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ことごと-く【悉く・尽く】🔗⭐🔉
ことごと-く [3] 【悉く・尽く】 (副)
〔「事事」に接尾語「く」の付いた語。漢文訓読に用いられた語〕
すべて。残らず。「財産を―失う」
→ことごと
じん-げん【尽言】🔗⭐🔉
じん-げん [0] 【尽言】
〔易経(繋辞上)〕
思っていることをすべて言い尽くすこと。また,その言葉。
じん-ご【尽期】🔗⭐🔉
じん-ご 【尽期】
すっかり尽きて,なくなってしまう時。最後。終わり。「私に活計を至さん,―有るべからず/正法眼蔵随聞記」
じんご-の-きみ【尽期の君】🔗⭐🔉
じんご-の-きみ 【尽期の君】
尽き果てるときまでともに変わるまい,と誓い合った恋人。「―は来ぬもよい会者は定離の世の習ひ/宗安小歌集」
じん-じつ【尽日】🔗⭐🔉
じん-じつ [0] 【尽日】
(1)一日じゅう。終日。「―降雨」
(2)各月または一年の最後の日。みそか。おおみそか。
じん-すい【尽瘁】🔗⭐🔉
じん-すい [0] 【尽瘁】 (名)スル
全力をつくし,自分のことはかまわずに苦労すること。「育英学舎の為めに十分―する覚悟である/思出の記(蘆花)」
じん-ちゅう【尽忠】🔗⭐🔉
じん-ちゅう [0] 【尽忠】
忠義をつくすこと。
じんちゅう-ほうこく【尽忠報国】🔗⭐🔉
じんちゅう-ほうこく [5] 【尽忠報国】
君主に忠義をつくし,国家に報いること。
じん-みらい【尽未来】🔗⭐🔉
じん-みらい [3] 【尽未来】
「尽未来際」の略。「桐姫殿と―迄の盃致さふ/歌舞伎・韓人漢文」
じんみらい-さい【尽未来際】🔗⭐🔉
じんみらい-さい [4] 【尽未来際】
〔仏〕 永遠の未来。誓いを立てるときなどに,「永久に」の意で副詞的に用いる。じんみらいざい。「―に至るまで天照太神の苗裔たらん人/太平記 16」
じん-りょく【尽力】🔗⭐🔉
じん-りょく [1][0] 【尽力】 (名)スル
ある事をなすために,力をつくすこと。努力すること。ほねおり。「再建に―する」
すがり【尽・末枯】🔗⭐🔉
すがり 【尽・末枯】
〔動詞「すがる(尽)」の連用形から〕
(1)盛りをすぎて衰えかかったもの。すがれ。「五十(イソジ)の花の―をば/浄瑠璃・道成寺現在蛇鱗」
(2)たかれた香木・薫物(タキモノ)の香りが盛りを過ぎて衰えたもの。また,たいた名残。たきがら。すがれ。「これは―もよろし/五月雨日記」
→火末(ヒズエ)
すが・る【尽る・末枯る】🔗⭐🔉
すが・る 【尽る・末枯る】
■一■ (動ラ四)
(1)盛りが過ぎて衰える。「身用心の傾城買も,―・らぬうちに分別すべし/浮世草子・好色盛衰記 4」
(2)香りが盛りを過ぎ衰える。「―・らぬ内にとく聞かせ給へ/五月雨日記」
■二■ (動ラ下二)
⇒すがれる
すがれ【尽・末枯れ】🔗⭐🔉
すがれ [0] 【尽・末枯れ】
「すがり(尽)」に同じ。
すが・れる【尽れる・末枯れる】🔗⭐🔉
すが・れる [0] 【尽れる・末枯れる】 (動ラ下一)[文]ラ下二 すが・る
(1)草木などが,冬が近づいて枯れはじめる。「人は晩秋(オソアキ)の―・れて行くのに,気が付いても/うづまき(敏)」
(2)盛りがすぎて衰えはじめる。「―・れて見ゆれど,色ある花は匂ひ失せず/塩原多助一代記(円朝)」「瓜ガ―・ル/日葡」
ずく【尽く】🔗⭐🔉
ずく ヅク 【尽く】 (接尾)
〔「尽くし」の略から〕
名詞に付く。
(1)ただその手段だけで,それにものをいわせての意を表す。「腕―」「力―」
(2)ただそれだけの目的での意を表す。「欲得―でつきあう」
(3)それをした上で,そうすることによって,の意を表す。「納得―で決めたこと」「相対(アイタイ)―」「相談―」
ずくし【尽(く)し】🔗⭐🔉
ずくし ヅクシ 【尽(く)し】
⇒づくし(接尾)
ずくめ【尽くめ】🔗⭐🔉
ずくめ ヅクメ 【尽くめ】 (接尾)
名詞およびそれに準ずる語句に付いて,何から何まで,そればかりであることを表す。すべて…である。「うそ―の言いわけ」「いいこと―」「黒―の服装」「結構―」
つか・す【尽かす】🔗⭐🔉
つか・す [2][0] 【尽かす】 (動サ五[四])
みな出し尽くしてしまう。「あいそを―・す」
つき【尽き】🔗⭐🔉
つき [2][0] 【尽き】
尽きること。おわり。「運の―」
つき・す【尽きす】🔗⭐🔉
つき・す 【尽きす】 (動サ変)
〔動詞「尽きる」の連用形にサ変動詞「す」の付いたもの〕
(打ち消しの語を伴って用いる)尽きる。なくなる。「―・すべくもあらねば,なかなか片端もえまねばず/源氏(須磨)」
→つきせぬ
つきせ-ぬ【尽きせぬ】🔗⭐🔉
つきせ-ぬ 【尽きせぬ】 (連語)
尽きない。尽きることがない。「―想い」
つき-は・てる【尽(き)果てる】🔗⭐🔉
つき-は・てる [4] 【尽(き)果てる】 (動タ下一)[文]タ下二 つきは・つ
全くつきる。すべてなくなる。「精も根も―・てる」
つき-め【尽(き)目】🔗⭐🔉
つき-め [0] 【尽(き)目】
尽きてしまうとき。「運の―」
つ・きる【尽きる】🔗⭐🔉
つ・きる [2] 【尽きる】 (動カ上一)[文]カ上二 つ・く
(1)次第に減っていって,全くなくなる。「体力が―・きる」「食糧が―・きる」
(2)終わる。はてる。「話は―・きない」「道が―・きる」
(3)(「…に尽きる」の形で)限度にまで達し,他には何も残らない。きわまる。「幸運の一語に―・きる」「楽しみはここに―・きる」「今日の試楽は,青海波に事皆―・きぬ/源氏(紅葉賀)」
〔「尽くす」に対する自動詞〕
[慣用] 愛想が―・刀折れ矢―・冥加に―・冥利に―
づくし【尽(く)し】🔗⭐🔉
づくし 【尽(く)し】 (接尾)
〔動詞「尽くす」の連用形から〕
名詞に付いて,それと同類のものをすべてあげる意を表す。「国―」「花―」
つく・す【尽(く)す】🔗⭐🔉
つく・す [2] 【尽(く)す】 (動サ五[四])
(1)なくなるようにする。(ア)すべて使い切る。「全力を―・す」「手を―・して探す」「言葉を―・して説得する」(イ)終わらせる。「大海を酌みて水をば―・すとも/三宝絵詞(上序)」
(2)できるかぎりのことをして,これ以上はないという状態にする。きわめる。「狼藉(ロウゼキ)の限りを―・す」「贅(ゼイ)を―・す」
(3)すべて表現し切る。「意を―・す」「苦労は筆舌に―・し難い」
(4)(「…につくす」の形で)人や団体・国家のために献身的に努力する。「夫に―・す」「社会のために―・す」
(5)動詞の連用形に付いて,すっかり…して残りがないようにするという意を表す。「食べ―・す」「論じ―・す」
〔「尽きる」に対する他動詞〕
[可能] つくせる
[慣用] 委曲を―・歓を―・情理を―
はたて【果たて・極・尽】🔗⭐🔉
はたて 【果たて・極・尽】
端。はし。はて。「国の―に咲きにける桜の花の/万葉 1429」
つきる【尽きる】(和英)🔗⭐🔉
大辞林に「尽」で始まるの検索結果 1-34。