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ここ🔗🔉

ここ 猿の鳴き声。常陸風土記「俗くにひとの説ことばに、猿の声を謂ひて―と為す」

ここ【九】🔗🔉

ここ】 数の名。ここの。ここのつ。

こ‐こ【戸戸】🔗🔉

こ‐こ戸戸】 一戸一戸。家ごと。各戸。

こ‐こ【呱呱】🔗🔉

こ‐こ呱呱】 乳呑子ちのみごの泣き声。 ⇒呱呱の声をあげる

こ‐こ【個個】🔗🔉

こ‐こ個個】 一つ一つ。ひとりひとり。「―に処理する」「―の人」

こ‐こ【此処・此所・此・是・玆・斯】🔗🔉

こ‐こ此処・此所・此・是・玆・斯】 〔代〕 ➊話し手が「これ」と指せるような範囲の所。 ①話し手の現に今いる所。又、その近く。このところ。この場所。万葉集1「大宮は―ときけども、大殿は―といへども」。日葡辞書「ココカシコ」「ココナヒト」。「―から一時間の距離」 ②話し手が話題として直前にとり上げた場所。「東京は大都会である。―に政府がある」 ③わが身。自分。竹取物語「―にも心にもあらでかくまかるに、昇らむをだに見おくりたまへ」 ④話し手の近くにいる人。源氏物語末摘花「―もかしこも、うちとけぬかぎりの気色けしきばみ心深きかたの御いどましさに」 ⑤この世。現世。栄華物語つぼみ花「船の楽どもの舞ひ出でたるなど、大方―の事とは思し召されず」 ⑥この国。わが国。土佐日記「彼の国人聞き知るまじくおもほえたれども…―の言葉つたへたる人に言ひ知らせければ」 ➋「ここ」として話題に提示する事柄・状態。 ①この点。この事。これ。万葉集8「一日一夜もさかりゐて嘆き恋ふらむ―思へば胸こそ痛き」。江戸生艶気樺焼えどうまれうわきのかばやき「二三十程あてもなき刺青をし、痛いのを堪へて、―が命だと喜びけり」 ②この状態。局面のこの位置。「事既に―に至る」 ③取り立てて良いまたは悪いという点。源氏物語東屋「心に入れて見給へるほかげ、更に―と見ゆる所なく」 ➌時の経過の中で、今を中心とした、ある範囲。 ①この時。この場合。狂言、鐘の音「―は主と下人のことでござれば」。「―は私におまかせ下さい」 ②現在を中心として、それより過去・未来のしばらくの間を限定して指す。「―2、3年お目に掛かりません」「―1、2日が峠です」 ⇒此処一番 ⇒此処だけの話 ⇒此処で逢ったが百年目 ⇒此処ばかりに日は照らぬ ⇒此処までお出で甘酒進じょ ⇒此処を先途 ⇒此処を踏んだら彼所が上がる

ココア【cocoa】🔗🔉

ココアcocoa】 ①〔植〕(→)カカオに同じ。 ②カカオの種子を煎って脂肪を除去した粉末。また、それを熱湯で練り、牛乳か水を加えて温めた飲料。

○此処一番ここいちばん🔗🔉

○此処一番ここいちばん 今後のなり行きを左右する重大な局面。大きな山場。「―に弱い」 ⇒こ‐こ【此処・此所・此・是・玆・斯】 ここ‐いら此処いら】 この辺り。ここら。「―も昔は畑だった」 こ‐こう戸口】 戸数と人口。 ⇒ここう‐ちょうさ【戸口調査】 こ‐こう股肱】 ももとひじ。転じて、手足となって働く、君主が最もたよりとする家臣。 ⇒ここう‐の‐しん【股肱の臣】 こ‐こう虎口】 (虎の口の意)きわめて危険なところ。 ⇒ここう‐の‐ざんげん【虎口の讒言】 ⇒ここう‐の‐なん【虎口の難】 ⇒虎口を逃れて竜穴に入る こ‐こう孤高‥カウ ひとりかけはなれて高い境地にいること。ひとり超然としていること。「―を持する」「―の人」 こ‐こう孤鴻】 むれを離れた1羽のひしくい。孤雁。 こ‐こう弧光‥クワウ 弧状の光。アーク放電の光。アーク。 ⇒ここう‐とう【弧光灯】 こ‐こう枯槁‥カウ ①かれること。 ②やせおとろえること。 こ‐こう湖港‥カウ 湖岸に発達した商港。 こ‐こう鼓行‥カウ 太鼓を鳴らして勢いよく進軍すること。 こ‐こう糊口・餬口】 (口を糊のりする、粥かゆをすする意)暮しを立てること。くちすぎ。よすぎ。生計。「―の道を絶たれる」「―にけがれる」 ⇒糊口を凌ぐ こごう小督‥ガウ ①高倉天皇の寵姫。中納言藤原成範しげのりの女むすめ。建礼門院の推挙で入内するや、平清盛に忌まれて嵯峨野に隠れたが、源仲国が勅を奉じて宮中に連れ戻す。やがて清盛に捕らえられ尼にされた。時に23歳。平家物語に見える。(1157〜 ) ②能。金春禅竹作の直面物ひためんもの。源仲国が中秋の名月に嵯峨野に小督局を訪い、高倉院の宣旨を伝える。 ③山田流箏曲。山田検校作曲。作詞者、一説に横田袋翁。平家物語に取材。 こ‐ごう古豪‥ガウ 勝負において経験豊富でしかも強い力を持つ人・団体。 こ‐ごう呼号‥ガウ ①呼びさけぶこと。 ②大げさに言いふらすこと。 ご‐こう五光‥クワウ 花合せ2の出来役できやくの一つ。四光に更に柳(雨)の20点札の加わったもの。 ご‐こう五更‥カウ ①一夜を初更(甲夜、ほぼ午後7時〜9時)・二更(乙夜、午後9時〜11時)・三更(丙夜、午後11時〜午前1時)・四更(丁夜、午前1時〜3時)・五更(戊夜、午前3時〜5時)に分けた称。→とき(時)(図)。 ②その第5番目の更。寅とらの刻に当たる。戊夜。暁。 ご‐こう五香‥カウ ①密教で灌頂かんじょうに使う5種の香。栴檀せんだん・沈水じんすい香・丁子ちょうじ香・安息香・鶏舌香の称。 ②江戸時代、小児用の振出し薬。丁子香・沈水香などを調合した。 ご‐こう五港‥カウ 日本で最初の開港場で、神奈川(横浜)・兵庫(神戸)・長崎・新潟・箱館の称。→安政五カ国条約 ご‐こう五綱‥カウ 〔仏〕日蓮による教判。教(教えの優れていること)・機(衆生の能力)・時(時代)・国(国土)・序(教えの説かれる順序)の五つの観点から、「法華経」こそ末法の日本において頼るべき経典であることを説く。五義とも。 ⇒ごこう‐きょうはん【五綱教判】 ご‐こう呉広‥クワウ 「陳勝ちんしょう参照。 ご‐こう後光‥クワウ ①仏・菩薩の体から放射するという光輝。また、それを表すために仏像のうしろに添えた金色の輪。「―が差す」→光背。 ②(aureole)キリスト教芸術で、聖画中の人物の全体を包む金色。その人物の栄光を表す。→光輪。 ③光源または陰影の周囲に、円形または輪状・放射状に見える光線。 ご‐こう御幸‥カウ 上皇・法皇または女院の外出。古今著聞集3「後鳥羽院…滝口殿へ―なりて」→行幸⇒ごこう‐ぐら【御幸鞍】 ⇒ごこう‐はじめ【御幸始】 ごこう‐きょうはん五綱教判‥カウケウ‥ 〔仏〕「日蓮宗」参照。 ⇒ご‐こう【五綱】 こ‐こうきん古甲金‥カフ‥ 甲州金のうち、元禄以前のもの。 ごこう‐ぐら御幸鞍‥カウ‥ (→)「かがみくら(鏡鞍)」の別称。 ⇒ご‐こう【御幸】 ごこう‐ごみん五公五民】 土地の収穫高の半分を年貢に納め、半分を農民の収入とすること。江戸時代には五公五民を通則としたが、実際は四公六民・八公二民など高低さまざまであった。 ごこうごん‐てんのう後光厳天皇‥クワウ‥ワウ 南北朝時代の北朝の天皇。光厳天皇の第2皇子。名は弥仁いやひと。1352年(文和1)足利尊氏に擁立されて践祚。後円融天皇に譲位。(在位1352〜1371)(1338〜1374)→天皇(表) こ‐ごうし小格子‥ガウ‥ ①小さい格子。 ②こまかい弁慶縞。 ③江戸新吉原の格の低い遊女屋。↔大格子↔大籬おおまがき こ‐ごうし紅格子‥ガウ‥くれないの地に格子縞を織った練貫ねりぬきの織物。高貴の女房が着た。 ごこう‐しゆい五劫思惟‥コフ‥ 〔仏〕阿弥陀仏がどのような浄土を作るかについて、五劫の長い間思いをこらしたこと。 こ‐こうじょう小定考・小考定‥カウヂヤウ 定考こうじょうの翌日、史生しじょう・官掌かじょうなどの勤務成績を評定上申する儀。→定考 ご‐こうせい語構成】 一つの語が複数の要素から成り立っているとき、その組立て。 ここう‐たんぽ古公亶父】 周の文王の祖父(太王)。后稷こうしょくから12代目。岐山の麓にあって国を治め、曾孫武王の時に殷を滅ぼす基をつくった。 ここう‐ちょうさ戸口調査‥テウ‥ ①戸数・人口を調べること。 ②各戸を訪ねて家族の動態などを調べること。 ⇒こ‐こう【戸口】 ここう‐とう弧光灯‥クワウ‥ アーク灯。 ⇒こ‐こう【弧光】 ごごう‐にち五合日‥ガフ‥ 暦注の一つ。寅とらと卯の日をいい、吉日とする。↔五離日ごりにち ここう‐の‐ざんげん虎口の讒言】 人を陥れるためにする告げ口。平家物語11「―によつてむなしく紅涙にしづむ」 ⇒こ‐こう【虎口】 ここう‐の‐しん股肱の臣】 [史記太史公自序]主君の信頼を得て、主君を助け、その手足となって働く家臣。太平記18「我を以て元首の将とし、汝を以て―たらしむ」 ⇒こ‐こう【股肱】 ここう‐の‐なん虎口の難】 非常に危険な難儀。太平記16「―をのがれて」 ⇒こ‐こう【虎口】 ごこう‐はじめ御幸始‥カウ‥ 譲位後初めての御幸。また、新年に初めて行われる(→)朝覲ちょうきん2⇒ご‐こう【御幸】 ごこう‐はじめ御行始‥カウ‥ ①皇子・皇女が誕生後、または新造御所に移転後、初めて他所に外出すること。 ②将軍が、職について初めて、またその年はじめて他所に赴くこと。 ごごう‐ぶさい五合無菜‥ガフ‥ 1日5合の扶持ふちで、菜さいも買えないような身分。 ごこうみょう‐てんのう後光明天皇‥クワウミヤウ‥ワウ 江戸初期の天皇。後水尾天皇の第4皇子。名は紹仁つぐひと。(在位1643〜1654)(1633〜1654)→天皇(表) ご‐こうもん御告文‥カウ‥ 祭事で天皇が皇祖皇宗の神霊に申告する文。おつげぶみ。ごこくぶん。

ここ‐いら【此処いら】🔗🔉

ここ‐いら此処いら】 この辺り。ここら。「―も昔は畑だった」

こ‐こう【戸口】🔗🔉

こ‐こう戸口】 戸数と人口。 ⇒ここう‐ちょうさ【戸口調査】

こ‐こう【股肱】🔗🔉

こ‐こう股肱】 ももとひじ。転じて、手足となって働く、君主が最もたよりとする家臣。 ⇒ここう‐の‐しん【股肱の臣】

こ‐こう【孤高】‥カウ🔗🔉

こ‐こう孤高‥カウ ひとりかけはなれて高い境地にいること。ひとり超然としていること。「―を持する」「―の人」

こ‐こう【孤鴻】🔗🔉

こ‐こう孤鴻】 むれを離れた1羽のひしくい。孤雁。

こ‐こう【弧光】‥クワウ🔗🔉

こ‐こう弧光‥クワウ 弧状の光。アーク放電の光。アーク。 ⇒ここう‐とう【弧光灯】

こ‐こう【枯槁】‥カウ🔗🔉

こ‐こう枯槁‥カウ ①かれること。 ②やせおとろえること。

こ‐こう【湖港】‥カウ🔗🔉

こ‐こう湖港‥カウ 湖岸に発達した商港。

こ‐こう【鼓行】‥カウ🔗🔉

こ‐こう鼓行‥カウ 太鼓を鳴らして勢いよく進軍すること。

こ‐こう【糊口・餬口】🔗🔉

こ‐こう糊口・餬口】 (口を糊のりする、粥かゆをすする意)暮しを立てること。くちすぎ。よすぎ。生計。「―の道を絶たれる」「―にけがれる」 ⇒糊口を凌ぐ

こ‐こうきん【古甲金】‥カフ‥🔗🔉

こ‐こうきん古甲金‥カフ‥ 甲州金のうち、元禄以前のもの。

こ‐こうじょう【小定考・小考定】‥カウヂヤウ🔗🔉

こ‐こうじょう小定考・小考定‥カウヂヤウ 定考こうじょうの翌日、史生しじょう・官掌かじょうなどの勤務成績を評定上申する儀。→定考

ここう‐たんぽ【古公亶父】🔗🔉

ここう‐たんぽ古公亶父】 周の文王の祖父(太王)。后稷こうしょくから12代目。岐山の麓にあって国を治め、曾孫武王の時に殷を滅ぼす基をつくった。

ここう‐ちょうさ【戸口調査】‥テウ‥🔗🔉

ここう‐ちょうさ戸口調査‥テウ‥ ①戸数・人口を調べること。 ②各戸を訪ねて家族の動態などを調べること。 ⇒こ‐こう【戸口】

ここう‐とう【弧光灯】‥クワウ‥🔗🔉

ここう‐とう弧光灯‥クワウ‥ アーク灯。 ⇒こ‐こう【弧光】

ここう‐の‐ざんげん【虎口の讒言】🔗🔉

ここう‐の‐ざんげん虎口の讒言】 人を陥れるためにする告げ口。平家物語11「―によつてむなしく紅涙にしづむ」 ⇒こ‐こう【虎口】

ここう‐の‐しん【股肱の臣】🔗🔉

ここう‐の‐しん股肱の臣】 [史記太史公自序]主君の信頼を得て、主君を助け、その手足となって働く家臣。太平記18「我を以て元首の将とし、汝を以て―たらしむ」 ⇒こ‐こう【股肱】

ここう‐の‐なん【虎口の難】🔗🔉

ここう‐の‐なん虎口の難】 非常に危険な難儀。太平記16「―をのがれて」 ⇒こ‐こう【虎口】

○糊口を凌ぐここうをしのぐ🔗🔉

○糊口を凌ぐここうをしのぐ かろうじて生計を立てる。 ⇒こ‐こう【糊口・餬口】

○虎口を逃れて竜穴に入るここうをのがれてりゅうけつにいる🔗🔉

○虎口を逃れて竜穴に入るここうをのがれてりゅうけつにいる 一つの難を逃れてさらに他の難儀に逢うことのたとえ。 ⇒こ‐こう【虎口】 こ‐ごえ小声‥ゴヱ 小さい声。低い声。「―で話す」 こごえ‐じに凍え死に】 寒さのためにこごえて死ぬこと。 こごえ‐じ・ぬ凍え死ぬ】 〔自五〕 寒さのために体が冷えきって死ぬ。凍死する。 こごえ‐つ・く凍え付く】 〔自五〕 こごえてくっつく。こおりつく。 こごえ‐は・てる凍え果てる】 〔自下一〕[文]こごえは・つ(下二) すっかりこごえる。 こご・える凍える】 〔自下一〕[文]こご・ゆ(下二) 寒さのために身体の感覚を失う。平家物語(延慶本)「―・えては失せ給はんずらん」。「手足が―・える」 ここがえどこうでのたてひき玆江戸小腕達引】 歌舞伎脚本。河竹黙阿弥作。→腕の喜三郎うでのきさぶろう ここ‐かしこ此処彼処】 ここやあそこ。「―たずねる」「―で鳥が鳴く」 こ‐こく古国】 ①かつて存在した国。昔の国。 ②ふるさと。故国。 こ‐こく故国】 ①古くからある国。昔あった国。 ②自分の生まれた国。母国。ふるさと。故郷。「―を離れる」 こ‐こく胡国】 ①中国北方のえびすの国。北狄ほくてきの国。 ②野蛮国。 ご‐こく五穀】 ①人が常食とする5種の穀物。米・麦・粟あわ・豆・黍きびまたは稗ひえなど諸説がある。いつつのたなつもの。いつくさのたなつもの。 ②穀類の総称。 ⇒ごこく‐つぶし【五穀潰し】 ⇒ごこく‐の‐かみ【五穀の神】 ⇒ごこく‐ほうじょう【五穀豊穣】 ⇒ごこく‐まい【五穀米】 ご‐こく後刻】 のちほど。こうこく。 ご‐こく護国】 国家の平安を守ること。国家を守護すること。 ⇒ごこく‐きょう【護国卿】 ⇒ごこく‐じんじゃ【護国神社】 ごこく‐きょう護国卿‥キヤウ (Lord Protector)イギリスの清教徒革命の際、王権に匹敵する最高統治権を与えられた官職。1653年制定。クロムウェルが就任し、軍事独裁を行なった。60年王政復古により廃止。 ⇒ご‐こく【護国】 ごこく‐じ護国寺】 東京都文京区にある真言宗豊山派の寺。1681年(天和1)徳川綱吉の母桂昌院の創建。開山は亮賢で、95年(元禄8)以降将軍家祈祷寺院。神田にあった護持院が焼けて以来本坊が護持院、観音堂が護国寺となったが、明治になり旧に復した。 ごこく‐じんじゃ護国神社「招魂社しょうこんしゃ参照。 ⇒ご‐こく【護国】 ごこく‐つぶし五穀潰し(→)「ごくつぶし」に同じ。 ⇒ご‐こく【五穀】 ごこく‐の‐かみ五穀の神】 稚産霊命わかむすひのみこと・倉稲魂命うかのみたまのみこと・保食神うけもちのかみの総称。 ⇒ご‐こく【五穀】 ご‐こくぶん御告文⇒ごこうもん ごこく‐ほうじょう五穀豊穣‥ジヤウ 全ての穀物が豊かに実ること。「―を祈る」 ⇒ご‐こく【五穀】 ごこく‐まい五穀米】 米に麦・粟・豆・黍きびなどの穀物を混ぜたもの。 ⇒ご‐こく【五穀】 こ‐ごころ子心】 子供の心。こどもごころ。太平記16「―にもよくよく事のやうを思ふてみよかし」 こ‐ござぶね小御座船】 召替えまたは供人の乗用に供した小形の川御座船。↔大御座船 ご‐ご‐さん五五三】 膳立ての法式。本膳に五菜、二の膳に五菜、三の膳に三菜を出す。七五三しちごさんの饗膳のうち本膳の七菜を五菜に略したものながら正餐の一つ。 ここ・し子子し】 〔形シク〕 子供っぽい。大様おおようでおっとりしている。源氏物語紅葉賀「舞のをのこどもも、げにいとかしこけれど、―・しうなまめいたるすぢをえなん見せぬ」 こ‐ごし小腰】 (コは接頭語) ①腰。腰部。浄瑠璃、凱陣八島「―に抱きつきて」。「―をかがめる」 ②女の裳の腰の左右にとりつけて結んだ細い紐。→裳(図) こ‐ごし小輿】 輿の一種。屋形なく、台の四辺に朱塗りの欄をめぐらしたもの。従者が台上の人に蓋がいをかざす。 こご・し凝し】 〔形シク〕 ごつごつしている。けわしい。万葉集3「磐が根の―・しき山を超えかねて」 こごしゅうい古語拾遺‥シフヰ 歴史書。斎部広成いんべのひろなり著。1巻。807年(大同2)成る。古来中臣なかとみ氏と並んで祭政にあずかってきた斎部氏が衰微したのを嘆き、その氏族の伝承を記して朝廷に献じた書。記紀にみえない伝承も少なくない。 →文献資料[古語拾遺] ごこ‐じゅうろっこく五胡十六国‥ジフロク‥ 晋末から南北朝の興るまでに、主として五胡の建てた16カ国。 五胡十六国(表) 匈奴 鮮卑 てい【氐】 漢族 ココシュカOskar Kokoschka】 オーストリアの画家。表現派の一人。強烈な色彩によって人物の内面をえぐり出すように鋭く描写、後期は世界各国の都市風景を描いた。作「風の花嫁」など。劇作もある。(1886〜1980) こ‐ごしょ小御所】 ①内裏で東宮・皇后・女院などの居所。 ②鎌倉・室町時代、将軍の世子の居所。また、世子の称。↔大御所。 ③室町時代、将軍参内の際、装束を着換え、休息するため、宮中に設けた所。 ④京都御所内にある殿舎の一つ。清涼殿の東北にあり、会所・対面所・儀式の場などに使用。 ⇒こごしょ‐かいぎ【小御所会議】 ごこ‐しょ五鈷杵】 〔仏〕(→)五鈷ごこに同じ。 こ‐ごしょう小小姓‥シヤウ 元服していない年若の小姓。↔大小姓 ご‐こしょう御己証】 〔仏〕宗祖が師の教えをうけないで自ら悟った道。宗祖独特の見解。 こごしょ‐かいぎ小御所会議‥クワイ‥ 慶応3年12月9日(1868年1月3日)王政復古の大号令が発せられた夜、小御所4で行われた新政府の会議。激論の末、辞官・納地を徳川慶喜に命じることが決定された。 ⇒こ‐ごしょ【小御所】 ここ‐じん個個人】 ひとりひとり。個人個人。「―の責任において」 ここ‐ぞ 大切なのは今この場面だの意。今こそ。「―という時に尻込みした」 ここ‐だ幾許】 〔副〕 こんなに多く。こんなに甚だしく。ここだく。万葉集14「なにぞこの児の―かなしき」 ごこ‐たいふ五羖大夫】 秦の名相、(→)百里奚ひゃくりけいの異称。 ここだ‐く幾許く】 〔副〕 (→)「ここだ」に同じ。

ここがえどこうでのたてひき【玆江戸小腕達引】🔗🔉

ここがえどこうでのたてひき玆江戸小腕達引】 歌舞伎脚本。河竹黙阿弥作。→腕の喜三郎うでのきさぶろう

ここ‐かしこ【此処彼処】🔗🔉

ここ‐かしこ此処彼処】 ここやあそこ。「―たずねる」「―で鳥が鳴く」

こ‐こく【古国】🔗🔉

こ‐こく古国】 ①かつて存在した国。昔の国。 ②ふるさと。故国。

こ‐こく【故国】🔗🔉

こ‐こく故国】 ①古くからある国。昔あった国。 ②自分の生まれた国。母国。ふるさと。故郷。「―を離れる」

こ‐こく【胡国】🔗🔉

こ‐こく胡国】 ①中国北方のえびすの国。北狄ほくてきの国。 ②野蛮国。

ここ・し【子子し】🔗🔉

ここ・し子子し】 〔形シク〕 子供っぽい。大様おおようでおっとりしている。源氏物語紅葉賀「舞のをのこどもも、げにいとかしこけれど、―・しうなまめいたるすぢをえなん見せぬ」

ココシュカ【Oskar Kokoschka】🔗🔉

ココシュカOskar Kokoschka】 オーストリアの画家。表現派の一人。強烈な色彩によって人物の内面をえぐり出すように鋭く描写、後期は世界各国の都市風景を描いた。作「風の花嫁」など。劇作もある。(1886〜1980)

ここ‐じん【個個人】🔗🔉

ここ‐じん個個人】 ひとりひとり。個人個人。「―の責任において」

ここ‐ぞ🔗🔉

ここ‐ぞ 大切なのは今この場面だの意。今こそ。「―という時に尻込みした」

ここ‐だ【幾許】🔗🔉

ここ‐だ幾許】 〔副〕 こんなに多く。こんなに甚だしく。ここだく。万葉集14「なにぞこの児の―かなしき」

ここだ‐く【幾許く】🔗🔉

ここだ‐く幾許く】 〔副〕 (→)「ここだ」に同じ。 ○此処だけの話ここだけのはなし 他の所で話しては困る秘密の話。 ⇒こ‐こ【此処・此所・此・是・玆・斯】

○此処だけの話ここだけのはなし🔗🔉

○此処だけの話ここだけのはなし 他の所で話しては困る秘密の話。 ⇒こ‐こ【此処・此所・此・是・玆・斯】 ここ‐ち心地】 ①(接尾語的に使う時はゴコチと濁音)心の状態。気持。気分。また、そうした気分をつくりだす外界の様子。源氏物語帚木「例よりはのどやかなる―するに」。「住み―」「夢―」 ②体の状態についての、自分の感じ。また、その異常感。病気。栄華物語岩蔭「御―重らせ給ふ」 ③心の中。考え。思慮。源氏物語空蝉「まだいと若き―に…えしも思ひわかず」 ⇒ここち‐あやま・る【心地誤る】 ⇒ここち‐おく・る【心地後る】 ⇒ここち‐たが・う【心地違ふ】 ⇒ここち‐な・し【心地無し】 ⇒ここち‐ゆ・く【心地行く】 ⇒ここち‐よ・い【心地好い】 ここち‐あやま・る心地誤る】 〔自四〕 気分が普通のようでない。病気になる。源氏物語若菜上「けさの雪に―・りていと悩ましく侍れば」 ⇒ここ‐ち【心地】 ここち‐おく・る心地後る】 〔自下二〕 心がおとる。気がきかない。源氏物語蜻蛉「―・れたらむ人は苦しけれ」 ⇒ここ‐ち【心地】 ここち‐たが・う心地違ふ‥タガフ 〔自四〕 ①気分が悪くなる。病気になる。源氏物語総角「思ひ乱れ給ふに、心地もたがひて、いとなやましうおぼえ給ふ」 ②心が正常でなくなる。源氏物語少女「一夜のしりうごと(後言)の人々は、まして心地もたがひて」 ⇒ここ‐ち【心地】 ここち‐な・し心地無し】 〔形ク〕 思慮が浅い。源氏物語浮舟「すべてこの子は―・うさしすぐして侍り」 ⇒ここ‐ち【心地】 ここち‐ゆ・く心地行く】 〔自四〕 気持がはればれする。源氏物語絵合「鳥のさへづる程、―・きめでたき朝ぼらけなり」 ⇒ここ‐ち【心地】 ここち‐よ・い心地好い】 〔形〕[文]ここちよ・し(ク) 気持がよい。快活である。 ⇒ここ‐ち【心地】 こ‐こつ枯骨】 ①朽ちはてた骨。 ②死んだ人。「君恩―に及ぶ」

ここ‐ち【心地】🔗🔉

ここ‐ち心地】 ①(接尾語的に使う時はゴコチと濁音)心の状態。気持。気分。また、そうした気分をつくりだす外界の様子。源氏物語帚木「例よりはのどやかなる―するに」。「住み―」「夢―」 ②体の状態についての、自分の感じ。また、その異常感。病気。栄華物語岩蔭「御―重らせ給ふ」 ③心の中。考え。思慮。源氏物語空蝉「まだいと若き―に…えしも思ひわかず」 ⇒ここち‐あやま・る【心地誤る】 ⇒ここち‐おく・る【心地後る】 ⇒ここち‐たが・う【心地違ふ】 ⇒ここち‐な・し【心地無し】 ⇒ここち‐ゆ・く【心地行く】 ⇒ここち‐よ・い【心地好い】

ここち‐あやま・る【心地誤る】🔗🔉

ここち‐あやま・る心地誤る】 〔自四〕 気分が普通のようでない。病気になる。源氏物語若菜上「けさの雪に―・りていと悩ましく侍れば」 ⇒ここ‐ち【心地】

ここち‐おく・る【心地後る】🔗🔉

ここち‐おく・る心地後る】 〔自下二〕 心がおとる。気がきかない。源氏物語蜻蛉「―・れたらむ人は苦しけれ」 ⇒ここ‐ち【心地】

ここち‐たが・う【心地違ふ】‥タガフ🔗🔉

ここち‐たが・う心地違ふ‥タガフ 〔自四〕 ①気分が悪くなる。病気になる。源氏物語総角「思ひ乱れ給ふに、心地もたがひて、いとなやましうおぼえ給ふ」 ②心が正常でなくなる。源氏物語少女「一夜のしりうごと(後言)の人々は、まして心地もたがひて」 ⇒ここ‐ち【心地】

ここち‐な・し【心地無し】🔗🔉

ここち‐な・し心地無し】 〔形ク〕 思慮が浅い。源氏物語浮舟「すべてこの子は―・うさしすぐして侍り」 ⇒ここ‐ち【心地】

ここち‐ゆ・く【心地行く】🔗🔉

ここち‐ゆ・く心地行く】 〔自四〕 気持がはればれする。源氏物語絵合「鳥のさへづる程、―・きめでたき朝ぼらけなり」 ⇒ここ‐ち【心地】

ここち‐よ・い【心地好い】🔗🔉

ここち‐よ・い心地好い】 〔形〕[文]ここちよ・し(ク) 気持がよい。快活である。 ⇒ここ‐ち【心地】

こ‐こつ【枯骨】🔗🔉

こ‐こつ枯骨】 ①朽ちはてた骨。 ②死んだ人。「君恩―に及ぶ」 ○此処で逢ったが百年目ここであったがひゃくねんめ ここで逢ったことですべてが終りだの意。長年捜していた敵に巡りあった時などにいう。 ⇒こ‐こ【此処・此所・此・是・玆・斯】

○此処で逢ったが百年目ここであったがひゃくねんめ🔗🔉

○此処で逢ったが百年目ここであったがひゃくねんめ ここで逢ったことですべてが終りだの意。長年捜していた敵に巡りあった時などにいう。 ⇒こ‐こ【此処・此所・此・是・玆・斯】 こ‐ごと小言】 ①ぶつぶつ言う不平や文句。「―をならべる」 ②とがめ戒めることば。訓戒。「お―をいただく」 ③いざこざ。他からの苦情。いさかい。浄瑠璃、心中二枚絵草紙「何代かこの家に―のあつたためしもなし」 ⇒こごと‐こうべえ【小言幸兵衛】 こ‐ごと戸毎】 一軒一軒。毎戸。かどなみ。「―に配る」 こごと 〔副〕 一説に、「ここだ」の上代東国方言。万葉集14「年さへ―吾は離かるがへ」 こごと‐こうべえ小言幸兵衛‥カウ‥ヱ ①落語。口やかましい家主が、長屋を借りに来た人にさまざまな理由をつけて断る話。 ②口やかましい人。 ⇒こ‐ごと【小言】 ここ‐な此処な】 (ココナルのルの脱落) ①ここにいる。ここにある。狂言、三人片輪「どれにせうぞ、―蓋を取らう」 ②人をののしる時に用いる語。この。歌舞伎、三十石艠始「―大かたりめが」 ③(感動詞として)これはまあ。おやおや。狂言、茶壺「いえ―。何者やら」 ここ‐ながら此処乍ら】 ここにいるままで。蜻蛉日記「―神のけしきを見せよとぞ思ふ」 ココナッツcoconut(s)】 ココ椰子やしの実。ココナツ。 ⇒ココナッツ‐ミルク【coconut(s) milk】 ココナッツ‐ミルクcoconut(s) milk】 未熟果のココ椰子の液状の胚乳。 ⇒ココナッツ【coconut(s)】 ここ‐なる此処なる】 (ナルはニアルの約) ①ここにある。枕草子3「―物とり侍らん」 ②すぐ目の前にある。手もとにある。徒然草「―聖目ひじりめをすぐにはじけば」 ここ‐に此に・是に・爰に・玆に】 [一]〔接続〕 発語として、また、話題の転換に際して用いる。さて。そこで。玄奘表啓平安初期点「言ココニ帝京に反らむとするに」 [二]〔感〕 会話の冒頭に用い、呼びかけの意を表す。枕草子82「―、草の庵やある」 ⇒ここに‐おいて【此に於て】 ⇒ここに‐して【此にして】 ここに‐おいて此に於て】 〔接続〕 ①この時にあたって。この時に。 ②これがために。こういうわけで。 ⇒ここ‐に【此に・是に・爰に・玆に】 ここに‐して此にして】 ここにあって。ここにいて。万葉集3「―家やも何処いずく⇒ここ‐に【此に・是に・爰に・玆に】 ここぬ‐か九日】 ここのか。拾遺和歌集「長月の―ごとにつむ菊の」 ⇒ここぬか‐の‐えん【九日の宴】 ここぬか‐の‐えん九日の宴(→)「菊の宴」に同じ。 ⇒ここぬ‐か【九日】 ここの】 ここのつ。万葉集16「―の子らやかまけてをらむ」 ここ‐の此処の】 「此処の人」の略。夫が妻を呼ぶ称。狂言、岡太夫「のうのう―居さしますか」 ここの‐え九重‥ヘ ①九つ重なっていること。また、数多く重なること。後拾遺和歌集「八重咲く菊の―に見ゆるは霜のおけるなりけり」 ②(昔、中国の王城は、門を九重に造る制であったからいう。また、宮居を九天にかたどったものともいう) ㋐禁中。皇居。源氏物語少女「みづからは―の内に生ひ出で侍りて」 ㋑皇居のあるところ。都。帝都。謡曲、田村「鄙ひなの都路隔て来て―の春に急がん」 ⇒ここのえ‐ざ【九重座】 ⇒ここのえ‐びと【九重人】 ここのえ‐ざ九重座‥ヘ‥ 近世の兜かぶとの一種に設けた頂辺てへんの座。 ⇒ここの‐え【九重】 ここのえ‐びと九重人‥ヘ‥ 禁中に出仕する人。大宮人。夫木和歌抄6「八重山吹の花盛り―に折らせてしがな」 ⇒ここの‐え【九重】 ここの‐か九日】 ①毎月の第9番目の日。 ②九つの日数。 ここの‐かえり九返り‥カヘリ 9度。9回。古今和歌集「すべらぎの天の下しろしめすこと、四つの時―になんなりぬる」 ここの‐かさね九重ね(→)「ここのえ」に同じ。古今和歌集雑体「―の中にてはあらしの風も聞かざりき」

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