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はこ【箱・函・筥・匣・筐】🔗🔉

はこ箱・函・筥・匣・筐】 ①物を納めておく器。普通、角型で木・紙・竹などで作る。万葉集9「この―を開きて見てば」。「宝石―」 ②便所で糞を受ける箱。おまる。おかわ。今昔物語集30「―洗ひに行かむを伺ひ」 ③転じて、(人の)糞。 ④挟箱はさみばこの略。 ⑤三味線を入れる箱。転じて、三味線。また、三味線を入れた箱を持って芸者に従って行く男。はこや。 ⑥牛車の屋形やかた。車箱。また、鉄道車両の車室やエレベーターのケージ。 ⑦(東北地方で)岩壁で囲まれた渓谷の一部。 ⑧(「箱入り」の略)とっておきの芸。得意芸。おはこ。譬喩尽「―じや。箱入との事、其の芸の手に入りし語なり」

はこ‐いり【箱入り】🔗🔉

はこ‐いり箱入り】 ①箱に入っていること。また、入っているもの。西鶴織留2「此丁銀―にして請取」 ②大切にすること。また、そのもの。傾城禁短気「太夫さまを―にして」 ③とっておきの芸。おはこ。 ④箱入り娘の略。 ⇒はこいり‐むすめ【箱入り娘】

はこいり‐むすめ【箱入り娘】🔗🔉

はこいり‐むすめ箱入り娘】 大切に養いかしずいて、みだりに外へ出さない娘。秘蔵娘。人情本、春色辰巳園「箱入娘はこいれむすめかなんぞのようにしたふ」 ⇒はこ‐いり【箱入り】

はこおうまる【箱王丸】‥ワウ‥🔗🔉

はこおうまる箱王丸‥ワウ‥ 曾我時致ときむねの幼名。

はこ‐おとし【箱落し】🔗🔉

はこ‐おとし箱落し】 主として小形の獣類を捕獲するのに用いる猟具。箱の中の餌を引くと、上からおもしが落ちる仕掛けのもの。

はこ‐がき【箱書】🔗🔉

はこ‐がき箱書】 ①書画・器物などを収める箱の蓋ふたなどに、その名称や極書きわめがきを書き、署名・押印などしたもの。作者自身、またはその弟子・私淑者などが記すことが多い。箱書付。→ともばこ。 ②シナリオ執筆の際、あらかじめ各シーンの要点を書きとめておくこと。

はこ‐かなもの【箱金物】🔗🔉

はこ‐かなもの箱金物】 コの字形の建築用金物。小屋束こやづかと小屋梁こやばりとの結合などに用いる。

はこ‐がめ【箱亀】🔗🔉

はこ‐がめ箱亀】 カメの一群。腹甲に蝶番ちょうつがい状の部分があって、頭や四肢を甲羅に隠してから、腹甲で開口部に蓋をすることができるカメの総称。カメ科・ドロガメ科・ヨコクビガメ科などを含む。多くは陸生だが、一部淡水生。

はこ‐ぐるま【箱車】🔗🔉

はこ‐ぐるま箱車】 ①屋形のある牛車ぎっしゃ。 ②上に箱形の物入れを取り付けた荷車。

はこ‐げすい【箱下水】🔗🔉

はこ‐げすい箱下水】 蓋ふたで上部を覆った、断面が長方形の下水溝。

はこ‐さかな【箱肴】🔗🔉

はこ‐さかな箱肴】 祝儀・贈答用の箱入りの魚。多く干鯛が用いられた。日本永代蔵6「先づ銀百枚・真綿二十把、斗樽壱荷に―。思ひの外なる薬代」

はこ‐し【箱師】🔗🔉

はこ‐し箱師】 電車などの乗物の中で掏摸すりを常習とする者。

はこしき‐せっかん【箱式石棺】‥セキクワン🔗🔉

はこしき‐せっかん箱式石棺‥セキクワン 弥生・古墳時代の棺の一型式。板石を長方形の箱のように組み合わせて作る。箱式棺。シスト。

はこ‐じゃく【箱尺】🔗🔉

はこ‐じゃく箱尺】 水準測量で、水平視線の高さを測定する目盛り尺。2段または3段の入れ子になっており、最大5メートルまで伸びる。

はこ‐じょう【箱錠】‥ヂヤウ🔗🔉

はこ‐じょう箱錠‥ヂヤウ 扉等に用いる、箱型の錠。

はこ‐ずし【箱鮨】🔗🔉

はこ‐ずし箱鮨(→)「おしずし」に同じ。

はこ‐スパナ【箱スパナ】🔗🔉

はこ‐スパナ箱スパナ】 ボルト頭またはナットの上から覆うようにはめて締めるスパナ。ボックス‐スパナ。 箱スパナ

はこ‐ぜん【箱膳】🔗🔉

はこ‐ぜん箱膳】 一人分の食器を入れておく箱。食事のときは膳とする。奉公人や家族の普段用に用いた。切溜きりだめ。 箱膳

はこ‐そ【箱訴】🔗🔉

はこ‐そ箱訴】 江戸時代、庶民の直訴じきそを受けるため、評定所門前に目安箱めやすばこを置いて訴状を投入させた制度。

はこだて【函館】🔗🔉

はこだて函館】 (古くは「箱館」と書いた)北海道渡島おしま半島の南東部に位置する市。港湾都市。渡島支庁所在地。もと江戸幕府の奉行所所在地。安政の仮条約により開港。1988年まで青函連絡船による北海道の玄関口。五稜郭・トラピスチヌ修道院がある。人口29万4千。 ハリストス正教会(函館) 撮影:新海良夫 五稜郭 撮影:新海良夫 ⇒はこだて‐せんそう【箱館戦争】 ⇒はこだて‐ぶぎょう【箱館奉行】 ⇒はこだて‐ほんせん【函館本線】

はこだて‐せんそう【箱館戦争】‥サウ🔗🔉

はこだて‐せんそう箱館戦争‥サウ 戊辰戦争の最後の戦い。榎本武揚ら旧幕軍の一部は、明治元年(1868)箱館五稜郭を占拠し、事実上の独立政権を作り新政府に抵抗したが、翌年攻撃を受け、5月に降伏。五稜郭の戦い。 ⇒はこだて【函館】

はこだて‐ぶぎょう【箱館奉行】‥ギヤウ🔗🔉

はこだて‐ぶぎょう箱館奉行‥ギヤウ 江戸幕府の職名。遠国おんごく奉行の一つ。箱館に駐在して蝦夷地を支配し、また辺境防備の事にあたった。享和2年(1802)2月設置の蝦夷奉行を同年5月に改称。→松前奉行⇒はこだて【函館】

はこ‐だん【箱段】🔗🔉

はこ‐だん箱段】 ①(→)箱梯子はこばしごに同じ。 ②玄関の上がり台。

はこ‐ぢょうちん【箱提灯】‥ヂヤウ‥🔗🔉

はこ‐ぢょうちん箱提灯‥ヂヤウ‥ 上と下とに円く平たい蓋があって、たためば全部蓋の中に納まる構造の大形提灯。蓋には蝋燭ろうそくを出し入れする孔がある。 箱提灯

はこ‐づめ【箱詰】🔗🔉

はこ‐づめ箱詰】 ①箱に物を詰めること。また、その詰めたもの。「―の桃」 ②ぎっしりと満たし詰めること。「―になった乗客」

はこ‐でんじゅ【箱伝授】🔗🔉

はこ‐でんじゅ箱伝授】 ①古今集の秘伝に関する書類を箱に密封して相伝したこと。 ②一般に、諸道の秘伝書や財宝などを箱入のまま相伝すること。

はこ‐どい【箱樋】‥ドヒ🔗🔉

はこ‐どい箱樋‥ドヒ ⇒はこひ

はこ‐どこ【箱床】🔗🔉

はこ‐どこ箱床(→)寝敷ねじき1に同じ。

はこ‐どめ【箱止】🔗🔉

はこ‐どめ箱止】 (箱は三味線箱の意)料理屋・待合などに芸者の出入りするのを差し止めること。

はこ‐どり【箱鳥】🔗🔉

はこ‐どり箱鳥】 容鳥かおどりまたはカッコウの一名という。(和歌などで、「はこ(箱)」の縁で「あ(明)く」を導く。一説に、箱鳥は深山にすみ、夜来て塒ねぐらを求め朝早く山に帰るからという)源氏物語若菜上「み山木にねぐら定むる―もいかでか花の色にあくべき」

はこ‐にわ【箱庭】‥ニハ🔗🔉

はこ‐にわ箱庭‥ニハ 箱の中に土砂を入れ、小さい木や陶器製の人形・家・橋・舟・水車などを配して、庭園・山水・名勝などを模したもの。江戸時代に流行。石台。〈[季]夏〉。→盆石⇒はこにわ‐りょうほう【箱庭療法】

はこにわ‐りょうほう【箱庭療法】‥ニハレウハフ🔗🔉

はこにわ‐りょうほう箱庭療法‥ニハレウハフ 心理療法の一つ。砂を入れた箱とおもちゃの建物・人物・動物などを用意し、箱庭を作らせることで治療を試みるもの。 ⇒はこ‐にわ【箱庭】

はこね‐うつぎ【箱根空木】🔗🔉

はこね‐うつぎ箱根空木】 (箱根に多く産したとの誤認による)スイカズラ科の落葉低木。各地の海岸に自生。樹高2〜5メートル。太い髄がある。初夏、梢上や葉腋に多数の筒状花をつけ、花は初め白色、後に紅変。庭樹とする。錦帯花。〈[季]夏〉 はこねうつぎ ハコネウツギ 提供:ネイチャー・プロダクション ⇒はこね【箱根】

はこね‐おんせん【箱根温泉】‥ヲン‥🔗🔉

はこね‐おんせん箱根温泉‥ヲン‥ 神奈川県南西部、箱根山中にある温泉の総称。いわゆる箱根七湯のほか、小涌谷こわくだに・強羅ごうら・仙石・湯ノ花沢・大平台など。酸性泉・硫黄泉・塩類泉・単純泉。泉量豊富。 箱根湯本温泉 撮影:関戸 勇 塔ノ沢温泉 撮影:関戸 勇 大平台温泉 撮影:関戸 勇 宮ノ下温泉 撮影:関戸 勇 ⇒はこね【箱根】

はこね‐こめつつじ【箱根米躑躅】🔗🔉

はこね‐こめつつじ箱根米躑躅】 ツツジ科の小低木。箱根を中心に関東地方南西部に自生。葉は小形の倒卵形で、質厚く枝端に集まる。7月頃、葉腋に筒形白色の小花を付ける。盆栽用に栽植。 ⇒はこね【箱根】

はこね‐ごんげん【箱根権現】🔗🔉

はこね‐ごんげん箱根権現】 箱根神社の別称。 ⇒はこね【箱根】

はこね‐ざいく【箱根細工】🔗🔉

はこね‐ざいく箱根細工】 箱根・小田原地方で土産物として発展した木工細工。とくに寄木細工や木象嵌に特色がある。 箱根細工 撮影:関戸 勇 ⇒はこね【箱根】

はこね‐さんしょううお【箱根山椒魚】‥セウウヲ🔗🔉

はこね‐さんしょううお箱根山椒魚‥セウウヲ サンショウウオの一種。全長12〜18センチメートル。体の背面は暗褐色か黒色で中央に幅広い1条のオレンジ色の帯がある。成体も肺を欠き、呼吸は皮膚で行うのが特徴。幼生は渓流中にすみ、指先に爪を持つ。本州・四国の山間にすむ。乾燥して民間薬として用いた。 ⇒はこね【箱根】

はこね‐じ【箱根路】‥ヂ🔗🔉

はこね‐じ箱根路‥ヂ 箱根山中を通ずる道路。小田原から箱根まで4里10町、箱根から三島まで3里20町、合わせて約8里あるところから箱根八里の称がある。 箱根路 撮影:関戸 勇 ⇒はこね【箱根】

はこね‐しだ【箱根羊歯】🔗🔉

はこね‐しだ箱根羊歯】 (初め箱根山で採集されたことからの名)ホウライシダ科の常緑多年生シダ。山地の崖がけなどに生える。葉は羽状、葉柄は紫黒褐色で光沢がある。本州中南部以西に産し、観賞用にもする。全体を乾して去痰・利尿・通経剤とする。ハコネソウ。 はこねしだ ⇒はこね【箱根】

はこね‐しちとう【箱根七湯】‥タウ🔗🔉

はこね‐しちとう箱根七湯‥タウ 箱根温泉郷にある湯本・塔ノ沢・宮ノ下・底倉・堂ヶ島・木賀きが・芦ノ湯の七温泉。木賀の代りに姥子うばこを入れることもある。 ⇒はこね【箱根】

はこね‐じんじゃ【箱根神社】🔗🔉

はこね‐じんじゃ箱根神社】 神奈川県足柄下郡箱根町元箱根、芦ノ湖東岸にある元国幣小社。祭神は瓊瓊杵尊ににぎのみこと・木花開耶姫尊このはなさくやひめのみこと・彦火火出見尊ひこほほでみのみこと。箱根権現。 ⇒はこね【箱根】

はこね‐そう【箱根草】‥サウ🔗🔉

はこね‐そう箱根草‥サウ ハコネシダの別称。 ⇒はこね【箱根】

はこね‐だけ【箱根竹】🔗🔉

はこね‐だけ箱根竹】 アズマネザサの一品種。箱根山に多いのでこの名がある。花は春に開き緑紫色。地下茎で喫煙用のパイプを作る。 ⇒はこね【箱根】

はこね‐の‐せき【箱根の関】🔗🔉

はこね‐の‐せき箱根の関】 江戸時代初め設置された、東海道の箱根山中の関所。三島・小田原の両宿の中間にあり、箱根宿の東方の入口で、北は芦ノ湖に面し、南は山を負い、要害の地。小田原藩主が預かり、特に入鉄砲いりでっぽう出女でおんなの取締りが厳重であった。 箱根の関 撮影:関戸 勇 ⇒はこね【箱根】

はこね‐はちり【箱根八里】🔗🔉

はこね‐はちり箱根八里「箱根路はこねじ参照。 ⇒はこね【箱根】

はこね‐まごうた【箱根馬子唄】🔗🔉

はこね‐まごうた箱根馬子唄】 箱根街道などの馬子たちが歌った馬子唄。「箱根八里は馬でも越すが越すに越されぬ大井川」とあり、大井川辺で歌われたともいう。別に「箱根駕籠かき唄」がある。 ⇒はこね【箱根】

はこね‐やま【箱根山】🔗🔉

はこね‐やま箱根山】 伊豆半島の基部にあり、神奈川・静岡両県にまたがる三重式の火山。最高峰は中央火口丘の一つ、神山で標高1438メートル。火口原に芦ノ湖があり、また多数の温泉がある。交通網の整備により観光開発が進む。 ⇒はこね【箱根】

はこね‐ゆもと【箱根湯本】🔗🔉

はこね‐ゆもと箱根湯本】 箱根七湯の一つ。神奈川県箱根町、箱根温泉郷東部、早川渓谷に湧出する無色透明の単純泉。 ⇒はこね【箱根】

はこね‐ようすい【箱根用水】🔗🔉

はこね‐ようすい箱根用水】 箱根芦ノ湖から湖尻峠の下にトンネルを掘って西方の村々に引いた灌漑用水。1670年(寛文10)完成。深良用水。 ⇒はこね【箱根】

はこねれいげん‐いざりのあだうち【箱根霊験躄仇討】‥ヰザリ‥🔗🔉

はこねれいげん‐いざりのあだうち箱根霊験躄仇討‥ヰザリ‥ 浄瑠璃。司馬芝叟しばしそう作の時代物。通称「躄勝五郎」。1801年(享和1)初演。躄となった飯沼勝五郎が妻初花と共に方々を流浪するが、箱根権現の霊験によって足腰が立ち、忠僕筆助の助太刀で兄の仇佐藤剛助(滝口上野)を討ったことを脚色する。後に歌舞伎化。 ⇒はこね【箱根】

はこ‐ばしご【箱梯子】🔗🔉

はこ‐ばしご箱梯子】 側面下部の空間を戸棚・押入・抽斗ひきだしなどに利用した梯子段。箱段。はこばし。

はこ‐ばしゃ【箱馬車】🔗🔉

はこ‐ばしゃ箱馬車】 座席の屋根をつくりつけにした箱型の馬車。島崎藤村、春「暗い―が其時門内へ引込まれた」

はこ‐ひ【箱樋・函樋】🔗🔉

はこ‐ひ箱樋・函樋】 箱形の樋。水車などの通水路として使うことが多い。はこどい。

はこ‐ひばち【箱火鉢】🔗🔉

はこ‐ひばち箱火鉢】 箱形をした木製の火鉢。

はこ‐ふぐ【箱河豚】🔗🔉

はこ‐ふぐ箱河豚】 ハコフグ科の海産の硬骨魚。全長30センチメートル。体は固い骨板に包まれる。水深50メートル以浅の岩礁に生息する。肉は無毒だが、体表から粘液毒を出す。北海道南部から九州南部、台湾に分布。

はこ‐ぶね【箱船・方舟】🔗🔉

はこ‐ぶね箱船・方舟】 ①長方形の船。 ②ノアの方舟。神が悪に満ちた世界を絶滅しようとして洪水を起こした時、ノアが神の恩恵を得て製作し、家族や各動物種一つがいと共に乗って難を避け、アララト山に漂着したという方形の船。(旧約聖書創世記6〜8章)

はこ‐ぶろ【箱風呂】🔗🔉

はこ‐ぶろ箱風呂】 風呂の一種。箱形の風呂。

はこ‐べん【箱弁】🔗🔉

はこ‐べん箱弁】 箱弁当の略。仕出し屋などが運んで来る、箱につめた弁当。

はこ‐ぼり【箱堀】🔗🔉

はこ‐ぼり箱堀】 石垣で両岸を切立きったてにして箱のように造った堀。

はこ‐まくら【箱枕】🔗🔉

はこ‐まくら箱枕】 箱形の木枕。箱の上に括枕くくりまくらをのせる。

はこ‐まわし【箱回し】‥マハシ🔗🔉

はこ‐まわし箱回し‥マハシ (→)箱屋2に同じ。

はこ‐むね【箱棟】🔗🔉

はこ‐むね箱棟】 日本建築で、大棟を箱形にしておおったもの。普通は木で造る。 箱棟

はこ‐めがね【箱眼鏡】🔗🔉

はこ‐めがね箱眼鏡】 水面上から水中を透視しながら漁をするのに用いる箱形の眼鏡。底部はガラスまたは凸レンズ。覗眼鏡のぞきめがね。〈[季]夏〉

はこめじ‐したみ【箱目地下見】‥ヂ‥🔗🔉

はこめじ‐したみ箱目地下見‥ヂ‥ 下見2の一つ。板を垂直になるように張り、水平の目地を太い筋として現すもの。ドイツ下見。

はこ‐もち【箱持】🔗🔉

はこ‐もち箱持(→)箱屋2に同じ。

はこ‐もの【箱物】🔗🔉

はこ‐もの箱物】 ①箱形の物。箱類。 ②建造物をいう語。多く十分に活用していない場合に用いる。

はこ‐もん【筥紋・箱紋】🔗🔉

はこ‐もん筥紋・箱紋】 全体を方形に描いた文様。↔円紋まるもん

はこ‐や【箱屋】🔗🔉

はこ‐や箱屋】 ①箱を造り、またはそれを売る家。また、その人。 ②御座敷に出る芸妓に従って、箱に入れた三味線を持って行く男。はこまわし。はこもち。はこ。成島柳北、柳橋新誌「妓及び酒楼船舗皆二戸けんを呼んで―と為す」

はこ‐やなぎ【箱柳】🔗🔉

はこ‐やなぎ箱柳】 ヤナギ科の落葉高木。ポプラと同属。山地に自生。高さ数メートル。葉は広楕円形で下面は灰白色。雌雄異株。4月頃、褐色の花穂を垂下する。街路樹などとして栽植し、軟材で、箱・マッチの軸木・製紙・経木真田用とする。ヤマナラシ。〈毛吹草〉

[漢]箱🔗🔉

 字形  筆順 〔竹部9画/15画/教育/4002・4822〕 〔音〕ソウ〈サウ〉(呉) 〔訓〕はこ [意味] (竹製の)はこ。「箱匣そうこう・巾箱きんそう」 [解字] 形声。「竹」+音符「相」。

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