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広辞苑の検索結果 (62)
お【雄・牡・男】ヲ🔗⭐🔉
お【雄・牡・男】ヲ
①動物で精巣を有するもの。おす。おん。植物では雄蕊おしべだけを有するもの。「牡鹿」「雄花」
②人間の男性。おとこ。古事記上「汝なこそは―にいませば」
③配偶の男性。夫。古事記上「汝なを置きて―はなし」
④男らしいさま。いさましいさま。神代紀上「稜威いつの―誥たけび」
⑤二つ対ついになっているうちの大きく勢いのよい方。「―岳」
↔め(雌)
お‐いくさ【男軍】ヲ‥🔗⭐🔉
お‐いくさ【男軍】ヲ‥
男子で編成した軍隊。一説に、奇兵に対する正兵か。神武紀「男坂に―を置き」↔めいくさ
お‐がき【男餓鬼】ヲ‥🔗⭐🔉
お‐がき【男餓鬼】ヲ‥
男の餓鬼。万葉集16「―賜たばりてその子生まはむ」↔女餓鬼めがき
お‐かつら【男桂・楓】ヲ‥🔗⭐🔉
お‐かつら【男桂・楓】ヲ‥
フウ(楓)の古名。〈倭名類聚鈔20〉↔女桂めかつら
お‐がわら【牡瓦・男瓦】ヲガハラ🔗⭐🔉
お‐がわら【牡瓦・男瓦】ヲガハラ
円筒を半切にした形の長瓦。うつむけて葺ふく。つつがわら。丸瓦。〈倭名類聚鈔3〉↔牝瓦めがわら
おとこ【男】ヲトコ🔗⭐🔉
おとこ【男】ヲトコ
(「をと(若)こ(子)」の意で、「をと(若)め(女)」に対する)
①人間の性別の一つで、女でない方。男子。男性。古事記上「あなにやし、え―を」。万葉集20「―をみなの花にほひ見に」
②成年男子。元服して一人前と認められる男性。伊勢物語「昔―ありけり」。平家物語2「七歳にならば―になして」
③強くしっかりしているなど男性の特質をそなえた男子。万葉集3「もののふの臣の―は」。「―なら泣き言を言うな」
④むすこ。源氏物語藤裏葉「おほきおとどの御―の十ばかりなる」
⑤男性である恋人。情夫。「―ができる」「―を作る」
⑥おっと。土佐日記「よき人の―につきて、下りて住みけるなり」
⑦在俗の男。出家せぬ男。清輔集「静蓮入道昔―にて」
⑧召使いの男子。しもべ。下男。
⑨一人前の男としての面目。狂言、文山立「ふまれてなんと、―がならうか」。「―をあげる」「―を磨く」
⑩(多く「よい」を伴って)男性の容貌。男ぶり。「―がよくて金持で」
⑪範囲を人間以外の動物まで及ぼして、雄性のもの。「―猫」
⑫(多く接頭語的に)力強い・激しいなど、男に期待されるのと同類の特性。「―坂」
⑬男色。若道にゃくどう。
⇒おとこ‐あるじ【男主】
⇒おとこ‐いっぴき【男一匹】
⇒おとこ‐うん【男運】
⇒おとこ‐え【男絵】
⇒おとこ‐おび【男帯】
⇒おとこ‐おや【男親】
⇒おとこ‐おんな【男女】
⇒おとこ‐かげ【男影】
⇒おとこ‐がた【男方】
⇒おとこ‐がた【男形・男方】
⇒おとこ‐がな【男仮名】
⇒おとこ‐かみゆい【男髪結】
⇒おとこ‐がら【男柄】
⇒おとこ‐ぎ【男気・侠気】
⇒おとこ‐ぎみ【男君】
⇒おとこ‐ぎらい【男嫌い】
⇒おとこ‐ぎれ【男切れ】
⇒おとこ‐きんだち【男公達】
⇒おとこ‐ぐさ【男草】
⇒おとこ‐くじ【男公事】
⇒おとこ‐ぐるい【男狂い】
⇒おとこ‐げいしゃ【男芸者】
⇒おとこ‐けいせい【男傾城】
⇒おとこ‐こうぶり【男冠】
⇒おとこ‐ごころ【男心】
⇒おとこ‐ざか【男坂】
⇒おとこ‐ざかり【男盛り】
⇒おとこ‐ざしき【男座敷】
⇒おとこ‐さび【男さび】
⇒おとこ‐じごく【男地獄】
⇒おとこ‐じ‐もの【男じもの】
⇒おとこ‐しゃかい【男社会】
⇒おとこ‐しゅう【男主】
⇒おとこ‐しゅう【男衆】
⇒おとこ‐じょたい【男所帯】
⇒おとこ‐すがた【男姿】
⇒おとこ‐ずき【男好き】
⇒おとこ‐ずく【男尽】
⇒おとこ‐ずみ【男住み】
⇒おとこ‐だて【男達・男伊達】
⇒おとこ‐ぢくしょう【男畜生】
⇒おとこ‐づかい【男使】
⇒おとこ‐つき【男付】
⇒おとこ‐っ‐ぷり【男っ振り】
⇒おとこ‐で【男手】
⇒おとこ‐でいり【男出入】
⇒おとこ‐とうか【男踏歌】
⇒おとこ‐な【男名】
⇒おとこ‐なき【男泣き】
⇒おとこ‐にくみ【男憎み】
⇒おとこ‐の‐きろく【男の記録】
⇒おとこ‐の‐こ【男の子】
⇒おとこ‐の‐せっく【男の節句】
⇒おとこ‐のぞみ【男望み】
⇒おとこ‐の‐たましい【男の魂】
⇒おとこ‐ばしょり【男端折り】
⇒おとこ‐ばしら【男柱】
⇒おとこ‐ばら【男腹】
⇒おとこ‐ひざ【男膝】
⇒おとこ‐ひじり【男聖】
⇒おとこ‐ひでり【男旱】
⇒おとこ‐ぶみ【男文】
⇒おとこ‐ぶり【男振り】
⇒おとこ‐べや【男部屋】
⇒おとこ‐まい【男舞】
⇒おとこ‐まえ【男前】
⇒おとこ‐まおとこ【男間男】
⇒おとこ‐まげ【男髷】
⇒おとこ‐まさり【男勝り】
⇒おとこ‐まつ【男松】
⇒おとこ‐まゆ【男眉】
⇒おとこ‐みこ【男神子・男巫】
⇒おとこ‐みこ【男御子・男皇子】
⇒おとこ‐みず【男水】
⇒おとこ‐みや【男宮】
⇒おとこ‐みょうが【男冥加】
⇒おとこ‐みょうり【男冥利】
⇒おとこ‐むすび【男結び】
⇒おとこ‐めかけ【男妾】
⇒おとこ‐もじ【男文字】
⇒おとこ‐もち【男持ち】
⇒おとこ‐もの【男物】
⇒おとこ‐もよう【男模様】
⇒おとこ‐やく【男役】
⇒おとこ‐やま【男山】
⇒おとこ‐やもめ【男鰥】
⇒おとこ‐ゆ【男湯】
⇒おとこ‐よばり【男呼ばり】
⇒おとこ‐よもぎ【男艾・牡蒿】
⇒おとこ‐ろくしゃく【男六尺・男陸尺】
⇒おとこ‐わげ【男髷】
⇒男が廃る
⇒男が立つ
⇒男心と秋の空
⇒男に成る
⇒男の心と大仏の柱
⇒男の目には糸を引け、女の目には鈴を張れ
⇒男は気で持て
⇒男は三年に片頬
⇒男は閾を跨げば七人の敵がある
⇒男は辞儀に余れ
⇒男は度胸、女は愛敬
⇒男は裸百貫
⇒男は松、女子は藤
⇒男冥利に尽きる
⇒男鰥に蛆が湧く
⇒男を上げる
⇒男を売る
⇒男を拵える
⇒男を知る
⇒男を磨く
おとこ‐いっぴき【男一匹】ヲトコ‥🔗⭐🔉
おとこ‐いっぴき【男一匹】ヲトコ‥
一人前の男子の意を強めていう語。
⇒おとこ【男】
おとこ‐うん【男運】ヲトコ‥🔗⭐🔉
おとこ‐うん【男運】ヲトコ‥
女の、連れ添う男とのめぐり合わせ。「―が悪い」↔女運。
⇒おとこ【男】
おとこ‐え【男絵】ヲトコヱ🔗⭐🔉
おとこ‐え【男絵】ヲトコヱ
①平安時代の絵画用語。女絵に対し、唐絵の伝統を踏まえた専門絵師による世俗画の正統的技法・画態をさしたと思われる。修練された線描を生かし、要所に彩色を加えた力強い画風で、歴史的主題や当代の風俗・説話などを描いたもの。栄華物語根合「―など、絵師恥かしうかかせ給ふ」
②男の姿を描いた絵。
⇒おとこ【男】
○男が廃るおとこがすたる🔗⭐🔉
○男が立つおとこがたつ🔗⭐🔉
○男が立つおとこがたつ
男としての面目が保たれる。男を立てる。
⇒おとこ【男】
おとこ‐がな【男仮名】ヲトコ‥
男文字(漢字)を借りて仮名としたもの。万葉仮名。↔女仮名。
⇒おとこ【男】
おとこ‐かみゆい【男髪結】ヲトコ‥ユヒ
男子で髪を結うことを職業とした人。
⇒おとこ【男】
おとこ‐がら【男柄】ヲトコ‥
①男らしい人柄。
②男が着るのに適する着物などのがら。男向きの模様。
⇒おとこ【男】
おとこ‐ぎ【男気・侠気】ヲトコ‥
男らしい気質。男だての気性。侠気きょうき。「―に富む」↔女気。
⇒おとこ【男】
おとこ‐ぎみ【男君】ヲトコ‥
①貴族の若い男の尊敬語。源氏物語葵「―は疾く起き給ひて、女君はさらに起き給はぬあしたあり」
②貴族の夫・婿の尊敬語。落窪物語2「―はおはせで」↔女君。
⇒おとこ【男】
おとこ‐ぎらい【男嫌い】ヲトコギラヒ
①女が男に接することを嫌うこと。また、その女。梅暦「―だか男好きだか知れやアしませんは」
②女が男をえり好みすること。また、その女。好色一代女1「―をするは人もてはやしてはやる時こそ」
⇒おとこ【男】
おとこ‐ぎれ【男切れ】ヲトコ‥
男のはしくれ。好色一代女3「勝手見れども―のないこそうたてけれ」
⇒おとこ【男】
おとこ‐きんだち【男公達】ヲトコ‥
貴人の子息たち。宇津保物語梅花笠「―著き並み給ひぬ」↔女君達。
⇒おとこ【男】
おとこ‐ぐさ【男草】ヲトコ‥
荻おぎの異称。〈[季]秋〉
⇒おとこ【男】
おとこ‐くさ・い【男臭い】ヲトコ‥
〔形〕
①衣服・持物・部屋などに男の体臭がある。曠野「―・き羽織を星のたむけかな」(杏雨)
②いかにも男らしい。男っぽい。
おとこ‐くじ【男公事】ヲトコ‥
男の起こした訴訟。男に関する訴訟。↔女公事。
⇒おとこ【男】
おとこ‐ぐるい【男狂い】ヲトコグルヒ
女が、分別を失うまでに男との情事にふけること。また、その女。尾崎紅葉、阿蘭陀芹「人の上に立つ身分を持ちながら―とは何事じやい」
⇒おとこ【男】
おとこ‐げいしゃ【男芸者】ヲトコ‥
たいこもち。幇間ほうかん。
⇒おとこ【男】
おとこ‐けいせい【男傾城】ヲトコ‥
①女にもてあそばれる男。男妾。男地獄。好色一代男4「かはつたものは―」
②(郭を逃げ出す時に)男装した吉原女郎のこと。誹風柳多留16「―大門でとつかまり」
⇒おとこ【男】
おとこ‐こうぶり【男冠】ヲトコカウブリ
男の叙位・叙爵。栄華物語殿上花見「―・女かうぶり・つかさなど得させ給ふ」
⇒おとこ【男】
おとこ‐ごころ【男心】ヲトコ‥
①男らしい、勇ましい心。「―に男が惚れる」
②男性の女性を思う心。
③女性が男性にひかれる心。落窪物語1「―は見えざりつ」
⇒おとこ【男】
おとこ‐がな【男仮名】ヲトコ‥🔗⭐🔉
おとこ‐がな【男仮名】ヲトコ‥
男文字(漢字)を借りて仮名としたもの。万葉仮名。↔女仮名。
⇒おとこ【男】
おとこ‐ぎ【男気・侠気】ヲトコ‥🔗⭐🔉
おとこ‐ぎ【男気・侠気】ヲトコ‥
男らしい気質。男だての気性。侠気きょうき。「―に富む」↔女気。
⇒おとこ【男】
おとこ‐ぎみ【男君】ヲトコ‥🔗⭐🔉
おとこ‐ぎみ【男君】ヲトコ‥
①貴族の若い男の尊敬語。源氏物語葵「―は疾く起き給ひて、女君はさらに起き給はぬあしたあり」
②貴族の夫・婿の尊敬語。落窪物語2「―はおはせで」↔女君。
⇒おとこ【男】
おとこ‐ぐるい【男狂い】ヲトコグルヒ🔗⭐🔉
おとこ‐ぐるい【男狂い】ヲトコグルヒ
女が、分別を失うまでに男との情事にふけること。また、その女。尾崎紅葉、阿蘭陀芹「人の上に立つ身分を持ちながら―とは何事じやい」
⇒おとこ【男】
おとこ‐けいせい【男傾城】ヲトコ‥🔗⭐🔉
おとこ‐けいせい【男傾城】ヲトコ‥
①女にもてあそばれる男。男妾。男地獄。好色一代男4「かはつたものは―」
②(郭を逃げ出す時に)男装した吉原女郎のこと。誹風柳多留16「―大門でとつかまり」
⇒おとこ【男】
おとこ‐こうぶり【男冠】ヲトコカウブリ🔗⭐🔉
おとこ‐こうぶり【男冠】ヲトコカウブリ
男の叙位・叙爵。栄華物語殿上花見「―・女かうぶり・つかさなど得させ給ふ」
⇒おとこ【男】
おとこ‐さび【男さび】ヲトコ‥🔗⭐🔉
おとこ‐さび【男さび】ヲトコ‥
男らしくふるまうこと。万葉集5「ますらをの―すと剣太刀腰にとりはき」↔おとめさび。
⇒おとこ【男】
おとこ‐じ‐もの【男じもの】ヲトコ‥🔗⭐🔉
おとこ‐じ‐もの【男じもの】ヲトコ‥
(副詞的に)男であるのに。一説、男らしい格好で。万葉集3「腋挟む児の泣く毎に―負ひみ抱うだきみ」
⇒おとこ【男】
おとこ・す【男す】ヲトコ‥🔗⭐🔉
おとこ・す【男す】ヲトコ‥
〔自サ変〕
①男と情を通ずる。夫を持つ。大和物語「この筑紫の女めしのびて―・したりけり」
②男らしくする。男らしくふるまう。甲陽軍鑑17「もどりて侍が何方にて―・せんや」
おとこ‐だて【男達・男伊達】ヲトコ‥🔗⭐🔉
おとこ‐だて【男達・男伊達】ヲトコ‥
男子としての面目を立てるために、強きをくじき弱きを助け、仁義を重んじ、そのためには身をすてても惜しまぬこと。また、そういう人。任侠。侠客きょうかく。浄瑠璃、丹波与作待夜の小室節「ヤイ―はおいてくれ」↔女達。
⇒おとこ【男】
おとこ‐っ‐ぷり【男っ振り】ヲトコ‥🔗⭐🔉
おとこ‐っ‐ぷり【男っ振り】ヲトコ‥
オトコブリの促音化。
⇒おとこ【男】
おとこ‐なき【男泣き】ヲトコ‥🔗⭐🔉
おとこ‐なき【男泣き】ヲトコ‥
女に比べてあまり泣かないはずの男が感極まって泣くこと。「―に泣く」
⇒おとこ【男】
○男に成るおとこになる🔗⭐🔉
○男に成るおとこになる
①元服して一人前の男になる。
②僧が俗人にもどる。還俗げんぞくする。
③女が老いて月経がなくなる。
⇒おとこ【男】
おとご‐の‐いわい【乙子の祝い】‥イハヒ
旧暦12月1日に行う祝い。この日に餅を食べると水難をまぬがれるという。「乙子の朔日ついたち」とも。
⇒おと‐ご【弟子・乙子】
おとこ‐の‐きろく【男の記録】ヲトコ‥
漢文の日記・記録。
⇒おとこ【男】
おとこ‐の‐こ【男の子】ヲトコ‥
①男である子供。
②むすこ。
③若い男。
⇒おとこ【男】
おとこ‐の‐きろく【男の記録】ヲトコ‥🔗⭐🔉
おとこ‐の‐きろく【男の記録】ヲトコ‥
漢文の日記・記録。
⇒おとこ【男】
おとこ‐の‐せっく【男の節句】ヲトコ‥🔗⭐🔉
おとこ‐の‐せっく【男の節句】ヲトコ‥
5月5日の端午たんごの節句。
⇒おとこ【男】
○男の目には糸を引け、女の目には鈴を張れおとこのめにはいとをひけおんなのめにはすずをはれ🔗⭐🔉
○男の目には糸を引け、女の目には鈴を張れおとこのめにはいとをひけおんなのめにはすずをはれ
男の目は細く鋭いのがよく、女の目はぱっちりとしたのがよい。
⇒おとこ【男】
おとご‐の‐もち【乙子の餅】
乙子の祝いにつく餅。川浸かわびたり餅。
⇒おと‐ご【弟子・乙子】
○男は気で持ておとこはきでもて🔗⭐🔉
○男は気で持ておとこはきでもて
男は意気で世に立て。
⇒おとこ【男】
○男は三年に片頬おとこはさんねんにかたほお🔗⭐🔉
○男は三年に片頬おとこはさんねんにかたほお
男はめったに笑わずに、威厳を保てということ。
⇒おとこ【男】
○男は閾を跨げば七人の敵があるおとこはしきいをまたげばしちにんのてきがある🔗⭐🔉
○男は閾を跨げば七人の敵があるおとこはしきいをまたげばしちにんのてきがある
男は社会に出れば必ず多くの敵があり、きびしい。
⇒おとこ【男】
○男は度胸、女は愛敬おとこはどきょうおんなはあいきょう🔗⭐🔉
○男は度胸、女は愛敬おとこはどきょうおんなはあいきょう
男女それぞれに必要とされる特性を対句的に言ったことば。
⇒おとこ【男】
○男は裸百貫おとこははだかひゃっかん🔗⭐🔉
○男は裸百貫おとこははだかひゃっかん
男は裸でも百貫文の価値がある。男は無一物でも働いて財をなすことができる意。
⇒おとこ【男】
○男は松、女子は藤おとこはまつおなごはふじ🔗⭐🔉
○男は松、女子は藤おとこはまつおなごはふじ
松に藤がからむように、男は女の頼みとなることのたとえ。
⇒おとこ【男】
おとこ‐ばら【男腹】ヲトコ‥
男児ばかりを生む女。↔女腹。
⇒おとこ【男】
おとこ‐ひざ【男膝】ヲトコ‥
あぐら。↔女膝。
⇒おとこ【男】
おとこ‐ひじり【男聖】ヲトコ‥
①有髪の僧。俗聖ぞくひじり。
②妻帯しない男。
⇒おとこ【男】
おとこ‐ひでり【男旱】ヲトコ‥
男の数が少なくて、女が相手の男に不自由する状態。好色一代女2「此の広き都の町に、―はせまじ」↔女旱。
⇒おとこ【男】
おと‐こびる【乙小昼】
農家では農繁期には4〜7回食事をするが、そのうちの最後の中間食事。→小昼
おとこ・ぶ【男ぶ】ヲトコ‥
〔自上二〕
男らしくなる。↔女ぶ
おとこ‐ぶみ【男文】ヲトコ‥
男の書いた文。男文字の手紙。
⇒おとこ【男】
おとこ‐ぶり【男振り】ヲトコ‥
①男子としての風采ふうさい・容姿、また面目。おとこまえ。「―を上げる」
②美男。好男子。好色五人女2「しみじみとにくかるまじき、しかも―ぢや」
⇒おとこ【男】
おとこ‐べや【男部屋】ヲトコ‥
下男などの部屋。
⇒おとこ【男】
おと‐ごほう【乙護法】‥ホフ
(「乙」は幼童ふうの名)法力に使役され、または、仏法を守護するために示現する童形の鬼神。乙護童子。護法天童。
おとこ‐まい【男舞】ヲトコマヒ
①白拍子しらびょうしの舞。白水干・立烏帽子たてえぼしに白鞘巻の太刀を帯びた男装で歌い舞う。
②能の舞事まいごとの一つ。急速度の勇壮な曲で、直面ひためんの武士の舞に用いる。
③歌舞伎舞踊の一つ。白拍子の男舞を取り入れたもの。長唄「三幅対和歌姿画さんぷくついうたのすがたえ」などがある。
⇒おとこ【男】
おとこ‐まえ【男前】ヲトコマヘ
①おとこぶり。
②美男。好男子。
⇒おとこ【男】
おとこ‐まおとこ【男間男】ヲトコ‥ヲトコ
女が妻のある男と通じること。
⇒おとこ【男】
おとこ‐まげ【男髷】ヲトコ‥
①江戸時代、男の結ったまげ。ちょんまげ。
②女の髪の結い方。男の髷の形にまねたもの。
⇒おとこ【男】
おとこ‐まさり【男勝り】ヲトコ‥
女でありながら、気性が男にもまさるほどに勝気であること。また、そのような女。
⇒おとこ【男】
おとこ‐まつ【男松】ヲトコ‥
クロマツの別称。
⇒おとこ【男】
おとこ‐まゆ【男眉】ヲトコ‥
女が男のように装った作り眉。
⇒おとこ【男】
おとこ‐みこ【男神子・男巫】ヲトコ‥
男の巫子みこ。
⇒おとこ【男】
おとこ‐みこ【男御子・男皇子】ヲトコ‥
男のみこ。皇子。
⇒おとこ【男】
おとこ‐みず【男水】ヲトコミヅ
硬水。↔女子水おなごみず。
⇒おとこ【男】
おとこ‐みや【男宮】ヲトコ‥
①皇子。親王。
②夫である宮。
⇒おとこ【男】
おとこ‐みょうが【男冥加】ヲトコミヤウ‥
①男に生まれたかいのあること。
②神の加護でよい男に当たること。徳和歌後万載集雑「女子の身の上に―のあらせ給へや」
⇒おとこ【男】
おとこ‐みょうり【男冥利】ヲトコミヤウ‥
①(→)男冥加おとこみょうがに同じ。
②(その冥利にかけて誓う言葉)決して。浄瑠璃、博多小女郎波枕「―商冥利虚言ござらぬ」
⇒おとこ【男】
おとこ・ぶ【男ぶ】ヲトコ‥🔗⭐🔉
おとこ・ぶ【男ぶ】ヲトコ‥
〔自上二〕
男らしくなる。↔女ぶ
おとこ‐まおとこ【男間男】ヲトコ‥ヲトコ🔗⭐🔉
おとこ‐まおとこ【男間男】ヲトコ‥ヲトコ
女が妻のある男と通じること。
⇒おとこ【男】
おとこ‐みや【男宮】ヲトコ‥🔗⭐🔉
おとこ‐みや【男宮】ヲトコ‥
①皇子。親王。
②夫である宮。
⇒おとこ【男】
おとこ‐らし・い【男らしい】ヲトコ‥🔗⭐🔉
おとこ‐らし・い【男らしい】ヲトコ‥
〔形〕
男の気性・体格・音声などを備えている。いかにも男性的である。「―・くあきらめる」
○男を上げるおとこをあげる🔗⭐🔉
○男を上げるおとこをあげる
立派な行いをして男子の面目を施す。
⇒おとこ【男】
○男を売るおとこをうる🔗⭐🔉
○男を売るおとこをうる
男気があるという評判を広める。
⇒おとこ【男】
○男を拵えるおとこをこしらえる🔗⭐🔉
○男を拵えるおとこをこしらえる
情夫をもつ。「男を作る」とも。
⇒おとこ【男】
○男を知るおとこをしる🔗⭐🔉
○男を知るおとこをしる
女が男と初めて肉体関係をもつ。
⇒おとこ【男】
○男を磨くおとこをみがく🔗⭐🔉
○男を磨くおとこをみがく
男達おとこだての修業をする。
⇒おとこ【男】
おと‐さた【音沙汰】
たより。消息。「近ごろ―がない」
▷多く打消の語を伴う。
おとし【落し】
①おとすこと。おとしたもの。「つるべ―」
②入れるはずのものをうっかり忘れること。紫式部日記「え読み侍らぬところどころ、文字―ぞ侍らむ」
③馬などを、急な坂道をくだらせること。平家物語9「究竟の荒馬のり、悪所―」
④鳥獣などを捕らえるしかけ。また、おとし穴。日葡辞書「ヲトシニイルル」→おし(圧)[一]9。
⑤話の結末。話のおち。「―話」
⑥木製火鉢の内部の、灰を入れる部分。銅などでつくる。おとしがけ。「銅あかの―」
⑦戸の桟さんにつけて敷居の穴におとし入れる戸締り用の木片。くるる。
⑧㋐鉱脈中の品位のよい鉱石を含む部分で、下方に長くつづく形のもの。
㋑鉱石や廃石を重力で流し落とす通路。
⑨謡曲で下行する節の一つ。数種の型がある。おち。
⑩近世邦楽で、終止のための定型的な旋律。種目により種々の型がある。例えば義太夫節の大落し・上総かずさ落し、常磐津・清元の豊後落しなど。
⑪ウサギの糞。〈日葡辞書〉
⑫裁ち落し。余りぎれ。
⑬「落し巾着ぎんちゃく」の略。
⇒おとし‐あな【落し穴】
⇒おとし‐あみ【落し網】
⇒おとし‐いも【落し薯】
⇒おとし‐え【落し餌】
⇒おとし‐えん【落し縁】
⇒おとし‐がけ【落し懸け・落し掛け】
⇒おとし‐がみ【落し紙】
⇒おとし‐ぎんちゃく【落し巾着】
⇒おとし‐ご【落し子】
⇒おとし‐ざし【落し差し】
⇒おとし‐だて【落し閉て】
⇒おとし‐だな【落し棚】
⇒おとし‐だね【落し胤】
⇒おとし‐たまご【落し玉子】
⇒おとし‐ちがいだな【落し違い棚】
⇒おとし‐づの【落角】
⇒おとし‐てんじょう【落し天井】
⇒おとし‐どころ【落し所】
⇒おとし‐ぬし【落し主】
⇒おとし‐の‐おや【落しの親】
⇒おとし‐ばなし【落し噺・落し咄】
⇒おとし‐ばらげ【落し散毛】
⇒おとし‐ぶた【落し蓋】
⇒おとし‐ぶみ【落し文・落書】
⇒おとし‐ぼり【落し堀】
⇒おとし‐まえ【落し前】
⇒おとし‐まく【落し幕】
⇒おとし‐みず【落し水】
⇒おとし‐みそ【落し味噌】
⇒おとし‐もの【落し物】
⇒おとし‐もの【落し者】
⇒おとし‐や【落し矢】
⇒おとし‐やき【落し焼】
お‐とじ【大刀自】
⇒おおとじ
おどし【威し・脅し】
①おどすこと。恐れさせること。恐喝。「―に屈しない」「―をかける」「―文句」
②田畑を荒らす鳥獣をおどすために作ったもの。案山子かかしなど。おどせ。おどろかし。
③⇒おどし(縅)。
⇒おどし‐ぐさ【威し種】
⇒おどし‐てっぽう【威し鉄砲】
⇒おどし‐もんく【威し文句・脅し文句】
おどし【縅】ヲドシ
(「緒通し」の意。「縅」は国字、もと「威」と当てた)鎧よろいの札さねを糸または細い革でつづること。また、そのもの。
⇒おどし‐げ【縅毛】
おとし‐あな【落し穴】
①人や鳥獣をだまして落とすために地面に仕掛けた穴。
②人をおとしいれる謀略。「―にはまる」
③大きな失敗や不幸につながることでありながら、うっかり見逃している点。「高度成長の―」
⇒おとし【落し】
おとし‐あみ【落し網】
定置網の一種。魚が逃げないよう昇り勾配のある網をつけ、袋網に誘導する仕掛けをもったもの。大謀網だいぼうあみから発展した。
落し網
⇒おとし【落し】
おとし‐いも【落し薯】
吸物にすりいもを落とし入れた料理。
⇒おとし【落し】
おとし‐い・れる【陥れる・落とし入れる】
〔他下一〕[文]おとしい・る(下二)
①中に落ちこませる。おちいらせる。
②だまして苦しい立場にはめこむ。「無実の人を罪に―・れる」
③城や敵陣などを攻めとる。
おとし‐え【落し餌】‥ヱ
鷹が雛に樹上から落として与える餌。
⇒おとし【落し】
おとし‐えん【落し縁】
(→)落縁おちえんに同じ。
⇒おとし【落し】
おとし‐がけ【落し懸け・落し掛け】
①急な坂。源氏物語東屋「―の高き所に」
②仏龕ぶつがんなどの欄間らんまの下につける雲形などのほりもの。
③床の間や書院窓の上に架けわたす横木。
④元禄頃に流行した元結もとゆいのかけ方。根元に近くかけるもの。
⑤火鉢のおとし。
⇒おとし【落し】
おとし‐がみ【落し紙】
便所で使う紙。清紙きよめがみ。
⇒おとし【落し】
おとし‐ぎんちゃく【落し巾着】
ひもをつけて首や襟えりにかけるようにした巾着。おとし。
⇒おとし【落し】
おどし‐ぐさ【威し種】
人をおどす材料。源氏物語紅葉賀「たださるべき折の―にせんとぞ思ひける」
⇒おどし【威し・脅し】
おどし‐げ【縅毛】ヲドシ‥
鎧よろいのおどしの革・組み糸・畳み綾の緒の類。並べた状態が毛を伏せたさまに似るのでいう。太平記17「―こそよくも候はねども」
⇒おどし【縅】
おとし‐ご【落し子】
貴人が、妻以外の女に生ませた子。おとしだね。比喩的に、ある事柄に付随して、意図されないで生ずる事柄。「受験地獄の―」
⇒おとし【落し】
おとし‐ざし【落し差し】
刀をきちんとささずに、こじりを下げてさすこと。
⇒おとし【落し】
おとし‐だて【落し閉て】
戸を上から落として閉めるようにしたもの。
⇒おとし【落し】
おとし‐だな【落し棚】
床脇の棚の一形式。落違棚おとしちがいだな。
落し棚
⇒おとし【落し】
おとし‐だね【落し胤】
貴人が、妻以外の女に生ませた子。落し子。らくいん。
⇒おとし【落し】
お‐としだま【御年玉】
新年のお祝いの贈物。現在では主に子供や使用人などに贈る金品をいう。〈[季]新年〉
おとし‐たまご【落し玉子】
吸物の汁の中へ生卵を割って落とした料理。
⇒おとし【落し】
おとし‐ちがいだな【落し違い棚】‥チガヒ‥
(→)「落し棚」に同じ。
⇒おとし【落し】
おとし‐つ・く【落し着く】
〔他下二〕
①気持をおちつかせる。なだめる。日葡辞書「シアン(思案)ヲヲトシツクル」
②おちつきはらう。どっしりと構える。好色一代女1「万事―・けて居たる客」
③考えを定める。きめこむ。浮世草子、沖津白波「必定一休の正筆に―・け」
おどし‐つ・ける【威し付ける・脅し付ける】
〔他下一〕
ひどくおどす。
おとし‐づの【落角】
晩春から初夏にかけて抜け落ちる牡鹿の角。〈[季]春〉
⇒おとし【落し】
おどし‐てっぽう【威し鉄砲】‥パウ
鳥獣などをおどして追い払うためにうつ空砲。
⇒おどし【威し・脅し】
おとし‐てんじょう【落し天井】‥ジヤウ
他の部分より一段低く作った天井。主として茶室で使われる。おち天井。
⇒おとし【落し】
おとし‐どころ【落し所】
結着を付けるのに最適な場面。「―をさぐる」「―を心得た人」
⇒おとし【落し】
おどし‐と・る【脅し取る】
〔他五〕
脅迫して金品を奪い取る。
おとし‐ぬし【落し主】
その金品を落としたり置き忘れたりした人。「財布の―が現れる」
⇒おとし【落し】
おとし‐の‐おや【落しの親】
仮の親に対して、生みの親のこと。
⇒おとし【落し】
おとし‐ばなし【落し噺・落し咄】
話の最後を語呂合せや洒落しゃれで落ちをつける小話。烏亭焉馬うていえんばらにより話芸として発展、のち落語らくごと呼ばれる。→落語。
⇒おとし【落し】
おとし‐ばらげ【落し散毛】
女の髪の結い方。鬢差びんさしを用いず、鬢を耳の脇に垂れ下がった形に結うもの。江戸後期、文化頃からの髪風。おとしばら。
⇒おとし【落し】
おとし‐ぶた【落し蓋】
①なべなどの、直接材料にかぶせるため、すっぽり中に落ち込むように作った蓋。さしぶた。
②箱の側面を口にし、縦にみぞに沿って上げ下げして開閉するように作った蓋。
⇒おとし【落し】
おとし‐ぶみ【落し文・落書】
①公然と言えないことを記して、わざと通路などに落としておく文書。らくしょ。愚管抄5「かゝる歌よみて、おほく―に書きなどしけるとぞ」
②オトシブミ科の甲虫の総称。また、ナミオトシブミの通称。体長は3〜10ミリメートル。頭部が細長い。夏、広葉樹の葉を丸めた中に産卵して地上に落とす。これを「ほととぎすの落文」「落文の揺籃ようらん」という。中の幼虫は、内面を食べて育つ。〈[季]夏〉
おとしぶみ
ナミオトシブミ
提供:ネイチャー・プロダクション
⇒おとし【落し】
おとし‐ぼり【落し堀】
用水の残りを落とすために設けた堀。
⇒おとし【落し】
おとし‐まえ【落し前】‥マヘ
(もと的屋などの隠語)もめごとの仲に立って話をつけること。失敗や無礼をはたらいた時などのあとしまつ。「―をつける」
⇒おとし【落し】
おとし‐まく【落し幕】
劇場で、綱を引くと落ちるように装置した幕。振り落し幕。
⇒おとし【落し】
おとし‐みず【落し水】‥ミヅ
稲を刈る前に、田の水を流し去ること。また、その水。〈[季]秋〉
⇒おとし【落し】
おとし‐みそ【落し味噌】
味噌をすらないままで汁をつくること。また、その汁。
⇒おとし【落し】
おとし・む【貶む】
〔他下二〕
⇒おとしめる(下一)
おとしめ‐ごと【貶め言】
おとしめていう言葉。悪口。源氏物語若菜下「あいなき御―になむと…腹だつを」
おとしめ‐ざま【貶め方】
おとしめるようなこと。侮辱めいたこと。源氏物語蛍「人の上を難つけ、―のこといふ人をば」
おとし・める【貶める】
〔他下一〕[文]おとし・む(下二)
劣ったものとして扱う。みさげる。さげすむ。源氏物語桐壺「―・め、きずをもとめ給ふ人は多く」。「人を―・めた物言い」
おとし‐もの【落し物】
うっかり気づかずに落としたもの。遺失物。
⇒おとし【落し】
おとし‐もの【落し者】
他国または寺院に逃してやる罪人。
⇒おとし【落し】
おどし‐もんく【威し文句・脅し文句】
人を恐れさせる言葉。
⇒おどし【威し・脅し】
おとし‐や【落し矢】
①上差うわざしの矢。
②低い方へ射おろす矢。おろし矢。
⇒おとし【落し】
お‐どしゃ【御土砂】
土砂加持どしゃかじに用いる砂。死体にかけると、硬直がなおるという。
⇒御土砂を掛ける
おとし‐やき【落し焼】
熱したフライパンや鉄板などに材料をスプーンなどで流し落として焼く調理法。また、その料理や菓子。
⇒おとし【落し】




お‐の‐こ【男・男の子】ヲ‥🔗⭐🔉
お‐の‐こ【男・男の子】ヲ‥
(「を(男)のこ(子)」の意、「め(女)のこ(子)」の対。平安時代以後、多くは低いものとして扱う男性にいう)
①成人の男子。男性。おとこ。万葉集20「鳥が鳴くあづま―は出で向かひかへりみせずて」
②男の子。むすこ。源氏物語玉鬘「むすめどもも―どもも」
③宮中の殿上に奉仕する男。枕草子9「―ども召せば蔵人忠隆・なりなか参りたれば」
④召使の男。下男。郎党。竹取物語「家に使はるる―どものもとに」
⑤目下めしたの男の名の下につけて呼ぶ語。徒然草「又五郎―を」
⇒おのこ‐ご【男の子子】
⇒おのこ‐じ‐もの【男の子じもの】
⇒おのこ‐はらから【男同胞】
⇒おのこ‐みこ【男御子】
⇒おのこ‐やつこ【男の子奴】
⇒おのこ‐やもめ【男の子鰥】
おのこ‐ご【男の子子】ヲ‥🔗⭐🔉
おのこ‐ご【男の子子】ヲ‥
①男の子。むすこ。源氏物語玉鬘「―三人あるに」
②男性。源氏物語少女「―にはうち解くまじきものなり」
⇒お‐の‐こ【男・男の子】
おのこ‐じ‐もの【男の子じもの】ヲ‥🔗⭐🔉
おのこ‐じ‐もの【男の子じもの】ヲ‥
(→)「おとこじもの」に同じ。
⇒お‐の‐こ【男・男の子】
おのこ‐やつこ【男の子奴】ヲ‥🔗⭐🔉
おのこ‐やつこ【男の子奴】ヲ‥
男の奴隷。
⇒お‐の‐こ【男・男の子】
おのこ‐やもめ【男の子鰥】ヲ‥🔗⭐🔉
おのこ‐やもめ【男の子鰥】ヲ‥
おとこやもめ。〈類聚名義抄〉
⇒お‐の‐こ【男・男の子】
お‐はせ【男茎】ヲ‥🔗⭐🔉
お‐はせ【男茎】ヲ‥
陰茎。おはし。
⇒おはせ‐がた【男茎形】
おはせ‐がた【男茎形】ヲ‥🔗⭐🔉
おはせ‐がた【男茎形】ヲ‥
男根にかたどった呪物じゅぶつ。
⇒お‐はせ【男茎】
だん‐けい【男系】🔗⭐🔉
だん‐けい【男系】
家系で、男子の系統。男の方の血筋。↔女系。
⇒だんけい‐しん【男系親】
だんけい‐しん【男系親】🔗⭐🔉
だんけい‐しん【男系親】
男系の親族。
⇒だん‐けい【男系】
[漢]男🔗⭐🔉
男 字形
筆順
〔田部2画/7画/教育/3543・434B〕
〔音〕ダン(漢) ナン(呉)
〔訓〕おとこ・お
[意味]
①おとこ。(対)女。「男性・下男げなん・美男びなん」
②むすこ。(対)女。「平清盛の男」「嫡男ちゃくなん・一男いちなん一女」
③五等爵の第五位。男爵。「公侯伯子男・加藤男」
[解字]
会意。「田」(=はたけ・狩猟)+「力」。耕作や狩猟につとめる人の意。
[下ツキ
下男・次男・善男善女・息男・嫡男・長男・丁男・美男
[難読]
男郎花おとこえし・男達おとこだて


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お【雄・男・夫・牡】🔗⭐🔉
お ヲ [1] 【雄・男・夫・牡】
(1)おとこ。「汝こそは―にいませば/古事記(上)」
(2)夫(オツト)。「吾(ア)はもよ女(メ)にしあれば汝(ナ)をきて―は無し/古事記(上)」
(3)他の語に付いて,複合語をつくる。(ア)男性,または動植物が雄性である意を表す。「ますら―」「―鹿」「―花」(イ)一対の物のうち,「大きい」「勢いが強い」など,男性的と思われる方を表す。「―滝」「―岳」(ウ)男らしい,勇ましいなどの意を表す。「―たけび」
⇔め
おが【男鹿】🔗⭐🔉
おが ヲガ 【男鹿】
秋田県西部,男鹿半島を占める市。農業・漁業のほか製材所・製油所が立地。景勝地が多い。「なまはげ」の風習は有名。
おが-こくていこうえん【男鹿国定公園】🔗⭐🔉
おが-こくていこうえん ヲガ―コウ
ン 【男鹿国定公園】
秋田県西部の男鹿半島にある国定公園。東部の寒風山,北部の間口浜海岸,西部の海岸と本山(ホンザン)火山群を含む。

おが-せん【男鹿線】🔗⭐🔉
おが-せん ヲガ― 【男鹿線】
JR 東日本の鉄道線。秋田県追分・男鹿間,26.6キロメートル。旧称船川線。男鹿半島南部を走る。
おが-はんとう【男鹿半島】🔗⭐🔉
おが-はんとう ヲガハンタウ 【男鹿半島】
秋田県西部,日本海に突出する半島。八郎潟を形成しつつ,砂州により本土と連なった陸繋島(リクケイトウ)。
お-がわら【牡瓦・男瓦】🔗⭐🔉
お-がわら ヲガハラ [2] 【牡瓦・男瓦】
「丸瓦(マルガワラ)」に同じ。
⇔牝瓦
おと-こ【男】🔗⭐🔉
おと-こ ヲト― [3] 【男】
〔若返る意の「をつ」と同源かといわれる。「をとめ」に対する〕
(1)ヒトの性のうち,女を妊娠させるための器官と生理をもつ方の性。男性。男子。
⇔おんな
(2)雄々しさ・強さ・潔さ・積極性など,一般に男性にそなわると考えられている特質に着目した場合の,男性。「天河屋の義平は―でござるぞ/浄瑠璃・忠臣蔵」
(3)成人した男性。成熟した男性。「―になる」「もう一人前の―だ」
(4)女性が異性として愛する男性。愛人。情夫。「娘に―ができたらしい」「―をつくる」
(5)男性としての価値。また,男の名誉・面目。「―を下げる」
→男が廃(スタ)る
(6)男性の奉公人。下男。「―衆」
(7)女性と結婚の関係にある男性。夫。「よき人の―につきて下りて住みけるなり/土左」
(8)出家しない男性。俗世間で生活する男性。「そのやすら殿は―か法師か/徒然 90」
(9)男の容貌(ヨウボウ)。男ぶり。「―もすぐれて女の好くべき風也/浮世草子・一代男 4」
おとこ=が廃(スタ)・る🔗⭐🔉
――が廃(スタ)・る
男としての名誉が保てなくなる。
おとこ=が立・つ🔗⭐🔉
――が立・つ
男としての面目が保たれる。男の名誉が守られる。「ここで投げ出しては―・たない」
おとこ=にな・る🔗⭐🔉
――にな・る
(1)成人して一人前の男子になる。
(2)元服して,一人前の男になる。
おとこ=の目には糸を引け、女の目には鈴を張れ🔗⭐🔉
――の目には糸を引け、女の目には鈴を張れ
男の目はまっすぐにきりりとしたのがよく,女の目はぱっちりとしたのがよい。
おとこ=は気で持て🔗⭐🔉
――は気で持て
男は意気で世に立て。男は気性の強いことが値打ちとされる意。「―膾(ナマス)は酢で持て」
おとこ=は閾(シキイ)を跨(マタ)げば七人の敵(テキ)あり🔗⭐🔉
――は閾(シキイ)を跨(マタ)げば七人の敵(テキ)あり
男が家庭の外(社会)で活動するときには常に多くの敵があるの意。
おとこ=は辞儀(ジギ)に余れ🔗⭐🔉
――は辞儀(ジギ)に余れ
男は謙遜しすぎるくらいでよい。
おとこ=は度胸、女は愛嬌(アイキヨウ)🔗⭐🔉
――は度胸、女は愛嬌(アイキヨウ)
男には度胸が,女には愛嬌がまず第一に求められる特性であるの意。
おとこ=は裸百貫(ハダカヒヤツカン)🔗⭐🔉
――は裸百貫(ハダカヒヤツカン)
男は裸でも百貫の価値がある。男は無一物でも働いて富を築くことができるの意。
おとこ=は松、女子(オナゴ)は藤(フジ)🔗⭐🔉
――は松、女子(オナゴ)は藤(フジ)
松に藤がからまって伸びるように,男は女の頼みとなるべきものであるというたとえ。
おとこ=やもめに蛆(ウジ)がわき、女やもめに花が咲く🔗⭐🔉
――やもめに蛆(ウジ)がわき、女やもめに花が咲く
男一人世帯は,どうしても日常生活や身だしなみが不潔になりがちだが,女一人の世帯は小ぎれいにしているので,男たちからもてはやされる。
おとこ=を売・る🔗⭐🔉
――を売・る
男が義侠心(ギキヨウシン)のある行動によって有名になる。
おとこ=を知・る🔗⭐🔉
――を知・る
女が男と肉体関係の経験をもつ。
おとこ=を磨(ミガ)・く🔗⭐🔉
――を磨(ミガ)・く
男が義侠心(ギキヨウシン)のある人物になるための修行をする。
おとこ-あるじ【男主】🔗⭐🔉
おとこ-あるじ ヲト― [4] 【男主】
一家の主人である男。
⇔女主
「―はなくて,妻ばかりありけるが/宇治拾遺 2」
おとこ-いっぴき【男一匹】🔗⭐🔉
おとこ-いっぴき ヲト― [7][3]-[4] 【男一匹】
一人前の男であることを強調していう語。「やせても枯れても―」
おとこ-うん【男運】🔗⭐🔉
おとこ-うん ヲト― [3][0] 【男運】
女にとって,男に関するめぐり合わせ。
⇔女運
おとこ-え【男絵】🔗⭐🔉
おとこ-え ヲト―
[3] 【男絵】
平安時代の用語で,専門の絵師が描いた絵をいうか。女絵に対して,唐画の筆法を生かして,墨の描線を骨格とした力強い表現の彩色画をさすものといわれている。一説に,男の姿を描いた絵とも。「この題の心ばえを,―・女絵と書きたるに/栄花(根合)」
→女絵

おとこ-がた【男形・男方】🔗⭐🔉
おとこ-がた ヲト― [0] 【男形・男方】
歌舞伎で,もっぱら男に扮する俳優。男役。
⇔女形
おとこ-がな【男仮名】🔗⭐🔉
おとこ-がな ヲト― [3] 【男仮名】
男文字(漢字)で書いた仮名。漢字の音または訓を用いて仮名としたもの。万葉仮名。
⇔女仮名
おとこ-ぎ【男気・侠気】🔗⭐🔉
おとこ-ぎ ヲト― [0][3] 【男気・侠気】
男らしい性質・気持ち。自分の損得を顧みず弱い者のために力を貸す気性。義侠心。侠気。
⇔女気
「―のある人」
おとこ-ぎみ【男君】🔗⭐🔉
おとこ-ぎみ ヲト― 【男君】
(1)貴人の子息を敬っていう語。公達(キンダチ)。
⇔女君
(2)婿(ムコ)・夫を敬っていう語。「家のうちなる―の来ずなりぬる/枕草子 25」
おとこ-ぎらい【男嫌い】🔗⭐🔉
おとこ-ぎらい ヲト―ギラヒ [4] 【男嫌い】
(1)女が,男と交際することを好まないこと。また,そういう女。
(2)男のえり好みをすること。また,そういう女。「―をするは,人もてはやしてはやる時こそ/浮世草子・一代女 1」
おとこ-くじ【男公事】🔗⭐🔉
おとこ-くじ ヲト― 【男公事】
男に課した人頭税。「情ありとて女公事ばかりして,―は許(ユ)りにけり/沙石 7」
おとこ-ぐるい【男狂い】🔗⭐🔉
おとこ-ぐるい ヲト―グルヒ [4] 【男狂い】 (名)スル
女が男との情事に夢中になってほかのことを顧みないこと。また,その女。
おとこ-ぐるま【男車】🔗⭐🔉
おとこ-ぐるま ヲト― 【男車】
男性が乗る牛車(ギツシヤ)。「―二つばかり曳きたてて/更級」
おとこ-げ【男気】🔗⭐🔉
おとこ-げ ヲト― [0] 【男気】
〔「おとこけ」とも〕
男がいること。男がいる気配。おとこっけ。「―のない家」
おとこ-げいしゃ【男芸者】🔗⭐🔉
おとこ-げいしゃ ヲト― [4] 【男芸者】
太鼓持ち。幇間(ホウカン)。
おとこ-けいせい【男傾城】🔗⭐🔉
おとこ-けいせい ヲト― 【男傾城】
(1)女にもてあそばれる男。男めかけ。「かはつた物は―/浮世草子・一代男 4」
(2)男色を売る者。「殿を酔はせし―/浄瑠璃・反魂香」
おとこ-こうぶり【男冠】🔗⭐🔉
おとこ-こうぶり ヲト―カウブリ 【男冠】
男が位階を授けられること。男の叙爵。
⇔女冠(オンナコウブリ)
「―・女かうぶり・つかさなどえさせ給ふ/栄花(殿上の花見)」
おとこ-ごろし【男殺し】🔗⭐🔉
おとこ-ごろし ヲト― [4] 【男殺し】
男を迷わし夢中にさせるような美女。
おとこ-ざか【男坂】🔗⭐🔉
おとこ-ざか ヲト― [0][3] 【男坂】
高い所にある社寺に通じる坂道が二つあるとき,勾配(コウバイ)の急な方の坂。
⇔女坂
おとこ-さび【男さび】🔗⭐🔉
おとこ-さび ヲト― 【男さび】
男らしく振る舞うこと。
⇔少女(オトメ)さび
「ますらをの―すと剣大刀腰にとり佩き/万葉 804」
おとこ-じまん【男自慢】🔗⭐🔉
おとこ-じまん ヲト― [4] 【男自慢】
(1)男が自分の能力や容姿などを自慢すること。「聟はすこし―の生まれつき/浮世草子・娘容気」
(2)女が自分の夫の自慢をすること。
⇔女自慢
おとこ-じもの【男じもの】🔗⭐🔉
おとこ-じもの ヲト― 【男じもの】
〔「じもの」は接尾語。副詞的に用いる〕
男ではあるが,男ではないかのように。男でありながら。「わき挟む子の泣くごとに―負ひみ抱きみ/万葉 481」
おとこ-しゅう【男主】🔗⭐🔉
おとこ-しゅう ヲト― 【男主】
男の主人。おとこあるじ。「人の家の―ならでは/枕草子 28」
おとこ-すがた【男姿】🔗⭐🔉
おとこ-すがた ヲト― [4] 【男姿】
男の身なり・振る舞い。また,男の姿をした人。男装。
⇔女姿
「もしや此辺に優れたる―はと問ふ/浮世草子・三代男」
おとこ-ずき【男好き】🔗⭐🔉
おとこ-ずき ヲト― [0] 【男好き】
(1)女の容姿や気だてが男の気持ちを引き付けること。
⇔女好き
「―のする顔」
(2)女が男との情事を好むこと。また,その女。
おとこ-だて【男伊達】🔗⭐🔉
おとこ-だて ヲト― [0] 【男伊達】
〔男(の面目)を立てる意〕
強い者をくじき,弱い者を助け,信義を重んじること。また,そういう人。侠客。
〔実際には無頼の徒が自らを美化して称するにすぎないことも多い〕
おとこ-づかい【男使ひ】🔗⭐🔉
おとこ-づかい ヲト―ヅカヒ 【男使ひ】
平安時代,平野神社・春日神社・賀茂神社などの祭りに遣わされた男の勅使。
⇔女使い
「はじめて平野祭に―たてし時歌ふべき歌詠ませしに/拾遺(賀詞)」
おとこ-っ-け【男っ気】🔗⭐🔉
おとこ-っ-け ヲト― [0] 【男っ気】
「おとこげ(男気)」に同じ。
おとこ-っ-ぷり【男っ振り】🔗⭐🔉
おとこ-っ-ぷり ヲト― [0] 【男っ振り】
「おとこぶり(男振)」に同じ。
おとこ-で【男手】🔗⭐🔉
おとこ-で ヲト― [0] 【男手】
(1)男の手。無骨さを表す語。「―一つで子を育てる」
(2)男の働き手。「―が足りない」
(3)男の筆跡。
(4)「男文字(オトコモジ)」に同じ。おのこで。「―も女手も習ひ給ふめれ/宇津保(国譲上)」
⇔女手
おとこ-なき【男泣き】🔗⭐🔉
おとこ-なき ヲト― [0] 【男泣き】 (名)スル
男が抑え切れずに泣くこと。「友人の急逝に―する」「―に泣く」
おとこ-の-こ【男の子】🔗⭐🔉
おとこ-の-こ ヲト― [3] 【男の子】
(1)男である子ども。男児。
(2)若い男性。
おとこ-の-せっく【男の節句】🔗⭐🔉
おとこ-の-せっく ヲト― [0] 【男の節句】
五月五日の端午(タンゴ)の節句。
おとこ-の-たましい【男の魂】🔗⭐🔉
おとこ-の-たましい ヲト―タマシヒ [5] 【男の魂】
刀剣を,男子の魂が宿るものとしていった語。
→女の魂
おとこ-みこ【男御子】🔗⭐🔉
おとこ-みこ ヲト― 【男御子】
皇子。
⇔女御子
「―生れ給ひぬれば/源氏(紅葉賀)」
おとこ-みや【男宮】🔗⭐🔉
おとこ-みや ヲト― 【男宮】
皇族の男子。皇子。親王。
⇔女宮
「―生(ム)まれ給へるよしをなむ/源氏(若菜上)」
おとこ-むき【男向き】🔗⭐🔉
おとこ-むき ヲト― [0] 【男向き】
男性に適していること。また,そういうもの。
⇔女向き
「―の柄(ガラ)」
おとこ-むすび【男結び】🔗⭐🔉
おとこ-むすび ヲト― [4] 【男結び】
(1)ひもの結び方の一。右端を左端の下にまわして返した輪に左端を通して結ぶ。解けにくいので垣根・矢来・門松などを結ぶときに用いる。
⇔女結び
(2)女が男に対して愛を誓う証文。「―といへる証文も/浮世草子・諸艶大鑑 2」
おとこ-もち【男持(ち)】🔗⭐🔉
おとこ-もち ヲト― [0] 【男持(ち)】
男性が持つ物として作ったもの。
⇔女持ち
「―の傘」
おとこ-やま【男山】🔗⭐🔉
おとこ-やま ヲト― [0] 【男山】
(1)一対の山の大きい方または険しい方を男性に見立てていう語。
⇔女山
(2)地名(別項参照)。
おとこ-くさ・い【男臭い】🔗⭐🔉
おとこ-くさ・い ヲトコ― [5] 【男臭い】 (形)[文]ク をとこくさ・し
(1)男の体臭がしみついている。男性特有のにおいがする。「―・い柔道着」
(2)容貌(ヨウボウ)・態度・考え方などが,いかにも男らしい。男性的だ。「―・い風貌」
[派生] ――さ(名)
おとこ・す【男す】🔗⭐🔉
おとこ・す ヲトコ― 【男す】 (動サ変)
(1)男と情を通ずる。夫をもつ。「この筑紫のめ忍びて―・したりけり/大和 141」
(2)男らしく振る舞う。「侍が何方にて,―・せんや/甲陽軍鑑(品四七)」
おとこ-やま【男山】🔗⭐🔉
おとこ-やま ヲトコ― 【男山】
京都府南部,八幡市にある小丘。海抜143メートル。淀川を隔てて天王山に対し,大阪平野への関門となる要害の地。石清水(イワシミズ)八幡宮がある。八幡山,御山。((歌枕))「をみなへしうしとみつつぞ行きすぐる―にし立てりと思へば/古今(秋上)」
おとこやま-はちまんぐう【男山八幡宮】🔗⭐🔉
おとこやま-はちまんぐう ヲトコ― 【男山八幡宮】
石清水八幡宮の別名。
おとこ-らし・い【男らしい】🔗⭐🔉
おとこ-らし・い ヲトコ― [5] 【男らしい】 (形)[文]シク をとこら・し
(性質・態度・容姿などが)いかにも男であると感じさせる。
⇔女らしい
「―・い姿」
[派生] ――さ(名)
お-の-こ【男・男の子】🔗⭐🔉
お-の-こ ヲ― [1] 【男・男の子】
(1)成年の男子。おとこ。「鶏が鳴く東―は出で向かひ/万葉 4331」
(2)男の子。男児。「すべて―をば,女に笑はれぬやうにおほしたつべしとぞ/徒然 107」
(3)宮中清涼殿の殿上の間に奉仕する男。殿上人。「―ども召せば,蔵人忠隆なりなか参りたれば/枕草子 9」
(4)召し使いの男。下男。
⇔めのこ
「とみにもえあけやらず,これより外の―,はたなきなるべし/源氏(朝顔)」
おのこ-ご【男の子子】🔗⭐🔉
おのこ-ご ヲ― 【男の子子】
(1)男の子。「―三人あるに/源氏(玉鬘)」
(2)男性。「むつましき人なれど,―には打解くまじきものなり/源氏(乙女)」
おのこ-で【男手】🔗⭐🔉
おのこ-で ヲ― 【男手】
「おとこで(男手){(4)}」に同じ。
お-はせ【男茎】🔗⭐🔉
お-はせ ヲ― 【男茎】
陰茎。男根。おはし。「―形」
だんけい-しん【男系親】🔗⭐🔉
だんけい-しん [3] 【男系親】
男系の親族。
だん-こん【男根】🔗⭐🔉
だん-こん [0] 【男根】
男子の外部生殖器。陰茎。ペニス。なんこん。
だんこん-き【男根期】🔗⭐🔉
だんこん-き [3] 【男根期】
精神分析で,肛門期に次ぐ小児性欲の発達段階。性器に心的エネルギーが向けられる三〜六歳頃までの時期。
だんこん-すうはい【男根崇拝】🔗⭐🔉
だんこん-すうはい [5] 【男根崇拝】
男根そのもの,またはそれに似せて作ったものを崇拝すること。多くは多産や豊饒(ホウジヨウ)の観念と結びついている。日本の金精神(コンセイジン)もその例。
だんし=家を出(イズ)れば七人の敵(テキ)あり🔗⭐🔉
――家を出(イズ)れば七人の敵(テキ)あり
男が社会に出て活動すれば,多くの敵があるものだ。
だんし=の一言(イチゲン)金鉄(キンテツ)の如(ゴト)し🔗⭐🔉
――の一言(イチゲン)金鉄(キンテツ)の如(ゴト)し
男子が一度口にした言葉は,いかなることがあっても絶対に破らない。
だん-しゃく【男爵】🔗⭐🔉
だん-しゃく [1][0] 【男爵】
(1)もと五等爵(公・侯・伯・子・男)の第五位。
(2)ジャガイモの栽培品種。1907年(明治40)北海道の川田男爵がアメリカから導入。芋の外皮は淡褐色,肉は白い。早作で収量が多い。男爵いも。
だん-しゅう【男囚】🔗⭐🔉
だん-しゅう ―シウ [0] 【男囚】
男の囚人。
なん【男】🔗⭐🔉
なん 【男】
(1)おとこ。[日葡]
(2)息子。「わが三歳の―,成人の後掘出してとらせよ/曾我 4」
なん-し【男子】🔗⭐🔉
なん-し [1] 【男子】
おとこ。だんし。「―を一人まうけてゐたが/渋江抽斎(鴎外)」
おとこ【男】(和英)🔗⭐🔉
おとこぎ【男気[侠気]のある】(和英)🔗⭐🔉
おとこぎ【男気[侠気]のある】
chivalrous[manly].→英和
おとこぎらい【男嫌い】(和英)🔗⭐🔉
おとこぎらい【男嫌い】
a man-hater.
おとこぐるい【男狂いをする】(和英)🔗⭐🔉
おとこぐるい【男狂いをする】
run after men;be wanton.
おとこずき【男好き】(和英)🔗⭐🔉
おとこずき【男好き】
an amorous[a wanton]woman.〜のする顔 a face that attracts men.
だんけい【男系(相続)】(和英)🔗⭐🔉
だんけい【男系(相続)】
(succession in) the male line.
だんこん【男根】(和英)🔗⭐🔉
だんし【男子】(和英)🔗⭐🔉
だんじ【男児】(和英)🔗⭐🔉
だんじ【男児】
a boy.→英和
だんしゃく【男爵(夫人)】(和英)🔗⭐🔉
だんしゃく【男爵(夫人)】
a baron (baroness).→英和
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