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あらわ・す【表す】アラハス🔗🔉

あらわ・す【表す】アラハス 他五 感情や考えなどをはっきりと見える形にして表に出す。 「悲しみを顔に━」 「決意を態度に━」 「謹んで謝意を━」 ある手段を使って心や物事のありさまを表現する。 「喜びを言葉[全身]で━」 「歳末の風景を絵画で━」 「感謝の気持ちを贈り物で━」 あるものが記号として意味・内容を示す。意味する。 「言葉は意味を━」 「この音楽は歓喜を━・している」 「Hは水素を━」 「鳩はとは平和を━」 「名は体たいを━」 ◆「現す・著す」と同語源。 内から外への出現を強調して「現す」とも(「内なる思いを外に現す」)。また、送りがなは「表わす」も許容。 表せる 関連語 大分類‖作る‖つくる 中分類‖創造‖そうぞう 大分類‖書く‖かく 中分類‖書く‖かく

あらわれ【表れ】アラハレ🔗🔉

あらわれ【表れ】アラハレ 表れること。また、そのもの。 「彼女の親切は感謝の━と解される」 送りがなは「表われ」も許容。

あらわ・れる【表れる】アラハレル🔗🔉

あらわ・れる【表れる】アラハレル 自下一感情や考えなどがはっきりと見える形をとって表に出る。内面的なものが表面化する。 「喜びが顔に━」 「依頼心[優越感]が態度に━」 「心遣いが言葉の端々はしばしに━・れている」 「思想が作品の隅々に━・れている」 ◇「現れる」と同語源。 内から外への出現を強調して「現れる」とも(「内なる思いが外に現れる」)。また、送りがなは「表われる」も許容。 あらは・る(下二) 表れ

おも‐て【表】🔗🔉

おも‐て【表】 置かれたとき上になって、目に見えるほうの面。表面おもてめん。 「━は白だが、裏返すと黒になる」 「裏と━を何回もひっくり返しながら焼きました」 主立っているほうの面。 「硬貨を投げたら━が出た」 「試験問題は━を下にして配ってください」 「碁石には裏も━もない」 街並みや通りで、主要なほう。表立ったほう。 「━通り・━店だな・━街道」 ◇多く他の語と複合して使う。 家の入り口のところ。正面。 「━に看板がかかっている」 「━の座敷」 家・建物の外。 「━で遊ぶ」 「━は氷点下だ」 衣服で、外側にあって目立つところ。 「━(=表地)は絹で、裏は化繊だ」 外から容易にうかがい知れるところ。表立ったところ。 「感情を━に出す」 「態度に裏と━がある」 公的なこと。表向き。 「━の理由は病気ということになっている」 表面をおおうもの。 「畳の━を替える」 野球で、先攻のチームが攻撃する番。 「一回の━」 《地名に付いて》その方向、また、その土地を表す。 「江戸━」 ◆「面おもて」と同語源。

おもて‐あみ【表編み】🔗🔉

おもて‐あみ【表編み】 棒針編みの基本となる編み方の一つ。メリヤスの表と同じような細かい編み目になる。メリヤス編み。 ⇔裏編み

おもて‐うら【表裏】🔗🔉

おもて‐うら【表裏】 表と裏。うらおもて。 表面に現れる態度と心のうち。うらおもて。 「━のない人」

おもて‐えり【表襟・表衿】🔗🔉

おもて‐えり【表襟・表衿】 衣服の襟の外側から見える部分。裏には別布(=裏襟)をつける。

おもて‐かいどう【表街道】━カイダウ🔗🔉

おもて‐かいどう【表街道】━カイダウ 正式の街道。本街道。 まっとうな生き方。正しい人生。 「人生の━を行く」 ◆⇔裏街道

おもて‐がえ【表替え】━ガヘ🔗🔉

おもて‐がえ【表替え】━ガヘ 畳表たたみおもてを新しいものに変えること。

おもて‐がき【表書き】🔗🔉

おもて‐がき【表書き】 手紙・小包・文書などの表に住所・氏名などを書くこと。また、その文字。上書き。

おもて‐かた【表方】🔗🔉

おもて‐かた【表方】 劇場で、観客への対応や経営面に関する仕事を受け持つ人。 ⇔裏方

おもて‐がわ【表側】━ガハ🔗🔉

おもて‐がわ【表側】━ガハ 表のほう。表に面している部分。 「包装紙の━」 「屋敷の━の門」 ⇔裏側

おもて‐ぐち【表口】🔗🔉

おもて‐ぐち【表口】 建物の表側にある出入り口。 ⇔裏口 本道となる登山道。

おもて‐げんかん【表玄関】━ゲンクヮン🔗🔉

おもて‐げんかん【表玄関】━ゲンクヮン 家の正面にある正式な玄関。 ⇔内玄関 ◇その国や地域の主要な空港・駅などのたとえにも使う。

おもて‐さく【表作】🔗🔉

おもて‐さく【表作】 同じ田畑で時期をずらして年間二種の作物を栽培するとき、主となる方の作物。 ⇔裏作 ◇稲を収穫した後に大麦を作る場合、稲を表作、大麦を裏作という。

おもて‐ざた【表沙汰】🔗🔉

おもて‐ざた【表沙汰】 隠しておきたいことが世間に知れ渡ること。 「不祥事が━になる」 事件などが裁判に持ち込まれること。裁判ざた。 ⇔内沙汰うちざた

おもて‐だ・つ【表立つ】🔗🔉

おもて‐だ・つ【表立つ】 自五 世間に広く知られるようになる。表面化する。人目につく。 「━・った変化はない」 改まって正式な形をとる。 「まだ━・った回答はない」

おもて‐どおり【表通り】━ドホリ🔗🔉

おもて‐どおり【表通り】━ドホリ 道幅が広めの、市街地の主要な道。 ⇔裏通り

おもて‐にほん【表日本】🔗🔉

おもて‐にほん【表日本】 本州の太平洋に面した地域。太平洋沿岸地方。 ⇔裏日本 ◇現在では表という呼称を避けて「太平洋側」という。

おもて‐ぶたい【表舞台】🔗🔉

おもて‐ぶたい【表舞台】 表立って活動する場。 「政治の━に立つ」 「歴史の━から姿を消す」

おもて‐むき【表向き】🔗🔉

おもて‐むき【表向き】 公的なこと。 「━の理由は病気としてある」 世間に対して取りつくろった表面上のこと。 「━は友好的にふるまう」 ◆副詞的にも使う。 関連語 大分類‖形‖かたち 中分類‖外見‖がいけん

おもて‐もん【表門】🔗🔉

おもて‐もん【表門】 表にある門。正門。 ⇔裏門

ひょう【表】ヘウ🔗🔉

ひょう【表】ヘウ 事項を分類・整理し、それぞれを縦横に配置して示すもの。 「年━ねんぴょう・一覧━」 (造) おもて。外面。 「━紙」 「地━」 あらわす。あらわれる。 「━現・━情」 「発━はっぴょう 役所・職場などに提出する文書。 「辞━」 模範。手本。 「師━」 「表紙」の略。 ◇出版・広告で言う語。表紙・裏表紙の四面を「表1ひょういち」から「表4ひょうよん」で表す。

ひょうい‐もじ【表意文字】ヘウイ━🔗🔉

ひょうい‐もじ【表意文字】ヘウイ━ 文字の分類の一つ。一つ一つの字が一定の意味をもっている文字。絵文字・象形文字・漢字など。 ⇔表音文字

ひょう‐おん【表音】ヘウ━🔗🔉

ひょう‐おん【表音】ヘウ━ 文字・記号などで、ことばの音を表すこと。

ひょうおん‐もじ【表音文字】ヘウオン━🔗🔉

ひょうおん‐もじ【表音文字】ヘウオン━ 文字の分類の一つ。一つ一つの字が特定の意味をもたず、ただ音のみを表す文字。ローマ字・アラビア文字・仮名・梵字など。音字。音標文字。 ⇔表意文字

ひょう‐き【表記】ヘウ━🔗🔉

ひょう‐き【表記】ヘウ━ 名・他サ変 おもてに書きしるすこと。 「金額は━のとおり」 文字や記号を使ってことばを書き表すこと。 「漢字で━する」 「━形」

ひょうき‐ほう【表記法】ヘウキハフ🔗🔉

ひょうき‐ほう【表記法】ヘウキハフ ことばを文字で書き表すときのきまり。漢字と仮名の使い分け、仮名遣い、送り仮名、句読点の打ち方、縦書き・横書きなど。

ひょう‐ぐ【表具】ヘウ━🔗🔉

ひょう‐ぐ【表具】ヘウ━ 紙・布などをはって巻物・掛け物・びょうぶ・ふすまなどに仕立てること。表装。

ひょう‐けい【表敬】ヘウ━🔗🔉

ひょう‐けい【表敬】ヘウ━ 敬意を表すこと。 「━訪問」

ひょう‐けいさん【表計算】ヘウ━🔗🔉

ひょう‐けいさん【表計算】ヘウ━ 表の形で縦横に並んだ数を計算すること。また、その計算。 「━ソフト(=財務管理・販売管理などに使用される、表形式で種々の計算を行うソフトウエア)」

ひょう‐けつ【表決】ヘウ━🔗🔉

ひょう‐けつ【表決】ヘウ━ 名・他サ変議案に対して賛否の意思を表明すること。 「動議を━する」

ひょう‐げん【表現】ヘウ━🔗🔉

ひょう‐げん【表現】ヘウ━ 名・他サ変人間の内面にある思想・感情・感覚などを客観化し、表情・身振り・言語・音楽・絵画・造形などの外面的な形として表すこと。また、その表したもの。 「喜怒哀楽を全身[音楽]で━する」 「生の歓喜を絵画に━する」 「心理の微細な━に苦しむ」 「難解な語句を分かりやすい━(=表現内容)に改める」 関連語 大分類‖作る‖つくる 中分類‖創造‖そうぞう

ひょうげん‐しゅぎ【表現主義】ヘウゲン━🔗🔉

ひょうげん‐しゅぎ【表現主義】ヘウゲン━ 二〇世紀初頭、ドイツを中心に展開した芸術運動。印象主義や自然主義に対する反動として、作家の心理・感情・思想などの主観的表現を重視した。キヒルナー・カンディンスキーなどの絵画運動として始まった。

ひょう‐さつ【表札(標札)】ヘウ━🔗🔉

ひょう‐さつ【表札(標札)】ヘウ━ 居住者の氏名を記して戸口や門に掲げておく札。

ひょう‐し【表紙】ヘウ━🔗🔉

ひょう‐し【表紙】ヘウ━ 書籍・帳簿などの外側につける厚紙・布・革などのおおい。 「━にカバーをかける」 ◇特に、「裏表紙うらびょうし(=書物の裏側の面の表紙)」に対して、書名などを記した面を言うこともある。

ひょう‐じ【表示】ヘウ━🔗🔉

ひょう‐じ【表示】ヘウ━ 名・他サ変 はっきりとわかるように表し示すこと。また、そのようにして示されたもの。 「価格[意思]━」 図表にして示すこと。 「調査結果を━する」 ◆「標示」とも書くが、まれ。 関連語 大分類‖指示‖しじ 中分類‖指示‖しじ

ひょう‐しゅつ【表出】ヘウ━🔗🔉

ひょう‐しゅつ【表出】ヘウ━ 名・自他サ変心の中の動きが外にあらわれでること。また、外にあらわしだすこと。 「抑圧されていた感情が/を━する」 「幻視の世界を━した作品」

ひょう‐しょう【表象】ヘウシャウ🔗🔉

ひょう‐しょう【表象】ヘウシャウ 名・他サ変 象徴。象徴すること。 哲学・心理学で、知覚に基づいて心に思い浮かべる外界の対象の像(イメージ)。また、その像をあらわすこと。

ひょう‐しょう【表彰】ヘウシャウ🔗🔉

ひょう‐しょう【表彰】ヘウシャウ 名・他サ変善行・功労・成果などを広く人々に知らせ、ほめたたえること。 「優勝チームを━する」 「━状」 「表賞」と書くのは誤り。「×表賞式→表彰式」

ひょう‐じょう【表情】ヘウジャウ🔗🔉

ひょう‐じょう【表情】ヘウジャウ 内面の感情や情緒が顔つきや身振りにあらわれること。また、その顔つきや身振り。 「━が明るくなる」 「無━」 ◇ようすや状況の意でも使う。「各地から歳末の━を伝える」 関連語 大分類‖表情‖ひょうじょう 中分類‖表情‖ひょうじょう

ひょう・する【表する】ヘウ━🔗🔉

ひょう・する【表する】ヘウ━ 他サ変態度やことばに気持ちを表す。表明する。 「敬意[賛意]を━」 「遺憾の意を━」 「御厚情に対し心から謝意を━・します」 へう・す(サ変)

ひょう‐そう【表装】ヘウサウ🔗🔉

ひょう‐そう【表装】ヘウサウ 名・他サ変書画を紙・布などで縁取りや裏打ちをし、巻物・掛け物・額・びょうぶなどに仕立てること。表具。

ひょう‐そう【表層】ヘウ━🔗🔉

ひょう‐そう【表層】ヘウ━ 表面の層。うわべ。 「━雪崩」 ⇔深層

ひょう‐だい【表題(標題)】ヘウ━🔗🔉

ひょう‐だい【表題(標題)】ヘウ━ 書物の表紙に記されている、その本の題名。 講演・演劇・芸術作品などの題目。 「━音楽」

ひょう‐ちょう【表徴】ヘウ━🔗🔉

ひょう‐ちょう【表徴】ヘウ━ 自サ変かくされていたものを外面にあらわすこと。また、外面にあらわれたもの。 他サ変象徴。

ひょう‐ど【表土】ヘウ━🔗🔉

ひょう‐ど【表土】ヘウ━ 土壌の最上層部。有機物を多く含み、農作物の栽培に最も重要な部分。表層土。

ひょう‐はく【表白】ヘウ━🔗🔉

ひょう‐はく【表白】ヘウ━ 名・他サ変〔文〕自分の考えや気持ちをことばや文章にあらわすこと。 「決意を━する」 ◇「ひょうびゃく」は別語。

ひょう‐ひ【表皮】ヘウ━🔗🔉

ひょう‐ひ【表皮】ヘウ━ 動植物体の表面をおおっている細胞層。

ひょう‐びゃく【表白】ヘウ━🔗🔉

ひょう‐びゃく【表白】ヘウ━ 法会ほうえで、僧侶がその趣旨などを仏前で読み上げること。また、その文。

ひょう‐めい【表明】ヘウ━🔗🔉

ひょう‐めい【表明】ヘウ━ 名・他サ変自分の考えや決意をはっきりとあらわし示すこと。 「所信[辞意]を━する」

ひょう‐めん【表面】ヘウ━🔗🔉

ひょう‐めん【表面】ヘウ━ 物の外側の面。 「地球の━」 外から目につくところ。外見。うわべ。 「━をとりつくろう」 ◆⇔裏面りめん

ひょうめん‐か【表面化】ヘウメンクヮ🔗🔉

ひょうめん‐か【表面化】ヘウメンクヮ 名・自サ変それまで隠れていた物事が表にあらわれてくること。 「内部抗争が━する」

ひょう‐めんせき【表面積】ヘウ━🔗🔉

ひょう‐めんせき【表面積】ヘウ━ 立体の表面の面積。

ひょうめん‐ちょうりょく【表面張力】ヘウメンチャウリョク🔗🔉

ひょうめん‐ちょうりょく【表面張力】ヘウメンチャウリョク 液体の表面に作用する、その表面積をできるだけ小さく縮めようとする力。液体の分子間に働く引力によって起こる。 ◇水滴が球状になるのはこの力による。

ひょう‐り【表裏】ヘウ━🔗🔉

ひょう‐り【表裏】ヘウ━ 自サ変表と裏。また、表と裏の関係にあること。 「幸と不幸は━一体をなす」 互いに様相の異なる二つの面。 「世の中の━を知り尽くす」 人前での言行と内心とが相違すること。うらおもて。 「━のある人」

ひょうり‐いったい【表裏一体】ヘウリ━🔗🔉

ひょうり‐いったい【表裏一体】ヘウリ━ 相反して見える二つのものの関係が根本の所では密接に結びついていること。 「愛と憎しみとが━をなす」 「官民が━となって復興に当たる」

ひょうろく‐だま【表六玉】ヘウロク━🔗🔉

ひょうろく‐だま【表六玉】ヘウロク━ まのぬけた人をあざけっていう語。ひょうろく。 「兵六玉」とも。

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