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つき【月】🔗🔉

つき【月】 (1)地球をめぐる衛星。27.3 日で地球を 1 周する。太陽・地球との相対的な位置関係によって,満ち欠けの現象を生じ,その平均周期は,29.530589 日である。半径は地球の約 4 分の 1。質量は地球の 0.0123 倍。表面重力は地球の約 6 分の 1。地球からの平均距離 38 万 4400km。太陰。 (2)天体の衛星。「木星の―」 (3)暦の上での 1 か月。時間の単位。太陽暦,太陰太陽暦いわゆる旧暦,太陰暦などがある。 (4)月の光。月影。「―がさしこむ」 (5)1 か月。「―に 1 回」 (6)妊娠期間。「―満ちて生まれる」

つき【付き・附き】🔗🔉

つき【付き・附き】 (1)付着すること。「―がよい接着剤」 (2)火のつき具合。 (3)好運。「―がまわってくる」 (4)つきそい。従者。「お―の者」 (5)(造語) (ア)ようす。「顔―」「手―」(イ)付属,または伴っていることを表す。「社長―秘書」「1 泊 2 食―」「瘤(こぶ)―」

つき【坏・杯】🔗🔉

つき【坏・杯】 古代,飲食物を盛った土器。椀よりは浅く,皿よりは深いもの。

つき【突き】🔗🔉

つき【突き】 (1)突くこと。 (2)剣道で,相手の喉(のど)のあたりを突く技。 (3)相撲で,相手の胸や肩を平手で突く技。

つきあい【付き合い】🔗🔉

つきあい【付き合い】 付き合うこと。「―で飲む」

つきあ・う【付き合う】🔗🔉

つきあ・う【付き合う】 (動五) (1)人と交際する。 (2)一緒に行動する。「食事に―・う」

つきあかり【月明かり】🔗🔉

つきあかり【月明かり】 月の光で明るいこと。また,明るい月の光。

つきあげ【突き上げ】🔗🔉

つきあげ【突き上げ】 (1)突き上げること。 (2)下位の者が上の者に圧力をかけること。 (3)相場が急に上がること。

つきあ・げる【突き上げる】🔗🔉

つきあ・げる【突き上げる】 (動下一) (1)下の方から突いて上の方へ押しあげる。 (2)下位の者が上の者に圧力をかける。 (3)感情がおさえきれずに胸に満ちる。「悲しみが胸に―・げる」

つきあたり【突き当たり】🔗🔉

つきあたり【突き当たり】 通路の,ゆきづまった所。

つきあた・る【突き当たる】🔗🔉

つきあた・る【突き当たる】 (動五) (1)物にぶつかる。衝突する。 (2)それ以上進めない所にまで来る。 (3)難問や障害に直面する。「交渉が壁に―・る」

つきあ・てる【突き当てる】🔗🔉

つきあ・てる【突き当てる】 (動下一) (1)物にぶつける。 (2)目ざす所をさがし出す。つきとめる。「隠れ家を―・てる」

つきあわせ【突き合わせ】🔗🔉

つきあわせ【突き合わせ】 (1)二つのものを向かい合わせにすること。 (2)二つのものを対照させること。「資料の―」

つきあわ・せる【突き合わせる】🔗🔉

つきあわ・せる【突き合わせる】 (動下一) (1)二つの物を向かい合わせにして近づける。「額(ひたい)を―・せて相談する」 (2)対照する。

つきいち【月一】🔗🔉

つきいち【月一】 (1)月に 1 回。 (2)1 か月につき利息が 1 割であること。

つきうす【搗き臼】🔗🔉

つきうす【搗き臼】 杵(きね)でつく臼。

つきおかおんせん【月岡温泉】🔗🔉

つきおかおんせん【月岡温泉】 新潟県北部,北蒲原(きたかんばら)郡豊浦町月岡にある硫化水素泉。

つきおかよしとし【月岡芳年】🔗🔉

つきおかよしとし【月岡芳年】 (1839-1892) 幕末・明治前期の浮世絵師。歌川国芳に浮世絵を学び,のち洋画を摂取。美人画・歴史画に長じ,明治期には絵入り新聞などに挿画を描いた。

つきおくれ【月遅れ・月後れ】🔗🔉

つきおくれ【月遅れ・月後れ】 (1)旧暦での行事を新暦のその月日にせず,1 か月おくらせてすること。「―のお盆」 (2)月刊雑誌などで,その月に出る号以前に出たもの。

つきおと・す【突き落とす】🔗🔉

つきおと・す【突き落とす】 (動五) (1)突いて高い所から下へ落とす。 (2)悪い状態や低い地位などに落とす。「悲しみの底に―・す」

つきかえ・す【突き返す】🔗🔉

つきかえ・す【突き返す】 (動五) (1)突いてきた相手に対し,こちらからも突いて出る。 (2)差し出されたものを,受け取らずにすげなく返す。つっかえす。

つきかげ【月影】🔗🔉

つきかげ【月影】 月の光。また,月。

つきがけ【月掛け】🔗🔉

つきがけ【月掛け】 月々掛け金を出すこと。また,その掛け金。「―貯金」

つきがさ【月暈】🔗🔉

つきがさ【月暈】 月の周囲に見える光の環。→暈(うん)

つきがせおんせん【月ヶ瀬温泉】🔗🔉

つきがせおんせん【月ヶ瀬温泉】 静岡県東部,伊豆半島中央部を北流する狩野川沿いにある単純泉・硫酸塩泉。

つきがた【月形】🔗🔉

つきがた【月形】 (1)半月形。半円形。 (2)〔数〕 (ア)二つの円弧で三日月形に囲まれた平面図形。(イ)二つの大円で囲まれた球面の部分。

つきがね【撞き鐘】🔗🔉

つきがね【撞き鐘】 ついてならす鐘。梵鐘(ぼんしよう)。

つきがわり【月代わり】🔗🔉

つきがわり【月代わり】 (1)次の月になること。 (2)1 か月ごとに交代すること。「―の当番」

つきぎめ【月決め】🔗🔉

つきぎめ【月決め】 1 か月にいくらときめて契約すること。〔「月極め」と書くことが多い〕

つききょうてい【月協定】🔗🔉

つききょうてい【月協定】 〔正称「月その他の天体における国家の活動を律する協定」〕 月およびその天然資源が人類共同の遺産であること,国家による月の領有禁止等を内容とする。1979 年採択,84 年発効。

つきくず・す【突き崩す】🔗🔉

つきくず・す【突き崩す】 (動五) (1)突いてくずす。 (2)突入して敵陣を乱れさせる。 (3)相手の弱点などを突いて,動揺させる。

つきげ【月毛】🔗🔉

つきげ【月毛】 馬の毛色が,葦毛でやや赤みを帯びたもの。また,その馬。

つきごし【月越し】🔗🔉

つきごし【月越し】 月をまたぐこと。翌月にかかること。

つきごめ【搗き米】🔗🔉

つきごめ【搗き米】 精米。白米。

つきさ・す【突き刺す】🔗🔉

つきさ・す【突き刺す】 (動五) 先のとがったものを勢いよく突いて入れる。

つきじ【築地】🔗🔉

つきじ【築地】 海や沼などを埋めて築いた土地。

つきじ【築地】🔗🔉

つきじ【築地】 東京都中央区,隅田川河口西岸の地域。1657 年の明暦の大火後の埋め立て地。明治初年,外国人居留地を置いた。東京中央卸売市場がある。

つきじしょうげきじょう【築地小劇場】🔗🔉

つきじしょうげきじょう【築地小劇場】 小山内薫・土方与志を中心に 1924 年(大正 13)結成された新劇団の名。また,同劇団が東京築地に設立した,日本最初の新劇専門の劇場。

つきじホテルかん【築地ホテル館】🔗🔉

つきじホテルかん【築地ホテル館】 東京築地の外国人居留地に建てられた日本最初の洋風ホテル建築。1868 年(慶応 4)建設。木造 2 階建てで,ベランダをめぐらせ中央には塔が立ち,欧米のホテルに匹敵する大規模なものであった。正称,江戸ホテル。

つきじほんがんじ【築地本願寺】🔗🔉

つきじほんがんじ【築地本願寺】 東京築地にある浄土真宗本願寺派の別院の通称。本願寺第 12 世准如が元和年間(1615-1624)に浅草に開創。明暦の大火後現在地に移転。関東大震災で罹災後,伊藤忠太の設計により古代インド式伽藍で再建。

つきずえ【月末】🔗🔉

つきずえ【月末】 げつまつ。

つきすす・む【突き進む】🔗🔉

つきすす・む【突き進む】 (動五) 勢いよく進む。どんどん進む。

つきせぬ【尽きせぬ】🔗🔉

つきせぬ【尽きせぬ】 (連語) 尽きない。尽きることがない。「―想い」

つきそい【付き添い】🔗🔉

つきそい【付き添い】 人のそばに付き添って世話をすること。また,その人。

つきそ・う【付き添う】🔗🔉

つきそ・う【付き添う】 (動五) 人のそばについてあれこれ世話をする。

つきたお・す【突き倒す】🔗🔉

つきたお・す【突き倒す】 (動五) 突いて倒す。突きころばす。

つきだし【突き出し】🔗🔉

つきだし【突き出し】 (1)突き出ていること。でっぱり。「―窓」 (2)料理屋などで最初に出す軽い料理。お通し。 (3)相撲で,両手で相手の胸を突きながら土俵外に突き出す技。

つきだ・す【突き出す】🔗🔉

つきだ・す【突き出す】 (動五) (1)人を突いて外に出す。 (2)勢いよく前へ出す。「目の前に―・す」 (3)体の一部を前に出す。「腹を―・す」 (4)罪を犯した者を警察につれて行く。 (5)物のある部分から外に向かって出る。「海峡に―・す岬」

つきだて【築館】🔗🔉

つきだて【築館】 宮城県北部,栗原(くりはら)郡の町。奥州街道の旧宿場町。奈良期に伊治城が置かれた。

つきた・てる【突き立てる】🔗🔉

つきた・てる【突き立てる】 (動下一) (1)突きさして立てる。 (2)激しく突く。

つきたらず【月足らず】🔗🔉

つきたらず【月足らず】 胎児が 10 か月に満たないで生まれること。また,その子。

つきづき【月月】🔗🔉

つきづき【月月】 毎月。月ごと。

つきつ・ける【突き付ける】🔗🔉

つきつ・ける【突き付ける】 (動下一) (1)体に押し付けるようにしてさしだす。 (2)強い態度で相手に示す。「要求を―・ける」

つきつ・める【突き詰める】🔗🔉

つきつ・める【突き詰める】 (動下一) (1)物事を最後まで考えたり調べたりする。 (2)思いつめる。「―・めた表情」

ツキディデス【Thoukydids】🔗🔉

ツキディデス【Thoukydids】 (前 460-前 400) 古代ギリシャの歴史家。アテネの人。ペロポネソス戦争を実証的に記述した「歴史(戦史)」を著す。→戦史

つき・でる【突き出る】🔗🔉

つき・でる【突き出る】 (動下一) (1)前方または外側に向かって出る。「海に―・でた岬」 (2)突き破って出る。

つきとお・す【突き通す】🔗🔉

つきとお・す【突き通す】 (動五) 突いて裏まで通す。つらぬく。

つきとば・す【突き飛ばす】🔗🔉

つきとば・す【突き飛ばす】 (動五) 突いたり,ぶつかったりしてはねとばす。

つきと・める【突き止める】🔗🔉

つきと・める【突き止める】 (動下一) (1)不明な点を調べあげて,明らかにする。「原因を―・める」 (2)人の居所などを探し出す。「隠れ家を―・める」

つきなか【月中】🔗🔉

つきなか【月中】 つきなかば。

つきなかば【月半ば】🔗🔉

つきなかば【月半ば】 月のなかば。中旬。月なか。

つきなみ【月並・月次】🔗🔉

つきなみ【月並・月次】 (1)毎月。また,毎月決まって行うこと。 (2)ありふれていて平凡なこと。「―な意見」

つきにほえる【月に吠える】🔗🔉

つきにほえる【月に吠える】 詩集。萩原朔太郎作。1917 年(大正 6)刊。豊かな感受性と近代人としての孤独な感情表現が結実したもので,既成概念に縛られず,詩語の新しい可能性を示し,現代詩への途を開いた。

つきぬきにんどう【突貫忍冬】🔗🔉

つきぬきにんどう【突貫忍冬】 スイカズラ科のつる性落葉木本。園芸品種が多い。長さ 6〜7m。初夏,濃紅色・朱橙色などの筒状花を穂状につける。

つきぬ・く【突き抜く】🔗🔉

つきぬ・く【突き抜く】 (動五) 突いて裏まで通す。突き通す。

つきぬ・ける【突き抜ける】🔗🔉

つきぬ・ける【突き抜ける】 (動下一) (1)つき破って裏まで通る。つき通る。 (2)まっすぐ通りぬける。「林を―・ける」

つきのいり【月の入り】🔗🔉

つきのいり【月の入り】 月が地平線に沈むこと。また,その時刻。⇔月の出

つきので【月の出】🔗🔉

つきので【月の出】 月が地平線から昇ること。また,その時刻。⇔月の入り

つきのもの【月の物】🔗🔉

つきのもの【月の物】 月経のこと。

つきのわ【月の輪】🔗🔉

つきのわ【月の輪】 (1)月。特に,満月。げつりん。 (2)満月を表したまるい形。

つきのわぐま【月輪熊】🔗🔉

つきのわぐま【月輪熊】 クマ科の哺乳類。黒色で前胸部に V 字形または三日月形の白斑,いわゆる月の輪がある。頭胴長 1.2〜1.9m。日本には亜種ニホンツキノワグマが生息する。くろくま。

つきのわこふん【月の輪古墳】🔗🔉

つきのわこふん【月の輪古墳】 岡山県久米郡柵原(やなはら)町飯岡にある円墳。径 60m,高さ 9m。造出付きの円墳で,粘土槨から鏡・玉・短甲が出土。

つきはじめ【月初め】🔗🔉

つきはじめ【月初め】 月のはじめ。

つきは・てる【尽き果てる】🔗🔉

つきは・てる【尽き果てる】 (動下一) 全くつきる。「精も根も―・てる」

つきはな・す【突き放す】🔗🔉

つきはな・す【突き放す】 (動五) (1)突いて離れさせる。 (2)ことさらに冷たい扱いをする。 (3)特別な感情を入れないで扱う。「―・した見方をする」

つきばらい【月払い】🔗🔉

つきばらい【月払い】 (1)月賦払い。 (2)月ごとにまとめて支払うこと。

つきばん【月番】🔗🔉

つきばん【月番】 1 か月ごとに交代で勤めをすること。また,その人。

つきひ【月日】🔗🔉

つきひ【月日】 (1)月と太陽。日月。 (2)時間。時日。歳月。「暗い―を送る」

つきひがい【月日貝】🔗🔉

つきひがい【月日貝】 海産の二枚貝。貝殻は円盤状で,径 10cm 内外。殻を激しく開閉して泳ぐ。食用。

つきびと【付き人】🔗🔉

つきびと【付き人】 つけびと。

つきべつ【月別】🔗🔉

つきべつ【月別】 月によって分けること。「―の予算」

つきべり【搗き減り・舂き減り】🔗🔉

つきべり【搗き減り・舂き減り】 米などをついたために量が減ること。

つきへん【月偏】🔗🔉

つきへん【月偏】 漢字の偏の一。「服」「朧」などの「月」。

つきまと・う【付き纏う】🔗🔉

つきまと・う【付き纏う】 (動五) (1)いつもそばについて離れないでいる。「小犬が―・う」 (2)ある事柄がいつまでも自分から離れないでいる。「不安が脳裏に―・う」

つきみ【月見】🔗🔉

つきみ【月見】 (1)月を眺め楽しむこと。特に,陰暦八月十五夜・九月十三夜の月見。おつきみ。観月。「―の宴」 (2)卵を落とした,かけの蕎麦(そば)・饂飩(うどん)。

つきみそう【月見草】🔗🔉

つきみそう【月見草】 (1)アカバナ科の越年草。北アメリカ原産。高さ約 60cm。夏の夕方,大きな白色の四弁花を開く。ツキミグサ。 (2)マツヨイグサ・オオマツヨイグサの俗称。ツキミグサ。

つきみだんご【月見団子】🔗🔉

つきみだんご【月見団子】 陰暦八月十五夜と九月十三夜の名月に供える団子。

つきみのいせきぐん【月見野遺跡群】🔗🔉

つきみのいせきぐん【月見野遺跡群】 神奈川県大和市の目黒川流域に分布する旧石器時代遺跡群。

つきもど・す【突き戻す】🔗🔉

つきもど・す【突き戻す】 (動五) (1)突いてきたものを逆に突いて戻す。 (2)物などを受け取らずに返す。つきかえす。

つきもの【付き物】🔗🔉

つきもの【付き物】 その物に当然付属しているもの・性質。「冒険に危険は―だ」

つきもの【憑き物】🔗🔉

つきもの【憑き物】 人に取りついて災いをする霊。「―が落ちる」

つきやく【月役】🔗🔉

つきやく【月役】 月経。月のさわり。

つきやぶ・る【突き破る】🔗🔉

つきやぶ・る【突き破る】 (動五) (1)物を突いて破る。 (2)勢いよくぶつかって,囲みや障害物を破る。「敵陣を―・る」

つきやま【築山】🔗🔉

つきやま【築山】 庭園などに山をかたどって,土砂または岩石で小高くきずいたもの。

つきやまどの【築山殿】🔗🔉

つきやまどの【築山殿】 (1542-1579) 徳川家康の正室。今川氏の一族関口義広(一説に親永)の娘。家康の長男信康を生むが,のち武田勝頼への内通を疑われて殺された。駿河御前。

つきゆび【突き指】🔗🔉

つきゆび【突き指】 指先に強く物が当たって,指の関節を痛めること。

つきよ【月夜】🔗🔉

つきよ【月夜】 月の明るい夜。

つきよたけ【月夜茸】🔗🔉

つきよたけ【月夜茸】 担子菌類ハラタケ目のきのこ。傘は半円形。毒性が強い。ひだは暗所で青白色の光を放つ。秋,ブナなどの倒木に群生する。

つ・きる【尽きる】🔗🔉

つ・きる【尽きる】 (動上一) (1)使い果たす。なくなる。「体力が―・きる」 (2)終わる。はてる。「話は―・きない」 (3)極限に至る。「冥利(みようり)に―・きる」

つきわり【月割り】🔗🔉

つきわり【月割り】 (1)月数で割ること。 (2)月賦(げつぷ)。

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