙の―」 (二)百年を一期とした年代区画。 例、 一九〇一年から二〇〇〇年までは二十世紀。〔誤って、一九〇〇年から一九九九年までと取る向きも有る〕

せいきの【世紀の】[1]🔗🔉

せいきの【世紀の】[1] 一世紀に一度しか現われないほどの。 「―英雄・―祭典・―傑作」

せいきまつ【世紀末】[3][0]🔗🔉

せいきまつ【世紀末】[3][0] 懐疑・絶望・享楽などの風潮が現われたヨーロッパ、特にフランスの十九世紀の終り。〔その社会の没落期の意にも用いられる〕 「―的[0]」

せいし【世子】【世嗣】[1]🔗🔉

せいし【世子】【世嗣】[1] △諸侯(大名)のあとつぎの子。 「あとつぎ」の意の漢語的表現。

せかい【世界】[1]🔗🔉

せかい【世界】[1] 〔「世」は三世サンゼに わたる意。「界」はすべての地域に またがる意〕 (一)人間が住んでいたり 行って見たり することが出来る、すべての所。〔狭義では、地球上に存在するすべての国家・住民社会の全体を指す〕 「―一イチ[2]、[1]、[1]‐[2]・―記録[4]・―保健機関[1]‐[4]・第三―〔= 第三〕」 (二)そのものと その同類で形作っている、なんらかの秩序が有ると考えられる集まり。 「若者の―〔=仲間〕/魚の―/学問の―〔=学問の領域内〕/広い―〔=世間〕を狭くする/自分の―〔=視野〕でしか物を考えない」

せかいかん【世界観】セカイクワン[2]🔗🔉

せかいかん【世界観】セカイクワン[2] 世界とはこういうものだ、 その中で人はこう生きるものだという、世界・人生に対する見方。

せかいぎんこう【世界銀行】セカイギンカウ[4]🔗🔉

せかいぎんこう【世界銀行】セカイギンカウ[4] 戦災国の復興や発展途上国の開発のために、世界の国ぐにが出資している、国際的な金融機関。本部、アメリカのワシントン。 国際復興開発銀行[13]。 世銀。

せかいぞう【世界像】セカイザウ[2]🔗🔉

せかいぞう【世界像】セカイザウ[2] その人の世界観の反映としての、世界の姿。

せかいたいせん【世界大戦】[4]🔗🔉

せかいたいせん【世界大戦】[4] 第一次世界大戦および第二次世界大戦の称。

せかいてき【世界的】[0]🔗🔉

せかいてき【世界的】[0] ―な/―に 規模や、比較の対象が世界全般にわたって考えられる様子。 「―な〔= 世界で第一流の〕音楽家/―に知られた」

せかいぼうえききかん【世界貿易機関】セカイボウエキキクワン[1]‐[5]🔗🔉

せかいぼうえききかん【世界貿易機関】セカイボウエキキクワン[1]‐[5] ガットの後を受けて発足した国際連合の関連機関。WTO。

せかいれんぽう【世界連邦】セカイレンパウ[4]🔗🔉

せかいれんぽう【世界連邦】セカイレンパウ[4] 民族的対立や戦争の悲惨を無くす目的で提唱された国境撤廃運動。 世界国家[4]。 世界政府[4]。

せぎん【世銀】[0]🔗🔉

せぎん【世銀】[0] 「世界銀行〔=国際復興開発銀行〕」の略。

せけん【世間】[1]🔗🔉

せけん【世間】[1] 自分と共に世界を形作る、一般の人びと。〔仏教語としては、人間社会の意。例、「出シユツ ―」〕 「―の目が厳しい/―を驚かせる/―がうるさい/―が狭い/―〔=世の中〕を騒がす/―様〔=よその人たち〕に対して申し訳が無い/―が広い〔=(a)つきあいが広い。 (b)物知りだ〕/―晴れて〔=ほかの人たちに気がね無く。公然と〕夫婦となる」

せけんし【世間師】[2]🔗🔉

せけんし【世間師】[2] 世渡りがうまくて、ずるく立ち回る人。 「なかなかの―だ」

せけんしらず【世間知らず】[4]🔗🔉

せけんしらず【世間知らず】[4] 実社会の事情に暗い△こと(人)。世間見ず[2]。

せけんずれ【世間擦れ】【世間擦】[0]🔗🔉

せけんずれ【世間擦れ】【世間擦】[0] ―する 実社会で苦労したため、純真さが薄れ、ずる賢いところが目につくこと。

せけんち【世間知】[2]🔗🔉

せけんち【世間知】[2] おとなとして世の中をうまく渡って行く上での判断と身の処し方。〔正直ばかりでは通用しないとか、世の中には裏が有るとか、事を成功させるためには根回しや付け届けが必要であるとかの、学校では教えてくれない種類の常識を指す〕 [表記]もとの用字は、「世間〈智」。

せけんてい【世間体】[0][4]🔗🔉

せけんてい【世間体】[0][4] 世間に対する体裁。 「―を(とり)つくろう/―をはばかる」

せけんてき【世間的】[0]🔗🔉

せけんてき【世間的】[0] ―な/―に (一)その時の社会一般に普通である様子。 (二)世俗的。

せけんなみ【世間並】[0]🔗🔉

せけんなみ【世間並】[0] 一般の人と同じ程度。

せけんばなし【世間話】[4]🔗🔉

せけんばなし【世間話】[4] 最近の出来事・流行や人のうわさなど、互いに直接利害関係の無い種類の話。雑談。

せけんばなれ【世間離れ】[4]🔗🔉

せけんばなれ【世間離れ】[4] ―する 物の考え方や行動のしかたの規準が、世間一般の習わし・おもわくや儀礼などをどうでもいい事に考える傾きが有り、自分のしたい事に夢中になっていること。

せこ【世故】[1]🔗🔉

せこ【世故】[1] 〔「故」は、「こと」の意〕 冠婚葬祭などつきあいの俗事を適当にこなし、裏面の事情を承知の上で世渡りして行く、社会人としての要領。 「―にたける〔=世間知が身につく〕」

せさい【世才】[0]🔗🔉

せさい【世才】[0] 世渡りの才能。 学才商才

せじ【世事】[1]🔗🔉

せじ【世事】[1] 世の中の△出来事(しきたり)。 「―にうとい」

せじ【世辞】[0]🔗🔉

せじ【世辞】[0] 〔「世事」の変化〕 お世辞

せじもの【世辞者】[0]🔗🔉

せじもの【世辞者】[0] 世辞の巧みな人。

せしゅう【世襲】セシフ[0]🔗🔉

せしゅう【世襲】セシフ[0] ―する その家に属する財産・格式・職掌などを、祖父・父から子や孫へと受け継ぐこと。 「政治の―/―候補[4]・―社長[4]・―否定」

せじょう【世上】セジヤウ[0]🔗🔉

せじょう【世上】セジヤウ[0] 〔その人が現在、その中に住んでいる〕世の中。 「―〔=現在、世の中に〕行われている風説」

せじょう【世情】セジヤウ[0]🔗🔉

せじょう【世情】セジヤウ[0] 裏もある、 複雑な人間社会の 事情。 「―に通じている/―にうとい」

せじん【世人】[1]🔗🔉

せじん【世人】[1] 〔自分や 身近な 者を 除いた〕 世間の 人。世の中の人。

せじん【世塵】セヂン[0]🔗🔉

せじん【世塵】セヂン[0] 世の中の、わずらわしい事柄。 「―〔=わずらわしい事が多い世の中との交渉〕を避ける」

せぜ【世世】[1]🔗🔉

せぜ【世世】[1] △それまで経て来た (これから経るであろう)幾つかの世代や時代。 「生生シヨウジヨウ―」

せそう【世相】セサウ[0][2][1]🔗🔉

せそう【世相】セサウ[0][2][1] 種種の社会現象を通じて うかがわれる、世の中の大きな流れと時代的な特徴。 「―の反映」

せぞく【世俗】[0][1]🔗🔉

せぞく【世俗】[0][1] 俗世間(一般の人)。 「―化[0]」

せぞくてき【世俗的】[0]🔗🔉

せぞくてき【世俗的】[0] ―な/―に 世間一般の人が、ごく軽い意味で それを許容する様子。 「―〔=俗〕に言えば、成功の部類に入るが」

せそん【世尊】[1]🔗🔉

せそん【世尊】[1] 「釈尊」の尊称。

せたい【世代】[1][0]🔗🔉

せたい【世代】[1][0] せだい。

せたい【世帯】[1][2]🔗🔉

せたい【世帯】[1][2] しょたい(所帯) 「―主ヌシ [2]」

せたい【世態】[0][1]🔗🔉

せたい【世態】[0][1] 世の中のありさま。 「―人情」

せだい【世代】[1][0]🔗🔉

せだい【世代】[1][0] (一)ある年齢層。ジェネレーション。 (二)親・子・孫、それぞれの代。

せだいこうたい【世代交代】セダイカウタイ[4]🔗🔉

せだいこうたい【世代交代】セダイカウタイ[4] (一)有性生殖を行う世代と無性生殖を行う世代とが交代に現われる現象。スギゴケなどに見られる。世代交番。 (二)年をとった者が退き、若い者に代わること。 [表記]「世代交替」とも書く。

せだいこうばん【世代交番】セダイカウバン[0]🔗🔉

せだいこうばん【世代交番】セダイカウバン[0] 世代交代

せち【世知】[1]🔗🔉

せち【世知】[1] 人とうまくつき合い、その世界で自分の身を処していく上での要領。 「―に たけた苦労人」 [表記]もとの用字は、「世〈智」。

せちがらい【世知辛い】[4]:[4]🔗🔉

せちがらい【世知辛い】[4]:[4] (形) (一)生きて行く上に、いろいろと めんどうなことが多い。 「―世の中」 (二)勘定が細かすぎて、おおようでない。 ――さ[3]

せどう【世道】セダウ[1]🔗🔉

せどう【世道】セダウ[1] 生活する上に、人間が守って行くべき道徳。 「―人心[1]‐[0]、[1]」

せひょう【世評】セヒヤウ[0]🔗🔉

せひょう【世評】セヒヤウ[0] 世間の△評判(うわさ)。

せろ【世路】[1]🔗🔉

せろ【世路】[1] 「人生での生き方」の意の漢語的表現。

せろん【世論】[1][0]🔗🔉

せろん【世論】[1][0] 世間の多くの人の意見。よろん。

せわ【世話】[2]🔗🔉

せわ【世話】[2] ―する 〔形容詞「せわしい」の語幹という〕 その人自身の力では出来ない事を、力・知恵などを貸して助けてやること。 「いらぬお―〔=おせっかい〕だ/―になる〔=…の援助を受ける〕/―を焼く〔=手数をいとわず援助してやる〕/―が焼ける/いい医者を―する〔=紹介する〕/老人の―をする〔=そばに居て、いろいろ めんどうを見る〕/―好き[0]・―人[0]」

せわがない【世話が無い】🔗🔉

せわがない【世話が無い】 自分にとって扱いやすい。〔いい気なものだ、という意にも用いられる。例、「自分から言い出しておいて反対するなんて―」〕

せわ【世話】[2]🔗🔉

せわ【世話】[2] 世間一般の人がそう言ったり したり する事柄。 「下―にも〔=世間の人が普通に〕申します通り/―に〔=俗語で〕砕いて申しますと」

せわきょうげん【世話狂言】セワキヤウゲン[3]🔗🔉

せわきょうげん【世話狂言】セワキヤウゲン[3] 〔歌舞伎カブキで〕世話物の狂言。

せわば【世話場】[0]🔗🔉

せわば【世話場】[0] 〔歌舞伎で〕庶民の、日常生活を演じる場面。

せわもの【世話物】[0]🔗🔉

せわもの【世話物】[0] 〔歌舞伎・浄瑠璃ジヨウルリなどで〕当時の世態を描写し、おもに町人を主人公としたもの。 時代物

せわにょうぼう【世話女房】セワニョウバウ[3]🔗🔉

せわにょうぼう【世話女房】セワニョウバウ[3] 家事をうまくきりまわし、よく夫のめんどうを見る妻。

せわやき【世話焼き】【世話焼】[0][4]🔗🔉

せわやき【世話焼き】【世話焼】[0][4] (一)(A)頼まれないのに、進んで他人のために尽力する△こと(人)。世話好き。 (B)必要以上に、他のめんどうを見たがる△こと(人)。おせっかい。 (二)組織や催し物などの設立や運営のめんどうを見る役(の人)。世話役。

せわやく【世話役】[0]🔗🔉

せわやく【世話役】[0] 世話をする役(の人)。世話人(ニン)。

せわをやく【世話を焼く】🔗🔉

せわをやく【世話を焼く】 世話

よ【世】[1][0]🔗🔉

よ【世】[1][0] (一)人間が互いにかかわりを持って生活を営んでいる場。 「―を渡る〔=生活する〕/―に聞こえた〔=有名な〕/―を去る〔=死ぬ〕/…の風潮が―に はびこる/―に出す〔=(a)製品にして市場に送る。 (b)一人前の人間に育て上げ実社会に送り出す〕」 (二)ある△人(力)が支配する期間。時代。 「―が―ならば〔=(今は落ちぶれているが)自分の得意な時代であったなら〕/―にある〔=栄える〕」 (三)〔仏教で〕三世(サンゼ)のそれぞれ。 「この―/あの―」 [表記](二)は、「代」とも書く。

よにいれられない【世に容れられない】🔗🔉

よにいれられない【世に容れられない】 高邁(マイ)な意見や、すぐれた才能を持ってはいるが、常識とかけ離れていて、世間一般が認めるには至らない。

よすぎ【世過ぎ】[0][3][1]🔗🔉

よすぎ【世過ぎ】[0][3][1] (曲がりなりにも自分の力で)生計を立てて行くこと。 「身過ぎ―」

よすてびと【世捨て人】【世捨人】[3]🔗🔉

よすてびと【世捨て人】【世捨人】[3] 〔僧・隠者など〕俗世間との交渉を絶った(はずの)人。

よつぎ【世継ぎ】【世継】[0][3][1]🔗🔉

よつぎ【世継ぎ】【世継】[0][3][1] 〔家の〕あとを継ぐ△こと(人)。 [表記]「世《嗣」とも書く。

よなおし【世直し】ヨナホシ[2]🔗🔉

よなおし【世直し】ヨナホシ[2] ―する 世の中のよくない状態を改めること。

よなれる【世慣れる】[3][4]:[3][0]🔗🔉

よなれる【世慣れる】[3][4]:[3][0] (自下一) いろいろ経験して世間の慣行や、(裏面の)実情に慣れる。 「世慣れた人の挨拶アイサツ」 [表記]「世〈馴れる」とも書く。

よにも【世にも】[1]🔗🔉

よにも【世にも】[1] (副) 現世で そういう事例に接することはめったに無い、ということを表わす。 「―〔=どう考えてみても〕不思議な話/―〔=とても〕うれしそうな顔をする」

よのためし【世の例し】【世の例】[1]、[1]‐[3]🔗🔉

よのためし【世の例し】【世の例】[1]、[1]‐[3] 世間に昔からよくあることで、少しも珍しくないこと。

よのつね【世の常】[1]‐[1]🔗🔉

よのつね【世の常】[1]‐[1] (一)世の習い。 (二)世間に普通に△見られる(行われている)物事。 「―の人間ならば」

よのなか【世の中】[2]🔗🔉

よのなか【世の中】[2] (一)同時代に属する社会を、複雑な人間模様が織り成すものととらえた語。愛し合う人と憎み合う人、成功者と失意・不遇の人とが構造上 同居し、常に矛盾に満ちながら、一方には持ちつ持たれつの関係にある世間。 「物騒な―/―〔=現世〕がいやになる」 (二)現在の時点・環境を、これまで経験してきた環境となんらかの意味で比べて批評して言う語。時代。時節。 「せちがらい―だ/大変な―になったものだ/今は原子力の〔=原子力が必要とされる〕―だ/実力の〔=実力が物を言う〕―」

よのならい【世の習い】【世の習】ヨノナラヒ[1]🔗🔉

よのならい【世の習い】【世の習】ヨノナラヒ[1] 正義感に燃える若者にとっては矛盾・不合理と見える事であっても、慣行上 認めざるを得ない事柄。

よわたり【世渡り】【世渡】[2]🔗🔉

よわたり【世渡り】【世渡】[2] ―する 家族を養ったりして、人なみの暮らしをしていくこと。 「―がうまい〔=要領よく人と付き合い、いいポストを次つぎに見つけて、うまく世の中を生きて行く〕/彼のような―上手〔=処世術のうまい人〕としては珍しい失敗だった」

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