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しな【品・科・階】🔗🔉

しな品・科・階】 ①層をなして重なったもの。 ㋐坂道。階段。階層。〈新撰字鏡9〉 ㋑区別できる種類。神楽歌、弓「弓といへば―なきものを梓弓・真弓・槻弓―も求めず」 ㋒地位。身分。源氏物語帚木「人の―高く生れぬれば」 ㋓人・物の品格・品質。源氏物語東屋「―あてにえんならむ女を」。「―が劣る」 ㋔巧拙。狂言、毘沙門連歌「その脇の―に依つて御福を渡しませう」 ㋕事情。状態。浄瑠璃、新版歌祭文「添ふに添はれぬ―になり」。「所かわれば―かわる」 ②何かの用途にあてる、形のある物。特に、売買の対象となる商品。「―が不足する」「お礼の―」「―切れ」 ③(普通「科」と書く)(女性の)媚びた仕草。愛敬あいきょう。嬌態。「―を作る」

しな【科】(植物)🔗🔉

しな】 〔植〕(→)シナノキに同じ。

しな【支那】🔗🔉

しな支那】 (「秦しん」の転訛)外国人の中国に対する呼称。初めインドの仏典に現れ、日本では江戸中期以来第二次大戦末まで用いられた。戦後は「支那」の表記を避けて多く「シナ」と書く。

しな🔗🔉

しな 〔接尾〕 (シダ(時)の転)動詞の連用形に添えて、…の折、…しがけ、の意を表す。浮世風呂2「ざくろ口より出―にぐいとすべつて」。「行き―」「寝―に」

しない🔗🔉

しない ①〔動〕シロハラの別称。 ②総漁獲高から雑費を天引きした後、その残りを一定の割合で網主と網子に分配する方式。壱岐・五島地方などでいう。

しない【撓い】シナヒ🔗🔉

しない撓いシナヒ ①しなうこと。しなやかなこと。また、垂れた花房などしなやかにたわんだもの。伊勢物語「花の―三尺六寸ばかり」 ②武具の名。横手を入れず、竪たてだけに竿を入れてしなわせた幟のぼりの指物さしもの⇒しない‐づる【撓弦】

しない【竹刀】シナヒ🔗🔉

しない竹刀シナヒ (「撓竹しないたけ」の意)剣道に用いる竹製の稽古刀。柄つかと鋒きっさきとを鹿革で包み、前者を柄革つかがわ、後者を先革さきがわといい、これに竹刀弦を取り付け、柄革に撓革いためがわの鍔つばをはめる。柳生流では割竹を革包みとして袋竹刀ふくろじないといった。 ⇒しない‐うち【竹刀打ち】 ⇒しない‐だけ【竹刀竹】 ⇒しない‐づる【竹刀弦】

し‐ない【市内】🔗🔉

し‐ない市内】 市の区画内。市のうち。↔市外。 ⇒しない‐とくべつゆうびん【市内特別郵便】

シナイ【Sinai】🔗🔉

シナイSinai】 エジプト北東部、紅海北部に突出する半島。東はアカバ湾、西はスエズ湾に面する。1967年にイスラエルが占領、82年返還。 シナイ半島とアカバ湾 撮影:小松義夫 ⇒シナイ‐ざん【シナイ山】

しない‐うち【竹刀打ち】シナヒ‥🔗🔉

しない‐うち竹刀打ちシナヒ‥ ①竹刀でうちあうこと。 ②手のひらを返して打つこと。 ⇒しない【竹刀】

シナイ‐ざん【シナイ山】🔗🔉

シナイ‐ざんシナイ山】 シナイ半島にある山。古代ユダヤの民が、モーセに率いられてエジプトを脱出し宿営した地。民はモーセを通してここでヤハウェ神から十戒を授けられ、契約が結ばれたという。 シナイ山 撮影:小松義夫 ⇒シナイ【Sinai】

しない‐だけ【竹刀竹】シナヒ‥🔗🔉

しない‐だけ竹刀竹シナヒ‥ ①竹刀を作るのに用いる割竹。 ②(→)竹刀に同じ。 ⇒しない【竹刀】

し‐ない‐たり🔗🔉

し‐ない‐たり シナシタリの音便。

しない‐づる【撓弦】シナヒ‥🔗🔉

しない‐づる撓弦シナヒ‥ 新調の弓の材に湾曲性をつけるために張る弦。 ⇒しない【撓い】

しない‐づる【竹刀弦】シナヒ‥🔗🔉

しない‐づる竹刀弦シナヒ‥ 先革を定位置におくために柄革にかけて連絡する弦。弦のある方を棟方むねかたとする。 ⇒しない【竹刀】

しない‐とくべつゆうびん【市内特別郵便】‥イウ‥🔗🔉

しない‐とくべつゆうびん市内特別郵便‥イウ‥ 郵便区内特別郵便の旧称。 ⇒し‐ない【市内】

しな・う【撓う】シナフ🔗🔉

しな・う撓うシナフ [一]〔自五〕 ①弾力があって、しなやかにたわむ。しなる。万葉集20「たち―・ふ君が姿を」。「竹が―・う」 ②草木が繁茂してたわむ。神代紀「其の秋の垂穎たりほ八握やつかほに―・ひて」 ③逆らわずにしたがう。平家物語4「水に―・うて渡せや渡せ」 [二]〔自下二〕 ⇒しなえる(下一)

しな‐うす【品薄】🔗🔉

しな‐うす品薄】 需要に比べて供給が少ないため、売品の不足すること。品枯れ。「―で値があがる」「―感」

しな‐うちわ【支那団扇】‥ウチハ🔗🔉

しな‐うちわ支那団扇‥ウチハ 中国で造る団扇。紗絹などで面を張り、あるいは籐で枠を作って端をそらせ、または絹や鳥の羽で周囲を飾ったもの。

しなえシナヘ🔗🔉

しなえシナヘ 刀身に横に浮き上がったように現れた細い線状の疵きず

しな・える【撓える】シナヘル🔗🔉

しな・える撓えるシナヘル 〔自下一〕[文]しな・ふ(下二) しなやかにたわみまがる。浄瑠璃、色竹蘭曲後撰集「風に―・へてたよたよと」

し‐なおし【為直し】‥ナホシ🔗🔉

し‐なおし為直し‥ナホシ しなおすこと。やりなおし。

し‐なお・す【為直す】‥ナホス🔗🔉

し‐なお・す為直す‥ナホス 〔他五〕 改めてやりなおす。「計算を―・す」

シナ‐か【シナ花】‥クワ🔗🔉

シナ‐かシナ花‥クワ 〔医〕セメンシナの未開の小花頭を乾燥した生薬。サントニンを含有。

しな‐かかり【科懸り】🔗🔉

しな‐かかり科懸り】 能などで、姿勢・動きに添う風趣。風姿花伝「手は習へる形木、―は上手のものなり」

しな‐がき【品書】🔗🔉

しな‐がき品書】 品物の名を書きならべること。また、そのかきつけ。目録。品付。

しな‐がく【支那学】🔗🔉

しな‐がく支那学】 (Sinology)中国の言語・文化・歴史などを研究する学問。19世紀以来イギリス・フランス・ドイツなどで発達。その影響をうけて19世紀末以降日本でも発達。

しながし‐りょう【品貸料】‥レウ🔗🔉

しながし‐りょう品貸料‥レウ (→)逆日歩ぎゃくひぶに同じ。

しな‐かず【品数】🔗🔉

しな‐かず品数】 品物の種類。「―が少ない」「―を揃える」

しな‐かたち【品形】🔗🔉

しな‐かたち品形】 家がらと容貌。人がらと容姿。徒然草「―こそ生れつきたらめ」

しながだに‐こふんぐん【磯長谷古墳群】🔗🔉

しながだに‐こふんぐん磯長谷古墳群】 大阪府南河内郡太子町にある古墳群。6世紀後半〜7世紀に造営された前方後円墳・方墳・円墳などからなり、敏達・用明・推古などの大王の墓と推定される古墳を含む。

しなが‐どり【息長鳥】🔗🔉

しなが‐どり息長鳥】 [一]〔名〕 ①水鳥の一種。カイツブリの別名という。 ②(歌語)イノシシの異名。〈日葡辞書〉 [二]〔枕〕 (雌雄が居並ぶからともいい、「尻長鳥」の約と見てそれが「居る」の意からともいう)地名「ゐな(猪名)」および「あは(安房)」(かかり方未詳)にかかる。万葉集7「―猪名野を来れば」

しな‐かばん【支那鞄】🔗🔉

しな‐かばん支那鞄】 木で作り、外側を革または紙で張った、錠のかかる櫃ひつ形の鞄。もと中国で使われたのでいう。行李の代用。島崎藤村、家「窓に寄せて、机、碁盤の類たぐいが置いてある。片隅に―が出してある」

しな‐がら【品柄】🔗🔉

しな‐がら品柄】 品物の性質のよしあし。品質。

しな‐がれ【品枯れ】🔗🔉

しな‐がれ品枯れ】 品物が出回らないこと。品薄。

しながわ【品川】‥ガハ(地名)🔗🔉

しながわ品川‥ガハ 東京都23区の一つ。もと東海道五十三次の第1の宿駅で、江戸の南の門戸。 ⇒しながわ‐しんじゅう【品川心中】 ⇒しながわ‐だいば【品川台場】 ⇒しながわ‐はぎ【品川萩】 ⇒しながわ‐まき【品川巻】

しながわ【品川】‥ガハ(姓氏)🔗🔉

しながわ品川‥ガハ 姓氏の一つ。 ⇒しながわ‐やじろう【品川弥二郎】

しながわ‐おどし【品革縅・科革縅】‥ガハヲドシ🔗🔉

しながわ‐おどし品革縅・科革縅‥ガハヲドシよろいの縅の名。品革を細く裁っておどしたもの。 ⇒しな‐がわ【品革】

しながわ‐しんじゅう【品川心中】‥ガハ‥ヂユウ🔗🔉

しながわ‐しんじゅう品川心中‥ガハ‥ヂユウ 落語。品川女郎と心中しそこなった男が女郎に仕返しをする話。 ⇒しながわ【品川】

しながわ‐だいば【品川台場】‥ガハ‥🔗🔉

しながわ‐だいば品川台場‥ガハ‥ 1853年(嘉永6)米艦が浦賀に来航した後、幕府が江戸防衛のため、江川太郎左衛門の設計、斎藤弥九郎の工事監督によって、品川沖に築いた六つの洋式砲台。御台場。→台場。 品川台場 撮影:関戸 勇 ⇒しながわ【品川】

しながわ‐はぎ【品川萩】‥ガハ‥🔗🔉

しながわ‐はぎ品川萩‥ガハ‥ (品川に野生していたのでいう)マメ科の二年生帰化植物。ハギとは別属。中国大陸北部の原産。高さ60〜90センチメートルで、乾くと佳香がある。葉は3小葉から成り、夏、黄色の小蝶形花を総状に密生。家畜の飼料。エビラハギ。辟汗草。 ⇒しながわ【品川】

しながわ‐まき【品川巻】‥ガハ‥🔗🔉

しながわ‐まき品川巻‥ガハ‥ 海苔のりを巻いた霰餅あられもち。また、海苔を巻いたせんべい。 ⇒しながわ【品川】

しながわ‐やじろう【品川弥二郎】‥ガハ‥ラウ🔗🔉

しながわ‐やじろう品川弥二郎‥ガハ‥ラウ 幕末・明治期の政治家。長州藩士。吉田松陰の門下。高杉晋作らと討幕・戊辰戦争に活躍。1892年(明治25)松方内閣内相として選挙大干渉を行う。(1843〜1900)→国民協会 ⇒しながわ【品川】

しなぎ🔗🔉

しなぎ (漁村語)魚群が深く潜って、海面へ泡を吹きあげること。魚群の所在を知る目安になる。じゃなぎ。ざなげ。しらふ。

しなき‐や【収納木屋】🔗🔉

しなき‐や収納木屋】 薪炭小屋。きや。

しな‐ぎれ【品切れ】🔗🔉

しな‐ぎれ品切れ】 売り尽くして商品のなくなること。売切れ。

しな‐くな🔗🔉

しな‐くな たわみしなうさま。くなくな。

しなけ・る【吟る】🔗🔉

しなけ・る吟る】 〔自四〕 うなる。さけぶ。呻吟する。〈類聚名義抄〉

しな‐こうじ【支那麹】‥カウジ🔗🔉

しな‐こうじ支那麹‥カウジ 酒薬しゅやくのこと。

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