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はり【針】【鍼】
[1]🔗⭐🔉
はり【針】【鍼】
[1]
(一)「めど」と呼ばれる穴に糸を通して、布地・皮革などを縫う、細長い小形の用具。先がとがり、多くは鉄製で、断面は丸い。〔人の心を突きさすような、悪意の有る言葉の意にも用いられる。例、「―を含んだ言葉」〕
「五十を過ぎて、―のめどが少しかすみ始めた/頭を十四―〔=十四回手術針を動かして、頭の損傷部分を〕縫った/―の筵ムシロ〔=絶えず恐怖に悩まされる、苦しい環境〕/縫い―バリ・畳―バリ・待ち―バリ」
(二)形が「針(一)」に似、用途も「針(一)」とつながりの考えられる物。
「ハチの―/イバラの―〔=とげ〕/ホチキスの―/虫ピンの―/レコードの―〔=溝を走らせて、音声を再生する部分〕/注射器の―〔=先端に在り、薬液を皮・肉に注入する部分〕/編物の―〔=毛糸を編んで衣類を作るのに操る、竹・金属製の細い棒〕/釣―バリ」
(三)機器の部品で、「針(一)」に似た形を有する物。何かの度合を指し示す。
「△計器(時計)の―/磁石の―」
鍼術(シンジユツ)(に使う、金属製のごく細い針)。
「―を打つ/―医」
[かぞえ方][一][二]とも一本

はり【張り】【張】🔗⭐🔉
はり【張り】【張】
〔動詞「張る」の連用形の名詞用法〕
[一][0]
(一)生き生きとしていて、しまりが有ること。
「目に―が無い/―の有る声」
(二)〔目的が決まるなどして〕やろうとする意欲が生じること。はりあい。
「仕事に―が有る」
(三)引っぱる力。
「―の強い弓」
[二](造語)
弓・幕・テント・シート・提灯(チヨウチン)・蚊帳や琴などを算(カゾ)える語。
はり【玻璃】[1]🔗⭐🔉
はり【玻璃】[1]
〔古〕〔梵ボン語の音訳〕
(一)水晶。
(二)ガラス。
「―戸[2]・―窓[0][3]・―版バン[0]」
はりあい【張り合い】【張合】ハリアヒ[0]🔗⭐🔉
はりあい【張り合い】【張合】ハリアヒ[0]
〔もと、対立・競争の意〕懸命に何かをしてやろうという当方の張りつめた気持に対し、相手側にも相応の反応・効果があって、やりがいがあると感じること。
「―〔=努力のしがい〕の無い仕事/―〔=こちらが幾ら働きかけても、それに対する反応〕の無い相手」
はりあいぬけ【張り合い抜け】【張合抜】ハリアヒヌケ[0]🔗⭐🔉
はりあいぬけ【張り合い抜け】【張合抜】ハリアヒヌケ[0]
―する 何かをしてやろうと意気込んでいたのに、その△気持(必要)が無くなり、がっかりすること。
拍子抜け

はりあう【張り合う】【張合う】ハリアフ[3]:[3]🔗⭐🔉
はりあう【張り合う】【張合う】ハリアフ[3]:[3]
(自五)
(力のほぼ同じ者同士が)共通の目的物を得ようと、対抗し、競争する。
はりあげる【張り上げる】【張上げる】[4]:[4]🔗⭐🔉
はりあげる【張り上げる】【張上げる】[4]:[4]
(他下一)
「声を―〔=他の注意を引くように高く大きく出す〕」
はりい【鍼医】[2]🔗⭐🔉
はりい【鍼医】[2]
鍼術(シンジユツ)を職業とする人。
はりいた【張り板】【張板】[0][2]🔗⭐🔉
はりいた【張り板】【張板】[0][2]
のりをつけた布や、すいた紙などをぴんと張って乾かすための板。
[かぞえ方]一枚
はりえんじゅ【針槐】ハリヱンジユ[3]🔗⭐🔉
はりえんじゅ【針槐】ハリヱンジユ[3]
並木などに植える落葉高木。初夏、白い蝶形(チヨウガタ)の花がふさになって、垂れて咲く。材は家具用。北米原産。にせアカシア。〔マメ科〕
[かぞえ方]一株・一本
はりおうぎ【張り扇】【張扇】ハアフギ[3]🔗⭐🔉
はりおうぎ【張り扇】【張扇】ハアフギ[3]
紙を張って外側を包んだ扇子。〔講談師・浪曲師などが見台をたたいて話の調子を取るために使う〕
[かぞえ方]一本
はりかえる【張り替える】【張替える】ハリカヘル[4][3]:[4][3]🔗⭐🔉
はりかえる【張り替える】【張替える】ハリカヘル[4][3]:[4][3]
(他下一)
(一)古くなった物を取り除いて、新しく張り直す。
「障子を―/弓のつるを―」
(二)着物をほどいて洗張りをする。
[名]張替え[0]
[表記]「〈貼り替える」とも書く。
はりがね【針金】[0]🔗⭐🔉
はりがね【針金】[0]
金属を細長くひものように伸ばしたもの。
[かぞえ方]一本
はりがみ【張り紙】【張紙】[0]🔗⭐🔉
はりがみ【張り紙】【張紙】[0]
―する
(一)〔のりなどで〕物に紙を張りつけること。また、その紙。
「―細工ザイク[5]」
(二)〔人びとに伝えるために〕人の目につく所に張りつけた紙。
(三)注意・意見などを書いて、書類などに張りつけておく、小さい紙。付箋(フセン)。
[表記]「〈貼紙」とも書く。
はりきる【張り切る】【張切る】[3]:[3]🔗⭐🔉
はりきる【張り切る】【張切る】[3]:[3]
(自五)
何かをしようという気力が充実している。
「張り切って働く/張り切った気持/張り切った〔=盛り上がった〕肩の肉」
はりくよう【針供養】ハリクヤウ[3]🔗⭐🔉
はりくよう【針供養】ハリクヤウ[3]
二月八日〔地方によっては十二月八日〕に、裁縫を休んで、使えなくなった針を集めて、供養する△こと(行事)。
はりぐるみ【張りぐるみ】[3]🔗⭐🔉
はりぐるみ【張りぐるみ】[3]
〔家具・器具などで〕外から布・紙などを張って、くるむように作ったもの。
「―の いす」
はりこ【張り子】【張子】[0]🔗⭐🔉
はりこ【張り子】【張子】[0]
〔「張り籠コ」の意〕紙を重ねて型に張り、かわいてから型を△抜くこと(抜いて作った物)。はりぬき(の人形)。
「―の虎トラ」
はりこむ【張り込む】【張込む】[3]:[3]🔗⭐🔉
はりこむ【張り込む】【張込む】[3]:[3]
[一](他五)
(一)(台紙に)張りつける。
(二)箱などの外側に張った紙の端を中側ヘ曲げて張る。
[二](自五)
(一)犯人や待ち人が現われそうな所で待ち構える。
(二)〔ふだんとは違い〕思い切ってたくさんお金を使う。
[名]張込み[0]
はりさける【張り裂ける】【張裂ける】[4]:[4]🔗⭐🔉
はりさける【張り裂ける】【張裂ける】[4]:[4]
(自下一)
(一)ふくれて裂ける。
(二)強い感情のために胸の中が一杯になる。
「のども張り裂けんばかりに〔=声を出し続けたために、声が出なくなってしまうほど熱を込めて〕応援する/胸が―思い〔=緊張が高くなったあまり、胸が高鳴って裂けるばかりの熱い思い〕で見詰める」
はりさし【針刺し】【針刺】[3][4][2]🔗⭐🔉
はりさし【針刺し】【針刺】[3][4][2]
裁縫の針がさびないように刺しておくための、髪の毛・ぬかなどを布で包んだもの。針山。針立て。
はりしごと【針仕事】[3]🔗⭐🔉
はりしごと【針仕事】[3]
裁縫。縫い物。
はりたおす【張り倒す】【張倒す】ハリタフス[4]:[4]🔗⭐🔉
はりたおす【張り倒す】【張倒す】ハリタフス[4]:[4]
(他五)
平手などで殴り倒す。
「横っつらを―」
はりだす【張り出す】【張出す】[3]:[3]🔗⭐🔉
はりだす【張り出す】【張出す】[3]:[3]
(自他五)
(一)〔ふくれたような形で〕外側へ突き△出す(出る)。
「張り出したひたい」
(二)掲示・広告などを、壁などに張りつける。
(三)〔すもうなどで〕正位置に準ずるものとして、番付の欄外に書く。
[名]張出し[0]
「―窓[5]・―大関」
[表記](二)は、「〈貼り出す」とも書く。
はりたて【針立て】【針立】[3][2]🔗⭐🔉
はりたて【針立て】【針立】[3][2]
はりさし

はりつく【張り付く】【張付く】[3]:[3]🔗⭐🔉
はりつく【張り付く】【張付く】[3]:[3]
(自五)
張りつけた△状態になる(ようにつく)。
はりつけ【磔】[0]🔗⭐🔉
はりつけ【磔】[0]
〔「張付け」から〕昔、張り付けた罪人を突き殺した刑罰。
はりつける【張り付ける】【張付ける】[4]:[4]🔗⭐🔉
はりつける【張り付ける】【張付ける】[4]:[4]
(他下一)
(一)〔紙・布などを〕広げて、のり・ピンなどでくっつける。
(二)磔(ハリツケ)の刑に処するために、罪人を柱や十字架に△打ちつける(しばる)。
(三)要所にその任に適した人を配置する。
[名]張付け[0]
[表記](一)は、「〈貼り付ける」とも書く。
はりつめる【張り詰める】【張詰める】[4]:[4]🔗⭐🔉
はりつめる【張り詰める】【張詰める】[4]:[4]
(自他下一)
(一)すみからすみまで一面に張る。
「氷が―/タイルを―」
(二)心が引きしまる。緊張する。
「張り詰めた気持」
はりて【張り手】【張手】[0]🔗⭐🔉
はりて【張り手】【張手】[0]
〔すもうで〕相手の顔を平手で打つこと。
「―をかます」
はりとばす【張り飛ばす】【張飛す】[4]:[4]🔗⭐🔉
はりとばす【張り飛ばす】【張飛す】[4]:[4]
(他五)
相手のからだが飛ぶぐらいに平手で殴る。
はりぬき【張り抜き】【張抜】[0]🔗⭐🔉
はりぬき【張り抜き】【張抜】[0]
張り子。
はりねずみ【針鼠】[3]🔗⭐🔉
はりねずみ【針鼠】[3]
形はネズミに似て、背中一面に針のような毛が有る小動物。ユーラシア大陸各地にすむ。危険に遇うとクリのいが状に体をまるめて身を守る。〔ハリネズミ科〕
[かぞえ方]一匹
はりばこ【針箱】[0]🔗⭐🔉
はりばこ【針箱】[0]
裁縫用具一そろいを入れる箱。
はりばん【張り番】【張番】[0]🔗⭐🔉
はりばん【張り番】【張番】[0]
―する 見張って番をする△こと(人)。
はりふだ【張り札】【張札】[0][2]🔗⭐🔉
はりふだ【張り札】【張札】[0][2]
〔おおぜいの人に知らせることを〕書いて(壁などに)張る紙。
[表記]「〈貼札」とも書く。
はりぼて【張りぼて】[0]🔗⭐🔉
はりぼて【張りぼて】[0]
張り子(で作った芝居の小道具)。
はりま【梁間】[0]🔗⭐🔉
はりま【梁間】[0]
〔建物で〕梁の渡っている方向の長さ。
はりまぜ【張り雑ぜ】【張雑ぜ】[0]🔗⭐🔉
はりまぜ【張り雑ぜ】【張雑ぜ】[0]
種種の書画をまぜて張りつけ△ること(た物)。
「―のびょうぶ」
[表記]「〈貼《雑ぜ」とも書く。
はりまわす【張り回す】【張回す】ハリマハス[4]:[4]🔗⭐🔉
はりまわす【張り回す】【張回す】ハリマハス[4]:[4]
(他五)
〔幕などを〕周囲に張る。
はりめ【針目】[3]🔗⭐🔉
はりめ【針目】[3]
針で縫った跡。
はりめぐらす【張り巡らす】【張巡らす】[5]:[5]🔗⭐🔉
はりめぐらす【張り巡らす】【張巡らす】[5]:[5]
(他五)
その物で、周囲を切れ目なく囲む。
「垣根を―」
はりもの【張り物】【張物】[0]🔗⭐🔉
はりもの【張り物】【張物】[0]
(一)ほどいた着物などを洗ってのりをつけ、板張りまたは伸子(シンシ)張りにすること。
(二)〔芝居の道具で〕木に紙を張り(色を塗って)木や石などの形に作ったもの。
はりやま【針山】[0]🔗⭐🔉
はりやま【針山】[0]
はりさし

はりん【破倫】[0]🔗⭐🔉
はりん【破倫】[0]
人として守るべき道にそむくこと。
新明解に「ハリ」で始まるの検索結果 1-46。