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(1)五十音図ヤ行第五段の仮名。硬口蓋と前舌との間を狭めて発する半母音と後舌の半狭母音とから成る音節。 (2)平仮名「よ」は「與」の略体「与」の草体。片仮名「ヨ」も「與」の略体「与」の末三画。 〔奈良時代までは,上代特殊仮名遣いで甲乙二類の別があり,発音上区別があったとされる〕

よ【世・代】🔗🔉

[1][0] 【世・代】 〔「よ(節)」と同源。区切られた期間の意〕 (1)人間が集まり生活の場としている所。世間。また,そこに生活している人々。《世》「―の荒波にもまれる」「―に出る」「―をはかなむ」 (2)俗世間。凡俗の住む,わずらわしい現実社会。《世》「―をいとう」 (3)ある支配者が治めている期間。また,同一系統の者が政体を維持している期間。時代。「公家の―」「徳川の―」 (4)人が生まれてから死ぬまでの期間。一生。「わが―の春」 (5)仏教で説く,過去(前世)・現在(現世)・未来(来世)など,ある人の生きている世界。《世》「あの―に行く」 (6)寿命。生きていられる年齢。「君が―も我が―も知るや岩代の岡の草根をいざ結びてな/万葉 10」 (7)時節。時期。折。「をとこ,思ひかけたる女の,え得まじうなりての―に/伊勢 55」 (8)男女の仲。「わがごとく我を思はむ人もがなさてもや憂きと―を試みむ/古今(恋五)」 (9)ある人が家長として統率している期間。「竹筍斎も隠居して,―を岩次郎にゆづりけり/黄表紙・敵討義女英」 〔「―に」などの場合,アクセントは [1]〕 →世に

よ【四】🔗🔉

[1] 【四】 (1)し。よっつ。数を数えるのに用いる。「ひ,ふ,み,―」 (2)し。よっつ。名詞の上に付いて複合語をつくる。「―年」「―方(ヨモ)」

よ【夜】🔗🔉

[1] 【夜】 日没から日の出までの間。太陽が沈んでいて暗い間。よる。「―があける」「―がふける」 →夜の目

よ【枝】🔗🔉

【枝】 えだ。一説に,花びらの意ともいう。「この花の一―のうちは百種の/万葉 1457」

よ【節】🔗🔉

【節】 (1)竹や葦(アシ)の茎の,節(フシ)と節との間。「竹とるに,節(フシ)を隔てて―ごとに金ある竹を見つくる事かさなりぬ/竹取」 (2)転じて,節(フシ)。「大なる竹の―を通して入道の口にあて/平治(上)」

よ【余】🔗🔉

[1][0] 【余】 (1)それ以上であること。(「…の余」の形で多く用いる)「二年の―闘病生活を続ける」「百人の―の参加者」 (2)それ以外であること。それ以外のもの。「―の件については知らない」 →余の儀 (3)あまったもの。あまり。余分。 (4)数量を表す語に付いて,その数より少し多い意を表す。おおよその数をあげて端数を漠然という場合に用いる。あまり。有余。「十―年の歳月」「三〇人―の人」

よ【輿】🔗🔉

[1] 【輿】 こし。たごし(手輿)。「ゆる―を舁(カ)かせて来たので/寒山拾得(鴎外)」

よ【余・予】🔗🔉

[1] 【余・予】 (代) 一人称。われ。わたくし。やや尊大な,または,改まった言い方として男子が用いる。「―の説くところをよく理解せよ」

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(副) 〔「よう(能う)」の転〕 (下に打ち消しの表現を伴って)とても。「まあ―しれぬことをいはずとも/浄瑠璃・近江源氏」

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(感) 男性が呼びかけに答える語。「人の召す御いらへには,男は『―』と申し,女は『を』と申すなり/著聞 8」

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(格助) 〔上代語〕 (1)動作・作用の時間的・空間的起点を示す。から。「はしけやし我家(ワギエ)の方―雲居立ち来(ク)も/古事記(中)」「天地の遠き初め―世の中は常なきものと語り継ぎ流らへ来れ/万葉 4160」 (2)動作の行われる場所・経由地を示す。「大和へに行くは誰が夫(ツマ)隠り水(ズ)の下―延(ハ)へつつ行くは誰が夫/古事記(下)」「旅にして妹に恋ふればほととぎす我が住む里にこ―鳴き渡る/万葉 3783」 (3)動作の手段を示す。で。「浅小竹原(アサジノハラ)腰泥(ナヅ)む空は行かず足―行くな/古事記(中)」 (4)比較の基準を示す。より。「雲に飛ぶ薬食(ハ)む―は都見ばいやしき我(ア)が身またをちぬべし/万葉 848」 〔(1)上代には,この語とほとんど同じ用法をもつ格助詞として,「ゆ」「ゆり」「より」がある。これらの語の語源に関しては,「ゆり」「より」からその省略形として「ゆ」「よ」ができたとする説と,「ゆ」「よ」から「ゆり」「より」が派生したとする説とがある。(2)この語は,「古事記・歌謡」と「万葉集」にのみ用例がみられる〕 →より(格助) →ゆ(格助) →ゆり(格助)

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■一■ (終助) 文末の言い切りの形に付く。 (1)詠嘆の気持ちをこめて断定したり念を押して確かめたりする意を表す。「ほんとうにきれいだった―」「早くしないと,遅れる―」「すこしは手伝って―」「もうおなかがすいたなんて言ってるの―」「きっと困るわ―」「今はさは大殿籠(オオトノゴモ)るまじきぞ―/源氏(若紫)」 (2)(上にある疑問を表す語と呼応して)疑問の意に相手をなじる気持ちを添えて表す。「疲れたぐらいで,何だ―」「急にそんなこと言い出して,どうしたの―」 (3)(活用語の命令形・禁止の助詞「な」などに付いて)命令・依頼・禁止などの意を強めて言い表す。「早く歩け―」「無理ばかり言うな―」「いざ給へ―。をかしき絵など多く,雛(ヒイナ)遊びなどする所に/源氏(若紫)」 (4)(助動詞「う」「よう」に付いて)意向・勧誘などの意を強めて言い表す。「うなぎでも食べよう―」「ねえ,遊園地に行きましょう―」 (5)(助動詞「う」「よう」に付いて)軽い感動や投げやりの気持ちを表す。「なんてきれいな所なんでしょう―」「どうせ僕なんかだめだろう―」 ■二■ (間投助) 文節末に付く。 (1)(体言に付いて)詠嘆の気持ちをこめての呼びかけを表す。「木村君―,早く行こう」「山に散った若い命―,安らかに眠れ」「少納言―,香炉峰の雪いかならむ/枕草子 299」「有王―,鬼界の島とかやへわれ具して参れ/平家 3」 (2)(文の切れめに付いて)息つぎをしたり聞き手の注意を引いたりする。「もしもだ―,君だったらどうする」「きのう図書館へ行ったら―,休館日だった」「されば―,あらはなりつらむ/源氏(野分)」 (3)(文中のいろいろの語に付いて)感動をこめて聞き手にはたらきかけたり,念を押して言ったりする。「吾(ア)はも―,女(メ)にしあれば,汝(ナ)を除きて男(オ)は無し汝を除きて夫(ツマ)はなし/古事記(上)」「籠(コ)も―み籠持ちふくしも―みぶくし持ち/万葉 1」 〔(1)間投助詞としての用法が本来のもの。(2)古語(文語)の上一段・上二段・下一段・下二段・カ変・サ変動詞の命令形にみられる「よ」は,元来はこの助詞である。中古以降,これらの活用の命令形には,ほとんど常に「よ」が添えられるため,「よ」をも含めて命令形とするようになった〕

よ-あかし【夜明かし】🔗🔉

よ-あかし [2][0] 【夜明かし】 (名)スル 朝まで寝ずに起きていること。一晩中起きていること。徹夜。「―してレポートを書き上げる」

よ-あがり【夜上(が)り】🔗🔉

よ-あがり [2] 【夜上(が)り】 夜のうちに雨があがること。「―の空は殊更朗(ホガラカ)に/多情多恨(紅葉)」

ヨアキム-デ-フローリスJoachim de Floris🔗🔉

ヨアキム-デ-フローリス Joachim de Floris (1130頃-1202) イタリアの神秘思想家。独自の聖書解釈により世界の歴史を父・子・聖霊に対応する三つに区分,1260年には第三期が始まるとする千年王国思想を説き,社会に大きな影響を与えた。

よ-あけ【夜明け】🔗🔉

よ-あけ [3] 【夜明け】 (1)夜が明けること。太陽がのぼる頃。明け方。「―前」 (2)太陽の中心が地平線下七度二一分四〇秒にある時刻。明け六つ。 →日暮れ(2) (3)新しい時代や事物が始まろうとする時。「新日本の―」

よあけ-がた【夜明け方】🔗🔉

よあけ-がた [0] 【夜明け方】 夜が明けようとする頃。あけがた。

よあけ-がらす【夜明け烏】🔗🔉

よあけ-がらす 【夜明け烏】 夜が明ける頃に鳴く烏。あけがらす。「柴の戸に―や初しぐれ/曾波可理」

よあけ-の-みょうじょう【夜明けの明星】🔗🔉

よあけ-の-みょうじょう ―ミヤウジヤウ 【夜明けの明星】 「明けの明星」に同じ。

よあけまえ【夜明け前】🔗🔉

よあけまえ ―マヘ 【夜明け前】 小説。島崎藤村作。1929(昭和4)〜35年「中央公論」に発表。近代日本黎明期に木曾山中の旧家に生きた作者の父の悲劇を通して,維新の理想と現実を描いた長編歴史小説。

よ-あそび【夜遊び】🔗🔉

よ-あそび [2] 【夜遊び】 (名)スル 夜,遊びに出ること。夜遅くまで遊び回ること。「―が過ぎる」

よ-あつ【与圧】🔗🔉

よ-あつ [0] 【与圧】 (名)スル 室内の気圧を外の大気圧より上げて,地上と同じような気圧に保つこと。

よあつ-しつ【与圧室】🔗🔉

よあつ-しつ [3] 【与圧室】 高々度を飛ぶ飛行機などで,人のいる部分を気密にして地上の気圧に近くなるように加圧した室。

ヨアヒムJoseph Joachim🔗🔉

ヨアヒム Joseph Joachim (1831-1907) ドイツのバイオリン奏者。ハンガリー出身。一九世紀後半のドイツ最高のバイオリン奏者といわれ,モーザーと共著ですぐれた教本を残す。作曲も行なった。

よ-あみ【夜網】🔗🔉

よ-あみ [3] 【夜網】 夜,網を打ち,または張って漁をすること。

よ-あらし【夜嵐】🔗🔉

よ-あらし [2] 【夜嵐】 夜に吹くひどい風。

よ-あるき【夜歩き】🔗🔉

よ-あるき [2] 【夜歩き】 (名)スル 夜,外出すること。夜,遊び歩くこと。

よい【宵】🔗🔉

よい ヨヒ [0] 【宵】 (1)夜になってまだ間もない頃。夜がそれほどふけていない頃。初更。「春の―」「―の口」 (2)よる。夜間。「波の上に浮寝せし―あど思(モ)へか/万葉 3639」 (3)祭りの前夜。「―の日よりとまりがけに上りける/咄本・露が咄」

よい【酔い】🔗🔉

よい ヨヒ [2][0] 【酔い】 (1)酒に酔うこと。酔っていること。えい。「―をさます」 (2)乗り物に揺られて気分が悪くなること。「車―」「船(フナ)―」

よ-い【夜居】🔗🔉

よ-い 【夜居】 加持・祈祷(キトウ)などのため,僧が一晩中そばに詰めていること。「しるしあらむ僧もがな。なにがし僧都―にさぶらはすべかりける/源氏(宿木)」

よ-い【夜寝】🔗🔉

よ-い 【夜寝】 夜,寝ること。「君を思ふと―も寝なくに/万葉 831」

よ-い【余威】🔗🔉

よ-い [1] 【余威】 ある事をなし遂げたあとの,はずみのついてなお余っている勢い。余勢。

よ・い【良い・善い・好い】🔗🔉

よ・い [1] 【良い・善い・好い】 (形)[文]ク よ・し 〔望ましい状態を広くいう語。終止形・連体形としては,口頭語では「いい」,文章語では「よい」を用いることが多い〕 (1)品質的に上等である。「―・い酒」「―・い時計」 (2)美的にすぐれている。美しい。「景色が―・い」「器量が―・い」 (3)能力的にすぐれている。優秀だ。「腕が―・い」 (4)身分・家柄が高い。経済的に恵まれている。「―・い家に生まれる」「―・い暮らし」 (5)倫理・道徳にかなっている。正当だ。「―・いと信じてやる」「―・いおこない」 (6)規範・標準に合っている。適格である。「バットの持ち方が―・い」「姿勢が―・い」 (7)人柄が好ましい。善良だ。「あの人は―・い人だ」 (8)親密だ。むつまじい。「仲が―・い」 (9)目的にかなっている。ふさわしい。好都合だ。「―・い時に来てくれた」「けがにはこの薬が―・い」 (10)めでたい。吉である。「今日の―・き日」「門出―・しとて勇みけり/盛衰記 36」 (11)利益になる。得だ。「―・い話がある」「―・い商売だ」 (12)快い。快適だ。「―・い湯だ」「ああ―・い気持ちだ」 (13)十分だ。整っている。「もう―・いかい」「覚悟は―・いか」 (14)(「…して(も)よい」「…と(も)よい」などの形で)さしつかえない。かまわない。「外出しても―・いですか」「それで―・い」「飲みての後は散りぬとも―・し/万葉 821」 (15)動詞の連用形に付いて,…しやすい,たやすく…することができる,などの意を表す。「書き―・い万年筆」「この家は住み―・い間取りになっている」 〔(1)〜(12) ⇔悪い〕 →よく(良) [派生] ――が・る(動ラ五[四])――さ(名)

よい-い【宵居】🔗🔉

よい-い ヨヒ 【宵居】 宵に起きていること。夜遅くまで起きていること。「つれづれなるひるま,―などに/更級」

よい-かげん【好い加減】🔗🔉

よい-かげん [0] 【好い加減】 ⇒いいかげん(好加減)

よい-かな【善い哉】🔗🔉

よい-かな 【善い哉】 (連語) ほめたたえる言葉。よいことであるかな。ああ,いいぞ。よきかな。

よ-いくさ【夜軍】🔗🔉

よ-いくさ [2] 【夜軍】 夜間の戦い。夜戦。

よい-ぐるい【酔い狂い】🔗🔉

よい-ぐるい ヨヒグルヒ [0] 【酔い狂い】 酒によって分別を失い乱暴などをすること。また,その人。えいぐるい。

よい-ごうしん【宵庚申】🔗🔉

よい-ごうしん ヨヒガウシン 【宵庚申】 庚申待をする日の夜。「卯月五日の―/浄瑠璃・宵庚申(下)」 →庚申待

よい-ごこち【酔い心地】🔗🔉

よい-ごこち ヨヒ― [0][3] 【酔い心地】 酒に酔ったときの快い気分。えいごこち。

よい-ごし【宵越し】🔗🔉

よい-ごし ヨヒ― [0] 【宵越し】 一夜を経ること。次の日まで持ち越すこと。

よい-さ🔗🔉

よい-さ [1] (感) (1)力を入れたりするときに,調子を取るために発する掛け声。 (2)民謡などの囃子詞(ハヤシコトバ)。

よい-ざまし【酔い醒まし】🔗🔉

よい-ざまし ヨヒ― [0][3] 【酔い醒まし】 酒の酔いをさますこと。また,そのための手だて。「―に外の風に当たる」

よい-ざめ【酔い醒め・酔い覚め】🔗🔉

よい-ざめ ヨヒ― [0] 【酔い醒め・酔い覚め】 酒の酔いがさめること。また,さめたとき。

よい-しょ🔗🔉

よい-しょ [1] ■一■ (感) (1)力を入れて物を持ち上げるときや,動作を始めようとするときに発する掛け声。 (2)民謡などの囃子詞(ハヤシコトバ)。 ■二■ (名)スル ごまをすったり,おべっかを使ったりすることをいう語。「上役に―する」

よい-し・れる【酔い痴れる】🔗🔉

よい-し・れる ヨヒ― [4][0] 【酔い痴れる】 (動ラ下一)[文]ラ下二 よひし・る (1)酒にひどく酔って正気を失う。 (2)うっとりとして快い気分に浸る。「勝利の喜びに―・れる」

よい-すずみ【宵涼み】🔗🔉

よい-すずみ ヨヒ― [3] 【宵涼み】 夏の宵,戸外や縁側などに出て暑さをしのぐこと。[季]夏。

よい-だち【宵立ち】🔗🔉

よい-だち ヨヒ― [0] 【宵立ち】 (1)宵に出立すること。 (2)遊郭で,客が朝までの揚げ代を払っておきながら,宵のうちに帰ること。「―の客は何やらききかじり/柳多留 3」

よ-いち【世一】🔗🔉

よ-いち 【世一】 当世第一。天下一。「いけずきといふ―の馬には乗たりけり/平家 9」

よいち【余市】🔗🔉

よいち 【余市】 北海道南西部の町。積丹半島基部,石狩湾に面する。漁業と水産加工が盛ん。

よいちべえ【与市兵衛】🔗🔉

よいちべえ ヨイチベ [3] 【与市兵衛】 〔「仮名手本忠臣蔵」で与市兵衛が持っていたことから〕 縞の財布。与市。

よい-づき【宵月】🔗🔉

よい-づき ヨヒ― [0][2] 【宵月】 宵に出ている月。また,月の出ている宵。[季]秋。

よい-づきよ【宵月夜】🔗🔉

よい-づきよ ヨヒ― [4] 【宵月夜】 宵に出ている月。また,月の出ている宵。

よいっ-ぱり【宵っ張り】🔗🔉

よいっ-ぱり ヨヒツ― [0][5] 【宵っ張り】 夜遅くまで起きていること。夜ふかしをすること。また,その習慣のある人。

よい-つぶ・す【酔い潰す】🔗🔉

よい-つぶ・す ヨヒ― [4][0] 【酔い潰す】 (動サ五[四]) 酒に酔わせて正体をなくさせる。泥酔させる。「酒で―・される」

よい-つぶ・れる【酔い潰れる】🔗🔉

よい-つぶ・れる ヨヒ― [5][0] 【酔い潰れる】 (動ラ下一)[文]ラ下二 よひつぶ・る 酒に酔って正体を失う。泥酔する。「はしご酒をして―・れる」

よいとこ-さ🔗🔉

よいとこ-さ [1] (感) (1)力を入れたりするときに,はずみをつける掛け声。 (2)民謡などの囃子詞(ハヤシコトバ)。

よいと-な🔗🔉

よいと-な [1] (感) 民謡などの囃子詞(ハヤシコトバ)。

よいと-まけ🔗🔉

よいと-まけ [0] ■一■ (名) 建築現場などで,地ならしのために大勢が一斉に鎚(ツチ)を滑車で上げ下げすること。また,それをする人。 ■二■ (感) {■一■}をするときの掛け声。

よい-どめ【酔い止め】🔗🔉

よい-どめ ヨヒ― [0] 【酔い止め】 乗り物酔いを予防すること。また,その薬。

よい-どれ【酔いどれ】🔗🔉

よい-どれ ヨヒ― [0] 【酔いどれ】 酒にひどく酔った人。酔っ払い。えいどれ。「―声」

よい-なき【宵鳴き】🔗🔉

よい-なき ヨヒ― [0] 【宵鳴き】 (名)スル 宵に鶏の鳴くこと。不吉な前兆という。「鶏とぼけて―すれば/浮世草子・五人女 2」

よい-ね【宵寝】🔗🔉

よい-ね ヨヒ― [0] 【宵寝】 (名)スル 宵のうちから寝てしまうこと。「其の晩ばかりは些(チツ)との酒で―をした/歌行灯(鏡花)」

よいね-まどい【宵寝惑い】🔗🔉

よいね-まどい ヨヒ―マドヒ [4] 【宵寝惑い】 「よいまどい」に同じ。「―の腰元どもが,寝耳にびつくり/桐一葉(逍遥)」

よい-の-くち【宵の口】🔗🔉

よい-の-くち ヨヒ― [0] 【宵の口】 日が暮れて間もないころ。「まだ―だ」

よい-の-とし【宵の年】🔗🔉

よい-の-とし ヨヒ― 【宵の年】 大晦日の夜。また,元日に前の年や年の暮れをさしていう語。「―のせつなき事を忘れがたく/浮世草子・胸算用 5」

よい-の-はる【宵の春】🔗🔉

よい-の-はる ヨヒ― [4] 【宵の春】 春の宵。春宵(シユンシヨウ)。[季]春。

よい-の-みょうじょう【宵の明星】🔗🔉

よい-の-みょうじょう ヨヒ―ミヤウジヤウ [0] 【宵の明星】 日没後,西天に輝く金星。ゆうずつ。 ⇔明けの明星

よい-まち【宵待ち】🔗🔉

よい-まち ヨヒ― [0] 【宵待ち】 宵になるのを待つこと。

よいまち-ぐさ【宵待草】🔗🔉

よいまち-ぐさ ヨヒ― [4] 【宵待草】 マツヨイグサの異名。

よい-まつり【宵祭(り)】🔗🔉

よい-まつり ヨヒ― [3] 【宵祭(り)】 「宵宮(ヨイミヤ)」に同じ。[季]夏。

よい-まどい【宵惑い】🔗🔉

よい-まどい ヨヒマドヒ [3] 【宵惑い】 宵のうちから眠たがること。よいねまどい。「―の私は例の通り宵の口から寝て了つて/平凡(四迷)」

よい-みや【宵宮】🔗🔉

よい-みや ヨヒ― [0] 【宵宮】 神社の本祭りの前夜,時には数日前に行われる祭り。宵祭り。宵宮祭り。夜宮。[季]夏。

よい-や🔗🔉

よい-や [1] (感) (1)力を出したりするときに発する掛け声。 (2)民謡などの囃子詞(ハヤシコトバ)。

よいや-さ🔗🔉

よいや-さ [1] (感) (1)民謡などの囃子詞。 (2)重い物などを動かすときに発する掛け声。

よい-やま【宵山】🔗🔉

よい-やま ヨヒ― [0] 【宵山】 本祭の前夜の祭り。特に,京都の祇園祭の宵宮(ヨミヤ)をいう。[季]夏。

よい-やみ【宵闇】🔗🔉

よい-やみ ヨヒ― [0] 【宵闇】 (1)夕方の薄暗さ。「―がせまる」 (2)陰陽暦二〇日以降の,月が出るまでの間の暗さ。[季]秋。

よい-よい🔗🔉

よい-よい [3] 手足が麻痺(マヒ)して身体の動きが不自由で口もよくまわらない病気の俗称。また,その人。脳出血・アルコール中毒などに起因することが多い。

よい-よい【宵宵】🔗🔉

よい-よい ヨヒヨヒ [0] 【宵宵】 宵ごと。毎晩毎夜。「―にぬぎてわがぬるかり衣/古今(恋二)」

よ【余】(和英)🔗🔉

よ【余】 [以上]more than;over;→英和 above.→英和

よ【世】(和英)🔗🔉

よ【世】 (1)[世の中]the world;→英和 life (人生).→英和 (2)[時代]the age;→英和 the era;→英和 the times.〜に出る start in life;rise[get on]in the world (出世). 〜の常[習い]the way of the world.〜を渡る get along in the world.〜を捨てる forsake the world.〜を去る die;→英和 pass away.

よ【夜】(和英)🔗🔉

よ【夜】 a night;→英和 an evening.→英和 〜に at night;on the night;in the evening.〜が明ける It dawns./Day breaks[dawns].〜が更ける It gets late.〜が更けるまで till late at night.〜を明かす pass a night;→英和 sit[stay]up all night (徹夜).

よあかし【夜明かしする】(和英)🔗🔉

よあかし【夜明かしする】 ⇒徹夜.

よあけ【夜明け(前)に】(和英)🔗🔉

よあけ【夜明け(前)に】 at (before) dawn[daybreak].

よあそび【夜遊びする】(和英)🔗🔉

よあそび【夜遊びする】 go out at night for pleasure;have the night out.

よあるき【夜歩きする】(和英)🔗🔉

よあるき【夜歩きする】 go out at night.

よい【宵】(和英)🔗🔉

よい【宵】 (an) evening.→英和 〜の口に early in the evening.‖宵の明星 ⇒明星.

よい【酔い】(和英)🔗🔉

よい【酔い】 [酒の]drunkenness;→英和 intoxication;seasickness (船の);→英和 car sickness (車の);airsickness (航空機の).→英和 〜が回る get drunk.〜がさめる become sober.

よい【良い】(和英)🔗🔉

よい【良い】 ⇒良(い)い.…した(しない)方が〜 had better (not) do;may[might]as well do.…した方が良かった had better[would rather,should,ought to]have done;I wish I had done.…しても〜 may do.…しなくても〜 need not do;do not have to do.…するのは良くない should[must]not do;It is not good (for a person) to do.良くなる get well[better].

よいごし【宵越しの金を持たぬ】(和英)🔗🔉

よいごし【宵越しの金を持たぬ】 do not keep one's earnings overnight.

よいざめ【酔い覚めの水を飲む】(和英)🔗🔉

よいざめ【酔い覚めの水を飲む】 (drink water to) cool one's coppers.

よいっぱり【宵っ張りをする】(和英)🔗🔉

よいっぱり【宵っ張りをする】 sit[stay]up late at night.〜の朝寝坊をする keep late hours.

よいつぶれる【酔い潰れる】(和英)🔗🔉

よいつぶれる【酔い潰れる】 get dead-drunk.

よいどれ【酔いどれ】(和英)🔗🔉

よいどれ【酔いどれ】 a drunkard;→英和 a drunk.→英和 〜になる be dead-drunk.

よいまちぐさ【宵待草】(和英)🔗🔉

よいまちぐさ【宵待草】 ⇒月見草.

よいまつり【宵祭】(和英)🔗🔉

よいまつり【宵祭】 the eve (of a festival).→英和

よいやみ【宵闇】(和英)🔗🔉

よいやみ【宵闇】 (evening) twilight;→英和 dusk.→英和

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