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○湯を沸かして水にするゆをわかしてみずにする🔗⭐🔉
○湯を沸かして水にするゆをわかしてみずにする
折角の骨折りをむだにすることのたとえ。「湯を沸かして水に入れる」とも。
⇒ゆ【湯】
ユン‐イサン【尹伊桑】
(Yun I-sang)韓国の作曲家。1956年渡欧、ベルリンを中心に活躍。67年韓国の中央情報部に連行・投獄。71年のドイツ帰化後も故国の民主化運動や統一運動に関与。管弦楽曲「礼楽」、オペラ「沈清伝」、カンタータ「わが国土、わが民族」。(1917〜1995)
ユンカー【Junker ドイツ】
(もと「若い貴族」の意)ドイツ東エルベ地方の大農場を経営する領主貴族の呼称。プロイセンの上級軍人や高級官僚が多くこの階層から出た。保守的で自由主義的改革に反対し、ドイツ軍国主義の温床となった。ユンケル。
ユンガー【Ernst Jünger】
ドイツの作家。2度の世界大戦に従軍。1920〜90年代にわたり作家活動。エッセー「砂時計の書」「時の壁のほとりで」など。(1895〜1998)
ユング【Carl Gustav Jung】
スイスの心理学者・精神医学者。ブロイラーに協力、連想検査を作り、また、性格を外向型・内向型に分類。はじめフロイトの考えに共鳴し、精神分析の指導者となったが、後にその学説を批判し、独自の分析心理学を創始。(1875〜1961)
ユングフラウ【Jungfrau ドイツ】
(処女の意)スイス中部にある、アルプス山脈の主脈ベルン‐アルプス中の高峰。標高4158メートル。中腹まで登山電車が通ずる。世界遺産。
ユングフラウ(1)
提供:オフィス史朗
ユングフラウ(2)
提供:オフィス史朗
ユングフラウ(3)
提供:JTBフォト
ユンケル【Junker ドイツ】
⇒ユンカー
ゆん‐ぜい【弓勢】
弓を引き張る力。弓を射る力の強さ。今昔物語集25「いみじく―射る者なりとも」
ゆんた
(「結ゆい歌」から、また「読ゆみ歌」からともいう)沖縄の八重山地方で、労働の際に歌われる歌謡。男女の掛合いで歌い、内容は短い物語になっているものが多い。
ゆん‐だけ【弓丈】
本弭もとはずから末弭うらはずまでの弓の長さ。一定しないが、弦をかけないはずし弓の長さで近世は7尺5寸としている。
ゆん‐だち【弓立】
⇒ゆだち
ゆん‐たろう【弓太郎】‥ラウ
⇒ゆみたろう
ゆん‐づえ【弓杖】‥ヅヱ
①弓を杖とすること。また、その弓。ゆづえ。平治物語「―ついて」
②ゆんだけ。太平記30「―三杖許りぞ飛んだりける」
ゆん‐で【弓手】
①弓を持つ方の手。左の手。保元物語「―のひぢ」。日葡辞書「ユンデ、即ち、ユミノテ」「ユンデメテ」
②左の方。保元物語「―馬手めてより馳せ寄つて」
③犬追物いぬおうものの時、犬を左に受けて、犬の左を射ること。↔馬手めて。
⇒ゆんで‐ぎり【弓手切】
⇒ゆんで‐の‐くさずり【弓手の草摺】
⇒ゆんで‐もじり【弓手捩り】
⇒ゆんで‐よこ【弓手横】
ゆんで‐ぎり【弓手切】
犬追物いぬおうもので、前方を右に横切って走る犬を、馬上で身体を右にひねって弓手を馬首の右側から射ること。
⇒ゆん‐で【弓手】
ゆんで‐の‐くさずり【弓手の草摺】
鎧よろいの草摺で、左の脇に付属するもの。いむけのくさずり。→大鎧おおよろい(図)。
⇒ゆん‐で【弓手】
ゆんで‐もじり【弓手捩り】‥モヂリ
弓を射る時の姿勢で、左方から後方へ身をよじらすこと。
⇒ゆん‐で【弓手】
ゆんで‐よこ【弓手横】
左の側面。犬追物で、的とする犬の左の脇。
⇒ゆん‐で【弓手】
ユン‐ドンジュ【尹東柱】
(Yun Dong-ju)朝鮮の詩人。間島(現、中国吉林省延辺朝鮮族自治州)生れ。日本に留学中、1943年独立運動容疑で逮捕、獄死。詩集「空と風と星と詩」。(1917〜1945)
ゆんべ【昨夜】
(ユフベの撥音化)昨夜さくや。ゆうべ。よべ。
ユンボ【Yumbo】
(→)パワー‐シャベルに同じ。商標名。
よ
①前舌面を硬口蓋に近づけて発する摩擦音の半母音〔j〕と母音〔o〕との結合した音節。〔jo〕 上代特殊仮名遣では奈良時代に甲〔jo〕乙〔jö〕2類の別があった。
②平仮名「よ」は「与」の草体。片仮名「ヨ」は「与」の転形。
よ【世・代】
(語源的には「節よ」と同じで、限られた時間の流れを意味する)
①ある統治者が主権を維持して国を治める期間、または一家の家長が家督を相続して、その家を治める期間。代だい。万葉集1「橿原かしはらの日知ひじりの御―ゆ」。「明治の―」「先代の―」
②同一の氏族・系統・政体などが、引き続いて国家の主権を持つ期間。時代。「源氏の―」「武家の―」
③転じて、国。国家。また、その政治。時には政治的機関・朝廷・天皇の意にも用いる。栄華物語月宴「―始まりて後、この国のみかど六十余代にならせ給ひにけれど」。源氏物語薄雲「おとどの、かくただ人にて―に仕へ給ふも」
④(特定の)期間。時期。時節。とき。おり。大和物語「二条の后の宮まだ帝にもつかうまつり給はで、ただ人におはしましける―に」。源氏物語御法「露けさは今昔ともおもほえず大方秋の―こそつらけれ」
⑤人の生きてきた、また、生きていく年月。個人の一生。生涯。年齢。よわい。いのち。紫式部日記「としくれてわが―ふけゆく」
⑥〔仏〕過去・現在・未来の三世。そのおのおのをいう。万葉集4「この―には人言しげしこむ―にも逢はむわが背子今ならずとも」。「あの―」
⑦人間が生活していく場としての、さまざまな人間関係・社会関係を総括していう。また、その一般的な趨勢や時流をいう。世の中。社会。世間。世情。時勢。万葉集18「父母を見れば尊く、妻子めこ見れば愛かなしくめぐし、うつせみの―の理ことわりと」。「―のため人のため」「―の移りかわり」「民主主義の―」
⑧特に、俗界としての世の中。俗世。浮世。古今和歌集雑「―を捨てて山に入る人山にてもなほ憂き時はいづちゆくらん」。「―を厭う」
⑨世の中で生計を立てること。なりわい。家業。「―の営み」
⑩世間の人々。また、世間の評判。拾遺和歌集雑恋「しのびていひちぎりて侍りけることの―に聞え侍りければ」
⑪男女のなからい。異性との愛情関係。源氏物語花宴「まだ―に馴れぬは、五六の君ならむかし」
⑫身の上。境遇。運命。源氏物語蓬生「たぐひあらじとのみ、めづらかなる―をこそは見奉り過ごし侍れ」
⑬(「―の」「―に(も)」の形で、強調を表す)この上ない。あまりにも。まったく(の)。源氏物語帚木「―のすきものにて、ものよく言ひ通れるを」。「―にも美しい女性」
⑭(「…世(も)なし」の形で、否定を強めて)まったく…することがない。蜻蛉日記上「心のとくる―なく嘆かるるに」
⇒世が世ならば
⇒世と共
⇒世に合う
⇒世に在り
⇒世に入れられる
⇒世に聞こえる
⇒世に従う
⇒世に処する
⇒世に知らず
⇒世に立つ
⇒世に連れる
⇒世に出る
⇒世に問う
⇒世に無し
⇒世に旧る
⇒世は張物
⇒世は回り持ち
⇒世も末
⇒世を挙げて
⇒世を出づ
⇒世を籠む
⇒世を去る
⇒世を忍ぶ
⇒世を知る
⇒世を捨てる
⇒世を背く
⇒世を保つ
⇒世を尽くす
⇒世を遁れる
⇒世を離れる
⇒世を憚る
⇒世を張る
⇒世を響かす
⇒世を済す
⇒世を渡る
よ【四】
数の名。よつ。よっつ。し。
よ【夜】
日没から日出までの間。太陽の地平線下にある時。よる。夜分。古事記中「かがなべて―には九夜ここのよ日には十日を」
⇒夜も日も明けず
⇒夜を籠む
⇒夜を徹する
⇒夜を日に継ぐ
よ【枝】
(エの転)えだ。一説に花びら。万葉集8「この花のひと―のうちは百種の言こと持ちかねて折らえけらずや」
よ【節】
(世と同源)
①竹・葦などの茎の節ふしと節との間。竹取物語「ふしをへだてて―ごとに」
②転じて、節ふし。平治物語「大きなる竹の―をとほして入道の口にあてて」
よ【予・豫】
➊(「予」と書く)われ。おのれ。余。「―輩」
➋①伊予国いよのくにの略。
②⇒よ(豫)
よ【余・餘】
➊(「余」と書く)われ。おのれ。予。「―の信念」
➋①それ以上であること。端数があることを示すときにいう語。「百人―の参加者」
②そのほか。それ以外。「―の儀ではない」
よ【豫】
中国の地名。古代の九州の一つ。今の河南省の雅称。
よ
〔副〕
(ヨウ(能う)の約。否定や反語を伴って)とても。四河入海「儒者では身を―立てまい」
よ
〔助詞〕
➊(間投助詞)
①詠嘆の意を表す。万葉集1「籠こも―み籠持ち」
②相手に呼びかける意を表す。万葉集13「隠口こもりくの長谷小国によばひせす吾がすめろき―奥床に母は寝たり」。源氏物語若紫「少納言―、直衣きたりつらむはいづら、宮のおはするか」。浄瑠璃、心中天の網島「勘太郎―お玉―、ばば様おぢ様がおいでぢや」
③相手に念を押し確かめる意を表す。万葉集4「今しはとゆめ―わが背子わが名告らすな」。徒然草「四部の弟子は―な、比丘よりは比丘尼は劣り」
➋(終助詞)名詞に付いたり「…てよ」「…のよ」となったりすると女性的な言い方になる。
①自分の判断を示し、相手に同意を求めたり念を押したりする意を表す。万葉集4「生きてあらば見まくも知らず何しかも死なむ―妹と夢に見えつる」。源氏物語若紫「たはぶれにてももののはじめにこの御事―」。源氏物語玉鬘「げに斯かる人のおはしけるを、知り聞えざりける―」。平家物語3「童は見忘れたれども僧都は何とてか忘るべきなればこれこそそ―と」。謡曲、隅田川「あれこそ沖の鴎―」。「行く―」「行ってもいい―」「いい人だ―」「いい人―」「知らなくって―」
②命令・勧誘・願望・禁止など、相手にその実現を強く求める意を表す。源氏物語帚木「あこは我が子にてをあれ―」。平家物語9「敵に馬の足をつからかさせ―」。「来るな―」「来ないで―」「早く行こう―」「これも食べるの―」
③自分自身で確認する意を表す。源氏物語野分「今参れる様にうちこわつくりて簀子の方にあゆみいで給へれば、されば―、あらはなりつらむ」。平家物語9「直実は宵より―」。滑稽本、素人狂言紋切形「ムムさう―、おれにも頼んだつけ」
④相手を非難する意を表す。「そうか―」「だめじゃないか―」
➌(格助詞)奈良時代のみに用いられた。→ゆ→より。
①動作の起点となる所・時を表す。…から。古事記中「伊那佐の山の木この間―もい行き守らひ」。万葉集17「我せこをあが松原―見渡せばあま少女ども玉藻刈る見ゆ」。万葉集18「つまのみことの衣手の別れし時―ぬばたまの夜床かたさり」
②動作の経由点を表す。…から。…を通って。万葉集14「児ろが金門―行かくし良しも」
③比較の基準を表す。…より。万葉集5「雲にとぶ薬食む―は都見ばいやしきわが身またをちぬべし」
④動作の手段・方法を表す。…で。古事記中「空は行かず足―行くな」。万葉集14「鈴が音のはゆま駅うまやの堤井の水を賜へな妹がただ手―」
よ
〔感〕
男の応答の声。古今著聞集8「人の召す御いらへに男は『―』と申し、女は『を』と申すなり」
よ‐あかし【夜明し】
夜をあかすこと。寝ずに夜を過ごすこと。徹夜。万葉集15「ぬばたまの―も船は漕ぎ行かな」。「尽きぬ話に―する」
よ‐あがり【夜上がり】
夜のうちに雨がやむこと。
よ‐あきない【夜商い】‥アキナヒ
夜あきなうこと。夜のあきない。夜間営業。
ヨアキム‐デ‐フローリス【Joachim de Floris】
キリスト教の神秘主義的説教家。イタリア生れのシトー会修道士。世界史を父・子・聖霊の3時期に分け、第3の時期(第三帝国)の到来を預言、中世以降のキリスト教会に終末的意識をうえつけた。(1135頃〜1202)
よ‐あきんど【夜商人】
夜に商売をする人。夜店商人。
よ‐あけ【夜明け】
①夜があける時。東の空がしらんで、うす明るくなってくる頃。あけがた。あかつき。天明。宇治拾遺物語2「―、大嶽おおたけを見れば、毒竜巌くだけて散りうせにけり」
②(比喩的に)新しい時代の始まり。「近代日本の―」
⇒よあけ‐がた【夜明け方】
⇒よあけ‐がらす【夜明け烏】
⇒よあけ‐の‐みょうじょう【夜明けの明星】
⇒夜明け前が一番暗い
よあけ‐がた【夜明け方】
夜明けの頃。あけがた。源氏物語柏木「思しやすらふ程に―になりぬ」
⇒よ‐あけ【夜明け】
よあけ‐がらす【夜明け烏】
夜明けに鳴く烏。あけがらす。
⇒よ‐あけ【夜明け】
よあけ‐の‐みょうじょう【夜明けの明星】‥ミヤウジヤウ
(→)「明けの明星」に同じ。
⇒よ‐あけ【夜明け】
よあけまえ【夜明け前】‥マヘ
島崎藤村の小説。1929年から発表、35年完結。明治維新前後の動乱を、狂死した父の生涯を凝視することによって把握した大作。
→文献資料[夜明け前]



広辞苑 ページ 20142 での【○湯を沸かして水にする】単語。