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さび🔗⭐🔉
さび
鮨屋(すしや)で、わさびのこと。「―ぬき」
さび【寂】🔗⭐🔉
さび【×皺】🔗⭐🔉
さび【×皺】
烏帽子(えぼし)の表面の地質を寄せて漆をかけて装飾としたしわ。しぼ。
さび【×錆・×銹・×
】🔗⭐🔉
さび【×錆・×銹・×
】
《「寂(さび)」と同語源》
空気や湿気などの作用で金属表面に生じる、酸化物や炭酸塩などの皮膜。鉄の赤さび・黒さび、銅の緑青(ろくしよう)など。
わが身にもたらされる悪い結果。「身から出た―」
「錆漆(さびうるし)」の略。




さびあげ‐まきえ【×錆上げ×蒔絵】‐まきヱ🔗⭐🔉
さびあげ‐まきえ【×錆上げ×蒔絵】‐まきヱ
錆漆(さびうるし)で肉を高く盛り上げた高蒔絵。錆上げ高蒔絵。
さび‐あゆ【×錆×鮎】🔗⭐🔉
さび‐あゆ【×錆×鮎】
秋の産卵期のアユ。背に鉄錆のような淡い斑紋を生じる。落ちあゆ。《季 秋》
さび‐いろ【×錆色】🔗⭐🔉
さび‐いろ【×錆色】
鉄錆のような色。赤茶色。


さび‐うるし【×錆漆】🔗⭐🔉
さび‐うるし【×錆漆】
水で練った砥粉(とのこ)に生漆(きうるし)をまぜたもの。漆塗りの下地のほか、絵模様の輪郭を描いたり、肉を盛り上げたりするのに用いる。さび。
さび‐え【×錆絵】‐ヱ🔗⭐🔉
さび‐え【×錆絵】‐ヱ
錆漆(さびうるし)で絵や模様を描くこと。またその絵や模様。赤・青などの顔料を加えることもある。
さび‐えぼし【×皺×烏△帽子】🔗⭐🔉
さび‐えぼし【×皺×烏△帽子】
しわをつけ、黒漆を塗って固めた烏帽子。さびえぼうし。
さび‐おさえ【×錆押(さ)え】‐おさへ🔗⭐🔉
さび‐おさえ【×錆押(さ)え】‐おさへ
日本画などで、銀泥や銀地が黒く変色しないように明礬水(みようばんすい)を塗ること。
さび‐かえ・る【△寂び返る】‐かへる🔗⭐🔉
さび‐かえ・る【△寂び返る】‐かへる
[動ラ四]ひっそりと静まりかえる。「夜すでに深ければ、さしもせき合ひつる城中―・りて」〈太平記・二九〉
さび‐がたな【×錆刀】🔗⭐🔉
さび‐がたな【×錆刀】
刃のさびた刀。役にたたない刀。
役にたたない人をののしっていう語。「やあ、おのれごときの―が」〈浄・五枚羽子板〉


さび‐かためぬり【×錆固め塗(り)】🔗⭐🔉
さび‐かためぬり【×錆固め塗(り)】
錆漆(さびうるし)で下地を固める漆塗り。鎧(よろい)などに用いられた。
さび‐かべ【×錆壁】🔗⭐🔉
さび‐かべ【×錆壁】
上塗りの壁土に鉄粉または古釘の煮出し汁をまぜた壁。また、その仕上げ方法。
さびき‐づり【さびき釣(り)】🔗⭐🔉
さびき‐づり【さびき釣(り)】
擬餌(ぎじ)針を上下に動かし、生きた餌のように見せて釣る方法。アジ・サバ・イワシなどを釣るときに用いる。
さび‐きん【×銹菌】🔗⭐🔉
さび‐きん【×銹菌】
銹病菌(さびびようきん)。しゅうきん。
さび‐ごえ【寂声・×錆声】‐ごゑ🔗⭐🔉
さび‐ごえ【寂声・×錆声】‐ごゑ
枯れて渋みのある声。老熟して趣のある声。
さび‐さび【寂寂】🔗⭐🔉
さび‐さび【寂寂】
[副]いかにも寂しげなさま。「からまつの林の道は…ほそぼそと通う道なり。―といそぐ道なり」〈白秋・落葉松〉
さび‐じ【×錆地】‐ヂ🔗⭐🔉
さび‐じ【×錆地】‐ヂ
漆器の下地で、錆漆(さびうるし)だけで仕上げるもの。
さびし・い【寂しい・×淋しい】🔗⭐🔉
さびし・い【寂しい・×淋しい】
[形]
さび・し[シク]《「さぶし」の音変化で、動詞「寂(さ)びる」に対応する形容詞》
心が満たされず、物足りない気持ちである。さみしい。「―・い顔つき」「懐が―・い(=所持金ガ少ナイ)」「口が―・い」
仲間や相手になる人がいなくて心細い。「一人―・く暮らす」
人の気配がなくて、ひっそりとしている。さみしい。「―・い夜道」
[派生]さびしがる[動ラ五]さびしげ[形動]さびしさ[名]
[類語](
)侘(わ)びしい・物悲しい (「―と」「―たる」の形で)寂寥(せきりよう)・寂寞(せきばく)・索莫(さくばく)・落莫(らくばく)・蕭然(しようぜん)・蕭蕭・蕭条(しようじよう)・蕭殺(しようさつ)・荒涼・寥寥(りようりよう)・寂然(じやくねん・せきぜん)





さびし・む【寂しむ・×淋しむ】🔗⭐🔉
さびし・む【寂しむ・×淋しむ】
《形容詞「さびし」の動詞化》
[動マ五(四)]寂しがる。寂しく思う。「もっと自由な傲慢を―・みたいためだと」〈康成・禽獣〉
[動マ下二]寂しがらせる。寂しいと思わせる。「去ればとて―・め奉るべからず」〈盛衰記・三九〉


さびた🔗⭐🔉
さびた
主に北海道で、ノリウツギの別名。《季 花=夏》「濁る瀬は―映さず空知川/秋桜子」
さび‐だけ【×錆竹】🔗⭐🔉
さび‐だけ【×錆竹】
枯れて表皮に錆のような斑点を生じた竹。また、硫酸で焼いて錆色をつけた竹。
さ‐ひつ【左筆】🔗⭐🔉
さ‐ひつ【左筆】
書を右筆(ゆうひつ)というのに対し、書き絵の模様。ふつう、尻鞘(しりざや)や下鞍(したぐら)などに描かれたものをいい、虎(とら)の斑紋を極彩色に表したものが多い。
さび‐つきげ【△宿月毛・△宿×鴾毛】🔗⭐🔉
さび‐つきげ【△宿月毛・△宿×鴾毛】
馬の毛色の名。錆のようにやや黒みを帯びた月毛色。
さび‐つ・く【×錆び付く】🔗⭐🔉
さび‐つ・く【×錆び付く】
[動カ五(四)]
金物がさびて他の物に付着し、離れなくなる。また、金物がすっかりさびる。「ねじが―・いて回らない」
機能が衰えてうまく働かなくなる。「さすがの神通力も―・いてしまったようだ」


さび‐どめ【×錆止め】🔗⭐🔉
さび‐どめ【×錆止め】
金属の錆の発生を防ぐこと。また、そのために用いる塗料など。ペイントなどによる表面塗装、他の金属による被覆やメッキ、アルマイトのように金属の表面処理などがある。
サビニー【Friedrich Karl von Savigny】🔗⭐🔉
サビニー【Friedrich Karl von Savigny】
[一七七九〜一八六一]ドイツの法学者。ローマ法の史的研究を通して、法と歴史との関係を重視する歴史法学を創始した。著「現代ローマ法体系」など。
さび‐ぬり【×錆塗(り)】🔗⭐🔉
さび‐ぬり【×錆塗(り)】
錆漆(さびうるし)を塗ること。また、塗ったもの。
さ‐ひのくま【さ檜の隈】🔗⭐🔉
さ‐ひのくま【さ檜の隈】
《「さ」は接頭語》奈良県高市郡明日香村檜前(ひのくま)の古称。「夢(いめ)にだに見ざりしものをおほほしく宮出もするか―廻(み)を」〈万・一七五〉
さび‐びょう【×銹病】‐ビヤウ🔗⭐🔉
さび‐びょう【×銹病】‐ビヤウ
植物に銹病菌が寄生して起こる病害。葉などに褐色の斑点が生じたり、茎や枝にこぶ状のふくらみができたりする。
さびびょう‐きん【×銹病菌】さびビヤウ‐🔗⭐🔉
さびびょう‐きん【×銹病菌】さびビヤウ‐
サビキン科の菌の総称。高等植物に寄生して、葉などに鉄さびのような斑点を生じる。麦類の黒銹病、ナシ・リンゴの赤星病を起こすものなどがある。銹菌。
さび‐もの【寂物】🔗⭐🔉
さび‐もの【寂物】
茶道で、新規の道具に対して、寂(さび)のある古い道具。わびもの。
さ‐びょう【詐病】‐ビヤウ🔗⭐🔉
さ‐びょう【詐病】‐ビヤウ
病気でないのに病気であるとうそをつくこと。仮病(けびよう)。
さ‐びらき【△早開き】🔗⭐🔉
さ‐びらき【△早開き】
早苗を植えはじめること。早苗開き。
さ・びる【△寂びる】🔗⭐🔉
さ・びる【△寂びる】
[動バ上一]
さ・ぶ[バ上二]《「荒(さ)ぶ」に由来する語で、古びるところから》
古くなって特有の趣が出る。古めかしい味わいがある。もの静かで趣がある。「谷中感応寺の…或は清らかに或は―・びて各々其宜しきに適(かな)い」〈露伴・五重塔〉
声に渋みが出る。声が低く太い。「―・びた、武人らしい声」



さ・びる【×錆びる・×銹びる】🔗⭐🔉
さ・びる【×錆びる・×銹びる】
[動バ上一]
さ・ぶ[バ上二]《「寂びる」と同語源》
金属の表面に錆が生じる。「―・びた釘(くぎ)」
能力・働きが鈍くなってだめになる。「運動不足でからだが―・びてきた」



さび・る【寂る・△荒びる】🔗⭐🔉
さび・る【寂る・△荒びる】
[動ラ下二]「さびれる」の文語形。
さ・びる🔗⭐🔉
さ・びる
〔接尾〕《上一段型活用
さ・ぶ(上二)》名詞に付いて、そのものらしく振る舞う、そのものらしくなる意を表す。「神―・びる」「みこも刈る信濃の真弓我が引かばうま人―・びて否と言はむかも」〈万・九六〉

さび・れる【寂れる・△荒びれる】🔗⭐🔉
さび・れる【寂れる・△荒びれる】
[動ラ下一]
さび・る[ラ下二]
活気がなくなって寂しくなる。ひっそりする。「―・れた冬の浜辺」「―・れた町」
勢いが衰える。「虫の音が―・れる」



サビンコフ【Boris Viktorovich Savinkov】🔗⭐🔉
サビンコフ【Boris Viktorovich Savinkov】
[一八七九〜一九二五]ロシアの革命家・小説家。筆名ロープシン。テロリスト団体を指揮。ケレンスキー内閣に参加し、十月革命後、反ボリシェビキ活動で逮捕されて自殺。作「蒼ざめた馬」など。
錆🔗⭐🔉
錆
[音]ショウ
セイ
[訓]さび
[部首]金
[総画数]16
[コード]区点 2712
JIS 3B2C
S‐JIS 8E4B
[難読語]
→あお‐さび【青錆】
→しゅう‐せい【銹錆】
→み‐さび【水銹・水錆】
寂🔗⭐🔉
寂
[音]セキ
ジャク
[訓]さび‐しい
しずか
さび
さび‐れる
[部首]宀
[総画数]11
[コード]区点 2868
JIS 3C64
S‐JIS 8EE2
[分類]常用漢字
[難読語]
→げき‐じゃく【闃寂】
→げき‐せき【闃寂】
→じゃく‐まく【寂寞】
淋🔗⭐🔉
淋
[音]リン
[訓]そそ‐ぐ
さび‐しい
[部首]水
[総画数]11
[コード]区点 4652
JIS 4E54
S‐JIS 97D2
[難読語]
→リンパ【オランダlympha】
銹🔗⭐🔉
銹
[音]シュウ
[訓]さび
[部首]金
[総画数]15
[コード]区点 7888
JIS 6E78
S‐JIS E7F6
[難読語]
→しゅう‐せい【銹錆】
→ふしゅう‐こう【不銹鋼】
→み‐さび【水銹・水錆】
鏥🔗⭐🔉
鏥
[音]シュウ
[訓]さび
[部首]金
[総画数]19
[コード]区点 7921
JIS 6F35
S‐JIS E854
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