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たた【×楯】🔗🔉

たた【×楯】 「たて」の古形。「―並(な)めて」〈記・中・歌謡〉

た‐た【多多】🔗🔉

た‐た【多多】 [副]数がきわめて多いさま。たくさん。「至らぬところが―ある」多ければ多いほど。「軽蔑は―益益恬然と虚偽を吐かせるものである」〈芥川・侏儒の言葉〉

タタール【Tatar】🔗🔉

タタール【Tatar】 モンゴル系の一部族の名称。のち、モンゴル族の総称。韃靼(だつたん)ロシア連邦内に居住するトルコ系諸種族の総称。タタール人。ロシア連邦に属する自治共和国。ボルガ川の中流とその支流カマ川下流域にあり、首都はカザン。石油・化学工業が盛ん。住民はタタール人・ロシア人が多い。

タタール‐かいきょう【タタール海峡】‐カイケフ🔗🔉

タタール‐かいきょう【タタール海峡】‐カイケフ 樺太(からふと)(サハリン)とシベリアとの間の海峡。最狭部は幅七キロほど。文化五〜六年(一八〇八〜〇九)に間宮林蔵が発見し、間宮海峡ともいう。韃靼(だつたん)海峡。

たたい‐にんしん【多胎妊娠】🔗🔉

たたい‐にんしん【多胎妊娠】 二人以上の胎児を同時に妊娠していること。胎児の数により、双胎・品胎(ひんたい)(三児)・四胎などとよぶ。

たたい‐もんだい【多体問題】🔗🔉

たたい‐もんだい【多体問題】 物理学で、相互作用する三個以上の質点からなる系の運動を規定する問題。古典力学でも量子力学でも解析的に解は出ず、適切な近似法を用いる。原子核における核子の系、結晶内の電子・原子の集合などの運動も扱われる。

たた・う【△称ふ】たたふ🔗🔉

たた・う【称ふ】たたふ [動ハ下二]「たた(称)える」の文語形。

たた・う【×湛ふ】たたふ🔗🔉

たた・う【×湛ふ】たたふ [動ハ下二]「たた(湛)える」の文語形。

たたえ‐ごと【△称え言・△称え△辞】たたへ‐🔗🔉

たたえ‐ごと【称え言・称え辞】たたへ‐ ほめていう言葉。賛辞。

たたえ‐な【△称え名】たたへ‐🔗🔉

たたえ‐な【称え名】たたへ‐ 功績などをほめたたえて呼ぶ名。通称。通り名。「―を小文吾となん喚(よば)れ給ふ」〈読・八犬伝・八〉

たた・える【△称える】たたへる🔗🔉

たた・える【称える】たたへる [動ア下一]たた・ふ[ハ下二]ほめていう。ほめる。「健闘を―・える」名付けていう。称する。「大塚殿と―・へたり」〈読・八犬伝・八〉

たた・える【×湛える】たたへる🔗🔉

たた・える【×湛える】たたへる [動ア下一]たた・ふ[ハ下二]液体などをいっぱいに満たす。「池に水を―・える」「目に涙を―・える」ある表情を浮かべる。感情を顔に表す。「満面に笑みを―・える」「愁いを―・える」◆室町時代以降はヤ行にも活用した。

たたかい【戦い・闘い】たたかひ🔗🔉

たたかい【戦い・闘い】たたかひ 戦争。戦闘。「ゲリラとの―」競争。試合。勝負。「ライバルとの―」抗争。闘争。「貧困との―」「労使の―」

たたかい‐がまえ【闘い構え】たたかひがまへ🔗🔉

たたかい‐がまえ【闘い構え】たたかひがまへ 闘構(とうがま)

たたかい‐の‐にわ【戦いの庭】たたかひ‐には🔗🔉

たたかい‐の‐にわ【戦いの庭】たたかひ‐には 戦争が行われている場所。戦場。「―に一人の小さき僧出で来たりて」〈今昔・一七・三〉

たたか・う【戦う・闘う】たたかふ🔗🔉

たたか・う【戦う・闘う】たたかふ [動ワ五(ハ四)]《動詞「たた(叩)く」の未然形に反復継続の助動詞「ふ」の付いたものからとも、「叩き合ふ」の音変化とも》武力を用いて互いに争う。戦争する。「反乱軍と―・う」互いに技量などを競い、勝負を争う。競争する。試合する。「強豪と―・う」「優勝をかけて―・う」思想や利害の対立する者どうしが自分の利益や要求の獲得のために争う。「労使が―・う」「賃上げのために―・う」苦痛や障害を乗りきろうとする。打ち勝とうと努力する。「困難と―・う」「病気と―・う」互いにたたき合う。「うつ浪に満ちくる潮の―・ふを楯が崎とはいふにそありける」〈夫木・二六〉 [可能]たたかえる [類語]争う・渡り合う・切り結ぶ・交戦する・合戦(かつせん)する・会戦する・衝突する・激突する・戦闘する・一戦を交える・砲火を交える・兵刃(へいじん)を交える・干戈(かんか)を交える・奮戦する・奮闘する/勝負する・対戦する・対する/争う・闘争する・対決する・抗争する/立ち向かう・抗する・あらがう・抵抗する・格闘する

たたかわ・す【戦わす】たたかはす🔗🔉

たたかわ・す【戦わす】たたかはす [動サ五(四)]力・技などを激しくきそい合う。「意見を―・す」

たたき【×叩き・×敲き】🔗🔉

たたき【×叩き・×敲き】 打つこと。また、その人。「太鼓―」(「三和土」とも書く)叩き土に石灰や水をまぜて練ったものを塗り、たたき固めて仕上げた土間。のちにはコンクリートで固めた土間。「玄関の―」カツオをおろして表面を火であぶり、そのまま、あるいは手や包丁の腹でたたいて身を締めてから刺し身状に切ったもの。薬味や調味料を添える。「たたきなます」の略。生の魚肉・獣肉などを包丁の刃でたたいて細かくした料理。石の表面をたたいてならし細かい槌(つち)のあとを残す仕上げ方。石工(いしく)の語。俗に、強盗のこと。「―に入る」江戸時代の刑罰の一。罪人の肩・背・尻をむちで打つもの。重敲き(一〇〇打)と軽敲き(五〇打)があった。江戸時代、正月や祭礼などに手拍子をとり、早口に文句を唱えながら門付けをした芸人。たたきのよじろう。よじろう。義太夫節の曲節の一。の唱えごとの節を取り入れたもの。落語や講釈で、前座を務める者。

たたき‐あい【×叩き合い】‐あひ🔗🔉

たたき‐あい【×叩き合い】‐あひ たたき合うこと。「マスコミどうしの―」

たたき‐あ・う【×叩き合う】‐あふ🔗🔉

たたき‐あ・う【×叩き合う】‐あふ [動ワ五(ハ四)]互いにたたく。打ちあう。「肩を―・って労をねぎらう」冗談などを言い合う。また、互いにはげしく言い合う。「軽口を―・う」「にくまれ口を―・う」

たたき‐あげ【×叩き上げ】🔗🔉

たたき‐あげ【×叩き上げ】 下積みから苦労して一人前になること。また、その人。

たたき‐あ・げる【×叩き上げる】🔗🔉

たたき‐あ・げる【×叩き上げる】 [動ガ下一]たたきあ・ぐ[ガ下二]たたいてつくりあげる。「漆喰(しつくい)で―・げた二坪程の土間に」〈漱石・吾輩は猫である〉下積みの苦労を重ねて技量を磨き、一人前になる。「見習いから―・げた職人」金銭・財産を使い果たす。「遂には皆―・げて」〈仮・浮世物語・一〉

たたき‐あみ【×叩き網】🔗🔉

たたき‐あみ【×叩き網】 網を半円形に張り、水面をたたいて魚をそこに追い込んで捕る漁法。

たたき‐いし【×叩き石】🔗🔉

たたき‐いし【×叩き石】 手に直接にぎって槌(つち)(ハンマー)として使った石器の総称。わらをたたいて柔らかくするための台石。

たたき‐うり【×叩き売り】🔗🔉

たたき‐うり【×叩き売り】 大道商人などが、品物をのせた台などをたたいて威勢よく口上を述べながら、少しずつ値引きして売ること。「バナナの―」大安売り。投げ売り。

たたき‐う・る【×叩き売る】🔗🔉

たたき‐う・る【×叩き売る】 [動ラ五(四)]大道商人などが叩き売りをする。「安物の陶器を―・る」大安売りをする。また、売ることを強調していう語。「土地を二束三文で―・る」

たたき‐おこ・す【×叩き起(こ)す】🔗🔉

たたき‐おこ・す【×叩き起(こ)す】 [動サ五(四)]戸などをたたいて、眠っている人の目を覚まさせる。「突然の来訪者に―・される」眠っている人を無理に起こす。「電話で―・される」

たたき‐おと・す【×叩き落(と)す】🔗🔉

たたき‐おと・す【×叩き落(と)す】 [動サ五(四)]たたいて落とす。「柿の実を―・す」その地位などから力ずくで下ろす。「社長のいすから―・す」

たたき‐がね【×叩き×鉦】🔗🔉

たたき‐がね【×叩き×鉦】 仏具の一。念仏のとき、座に伏せて撞木(しゆもく)でたたき鳴らす鉦。伏せ鉦。鉦鼓(しようこ)

たたき‐き・る【×叩き切る】🔗🔉

たたき‐き・る【×叩き切る】 [動ラ五(四)]たたいて切る。「ロープを石で―・る」勢いよく切る。切ることを強調していう語。「一刀のもとに―・る」

たたき‐ごぼう【×叩き△牛×蒡】‐ゴバウ🔗🔉

たたき‐ごぼう【×叩き×蒡】‐ゴバウ 牛蒡を切ってゆで、すりこぎなどでたたいて、ごま酢や甘酢で味をつけたもの。おせち料理によく用いる。《季 新年》

たたき‐ごま【×叩き独=楽】🔗🔉

たたき‐ごま【×叩き独楽】 白木のままの、高さ四、五センチのこま。竹または木の棒の端に細長いきれをつけ、これをむちにしてたたいて回す。

たたき‐こ・む【×叩き込む】🔗🔉

たたき‐こ・む【×叩き込む】 [動マ五(四)]たたいて深く入れる。勢いよく打ち込む。「楔(くさび)を―・む」乱暴に中へ入れる。ぶちこむ。「牢(ろう)へ―・む」厳しく教え込む。しっかりと覚えさせる。「芸のいろはを―・まれる」「地図を頭に―・む」

たたき‐ころ・す【×叩き殺す】🔗🔉

たたき‐ころ・す【×叩き殺す】 [動サ五(四)]たたいて殺す。なぐり殺す。また、殺すことを強調していう語。ぶちころす。「棒で―・す」

たたき‐こわ・す【×叩き壊す】‐こはす🔗🔉

たたき‐こわ・す【×叩き壊す】‐こはす [動サ五(四)]たたいてめちゃめちゃに破壊する。「壺を―・す」

たたき‐だい【×叩き台】🔗🔉

たたき‐だい【×叩き台】 批判・検討などを加えて、よりよい案を得るための原案。

たたき‐だいく【×叩き大工】🔗🔉

たたき‐だいく【×叩き大工】 へたな大工。また、主に簡単な仕事をする大工。

たたき‐だ・す【×叩き出す】🔗🔉

たたき‐だ・す【×叩き出す】 [動サ五(四)]たたきはじめる。打ちだす。「太鼓を―・す」たたいて追い出す。また、勢いよく追い出す。「店から―・される」金属をたたいて、模様などを浮き出させる。「一枚の銅板から―・した仮面」

たたき‐た・てる【×叩き立てる】🔗🔉

たたき‐た・てる【×叩き立てる】 [動タ下一]たたきた・つ[タ下二]しきりにたたく。「間拍子おもしろく畳を―・てる音」〈万太郎・ゆく年〉

たたき‐つ・ける【×叩き付ける】🔗🔉

たたき‐つ・ける【×叩き付ける】 [動カ下一]たたきつ・く[カ下二]激しく打ちつける。「背中からマットに―・ける」「窓に―・ける雨」激しい勢いで差し出す。「辞表を―・ける」相手に無理に押しつける。否応なしに従わせる。「老母をたらし、―・け、あんまりななされやう」〈浄・曾根崎〉幼児の背中を軽くたたいて寝かしつける。「蚊帳の内へ入り赤児を―・け」〈伎・四谷怪談〉

たたき‐つち【×叩き土】🔗🔉

たたき‐つち【×叩き土】 花崗岩(かこうがん)などが風化してできた土。漆食(しつくい)土。

たたき‐つぶ・す【×叩き×潰す】🔗🔉

たたき‐つぶ・す【×叩き×潰す】 [動サ五(四)] 物をたたいてつぶす。「ゴキブリを―・す」徹底的にやっつける。「野望を―・す」「反対派を―・す」

たたき‐な【×叩き菜】🔗🔉

たたき‐な【×叩き菜】 七草がゆに用いる菜。正月六日の晩あるいは七日の朝にまな板にのせてたたく行事がある。

たたき‐なお・す【×叩き直す】‐なほす🔗🔉

たたき‐なお・す【×叩き直す】‐なほす [動サ五(四)]たたいて、まっすぐにする。転じて、ねじ曲がった品行や心構えを正すために再度鍛える。「性根を―・す」

たたき‐なっとう【×叩き納豆】🔗🔉

たたき‐なっとう【×叩き納豆】 納豆を包丁でたたいて細かくしたもの。納豆汁・納豆あえなどに用いる。

たたき‐なます【×叩き×鱠】🔗🔉

たたき‐なます【×叩き×鱠】 アジ・イワシ・キスなどの身を包丁でたたきつぶし、味噌や酢味噌で和えたもの。漁船の上でつくるので、沖なますともいう。

たたき‐のめ・す【×叩きのめす】🔗🔉

たたき‐のめ・す【×叩きのめす】 [動サ五(四)]激しくなぐりつけて、起き上がれないようにする。「強いパンチで―・す」言葉で激しく攻撃するなどして、意気をすっかり失わせる。「鋭い論評に―・される」

たたき‐ふ・せる【×叩き伏せる】🔗🔉

たたき‐ふ・せる【×叩き伏せる】 [動サ下一]たたきふ・す[サ下二]なぐって倒す。「一撃のもとに―・せる」徹底的に相手をやっつけて屈服させる。「暴論を―・せる」

たたき‐わけ【×叩き△別け】🔗🔉

たたき‐わけ【×叩き別け】 等分に分けること。山分け。「利徳(もうけ)は茶屋と―」〈魯文・安愚楽鍋〉

たた・く【×叩く・×敲く】🔗🔉

たた・く【×叩く・×敲く】 [動カ五(四)]手や道具を用いて打つ。また、続けて、あるいは何度も打つ。「ハエを―・く」「肩を―・く」打って音を出す。「手を―・いて呼ぶ」「太鼓を―・く」強く打つ。なぐる。ぶつ。「棒で―・く」「尻を―・く」さかんに当たる。雨・風が打ちつける。「窓を―・く雨」魚肉を包丁で打つようにして細かく切ったり柔らかくしたりする。「アジを―・く」攻撃を加えて相手を負かす。やっつける。「敵の精鋭を―・く」「出はなを―・く」厳しく仕込む。鍛える。「新弟子のうちに―・いておく」相手の言論・文章などを徹底的に批判する。強く非難する。「新聞に―・かれる」相手の考えを聞いたり、ようすを探ったりする。打診する。「先方の意向を―・く」値段をまけさせる。値切る。買いたたく。「二束三文に―・いて買う」すっかり使ってしまう。はたく。「財布の底を―・く」(多く「…口をたたく」の形で)さかんに、またいろいろに言う。「むだ口を―・く」「陰口を―・く」(「門をたたく」などの形で)教えを請うためにたずねる。「師の門を―・く」《扇子などで演台をたたくところから》講談を演じる。「一席―・く」将棋で、歩(ふ)を打ち捨てる。《鳴き声が戸をたたく音に似ているところから》クイナが鳴く。「早苗とるころ、水鶏(くひな)の―・くなど」〈徒然・一九〉→打つ[用法] [可能]たたける [下接句]頤(おとがい)を叩く・口を叩く・尻(しり)を叩く・底を叩く・太鼓を叩く・出端(ではな)を叩く・門を叩く

たたく・る🔗🔉

たたく・る [動ラ四]しわくちゃにする。めちゃめちゃにする。「袴の裾、踏み―・って」〈浄・反魂香〉

たた‐さ【△縦さ】🔗🔉

たた‐さ【縦さ】 たての方向。たて。たてさま。「―にもかにも横さも奴(やつこ)とそ」〈万・四一三二〉

たた‐さま【△縦様・△縦△方】🔗🔉

たた‐さま【縦様・方】 [形動ナリ]たてになっているさま。立てたさま。たて。「琵琶の御琴を―に持たせ給へり」〈枕・九四〉まっすぐ。「草生ひ茂りたるを、長々と―にいけば」〈枕・二二三〉

たたす【立たす】🔗🔉

たたす【立たす】 〔連語〕《動詞「た(立)つ」の未然形+尊敬の助動詞「す」》お立ちになる。「皇子(みこ)の尊(みこと)の馬並(な)めてみ狩り―しし」〈万・四九〉

たたずまい【×佇まい】たたずまひ🔗🔉

たたずまい【×佇まい】たたずまひ 立っているようす。また、そこにあるもののありさま。そのもののかもし出す雰囲気。「家並みの―」「庭園の落ちついた―」身を置くところ。暮らし方。また、なりわい。「人間さまざまの―」〈人・梅児誉美・三〉

たたずま・う【×佇まふ】たたずまふ🔗🔉

たたずま・う【×佇まふ】たたずまふ [動ハ四]《動詞「たたずむ」の未然形+反復継続の助動詞「ふ」から》じっと立ち止まっている。「われはと思ひたる女房の、のぞきけしきばみ、奥の方に―・ふを」〈枕・三〉

たたずみ【×佇み】🔗🔉

たたずみ【×佇み】 身の置きどころ。また、生活。「馬を取られては…―が叶はぬ」〈浄・丹波与作〉

たたずみ‐あり・く【×佇み△歩く】🔗🔉

たたずみ‐あり・く【×佇み歩く】 [動カ四]あちらこちらで立ち止まりながら歩く。「六波羅辺に―・いて聞きけれども」〈平家・三〉

たたず・む【×佇む・×彳む】🔗🔉

たたず・む【×佇む・×彳む】 [動マ五(四)]しばらく立ち止まっている。じっとその場所にいる。「花の下に―・む」そのあたりをうろつく。「まだ暁に門のわたりを―・めば」〈堤・貝合〉

たたな‐づく🔗🔉

たたな‐づく 〔枕〕幾重にも重なっている意から、「青垣」「青垣山」にかかる。「―青垣山籠れる大和しうるはし」〈記・中・歌謡〉かかり方未詳。「柔膚(にきはだ)」にかかる。「夫(つま)の命(みこと)の―柔膚すらを」〈万・一九四〉

たた‐なめて【×楯△並めて】🔗🔉

たた‐なめて【×並めて】 〔枕〕楯(たて)を並べて弓を射る意から、「射(い)」の音を含む地名「伊那佐(いなさ)」「泉(いずみ)」にかかる。「―泉の川の水脈(みを)絶えず」〈万・三九〇八〉

たたなわ・る【△畳なわる】たたなはる🔗🔉

たたなわ・る【畳なわる】たたなはる [動ラ五(四)]幾重にも重なる。また、重なり合って連なる。「お召の羽織の裾が…座布団の上に―・って」〈鴎外・青年〉「登り立ち国見をせせば―・る青垣山」〈万・三八〉

たたふし‐の‐まい【×楯節舞】‐まひ🔗🔉

たたふし‐の‐まい【×楯節舞】‐まひ 吉師舞(きしまい)

たたまり【△畳まり】🔗🔉

たたまり【畳まり】 積もりに積もること。「宿賃(やちん)の―の算用をなされぬ」〈浮・色三味線・二〉

たたま・る【△畳まる】🔗🔉

たたま・る【畳まる】 [動ラ五(四)]たたんだ状態になる。「―・ったふとんを片付ける」積み重なる。「いろいろごたごた―・り」〈宮本・伸子〉

たたみ【畳】🔗🔉

たたみ【畳】 和室の床に敷くもの。わらを重ねて麻糸で締めた床(とこ)に、藺草(いぐさ)で編んだ表をつけ、ふつう、両縁に布でへりをつける。履物の表につける、藺草・籐(とう)・竹の皮などで編んだもの。古く、敷物の総称。むしろ・こも・薄べりの類。平安時代から行われ、初めは貴人の座る所にだけ置かれ、室町時代ごろからは部屋全体に敷き詰めるようになった。(畳み)たたむこと。「折り―の傘」 [下接語](だたみ)青畳・石畳・板畳・岩畳・貴人(きにん)畳・客畳・霜畳・袖(そで)畳み・手前畳・床(とこ)畳・踏み込み畳・藪(やぶ)

たたみ‐あ・げる【畳み上げる】🔗🔉

たたみ‐あ・げる【畳み上げる】 [動ガ下一]たたみあ・ぐ[ガ下二]すべてをたたんでしまう。たたみ終える。「全員の布団を―・げる」積み重ねる。積み上げる。「赤い煉瓦(れんが)と白い石帯とで―・げられた柱」〈風葉・青春〉たたむようにして、まくりあげる。「草摺(くさずり)を―・げて、ふた刀刺すところを」〈謡・実盛〉

たたみ‐いす【畳み×椅子】🔗🔉

たたみ‐いす【畳み×椅子】 たたんで持ち運びができるように作った椅子。

たたみ‐いと【畳糸】🔗🔉

たたみ‐いと【畳糸】 畳表や縁(へり)などを縫うのに用いる、青麻で作った太い糸。

たたみ‐いわし【畳×鰯】🔗🔉

たたみ‐いわし【畳×鰯】 カタクチイワシの稚魚を板海苔状に平らに干し固めた食品。軽く火であぶって食する。

たたみ‐おび【畳み帯】🔗🔉

たたみ‐おび【畳み帯】 帯芯を入れないで、一枚の布を折りたたんだだけの略式の帯。

たたみ‐おもて【畳表】🔗🔉

たたみ‐おもて【畳表】 藺草(いぐさ)の茎などと麻糸とで織ったござ。畳の表につける。産地により備後(びんご)表・琉球表などがある。

たたみ‐がえ【畳替え】‐がへ🔗🔉

たたみ‐がえ【畳替え】‐がへ [名]スル畳表を取り替えて新しくすること。《季 冬》「青桐は柱のごとし―/青畝」

たたみ‐か・ける【畳み掛ける】🔗🔉

たたみ‐か・ける【畳み掛ける】 [動カ下一]たたみか・く[カ下二]相手に余裕を与えないように、立て続けに行う。「―・けて質問する」たたもうとする。たたみ始める。「洗濯物を―・けてやめる」

たたみ‐がみ【畳み紙】🔗🔉

たたみ‐がみ【畳み紙】 たとうがみ(畳紙)

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[音]オウ    ウ [訓]は‐く    たた‐く [部首]欠 [総画数]8 [コード]区点    1804      JIS   3224      S‐JIS 89A2 [分類]常用漢字 [難読語] →ヨーロッパ【ポルトガルEuropa】

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[音]カク    コウ [訓]ただ‐す    いた‐る    たたか‐う [部首]木 [総画数]10 [コード]区点    1942      JIS   334A      S‐JIS 8A69 [分類]常用漢字 [難読語] →い‐きゃく【違格・違却】ごう‐いた【格板】こう‐ざま【格狭間・香狭間】ごう‐てんじょう【格天井】ごう‐ぶち【格縁】ごう‐ま【格間】こ‐ごうし【紅格子】じおんかなづかい【字音仮字用格】スコットランド【Scotland】

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[音]コウ [訓]かんが‐える    かんが‐え    な‐す    たた‐く [部首]老 [総画数]6 [コード]区点    2545      JIS   394D      S‐JIS 8D6C [分類]常用漢字 [難読語] →こう‐かく【考覈】こう‐じょう【定考】

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[音]ショウ [訓]はか‐る    たた‐える    とな‐える    あ‐げる    かな‐う [部首]禾 [総画数]10 [コード]区点    3046      JIS   3E4E      S‐JIS 8FCC [分類]常用漢字 [難読語] →い‐しょう【称唯】はん‐しょう【汎称・泛称】

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[音]チョウ    ジョウ [訓]たた‐む    たたみ [部首]田 [総画数]12 [コード]区点    3086      JIS   3E76      S‐JIS 8FF4 [分類]常用漢字 [難読語] →きぬ‐だたみ【絹畳・畳】こも‐だたみ【菰畳・薦畳】たとう【畳紙】たとう‐がみ【畳紙】でっ‐く【畳五・重五】でっ‐ち【畳一・重一】

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[音]セン [訓]たたか‐う    たたか‐い    いくさ    おのの‐く    そよ‐ぐ [部首]戈 [総画数]13 [コード]区点    3279      JIS   406F      S‐JIS 90ED [分類]常用漢字 [難読語] →おう‐せん【鏖戦】わななき【戦慄き】

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[音]コウ [訓]たた‐く    ひか‐える [部首]口 [総画数]5 [コード]区点    3501      JIS   4321      S‐JIS 9240 [難読語] →こう‐かい【叩解】こう‐しゅ【叩首】こう‐とう【叩頭】こう‐ひ【叩扉】こめつき‐むし【米搗虫・叩頭虫】ぬかずき‐むし【叩頭虫・額突虫】ぬか‐ず・く【額突く・叩頭く】

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[音]タン    チン [訓]たた‐える    しず‐む [部首]水 [総画数]12 [コード]区点    3525      JIS   4339      S‐JIS 9258

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[音]トウ    ツ [訓]たたか‐う [部首]門 [総画数]18 [コード]区点    3814      JIS   462E      S‐JIS 93AC [分類]常用漢字 [難読語] →とう‐じょう【闘諍】

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[音]チョ [訓]たたず‐む [部首]人 [総画数]7 [コード]区点    4842      JIS   504A      S‐JIS 98C8

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[音]セン [訓]たたか‐う    たたか‐い    いくさ    おのの‐く    そよ‐ぐ [部首]戈 [総画数]16 [コード]区点    5705      JIS   5925      S‐JIS 9D44

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[音]コウ [訓]ひか‐える    たた‐く    たず‐ねる [部首]手 [総画数]6 [コード]区点    5711      JIS   592B      S‐JIS 9D4A [難読語] →こう‐じょ【控除・扣除】

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[音]コウ [訓]かんが‐える    かんが‐え    な‐す    たた‐く [部首]攴 [総画数]6 [コード]区点    5831      JIS   5A3F      S‐JIS 9DBD

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[音]コウ [訓]たた‐く [部首]攴 [総画数]14 [コード]区点    5842      JIS   5A4A      S‐JIS 9DC8

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[音]オウ    ウ [訓]は‐く    たた‐く [部首]欠 [総画数]15 [コード]区点    6131      JIS   5D3F      S‐JIS 9F5E

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[音]チョウ    ジョウ [訓]たた‐む    たたみ [部首]田 [総画数]22 [コード]区点    6540      JIS   6148      S‐JIS E167

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[音]チョウ    ジョウ [訓]たた‐む    たたみ [部首]田 [総画数]22 [コード]区点    6541      JIS   6149      S‐JIS E168

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[音]チョウ    ジョウ [訓]たた‐む    たたみ [部首]田 [総画数]16 [コード]区点    6542      JIS   614A      S‐JIS E169

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[音]ショウ [訓]はか‐る    たた‐える    とな‐える    あ‐げる    かな‐う [部首]禾 [総画数]14 [コード]区点    6742      JIS   634A      S‐JIS E269

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[音]コウ [訓]たたか‐う [部首]門 [総画数]14 [コード]区点    7966      JIS   6F62      S‐JIS E882

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[音]ショウ    ジュ    ヨウ [訓]たた‐える    ほ‐める    ほめことば    いわ‐う [部首]頁 [総画数]13 [コード]区点    8083      JIS   7073      S‐JIS E8F1 [分類]人名用漢字 [難読語] →げ‐じゅ【偈頌】こう‐しょう【講頌】じゅ‐げ【頌偈】じゅ‐もん【頌文】しょう‐か【頌歌】しょう‐し【頌詞】しょう‐し【頌詩】しょう‐しゅん【頌春】しょう‐とく【頌徳】どうもうしょういん【童蒙頌韻】

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[音]コウ [訓]たたか‐う    とき [部首]鬥 [総画数]16 [コード]区点    8210      JIS   722A      S‐JIS E9A8 [難読語] →かちどき‐ばし【勝鬨橋】

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[音]トウ    ツ [訓]たたか‐う [部首]鬥 [総画数]20 [コード]区点    8212      JIS   722C      S‐JIS E9AA

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