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たから【宝・財・貨・幣】🔗⭐🔉
たから【宝・財・貨・幣】
①貴重な品物。大切な財物。宝物ほうもつ。財宝。万葉集3「価なき―といふとも一坏ひとつきの濁れる酒にあにまさめやも」。「―の山」「国の―ともいうべき人材」
②かね。金銭。財貨。「お―」
⇒たから‐あわせ【宝合】
⇒たから‐がい【宝貝】
⇒たから‐くじ【宝籤】
⇒たから‐くらべ【宝競べ】
⇒たから‐さがし【宝捜し・宝探し】
⇒たから‐づくし【宝尽し】
⇒たから‐に【宝荷】
⇒たから‐ぬし【宝主】
⇒たから‐の‐いけ【宝の池】
⇒たから‐の‐うえき【宝の植木】
⇒たから‐の‐おう【宝の王】
⇒たから‐の‐きみ【宝の君】
⇒たから‐の‐くらい【宝の位】
⇒たから‐の‐こ【宝の子】
⇒たから‐の‐やど【宝の宿】
⇒たから‐の‐やま【宝の山】
⇒たから‐びき【宝引】
⇒たから‐ぶね【宝船】
⇒たからぶね‐うり【宝船売】
⇒たから‐ぶるい【宝振ひ】
⇒たから‐むすび【宝結び】
⇒たから‐もち【宝持・財持】
⇒たから‐もの【宝物】
⇒貨さかって入る時はさかって出る
⇒宝の持ち腐れ
⇒宝の山に入りながら手を空しくして帰る
⇒宝は身のさしあわせ
⇒宝は湧き物
たから‐あわせ【宝合】‥アハセ🔗⭐🔉
たから‐あわせ【宝合】‥アハセ
宝物によそえて狂文を作り、優劣を競う会。
⇒たから【宝・財・貨・幣】
たからい【宝井】‥ヰ🔗⭐🔉
たからい【宝井】‥ヰ
姓氏の一つ。
⇒たからい‐きかく【宝井其角】
⇒たからい‐ばきん【宝井馬琴】
たからい‐きかく【宝井其角】‥ヰ‥🔗⭐🔉
たからい‐きかく【宝井其角】‥ヰ‥
江戸前期の俳人。本姓、竹下たけもと。母方の姓は榎本えのもと。号は宝晋斎など。近江の人。江戸に来て蕉門に入り、派手な句風で、芭蕉の没後洒落風をおこし、江戸座を開く。蕉門十哲の一人。撰「虚栗みなしぐり」「花摘」「枯尾華」など。(1661〜1707)
⇒たからい【宝井】
たからい‐ばきん【宝井馬琴】‥ヰ‥🔗⭐🔉
たからい‐ばきん【宝井馬琴】‥ヰ‥
(五代)講談師。本名、大岩喜三郎。愛知県生れ。講談協会会長。「寛永三馬術」などを得意とした。(1903〜1985)
⇒たからい【宝井】
たから‐がい【宝貝】‥ガヒ🔗⭐🔉
たから‐がい【宝貝】‥ガヒ
タカラガイ科の巻貝の総称。貝殻は卵形で堅く、表面は平滑で光沢に富む。殻口は狭く螺層は内方に巻きこみ、内層も外層も鋸歯状となる。一般に色彩斑紋が美しい。暖海に多い。古代中国ではこの貝の一種を貨幣として使用したので、漢字の「財」「資」など経済に関する語に「貝」を負うものが多い。貝子。→貝1→ほしだからがい(図)。
ホシダカラガイ
提供:東京動物園協会
⇒たから【宝・財・貨・幣】
⇒たから【宝・財・貨・幣】
たから‐くらべ【宝競べ】🔗⭐🔉
たから‐くらべ【宝競べ】
物合ものあわせの一種。各自の宝物を比較し、優劣を判じて勝負を決するもの。
⇒たから【宝・財・貨・幣】
たから‐ジェンヌ【宝ジェンヌ】🔗⭐🔉
たから‐ジェンヌ【宝ジェンヌ】
(「宝塚」と「パリジェンヌ」からの造語)宝塚歌劇団の団員。
たから‐づくし【宝尽し】🔗⭐🔉
たから‐づくし【宝尽し】
①色々の宝物を並べ挙げたもの。
②絵や模様などに如意宝珠・宝鑰ほうやく・打出の小槌・金嚢・隠蓑・隠笠・丁字・花輪違・金函などの形を寄せて描いたもの。男色大鑑「黒繻子の大振袖に―の切付」
⇒たから【宝・財・貨・幣】
たから‐でら【宝寺】🔗⭐🔉
たから‐でら【宝寺】
京都府乙訓おとくに郡大山崎町の天王山にある宝積寺ほうしゃくじの通称。真言宗。727年(神亀4)行基の開創と伝える。のち後小松上皇の勅願所となり、1582年(天正10)の山崎の戦では秀吉の陣地となった。
たから‐に【宝荷】🔗⭐🔉
たから‐に【宝荷】
宝物入りの荷物。
⇒たから【宝・財・貨・幣】
たから‐ぬし【宝主】🔗⭐🔉
たから‐ぬし【宝主】
(宝を恵む主の意)財宝をつかさどる神。梁塵秘抄「鉦の鼓の初声はまづ―受け納めたべ」
⇒たから【宝・財・貨・幣】
たから‐の‐いけ【宝の池】🔗⭐🔉
たから‐の‐いけ【宝の池】
極楽浄土にある八功徳水はっくどくすいをたたえた池。八功徳池。謡曲、柏崎「―の水、功徳池の浜の真砂」
⇒たから【宝・財・貨・幣】
たから‐の‐うえき【宝の植木】‥ウヱ‥🔗⭐🔉
たから‐の‐うえき【宝の植木】‥ウヱ‥
極楽浄土にあるという宝のなる樹。
⇒たから【宝・財・貨・幣】
たから‐の‐おう【宝の王】‥ワウ🔗⭐🔉
たから‐の‐おう【宝の王】‥ワウ
たからを多く持っている人。長者。富者。宇津保物語吹上上「種松といふ長者、限りなき―にて」
⇒たから【宝・財・貨・幣】
たから‐の‐きみ【宝の君】🔗⭐🔉
たから‐の‐きみ【宝の君】
大切に思う主君。栄華物語花山「わが―はいづくにあからめさせ給へるぞや」
⇒たから【宝・財・貨・幣】
たから‐の‐くらい【宝の位】‥クラヰ🔗⭐🔉
たから‐の‐くらい【宝の位】‥クラヰ
天子の位。夫木和歌抄25「我が君の―かぞへ見むかし」
⇒たから【宝・財・貨・幣】
たから‐の‐こ【宝の子】🔗⭐🔉
たから‐の‐こ【宝の子】
①大切にそだてる子。また、富貴の家の子。
②布を織る職の部族である財部たからべの子。万葉集16「あり衣きぬの―らが」
⇒たから【宝・財・貨・幣】
たからのつち【宝の槌】🔗⭐🔉
たからのつち【宝の槌】
狂言。太郎冠者が、古い太鼓の桴ばちを宝の槌だと売り付けられて帰り、主の欲しいものを唱えるが何も出ず、いろいろ言い紛らす。
○宝の持ち腐れたからのもちぐされ
①役に立つ物を持ちながら利用しないこと。
②才能をもちながらこれを活用しないこと。また、生かし切れないでいること。
⇒たから【宝・財・貨・幣】
○宝の持ち腐れたからのもちぐされ🔗⭐🔉
○宝の持ち腐れたからのもちぐされ
①役に立つ物を持ちながら利用しないこと。
②才能をもちながらこれを活用しないこと。また、生かし切れないでいること。
⇒たから【宝・財・貨・幣】
たから‐の‐やど【宝の宿】
財宝のたくさん集まって来る家。金満家。曾丹集「きのふ見し―も今日は浅茅が原と露しげく」
⇒たから【宝・財・貨・幣】
たから‐の‐やま【宝の山】
宝のおおくある山。大きな利益を得られる所。
⇒たから【宝・財・貨・幣】
たから‐の‐やど【宝の宿】🔗⭐🔉
たから‐の‐やど【宝の宿】
財宝のたくさん集まって来る家。金満家。曾丹集「きのふ見し―も今日は浅茅が原と露しげく」
⇒たから【宝・財・貨・幣】
たから‐の‐やま【宝の山】🔗⭐🔉
たから‐の‐やま【宝の山】
宝のおおくある山。大きな利益を得られる所。
⇒たから【宝・財・貨・幣】
○宝の山に入りながら手を空しくして帰るたからのやまにいりながらてをむなしくしてかえる
①[正法念処経]よい機会にあいながら、その望みを果たし得ない。
②大きな利益を得べき好機にあいながら、何も利益を得ないで終わる。
⇒たから【宝・財・貨・幣】
○宝は身のさしあわせたからはみのさしあわせ
宝は持ち合わせていれば、身を救うためのものとなる。世間胸算用5「―、これを売りて当座の用に立つるより外なし」
⇒たから【宝・財・貨・幣】
○宝は湧き物たからはわきもの
財宝は、得ようとすれば得られるものである。浄瑠璃、博多小女郎波枕「―、お命さへあるなれば、わしや嬉しうござんする」
⇒たから【宝・財・貨・幣】
○宝の山に入りながら手を空しくして帰るたからのやまにいりながらてをむなしくしてかえる🔗⭐🔉
○宝の山に入りながら手を空しくして帰るたからのやまにいりながらてをむなしくしてかえる
①[正法念処経]よい機会にあいながら、その望みを果たし得ない。
②大きな利益を得べき好機にあいながら、何も利益を得ないで終わる。
⇒たから【宝・財・貨・幣】
○宝は身のさしあわせたからはみのさしあわせ🔗⭐🔉
○宝は身のさしあわせたからはみのさしあわせ
宝は持ち合わせていれば、身を救うためのものとなる。世間胸算用5「―、これを売りて当座の用に立つるより外なし」
⇒たから【宝・財・貨・幣】
○宝は湧き物たからはわきもの🔗⭐🔉
○宝は湧き物たからはわきもの
財宝は、得ようとすれば得られるものである。浄瑠璃、博多小女郎波枕「―、お命さへあるなれば、わしや嬉しうござんする」
⇒たから【宝・財・貨・幣】
たから‐びき【宝引】
⇒ほうびき。
⇒たから【宝・財・貨・幣】
たから‐ぶね【宝船】
正月の、初夢を見るために枕の下に敷いた縁起物。御宝おたから。多くは、米俵・宝貨を積んだ帆掛け船の絵に七福神を描き、「ながきよのとおのねぶりのみなめざめなみのりぶねのおとのよきかな」の回文歌などを書き添えた。〈[季]新年〉
宝船
⇒たから【宝・財・貨・幣】
たからぶね‐うり【宝船売】
宝船の絵を売り歩く人。歳の初めに「おたからおたから」と呼んで宝船の版画を売り歩いた。
⇒たから【宝・財・貨・幣】
たから‐ぶるい【宝振ひ】‥ブルヒ
宝のありたけを出すこと。栄華物語本雫「こたびなん―するなど宣はせて」
⇒たから【宝・財・貨・幣】
たから‐むすび【宝結び】
①紐の飾り結びの一つ。
②紋所の名。1にかたどったもの。
⇒たから【宝・財・貨・幣】
たから‐もち【宝持・財持】
裕福な人。富豪。〈日葡辞書〉
⇒たから【宝・財・貨・幣】
たから‐もの【宝物】
宝とするもの。大切にするもの。ほうもつ。たから。皇極紀(岩崎本)平安中期点「民の家財宝タカラモノ陳ふるき酒」
⇒たから【宝・財・貨・幣】
たかり【集り】
①あつまり。むれ。「人―ひとだかり」
②おどしたり泣きついたりして金品をまき上げ、また、食事をおごらせること。「―にあう」
た‐がり【田刈】
田の稲を刈ること。〈[季]秋〉
たか・る【集る】
〔自五〕
(古くは下二段活用)
①寄り集まる。土佐日記「子―・りてののしる」
②虫などが集まりつく。むらがりとまる。古事記上「蛆うじ―・れ、ころろきて」。「蠅はえが―・る」
③おどしたり泣きついたりして金品をまき上げ、また、おごらせる。「友だちに―・る」
た‐が・る
〔接尾〕
(希望の助動詞タシの語幹タに接尾語ガルが結合したもので、動詞などの連用形に接続して五段活用の動詞をつくる)自分以外の者がある事柄を望んでいる意を表す。宇治拾遺物語5「御見参に入り―・り候といへば」。史記抄「うまいものをくひ―・るぞ」。「行き―・る」
タガログ【Tagalog】
フィリピンのマニラを中心とするルソン島中部に住む、同国の主要民族の一つ。水稲耕作とココヤシ栽培を主とし、都市部では商業に従事。スペイン支配の影響を受けて大部分がカトリック教徒。タガログ語を使用。
⇒タガログ‐ご【タガログ語】
タガログ‐ご【タガログ語】
(Tagalog)フィリピンのタガログ人の言語。同国の主要な言語で、オーストロネシア語族中のインドネシア語派に属する。→フィリピノ語
⇒タガログ【Tagalog】
た‐がわ【田川】‥ガハ
田の間を流れている川。あぜがわ。新撰六帖1「冬きては―に立てる水車」
たがわ【田川】‥ガハ
福岡県北部の市。かつて筑豊炭田中最大の炭鉱都市。1969年に炭鉱はすべて閉山。人口5万2千。
たがわ【田河】‥ガハ
姓氏の一つ。
⇒たがわ‐すいほう【田河水泡】
たか‐ワクチン【多価ワクチン】
同一病原菌種の種々の菌型を混合して作ったワクチン。肺炎球菌ワクチンがその例。→混合ワクチン
たがわ‐すいほう【田河水泡】‥ガハ‥ハウ
漫画家。本名、高見沢仲太郎。東京生れ。1931年から「少年倶楽部」連載の漫画「のらくろ」が人気を博す。(1899〜1989)
田河水泡
撮影:田沼武能
⇒たがわ【田河】
たか‐わらい【高笑い】‥ワラヒ
あたりかまわず大きな声で笑うこと。哄笑。「得意げに―する」
たか‐わり【高割】
江戸時代、諸役や入会いりあい権などを石高こくだかに応じて割り付けること。→株割かぶわり→軒割のきわり
⇒たから【宝・財・貨・幣】
たからぶね‐うり【宝船売】
宝船の絵を売り歩く人。歳の初めに「おたからおたから」と呼んで宝船の版画を売り歩いた。
⇒たから【宝・財・貨・幣】
たから‐ぶるい【宝振ひ】‥ブルヒ
宝のありたけを出すこと。栄華物語本雫「こたびなん―するなど宣はせて」
⇒たから【宝・財・貨・幣】
たから‐むすび【宝結び】
①紐の飾り結びの一つ。
②紋所の名。1にかたどったもの。
⇒たから【宝・財・貨・幣】
たから‐もち【宝持・財持】
裕福な人。富豪。〈日葡辞書〉
⇒たから【宝・財・貨・幣】
たから‐もの【宝物】
宝とするもの。大切にするもの。ほうもつ。たから。皇極紀(岩崎本)平安中期点「民の家財宝タカラモノ陳ふるき酒」
⇒たから【宝・財・貨・幣】
たかり【集り】
①あつまり。むれ。「人―ひとだかり」
②おどしたり泣きついたりして金品をまき上げ、また、食事をおごらせること。「―にあう」
た‐がり【田刈】
田の稲を刈ること。〈[季]秋〉
たか・る【集る】
〔自五〕
(古くは下二段活用)
①寄り集まる。土佐日記「子―・りてののしる」
②虫などが集まりつく。むらがりとまる。古事記上「蛆うじ―・れ、ころろきて」。「蠅はえが―・る」
③おどしたり泣きついたりして金品をまき上げ、また、おごらせる。「友だちに―・る」
た‐が・る
〔接尾〕
(希望の助動詞タシの語幹タに接尾語ガルが結合したもので、動詞などの連用形に接続して五段活用の動詞をつくる)自分以外の者がある事柄を望んでいる意を表す。宇治拾遺物語5「御見参に入り―・り候といへば」。史記抄「うまいものをくひ―・るぞ」。「行き―・る」
タガログ【Tagalog】
フィリピンのマニラを中心とするルソン島中部に住む、同国の主要民族の一つ。水稲耕作とココヤシ栽培を主とし、都市部では商業に従事。スペイン支配の影響を受けて大部分がカトリック教徒。タガログ語を使用。
⇒タガログ‐ご【タガログ語】
タガログ‐ご【タガログ語】
(Tagalog)フィリピンのタガログ人の言語。同国の主要な言語で、オーストロネシア語族中のインドネシア語派に属する。→フィリピノ語
⇒タガログ【Tagalog】
た‐がわ【田川】‥ガハ
田の間を流れている川。あぜがわ。新撰六帖1「冬きては―に立てる水車」
たがわ【田川】‥ガハ
福岡県北部の市。かつて筑豊炭田中最大の炭鉱都市。1969年に炭鉱はすべて閉山。人口5万2千。
たがわ【田河】‥ガハ
姓氏の一つ。
⇒たがわ‐すいほう【田河水泡】
たか‐ワクチン【多価ワクチン】
同一病原菌種の種々の菌型を混合して作ったワクチン。肺炎球菌ワクチンがその例。→混合ワクチン
たがわ‐すいほう【田河水泡】‥ガハ‥ハウ
漫画家。本名、高見沢仲太郎。東京生れ。1931年から「少年倶楽部」連載の漫画「のらくろ」が人気を博す。(1899〜1989)
田河水泡
撮影:田沼武能
⇒たがわ【田河】
たか‐わらい【高笑い】‥ワラヒ
あたりかまわず大きな声で笑うこと。哄笑。「得意げに―する」
たか‐わり【高割】
江戸時代、諸役や入会いりあい権などを石高こくだかに応じて割り付けること。→株割かぶわり→軒割のきわり
たから‐びき【宝引】🔗⭐🔉
たから‐びき【宝引】
⇒ほうびき。
⇒たから【宝・財・貨・幣】
たから‐ぶるい【宝振ひ】‥ブルヒ🔗⭐🔉
たから‐ぶるい【宝振ひ】‥ブルヒ
宝のありたけを出すこと。栄華物語本雫「こたびなん―するなど宣はせて」
⇒たから【宝・財・貨・幣】
たから‐むすび【宝結び】🔗⭐🔉
たから‐むすび【宝結び】
①紐の飾り結びの一つ。
②紋所の名。1にかたどったもの。
⇒たから【宝・財・貨・幣】
たから‐もち【宝持・財持】🔗⭐🔉
たから‐もち【宝持・財持】
裕福な人。富豪。〈日葡辞書〉
⇒たから【宝・財・貨・幣】
ほう【宝】🔗⭐🔉
ほう【宝】
天子や神仏に関する美称。
ほう‐い【宝位】‥ヰ🔗⭐🔉
ほう‐い【宝位】‥ヰ
天皇の位。保元物語「万乗の―をかたじけなくす」
ほう‐いん【宝印】🔗⭐🔉
ほう‐いん【宝印】
①寺社で頒布する護符や納経帳などに押印する宝珠ほうじゅ形の印。→牛王宝印ごおうほういん。
②仏法僧の三宝のうち、法宝。仏の教えという宝。
③印相いんぞうの美称。
ほう‐うん【宝運】🔗⭐🔉
ほう‐うん【宝運】
天子の運命を尊んでいう語。
ほうえい【宝永】🔗⭐🔉
ほうえい【宝永】
[旧唐書音楽志]江戸中期、東山・中御門天皇朝の年号。元禄17年3月13日(1704年4月16日)改元、宝永8年4月25日(1711年6月11日)正徳に改元。
⇒ほうえい‐ぎん【宝永銀】
⇒ほうえい‐こばん【宝永小判】
⇒ほうえい‐ざん【宝永山】
⇒ほうえい‐じしん【宝永地震】
⇒ほうえい‐つうほう【宝永通宝】
ほうえい‐ぎん【宝永銀】🔗⭐🔉
ほうえい‐ぎん【宝永銀】
宝永年間鋳造の銀貨の総称。宝字銀のほか永字銀・三宝銀・四宝銀を含む。
⇒ほうえい【宝永】
ほうえい‐ざん【宝永山】🔗⭐🔉
ほうえい‐ざん【宝永山】
富士山南東側の中腹にある寄生火山。宝永4年(1707)爆裂のため一山峰を形成したもの。標高2693メートル。
⇒ほうえい【宝永】
ほうえい‐じしん【宝永地震】‥ヂ‥🔗⭐🔉
ほうえい‐じしん【宝永地震】‥ヂ‥
宝永4年10月4日、東海地方から四国・九州にかけての地震。震源は東海沖・南海沖の二つと考えられる。マグニチュード8.4。東海道・紀伊半島を中心に倒壊6万戸、流失2万戸、死者約2万人。
⇒ほうえい【宝永】
ほうえい‐つうほう【宝永通宝】🔗⭐🔉
ほうえい‐つうほう【宝永通宝】
江戸幕府が宝永5年に鋳造発行した10文の銅銭。量目が1文銭の3倍しかなかったため嫌われて、翌年正月通用停止。十文銭。当十銭。大銭。
⇒ほうえい【宝永】
ほう‐が【宝駕】🔗⭐🔉
ほう‐が【宝駕】
天子の車駕。鳳駕。
ほう‐かい【宝戒】🔗⭐🔉
ほう‐かい【宝戒】
大事ないましめ。貴い教え。
ほう‐かい【宝界】🔗⭐🔉
ほう‐かい【宝界】
〔仏〕七宝の世界、すなわち極楽浄土。
ほう‐がい【宝蓋】🔗⭐🔉
ほう‐がい【宝蓋】
天蓋てんがいの美称。栄華物語鳥のまひ「御―をとり奉らせ給ふ」
ほう‐かく【宝閣】🔗⭐🔉
ほう‐かく【宝閣】
りっぱな殿舎。
ほう‐かん【宝冠】‥クワン🔗⭐🔉
ほう‐かん【宝冠】‥クワン
①宝石でかざった冠。
②「礼冠らいかん」参照。
③長い白木綿で頭を包み巻く頭巾の一種。法冠。奥の細道「木綿ゆうしめ身に引きかけ、―に頭を包み、強力と云ふものに導かれて」
⇒ほうかん‐しょう【宝冠章】
ほう‐かん【宝鑑】🔗⭐🔉
ほう‐かん【宝鑑】
①とうといかがみ。宝物の鏡。
②手本。模範。「文章―」
ほうき【宝亀】🔗⭐🔉
ほうき【宝亀】
奈良時代、光仁天皇朝の年号。瑞亀献上により、神護景雲4年10月1日(770年10月23日)改元、宝亀12年1月1日(781年1月30日)天応に改元。
ほう‐き【宝器】🔗⭐🔉
ほう‐き【宝器】
貴いうつわ。大切なたから。
ほうぎょう‐づくり【方形造】ハウギヤウ‥🔗⭐🔉
ほうぎょう‐づくり【方形造】ハウギヤウ‥
(「宝形造」とも書く)屋根の一形式。隅棟すみむねが屋根中央に集まるものをいう。地方によっては大棟のある寄棟造を指すこともある。
方形造
ほう‐ぎょく【宝玉】🔗⭐🔉
ほう‐ぎょく【宝玉】
たからとして珍重する玉。
○鮑魚の肆ほうぎょのいちぐら
[孔子家語六本「不善人と居るは、鮑魚の肆に入るが如し」]不善の人や小人の集まりを、塩漬の臭い魚を売る店にたとえていう。典拠の句は、鮑魚の肆に入った直後は臭いと思ってもすぐに感じなくなるところから、不善人と居ると悪い影響を受けることをたとえたもの。根無草後編「―臭きことを覚えず、蓼たでの虫葵あおいにうつらず」
⇒ほう‐ぎょ【鮑魚】
ほう‐け【宝華】🔗⭐🔉
ほう‐け【宝華】
〔仏〕
①すぐれて尊い華。
②諸仏の結跏趺坐けっかふざする蓮台。
ほうけい【宝鶏】🔗⭐🔉
ほうけい【宝鶏】
(Baoji)中国陝西省南部の工業都市。隴海ろうかい・宝成の両鉄道が交わり、西北・西南地方への交通の要衝。陝西・甘粛・四川3省の物流の中心。人口60万(2000)。
ほう‐けん【宝剣】🔗⭐🔉
ほう‐けん【宝剣】
①宝物として大切に蔵する剣。貴いつるぎ。
②特に、天叢雲剣あまのむらくものつるぎ。大鏡花山「神璽・―渡り給ひぬるには」
ほう‐こ【宝庫】🔗⭐🔉
ほう‐こ【宝庫】
①貴重な財貨を入れておくくら。たからぐら。
②貴重・有用なものを多く産出するところ。「ウラニウムの―」「民謡の―」
ほう‐ごう【宝号】‥ガウ🔗⭐🔉
ほう‐ごう【宝号】‥ガウ
仏・菩薩の名。名号。今昔物語集17「毎日の晨朝じんじょうに、地蔵菩薩の―一百八反ぺん唱ふ」
ほう‐ざ【宝座】🔗⭐🔉
ほう‐ざ【宝座】
〔仏〕蓮華れんげの座。蓮座。仏座。
ほう‐ざい【宝財】🔗⭐🔉
ほう‐ざい【宝財】
たから。財宝。
ほう‐さん【宝算】🔗⭐🔉
ほう‐さん【宝算】
天皇の年齢。聖寿。平家物語6「ただこの君千秋万歳の―をぞ祈り奉る」
ほうざん【宝山】🔗⭐🔉
ほうざん【宝山】
(Baoshan)中国上海市北部の地名。長江南岸に臨み、鉄鋼コンビナートと港湾がある。
ほう‐じ【宝字】🔗⭐🔉
ほうじ【宝治】‥ヂ🔗⭐🔉
ほうじ【宝治】‥ヂ
[春秋繁露]鎌倉中期、後深草天皇朝の年号。寛元5年2月28日(1247年4月5日)改元、宝治3年3月18日(1249年5月2日)建長に改元。
⇒ほうじ‐かっせん【宝治合戦】
ほう‐じ【宝璽】🔗⭐🔉
ほう‐じ【宝璽】
天皇の印璽。玉璽。
ほうじ‐かっせん【宝治合戦】‥ヂ‥🔗⭐🔉
ほうじ‐かっせん【宝治合戦】‥ヂ‥
宝治元年三浦泰村が執権北条時頼と鎌倉で行なった合戦。三浦氏が敗北して北条氏の独裁体制が成立。
⇒ほうじ【宝治】
ほうじ‐ぎん【宝字銀】🔗⭐🔉
ほうじ‐ぎん【宝字銀】
宝字丁銀ちょうぎん・宝字豆板まめいた銀のこと。
⇒ほう‐じ【宝字】
ほうじ‐まめいたぎん【宝字豆板銀】🔗⭐🔉
ほうじ‐まめいたぎん【宝字豆板銀】
宝字丁銀と同時に鋳造・通用した豆板銀。
⇒ほう‐じ【宝字】
ほう‐しゃく【宝尺】🔗⭐🔉
ほう‐しゃく【宝尺】
貴人や貴いものの丈たけを敬っていう語。謡曲、三笑「―を疑ふことをやめよ、度はかり難し」
ほう‐しゅ【宝珠】🔗⭐🔉
ほう‐しゅ【宝珠】
(ホウジュとも)
①宝物とすべきたま。たからのたま。
②〔仏〕(→)「宝珠の玉」に同じ。今昔物語集17「我れ此の―を汝に与へむ」
⇒ほうしゅ‐がしら【宝珠頭】
⇒ほうしゅ‐の‐たま【宝珠の玉】
⇒ほうしゅ‐ばしら【宝珠柱】
ほう‐じゅ【宝樹】🔗⭐🔉
ほう‐じゅ【宝樹】
七重しちじゅう宝樹の略。
ほうしゅ‐がしら【宝珠頭】🔗⭐🔉
ほうしゅ‐がしら【宝珠頭】
宝珠の形をした頭。擬宝珠ぎぼし。
⇒ほう‐しゅ【宝珠】
ほうしゅ‐ばしら【宝珠柱】🔗⭐🔉
ほうしゅ‐ばしら【宝珠柱】
擬宝珠ぎぼしのついた柱。
⇒ほう‐しゅ【宝珠】
ほう‐しょく【宝飾】🔗⭐🔉
ほう‐しょく【宝飾】
装飾品として用いる宝石・貴金属の総称。「―業界」
ほう‐びき【宝引】🔗⭐🔉
ほう‐びき【宝引】
福引の一種。幾本もの綱を束ねてそれを人に引かせ、どうふぐり(木槌・橙だいだいなど)のついている綱を引き当てた者が勝ちで、賞を得る。また、直接、綱の端に金銭や品物を結びつけた。正月の遊戯や賭博として行われた。たからびき。〈[季]新年〉。運歩色葉集「福引、ホウビキ」
⇒ほうびき‐ぜに【宝引銭】
⇒ほうびき‐なわ【宝引縄】
ほうびき‐ぜに【宝引銭】🔗⭐🔉
ほうびき‐ぜに【宝引銭】
宝引に賭ける銭。世間胸算用2「まづそなたの―一貫のけて置いて」
⇒ほう‐びき【宝引】
ほうびき‐なわ【宝引縄】‥ナハ🔗⭐🔉
ほうびき‐なわ【宝引縄】‥ナハ
宝引に使用したくじ引き縄。好色五人女2「恋は引く手の―」
⇒ほう‐びき【宝引】
ほえ‐かご【宝恵駕籠】🔗⭐🔉
ほえ‐かご【宝恵駕籠】
(→)「ほいかご」2に同じ。
[漢]宝🔗⭐🔉
宝 字形
筆順
〔宀部5画/8画/教育/4285・4A75〕
[寶] 字形
〔宀部17画/20画/5379・556F〕
〔音〕ホウ(呉)(漢)
〔訓〕たから
[意味]
①たいせつにする貴重な物。たから。金銀・珠玉の類。「宝物・宝石・至宝・財宝」
②たからとしてたいせつにする。貴重である。「宝典・宝剣・重宝ちょうほう」
③天子または神仏に関する事柄を敬っていう語。「宝祚ほうそ・宝算・宝刹ほうさつ・宝塔」
[解字]
会意。「宀」(=やねでおおう)+「王」(=玉)+「缶」(=ほとぎ。素焼きのかめ)+「貝」。玉や貝などの財貨を、かめに入れ、家の中にたいせつにしまいこんでおく意。一説に、「缶」は珍宝の類であるとする。[寳]は異体字。
[下ツキ
家宝・国宝・財宝・三宝・七宝・至宝・什宝・神宝・多宝塔・重宝・珍宝・通宝・秘宝・名宝・霊宝
筆順
〔宀部5画/8画/教育/4285・4A75〕
[寶] 字形
〔宀部17画/20画/5379・556F〕
〔音〕ホウ(呉)(漢)
〔訓〕たから
[意味]
①たいせつにする貴重な物。たから。金銀・珠玉の類。「宝物・宝石・至宝・財宝」
②たからとしてたいせつにする。貴重である。「宝典・宝剣・重宝ちょうほう」
③天子または神仏に関する事柄を敬っていう語。「宝祚ほうそ・宝算・宝刹ほうさつ・宝塔」
[解字]
会意。「宀」(=やねでおおう)+「王」(=玉)+「缶」(=ほとぎ。素焼きのかめ)+「貝」。玉や貝などの財貨を、かめに入れ、家の中にたいせつにしまいこんでおく意。一説に、「缶」は珍宝の類であるとする。[寳]は異体字。
[下ツキ
家宝・国宝・財宝・三宝・七宝・至宝・什宝・神宝・多宝塔・重宝・珍宝・通宝・秘宝・名宝・霊宝
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