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広辞苑の検索結果 (25)

しな【品・科・階】🔗🔉

しな品・科・階】 ①層をなして重なったもの。 ㋐坂道。階段。階層。〈新撰字鏡9〉 ㋑区別できる種類。神楽歌、弓「弓といへば―なきものを梓弓・真弓・槻弓―も求めず」 ㋒地位。身分。源氏物語帚木「人の―高く生れぬれば」 ㋓人・物の品格・品質。源氏物語東屋「―あてにえんならむ女を」。「―が劣る」 ㋔巧拙。狂言、毘沙門連歌「その脇の―に依つて御福を渡しませう」 ㋕事情。状態。浄瑠璃、新版歌祭文「添ふに添はれぬ―になり」。「所かわれば―かわる」 ②何かの用途にあてる、形のある物。特に、売買の対象となる商品。「―が不足する」「お礼の―」「―切れ」 ③(普通「科」と書く)(女性の)媚びた仕草。愛敬あいきょう。嬌態。「―を作る」

しな【科】(植物)🔗🔉

しな】 〔植〕(→)シナノキに同じ。

しな【支那】🔗🔉

しな支那】 (「秦しん」の転訛)外国人の中国に対する呼称。初めインドの仏典に現れ、日本では江戸中期以来第二次大戦末まで用いられた。戦後は「支那」の表記を避けて多く「シナ」と書く。

しな🔗🔉

しな 〔接尾〕 (シダ(時)の転)動詞の連用形に添えて、…の折、…しがけ、の意を表す。浮世風呂2「ざくろ口より出―にぐいとすべつて」。「行き―」「寝―に」

しない🔗🔉

しない ①〔動〕シロハラの別称。 ②総漁獲高から雑費を天引きした後、その残りを一定の割合で網主と網子に分配する方式。壱岐・五島地方などでいう。

しない【撓い】シナヒ🔗🔉

しない撓いシナヒ ①しなうこと。しなやかなこと。また、垂れた花房などしなやかにたわんだもの。伊勢物語「花の―三尺六寸ばかり」 ②武具の名。横手を入れず、竪たてだけに竿を入れてしなわせた幟のぼりの指物さしもの⇒しない‐づる【撓弦】

しない【竹刀】シナヒ🔗🔉

しない竹刀シナヒ (「撓竹しないたけ」の意)剣道に用いる竹製の稽古刀。柄つかと鋒きっさきとを鹿革で包み、前者を柄革つかがわ、後者を先革さきがわといい、これに竹刀弦を取り付け、柄革に撓革いためがわの鍔つばをはめる。柳生流では割竹を革包みとして袋竹刀ふくろじないといった。 ⇒しない‐うち【竹刀打ち】 ⇒しない‐だけ【竹刀竹】 ⇒しない‐づる【竹刀弦】

し‐ない【市内】🔗🔉

し‐ない市内】 市の区画内。市のうち。↔市外。 ⇒しない‐とくべつゆうびん【市内特別郵便】

シナイ【Sinai】🔗🔉

シナイSinai】 エジプト北東部、紅海北部に突出する半島。東はアカバ湾、西はスエズ湾に面する。1967年にイスラエルが占領、82年返還。 シナイ半島とアカバ湾 撮影:小松義夫 ⇒シナイ‐ざん【シナイ山】

しない‐うち【竹刀打ち】シナヒ‥🔗🔉

しない‐うち竹刀打ちシナヒ‥ ①竹刀でうちあうこと。 ②手のひらを返して打つこと。 ⇒しない【竹刀】

シナイ‐ざん【シナイ山】🔗🔉

シナイ‐ざんシナイ山】 シナイ半島にある山。古代ユダヤの民が、モーセに率いられてエジプトを脱出し宿営した地。民はモーセを通してここでヤハウェ神から十戒を授けられ、契約が結ばれたという。 シナイ山 撮影:小松義夫 ⇒シナイ【Sinai】

しない‐だけ【竹刀竹】シナヒ‥🔗🔉

しない‐だけ竹刀竹シナヒ‥ ①竹刀を作るのに用いる割竹。 ②(→)竹刀に同じ。 ⇒しない【竹刀】

し‐ない‐たり🔗🔉

し‐ない‐たり シナシタリの音便。

しない‐づる【撓弦】シナヒ‥🔗🔉

しない‐づる撓弦シナヒ‥ 新調の弓の材に湾曲性をつけるために張る弦。 ⇒しない【撓い】

しない‐づる【竹刀弦】シナヒ‥🔗🔉

しない‐づる竹刀弦シナヒ‥ 先革を定位置におくために柄革にかけて連絡する弦。弦のある方を棟方むねかたとする。 ⇒しない【竹刀】

しない‐とくべつゆうびん【市内特別郵便】‥イウ‥🔗🔉

しない‐とくべつゆうびん市内特別郵便‥イウ‥ 郵便区内特別郵便の旧称。 ⇒し‐ない【市内】

しな・う【撓う】シナフ🔗🔉

しな・う撓うシナフ [一]〔自五〕 ①弾力があって、しなやかにたわむ。しなる。万葉集20「たち―・ふ君が姿を」。「竹が―・う」 ②草木が繁茂してたわむ。神代紀「其の秋の垂穎たりほ八握やつかほに―・ひて」 ③逆らわずにしたがう。平家物語4「水に―・うて渡せや渡せ」 [二]〔自下二〕 ⇒しなえる(下一)

しな‐うす【品薄】🔗🔉

しな‐うす品薄】 需要に比べて供給が少ないため、売品の不足すること。品枯れ。「―で値があがる」「―感」

しな‐うちわ【支那団扇】‥ウチハ🔗🔉

しな‐うちわ支那団扇‥ウチハ 中国で造る団扇。紗絹などで面を張り、あるいは籐で枠を作って端をそらせ、または絹や鳥の羽で周囲を飾ったもの。

しなえシナヘ🔗🔉

しなえシナヘ 刀身に横に浮き上がったように現れた細い線状の疵きず

しな・える【撓える】シナヘル🔗🔉

しな・える撓えるシナヘル 〔自下一〕[文]しな・ふ(下二) しなやかにたわみまがる。浄瑠璃、色竹蘭曲後撰集「風に―・へてたよたよと」

し‐なおし【為直し】‥ナホシ🔗🔉

し‐なおし為直し‥ナホシ しなおすこと。やりなおし。

し‐なお・す【為直す】‥ナホス🔗🔉

し‐なお・す為直す‥ナホス 〔他五〕 改めてやりなおす。「計算を―・す」

シナ‐か【シナ花】‥クワ🔗🔉

シナ‐かシナ花‥クワ 〔医〕セメンシナの未開の小花頭を乾燥した生薬。サントニンを含有。

しな‐かかり【科懸り】🔗🔉

しな‐かかり科懸り】 能などで、姿勢・動きに添う風趣。風姿花伝「手は習へる形木、―は上手のものなり」

大辞林の検索結果 (46)

しな【品】🔗🔉

しな [0] 【品】 (1)形があって,人の生活に何らかの役割を果たし,持ち運びのできる程度のもの。また,売買の対象とするもの。「記念の―を贈る」「よい―をそろえた店」「これはお勧めできる―です」 (2)質のよしあしなどで区別した,物の等級。内容などの違いによる,物の区別。種類。「あれとは―が違う」「―が落ちる」「手を変え―を変え」 (3)上下の差別。序列。差異。「弓といへば―なきものを/神楽歌」 (4)階段。段。[和名抄] (5)人の階級。身分。家柄。「口惜しき―に思ひくたし給ふとも/宇津保(俊蔭)」 (6) [1][2] (「科」とも書く)人や物に備わっている好ましい様子。(ア)(身分が高いことを示すような)優雅なおかしがたい感じ。また,物の風情・情趣。ひん。「陪従の―おくれたる,柳に挿頭の山吹わりなく見ゆれど/枕草子 220」(イ)(人の心を引きつけようとする)気取ったしぐさ。また,なまめかしいしぐさ。「此の娘生まれ立ちより―をやりて/浮世草子・禁短気」 (7)事情。次第。事柄。「よい場を持てば―により物干にさへ貸すならひ/浄瑠璃・二つ腹帯」

しな【科・🔗🔉

しな 【科・⇒しなのき(科の木)

しな【支那】🔗🔉

しな 【支那】 外国人が中国を呼んだ称。「秦(シン)」の転という。中国で仏典を漢訳する際,インドでの呼称を音訳したもの。日本では江戸中期以後,第二次大戦末まで称した。

しな🔗🔉

しな (接尾) 動詞の連用形に付いて,…するその時,…するその折などの意を表す。…がけ。「寝―に薬をのむ」「帰り―に小雨がぱらついてきた」

しない【竹刀】🔗🔉

しない シナヒ [1] 【竹刀】 〔「撓(シナ)い竹」の意〕 剣道の稽古などに用いる竹製の刀。四つ割りの竹の切っ先と柄を革で包み,鍔(ツバ)をはめたもの。

しない【撓い】🔗🔉

しない シナヒ [2] 【撓い】 (1)しなうこと。 (2)藤や柳の枝など,たわんでいるもの。「藤の花は,―ながく,色こく咲きたる/枕草子 37」 (3)旗指物の一。縦長の三角形の布の長辺の一つを袋縫いにし,これに反りのある竿を通したもの。

し-ない【市内】🔗🔉

し-ない [1] 【市内】 市の区域内。市のなか。 ⇔市外 「―に住む」

しない-とくべつ-ゆうびんぶつ【市内特別郵便物】🔗🔉

しない-とくべつ-ゆうびんぶつ ―イウビンブツ [1]-[7] 【市内特別郵便物】 第一種郵便物の一。限定した地域に,形状・重さ・取り扱いの同じものを一時に多数差し出すとき,料金が割安になる扱いの郵便物。

シナイ-さん【―山】🔗🔉

シナイ-さん 【―山】 〔Sinai〕 イスラエルの民を率いてエジプトを脱出したモーセが,神ヤハウェから十戒を授けられた山。シナイ半島南部にあるとされる。

シナイ-はんとう【―半島】🔗🔉

シナイ-はんとう ―ハンタウ 【―半島】 〔Sinai〕 西アジア,紅海につき出た半島。エジプト領。スエズ地峡をへてアフリカ大陸と接する。ほとんどが砂漠。西岸で石油を産する。

シナイ-もじ【―文字】🔗🔉

シナイ-もじ [4] 【―文字】 〔Sinai inscriptions〕 シナイ半島南部の鉱山遺跡から1905年に発見された碑文に記された初期アルファベット文字。紀元前1700年頃に用いられたカナン語の方言と推測される。

しな・う【撓う】🔗🔉

しな・う シナフ [2] 【撓う】 ■一■ (動ワ五[ハ四]) 〔「しなやか」の「しな」と同源〕 (1)弾力があって,力を受けたとき折れずにしなやかに曲がる。たわむ。しなる。「実がいっぱいなって枝が―・う」 (2)逆らわずに,物に従う。順応する。「水に―・うて渡せや渡せ/平家 4」 (3)しなやかに美しい姿である。「うち―・ひ寄りてそ妹はたはれてありける/万葉 1738」 ■二■ (動ハ下二) ⇒しなえる

しな-うす【品薄】🔗🔉

しな-うす [0] 【品薄】 (名・形動) 需要に対し商品が不足ぎみなこと。「―につきお一人様一個に願います」

しなうす-かぶ【品薄株】🔗🔉

しなうす-かぶ [4] 【品薄株】 資本金が小さかったり安定株主が多いため,市場に出回っている浮動株が少ない銘柄。

しな・える【撓える】🔗🔉

しな・える シナヘル [3] 【撓える】 (動ア下一)[文]ハ下二 しな・ふ たわむ。しなう。「雪デ竹ガ―・エル/ヘボン(三版)」

し-なおし【為直し】🔗🔉

し-なおし ―ナホシ [0] 【為直し】 しなおすこと。やりなおし。

し-なお・す【為直す】🔗🔉

し-なお・す ―ナホス [3] 【為直す】 (動サ五[四]) もう一度やりなおす。「検算を―・す」

シナ-か【―花】🔗🔉

シナ-か ―クワ [2] 【―花】 シナヨモギおよびそれに近縁のミブヨモギなどのつぼみを乾燥したもの。サントニンを含み,生薬として回虫駆除に用いられる。 →セメン円

しな-かかり【科懸(か)り】🔗🔉

しな-かかり [3] 【科懸(か)り】 能で,演者の所作から生ずる風情。

しな-がき【品書き】🔗🔉

しな-がき [0] 【品書き】 品物の名を書き並べること。また,その書き付け。飲食店の値段入りメニューなど。品付け。目録。「壁に―を貼る」

しながし-りょう【品貸し料】🔗🔉

しながし-りょう ―レウ [4] 【品貸し料】 証券会社や機関投資家などが証券金融会社に有価証券を貸し出す場合の貸し料金。信用取引などで株が不足した場合に発生する。 ⇔品借り料

しな-かず【品数】🔗🔉

しな-かず [0] 【品数】 品物の種類。「―の多い店」「料理の―」「―をそろえる」

しな-がすれ【品掠れ】🔗🔉

しな-がすれ [3] 【品掠れ】 品薄なこと。品枯れ。

しな-かたち【品形】🔗🔉

しな-かたち 【品形】 家柄と顔かたち。品位と容貌(ヨウボウ)。「―こそ生まれつきたらめ/徒然 1」

しなが-どり【息長鳥】🔗🔉

しなが-どり 【息長鳥】 ■一■ [3] (名) カイツブリの古名か。 ■二■ (枕詞) 〔■一■が居並ぶこと,またその鳴き声からいうか〕 地名「猪名(イナ)」「安房(アワ)」にかかる。「―猪名野を来れば/万葉 1140」「―安房に継ぎたる梓弓/万葉 1738」

しな-かばん【支那鞄】🔗🔉

しな-かばん [3] 【支那鞄】 〔もと中国から伝来したのでいう〕 木製で,外側を革または紙で貼った櫃形(ヒツガタ)の鞄。

しな-がら【品柄】🔗🔉

しな-がら [0] 【品柄】 品物の品質。

しながり-りょう【品借り料】🔗🔉

しながり-りょう ―レウ [4] 【品借り料】 有価証券を借りる場合の料金。信用取引で売り方の株が不足した場合などに発生する。逆日歩。 ⇔品貸し料

しな-がれ【品枯れ】🔗🔉

しな-がれ [0] 【品枯れ】 生産量が需要に及ばず,品物が出回らないこと。品薄なこと。品掠(シナガス)れ。

しな-がわ【品革】🔗🔉

しな-がわ ―ガハ [0] 【品革】 「羊歯革(シダガワ)」の転。

しながわ-おどし【品革縅】🔗🔉

しながわ-おどし ―ガハヲドシ [5] 【品革縅】 鎧の縅の一。羊歯革を細く切った緒で縅したもの。

しながわ【品川】🔗🔉

しながわ シナガハ 【品川】 (1)東京都南部,二三区の一。旧品川区・荏原区が合併。住宅・商工業地域。 (2)もと,東海道五十三次の第一宿。

しながわ-だいば【品川台場】🔗🔉

しながわ-だいば シナガハ― 【品川台場】 東京湾の品川沖にあった砲台。1853年の米艦の浦賀来航により,江戸幕府が江川太郎左衛門の献策で江戸防衛のため築く。一一基を予定したが,翌年神奈川条約が締結され,五基完成したところで中止。現在二基が残り,水上公園となっている。御(オ)台場。

しながわ-はぎ【品川萩】🔗🔉

しながわ-はぎ シナガハ― [4] 【品川萩】 マメ科の二年草。高さ約70センチメートル。葉は三小葉からなり,夏,葉腋に黄色の蝶形花を総状に多数つける。中国北部原産の帰化植物で,品川で野生が見られたことからの名。

しながわ-まき【品川巻(き)】🔗🔉

しながわ-まき シナガハ― [0] 【品川巻(き)】 海苔(ノリ)を巻いた小型の煎餅(センベイ)。

しながわ【品川】🔗🔉

しながわ シナガハ 【品川】 姓氏の一。

しながわ-やじろう【品川弥二郎】🔗🔉

しながわ-やじろう シナガハヤジラウ 【品川弥二郎】 (1843-1900) 政治家。長州藩出身。吉田松陰に学び,尊攘運動に参加。維新後,松方内閣の内相。第二回総選挙で選挙干渉を強行して,世論により辞任。のち西郷従道と国民協会を創立。

しな【品】(和英)🔗🔉

しな【品】 (1) an article;→英和 goods;→英和 stock (在庫).→英和 (2)[品質]quality.→英和 〜が切れる be out of stock.〜が良(悪)い be of good (poor) quality.

しな【科を作る】(和英)🔗🔉

しな【科を作る】 put on coquettish airs.

しない【市内(に)】(和英)🔗🔉

しない【市内(に)】 (in) the city.→英和 ‖市内居住者 a city resident.市内電話 a local call.市内配達 city delivery.市内版 a city edition.

しない【竹刀】(和英)🔗🔉

しない【竹刀】 a bamboo sword.

しなう【撓う】(和英)🔗🔉

しなう【撓う】 bend;→英和 be supple[pliant].

しなうす【品薄である】(和英)🔗🔉

しなうす【品薄である】 be scarce.〜になる run short.

しなおす【し直す】(和英)🔗🔉

しなおす【し直す】 ⇒遺(や)り直す.

しながき【品書き】(和英)🔗🔉

しながき【品書き】 a catalogue;an inventory.→英和

しなかず【品数が多(少な)い】(和英)🔗🔉

しなかず【品数が多(少な)い】 have a large (small) stock of goods;keep a rich (limited) assortment of goods.

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