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【多多益益ますます弁べんず】🔗⭐🔉
【多多益益ますます弁べんず】
仕事が多ければ多いほど巧みに処理する。
多ければ多いほどよい。


だ‐たい【堕胎】🔗⭐🔉
だ‐たい【堕胎】

名・自サ変
自然の分
ぶんべん期以前に胎児を人為的に母胎外に出すこと。





たた・える【▼湛える】タタヘル🔗⭐🔉
たた・える【▼湛える】タタヘル

他下一
器いっぱいに液体を入れて、あふれんばかりにする。
「杯に酒をなみなみと━」
「田植えを控えて稲田には水が満々と━・えられている」
容器を主語にしていう言い方もある。あふれんばかりの状態で、器がたっぷりと液体を含みもつ意。「二つの岬に抱かれた湾が、静かな水を━・えていた
大岡昇平
」「コップが…黒麦酒ビールをなみなみと━・えたまま、口もつけずに置いてあります
芥川
」
《多く「目に涙を━」の形で》涙ぐんで、目から涙があふれんばかりにする。
「両の目に涙を━・えて訴える」
〔修辞的な言い方で〕表情などに内面を表す情感や情趣があふれんばかりに感じられることにいう。
「満面に笑みを━・えて迎える」
「目もとに気品を━・えている」
「その眼は、底に粘りつくような強い光を━・えている
吉行淳之介
」
「その短調のメロディは、軍歌とはいえぬような哀愁を━・えてくるのだった
北杜夫
」
たた・ふ(下二)
関連語
大分類‖満ちる‖みちる
中分類‖充満‖じゅうまん

















たたか・う【戦う・闘う】タタカフ🔗⭐🔉
たたか・う【戦う・闘う】タタカフ

自五
戦
武力を用いて争う。戦争する。交戦する。
「A国とB国が━」
「徳川軍と姉川で━」
「━・わずして勝つ」
戦・闘
競技・選挙などで、優劣を競う。勝負を争う。競争する。
「古豪と新鋭が優勝をかけて━」
「新人が現職と互角に━」
闘
自分の利益や権利などを守ったり獲得したりするために争う。闘争する。
「賃上げをめぐって労使双方が━」
「自由を求めて時の権力と━」
「世の中の偏見と━」
「裁判で━」
闘
身に降りかかる困難や誘惑などを乗り越えようとする。闘争する。
「苦難[病気・飢え・誘惑]と━」
◆「叩たたき合う」の意からという。
「選挙戦を戦う」「安保闘争を闘う」など同族目的語をとって他動詞としても使う。
「戦」は戦争・試合・選挙戦など具体的な争いに、「闘」は比較的小さな戦いに使うほか、言論による争いや目に見えない相手との争いなど抽象的なものに使う。後者は「闘争する」とほぼ同義。なお、「闘」を「斗」と書くのは俗用。
たたかえる
たたかい
関連語
大分類‖戦争‖せんそう
中分類‖戦争‖せんそう
大分類‖争い‖あらそい
中分類‖争い‖あらそい




















たたき【▼叩き(▼敲き)】🔗⭐🔉
たたき【▼叩き(▼敲き)】

名
たたくこと。また、その人。
「太鼓━」
コンクリートで固めた土間。古くは叩き土に石灰・水などを加えて練ったものを塗り、たたき固めて仕上げた土間。
「
三和土
」とも。
魚肉・鳥獣肉などを包丁でたたくこと。また、その料理。
新鮮なアジ・イワシなどの身を包丁でたたきつぶし、味
みそや酢味
で和あえた料理。薬味としてアオジソやサンショウを添える。沖なます。たたきなます。
三枚におろしたカツオの表面をさっと火であぶってから刺身にし、ニンニク・ショウガなどの薬味と二杯酢をふりかけて、味がなじむように手や包丁の腹で軽くたたいたもの。高知県の郷土料理。土佐作り。














たたき‐あ・げる【▼叩き上げる】🔗⭐🔉
たたき‐あ・げる【▼叩き上げる】

自下一
苦労を重ねて技量を磨き、自らを一人前の人物に仕上げる。
「運転手から━・げて運送会社の社長となる」
たたきあ・ぐ(下二)
叩き上げ
関連語
大分類‖仕事‖しごと
中分類‖処世‖しょせい






たたき‐うり【▼叩き売り】🔗⭐🔉
たたき‐うり【▼叩き売り】

名
大道商人が威勢よく売り台をたたきながら口上を述べ、少しずつ値を下げて売りさばくこと。
「バナナの━」
大安売り。投げ売り。
「在庫一掃の━」
たたきう・る(他五)







たたき‐おこ・す【▼叩き起こす】🔗⭐🔉
たたき‐おこ・す【▼叩き起こす】

他五
戸などをたたいて眠っている家人の目を覚まさせる。
「隣人を━・して火事を知らせる」
眠っている人をむりに起こす。
「子供を━・して学校に行かせる」






たたき‐だい【▼叩き台】🔗⭐🔉
たたき‐だい【▼叩き台】

名
物をたたくのに使う台。たたき売りや鍛鉄のための台など。
よりよい成案を作るための原案。素案。
「本案を━にして成案を作る」






たたき‐だいく【▼叩き大工】🔗⭐🔉
たたき‐だいく【▼叩き大工】

名
へたな大工。また、もっぱら技量を必要としない仕事をする大工。




たたき‐だ・す【▼叩き出す】🔗⭐🔉
たたき‐だ・す【▼叩き出す】

他五
たたきはじめる。うちだす。
「ドラムを━」
たたいて追い出す。また、乱暴に追い出す。
「泥酔して店から━・される」
金属板を裏からたたいて模様などを浮き出させる。うちだす。
「花模様を━」
野球で、打撃によって(貴重な)得点を挙げる。
「決勝点を━」
スポーツで、新記録などを作り出す。
「最高記録を━」
高額の利益を作り出す。はじき出す。
「年商一兆円を━」
◆


は「出す」を強めていう。














たたき‐つ・ける【▼叩きつける(▼叩き付ける)】🔗⭐🔉
たたき‐つ・ける【▼叩きつける(▼叩き付ける)】

他下一
強く投げつける。激しくぶつける。
「一本背負いでマットに━」
「グローブを地面に━」
「風まじりの雨が━ように降る」
激しい勢いで差し出す。
「辞表を━」
たたきつ・く(下二)







たたき‐なお・す【▼叩き直す】━ナホス🔗⭐🔉
たたき‐なお・す【▼叩き直す】━ナホス

他五
曲がったものをたたいて、まっすぐにする。
ねじけた性行などを鍛え直して正しくする。
「くさった根性を━」






たたき‐のめ・す【▼叩きのめす】🔗⭐🔉
たたき‐のめ・す【▼叩きのめす】

他五
激しくなぐって起きあがれないようにする。
「侵入者を捕らえて━」
心身に激しい打撃を与える。
「舌鋒鋭く論敵を━」






たた・く【▼叩く(▼敲く)】🔗⭐🔉
たた・く【▼叩く(▼敲く)】

他五
手や道具を使って、(連続して)打つ。特に、被害などを与えることを目的として、強い力で打つ。
「布団を━・いてほこりを払う」
「ドアを━」
「漱石の門を━(=入門のため訪れる)」
「太鼓[肩]を━」
「紙を丸めてゴキブリを━」
「懲らしめのために尻しりを━」
手などで自分の体の一部を打つ。
「自分の頭を━・いて悔しがる」
「手を━・いて喜ぶ」
「ひざを━・いて感嘆の声を上げる」
「胸を━・いて自信のほどを見せる」
その行為が身体言語となってさまざまな意味を派生することが多い。
〔やや修辞的な言い方で〕雨や風が強く打ち付ける。
「雨が激しく窓を━」
「逆巻く波がどどっと岩を━」
ゴルフで、球を打つのに失敗して不本意な結果を出す。
「痛恨のダブルボギーを━」
〜ヲに
結果
をとる。
魚肉などを包丁で打つようにして細かく切ったり柔らかくしたりする。
「アジを包丁の刃で━」
「牛肉を━・いてカルパッチョに作る」
攻撃を加えて相手をやっつける。また、相手の主張などを激しく非難攻撃する。
「空中から敵の要塞ようさいを━」
「敵の出端ではなを━」
「マスコミが政府を━」
それとなく相手の考えを聞いたり探ったりする。打診する。
「念のため専門家の意見も━・いてみよう」
値段を負けさせる。値切る。
「千円の品を半額に━・いて買う」
〔俗〕財布の中のお金をすっかり使ってしまう。はたく。
「財布の底を━」
◇「叩はたく」を「たたく」と読み誤ったことから。
《「…口を━」の形で》そのような口をきいたり口のきき方をしたりする。
「大きな口[減らず口・憎まれ口・無駄口・陰口]を━」
〜ヲに
結果
をとる。
〔古〕クイナが鳴く。
◇泣き声が戸をたたく音に似ていることから。
◆
「敲」は「戸[門]を敲く」などと好まれる。
たたける
叩き
関連語
大分類‖打つ‖うつ
中分類‖打つ‖うつ

























【叩けば埃ほこりが出る】🔗⭐🔉
【叩けば埃ほこりが出る】
どんなものでも細かく調べれば欠点や欠陥が出てくるものだ。
たたず・む【▼佇む】🔗⭐🔉
たたず・む【▼佇む】

自五
ある場所にしばらく立ち止まる。
「その横に、大学の制服を着た青年が人待ち顔に━・んでいる
北杜夫
」
ある場所に建物・彫像・樹木などが(ぽつんと)立って存在する。
「森の中にひっそりと━人家」
◆
「▼彳む」とも。
関連語
大分類‖体の動き‖からだのうごき
中分類‖立つ‖たつ









たたみ【畳】🔗⭐🔉
たたみ【畳】

名
和室の床ゆかに敷きつめる厚い敷物。わらを糸で刺しかためた床と、その上にいぐさで編んだ畳表たたみおもてを付けたもの。
◇古くはむしろ・こもなど、敷物の総称。




たたみ‐いわし【畳▼
】🔗⭐🔉
たたみ‐いわし【畳▼
】

名
カタクチイワシの稚魚を簀すの子の上に並べ、天日で薄い板状に干し上げた食品。軽くあぶって食べる。





たたみ‐おもて【畳表】🔗⭐🔉
たたみ‐おもて【畳表】

名
畳の表に取りつける、藺草いぐさの茎を麻糸で織ったござ。




たたみ‐がえ【畳替え】━ガヘ🔗⭐🔉
たたみ‐がえ【畳替え】━ガヘ

名・自サ変
畳表を新しいものに替えること。また、畳をすっかり新しいものに替えること。
「客間の━をする」




たたみ‐か・ける【畳みかける(畳み掛ける)】🔗⭐🔉
たたみ‐か・ける【畳みかける(畳み掛ける)】

他下一
相手に余裕を与えないように、立て続けに働きかける。
「━・けて質問する」
たたみか・く(下二)
畳みかけ






たたみ‐こ・む【畳み込む】🔗⭐🔉
たたみ‐こ・む【畳み込む】

他五
折りたたんで中へ入れる。
「新聞にちらしを━」
心の奥にしっかりと入れておく。しっかり記憶する。
「忠言を胸に━」
相手に余裕を与えないように、続けざまに行う。畳みかける。
「━・んで質問する」
畳み込み








たたみ‐すいれん【畳水練】🔗⭐🔉
たたみ‐すいれん【畳水練】

名
理論や方法は知っていても、実地の訓練をしてないために実際の役に立たないこと。畳の上の水練。畑水練。
◇畳の上で水泳の練習をする意から。




たた・む【畳む】🔗⭐🔉
たた・む【畳む】

他五
折り重ねて小さくまとめる。折り畳む。
「布団[着物・風呂敷ふろしき]を━」
「新聞を四つに━」
使用するために展開された物をもとの形に閉じる。分解して片づける。
「傘[扇子・提灯ちょうちん]を━」
「組み立て式の椅子いすを━」
「サーカスのテント小屋を━」
伸ばし広げていた体の部分を折り重ねる。
「彼らは脚を━ように折り曲げてじっと地面にうずくまり
村上春樹
」
「鳥が羽を━」
今までそこで続けてきた商売や生活をすっかりやめ(て、よそへ移)る。
「店[屋敷]を━」
《「胸に━」などの形で》心に秘める。秘して語らない。
「その思いを我が胸一つに━・んで置こうと決心した
外
」
〔やや古い言い方で〕構築するために物を積み上げたり敷き詰めたりする。
「門は石を━・んだ三つのアーチからでき上っている…
漱石
」
〔やや古い言い方で〕みずからを折り重ねるようにして、連なったり重なったりする。
「北側は翠みどりを━春の峯みねで
漱石
」
〔俗〕暴力で痛めつける。
「ひと思いに━・んじまえ」
畳める
畳























たたら【
踏▼鞴
・
▼蹈▼鞴
】🔗⭐🔉
たたら【
踏▼鞴
・
▼蹈▼鞴
】

名
足で踏んで風を送る大型のふいご。鋳物師などが使う。
「━を踏む(=ふいごを踏んで空気を送る。転じて、勢い余って空足からあしを踏む)」








たたり【▼祟り】🔗⭐🔉
たたり【▼祟り】

名
神仏や怨霊がその意に背く人間にもたらす災厄。
「触らぬ神に━なし」
ある行為の報いとしてこうむる災難。






たたり‐め【▼祟り目】🔗⭐🔉
たたり‐め【▼祟り目】

名
たたりに遭うとき。災難に遭うとき。
「弱り目に━」




たた・る【▼祟る】🔗⭐🔉
たた・る【▼祟る】

自五
神仏・怨霊などが災厄をもたらす。
「物の怪に━・られる」
ある行為が原因になって悪い結果が生じる。
「無理が━・って体をこわす」
たたり
関連語
大分類‖運‖うん
中分類‖不運‖ふうん







た‐たん【多端】🔗⭐🔉
た‐たん【多端】

名・形動
〔文〕仕事が多いこと。忙しいこと。
「多事━」




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