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広辞苑の検索結果 (49)
あらわ・す【表す・現す・顕す・著す】アラハス🔗⭐🔉
あらわ・す【表す・現す・顕す・著す】アラハス
〔他五〕
①形・ようすなどを表に出して示す。特に、神仏が霊験などを示す。万葉集18「遠き世にかかりしことをわが御世に―・してあれば」。「姿を―・す」「本性を―・す」
②考え・意思・感情などをことばなどで表現する。万葉集5「玉島のこの川上に家はあれど君を恥やさしみ―・さずありき」。平家物語1「娑羅双樹の花の色、盛者じょうしゃ必衰のことわりを―・す」。「承諾の意を―・す」「怒りを全身で―・す」「赤色は情熱を―・す」
③《著》書物を書いて世に出す。浮世風呂2「さきに―・す男湯の浮世風呂、一篇入つた大入り」。「数々の名作を―・す」
④《顕》広く世界に知らせる。知れわたらせる。「世に名を―・す」
◇「表」は内面にあるものを外に示したり、事物を象徴したりする場合、「現」は隠れていたものが姿を見せる場合に使うことが多い。
あらわれ【現れ・顕れ・表れ】アラハレ🔗⭐🔉
あらわれ【現れ・顕れ・表れ】アラハレ
あらわれること。あらわれたもの。「感謝の―」
あらわ・れる【現れる・顕れる・表れる】アラハレル🔗⭐🔉
あらわ・れる【現れる・顕れる・表れる】アラハレル
〔自下一〕[文]あらは・る(下二)
①隠れていたものごとや今までなかったものが、はっきり表面に出る。特に、神仏が示現する。万葉集7「埋木の―・るましじきことにあらなくに」。宇津保物語俊蔭「俊蔭が仕うまつる本尊―・れ給へ」。大鏡道長「極楽浄土のあらたに―・れいで給ふべきために」。「遅れて―・れる」「真価が―・れる」
②隠していたものごとが人に知れる。発覚する。露顕する。持統紀「謀反みかどかたぶけむとして―・れぬ」。「隠すより―・れるがはやい」「悪事が―・れる」
③考え・意思などがはっきりと出る。「闘志が全身に―・れる」「喜びが文面に―・れる」
うえ‐の‐おんぞ【表の御衣】ウヘ‥🔗⭐🔉
うえ‐の‐おんぞ【表の御衣】ウヘ‥
「うえのきぬ(表衣)」の尊敬語。源氏物語葵「無紋の―」
うえ‐の‐きぬ【表衣】ウヘ‥🔗⭐🔉
うえ‐の‐きぬ【表衣】ウヘ‥
袍ほう。宇津保物語国譲下「直衣装束は女着せたれど―はなし」
うわ‐ぐそく【表具足】ウハ‥🔗⭐🔉
うわ‐ぐそく【表具足】ウハ‥
装束の上に着る鎧よろい。
うわ‐まき【上巻・表巻】ウハ‥🔗⭐🔉
うわ‐まき【上巻・表巻】ウハ‥
文書の本紙もしくは本紙と礼紙らいしとを包んだ紙。懸紙かけがみ。
おもて【表】🔗⭐🔉
おもて【表】
(「面おもて」と同源)
➊人の目に立つ方の面(にあるもの)。↔裏。
①表面。正面。前面。人目に立つ面。源氏物語須磨「海の―、うらうらとなぎわたりて」。狂言、子盗人「―からはひられまい、うらへまはらう」。大石寺本曾我「十郎を―に立て」。「紙の―」
②そと。外面。外部。山家集「立つ霧の―に雁のかけるたまづさ」。「―に出て遊ぶ」
③うわべ。みえ。日葡辞書「ヲモテウラノアルヒト」。「―を飾る」
④客をもてなす座敷。表座敷。狂言、墨塗「―へ通らせられい」
⑤和船の船首に近い所。表の間ま。また、一番前にある櫓を漕ぐ役。
⑥畳表のこと。「備後―」
➋向いている方向。その面。
①むき。源氏物語帚木「西―の格子」
②日光がよくあたる側。「山の―」
③(地名などと合して)そちらのほう。もと。「国―」「江戸―」
➌はっきりと人前に示すに足る、正式・公式のもの。
①おおやけ。
②正式の方。しるしとするもの。狂言、かくすい聟「それがしが芸を―に…聟入りを致さうと存ずる」。浄瑠璃、大原問答青葉笛「悪を制し妄を破るをもつて安心の―とし」
③江戸幕府や大名の屋敷内で、政治を行う所。また商家で、店。↔奥。
➍1対のものの1番目のもの。↔裏。
①連歌・俳諧の懐紙を二つ折にした第1面。「―八句」
②野球の試合の各回で、先攻チームが攻撃に当たる番。
③表千家おもてせんけの略。
⇒おもて‐あみ【表編み】
⇒おもて‐あるき【表歩き】
⇒おもて‐えし【表絵師】
⇒おもて‐がえ【表替え】
⇒おもて‐がかり【表懸り・表掛り】
⇒おもて‐がき【表書き】
⇒おもて‐かた【表方】
⇒おもて‐がまえ【表構え】
⇒おもて‐がろう【表家老】
⇒おもて‐かわ【表革・表皮】
⇒おもて‐がわ【表側】
⇒おもて‐かんばん【表看板】
⇒おもて‐ぐち【表口】
⇒おもて‐ぐみ【表組】
⇒おもて‐けい【表罫】
⇒おもて‐げい【表芸】
⇒おもて‐げんかん【表玄関】
⇒おもて‐こうけ【表高家】
⇒おもて‐ござしょ【表御座所】
⇒おもて‐ごしょう【表小姓】
⇒おもて‐ごてん【表御殿】
⇒おもて‐さく【表作】
⇒おもて‐ざし【表差】
⇒おもて‐ざしき【表座敷】
⇒おもて‐ざた【表沙汰】
⇒おもて‐し【表仕】
⇒おもて‐じ【表地】
⇒おもて‐しお【表潮】
⇒おもて‐じき【表敷】
⇒おもて‐しょいん【表書院】
⇒おもて‐せんけ【表千家】
⇒おもて‐だいみょう【表大名】
⇒おもて‐だか【表高】
⇒おもて‐だな【表店】
⇒おもて‐づかい【表使】
⇒おもて‐つき【表付】
⇒おもて‐どおり【表通り】
⇒おもて‐ながや【表長屋】
⇒おもて‐にほん【表日本】
⇒おもて‐の‐かね【表印】
⇒おもて‐はっく【表八句】
⇒おもて‐はんじょう【表半畳】
⇒おもて‐ぶたい【表舞台】
⇒おもて‐ぼうず【表坊主】
⇒おもて‐むき【表向き】
⇒おもて‐めい【表銘】
⇒おもて‐もん【表門】
⇒おもて‐もん【表紋】
⇒おもて‐やま【表山】
⇒おもて‐ゆうひつ【表右筆】
⇒おもて‐りゅう【表流】
⇒表を張る
おもて‐がかり【表懸り・表掛り】🔗⭐🔉
おもて‐がかり【表懸り・表掛り】
建築物の道路に面した部分の作り方。里見弴、善心悪心「―の改築中で、折角の名案も駄目になつて」
⇒おもて【表】
おもて‐がろう【表家老】‥ラウ🔗⭐🔉
おもて‐がろう【表家老】‥ラウ
武家で、表勤めの家老。↔奥家老。
⇒おもて【表】
おもて‐かわ【表革・表皮】‥カハ🔗⭐🔉
おもて‐かわ【表革・表皮】‥カハ
鼓・太鼓・三味線などの表の皮。手で打ち、撥ばちを当てる方。
⇒おもて【表】
おもて‐かんばん【表看板】🔗⭐🔉
おもて‐かんばん【表看板】
①劇場などの正面に掲げる看板。
②世間に示す得意の名目。また、表面だけの名目。
⇒おもて【表】
おもて‐けい【表罫】🔗⭐🔉
おもて‐けい【表罫】
印刷罫線の一つ。活版で0.08〜0.1ミリメートル幅の細線。薄い金属板を活字の高さと同じ幅に切り、1辺(表)を山形に薄く、他辺(裏)をそのまま仕上げたものの表側(薄い方の辺)を用いる。↔裏罫。
⇒おもて【表】
おもて‐げい【表芸】🔗⭐🔉
おもて‐げい【表芸】
①当然習うべき技芸。
②世間に専門として認められている技芸。表看板の芸。↔裏芸。
⇒おもて【表】
おもて‐の‐かね【表印】🔗⭐🔉
○表を張るおもてをはる🔗⭐🔉
○表を張るおもてをはる
うわべを豪勢なように見せかけて、内実を隠す。
⇒おもて【表】
ひょう【表】ヘウ🔗⭐🔉
ひょう【表】ヘウ
①臣下から天子に奉る文書。主君や役所に差し出す文書。「出師すいしの―」
②こみいった事柄を、見やすいように配列して書きあらわしたもの。「―で示す」
③古く中国で、地上に立てて時刻をはかった木。ひかげばしら。
ひょう‐い【表衣】ヘウ‥🔗⭐🔉
ひょう‐い【表衣】ヘウ‥
上に着る着物。うわぎ。
ひょう‐い【表意】ヘウ‥🔗⭐🔉
ひょう‐い【表意】ヘウ‥
①意味をあらわすこと。
②意思を表示すること。「―者」
⇒ひょうい‐もじ【表意文字】
ひょうい‐もじ【表意文字】ヘウ‥🔗⭐🔉
ひょうい‐もじ【表意文字】ヘウ‥
(ideograph; ideogram)一つ一つが特定の意味を表す文字。意字。↔表音文字
⇒ひょう‐い【表意】
ひょうおん‐きごう【表音記号】ヘウ‥ガウ🔗⭐🔉
ひょうおん‐きごう【表音記号】ヘウ‥ガウ
(→)音声記号に同じ。
⇒ひょう‐おん【表音】
ひょうおんしき‐かなづかい【表音式仮名遣】ヘウ‥ヅカヒ🔗⭐🔉
ひょうおんしき‐かなづかい【表音式仮名遣】ヘウ‥ヅカヒ
発音通りに書こうとする仮名遣の方式で、実際の音韻と仮名との対応を規則化し書き表すもの。発音式仮名遣。
⇒ひょう‐おん【表音】
ひょうおん‐もじ【表音文字】ヘウ‥🔗⭐🔉
ひょうおん‐もじ【表音文字】ヘウ‥
(phonetic script)一つ一つが音声上の単位に相当する文字。音素を表すものを音素文字、音節を表すものを音節文字という。音字。↔表意文字
⇒ひょう‐おん【表音】
ひょう‐か【表価】ヘウ‥🔗⭐🔉
ひょう‐か【表価】ヘウ‥
貨幣の表面に記した価格。額面価格。
ひょう‐が【表賀】ヘウ‥🔗⭐🔉
ひょう‐が【表賀】ヘウ‥
表1を奉って祝いを申し上げること。
ひょう‐がい【表外】ヘウグワイ🔗⭐🔉
ひょう‐がい【表外】ヘウグワイ
①一覧表や図表などの外。「―の注記」
②特に、常用漢字表に含まれていないこと。「―音訓」
⇒ひょうがい‐かんじ【表外漢字】
ひょうがい‐かんじ【表外漢字】ヘウグワイ‥🔗⭐🔉
ひょうがい‐かんじ【表外漢字】ヘウグワイ‥
常用漢字表に収録していない漢字。そのうち常用漢字と並んでよく用いる漢字について、印刷字体の標準が「表外漢字字体表」に示されている。
⇒ひょう‐がい【表外】
ひょう‐き【表記】ヘウ‥🔗⭐🔉
ひょう‐き【表記】ヘウ‥
①表面に書きしるすこと。おもてがき。「―の住所」
②文字や記号で表ししるすこと。「漢字で―する」
⇒ひょうき‐ほう【表記法】
ひょうき‐ほう【表記法】ヘウ‥ハフ🔗⭐🔉
ひょうき‐ほう【表記法】ヘウ‥ハフ
文字で書き表す法則。漢字・仮名文字の使い分けや、仮名遣・送り仮名・句読法など。
⇒ひょう‐き【表記】
ひょう‐ぐ【表具・裱具】ヘウ‥🔗⭐🔉
ひょう‐ぐ【表具・裱具】ヘウ‥
布または紙を貼って、巻物・掛物・書画帖・屏風・襖などに作り上げること。表装。装潢そうこう。〈運歩色葉集〉
⇒ひょうぐ‐し【表具師】
⇒ひょうぐ‐じ【表具地】
⇒ひょうぐ‐や【表具屋】
⇒ひょうぐや‐ぶし【表具屋節】
ひょうぐ‐し【表具師】ヘウ‥🔗⭐🔉
ひょうぐ‐し【表具師】ヘウ‥
表具を職とする人。
⇒ひょう‐ぐ【表具・裱具】
ひょうぐ‐じ【表具地】ヘウ‥ヂ🔗⭐🔉
ひょうぐ‐じ【表具地】ヘウ‥ヂ
表具用の生地。
⇒ひょう‐ぐ【表具・裱具】
ひょうぐ‐や【表具屋】ヘウ‥🔗⭐🔉
ひょうぐ‐や【表具屋】ヘウ‥
表具を職とする家。また、その人。
⇒ひょう‐ぐ【表具・裱具】
ひょうぐや‐ぶし【表具屋節】ヘウ‥🔗⭐🔉
ひょうぐや‐ぶし【表具屋節】ヘウ‥
古浄瑠璃の一派。貞享・元禄(1684〜1704)の頃、岡本文弥、または井上播磨掾門下の表具屋又四郎が大坂で語った。曲節の一部が義太夫節に伝わる。又四郎節。
⇒ひょう‐ぐ【表具・裱具】
ひょう‐けい【表掲】ヘウ‥🔗⭐🔉
ひょう‐けい【表掲】ヘウ‥
あらわしかかげること。掲示。
ひょう‐けい【表敬】ヘウ‥🔗⭐🔉
ひょう‐けい【表敬】ヘウ‥
敬意をあらわすこと。
⇒ひょうけい‐ほうもん【表敬訪問】
ひょう‐けい【表慶】ヘウ‥🔗⭐🔉
ひょう‐けい【表慶】ヘウ‥
慶祝の意をあらわすこと。
⇒ひょうけい‐かん【表慶館】
ひょうけい‐かん【表慶館】ヘウ‥クワン🔗⭐🔉
ひょうけい‐かん【表慶館】ヘウ‥クワン
東京都上野公園内、東京国立博物館の一部。1900年(明治33)大正天皇が皇太子の時、成婚記念として東京市民から献納した建築物。09年落成開館。
⇒ひょう‐けい【表慶】
ひょう‐けいさん【表計算】ヘウ‥🔗⭐🔉
ひょう‐けいさん【表計算】ヘウ‥
表の形で縦横に並んだ数に対して行う計算。
⇒ひょうけいさん‐ソフトウェア【表計算ソフトウェア】
ひょうけいさん‐ソフトウェア【表計算ソフトウェア】ヘウ‥🔗⭐🔉
ひょうけいさん‐ソフトウェア【表計算ソフトウェア】ヘウ‥
(データを縦横に分割した表で扱うことからいう)作表や計算を中心に、見積書・請求書・報告書・企画書などの作成に使用されるソフトウェア。スプレッド‐シート。
⇒ひょう‐けいさん【表計算】
ひょうけい‐ほうもん【表敬訪問】ヘウ‥ハウ‥🔗⭐🔉
ひょうけい‐ほうもん【表敬訪問】ヘウ‥ハウ‥
ある人に、敬意を表すために訪れること。
⇒ひょう‐けい【表敬】
ひょう‐けつ【表決】ヘウ‥🔗⭐🔉
ひょう‐けつ【表決】ヘウ‥
議案に対する可否の意思を表示すること。「激論の末―する」
⇒ひょうけつ‐けん【表決権】
ひょうけつ‐けん【表決権】ヘウ‥🔗⭐🔉
ひょうけつ‐けん【表決権】ヘウ‥
(→)議決権に同じ。
⇒ひょう‐けつ【表決】
ひょう・する【表する】ヘウ‥🔗⭐🔉
ひょう・する【表する】ヘウ‥
〔他サ変〕[文]表す(サ変)
あらわす。示す。平家物語5「空に弘誓ぐぜいの深広なることを―・す」。「敬意を―・する」
[漢]表🔗⭐🔉
表 字形
筆順
〔衣(衤)部3画/8画/教育/4129・493D〕
〔音〕ヒョウ〈ヘウ〉(呉)(漢)
〔訓〕おもて・あらわす・あらわれる
[意味]
①物の外側にあらわれている面。おもて。(対)裏。「表面・表紙・地表」
②おもてに出してはっきりさせる。あらわす。「謝意を表する」「表明・表現・発表」
③目立ってあらわれたもの。てほん。「師表・儀表」
④天子または役所にたてまつる文書。「出師すいしの表」「上表・辞表」
⑤こみいった事柄を一目でわかるように整理して書きあらわしたもの。「図表・年表・時刻表・正誤表」
[解字]
会意。「衣」+「毛」(=毛皮のおもて)。上に着る衣の意。転じて、おもての意。
[下ツキ
意表・雲表・華表・儀表・月表・公表・師表・辞表・上表・図表・旌表・製表・阡表・体表・代表・地表・徴表・年表・発表・譜表・別表
筆順
〔衣(衤)部3画/8画/教育/4129・493D〕
〔音〕ヒョウ〈ヘウ〉(呉)(漢)
〔訓〕おもて・あらわす・あらわれる
[意味]
①物の外側にあらわれている面。おもて。(対)裏。「表面・表紙・地表」
②おもてに出してはっきりさせる。あらわす。「謝意を表する」「表明・表現・発表」
③目立ってあらわれたもの。てほん。「師表・儀表」
④天子または役所にたてまつる文書。「出師すいしの表」「上表・辞表」
⑤こみいった事柄を一目でわかるように整理して書きあらわしたもの。「図表・年表・時刻表・正誤表」
[解字]
会意。「衣」+「毛」(=毛皮のおもて)。上に着る衣の意。転じて、おもての意。
[下ツキ
意表・雲表・華表・儀表・月表・公表・師表・辞表・上表・図表・旌表・製表・阡表・体表・代表・地表・徴表・年表・発表・譜表・別表
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あらわ・す【表す(表わす)・現す(現わす)・顕す】🔗⭐🔉
あらわ・す アラハス [3] 【表す(表わす)・現す(現わす)・顕す】 (動サ五[四])
(1)今までなかったり隠れていたりした物・姿・様子などを,外から見えるようにする。《現》「姿を―・す」「全貌を―・す」「正体を―・す」「本性を―・す」
(2)感情などを表情や外見から読みとれるようにする。《表》「怒りを顔に―・す」
(3)人が,考え・感情などを,言葉・絵・音楽などによって相手に示す。表現する。《表》「自分の気持ちをうまく言葉に―・すことができない」「荘厳な雰囲気を音楽で―・す」
(4)記号や色がある意味を示す。表示する。《表》「交通信号の赤は『止まれ』を―・す」「地図で寺を―・す記号」
(5)広く世間に知らせる。顕彰する。《顕》「碑を建ててその功績を世に―・す」
(6)口に出して言う。「君をやさしみ―・さずありき/万葉 854」
[可能] あらわせる
〔「あらわれる」に対する他動詞〕
[慣用] 頭角を―・馬脚を―・化けの皮を―
あらわ・る【表る・現る・顕る】🔗⭐🔉
あらわ・る アラハル 【表る・現る・顕る】 (動ラ下二)
⇒あらわれる
あらわれ【表れ・現れ】🔗⭐🔉
あらわれ アラハレ [0] 【表れ・現れ】
あらわれること。あらわれたもの。「好意の―」
あらわ・れる【表れる(表われる)・現れる(現われる)・顕れる】🔗⭐🔉
あらわ・れる アラハレル [4] 【表れる(表われる)・現れる(現われる)・顕れる】 (動ラ下一)[文]ラ下二 あらは・る
(1)今までなかった人や物が出てきたり,隠れて見えなかった物や事柄が見えるようになる。出現する。《現》「一五分ほどおくれて―・れた」「この辺には時に熊の―・れることがある」
(2)それまで存在しなかった物や事柄が生じたり作られたりして,目で確認できるようになる。出現する。登場する。出る。《現》「皮膚に赤い発疹(ハツシン)が―・れる」「薬の効果が―・れる」
(3)考え・感情・傾向などが,他人に感知されるようになる。《表》「景気の動向はすぐ数字に―・れる」「顔に死相が―・れる」
(4)隠されていた物やわからなかった事柄などが,人々に知られるようになる。露顕する。《現》「これまでの悪事が―・れる」「こういう時にこそ,その人の真価が―・れる」
〔「あらわす」に対する自動詞〕
うえ-の-きぬ【表衣・袍】🔗⭐🔉
うえ-の-きぬ ウヘ― 【表衣・袍】
袍(ホウ)。また,略装のときの直衣(ノウシ)。
うわ-ぐそく【上具足・表具足】🔗⭐🔉
うわ-ぐそく ウハ― [3] 【上具足・表具足】
腹巻・鎖帷子(クサリカタビラ)などを着込んでいるとき,その上につける具足をいう語。
うわ-まき【上巻(き)・表巻(き)】🔗⭐🔉
うわ-まき ウハ― [0] 【上巻(き)・表巻(き)】
巻子や書状を上から包む白い紙。
おもて【表】🔗⭐🔉
おもて [3] 【表】
(1)二つの面のうち,前や上になる方。また,外側。表面。
⇔裏
「封筒の―」
(2)目立つ方の側。前面・正面になる方。
⇔裏
「―から入る」「―玄関」「―参道」
(3)家のそと。屋外。戸外。
⇔うち
「―で遊ぶ」
(4)見せかけの部分。うわべ。外見。
⇔裏
「―はきれいごとで済ます」「裏―のない人」
(5)おおっぴらなこと。おおやけ。「―沙汰(ザタ)」
(6)正式なもの。本来のもの。
⇔裏
「―芸」
(7)野球で,先攻チームの攻撃する間。
⇔裏
「七回の―」
(8)(畳や下駄などの)表面をおおうもの。「畳―」「―付き」
(9)書類などに書いてある事柄。「書類の―ではこうなっている」
(10)江戸時代,将軍・大名の私的な生活に対して,公的な政務。また,政務を執る所。
(11)連歌・俳諧で,一枚目の懐紙の表。初表(シヨオモテ)。
(12)「表千家」の略。
(13)「表仕」の略。
(14)名詞の下に付いて,複合語をつくる。(ア)その方向に向かっていること,その側に面していることを表す。「南―の座敷」(イ)その方向の土地・地方を表す。「江戸―」「国―」
おもて=に立・てる🔗⭐🔉
――に立・てる
公然と表面に出して示す。
おもて-えし【表絵師】🔗⭐🔉
おもて-えし ―
― [4] 【表絵師】
江戸幕府御用絵師のうち,奥絵師の支流十数家。御家人格。
― [4] 【表絵師】
江戸幕府御用絵師のうち,奥絵師の支流十数家。御家人格。
おもて-かいどう【表街道】🔗⭐🔉
おもて-かいどう ―ダウ [4] 【表街道】
(1)正式の街道。本道。
(2)(比喩的に)まっとうな人生。はなやかな人生。正しい人生。「人生の―を歩む」
おもて-がろう【表家老】🔗⭐🔉
おもて-がろう ―ラウ [4] 【表家老】
江戸時代,武家で政務にあずかる家老。
⇔奥家老
おもて-かんばん【表看板】🔗⭐🔉
おもて-かんばん [4] 【表看板】
(1)劇場などの正面にかかげる,上演内容や配役などを記した看板。
(2)世間に対して示す名目。「実業家を―にした詐欺師」
おもて-けい【表罫】🔗⭐🔉
おもて-けい [0] 【表罫】
印刷に用いる罫線の一。実線の細いもの。
おもて-げい【表芸】🔗⭐🔉
おもて-げい [3] 【表芸】
自分の本業とする技芸。
⇔裏芸
おもて-ゆうひつ【表右筆】🔗⭐🔉
おもて-ゆうひつ ―イウ― [4] 【表右筆】
江戸幕府の職名。若年寄に属し,老中奉書などの書物(カキモノ)・文案の作成,幕府の日記の記入および将軍印章の保管などに当たった。
→奥右筆
ひょう【表】🔗⭐🔉
ひょう ヘウ [0] 【表】
(1)文章ではわかりにくい事柄などを,分類整理して,見やすくまとめたもの。リスト。「時間―」「―にまとめる」
(2)臣下から天子にたてまつる文書。上表文。「出師(スイシ)の―」
ひょう-い【表衣】🔗⭐🔉
ひょう-い ヘウ― [1] 【表衣】
一番上に着る衣服。うわぎ。
ひょうい-もじ【表意文字】🔗⭐🔉
ひょうい-もじ ヘウ― [4] 【表意文字】
ことばを意味の面からとらえて,一字一字を一定の意味にそれぞれ対応させた文字。絵文字・象形文字・漢字など。意字。
⇔表音文字
ひょう-おん【表音】🔗⭐🔉
ひょう-おん ヘウ― [0] 【表音】
文字が,発音を表していること。音標。
⇔表意
ひょうおん-きごう【表音記号】🔗⭐🔉
ひょうおん-きごう ヘウ―ガウ [5] 【表音記号】
⇒音声記号(オンセイキゴウ)
ひょうおん-しき-かなづかい【表音式仮名遣い】🔗⭐🔉
ひょうおん-しき-かなづかい ヘウ―カナヅカヒ [9] 【表音式仮名遣い】
仮名を実際の発音にもっぱら対応させた仮名遣い。現代仮名遣いは現代語の発音に基づく表音式仮名遣いの一種であるが,連濁ならびに連呼音の場合に「ぢ」「づ」を用いる点など,一部に歴史的仮名遣いを残している。発音式仮名遣い。
ひょうおん-もじ【表音文字】🔗⭐🔉
ひょうおん-もじ ヘウ― [5] 【表音文字】
文字の中で,一字一字が特定の意味を表すことがなく,もっぱら一つ一つの音声に対応して,その発音を表すもの。ローマ字・アラビア文字・仮名など。音字。音標文字。写音文字。
⇔表意文字
ひょう-か【表価】🔗⭐🔉
ひょう-か ヘウ― [1] 【表価】
有価証券の表に記されている価格。額面価格(ガクメンカカク)。
ひょう-がい【表外】🔗⭐🔉
ひょう-がい ヘウグワイ [0] 【表外】
(1)一覧表などの表に含まれないこと。
(2)「常用漢字表」に含まれないこと。「―漢字」「―音訓」
ひょう-かつ【表割】🔗⭐🔉
ひょう-かつ ヘウ― [0] 【表割】
受精卵の表層で分割が行われる卵割様式。卵黄が中央にある卵(昆虫類・クモ類,その他の節足動物)にみられる。
ひょう-き【表記】🔗⭐🔉
ひょう-き ヘウ― [1] 【表記】 (名)スル
(1)おもてに書き記すこと。また,その文字。おもて書き。「―の住所あてお送り下さい」
(2)文字や記号で書き表すこと。「漢字仮名まじりで―する」
ひょうき-ほう【表記法】🔗⭐🔉
ひょうき-ほう ヘウ―ハフ [0] 【表記法】
言葉を文字によって書き表すときのきまり。日本語でいえば,漢字の使い分け,送り仮名の付け方,仮名遣い,句読点など補助記号の使い方,縦書き・横書きなど。
→正書法
ひょう-ぐ【表具・
具】🔗⭐🔉
ひょう-ぐ ヘウ― [3][0] 【表具・
具】
布や紙をはって,巻物・掛物・屏風(ビヨウブ)・襖(フスマ)などに仕立てること。表装。背帖(ハイチヨウ)。
具】
布や紙をはって,巻物・掛物・屏風(ビヨウブ)・襖(フスマ)などに仕立てること。表装。背帖(ハイチヨウ)。
ひょうぐ-し【表具師】🔗⭐🔉
ひょうぐ-し ヘウ― [3] 【表具師】
軸物や額を作ったり,襖(フスマ)や屏風(ビヨウブ)を仕立てたりすることを職業とする人。経師屋。
ひょうぐ-じ【表具地】🔗⭐🔉
ひょうぐ-じ ヘウ―ヂ [3] 【表具地】
表具用の生地。模様を織り出したものが多い。
ひょうぐ-や【表具屋】🔗⭐🔉
ひょうぐ-や ヘウ― [0] 【表具屋】
表具師。また,その店。経師屋。
ひょうぐ-や-ぶし【表具屋節】🔗⭐🔉
ひょうぐ-や-ぶし ヘウ― 【表具屋節】
上方浄瑠璃の一。大坂の太夫表具屋又四郎が,貞享(1684-1688)・元禄(1688-1704)頃に語って流行したもの。
ひょう-けい【表掲】🔗⭐🔉
ひょう-けい ヘウ― [0] 【表掲】 (名)スル
あらわしかかげること。掲示すること。
ひょう-けい【表敬】🔗⭐🔉
ひょう-けい ヘウ― [0] 【表敬】 (名)スル
敬意をあらわすこと。「―訪問」
ひょう-けい【表慶】🔗⭐🔉
ひょう-けい ヘウ― [0] 【表慶】
慶賀の意を表すこと。
ひょうけいさん-ソフト【表計算―】🔗⭐🔉
ひょうけいさん-ソフト ヘウケイサン― [7] 【表計算―】
⇒スプレッド-シート
ひょう-けつ【表決】🔗⭐🔉
ひょう-けつ ヘウ― [0] 【表決】 (名)スル
合議体の構成員が,一定の議案について賛否の意思を表明すること。「―権」
ひょう・す【表す】🔗⭐🔉
ひょう・す ヘウ― [1] 【表す】
■一■ (動サ五)
〔サ変動詞「表する」の五段化〕
「表する」に同じ。「敬意を―・さずに去る」
[可能] ひょうせる
■二■ (動サ変)
⇒ひょうする
ひょう・する【表する】🔗⭐🔉
ひょう・する ヘウ― [3] 【表する】 (動サ変)[文]サ変 へう・す
あらわす。「遺憾の意を―・する」「我朝は葦の葉を―・するとぞ/曾我 6」
ひょう【表】(和英)🔗⭐🔉
ひょういもじ【表意文字】(和英)🔗⭐🔉
ひょういもじ【表意文字】
an ideograph.→英和
ひょうおん【表音(の)】(和英)🔗⭐🔉
ひょうおん【表音(の)】
phonetic.→英和
‖表音記号(文字) a phonetic symbol[sign](alphabet).
ひょうぐし【表具師】(和英)🔗⭐🔉
ひょうぐし【表具師】
a paper hanger.
ひょうけい【表敬訪問】(和英)🔗⭐🔉
ひょうけい【表敬訪問】
a courtesy visit;a courtesy call.
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