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○レッテルを貼るレッテルをはる🔗⭐🔉
○レッテルを貼るレッテルをはる
一方的に、ある評価・判断を下す。「反逆者の―」
⇒レッテル【letter オランダ】
れつ‐でん【列伝】
①紀伝体の歴史で、人臣の伝記や諸外国の事をつらね記した部分。→本紀→世家。
②人々の伝記をつらね記した書。「武将―」
⇒れつでん‐たい【列伝体】
れつでん‐たい【列伝体】
記述の方法を列伝の形式にしたもの。司馬遷の「史記」はこの体の始め。
⇒れつ‐でん【列伝】
レット【let】
テニス・卓球で、サーブのボールがネットの上端に触れて相手コートに入ること。サーブをやり直す。
レッド【red】
①赤。赤色。
②共産主義的。
⇒レッド‐カード【red card】
⇒レッド‐データ【red data】
⇒レッド‐データ‐ブック【Red Data Book】
⇒レッド‐パージ【red purge】
⇒レッド‐パワー【Red Power】
⇒レッド‐ペッパー【red pepper】
れっ‐とう【列島】‥タウ
多くの島が列をなして連なっているもの。「日本―」
れっ‐とう【劣等】
能力・程度などのおとっていること。↔優等。
⇒れっとう‐かん【劣等感】
⇒れっとう‐ざい【劣等財】
⇒れっとう‐せい【劣等生】
れっとう‐かん【劣等感】
自分が他人よりおとっているという感情。「―をいだく」↔優越感。
⇒れっ‐とう【劣等】
れっとう‐ざい【劣等財】
所得が一定の水準を上回ると、その財に対する需要が減少していくような財のこと。下級財。
⇒れっ‐とう【劣等】
れっとう‐じょうちゅう【裂頭条虫】‥デウ‥
裂頭条虫科の条虫の総称。頭節は無鉤で、普通2個の吸溝を持つ。日本でよく見られるものは広節裂頭条虫で、体長10メートルに達し、ケンミジンコ・マスを中間宿主として人・犬・猫・熊などに寄生。ミゾサナダ。
れっとう‐せい【劣等生】
成績が特に劣っている学生・生徒。
⇒れっ‐とう【劣等】
レッド‐カード【red card】
サッカーで、反則を重ねたり、極めて悪質な反則をしたりする選手に、主審が示す赤いカード。その選手は退場となる。
⇒レッド【red】
レッド‐データ【red data】
絶滅のおそれのある野生生物の種名や生育状況・環境などのデータ。
⇒レッド【red】
レッド‐データ‐ブック【Red Data Book】
絶滅のおそれのある野生生物に関するデータ集。国際自然保護連合(IUCN)が1966年以来刊行。表紙が赤いのでこの名がある。日本にも各種の国内版がある。
⇒レッド【red】
レッド‐パージ【red purge】
共産党員とその同調者を公職・企業などから追放すること。日本では1949〜50年、GHQの指令により、大規模に行われた追放をいう。赤狩り。
⇒レッド【red】
レッド‐パワー【Red Power】
1960年代後半に起こった急進的な北アメリカ先住民の権利回復運動。また、そのスローガン。
⇒レッド【red】
レッド‐ペッパー【red pepper】
赤くて辛みが強い唐辛子。
⇒レッド【red】
レットル‐フランセーズ【Lettres Françaises フランス】
フランスの文学新聞。ナチ占領下の1941年、ドクール(J. Decour1910〜1942)・ポーラン・モルガン(C. Morgan1898〜1966)らにより非合法に出版。解放後、週刊。71年終刊。
れっ‐ぱい【列拝】
ならんでおがむこと。
れっ‐ぱい【劣敗】
おとっているものが優れているものに負けること。「優勝―」
れっ‐ぱく【裂帛】
帛きぬを引きさくこと。また、その音。ホトトギスの鳴く声や女の悲鳴、また鋭く激しい掛け声などのたとえ。「―の気合」
れっ‐ぱん【列藩】
ならび立つ多くの藩。諸藩。
れっ‐ぴん【列品】
陳列してある品物。陳列品。「―館」
れっ‐ぷ【烈夫】
節義のかたい男。烈士。
れっ‐ぷ【烈婦】
節操が固く気性のはげしい女。烈女。「貞女―」
れっ‐ぷう【烈風】
はげしい風。
れっ‐ぷく【列福】
(beatification)カトリックで、福者の位に列すること。
レッペ【Walter Julius Reppe】
ドイツの工業化学者。高圧下、触媒を用いてアセチレンにアルコール・一酸化炭素などを付加、またはアセチレン自身に重合を起こさせて、種々の有用な化合物を合成する反応(レッペ反応)を開発。(1892〜1969)
れっ‐ぽう【列邦】‥パウ
多くの国。列国。
れつ‐りつ【列立】
ならび立つこと。列をなして立つこと。
れつ‐れつ【冽冽】
冷たさ・寒さのはげしいさま。
れつ‐れつ【烈烈】
はげしいさま。勢いの盛んなさま。「―たる闘志」「―と燃える」
レディー【lady】
貴婦人。淑女。また、一般に女性。
⇒レディー‐キラー【lady-killer】
⇒レディー‐ファースト【ladies first】
レディー【ready】
「準備のととのった」「支度のある」の意。
⇒レディー‐メード【ready-made】
レディー‐キラー【lady-killer】
婦人を魅惑する魅力のある男性。女殺し。
⇒レディー【lady】
レディース【ladies'】
服飾などで、女性用。「―‐ファッション」↔メンズ
レディー‐ファースト【ladies first】
女性を尊重して優先させる欧米風の習慣。
⇒レディー【lady】
レディー‐メード【ready-made】
①できあい。できあいの品。既製品。↔オーダー‐メード。
②〔美〕オブジェの一類型。実用的な既製品に新たな意味を持たせ、芸術作品として提示するもの。デュシャンに代表される。
⇒レディー【ready】
レディネス【readiness】
学習が成立する準備が整っていること。児童・生徒が困難なく学習できる状態になっていること。
れて‐ぐ【釐等具】
⇒れいてんぐ
れ‐てん【レ点】
漢文の返り点の一つ。「
」。1文字返って訓読することを表す。かりがね点。
レトリック【rhetoric】
①修辞法。修辞学。
②修辞。美辞。巧言。
レトリバー【retriever】
イヌの品種群で、獲物をとってくるように訓練されたか、そのような性質のものの総称。ゴールデン‐レトリバー・ラブラドル‐レトリバーなど。
ゴールデン‐レトリバー
レトルト【retort オランダ・ イギリス】
①蒸留などに用いる化学実験用器具の一つ。フラスコの頸くびの曲がった形をしている。〈紅毛談下〉
レトルト
②大気圧以上の圧力を用いて、110〜140度で缶詰・袋詰食品などを加熱・殺菌する装置。殺菌釜。
⇒レトルト‐しょくひん【レトルト食品】
レトルト‐しょくひん【レトルト食品】
特殊なフィルムの袋に調理済み食品を入れて密封し、レトルト2を用いて殺菌したインスタント食品。レトルト‐パウチ食品。
⇒レトルト【retort オランダ・ イギリス】
レトロ【rétro フランス】
復古調。懐古的。ある時代の様式を真似たさま。また、それを好むこと。「―なインテリア」「―趣味」
レトロ建築
撮影:関戸 勇
レトロウイルス【retrovirus】
逆転写酵素を持つRNAウイルス。感染後ウイルスの遺伝情報が逆転写されて宿主細胞のDNAに組み込まれる。ヒト成人T細胞白血病ウイルス、エイズ‐ウイルス(HIV)などを含む。家鶏肉腫・マウス乳癌・マウス白血病など動物の各種腫瘍の原因ウイルス。
レトロフィット【retrofit】
(「装置の改良」の意)(→)耐震補強。
レト‐ロマン‐ご【レトロマン語】
(Rhaeto-Romance)スイス南東部およびイタリア北東部で用いられる、ロマンシュ語・ラディーン語・フリウール語の総称。インド‐ヨーロッパ語族中のイタリック語派ロマンス語群に属する。
レナ【Lena】
ロシア、東シベリアの大河。バイカル湖西岸のバイカル山脈に発源、北東に流れて北極海に入る。長さ4400キロメートル。上流のウスチクートまで遡航可能。半年間は結氷。中流にサハ共和国の首都ヤクーツクがある。
レニウム【rhenium】
(1925年ドイツの化学者ノダック(Noddack)夫妻が発見、ライン川のラテン名Rhenusから命名)金属元素の一種。元素記号Re 原子番号75。原子量186.2。白金鉱・輝水鉛鉱・コルンブ石などに含まれる。銀白色の金属。硝酸および硫酸に溶解。触媒に用いる。
レニエ【Henri de Régnier】
フランスの作家。象徴派、のち新古典派。(1864〜1936)
レニエ【Mathurin Régnier】
フランスの詩人。主著「諷刺詩集」。(1573〜1613)
れに‐し【櫺子】
⇒れんじ。〈倭名類聚鈔10〉
レニン【renin】
腎臓から分泌される血圧上昇物質。蛋白分解酵素の一つで、血中でα(アルファ)‐グロブリンであるアンギオテンシノゲンを分解してアンギオテンシンⅠというペプチドをつくる。それが血管内皮細胞の働きでアンギオテンシンⅡに変わり、血圧上昇作用を示す(レニン‐アンギオテンシン系)。
レニングラード【Leningrad】
サンクト‐ペテルブルグの旧称。
レネ【Alain Resnais】
フランスの映画監督。「夜と霧」「二十四時間の情事」「去年マリエンバートで」など、記憶と時間をテーマに問題作を発表。(1922〜)
レバー【lever】
梃子てこ。槓杆こうかん。
レバー【liver】
食料品としての肝臓。きも。
⇒レバー‐ペースト【liver paste】
レパートリー【repertory】
①劇団・演奏家などが、いつでも上演・演奏する用意のある番組や曲目。また、それを列記した一覧表。上演目録や曲目表。レペルトワール。
②自分のこなせる領域や品目。「料理の―が広い」
レバー‐ペースト【liver paste】
加熱したレバーをすりつぶし調味したもの。
⇒レバー【liver】
レバノン【Lebanon】
①パレスチナの北方にそびえる山。聖書に名山としてたびたび記されている。
②西アジアの地中海に面する共和国。フランスの委任統治領から1944年完全独立。住民はアラブ人で、キリスト教諸派が人口の約3割、イスラム教諸派が約7割。面積1万平方キロメートル。人口350万(2000)。首都ベイルート。→西アジア(図)。
ベイルート
撮影:田沼武能
⇒レバノン‐すぎ【レバノン杉】
レバノン‐すぎ【レバノン杉】
西アジア原産のヒマラヤスギ属の針葉樹。樹形は端正な円錐形。シリア・レバノンなどに森林があったが乱伐された。
⇒レバノン【Lebanon】
レバレッジド‐リース【leveraged lease】
投資家からの出資金と銀行などからの借入金で購入した資産をリースし、そこから得られる利益を投資家に分配する事業。
レパント‐の‐かいせん【レパントの海戦】
1571年、ギリシア中部のレパント(Lepanto)沖で、オスマン帝国の海軍と、スペイン・ポルトガル・ローマ教皇などの連合艦隊との間に行われた海戦。オスマン側が敗北。
レビ【Levi ラテン】
旧約聖書で、イスラエルの族長ヤコブの子。古来、祭儀の執行を担うレビ族の祖とされる。
レピドゥス【Marcus Aemilius Lepidus】
古代ローマの政治家。法務官・執政官を歴任。前43年アントニウス・オクタウィアヌスと第2次三頭政治を行なったが、前36年オクタウィアヌスと対立して失脚。(前90頃〜前12)
レビヤタン【Leviathan ラテン】
旧約聖書に登場する竜または蛇のような怪獣。神への敵対者、混沌、人知を砕く創造の力などの象徴。→リヴァイアサン
レビュー【review】
①批評。評論。書評。「ブック‐―」
②評論雑誌。
レビュー【revue フランス】
踊りと歌とを中心に寸劇を織り込み、豪華な装置を伴うショー。もとパリで、毎年12月に1年間の出来事を急激に場面を転換させながら諷刺的に演じた一種の喜劇。第一次大戦後各国に流行。
⇒レビュー‐ガール【revue girl】
レビュー‐ガール【revue girl】
レビューに出演する女性。
⇒レビュー【revue フランス】
レビレート【levirate】
寡婦の処遇に関する慣行の一つ。夫が死んだ後、その妻が夫の兄弟に引き取られる制度。狭義には、寡婦が亡夫の妻であり続けながら夫の兄弟を代理の夫とする制度をいう。兄弟逆縁婚。→ソロレート→寡婦相続
レフ
①レフレックス‐カメラの略。「一眼―」
②レフレクターの略。→リフレクター
レファレンス【reference】
①参考。参照。「―‐ブック」
②(reference and information serviceから)図書館で、資料・情報を求める利用者に対して提供される、文献の紹介・提供などの援助。参考調査業務。リファレンス。
レファレンダム【referendum】
政務に関する重大事項、例えば憲法の改正などの場合、議会の賛否によらず、直接国民に賛否の投票を求めて決める制度。国民投票。人民投票。住民投票。リファレンダム。
レフェリー【referee】
フットボール・バスケットボール・バレーボール・ボクシングなどの審判員。レフリー。
⇒レフェリー‐ストップ
⇒レフェリー‐ポジション【referee's position】
レフェリー‐ストップ
(和製語referee stop)ボクシングなどで、レフェリーが、選手の負傷やルールの無視などのために試合続行が不可能と判断した時、試合を中止させること。
⇒レフェリー【referee】
レフェリー‐ポジション【referee's position】
レスリングで、試合開始時に競技者がとらなければならない姿勢。
⇒レフェリー【referee】
レプチャ‐ご【レプチャ語】
(Lepcha)東ネパール・シッキム・ダージリン地方に住むレプチャ族の言語。シナ‐チベット語族中のチベット‐ビルマ語派に属する。
レフト【left】
①左。左側。
②(left field; left fielder)野球で、左翼。また、左翼手。
③左派。革新派。
↔ライト
レプトスピラ‐しょう【レプトスピラ症】‥シヤウ
(leptospirosis)レプトスピラ科の細菌によって起こる急性熱性疾患。軽症は感冒様。アジア・中南米などの熱帯で流行。日本では全国的に散発例がある。→ワイル病
レプトセファルス【leptocephalus】
ウナギ目の魚、カライワシ目の魚などの幼生の総称。体は柳葉状で細長く、半透明。葉形幼生。
レプトン【lepton】
〔理〕(ギリシア語の「微細な」に由来)強い相互作用をせず、スピンが1/2の素粒子の総称。電子・ミュー粒子・タウ粒子、およびそれらに伴う3種類のニュートリノがある。軽粒子。
レフ‐ばん【レフ板】
(レフはレフレックスの略)写真やビデオの撮影で、被写体に補助光を当てる銀色または白色の反射板。
レフュジア【refugia】
環境の激変で、ある地域の生物の大半が絶滅した際に、その変化を免れて遺存種の生息するごく狭い場所。
レプラ【lepra ラテン】
(→)ハンセン病に同じ。
レフリー【referee】
⇒レフェリー
レプリカ【replica】
模造品。複製品。模写。模作。
レフレクター【reflector】
⇒リフレクター
レフレックス【reflex】
反射。反映。リフレックス。
⇒レフレックス‐カメラ【reflex camera】
レフレックス‐カメラ【reflex camera】
レンズに入射した光を鏡で上方に反射させ、ピント‐グラス上に映像を作り、これを見てピントと構図を決める方式のカメラ。→一眼レフ→二眼レフ‐カメラ
⇒レフレックス【reflex】
れぶん【礼文】
北海道北部、稚内わっかない市の西方50キロメートル、利尻島北西方の日本海中にある島。面積82平方キロメートル。
レベル【level】
①水準。標準。段階。「―の高い演技」「全国―での経験交流」
②水平面。平面。
③水準器。水盛り。
④水準儀。
⇒レベル‐アップ
⇒レベル‐ダウン
レベル‐アップ
(和製語level up)水準の向上。「授業の―を図る」
⇒レベル【level】
レベル‐ダウン
(和製語level down)水準の低下。「作品の質が―する」
⇒レベル【level】
レペルトワール【répertoire フランス】
⇒レパートリー
レポ
(レポーター・レポートの略)
①報告書。報告者。
②非合法な政治運動や学生運動で、組織の連絡に当たる人。
レポーター【reporter】
(リポーターとも)
①報告者。
②新聞や放送の報道記者。
レポート【report】
(リポートとも)
①報告。報道。
②報告書。学術研究報告書。「―用紙」
レボリューション【revolution】
革命。
レマルク【Erich Maria Remarque】
ドイツの小説家。反戦小説「西部戦線異状なし」で名声を得る。アメリカに亡命し、第二次大戦後、「凱旋門」「愛する時と死する時」などを著す。(1898〜1970)
レマン‐こ【レマン湖】
(Lac Léman フランス)ヨーロッパ中部の湖。スイスの南西端、フランスとの国境にあって、東西に新月状をなし、湖岸にジュネーヴ・ローザンヌなどの都市がある。ローヌ川が東から流入し、西へ流出する。標高375メートル。面積580平方キロメートル。最大深度310メートル。ジュネーヴ湖。
レマン湖とシロン城
撮影:小松義夫
レ‐ミゼラブル【Les Misérables フランス】
ユゴーの長編小説。1862年刊。一片のパンを盗んで入獄したジャン=ヴァルジャンが、更生して成功し、一時は市長にまでなり、人間愛に生きる波瀾の多い生涯を描く。黒岩涙香訳「噫ああ無情」(1906年刊)。
レミニセンス【reminiscence】
〔心〕記憶した直後よりも一定時間後の方が再生の結果がよくなる現象。
レミング【lemming】
ネズミ科ハタネズミ亜科のうちレミング属・クビワレミング属などのネズミの総称。体長10〜15センチメートルほど、尾はないか、あってもごく短い。ヨーロッパとアメリカの北部にすみ、普通は山地の岩の下や地下の巣穴で生活しているが、ときとして大発生し、集団で大移動をする。代表的な種はノルウェーレミング(タビネズミ)・クビワレミングなど。
レミング
撮影:小宮輝之
レム【rem】
〔理〕(roentgen equivalent manの略)放射線の吸収線量を、その生物学的効果によって測った線量当量の慣用単位。放射線を生物体に照射する場合、その影響は放射線の種類(X線・アルファ線・ベータ線など)によって異なるので、それらをすべてX線の場合に換算し、X線の1ラドと同等の生物学的効果をもつ吸収線量を1レムとする。国際単位系での単位はシーベルトで、1レムは100分の1シーベルト。→ラド
レム【Stanisław Lem】
ポーランドの作家。リヴィフ(現ウクライナ領)出身。哲学的洞察に富んだSF小説で知られる。代表作「ソラリス」「天の声」「完全な真空」。(1921〜2006)
レム‐すいみん【レム睡眠】
急速眼球運動(rapid eye movement; REM)の見られる睡眠。一夜に4〜5回出現。脳波は覚醒時に似るので、逆説睡眠ともいわれる。夢を見ている時にほぼ対応。パラ睡眠。↔ノンレム睡眠
レモネード【lemonade】
レモンの果汁に砂糖を加え、水か湯で割った飲料。リモナーデ。レモン水。
レモン【lemon・檸檬】
ミカン科シトロン類の常緑低木。インド原産。高さ約3メートル。葉は楕円形。ミカンに似た白色五弁花を年中開く。果実は紡錘形、外皮は初めは濃緑、熟すれば美しい黄色、芳香が高い。果汁も香りが高く、クエン酸・ビタミンCを含む。食品に香味を添え、ジュースなどに広く用いる。〈[季]秋〉
レモン
撮影:関戸 勇
⇒レモン‐イエロー【lemon yellow】
⇒レモン‐グラス【lemon grass】
⇒レモン‐すい【レモン水】
⇒レモン‐スカッシュ【lemon squash】
⇒レモン‐そう【檸檬草】
⇒レモン‐ティー【lemon tea】
⇒レモン‐ゆ【レモン油】
レモン‐イエロー【lemon yellow】
レモンのような淡い黄色。
⇒レモン【lemon・檸檬】
レモン‐グラス【lemon grass】
イネ科の多年草。熱帯アジア原産。高さ約1.5メートル、葉は群がって株を作る。硬く線形で、長さ約50センチメートル、幅1センチメートル。全体に芳香があり、香料原料の精油を採るために栽培。ジンなどに加えるほか飲料や調理香料にも用いる。レモンガヤ。レモン草。
⇒レモン【lemon・檸檬】
レモン‐すい【レモン水】
①レモン油を溶かした水。
②(→)レモネードに同じ。
⇒レモン【lemon・檸檬】
レモン‐スカッシュ【lemon squash】
レモンの果汁に砂糖を加え、炭酸水で割った飲料。
⇒レモン【lemon・檸檬】
レモン‐そう【檸檬草】‥サウ
(→)レモングラスに同じ。
⇒レモン【lemon・檸檬】
レモン‐ティー【lemon tea】
レモンの薄切りまたはレモン汁を入れて飲む紅茶。
⇒レモン【lemon・檸檬】
レモン‐ゆ【レモン油】
レモンの果皮から採取した精油。淡黄色で、特異の新鮮・爽快な香気と、わずかな苦味がある。飲食物などに香りをつけるのに用いる。
⇒レモン【lemon・檸檬】
レヤー‐ケーキ【layer cake】
スポンジ‐ケーキにクリーム・ジャムなどをはさんで層状に重ねたもの。レイヤー‐ケーキ。
レリーズ【release】
①ケーブル‐レリーズの略。
②シャッターを切ること。
レリーフ【relief】
浮彫うきぼり。リリーフ。
れる
〔助動〕
(活用は下一段型。[活用]れ/れ/れる/れる/れれ/れよ・れろ)五段・サ変の未然形(サ変では「さ」の形)に接続。上一段・下一段・カ変の動詞には「られる」が付く。サ変で「せ」に「られる」が付くこともある。文語形は「る」。→られる。
①自発を表す。歌舞伎、面向不背玉「斯様な忝い御意を蒙るに就いても娘の事が思ひ出されます」。「吉報が待たれる」「故郷が懐しく思い出される」
②可能(許容も含めて)を表す。洒落本、南閨雑話「こつちも面白くあそばれるといふやつよ」。東海道中膝栗毛5「こんな小さなものは、いくらでも食はれる」。「駅へは5分で行かれる」
③軽い尊敬を表す。「本当にそう思われますか」
④受身を表す。「れる」を付けて受身とした時、受身の対象が迷惑を蒙る意味を込めることが多い。また、受身の「れる」が付く動詞は「取る」「打つ」など他に働きかける意味のある動詞のほか、「立つ」「泣く」など働きかける意味のない動詞の場合もある。
㋐受身の対象が動作・作用を受けるものである。歌舞伎、助六所縁江戸桜「その又可愛がられる工風を習ひたい」。「母に負われて行く」「長いものには巻かれろ」「そこに価値判断の基準がおかれる」「4カ国外相会議は23日パリで開かれる」「叔母様からそのようにおっしゃられて、困ったでしょう」
㋑受身の対象が動作・作用を直接受けるものではなく、その話題の中心になるものである。「健康な歯が間違って抜かれた」「家の前にごみが山と積まれた」「雨に降られる」「赤ん坊に泣かれて閉口する」
れろ‐れろ
①口がよく動かなかったり舌がもつれたりして発音が不明瞭なさま。「酔っ払って―言う」
②言うこと、することのつじつまが合わず、とりとめのないさま。「問い詰められて―になる」
れん【連】
①ひきつれること。つれ。仲間。
②連盟・連合などの略。
③つらなったものや編んだものを数えるのにいう語。「数珠1―」「詩の第1―」
④鷹を数える語。
⑤(「嗹」とも書く。reamの当て字)洋紙の取引上の単位。平判では1000枚、巻取紙では規定寸法の1000枚分、板紙では100枚を1連とする。
⑥〔生〕植物分類上の1階級。科と属との間。族。→階級(表)。
⑦(→)聯1に同じ。
れん【廉】
①いさぎよいこと。欲がないこと。
②値が安いこと。夏目漱石、門「宗助は会計の請求した治療代の案外―なのを喜んだ」
れん【練】
①絹糸をねること。ねりぎぬ。
②練習の略。「朝―」
れん【輦】
①天子の乗物。
②手ぐるま。腰車。輦車。
れん【聯】
①柱または壁などの左右に、相対してかけて飾りとする細長い書画の板・軸。はしらかくし。「春―」
②漢詩の律の対句の称。「首―」
③(→)連れん3に同じ。
れん【簾】
すだれ。みす。
れん‐あい【恋愛】
(loveの訳語)男女が互いに相手をこいしたうこと。また、その感情。こい。佐藤紅緑、雲のひゞき「淫奔といふ事を―と名を付けたり色々な事がはやり升ますな」。「―小説」
⇒れんあい‐けっこん【恋愛結婚】
⇒れんあい‐しじょう‐しゅぎ【恋愛至上主義】
れん‐あい【憐愛】
あわれみ愛すること。
れんあい‐けっこん【恋愛結婚】
見合結婚などに対して、恋愛から出発して結婚すること。
⇒れん‐あい【恋愛】
れんあい‐しじょう‐しゅぎ【恋愛至上主義】‥ジヤウ‥
恋愛を人生の最高・至上のものと考える態度または傾向。
⇒れん‐あい【恋愛】
れん‐い【漣漪】
細かく立つ波。さざなみ。
れん‐いん【連印】
同一の文書に2名以上の者が姓名を列記して印をおすこと。連判。
れん‐いん【連陰】
連日のくもり。
れん‐う【連雨】
連日の降雨。ながあめ。霖雨りんう。
れんうんこう【連雲港】‥カウ
(Lianyungang)中国江蘇省の北端にある港湾都市。隴海ろうかい鉄道の終点。漁業・製塩業が盛ん。景勝地に花果山がある。人口68万7千(2000)。
れん‐えん【連延】
①つらなり続くこと。
②のびのびになること。
れん‐えん【瀲灔】
さざなみのしきりに動くさま。また、水の満ちあふれるさま。尾崎紅葉、浮木丸「遥に望めばかの湖は―として」
れん‐おん【連音】
〔言〕
①単音の連結から成る音。
②(→)顫動せんどう音に同じ。
③(→)リエゾンに同じ。
れん‐おん【漣音】
〔音〕モルデントの訳語。
れん‐おんぷ【連音符】
特殊なやり方で分割された一連の音符。2等分すべきものを3等分した3連音符など。連符。
れん‐か【恋歌】
(→)「こいのうた(恋の歌)」に同じ。
れん‐か【連枷】
(→)唐棹からさおに同じ。
れん‐か【廉価】
値段が安いこと。やすね。安価。「―販売」
れん‐か【蓮荷】
(「蓮」も「荷」もハスの意)ハスのこと。
れん‐か【輦下】
(「御車のもと」の意)天子のひざもと。輦轂れんこくのもと。
れん‐が【連火】‥グワ
漢字の脚あしの一種。「焦」「然」などの脚の「灬」の称。列火。
れん‐が【連歌】
和歌の上句と下句とに相当する五・七・五の長句と七・七の短句との唱和を基本とする詩歌の形態。万葉集巻8の尼と大伴家持との唱和をはじめ、古くはこの短歌合作の形すなわち短連歌がもっぱら行われたが、院政期頃から多人数または単独で長・短句を交互に長く連ねる形すなわち長連歌(鎖連歌)に発達、中世・近世にわたって流行した。長連歌は第1句を発句ほっく、次句を脇わき、第3句を第三、最終句を挙句あげくといい、句数により歌仙・四十四よよし・五十韻・百韻・千句・万句などの形式がある。百韻を基準とするが、百句を通じて意味を一貫させるのではなくて、連続する2句の間の付合つけあいや全体の変化などを楽しむ。つらねうた。続歌つづけうた。→俳諧はいかいの連歌。
⇒れんが‐あわせ【連歌合】
⇒れんが‐し【連歌師】
⇒れんが‐しんしき【連歌新式】
⇒れんが‐はじめ【連歌始】
⇒れんが‐ほんしき【連歌本式】
⇒連歌と盗人は夜がよい
れん‐が【煉瓦】‥グワ
粘土に砂をまぜてねり固めた、一定の大きさの建築材料。ふつうは型に入れて窯かまで焼いたもの。壁・舗装・窯など用途は広汎。普通煉瓦(赤煉瓦)・舗道煉瓦・耐火煉瓦・空洞煉瓦・アドベなどがある。
⇒れんが‐いろ【煉瓦色】
⇒れんが‐せき【煉瓦石・煉化石】
⇒れんが‐づくり【煉瓦造り】
れんが‐あわせ【連歌合】‥アハセ
歌合うたあわせを模した連歌の勝負形式。作者を左右に分け、その詠んだ句を判者が批評し、優劣勝負を定めるもの。
⇒れん‐が【連歌】
れん‐がい【簾外】‥グワイ
みすの外。↔簾内
れんが‐いろ【煉瓦色】‥グワ‥
煉瓦のような赤茶色。
⇒れん‐が【煉瓦】
れん‐かく【蓮角】
チドリ目レンカク科の鳥。翼長は約20センチメートル。頭上・顔・喉は白色で、後頭から頸側には黒条がある。背は帯紫褐色、下面は紫黒色、翼は白色で先端黒く、尾は極めて長く黒色、趾も長い。睡蓮などの葉の上を自由にわたり歩く。アジア南部産。日本へは迷鳥として、ときどき飛来。
れんかく(夏羽)
レンカク
提供:OPO
れんが‐し【連歌師】
連歌をよくする人。専門の連歌作者。連歌の宗匠。
⇒れん‐が【連歌】
れんが‐しんしき【連歌新式】
連歌の式目で「連歌本式」に対する称。応安新式おうあんしんしきなど。
⇒れん‐が【連歌】
れんが‐せき【煉瓦石・煉化石】‥グワ‥
(→)煉瓦に同じ。明治初期に用いた語。
⇒れん‐が【煉瓦】
れんが‐づくり【煉瓦造り】‥グワ‥
煉瓦を用いて造ること。また、その構造物。歌舞伎、島鵆月白浪「新橋とやらへ来た時に、こりやアメリカへでも来はせぬかと―にびつくりした」
⇒れん‐が【煉瓦】
」。1文字返って訓読することを表す。かりがね点。
レトリック【rhetoric】
①修辞法。修辞学。
②修辞。美辞。巧言。
レトリバー【retriever】
イヌの品種群で、獲物をとってくるように訓練されたか、そのような性質のものの総称。ゴールデン‐レトリバー・ラブラドル‐レトリバーなど。
ゴールデン‐レトリバー
レトルト【retort オランダ・ イギリス】
①蒸留などに用いる化学実験用器具の一つ。フラスコの頸くびの曲がった形をしている。〈紅毛談下〉
レトルト
②大気圧以上の圧力を用いて、110〜140度で缶詰・袋詰食品などを加熱・殺菌する装置。殺菌釜。
⇒レトルト‐しょくひん【レトルト食品】
レトルト‐しょくひん【レトルト食品】
特殊なフィルムの袋に調理済み食品を入れて密封し、レトルト2を用いて殺菌したインスタント食品。レトルト‐パウチ食品。
⇒レトルト【retort オランダ・ イギリス】
レトロ【rétro フランス】
復古調。懐古的。ある時代の様式を真似たさま。また、それを好むこと。「―なインテリア」「―趣味」
レトロ建築
撮影:関戸 勇
レトロウイルス【retrovirus】
逆転写酵素を持つRNAウイルス。感染後ウイルスの遺伝情報が逆転写されて宿主細胞のDNAに組み込まれる。ヒト成人T細胞白血病ウイルス、エイズ‐ウイルス(HIV)などを含む。家鶏肉腫・マウス乳癌・マウス白血病など動物の各種腫瘍の原因ウイルス。
レトロフィット【retrofit】
(「装置の改良」の意)(→)耐震補強。
レト‐ロマン‐ご【レトロマン語】
(Rhaeto-Romance)スイス南東部およびイタリア北東部で用いられる、ロマンシュ語・ラディーン語・フリウール語の総称。インド‐ヨーロッパ語族中のイタリック語派ロマンス語群に属する。
レナ【Lena】
ロシア、東シベリアの大河。バイカル湖西岸のバイカル山脈に発源、北東に流れて北極海に入る。長さ4400キロメートル。上流のウスチクートまで遡航可能。半年間は結氷。中流にサハ共和国の首都ヤクーツクがある。
レニウム【rhenium】
(1925年ドイツの化学者ノダック(Noddack)夫妻が発見、ライン川のラテン名Rhenusから命名)金属元素の一種。元素記号Re 原子番号75。原子量186.2。白金鉱・輝水鉛鉱・コルンブ石などに含まれる。銀白色の金属。硝酸および硫酸に溶解。触媒に用いる。
レニエ【Henri de Régnier】
フランスの作家。象徴派、のち新古典派。(1864〜1936)
レニエ【Mathurin Régnier】
フランスの詩人。主著「諷刺詩集」。(1573〜1613)
れに‐し【櫺子】
⇒れんじ。〈倭名類聚鈔10〉
レニン【renin】
腎臓から分泌される血圧上昇物質。蛋白分解酵素の一つで、血中でα(アルファ)‐グロブリンであるアンギオテンシノゲンを分解してアンギオテンシンⅠというペプチドをつくる。それが血管内皮細胞の働きでアンギオテンシンⅡに変わり、血圧上昇作用を示す(レニン‐アンギオテンシン系)。
レニングラード【Leningrad】
サンクト‐ペテルブルグの旧称。
レネ【Alain Resnais】
フランスの映画監督。「夜と霧」「二十四時間の情事」「去年マリエンバートで」など、記憶と時間をテーマに問題作を発表。(1922〜)
レバー【lever】
梃子てこ。槓杆こうかん。
レバー【liver】
食料品としての肝臓。きも。
⇒レバー‐ペースト【liver paste】
レパートリー【repertory】
①劇団・演奏家などが、いつでも上演・演奏する用意のある番組や曲目。また、それを列記した一覧表。上演目録や曲目表。レペルトワール。
②自分のこなせる領域や品目。「料理の―が広い」
レバー‐ペースト【liver paste】
加熱したレバーをすりつぶし調味したもの。
⇒レバー【liver】
レバノン【Lebanon】
①パレスチナの北方にそびえる山。聖書に名山としてたびたび記されている。
②西アジアの地中海に面する共和国。フランスの委任統治領から1944年完全独立。住民はアラブ人で、キリスト教諸派が人口の約3割、イスラム教諸派が約7割。面積1万平方キロメートル。人口350万(2000)。首都ベイルート。→西アジア(図)。
ベイルート
撮影:田沼武能
⇒レバノン‐すぎ【レバノン杉】
レバノン‐すぎ【レバノン杉】
西アジア原産のヒマラヤスギ属の針葉樹。樹形は端正な円錐形。シリア・レバノンなどに森林があったが乱伐された。
⇒レバノン【Lebanon】
レバレッジド‐リース【leveraged lease】
投資家からの出資金と銀行などからの借入金で購入した資産をリースし、そこから得られる利益を投資家に分配する事業。
レパント‐の‐かいせん【レパントの海戦】
1571年、ギリシア中部のレパント(Lepanto)沖で、オスマン帝国の海軍と、スペイン・ポルトガル・ローマ教皇などの連合艦隊との間に行われた海戦。オスマン側が敗北。
レビ【Levi ラテン】
旧約聖書で、イスラエルの族長ヤコブの子。古来、祭儀の執行を担うレビ族の祖とされる。
レピドゥス【Marcus Aemilius Lepidus】
古代ローマの政治家。法務官・執政官を歴任。前43年アントニウス・オクタウィアヌスと第2次三頭政治を行なったが、前36年オクタウィアヌスと対立して失脚。(前90頃〜前12)
レビヤタン【Leviathan ラテン】
旧約聖書に登場する竜または蛇のような怪獣。神への敵対者、混沌、人知を砕く創造の力などの象徴。→リヴァイアサン
レビュー【review】
①批評。評論。書評。「ブック‐―」
②評論雑誌。
レビュー【revue フランス】
踊りと歌とを中心に寸劇を織り込み、豪華な装置を伴うショー。もとパリで、毎年12月に1年間の出来事を急激に場面を転換させながら諷刺的に演じた一種の喜劇。第一次大戦後各国に流行。
⇒レビュー‐ガール【revue girl】
レビュー‐ガール【revue girl】
レビューに出演する女性。
⇒レビュー【revue フランス】
レビレート【levirate】
寡婦の処遇に関する慣行の一つ。夫が死んだ後、その妻が夫の兄弟に引き取られる制度。狭義には、寡婦が亡夫の妻であり続けながら夫の兄弟を代理の夫とする制度をいう。兄弟逆縁婚。→ソロレート→寡婦相続
レフ
①レフレックス‐カメラの略。「一眼―」
②レフレクターの略。→リフレクター
レファレンス【reference】
①参考。参照。「―‐ブック」
②(reference and information serviceから)図書館で、資料・情報を求める利用者に対して提供される、文献の紹介・提供などの援助。参考調査業務。リファレンス。
レファレンダム【referendum】
政務に関する重大事項、例えば憲法の改正などの場合、議会の賛否によらず、直接国民に賛否の投票を求めて決める制度。国民投票。人民投票。住民投票。リファレンダム。
レフェリー【referee】
フットボール・バスケットボール・バレーボール・ボクシングなどの審判員。レフリー。
⇒レフェリー‐ストップ
⇒レフェリー‐ポジション【referee's position】
レフェリー‐ストップ
(和製語referee stop)ボクシングなどで、レフェリーが、選手の負傷やルールの無視などのために試合続行が不可能と判断した時、試合を中止させること。
⇒レフェリー【referee】
レフェリー‐ポジション【referee's position】
レスリングで、試合開始時に競技者がとらなければならない姿勢。
⇒レフェリー【referee】
レプチャ‐ご【レプチャ語】
(Lepcha)東ネパール・シッキム・ダージリン地方に住むレプチャ族の言語。シナ‐チベット語族中のチベット‐ビルマ語派に属する。
レフト【left】
①左。左側。
②(left field; left fielder)野球で、左翼。また、左翼手。
③左派。革新派。
↔ライト
レプトスピラ‐しょう【レプトスピラ症】‥シヤウ
(leptospirosis)レプトスピラ科の細菌によって起こる急性熱性疾患。軽症は感冒様。アジア・中南米などの熱帯で流行。日本では全国的に散発例がある。→ワイル病
レプトセファルス【leptocephalus】
ウナギ目の魚、カライワシ目の魚などの幼生の総称。体は柳葉状で細長く、半透明。葉形幼生。
レプトン【lepton】
〔理〕(ギリシア語の「微細な」に由来)強い相互作用をせず、スピンが1/2の素粒子の総称。電子・ミュー粒子・タウ粒子、およびそれらに伴う3種類のニュートリノがある。軽粒子。
レフ‐ばん【レフ板】
(レフはレフレックスの略)写真やビデオの撮影で、被写体に補助光を当てる銀色または白色の反射板。
レフュジア【refugia】
環境の激変で、ある地域の生物の大半が絶滅した際に、その変化を免れて遺存種の生息するごく狭い場所。
レプラ【lepra ラテン】
(→)ハンセン病に同じ。
レフリー【referee】
⇒レフェリー
レプリカ【replica】
模造品。複製品。模写。模作。
レフレクター【reflector】
⇒リフレクター
レフレックス【reflex】
反射。反映。リフレックス。
⇒レフレックス‐カメラ【reflex camera】
レフレックス‐カメラ【reflex camera】
レンズに入射した光を鏡で上方に反射させ、ピント‐グラス上に映像を作り、これを見てピントと構図を決める方式のカメラ。→一眼レフ→二眼レフ‐カメラ
⇒レフレックス【reflex】
れぶん【礼文】
北海道北部、稚内わっかない市の西方50キロメートル、利尻島北西方の日本海中にある島。面積82平方キロメートル。
レベル【level】
①水準。標準。段階。「―の高い演技」「全国―での経験交流」
②水平面。平面。
③水準器。水盛り。
④水準儀。
⇒レベル‐アップ
⇒レベル‐ダウン
レベル‐アップ
(和製語level up)水準の向上。「授業の―を図る」
⇒レベル【level】
レベル‐ダウン
(和製語level down)水準の低下。「作品の質が―する」
⇒レベル【level】
レペルトワール【répertoire フランス】
⇒レパートリー
レポ
(レポーター・レポートの略)
①報告書。報告者。
②非合法な政治運動や学生運動で、組織の連絡に当たる人。
レポーター【reporter】
(リポーターとも)
①報告者。
②新聞や放送の報道記者。
レポート【report】
(リポートとも)
①報告。報道。
②報告書。学術研究報告書。「―用紙」
レボリューション【revolution】
革命。
レマルク【Erich Maria Remarque】
ドイツの小説家。反戦小説「西部戦線異状なし」で名声を得る。アメリカに亡命し、第二次大戦後、「凱旋門」「愛する時と死する時」などを著す。(1898〜1970)
レマン‐こ【レマン湖】
(Lac Léman フランス)ヨーロッパ中部の湖。スイスの南西端、フランスとの国境にあって、東西に新月状をなし、湖岸にジュネーヴ・ローザンヌなどの都市がある。ローヌ川が東から流入し、西へ流出する。標高375メートル。面積580平方キロメートル。最大深度310メートル。ジュネーヴ湖。
レマン湖とシロン城
撮影:小松義夫
レ‐ミゼラブル【Les Misérables フランス】
ユゴーの長編小説。1862年刊。一片のパンを盗んで入獄したジャン=ヴァルジャンが、更生して成功し、一時は市長にまでなり、人間愛に生きる波瀾の多い生涯を描く。黒岩涙香訳「噫ああ無情」(1906年刊)。
レミニセンス【reminiscence】
〔心〕記憶した直後よりも一定時間後の方が再生の結果がよくなる現象。
レミング【lemming】
ネズミ科ハタネズミ亜科のうちレミング属・クビワレミング属などのネズミの総称。体長10〜15センチメートルほど、尾はないか、あってもごく短い。ヨーロッパとアメリカの北部にすみ、普通は山地の岩の下や地下の巣穴で生活しているが、ときとして大発生し、集団で大移動をする。代表的な種はノルウェーレミング(タビネズミ)・クビワレミングなど。
レミング
撮影:小宮輝之
レム【rem】
〔理〕(roentgen equivalent manの略)放射線の吸収線量を、その生物学的効果によって測った線量当量の慣用単位。放射線を生物体に照射する場合、その影響は放射線の種類(X線・アルファ線・ベータ線など)によって異なるので、それらをすべてX線の場合に換算し、X線の1ラドと同等の生物学的効果をもつ吸収線量を1レムとする。国際単位系での単位はシーベルトで、1レムは100分の1シーベルト。→ラド
レム【Stanisław Lem】
ポーランドの作家。リヴィフ(現ウクライナ領)出身。哲学的洞察に富んだSF小説で知られる。代表作「ソラリス」「天の声」「完全な真空」。(1921〜2006)
レム‐すいみん【レム睡眠】
急速眼球運動(rapid eye movement; REM)の見られる睡眠。一夜に4〜5回出現。脳波は覚醒時に似るので、逆説睡眠ともいわれる。夢を見ている時にほぼ対応。パラ睡眠。↔ノンレム睡眠
レモネード【lemonade】
レモンの果汁に砂糖を加え、水か湯で割った飲料。リモナーデ。レモン水。
レモン【lemon・檸檬】
ミカン科シトロン類の常緑低木。インド原産。高さ約3メートル。葉は楕円形。ミカンに似た白色五弁花を年中開く。果実は紡錘形、外皮は初めは濃緑、熟すれば美しい黄色、芳香が高い。果汁も香りが高く、クエン酸・ビタミンCを含む。食品に香味を添え、ジュースなどに広く用いる。〈[季]秋〉
レモン
撮影:関戸 勇
⇒レモン‐イエロー【lemon yellow】
⇒レモン‐グラス【lemon grass】
⇒レモン‐すい【レモン水】
⇒レモン‐スカッシュ【lemon squash】
⇒レモン‐そう【檸檬草】
⇒レモン‐ティー【lemon tea】
⇒レモン‐ゆ【レモン油】
レモン‐イエロー【lemon yellow】
レモンのような淡い黄色。
⇒レモン【lemon・檸檬】
レモン‐グラス【lemon grass】
イネ科の多年草。熱帯アジア原産。高さ約1.5メートル、葉は群がって株を作る。硬く線形で、長さ約50センチメートル、幅1センチメートル。全体に芳香があり、香料原料の精油を採るために栽培。ジンなどに加えるほか飲料や調理香料にも用いる。レモンガヤ。レモン草。
⇒レモン【lemon・檸檬】
レモン‐すい【レモン水】
①レモン油を溶かした水。
②(→)レモネードに同じ。
⇒レモン【lemon・檸檬】
レモン‐スカッシュ【lemon squash】
レモンの果汁に砂糖を加え、炭酸水で割った飲料。
⇒レモン【lemon・檸檬】
レモン‐そう【檸檬草】‥サウ
(→)レモングラスに同じ。
⇒レモン【lemon・檸檬】
レモン‐ティー【lemon tea】
レモンの薄切りまたはレモン汁を入れて飲む紅茶。
⇒レモン【lemon・檸檬】
レモン‐ゆ【レモン油】
レモンの果皮から採取した精油。淡黄色で、特異の新鮮・爽快な香気と、わずかな苦味がある。飲食物などに香りをつけるのに用いる。
⇒レモン【lemon・檸檬】
レヤー‐ケーキ【layer cake】
スポンジ‐ケーキにクリーム・ジャムなどをはさんで層状に重ねたもの。レイヤー‐ケーキ。
レリーズ【release】
①ケーブル‐レリーズの略。
②シャッターを切ること。
レリーフ【relief】
浮彫うきぼり。リリーフ。
れる
〔助動〕
(活用は下一段型。[活用]れ/れ/れる/れる/れれ/れよ・れろ)五段・サ変の未然形(サ変では「さ」の形)に接続。上一段・下一段・カ変の動詞には「られる」が付く。サ変で「せ」に「られる」が付くこともある。文語形は「る」。→られる。
①自発を表す。歌舞伎、面向不背玉「斯様な忝い御意を蒙るに就いても娘の事が思ひ出されます」。「吉報が待たれる」「故郷が懐しく思い出される」
②可能(許容も含めて)を表す。洒落本、南閨雑話「こつちも面白くあそばれるといふやつよ」。東海道中膝栗毛5「こんな小さなものは、いくらでも食はれる」。「駅へは5分で行かれる」
③軽い尊敬を表す。「本当にそう思われますか」
④受身を表す。「れる」を付けて受身とした時、受身の対象が迷惑を蒙る意味を込めることが多い。また、受身の「れる」が付く動詞は「取る」「打つ」など他に働きかける意味のある動詞のほか、「立つ」「泣く」など働きかける意味のない動詞の場合もある。
㋐受身の対象が動作・作用を受けるものである。歌舞伎、助六所縁江戸桜「その又可愛がられる工風を習ひたい」。「母に負われて行く」「長いものには巻かれろ」「そこに価値判断の基準がおかれる」「4カ国外相会議は23日パリで開かれる」「叔母様からそのようにおっしゃられて、困ったでしょう」
㋑受身の対象が動作・作用を直接受けるものではなく、その話題の中心になるものである。「健康な歯が間違って抜かれた」「家の前にごみが山と積まれた」「雨に降られる」「赤ん坊に泣かれて閉口する」
れろ‐れろ
①口がよく動かなかったり舌がもつれたりして発音が不明瞭なさま。「酔っ払って―言う」
②言うこと、することのつじつまが合わず、とりとめのないさま。「問い詰められて―になる」
れん【連】
①ひきつれること。つれ。仲間。
②連盟・連合などの略。
③つらなったものや編んだものを数えるのにいう語。「数珠1―」「詩の第1―」
④鷹を数える語。
⑤(「嗹」とも書く。reamの当て字)洋紙の取引上の単位。平判では1000枚、巻取紙では規定寸法の1000枚分、板紙では100枚を1連とする。
⑥〔生〕植物分類上の1階級。科と属との間。族。→階級(表)。
⑦(→)聯1に同じ。
れん【廉】
①いさぎよいこと。欲がないこと。
②値が安いこと。夏目漱石、門「宗助は会計の請求した治療代の案外―なのを喜んだ」
れん【練】
①絹糸をねること。ねりぎぬ。
②練習の略。「朝―」
れん【輦】
①天子の乗物。
②手ぐるま。腰車。輦車。
れん【聯】
①柱または壁などの左右に、相対してかけて飾りとする細長い書画の板・軸。はしらかくし。「春―」
②漢詩の律の対句の称。「首―」
③(→)連れん3に同じ。
れん【簾】
すだれ。みす。
れん‐あい【恋愛】
(loveの訳語)男女が互いに相手をこいしたうこと。また、その感情。こい。佐藤紅緑、雲のひゞき「淫奔といふ事を―と名を付けたり色々な事がはやり升ますな」。「―小説」
⇒れんあい‐けっこん【恋愛結婚】
⇒れんあい‐しじょう‐しゅぎ【恋愛至上主義】
れん‐あい【憐愛】
あわれみ愛すること。
れんあい‐けっこん【恋愛結婚】
見合結婚などに対して、恋愛から出発して結婚すること。
⇒れん‐あい【恋愛】
れんあい‐しじょう‐しゅぎ【恋愛至上主義】‥ジヤウ‥
恋愛を人生の最高・至上のものと考える態度または傾向。
⇒れん‐あい【恋愛】
れん‐い【漣漪】
細かく立つ波。さざなみ。
れん‐いん【連印】
同一の文書に2名以上の者が姓名を列記して印をおすこと。連判。
れん‐いん【連陰】
連日のくもり。
れん‐う【連雨】
連日の降雨。ながあめ。霖雨りんう。
れんうんこう【連雲港】‥カウ
(Lianyungang)中国江蘇省の北端にある港湾都市。隴海ろうかい鉄道の終点。漁業・製塩業が盛ん。景勝地に花果山がある。人口68万7千(2000)。
れん‐えん【連延】
①つらなり続くこと。
②のびのびになること。
れん‐えん【瀲灔】
さざなみのしきりに動くさま。また、水の満ちあふれるさま。尾崎紅葉、浮木丸「遥に望めばかの湖は―として」
れん‐おん【連音】
〔言〕
①単音の連結から成る音。
②(→)顫動せんどう音に同じ。
③(→)リエゾンに同じ。
れん‐おん【漣音】
〔音〕モルデントの訳語。
れん‐おんぷ【連音符】
特殊なやり方で分割された一連の音符。2等分すべきものを3等分した3連音符など。連符。
れん‐か【恋歌】
(→)「こいのうた(恋の歌)」に同じ。
れん‐か【連枷】
(→)唐棹からさおに同じ。
れん‐か【廉価】
値段が安いこと。やすね。安価。「―販売」
れん‐か【蓮荷】
(「蓮」も「荷」もハスの意)ハスのこと。
れん‐か【輦下】
(「御車のもと」の意)天子のひざもと。輦轂れんこくのもと。
れん‐が【連火】‥グワ
漢字の脚あしの一種。「焦」「然」などの脚の「灬」の称。列火。
れん‐が【連歌】
和歌の上句と下句とに相当する五・七・五の長句と七・七の短句との唱和を基本とする詩歌の形態。万葉集巻8の尼と大伴家持との唱和をはじめ、古くはこの短歌合作の形すなわち短連歌がもっぱら行われたが、院政期頃から多人数または単独で長・短句を交互に長く連ねる形すなわち長連歌(鎖連歌)に発達、中世・近世にわたって流行した。長連歌は第1句を発句ほっく、次句を脇わき、第3句を第三、最終句を挙句あげくといい、句数により歌仙・四十四よよし・五十韻・百韻・千句・万句などの形式がある。百韻を基準とするが、百句を通じて意味を一貫させるのではなくて、連続する2句の間の付合つけあいや全体の変化などを楽しむ。つらねうた。続歌つづけうた。→俳諧はいかいの連歌。
⇒れんが‐あわせ【連歌合】
⇒れんが‐し【連歌師】
⇒れんが‐しんしき【連歌新式】
⇒れんが‐はじめ【連歌始】
⇒れんが‐ほんしき【連歌本式】
⇒連歌と盗人は夜がよい
れん‐が【煉瓦】‥グワ
粘土に砂をまぜてねり固めた、一定の大きさの建築材料。ふつうは型に入れて窯かまで焼いたもの。壁・舗装・窯など用途は広汎。普通煉瓦(赤煉瓦)・舗道煉瓦・耐火煉瓦・空洞煉瓦・アドベなどがある。
⇒れんが‐いろ【煉瓦色】
⇒れんが‐せき【煉瓦石・煉化石】
⇒れんが‐づくり【煉瓦造り】
れんが‐あわせ【連歌合】‥アハセ
歌合うたあわせを模した連歌の勝負形式。作者を左右に分け、その詠んだ句を判者が批評し、優劣勝負を定めるもの。
⇒れん‐が【連歌】
れん‐がい【簾外】‥グワイ
みすの外。↔簾内
れんが‐いろ【煉瓦色】‥グワ‥
煉瓦のような赤茶色。
⇒れん‐が【煉瓦】
れん‐かく【蓮角】
チドリ目レンカク科の鳥。翼長は約20センチメートル。頭上・顔・喉は白色で、後頭から頸側には黒条がある。背は帯紫褐色、下面は紫黒色、翼は白色で先端黒く、尾は極めて長く黒色、趾も長い。睡蓮などの葉の上を自由にわたり歩く。アジア南部産。日本へは迷鳥として、ときどき飛来。
れんかく(夏羽)
レンカク
提供:OPO
れんが‐し【連歌師】
連歌をよくする人。専門の連歌作者。連歌の宗匠。
⇒れん‐が【連歌】
れんが‐しんしき【連歌新式】
連歌の式目で「連歌本式」に対する称。応安新式おうあんしんしきなど。
⇒れん‐が【連歌】
れんが‐せき【煉瓦石・煉化石】‥グワ‥
(→)煉瓦に同じ。明治初期に用いた語。
⇒れん‐が【煉瓦】
れんが‐づくり【煉瓦造り】‥グワ‥
煉瓦を用いて造ること。また、その構造物。歌舞伎、島鵆月白浪「新橋とやらへ来た時に、こりやアメリカへでも来はせぬかと―にびつくりした」
⇒れん‐が【煉瓦】
広辞苑 ページ 20891 での【○レッテルを貼る】単語。