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お【雄・牡・男】🔗🔉

雄・牡・男 ①動物で精巣を有するもの。おす。おん。植物では雄蕊おしべだけを有するもの。「牡鹿」「雄花」 ②人間の男性。おとこ。古事記「汝こそは―にいませば」 ③配偶の男性。夫。古事記「汝を置て―はなし」 ④男らしいさま。いさましいさま。神代紀「稜威いつの―誥たけび」 ⑤二つ対ついになっているうちの大きく勢いのよい方。「―岳」 ↔め(雌)

おとこ【男】ヲトコ🔗🔉

おとこヲトコ (「をと(若)こ(子)」の意で、「をと(若)め(女)」に対する) ①人間の性別の一つで、女でない方。男子。男性。古事記「あなにやし、え―を」。万葉集20「―をみなの花にほひ見に」 ②成年男子。元服して一人前と認められる男性。伊勢物語「昔―ありけり」。平家物語2「七歳にならば―になして」 ③強くしっかりしているなど男性の特質をそなえた男子。万葉集3「もののふの臣の―は」。「―なら泣き言を言うな」 ④むすこ。源氏物語藤裏葉「おほきおとどの御―の十ばかりなる」 ⑤男性である恋人。情夫。「―ができる」「―を作る」 ⑥おっと。土佐日記「よき人の―につきて、下りて住みけるなり」 ⑦在俗の男。出家せぬ男。清輔集「静蓮入道昔―にて」 ⑧召使いの男子。しもべ。下男。 ⑨一人前の男としての面目。狂言、文山立「ふまれてなんと、―がならうか」。「―をあげる」「―を磨く」 ⑩(多く「よい」を伴って)男性の容貌。男ぶり。「―がよくて金持で」 ⑪範囲を人間以外の動物まで及ぼして、雄性のもの。「―猫」 ⑫(多く接頭語的に)力強い・激しいなど、男に期待されるのと同類の特性。「―坂」 ⑬男色。若道にゃくどう⇒おとこ‐あるじ【男主】 ⇒おとこ‐いっぴき【男一匹】 ⇒おとこ‐うん【男運】 ⇒おとこ‐え【男絵】 ⇒おとこ‐おび【男帯】 ⇒おとこ‐おや【男親】 ⇒おとこ‐おんな【男女】 ⇒おとこ‐かげ【男影】 ⇒おとこ‐がた【男方】 ⇒おとこ‐がた【男形・男方】 ⇒おとこ‐がな【男仮名】 ⇒おとこ‐かみゆい【男髪結】 ⇒おとこ‐がら【男柄】 ⇒おとこ‐ぎ【男気・侠気】 ⇒おとこ‐ぎみ【男君】 ⇒おとこ‐ぎらい【男嫌い】 ⇒おとこ‐ぎれ【男切れ】 ⇒おとこ‐きんだち【男公達】 ⇒おとこ‐ぐさ【男草】 ⇒おとこ‐くじ【男公事】 ⇒おとこ‐ぐるい【男狂い】 ⇒おとこ‐げいしゃ【男芸者】 ⇒おとこ‐けいせい【男傾城】 ⇒おとこ‐こうぶり【男冠】 ⇒おとこ‐ごころ【男心】 ⇒おとこ‐ざか【男坂】 ⇒おとこ‐ざかり【男盛り】 ⇒おとこ‐ざしき【男座敷】 ⇒おとこ‐さび【男さび】 ⇒おとこ‐じごく【男地獄】 ⇒おとこ‐じ‐もの【男じもの】 ⇒おとこ‐しゃかい【男社会】 ⇒おとこ‐しゅう【男主】 ⇒おとこ‐しゅう【男衆】 ⇒おとこ‐じょたい【男所帯】 ⇒おとこ‐すがた【男姿】 ⇒おとこ‐ずき【男好き】 ⇒おとこ‐ずく【男尽】 ⇒おとこ‐ずみ【男住み】 ⇒おとこ‐だて【男達・男伊達】 ⇒おとこ‐ぢくしょう【男畜生】 ⇒おとこ‐づかい【男使】 ⇒おとこ‐つき【男付】 ⇒おとこ‐っ‐ぷり【男っ振り】 ⇒おとこ‐で【男手】 ⇒おとこ‐でいり【男出入】 ⇒おとこ‐とうか【男踏歌】 ⇒おとこ‐な【男名】 ⇒おとこ‐なき【男泣き】 ⇒おとこ‐にくみ【男憎み】 ⇒おとこ‐の‐きろく【男の記録】 ⇒おとこ‐の‐こ【男の子】 ⇒おとこ‐の‐せっく【男の節句】 ⇒おとこ‐のぞみ【男望み】 ⇒おとこ‐の‐たましい【男の魂】 ⇒おとこ‐ばしょり【男端折り】 ⇒おとこ‐ばしら【男柱】 ⇒おとこ‐ばら【男腹】 ⇒おとこ‐ひざ【男膝】 ⇒おとこ‐ひじり【男聖】 ⇒おとこ‐ひでり【男旱】 ⇒おとこ‐ぶみ【男文】 ⇒おとこ‐ぶり【男振り】 ⇒おとこ‐べや【男部屋】 ⇒おとこ‐まい【男舞】 ⇒おとこ‐まえ【男前】 ⇒おとこ‐まおとこ【男間男】 ⇒おとこ‐まげ【男髷】 ⇒おとこ‐まさり【男勝り】 ⇒おとこ‐まつ【男松】 ⇒おとこ‐まゆ【男眉】 ⇒おとこ‐みこ【男神子・男巫】 ⇒おとこ‐みこ【男御子・男皇子】 ⇒おとこ‐みず【男水】 ⇒おとこ‐みや【男宮】 ⇒おとこ‐みょうが【男冥加】 ⇒おとこ‐みょうり【男冥利】 ⇒おとこ‐むすび【男結び】 ⇒おとこ‐めかけ【男妾】 ⇒おとこ‐もじ【男文字】 ⇒おとこ‐もち【男持ち】 ⇒おとこ‐もの【男物】 ⇒おとこ‐もよう【男模様】 ⇒おとこ‐やく【男役】 ⇒おとこ‐やま【男山】 ⇒おとこ‐やもめ【男鰥】 ⇒おとこ‐ゆ【男湯】 ⇒おとこ‐よばり【男呼ばり】 ⇒おとこ‐よもぎ【男艾・牡蒿】 ⇒おとこ‐ろくしゃく【男六尺・男陸尺】 ⇒おとこ‐わげ【男髷】 ⇒男が廃る ⇒男が立つ ⇒男心と秋の空 ⇒男に成る ⇒男の心と大仏の柱 ⇒男の目には糸を引け、女の目には鈴を張れ ⇒男は気で持て ⇒男は三年に片頬 ⇒男は閾を跨げば七人の敵がある ⇒男は辞儀に余れ ⇒男は度胸、女は愛敬 ⇒男は裸百貫 ⇒男は松、女子は藤 ⇒男冥利に尽きる ⇒男鰥に蛆が湧く ⇒男を上げる ⇒男を売る ⇒男を拵える ⇒男を知る ⇒男を磨く

お‐の‐こ【男・男の子】ヲ‥🔗🔉

お‐の‐こ男・男の子ヲ‥ (「を(男)のこ(子)」の意、「め(女)のこ(子)」の対。平安時代以後、多くは低いものとして扱う男性にいう) ①成人の男子。男性。おとこ。万葉集20「鳥が鳴くあづま―は出で向かひかへりみせずて」 ②男の子。むすこ。源氏物語玉鬘「むすめどもも―どもも」 ③宮中の殿上に奉仕する男。枕草子9「―ども召せば蔵人忠隆・なりなか参りたれば」 ④召使の男。下男。郎党。竹取物語「家に使はるる―どものもとに」 ⑤目下めしたの男の名の下につけて呼ぶ語。徒然草「又五郎―を」 ⇒おのこ‐ご【男の子子】 ⇒おのこ‐じ‐もの【男の子じもの】 ⇒おのこ‐はらから【男同胞】 ⇒おのこ‐みこ【男御子】 ⇒おのこ‐やつこ【男の子奴】 ⇒おのこ‐やもめ【男の子鰥】

だん【男】🔗🔉

だん】 ①おとこ。 ②むすこ。 ③五等爵の第5位。男爵。 →なん(男)

なん【男】🔗🔉

なん】 (呉音)むすこの順番を示したり、数えるときに用いる語。「三―坊」「2―をもうける」→だん(男)

[漢]男🔗🔉

 〔力部5画〕 ⇒田部

[漢]男🔗🔉

 字形  筆順 〔田部2画/7画/教育/3543・434B〕 〔音〕ダン(漢) ナン(呉) 〔訓〕おとこ・お [意味] ①おとこ。(対)女。「男性・下男げなん・美男びなん」 ②むすこ。(対)女。「平清盛の男」「嫡男ちゃくなん・一男いちなん一女」 ③五等爵の第五位。男爵。「公侯伯子男・加藤男」 [解字] 会意。「田」(=はたけ・狩猟)+「力」。耕作や狩猟につとめる人の意。 [下ツキ 下男・次男・善男善女・息男・嫡男・長男・丁男・美男 [難読] 男郎花おとこえし・男達おとこだて

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