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そら【空】🔗⭐🔉
そら【空】

名
地上のはるか上方に広がる空間の全体。天。天空。
「━高く鳥が舞う」
天空のようす。天候。空模様。
「秋の━は変わりやすい」
「━があやしくなる(=天気が崩れそうになる)」
その人の故郷・根拠地などから遠く離れた場所。
「異国[旅]の━」
心の状態。気持ち。
「うわの━」
「生きた━もない」
《「━で」の形で》暗記していて、書いたものを見ないですむこと。
「歴代の元号を━で言う」
うそ。いつわり。
「━を言う」

接頭
《形容詞に付いて》なんとなく、の意を表す。
「━恐ろしい・━恥ずかしい」
《名詞・動詞に付いて》それらしく見えるが、実際はそうでない意を表す。見せかけだけの。
「━とぼける」
「━泣き・━寝」
《名詞に付いて》実体がない、頼りにならない、の意を表す。
「━耳・━音ね・━頼み・━夢」



















そら🔗⭐🔉
そら

感
相手に注意を促すときなどに発する語。
「━、行くぞ」
「━、見えてきた」
「━、ごらん」




そら‐あい【空合い】━アヒ🔗⭐🔉
そら‐あい【空合い】━アヒ

名
空のようす。空模様。
事の成り行き。
「一波瀾はらんありそうな━だ」






そら‐いろ【空色】🔗⭐🔉
そら‐いろ【空色】

名
晴れた空のような色。薄い青色。
空のようす。空模様。
「━が怪しい」






そら‐うそぶ・く【空▼嘯く】🔗⭐🔉
そら‐うそぶ・く【空▼嘯く】

自五
知らないふりをしてとぼける。そらとぼける。
「見たこともないと━」
相手をこばかにしたような態度をとる。
「━・きて貫一は笑えり
紅葉
」








そら‐おそろし・い【空恐ろしい】🔗⭐🔉
そら‐おそろし・い【空恐ろしい】

形
心の中で思いめぐらすだけで恐ろしいと思えるほど程度がはなはだしいさま。
「将来の人口増加を計算すると━」
「━ほどの情念」
‐げ/‐さ
関連語
大分類‖不快な心の状態‖ふかいなこころのじょうたい
中分類‖恐れ‖おそれ





そら‐おぼえ【空覚え】🔗⭐🔉
そら‐ごと【空言】🔗⭐🔉
そら‐ごと【空言】

名
根拠のない話。うそ。虚言。




そら・す【反らす】🔗⭐🔉
そら・す【反らす】

他五
まっすぐな物、平らな物が弓なりに曲がるようにする。〔意図的な行為にもそうでない行為にもいう〕
「机の脚を外側に━・してデザイン上の特徴を出す」
「日なたに放置してベニヤ板を━・してしまう」
体(の部分)を後ろの方に弓なりに曲げる。
「身を━・して攻撃を避ける」
「得意そうに胸を━」
「昂然こうぜんと頭を━」
「背を━・して伸びをする」
「指を━」
◆「逸らす」と同語源。
=反らせる






そら・す【▽逸らす】🔗⭐🔉
そら・す【▽逸らす】

他五
向かうべき方向からわきにそれるようにする。
「宗頼はひとり馬をあらぬ方に━・して、…岩山のふもとに駆けつけた
石川淳
」
とらえることに失敗する。また、弾丸などを目標物に当てることに失敗する。
「後方に球を━」
「投げたつぶてを標的から━・した」
故意に目標物からねらいを外して撃ったり投げたりする。わざと外す。
「標的から狙いを━・して弾丸を発射する」
目をわきの方に向ける。
「目を━」
関心や注意が本来とは異なる方に向かうようにもってゆく。
「巧みな操作で国民の関心を現実から━」
「気を━ようなことを言う」
「一球遊んで打ち気を━」
自分に都合の悪い話を本来とは異なる方向にもってゆく。また、そのような質問や攻撃を直接的にこうむらないようにする。
「話をわきに━」
「質問の矛先を━・して回答する」
《多く打ち消しの形で》相手の気持ちをうまくつかんで、気まずい思いをさせない。
「人を━・さない巧みな接客術」
=そらせる













そら・せる【反らせる】🔗⭐🔉
そら・せる【▽逸らせる】🔗⭐🔉
そらぞら‐し・い【空空しい】🔗⭐🔉
そらぞら‐し・い【空空しい】

形
知っているのに知らないふりをするさま。
「━態度をとる」
本心でないこと、うそであることが見えすいているさま。
「━お世辞を言う」
‐げ/‐さ







そら‐だのみ【空頼み】🔗⭐🔉
そら‐だのみ【空頼み】

名・他サ変
当てにならないことをたのみにすること。また、当てにならないたのみ。からだのみ。
「帰ってくるだろうと━をする」




そら‐とぼ・ける【空▼惚ける】🔗⭐🔉
そら‐とぼ・ける【空▼惚ける】

自下一
知っているのに知らないふりをする。そらっとぼける。
「何を聞かれても━」




そら‐なみだ【空涙】🔗⭐🔉
そら‐ね【空音】🔗⭐🔉
そら‐ね【空音】

名
実際には鳴っていないのに耳に聞こえたような気がする音。
いつわりのことば。うそ。そらごと。






そら‐ねんぶつ【空念仏】🔗⭐🔉
そら‐ねんぶつ【空念仏】

名
信仰心もないのに口先だけで唱える念仏。また、念仏を唱えるふりをすること。空念誦そらねんじゅ。からねんぶつ。




そら‐まめ【空豆・
蚕豆
】🔗⭐🔉
そら‐まめ【空豆・
蚕豆
】

名
畑作物として栽培するマメ科の一年草または越年草。また、その種子。春、葉の付け根に淡紫色の蝶形花をつける。厚い莢さやに包まれた種子は塩ゆでや煮豆にするほか、甘納豆・味
みそなどの材料に使う。
さやが空を向いてつくことからという。
俗に「▽天豆」と当てることもある。









そら‐みみ【空耳】🔗⭐🔉
そら‐みみ【空耳】

名
実際には声や物音がしないのに耳に聞こえたように思うこと。
聞こえても聞こえないふりをすること。
「━を使う」






そら‐め【空目】🔗⭐🔉
そら‐め【空目】

名
実際には何もないのに見えたように思うこと。

自サ変
ひとみを上に向けること。うわめ。
「━遣い」

自サ変
見ていながら見ないふりをすること。















そら‐もよう【空模様】━モヤウ🔗⭐🔉
そら‐もよう【空模様】━モヤウ

名
空のようす。天候のようす。
「━が怪しい」
◇多くよくない天気具合にいう。
事の成り行き。雲行き。
「険悪な━になる」
◇多くよくない成り行きにいう。






そら‐ゆめ【空夢】🔗⭐🔉
そら‐ゆめ【空夢】

名
見もしないのに見たように作り上げた夢。
正夢に対して、現実には夢の通りにはならなかった夢。
「━に終わる」






そらん・ずる【▼諳んずる】🔗⭐🔉
そらん・ずる【▼諳んずる】

他サ変
そらで覚える。書いたものを見ないですむようにすっかり覚える。
「漢詩を━」
そらん・ず(サ変)
=そらんじる





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