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あふれ・でる【溢れ出る】🔗⭐🔉
あふれ・でる【溢れ出る】
〔自下一〕
①いっぱいになって入りきれずに外へこぼれ出る。「場外まで―・でた観衆」
②才気などが隠されず目立つ。「―・でる才能」
あぶれ‐もの【溢れ者】🔗⭐🔉
あぶれ‐もの【溢れ者】
①無頼でもてあまされている者。無法者。狭衣物語4「さやうなる―出でくまじげなる世にこそ」
②仕事などにありつけなかった者。
あふ・れる【溢れる】🔗⭐🔉
あふ・れる【溢れる】
〔自下一〕[文]あふ・る(下二)
(古くはアブレル)いっぱいになって外に出る。中に入りきれず外に出てくる。満ち満ちている。〈日葡辞書〉。「湯が―・れる」「会場に人が―・れる」「才気―・れる作品」
あぶ・れる【溢れる】🔗⭐🔉
あぶ・れる【溢れる】
〔自下一〕[文]あぶ・る(下二)
①余ってこぼれる。また、散らばっている。点在する。万葉集11「葦鴨のすだく池水―・るとも」。平家物語2「淀・羽束師・宇治…芹生の里と―・れゐたるつはもの共」
②脱落してはみ出す。落ちぶれてさすらう。零落する。源氏物語橋姫「行末遠き人はおち―・れて」
③あばれる。春雨物語「今は―・れに―・れて親も兄も谷の流れにけおとして」
④余されて不用になる。仕事にありつけない。また、狩りや釣りで、獲物にありつけない。「仕事に―・れる」
いっ‐けつ【溢血】🔗⭐🔉
いっ‐けつ【溢血】
(溢はあふれる意)身体の組織間に起こる出血。血管系から血液成分が出て、皮膚面に斑点を生じる。
いっ‐すい【溢水】🔗⭐🔉
いっ‐すい【溢水】
水があふれ出ること。また、あふれさせること。
⇒いっすい‐ざい【溢水罪】
いっすい‐ざい【溢水罪】🔗⭐🔉
いっすい‐ざい【溢水罪】
出水罪のこと。1995年の刑法改正前の用語。
⇒いっ‐すい【溢水】
○一炊の夢いっすいのゆめ
[沈既済、枕中記](唐の盧生ろせいという青年が趙の都の邯鄲かんたんで道士の枕をかりて寝たところ、人生一代の栄華を夢に見たが、さめてみれば、炊きかけの黄粱こうりょうがまだ煮えきらないくらいの短い時間であったという故事)人生の栄華のはかないことにいう。黄粱の夢。邯鄲の枕。邯鄲の夢。盧生の夢。
⇒いっ‐すい【一炊】
いつ‐にゅう【溢乳】🔗⭐🔉
いつ‐にゅう【溢乳】
乳児が乳を飲みすぎて、口から乳をはき出すこと。授乳直後のものをいい、病的なものではない。→吐乳
いつ‐び【溢美】🔗⭐🔉
いつ‐び【溢美】
ほめすぎること。過分の賞讃。過賞。
⇒いつび‐の‐げん【溢美之言】
いっ‐ぴつ【溢泌】🔗⭐🔉
いっ‐ぴつ【溢泌】
〔生〕植物の活動期に、その枝・幹などの切口からかなり多量の水液を出す現象。ブドウ・カバノキなどで著しい。出液。
こぼ・す【零す・溢す】🔗⭐🔉
こぼ・す【零す・溢す】
〔他五〕
①水・涙などをあふれ出させる。容器から液や粉を下に落とす。伊勢物語「雪―・すがごと降りてひねもすにやまず」。「涙を―・す」「机の上にインクを―・す」
②隙間から中の物を落とす。また、あらわし出す。枕草子76「色々の衣ども―・し出でたる人の」。「積み荷を―・す」
③愚痴や不平を抑えられず口に出す。「仕事の不満を―・す」
④思いを顔に出す。「得意の笑みを―・す」
こぼ・る【零る・溢る】🔗⭐🔉
こぼ・る【零る・溢る】
〔自下二〕
⇒こぼれる(下一)
こぼ・れる【零れる・溢れる】🔗⭐🔉
こぼ・れる【零れる・溢れる】
〔自下一〕[文]こぼ・る(下二)
①水・涙などがあふれ出る。また、粒状・粉状のものが外にもれて出る。伊勢物語「その石の上に走りかかる水は、小柑子・栗の大きさにて―・れ落つ」。源氏物語帚木「忍ぶれど涙―・れぬれば」。「砂糖が―・れる」
②花や葉などが落ちる。散る。枕草子199「風のいとさわがしく吹きて、黄なる葉どものほろほろと―・れ落つる、いとあはれなり」
③物があり余って外に出る。はみ出す。源氏物語初音「いづれもいづれも劣らぬ袖口ども、―・れいでたるこちたさ」
④すき間などから漏れ出る。宇津保物語藤原君「花ざかりにほひ―・るる木がくれもなほ鶯はなくなくぞ見る」。源氏物語蛍「つやも色も―・るばかりなる御衣に」。「グローブから球が―・れる」「雲間から日光が―・れる」
⑤気質などが表情にあらわれる。あふれる。源氏物語紅葉賀「添ひ臥し給へる様、美しうらうたげなり、愛敬あいぎょう―・るるやうにて」。「思わず笑みが―・れた」
はふ・る【溢る】🔗⭐🔉
はふ・る【溢る】
〔自四・下二〕
水があふれる。あふれこぼれる。万葉集11「葦鴨のすだく池水―・るとも」。崇神紀「屍骨ほね多さわに―・れたり」
広辞苑に「溢」で始まるの検索結果 1-18。
字形
〔水(氵・氺)部10画/13画/1678・306E〕