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つき【月】🔗⭐🔉
つき【月】
①地球の衛星。半径1738キロメートル。質量は地球の約81分の1。大気は存在しない。自転しつつ約1カ月で地球を1周し、自転と公転の周期がほぼ等しいので常に一定の半面だけを地球に向けている。太陽に対する位置の関係によって新月・上弦・満月・下弦の位相現象を生じる。日本では古来「花鳥風月」「雪月花」などと、自然を代表するものの一つとされ、特に秋の月を賞美する。太陰。つく。つくよ。月輪。〈[季]秋〉。万葉集1「熟田津にきたつに船乗りせむと―待てば」。古今和歌集秋「―見ればちぢに物こそ悲しけれ」
月
撮影:NASA
月の標本
撮影:NASA
月のクレーター
撮影:NASA
②衛星。「木星の―」
③月の光。万葉集7「春日山おして照らせるこの―は妹が庭にも清さやけかりけり」
④暦の上で1年を12に区分した一つ。それぞれ各種の名称をもって呼ぶ。太陽暦では1・3・5・7・8・10・12の各月を31日とし、他は30日、2月のみを平年28日、閏年29日とする。太陰暦では29日または30日を一月とする。
⑤1カ月の称。源氏物語松風「―に二度ばかりの御契りなめり」。「―払い」
⑥月経。古事記中「おすひの裾に―たちにけり」
⑦紋所の名。月の形を描いたもの。
⑧香の名。
⑨近世、大坂新町で、揚げ銭1匁の端女郎。がち。
⇒月が満ちる
⇒月冴ゆ
⇒月と鼈
⇒月に異に
⇒月に叢雲花に風
⇒月の前の灯
⇒月満つれば則ち虧く
⇒月よ星よと眺む
⇒月を越す
⇒月を指せば指を認む
⇒月をまたぐ



つき【付き・附き】🔗⭐🔉
つき【机】🔗⭐🔉
つき【机】
つくえ。古事記下「夕戸には、いより立たす、脇―が下の板にもが」
つき【尽き】🔗⭐🔉
つき【尽き】
つきること。はて。おわり。狂言、花子「もはやかたるに―はないが」。「運の―」
つき【坏】🔗⭐🔉
つき【坏】
飲食物を盛るのに用いた椀形の器。初めはすべて土器であった。蓋のあるのを蓋坏、蓋のないのを単に坏または片坏、高い足があるのを高坏といった。つぎ。万葉集3「一―の濁れる酒を」
つき【突き】🔗⭐🔉
つき【突き】
①つくこと。
②剣道の手の名。のどのあたりを竹刀で突くこと。「―を入れる」
③相撲のわざの一つ。平手で、主に相手の胸を突くこと。つっぱり。
つき【搗き】🔗⭐🔉
つき【搗き】
米などをつくこと。また、その程度。「七分―」
つき【槻】🔗⭐🔉
つき【槻】
ケヤキの古名。つきのき。つく。古事記下「天皇、長谷はつせの百枝―の下に坐しまして」
つき【鵇・鴇】🔗⭐🔉
つき【鵇・鴇】
トキの異名。〈新撰字鏡8〉
つき‐あい【月間】‥アヒ🔗⭐🔉
つき‐あい【月間】‥アヒ
月と月との間。この月から次の月へかけての頃。日葡辞書「ツキアイニマイラウズ」
つき‐あい【付合い】‥アヒ🔗⭐🔉
つき‐あい【付合い】‥アヒ
①まじわり。交際。〈日葡辞書〉。「―が広い」
②交際上の義理。浮世風呂2「―を知らねえ」
⇒つきあい‐ざけ【付合い酒】
つきあい‐ざけ【付合い酒】‥アヒ‥🔗⭐🔉
つきあい‐ざけ【付合い酒】‥アヒ‥
交際上の義理で一緒に飲む酒。
⇒つき‐あい【付合い】
つき‐あ・う【付き合う】‥アフ🔗⭐🔉
つき‐あ・う【付き合う】‥アフ
〔自五〕
①双方からつく。
②まじわる。交際する。「悪友と―・う」
③義理や交際上の必要から相手をする。「一杯―・う」「買物に―・う」
つき‐あ・う【突き合う】‥アフ🔗⭐🔉
つき‐あ・う【突き合う】‥アフ
〔自五〕
双方互いに突く。「角つの―・わせる」
つき‐あかり【月明り】🔗⭐🔉
つき‐あかり【月明り】
①明るい月の光。「―が差し込む」
②月の光であかるいこと。げつめい。「―の夜道」
つき‐あが・る【付き上がる】🔗⭐🔉
つき‐あが・る【付き上がる】
〔自四〕
(→)「つけあがる」に同じ。
つき‐あ・ぐ【築き上ぐ】🔗⭐🔉
つき‐あ・ぐ【築き上ぐ】
〔他下二〕
①土や石を積んで高くする。
②築いて仕上げる。
つきあげ‐ど【突上げ戸】🔗⭐🔉
つきあげ‐ど【突上げ戸】
上端を鴨居に蝶番ちょうつがいまたは壺金つぼがねでとりつけ、棒で突き上げて開ける戸。あげびさし。
⇒つき‐あげ【突上げ・衝上げ】
つきあげ‐びさし【突上げ庇】🔗⭐🔉
つきあげ‐びさし【突上げ庇】
(→)「突上げ戸」に同じ。
⇒つき‐あげ【突上げ・衝上げ】
つきあげ‐まど【突上げ窓】🔗⭐🔉
つきあげ‐まど【突上げ窓】
①突上げ戸のある窓。突出し窓。
②屋根を切り破って明り取りとした窓。浮世草子、御前義経記「山夜に月の光は―のすかしよりながめ」
⇒つき‐あげ【突上げ・衝上げ】
つき‐あ・げる【突き上げる】🔗⭐🔉
つき‐あ・げる【突き上げる】
〔他下一〕[文]つきあ・ぐ(下二)
①下からついて上にあげる。「こぶしを―・げる」「悲しみが胸を―・げる」
②下級者が上級者にある事の実現を要求して圧力をかける。「部下に―・げられる」
つき‐あたり【突当り】🔗⭐🔉
つき‐あたり【突当り】
通路の、まっすぐ先へは行けない所。「―を右へ曲がる」
つき‐あた・る【突き当たる・衝き当たる】🔗⭐🔉
つき‐あた・る【突き当たる・衝き当たる】
〔自五〕
①勢いよくあたる。衝突する。ぶつかる。「車が側壁に―・る」
②行きどまりになる。それ以上進むことができなくなる。ゆきづまる。「―・って右に曲がる」「難問に―・っている」
つき‐あ・てる【突き当てる】🔗⭐🔉
つき‐あ・てる【突き当てる】
〔他下一〕[文]つきあ・つ(下二)
①突いて目指す所にあてる。また、ぶつける。「車を門に―・てる」
②頭などを下につける。土佐日記「女はふなぞこにかしらを―・てて、ねをのみぞなく」
③見当をつけて探しあてる。つきとめる。「犯人の居場所を―・てる」
つき‐あま・す【築き余す】🔗⭐🔉
つき‐あま・す【築き余す】
〔他四〕
築き残す。古事記下「御諸みもろにつくや玉垣―・し」
つき‐あま・る【着き余る】🔗⭐🔉
つき‐あま・る【着き余る】
〔自四〕
人数が多くて、席からはみ出る。席におさまりきらない。源氏物語少女「数定まれる座に―・りて帰りまかづる大学の衆どもあるを」
つき‐あわせ【突合せ】‥アハセ🔗⭐🔉
つき‐あわせ【突合せ】‥アハセ
つきあわせること。
⇒つきあわせ‐つぎて【突合せ継手】
つきあわせ‐つぎて【突合せ継手】‥アハセ‥🔗⭐🔉
つきあわせ‐つぎて【突合せ継手】‥アハセ‥
〔機〕締結される部材が一直線に対向した状態で接合する継手。溶接継手・リベット継手・ベルト継手などに用いる。
⇒つき‐あわせ【突合せ】
つき‐あわ・せる【突き合わせる】‥アハセル🔗⭐🔉
つき‐あわ・せる【突き合わせる】‥アハセル
〔他下一〕[文]つきあは・す(下二)
①二つのものを近づけ向かい合わせる。「膝を―・せて相談する」
②双方を向かい合わせて問いただす。対決させる。「原告と被告を―・せる」
③双方をひきあわせてくらべる。対照する。「帳簿を―・せる」
つき‐いし【築石】🔗⭐🔉
つき‐いし【築石】
石垣を築くのに用いる石。
つき‐い・ず【突き出づ】‥イヅ🔗⭐🔉
つき‐い・ず【突き出づ】‥イヅ
〔自下二〕
①突いて前へ出る。
②「いづ」を強めていう語。ついと出る。平家物語5「七日八日には過ぐべからずとて、―・でぬ」
つき‐いた【突板】🔗⭐🔉
つき‐いた【突板】
木目もくめなどの美しい材を板面にそって削いで薄板にしたもの。また、それを表面に張って仕上げた化粧板。スライスト単板。
つき‐いだ・す【突き出す】🔗⭐🔉
つき‐いだ・す【突き出す】
〔他五〕
突いて前へ出す。突いて外へ出す。つきだす。
つき‐いち【月一】🔗⭐🔉
つき‐いち【月一】
①1カ月につき1割の利息。
②1カ月に1回。
つき‐い・る【突き入る】🔗⭐🔉
つき‐い・る【突き入る】
[一]〔自五〕
勢いはげしく進み入る。突入する。
[二]〔他下二〕
⇒つきいれる(下一)
つき‐いれ【搗入れ】🔗⭐🔉
つき‐いれ【搗入れ】
①頼まれた米または餅をつきあげてその人の家に届けること。
②つきたての生餅を入れて雑煮などをつくること。
つき‐い・れる【突き入れる】🔗⭐🔉
つき‐い・れる【突き入れる】
〔他下一〕[文]つきい・る(下二)
勢い激しくさしこむ。つきこむ。
つき・う【衝き居】🔗⭐🔉
つき・う【衝き居】
〔自上二〕
(ワ行)どすんと座る。ついいる。崇神紀「仰ぎ見て悔いて急居つきう」
つき‐うごか・す【突き動かす・衝き動かす】🔗⭐🔉
つき‐うごか・す【突き動かす・衝き動かす】
〔他五〕
突いて動かす。また、刺激を与えてその気にさせる。「激情に―・される」
つき‐うま【付き馬】🔗⭐🔉
つき‐うま【付き馬】
不足または不払いの遊興費などを受け取るために遊客に付いてゆく人。つけうま。うま。東海道中膝栗毛3「―をつれてかへりさへすりやア、いくらでも貸してよこしやす」
つき‐えり【突襟】🔗⭐🔉
つき‐えり【突襟】
抜衣紋ぬきえもんのこと。着物の襟を後方に突き下げて着るからいう。
つきおか【月岡】‥ヲカ🔗⭐🔉
つきおか【月岡】‥ヲカ
姓氏の一つ。
⇒つきおか‐よしとし【月岡芳年】
つきおか‐よしとし【月岡芳年】‥ヲカ‥🔗⭐🔉
つきおか‐よしとし【月岡芳年】‥ヲカ‥
明治初期の浮世絵師。雪斎の養子。大蘇と号。歌川国芳に学ぶ。歴史画・美人画を得意とし、残虐な表現で知られる。錦絵のほかに双紙や新聞の挿絵も描く。(1839〜1892)
⇒つきおか【月岡】
つき‐おくり【月送り】🔗⭐🔉
つき‐おくり【月送り】
①その月にすべきことを順々に次の月にのばすこと。
②月々に発送すること。
つき‐おくれ【月後れ・月遅れ】🔗⭐🔉
つき‐おくれ【月後れ・月遅れ】
①本来、ある月に行うべき行事などを1カ月遅らせて次の月に行うこと。「―の盆」
②定期刊行物の前月ないし数カ月前の号。「―の雑誌」
つき‐おとし【突落し】🔗⭐🔉
つき‐おとし【突落し】
相撲の手の一つ。相手の差し手を抱きこむようにして外側から自分の手を相手の首のつけ根に当て、相手の体を下に押しつけるように倒すもの。
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つき【月】🔗⭐🔉
つき [2] 【月】
(1)地球をめぐる衛星。太陽の光を受けて地上の夜を照らす。自転と公転の周期は等しく,常に同じ面を地球に向けて,二七・三日で地球を一周する。太陽・地球との相対的な位置関係によって満ち欠けの現象を生じ,その平均周期を朔望月(サクボウゲツ)といい,二九・五三〇五八九日である。半径は1738キロメートルで,地球の約四分の一。質量は地球の〇・〇一二三倍。表面重力は地球の約六分の一。地球からの平均距離38万4400キロメートル。1969年7月,人類初の踏査が行われた。古くから,太陽とともに人類に親しまれ,神話・伝説・詩歌の素材となっている。特に詩歌では秋の月をいうことが多い。太陰。[季]秋。《―天心貧しき町を通りけり/蕪村》
(2)天体の衛星。「木星の―」
(3)暦の上での一か月。時間の単位。太陽暦では一太陽年を一二分し,二月を除いて一か月の日数は三〇日か三一日である。太陰太陽暦いわゆる旧暦では大の月を三〇日,小の月を二九日とし,一年は一二か月か一三か月であった。
(4)月の光。月影。「―がさしこむ」
(5)一か月。「―に一回集金に来る」
(6)機の熟する期間。特に,妊娠一〇か月目の産み月のこと。「―が満ちて生まれる」
(7)家紋の一。{(1)}のさまざまな形を図案化したもの。
(8)月経。月のもの。「汝が着せる襲(オスイ)の裾に―立ちにけり/古事記(中)」
→月(3)[表]
月(1)
[図]

つき【付き・附き】🔗⭐🔉
つき [2] 【付き・附き】
(1)付くこと。付着すること。「―がよい接着剤」
(2)火の移りつくこと。火のつき具合。「薪が湿っていて―が悪い」
(3)勝負事などで調子がよいこと。好運。「―がまわってくる」「―に見放される」
(4)つきそい。従者。「お―の者」
(5)てがかりとなるもの。「人にあはむ―のなきには/古今(雑体)」
(6)人に応対する態度。人づき。「ぜんたい,―のわるい内だ/洒落本・遊子方言」
(7)名詞の下に付いて複合語をつくる。連濁により「づき」となることがある。(ア)上の語の表すものが示しているようすを表す。「顔―」「言葉―」「あぶなっかしい手―」(イ)上の語の表すものにつきそっていること,または付属していることを表す。「社長―秘書」「大使館―になる」(ウ)上の語の表すものが備わっていることを表す。「一泊二食―」「一〇か月の保証―」「瘤(コブ)―」
→について(連語)
→につき(連語)
つき【尽き】🔗⭐🔉
つき [2][0] 【尽き】
尽きること。おわり。「運の―」
つき【坏・杯】🔗⭐🔉
つき [2] 【坏・杯】
古代,飲食物を盛るのに用いた土器。椀よりは浅く,皿よりは深いもの。
つき【突き】🔗⭐🔉
つき [0] 【突き】
(1)刀や槍(ヤリ)で突くこと。
(2)剣道の技の一。相手の喉(ノド)のあたりを突く技。「―で一本取る」
(3)相撲の技の一。相手の胸や肩を平手で突く技。
つき【搗き】🔗⭐🔉
つき [0][2] 【搗き】
〔「突き」と同源〕
米などをつくこと。また,そのついた程度。「米―」「―が足りない」
つき【槻】🔗⭐🔉
つき 【槻】
ケヤキの古名。「―が枝/古事記(下)」
つき【
・鴇】🔗⭐🔉
つき 【
・鴇】
鳥トキの異名。[新撰字鏡]

つき-あい【付(き)合い】🔗⭐🔉
つき-あい ―アヒ [3][0] 【付(き)合い】 (名)スル
(1)人とまじわること。交際。「―が広い」「高校以来の―」
(2)義理や社交上の必要からする交わり。「―のいい人」「―で飲む」
つき-あ・う【付(き)合う】🔗⭐🔉
つき-あ・う ―アフ [3] 【付(き)合う】 (動ワ五[ハ四])
(1)人と交際する。まじわる。「長年―・った仲」
(2)義理や社交上の必要から,相手に合わせて行動する。「食事に―・う」「買物に―・う」
[可能] つきあえる
つき-あ・う【突(き)合う】🔗⭐🔉
つき-あ・う ―アフ [3] 【突(き)合う】 (動ワ五[ハ四])
互いに突く。「棒で―・う」
つき-あかり【月明(か)り】🔗⭐🔉
つき-あかり [3] 【月明(か)り】
月の光で明るいこと。また,明るい月の光。
つき-あが・る【付き上がる】🔗⭐🔉
つき-あが・る 【付き上がる】 (動ラ四)
「つけあがる」に同じ。「わびる程なほ―・り/浄瑠璃・丹波与作(中)」
つき-あげ【突(き)上げ】🔗⭐🔉
つき-あげ [0] 【突(き)上げ】
(1)突き上げること。
(2)下位にある者が上の者に強く働きかけて圧力をかけること。「下部からの―」
(3)相場が急に上がること。
つきあげ-ど【突(き)上げ戸】🔗⭐🔉
つきあげ-ど [4] 【突(き)上げ戸】
上端を蝶番(チヨウツガイ)や壺金(ツボガネ)などで鴨居(カモイ)にとりつけ,開ける時は棒で前へ突き上げて庇(ヒサシ)のようにささえる戸。あげびさし。突き上げびさし。
突き上げ戸
[図]

つきあげ-びさし【突(き)上げ庇】🔗⭐🔉
つきあげ-びさし [5] 【突(き)上げ庇】
「突き上げ戸」に同じ。
つきあげ-まど【突(き)上げ窓】🔗⭐🔉
つきあげ-まど [5] 【突(き)上げ窓】
突き上げ戸のついた窓。窓の機構として最も簡単なもの。茶室建築によく用いられ,壁面のほかに屋根の斜面につけたものもある。
つき-あ・げる【突(き)上げる】🔗⭐🔉
つき-あ・げる [4] 【突(き)上げる】 (動ガ下一)[文]ガ下二 つきあ・ぐ
(1)下の方から突いて上の方へ押しあげる。また,勢いよく上へあげる。「天井板を―・げる」「握りこぶしを―・げる」
(2)下位にある者が上の者に強く働きかけて圧力をかける。「執行部を―・げる」
(3)感情がおさえきれずに胸に満ちる。「悲しみが胸に―・げる」
つき-あ・げる【築き上げる】🔗⭐🔉
つき-あ・げる [4] 【築き上げる】 (動ガ下一)[文]ガ下二 つきあ・ぐ
土や石などを高く積み上げる。きずきあげる。「砦守る城―・げて/海潮音(敏)」
つき-あたり【突き当(た)り】🔗⭐🔉
つき-あたり [0] 【突き当(た)り】
通路の,ゆきづまってそれ以上まっすぐ進めなくなった所。「廊下の―」
つき-あた・る【突き当(た)る】🔗⭐🔉
つき-あた・る [4] 【突き当(た)る】 (動ラ五[四])
(1)物にぶつかる。衝突する。「曲がり角で人に―・る」
(2)それ以上まっすぐ先に進めない所にまで来る。「―・ったら右に曲がりなさい」
(3)難問や障害に直面する。「外交折衝が壁に―・る」
(4)人に,好意的でない態度をとる。「親に―・りやあがることもねえ/人情本・辰巳園 4」
つき-あ・てる【突(き)当てる】🔗⭐🔉
つき-あ・てる [4] 【突(き)当てる】 (動タ下一)[文]タ下二 つきあ・つ
(1)物にぶつける。「壁に棒を―・てる」
(2)目ざす所をさがし出す。つきとめる。「隠れ家を―・てる」
つき-あわ・す【突き合(わ)す】🔗⭐🔉
つき-あわ・す ―アハス [4] 【突き合(わ)す】
■一■ (動サ五[四])
「つきあわせる」に同じ。「顔を―・してすわる」
■二■ (動サ下二)
⇒つきあわせる
つき-あわせ【突き合(わ)せ】🔗⭐🔉
つき-あわせ ―アハセ [0] 【突き合(わ)せ】
(1)二つのものを向かい合わせにすること。
(2)二つのものを対照させること。「資料の―をする」
つきあわせ-つぎて【突き合わせ継(ぎ)手】🔗⭐🔉
つきあわせ-つぎて ―アハセ― [6] 【突き合わせ継(ぎ)手】
締結される部材を同一平面で突き合わせて継ぐ方法。溶接継ぎ手・リベット継ぎ手などに用いる。バット-ジョイント。
つき-あわ・せる【突き合(わ)せる】🔗⭐🔉
つき-あわ・せる ―アハセル [5] 【突き合(わ)せる】 (動サ下一)[文]サ下二 つきあは・す
(1)くっつくくらい近くに二つの物を向かい合わせにする。「膝を―・せる」「額(ヒタイ)を―・せて相談する」「一日中顔を―・せている」
(2)二つのものを比べ合わせて異同を調べる。対照する。「正本と副本を―・せる」「二人の言い分を―・せる」
つき-いし【築石】🔗⭐🔉
つき-いし [0] 【築石】
石垣を築くのに用いる石。
つき-いそ【築磯】🔗⭐🔉
つき-いそ [0] 【築磯】
魚を集めるために,岩石・廃船・コンクリート-ブロックなどを沈めた人工の魚礁。人工魚礁。
つき-いた【突(き)板】🔗⭐🔉
つき-いた [0] 【突(き)板】
材面の美しい木材から刃物で薄く削(ソ)ぎ取った板。化粧用材として合板などの表面に接着して用いる。スライスド-ベニア。
つき-いち【月一】🔗⭐🔉
つき-いち [0] 【月一】
(1)一か月につき利息が一割であること。
(2)月に一回であること。
つき-い・る【突(き)入る】🔗⭐🔉
つき-い・る [3] 【突(き)入る】
■一■ (動ラ五[四])
激しく突き進む。突入する。「敵陣深く―・る」
■二■ (動ラ下二)
⇒つきいれる
つき-い・れる【突(き)入れる】🔗⭐🔉
つき-い・れる [4] 【突(き)入れる】 (動ラ下一)[文]ラ下二 つきい・る
突いて中へ入れる。突っ込む。「水中に銛(モリ)を―・れる」
つき-うごか・す【突(き)動かす・衝き動かす】🔗⭐🔉
つき-うごか・す [5] 【突(き)動かす・衝き動かす】 (動サ五[四])
突いて動かす。また,強い刺激を与えて,そうしようという気持ちにさせる。「彼女の情熱に―・される」
つき-うす【搗き臼】🔗⭐🔉
つき-うす [3] 【搗き臼】
中がくぼんでいて,そこに穀物などを入れ,杵(キネ)でつく臼。
つき-うま【付き馬】🔗⭐🔉
つき-うま [0] 【付き馬】
「つけうま」に同じ。
つき-えり【突(き)襟】🔗⭐🔉
つき-えり [0] 【突(き)襟】
(主に関西地方で)抜き衣紋(エモン)。
つきおか【月岡】🔗⭐🔉
つきおか ツキヲカ 【月岡】
姓氏の一。
つきおか-よしとし【月岡芳年】🔗⭐🔉
つきおか-よしとし ツキヲカ― 【月岡芳年】
(1839-1892) 幕末・明治前期の浮世絵師。月岡雪斎の養子。後年は大蘇を名のる。歌川国芳に浮世絵を学び,のち洋画を摂取。明治期には絵入り新聞などに挿画を描いた。
つきおか-おんせん【月岡温泉】🔗⭐🔉
つきおか-おんせん ツキヲカヲンセン 【月岡温泉】
新潟県北部,北蒲原(キタカンバラ)郡豊浦町月岡にある硫化水素泉。1915年(大正4)石油採掘のボーリングにより湧出。
つき-おくり【月送り】🔗⭐🔉
つき-おくり [3] 【月送り】
(1)その月にするべきことを,順々に次の月にのばすこと。
(2)月ごとに発送すること。
つき-おくれ【月遅れ・月後れ】🔗⭐🔉
つき-おくれ [3] 【月遅れ・月後れ】
(1)旧暦での行事を新暦のその月日にせず,一か月おくらせてすること。《月後》「―のお盆」
(2)月刊雑誌などで,その月に出る号以前に出たもの。《月遅》「―の雑誌」
つき-おとし【突き落(と)し】🔗⭐🔉
つき-おとし [0] 【突き落(と)し】
相撲の決まり手の一。上手になった方の手の親指を相手の脇の下に,残りの四指を背に当てて,相手の身体を斜め下に押しつけて倒す技。
つき-おと・す【突き落(と)す】🔗⭐🔉
つき-おと・す [4] 【突き落(と)す】 (動サ五[四])
(1)強く押して高い所から下へ落とす。「階段から―・す」
(2)悪い状態や低い地位などに落とす。「悲しみの底に―・すようなしうち」
(3)相撲で,突き落としの手で相手を倒す。「土俵際で―・す」
[可能] つきおとせる
つき-かえ・す【突(き)返す】🔗⭐🔉
つき-かえ・す ―カヘス [3] 【突(き)返す】 (動サ五[四])
(1)突いて元に戻す。突いてきた相手に対し,こちらからも突いて出る。「土俵中央に―・す」
(2)差し出されたものを受け取らずに,その場で返す。つっかえす。「書類を―・される」「贈り物を―・す」
[可能] つきかえせる
つき-かか・る【突き掛(か)る】🔗⭐🔉
つき-かか・る [4] 【突き掛(か)る】 (動ラ五[四])
(1)相手を突いていく。つっかかる。「短刀で―・る」
(2)つっかかる。
つき-がき【築垣・築墻】🔗⭐🔉
つき-がき [0] 【築垣・築墻】
「築地(ツイジ)」に同じ。
つき-かげ【月影】🔗⭐🔉
つき-かげ [0] 【月影】
(1)月の光。月光。「―さやかな夜」
(2)月の形。月の姿。「水面にうつる―」
(3)月の光で照らし出された物の姿。「ほの見奉り給へる―の御かたち/源氏(賢木)」
つき-がけ【月掛(け)】🔗⭐🔉
つき-がけ [0] 【月掛(け)】
毎月一定の掛け金を出すこと。また,その掛け金。「―貯金」
つき-がこい【月囲い】🔗⭐🔉
つき-がこい ―ガコヒ [3] 【月囲い】
月ぎめの妾(メカケ)。月切り。
つき-がしら【月頭】🔗⭐🔉
つき-がしら 【月頭】
月の初め。「―には東に候ふ,月じりには西に候ふ/平家 10」
つき-かず【月数】🔗⭐🔉
つき-かず [0][3] 【月数】
何かをするのに要する月の数。つきすう。
つきがせ【月ヶ瀬】🔗⭐🔉
つきがせ 【月ヶ瀬】
奈良県北東端,添上(ソエカミ)郡の村。名張川の峡谷部を占め,梅林の名所として知られる。
つきがせ-おんせん【月ヶ瀬温泉】🔗⭐🔉
つきがせ-おんせん ―ヲンセン 【月ヶ瀬温泉】
静岡県東部,伊豆半島中央部を北流する狩野川沿いにある単純泉・硫酸塩泉。
つき-がた【月形】🔗⭐🔉
つき-がた [0] 【月形】
(1)半月形。半円形。
(2)〔数〕(ア)二つの円弧で三日月形に囲まれた平面図形。(イ)二つの大円で囲まれた球面の部分。
つきがた-ぐし【月形櫛】🔗⭐🔉
つきがた-ぐし [4] 【月形櫛】
婦人用の半月形のくし。
つきがた-の-はた【月像の幢】🔗⭐🔉
つきがた-の-はた 【月像の幢】
⇒げつぞうどう(月像幢)
つきがたはんぺいた【月形半平太】🔗⭐🔉
つきがたはんぺいた 【月形半平太】
戯曲。行友李風(ユキトモリフウ)作。1919年(大正8)初演。長州藩士月形半平太は,遊興に浮き身をやつすと見せて,深く勤皇に心を砕くが,真意を理解できぬ同志の策略で新撰組に斬られる。新国劇の当たり狂言で,「春雨じゃ,濡れて行こう」の台詞(セリフ)は有名。
つき-がね【撞き鐘】🔗⭐🔉
つき-がね [0] 【撞き鐘】
ついてならす鐘。梵鐘(ボンシヨウ)。
つき-がわり【月代(わ)り】🔗⭐🔉
つき-がわり ―ガハリ [3] 【月代(わ)り】
(1)月がかわって,次の月になること。
(2)一か月ごとに交代すること。「―の当番」
つき-がんな【突き鉋】🔗⭐🔉
つき-がんな [3] 【突き鉋】
鉋の一種。刃は広く両端に柄があり,それを両手で持ち,前方へ突き出すようにして物を削る。中国・朝鮮からもたらされ,日本で台鉋(ダイガンナ)に発展。
つき-きず【突(き)傷】🔗⭐🔉
つき-きず [2] 【突(き)傷】
刃物やとがった木・竹などで突いたり突かれたりしてできた傷。
つき-ぎね【搗き杵】🔗⭐🔉
つき-ぎね [3][2] 【搗き杵】
米などを搗く杵。かちぎね。
つき-ぎめ【月極め】🔗⭐🔉
つき-ぎめ [0] 【月極め】
一か月にいくらときめて契約すること。「―で駐車場を借りる」
つき-ぎょうじ【月行事】🔗⭐🔉
つき-ぎょうじ ―ギヤウジ [3] 【月行事】
江戸時代,江戸・大坂などで月々交代で町内の事務を処理した者。がちぎょうじ。
つき-きょうてい【月協定】🔗⭐🔉
つき-きょうてい ―ケフテイ 【月協定】
〔正称「月その他の天体における国家の活動を律する協定」〕
月およびその天然資源が人類共同の遺産であること,国家による月の領有禁止等を内容とする。1979年採択,84年発効。
つき-きり【付(き)切り】🔗⭐🔉
つき-きり [0] 【付(き)切り】
少しの間もそばを離れずつき添うこと。つきっきり。「―で看病する」
つき-ぎり【月切り】🔗⭐🔉
つき-ぎり [0][4] 【月切り】
(1)一か月ごとに区切りをつけること。
(2)月ぎめで妾をかこったこと。また,その女。月がこい。「是は都の―に隠し置かれし手せんじや/浄瑠璃・松風村雨」
つきぎり-かご【月切り駕籠】🔗⭐🔉
つきぎり-かご [4] 【月切り駕籠】
江戸時代,駕籠に乗る資格のない武士が老齢などの理由で,幕府に願い出て,五か月に限り駕籠の使用を許されたこと。
つき-き・る【突(き)切る】🔗⭐🔉
つき-き・る [3] 【突(き)切る】 (動ラ五[四])
(1)突いて切る。
(2)野原や道路などを一直線に横切る。つっきる。
つき-ぎれ【月切れ】🔗⭐🔉
つき-ぎれ 【月切れ】
質(シチ)・返済などの期限が切れること。「―ゆゑ流してしまふ/歌舞伎・処女評判善悪鏡」
つき-ぐ【突(き)具】🔗⭐🔉
つき-ぐ [2] 【突(き)具】
魚介類を突いて取る漁具。やす・もり・突きん棒の類。
つき-くさ【月草】🔗⭐🔉
つき-くさ [0] 【月草】
(1)植物ツユクサの古名。「―に衣そ染むる/万葉 1255」
(2)襲(カサネ)の色目の名。表は縹(ハナダ),裏は薄縹。秋に着用。
つきくさ-の【月草の】🔗⭐🔉
つきくさ-の 【月草の】 (枕詞)
月草で染めた色の落ちやすいことから,「うつろふ」「仮の命」などにかかる。「―移ろひやすく思へかも/万葉 583」
つき-くず・す【突(き)崩す】🔗⭐🔉
つき-くず・す ―クヅス [4] 【突(き)崩す】 (動サ五[四])
(1)積み上げたものなどを突いてくずす。「石垣を―・す」
(2)突入して敵陣を乱れさせる。「敵の背後から―・す」
(3)相手の弱点などを突いて,動揺させる。「容疑者のアリバイを―・す」
[可能] つきくずせる
つき-くだ・く【搗き砕く】🔗⭐🔉
つき-くだ・く [4] 【搗き砕く】 (動カ五[四])
(穀物などを)ついて細かくする。
つき【月】(和英)🔗⭐🔉
つき(和英)🔗⭐🔉
つき【付きが良い(悪い)】(和英)🔗⭐🔉
つき【付きが良い(悪い)】
print well (badly) (印刷の);(do not) stick fast (付着);be quick (slow) to kindle (火の).
つき【突き】(和英)🔗⭐🔉
つきあい【付き合い】(和英)🔗⭐🔉
つきあい【付き合い】
⇒交際.〜で[に]to keepcompany;for company.〜上手(下手)な (un)sociable.→英和
〜にくい(やすい)hard (easy) to please.
つきあう【突き合う】(和英)🔗⭐🔉
つきあう【突き合う】
poke[thrust]each other.
つきあかり【月明りで】(和英)🔗⭐🔉
つきあかり【月明りで】
by[in the]moonlight.
つきあげ【突き上げ(で)】(和英)🔗⭐🔉
つきあげ【突き上げ(で)】
(under) pressure from below.
つきあげる【突き上げる】(和英)🔗⭐🔉
つきあげる【突き上げる】
throw[push]up;toss.→英和
つきあたり【突き当り(に)】(和英)🔗⭐🔉
つきあたり【突き当り(に)】
(at) the end of.
つきあてる【突き当てる】(和英)🔗⭐🔉
つきあてる【突き当てる】
run[knock,strike,bump,hit,ram]against;find out.
つきおくれ【月遅れ(の雑誌)】(和英)🔗⭐🔉
つきおくれ【月遅れ(の雑誌)】
a back number (of a magazine).
つきおとす【突き落とす】(和英)🔗⭐🔉
つきおとす【突き落とす】
push[thrust]down[off,over,into].
つきかえす【突き返す】(和英)🔗⭐🔉
つきかえす【突き返す】
push[thrust]back;send back;[拒絶]reject;→英和
refuse to accept.
つきかげ【月影】(和英)🔗⭐🔉
つきかげ【月影】
moonlight.→英和
つきがけ【月掛】(和英)🔗⭐🔉
つきがけ【月掛】
monthly payment.月掛貯金 monthly installment deposit.
つききず【突傷】(和英)🔗⭐🔉
つききず【突傷】
(a wound from) a stab.→英和
つききり【付き切りで看病する】(和英)🔗⭐🔉
つききり【付き切りで看病する】
never leavebedside.
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