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そら【空】
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そら【空】
[一][1]
(一)〔自分が立っている所と違って〕手の届かない、はるかに高い空間。
「―の旅/―飛ぶ円盤」
(二)その人が現在その中に身を置いている境遇。〔自分に関連して思い出す対象として言うこともある〕
「旅の―/故郷の―〔=望郷の対象としての故郷の方〕」
(三)〔移りやすいものと見た〕 天候。
「女心と秋の―/男心と五月の―」
(四)〔落ち着いているかどうかという観点から見た〕 心の状態。
「生きた―も無かった/うわの―」
(五)〔雅〕〔心・足・目などが空中に位置するために〕落ち着きを失い、そのものの用をなさない様子。
「心も―に/足も―に」
(六)根拠の無いこと。
「―〔=仮病〕を使う」
[二](造語)
(一)△わざと(偽って)そのふりをすること。
「―とぼける」
(二)そのように△見え(聞こえ)ながら、真実はそうでないこと。
「他人の―似/―耳・―喜び[3]」

そらあい【空合】ソラアヒ[0][3]🔗⭐🔉
そらあい【空合】ソラアヒ[0][3]
「空模様」の意の老人語。〔物事の成行きの意にも用いられる〕
「曇った―」
そらいろ【空色】[0]🔗⭐🔉
そらいろ【空色】[0]
(一)薄い「青[一](一)」の色。
(二)空模様。
そらうそぶく【空嘯く】[5]:[5]🔗⭐🔉
そらうそぶく【空嘯く】[5]:[5]
(自五)
(一)天を仰いでうそぶく。〔いかにも得意気で、生意気な形容〕
(二)△無関係だ(全く関知しない)というふりをする。
そらおそろしい【空恐ろしい】[6]:[6]🔗⭐🔉
そらおそろしい【空恐ろしい】[6]:[6]
(形)
悲観的な事ばかり連想されて、将来どうなることかと危ぶまれる様子だ。
そらおぼえ【暗覚え】[3]🔗⭐🔉
そらおぼえ【暗覚え】[3]
(一)「暗記」の意の老人語。
(二)うろ覚え。
そらごと【空言】[0]🔗⭐🔉
そらごと【空言】[0]
偽り。うそ。
[表記]「《虚言」とも書く。
そらす【逸らす】【逸す】【反らす】【反す】
[2]:[2]🔗⭐🔉
そらす【逸らす】【逸す】【反らす】【反す】
[2]:[2]
(他五)
〈なにヲ(どこニ)―〉
それる△ようにする(ままに任せる)。
(一)収め△ていた(るはずであった)手で ちょっと触っただけで そのものの行方を見失ってしまう。
「タカを―〔=逃げられる〕/たまをわきへ―〔=こぼす〕/チャンスを―〔=つかまえそこなう〕/的を―〔=ねらいからはずす〕」
(二)元来 目標とするものとは違った方向に、その人の目や関心を向け(させ)る。
「子供から目を―〔=離す〕な/話を急に―〔=都合が悪くなったり 言いたくなかったり する場合に、急に話題を転じて、その場をごまかす〕/個人的攻撃を―〔=はぐらかす〕必要が有る」
(三)相手の物の考え方やその時の心の持ちようなどが分からず、親身な対応をすることが出来なくて、気まずい思いを与える。
「人をそらさぬ〔=相手の気持をうまくつかんで話をする〕応対ぶり」
〈なにヲ―〉 そるようにする。
「胸を―」

そらぞらしい【空空しい】[5]:[5]🔗⭐🔉
そらぞらしい【空空しい】[5]:[5]
(形)
(一)自分に都合が悪いので、知らんぷりをしている態度が見えすいている様子。
(二)△言葉がうそである(心がこもっていない)ことが見えすいている様子。
「―おせじ」
――さ[5][4]――げ[5][6][0]
そらだのみ【空頼み】【空頼】[3]🔗⭐🔉
そらだのみ【空頼み】【空頼】[3]
―する あてにならない頼み。
そらで【空手】[0][2]🔗⭐🔉
そらで【空手】[0][2]
神経痛などで、老人の手が痛むこと。
そらで【暗で】[1]🔗⭐🔉
そらで【暗で】[1]
メモ・控えなどを持たず、記憶だけにたよって何かをすることを表わす。
「百人一首を―覚えている/お経を―誦ヨむ」
[表記]「空で」とも書く。
そらどけ【空解け】【空解】[0]🔗⭐🔉
そらどけ【空解け】【空解】[0]
〔雅〕 帯・ひもなどが、自然にゆるんで解けること。
そらとぼける【空惚ける】[5]:[5]🔗⭐🔉
そらとぼける【空惚ける】[5]:[5]
(自下一)
わざと知らないふりをする。
[名]空惚け[0]
そらなき【空泣き】【空泣】[0]🔗⭐🔉
そらなき【空泣き】【空泣】[0]
―する 〔子供などが〕おとななどの関心を引くために(ふざけて)泣くまねをすること。
そらなみだ【空涙】[3]🔗⭐🔉
そらなみだ【空涙】[3]
悲しくもないのに、涙を流して見せること。また、その涙。
そらに【空似】[0][3][2]🔗⭐🔉
そらに【空似】[0][3][2]
血縁関係が無いのに、顔つきがよく似ていること。
「他人の―」
そらね【空音】[0][2]🔗⭐🔉
そらね【空音】[0][2]
(一)実際はだれも鳴らさないのに、聞こえてくる楽器の おと。
「琴の―」
(二)ニワトリが鳴く時間でもないのに、時を作る声を人がして見せること。
「鶏トリの―」
(三)「うそ」の意の老人語。偽り。
「―を はく」
そらね【空寝】[0][2]🔗⭐🔉
そらね【空寝】[0][2]
―する 寝たふりをすること。たぬき寝入り。
そらねんぶつ【空念仏】[3]🔗⭐🔉
そらねんぶつ【空念仏】[3]
仏を信じる心が無く、ただ口だけで念仏を唱えること。また、その念仏。からねんぶつ。
そらはずかしい【空恥ずかしい】【空恥かしい】ソラハヅカシイ[6]:[6]🔗⭐🔉
そらはずかしい【空恥ずかしい】【空恥かしい】ソラハヅカシイ[6]:[6]
(形)
考えただけでも、恥ずかしくてたまらない。
そらまめ【空豆】[2]🔗⭐🔉
そらまめ【空豆】[2]
畑に作る越年草。親指の第一関節までぐらいの大きさの実は、堅くて太いさやに入っていて、食用。〔マメ科〕
[表記]「《蚕豆」とも書く。
[かぞえ方]一本。豆の小売りの単位は一袋
そらみみ【空耳】[0]🔗⭐🔉
そらみみ【空耳】[0]
(一)声・音がしないのに、聞こえたような気がすること。
(二)聞いても聞かないふりをすること。
そらめ【空目】[0]🔗⭐🔉
そらめ【空目】[0]
(一)本当は見えないのに、見えたような気がすること。
(二)うわめをつかうこと。
「―づかい[4]」
(三)見ないふりをすること。
「―をつかう」
そらもよう【空模様】ソラモヤウ[3]🔗⭐🔉
そらもよう【空模様】ソラモヤウ[3]
天候の様子。雲行き。〔事件の成行きの意にも用いられる〕
そらゆめ【空夢】[0]🔗⭐🔉
そらゆめ【空夢】[0]
(一)見もしないのに、本当に見たかのようにこしらえて他人に語る夢。
(二)現実世界の吉凶などにはかかわりのない夢の世界だけの夢。
(三)空想。
そらわらい【空笑い】【空笑】ソラワラヒ[3]🔗⭐🔉
そらわらい【空笑い】【空笑】ソラワラヒ[3]
―する おかしくもないのに、作り笑いをすること。
そらんじる【諳じる】[4]:[4]🔗⭐🔉
そらんじる【諳じる】[4]:[4]
(他上一)
〔「そらにする」の変化〕
(一)「暗誦アンシヨウする」意の老人語。
(二)「暗記する」の和語的表現。
「四書五経や漢詩の一節をそらんじる/戦前の唱歌や流行歌をそらんじ、歌に合わせて踊り出す人もいた」
そらんずる[4]:[4](サ変)。
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