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たる【×樽】🔗⭐🔉
たる【×樽】
酒・醤油などを入れて蓄えたり、持ち運んだりするための木製の容器。たがでしめた円筒状のおけの形をし、固定したふたがある。「酒(さか)―」


た・る【垂る】🔗⭐🔉
た・る【垂る】
[動ラ四]
物の末端が下方へさがる。たれさがる。「あさましう高うのびらかに、先の方少し―・りて」〈源・末摘花〉
したたる。流れおちる。「父の命はたくづのの白ひげの上ゆ涙―・り嘆きのたばく」〈万・四四〇八〉
[動ラ下二]「たれる」の文語形。◆中世初期に「垂らす」が用いられるようになり、他動詞としては下二段の「垂る」と併用されるようになった。その影響で自動詞のほうにも変化が生じ、自動詞の四段「垂る」はしだいに用いられなくなった。現代では自動詞としては「垂れる」、他動詞としては「垂れる」と「垂らす」がある。




たる🔗⭐🔉
たる
《文語の断定の助動詞「たり」の連体形》
資格を表す。…であるところの。「学生たるもの、勉強すべきである」
取り上げた事柄を、強調して、説明する意を表す。「その表情たるまさしく鬼そのものであった」◆文章語的表現に用いられる。


たるい【垂井】たるゐ🔗⭐🔉
たるい【垂井】たるゐ
岐阜県南西部、不破郡の地名。美濃国府の地で、中山道の宿場町。茶・干し柿を特産。
たるい‐とうきち【樽井藤吉】たるゐ‐🔗⭐🔉
たるい‐とうきち【樽井藤吉】たるゐ‐
[一八五〇〜一九二二]政治家・社会運動家。奈良の生まれ。自由民権運動に参加し、明治一五年(一八八二)東洋社会党を結成。大井憲太郎らの大阪事件に連座。のち、衆議院議員。大アジア主義を主張、「大東合邦論」を著した。
たる‐いれ【×樽入れ】🔗⭐🔉
たる‐いれ【×樽入れ】
[名]スル
不漁のとき、他の大漁のほうへ樽酒を贈ってともに酒宴して大漁にあやかること。
婚約成立のしるしとして、婿方から嫁方へ柳樽(やなぎだる)を贈ること。きまりざけ。


たる‐かいせん【×樽×廻船】‐クワイセン🔗⭐🔉
たる‐かいせん【×樽×廻船】‐クワイセン
江戸時代、大坂から江戸へ、主として酒樽荷などを運んだ船。船足が速く、幕末には菱垣(ひがき)廻船を圧倒した。たるぶね。
たる‐がき【×樽×柿】🔗⭐🔉
たる‐がき【×樽×柿】
渋柿を空いた酒樽に詰め、樽に残るアルコール分で渋を抜いて甘くした柿。樽抜き。
タルカム‐パウダー【talcum powder】🔗⭐🔉
タルカム‐パウダー【talcum powder】
滑石の粉を主体とした散布薬。入浴後の汗止めなどに用いる。ベビーパウダー。
たる‐き【垂木・×
・×椽・×榱・△架】🔗⭐🔉
たる‐き【垂木・×
・×椽・×榱・△架】
屋根を支えるため、棟から軒先に渡す長い木材。はえき。たりき。

たるき‐がた【垂木形】🔗⭐🔉
たるき‐がた【垂木形】
屋根のつまに、垂木と平行に取り付ける板。
たるき‐だけ【垂木竹】🔗⭐🔉
たるき‐だけ【垂木竹】
竹で作った垂木。また、それに用いる竹。かやぶきの屋根などに用いる。
たるき‐ばな【垂木鼻】🔗⭐🔉
たるき‐ばな【垂木鼻】
垂木の先端。また、その装飾。
たるき‐わり【垂木割(り)】🔗⭐🔉
たるき‐わり【垂木割(り)】
垂木の配置法。垂木間の空きの広狭により本繁(ほんしげ)割り・吹き寄せ割り・疎(まばら)割りなどがある。
タルク【talc】🔗⭐🔉
タルク【talc】
滑石(かつせき)。
タルコフスキー【Andrey Tarkovskiy】🔗⭐🔉
タルコフスキー【Andrey Tarkovskiy】
[一九三二〜一九八六]ソ連の映画監督。詩的、象徴的作風により、精神的な閉塞状況下における魂の救済の問題を追求。一九八四年に亡命。作「僕の村は戦場だった」「惑星ソラリス」「サクリファイス」など。
たる‐ざかな【×樽×肴】🔗⭐🔉
たる‐ざかな【×樽×肴】
贈り物の酒樽(さかだる)と酒のさかな。「歳暮の御使者とて、太刀目録、御小袖、―」〈浮・胸算用・五〉
たる‐ざけ【×樽酒】🔗⭐🔉
たる‐ざけ【×樽酒】
樽詰めの酒。
たる‐だい【×樽代】🔗⭐🔉
たる‐だい【×樽代】
結納(ゆいのう)・転宅などのとき、祝儀として酒を贈る代わりに、酒代(さかしろ)として包む金銭。
タルタル‐ステーキ【tartar steak】🔗⭐🔉
タルタル‐ステーキ【tartar steak】
《「タルタル」はタタール(韃靼(だつたん))の意》生の牛肉をたたいて挽(ひ)き肉状にしてから塩とこしょうで味付けし、上に卵黄をのせた肉料理。玉ねぎ・ピクルスなどの薬味を添える。
タルタル‐ソース【tartar sauce】🔗⭐🔉
タルタル‐ソース【tartar sauce】
マヨネーズに、ゆで卵・タマネギ・パセリやキュウリのピクルスなどのみじん切りをまぜて作ったソース。フライやサラダなどに用いる。
タルチュフ【フランスLe Tartuffe】🔗⭐🔉
タルチュフ【フランスLe Tartuffe】
モリエールの戯曲。五幕。一六六四年初演。にせ信者タルチュフの行動を通じ、宗教の偽善を批判・風刺した喜劇。
タルティーニ【Giuseppe Tartini】🔗⭐🔉
タルティーニ【Giuseppe Tartini】
[一六九二〜一七七〇]イタリアのバイオリン奏者・作曲家。バイオリンの重音奏法を完成。協奏曲・ソナタなどを多数作曲し、特にソナタ「悪魔のトリル」は有名。
タルト【オランダtaart】🔗⭐🔉
タルト【オランダtaart】
ゆずあんをカステラで巻いた菓子。愛媛県松山の名産。
タルト【フランスtarte】🔗⭐🔉
タルト【フランスtarte】
パイの一種。果物などをパイ皮の上にのせて焼いたもの。タート。
タルド【Jean Gabriel de Tarde】🔗⭐🔉
タルド【Jean Gabriel de Tarde】
[一八四三〜一九〇四]フランスの社会学者・犯罪学者。社会の成立を、心理的な個人間の模倣によるとし、デュルケームの社会実在論と対立。また、群集に対する公衆の概念を明確にした。著「模倣の法則」「世論と群集」など。
タルトレット【フランスtartelette】🔗⭐🔉
タルトレット【フランスtartelette】
小形のタルト。菓子型を用いて焼く。
たる‐にんぎょう【×樽人形】‐ニンギヤウ🔗⭐🔉
たる‐にんぎょう【×樽人形】‐ニンギヤウ
柳樽に着物を着せて編み笠などをかぶせ、人形に見立てて宴席や花見の場などで手で持って踊らせたもの。特に元禄(一六八八〜一七〇四)ころに流行。
たる‐ぬき【×樽抜き】🔗⭐🔉
たる‐ぬき【×樽抜き】
樽のふたを抜くこと。
樽柿(たるがき)にして渋を抜くこと。また、その柿。樽柿。


タルバガン【talbaghan】🔗⭐🔉
タルバガン【talbaghan】
リス科の哺乳類。マーモットの仲間。体長約五〇センチ。四肢は太くて短い。モンゴルの草原にすみ、地中に巣穴をつくる。
たる‐ひ【足る日】🔗⭐🔉
たる‐ひ【足る日】
物事の十分に満ちたりた、よい日。吉日。「今日の生日(いくひ)の―に」〈祝詞・神賀詞〉
たる‐ひ【垂氷】🔗⭐🔉
たる‐ひ【垂氷】
つらら。氷柱。「日さし出でて、軒の―の光り合ひたるに」〈源・浮舟〉
たるひと‐しんのう【熾仁親王】‐シンワウ🔗⭐🔉
たるひと‐しんのう【熾仁親王】‐シンワウ
有栖川宮熾仁親王(ありすがわのみやたるひとしんのう)

たる‐ひろい【×樽拾ひ】‐ひろひ🔗⭐🔉
たる‐ひろい【×樽拾ひ】‐ひろひ
酒屋が得意先の空き樽を集めて歩くこと。また、その仕事をする小僧。「―あやうい恋の邪魔をする」〈柳多留・初〉
たる‐ぶね【×樽船】🔗⭐🔉
たる‐ぶね【×樽船】
樽廻船(たるかいせん)

たるまえ‐さん【樽前山】たるまへ‐🔗⭐🔉
たるまえ‐さん【樽前山】たるまへ‐
北海道南西部、支笏(しこつ)湖の南東、苫小牧市と千歳市との境にある火山。標高一〇四一メートル。明治四二年(一九〇九)の大爆発で火口丘に高さ約一三〇メートルの溶岩円頂丘が一夜で再生。
たる‐まる【×樽丸】🔗⭐🔉
たる‐まる【×樽丸】
酒樽に用いる木材。
たるみ【×弛み】🔗⭐🔉
たるみ【×弛み】
たるむこと。また、その度合い。ゆるみ。「靴下の―」「心の―」
たる‐み【垂△水】🔗⭐🔉
たる‐み【垂△水】
垂れ落ちる水。滝。「命を幸(さき)く良けむと石走(いはばし)る―の水をむすびて飲みつ」〈万・一一四二〉
たるみ【垂水】🔗⭐🔉
たるみ【垂水】
兵庫県神戸市西部の区名。明石海峡に臨む。宅地化が進む。
たる‐みこし【×樽△御×輿】🔗⭐🔉
たる‐みこし【×樽△御×輿】
酒の空き樽で作ったみこし。祭礼などに子供が担ぐもの。《季 夏》
たるみず【垂水】たるみづ🔗⭐🔉
たるみず【垂水】たるみづ
鹿児島県中部、大隅半島西岸の市。鹿児島湾に臨み、桜島に近く、火山灰のしらす台地が多い。ミカン・ポンカン・エンドウの栽培やハマチの養殖、紬(つむぎ)の製造などが盛ん。人口二・二万。
たる・む【×弛む】🔗⭐🔉
たる・む【×弛む】
[動マ五(四)]
ぴんと張っていたものがゆるむ。「ロープが―・む」「目の皮が―・む」
張りつめた気持ちがゆるむ。しまりがなくなる。「―・んだ気分をひきしめる」
[動マ下二]「たるめる」の文語形。




タルムード【ヘブライTalmud】🔗⭐🔉
タルムード【ヘブライTalmud】
《教訓の意》ユダヤ教の宗教的典範。モーゼ律法および社会百般の事項に対する口伝的解答を集大成したもの。本文ミシュナとその注釈ゲマラの二部からなる。四世紀末ごろ編集されたパレスチナタルムードと六世紀ころまでに編集されたバビロニアタルムードがあり、一般には後者をさす。中世から現代に至るユダヤ人の精神文化を知る重要文献。
たる・める【×弛める】🔗⭐🔉
たる・める【×弛める】
[動マ下一]
たる・む[マ下二]たるむようにする。ゆるめる。「綱を―・める」

たるや‐おせん【樽屋おせん】🔗⭐🔉
たるや‐おせん【樽屋おせん】
江戸前期、大坂天満の樽屋の妻。隣家の長左衛門との不義を夫に発見されて自殺。「樽屋おせん歌祭文」に歌われ、井原西鶴の「好色五人女」や浄瑠璃・歌舞伎の題材となった。
足🔗⭐🔉
足
[音]ソク
スウ
ショク
シュ
[訓]あし
た‐りる
た‐る
た‐り
た‐す
た‐し
す‐ぎる
[部首]足
[総画数]7
[コード]区点 3413
JIS 422D
S‐JIS 91AB
[分類]常用漢字
[難読語]
→あ‐うら【足占】
→あし‐うら【足占】
→あしかが【足利】
→あし‐かせ【足枷】
→あしがら【足柄】
→あし‐がら【足搦】
→あし‐げ【足蹴】
→あし‐なか【足半】
→あしなずち【脚摩乳・足名椎】
→あだち【足立】
→あと‐へん【足偏】
→あ‐な‐すえ【足末】
→あ‐もと【足元・足下】
→あ‐ゆい【足結・脚結】
→うすたび‐が【薄手火蛾・薄足袋蛾】
→かたし【片し・片足】
→き‐そく【驥足】
→くわしほこちだる‐くに【細戈千足国】
→けいそく‐せん【鶏足山】
→け‐そく【華足・花足】
→しゅ‐きょう【足恭】
→しり‐あし【後足・尻足】
→すう‐きょう【足恭】
→そく‐せき【足蹠】
→だく‐あし【
足・諾足】
→たび【足袋・単皮】
→たらず‐まえ【不足前】
→てん‐そく【纏足】
→ぬたり‐の‐き【渟足柵】
→はだし【跣・裸足・跣足】
→むかで【百足・蜈蚣】
→むだ‐あし【無駄足・徒足】


尊🔗⭐🔉
尊
[音]ソン
[訓]たる
たっと‐い
とうと‐い
たっと‐ぶ
とうと‐ぶ
みこと
[部首]寸
[総画数]12
[コード]区点 3426
JIS 423A
S‐JIS 91B8
[分類]常用漢字
[難読語]
→あなとうと【安名尊】
→いざなぎ‐の‐みこと【伊弉諾尊・伊邪那岐命】
→いざなみ‐の‐みこと【伊弉冉尊・伊邪那美命】
→うがやふきあえず‐の‐みこと【
草葺不合尊】
→うましあしかびひこじ‐の‐みこと【可美葦牙彦舅尊】
→さそら【左尊羅】
→すさのお‐の‐みこと【素戔嗚尊・須佐之男命】
→すめら‐みこと【皇尊・天皇】
→そん‐ざ【尊者】
→そん‐そう【尊崇】
→ににぎ‐の‐みこと【瓊瓊杵尊・邇邇芸命】
→ほ‐ぞん【本尊】
→ほたか‐やま【武尊山】
→やまとたける‐の‐みこと【日本武尊・倭建命】
→わ‐みこと【我尊・和尊】



桷🔗⭐🔉
桷
[音]カク
[訓]たるき
ずみ
[部首]木
[総画数]11
[コード]区点 5968
JIS 5B64
S‐JIS 9E84
椽🔗⭐🔉
椽
[音]テン
[訓]たるき
[部首]木
[総画数]13
[コード]区点 6029
JIS 5C3D
S‐JIS 9EBB
[難読語]
→さい‐てん【采椽・採椽】
→てん‐だい【椽大】
榱🔗⭐🔉
榱
[音]スイ
[訓]たるき
[部首]木
[総画数]14
[コード]区点 6067
JIS 5C63
S‐JIS 9EE1
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