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つき【月】🔗⭐🔉
つき【月】
地球の衛星。赤道半径は一七三八キロ、質量は地球の約八一分の一。恒星を基準とすると地球の周りを周期約二七・三日(恒星月)で公転する。自転と公転の周期が等しいので、常に一定の半面だけを地球に向けている。太陽の光を受けて輝き、太陽と地球に対する位置によって見かけの形が変化し、新月(朔(さく))・上弦・満月(望(ぼう))・下弦の現象を繰り返す。この周期が朔望月(げつ)で、約二九・五日。昔から人々に親しまれ、詩歌・伝説の素材とされる。太陰。月輪。《季 秋》「―ぞしるべこなたへいらせ旅の宿/芭蕉」
他の惑星の衛星。「土星の―」
月の光。月光。つきかげ。「―がさし込む」「―の明るい晩」
暦で、一年を一二に分けた一。太陽暦では、「大の月」を三一日、「小の月」を三〇日、ただし二月だけ平年は二八日、閏年(うるうどし)は二九日とする。
一か月。「―に一度の会議」
約一〇か月の妊娠期間。「―満ちて玉のような子を産む」
紋所の名。
の形を図案化したもの。
月のもの。月経。「汝(な)が着(け)せる襲(おすひ)の裾に―立ちにけり」〈記・中・歌謡〉














つき【付き・△附き】🔗⭐🔉
つき【付き・△附き】
付くこと。付着すること。また、そのぐあい。「―のいい粘着テープ」
火がつくこと。火が移って燃えるぐあい。火つき。「―の悪いマッチ」
ある人のそばにつき従うこと。また、その人。付き添い。「夫々(それぞれ)に支度して老実(まめやか)の―を撰み」〈一葉・暁月夜〉→御付(おつ)き
かっこう。ようす。「体の―がちょっとだけ違うよってなあ」〈谷崎・卍〉
好運。「―が回る」「―が落ちる」
からだに関する名詞の下に付いて、そのもののようす・かっこうを表す。「顔―」「手―」
名詞の下に付いて、そのものが付属していることを表す。「家具―のアパート」
人を表す名詞の下に付いて、その人の世話をする役であることを表す。「社長―秘書」
手がかりになるもの。「人にあはむ―のなきには思ひおきて胸はしり火に心やけをり」〈古今・雑体〉
《試金石にすりつけて調べるところから》金銀の品質。「―の悪き銀(かね)を」〈浮・永代蔵・五〉











つき【△机】🔗⭐🔉
つき【△机】
つくえの異称。「夕間にはい倚り立たす脇―が下の板にもが」〈記・下・歌謡〉
つき【尽き】🔗⭐🔉
つき【尽き】
尽きること。終わり。「運の―」
つき【×坏・△杯】🔗⭐🔉
つき【×坏・△杯】
[名]古代の飲食物を盛る器で、碗より浅く皿より深いもの。材質は土器・陶器や木製などがあり、脚の付いたものや蓋のあるものもある。
〔接尾〕助数詞。坏に盛った飲食物を数えるのに用いる。「験(しるし)なきものを思はずは一―の濁れる酒を飲むべくあるらし」〈万・三三八〉


つき【突き】🔗⭐🔉
つき【突き】
突くこと。また、その度合い。
剣道で、相手ののどを突くわざ。
相撲で、相手の胸や肩を平手で突きたてるわざ。つっぱり。



つき【×搗き】🔗⭐🔉
つき【×搗き】
米などをつくこと。また、その程度。「餅(もち)の―が足りない」
つき【△調】🔗⭐🔉
つき【△調】
古代の税のこと。みつぎもの。「汝は浮浪人(うかれびと)なり。何ぞ―をいださざる」〈霊異記・下〉
つき【×鴾・×
・×鴇】🔗⭐🔉
つき【×鴾・×
・×鴇】
トキの古名。〈和名抄〉

つき‐あ・う【付(き)合う】‐あふ🔗⭐🔉
つき‐あ・う【付(き)合う】‐あふ
[動ワ五(ハ四)]
行き来したりして、その人と親しい関係をつくる。交際する。「隣近所と親しく―・う」
恋人として交際する。「今―・っている彼女」
行動をともにする。「残業に―・う」「食事を―・う」




つき‐あかり【月明(か)り】🔗⭐🔉
つき‐あかり【月明(か)り】
月の光。また、月の光で明るいこと。「―を頼りに夜道を歩く」
つき‐あがり【付き上がり】🔗⭐🔉
つき‐あがり【付き上がり】
相手のおとなしいのに付け込むこと。つけあがり。「弱みを見せるとなほ―がする」〈滑・膝栗毛・五〉
つき‐あげ【突(き)上げ・△衝き上げ】🔗⭐🔉
つき‐あげ【突(き)上げ・△衝き上げ】
下から突いて上げること。「―式の窓」
下位の者が自分の要求を通そうとして、上位の者に加える圧力。「組合下部からの―が強い」


つきあげ‐ど【突(き)上げ戸】🔗⭐🔉
つきあげ‐ど【突(き)上げ戸】
上端を鴨居(かもい)に蝶番(ちようつがい)や壺金(つぼがね)で取り付け、斜めに棒で突き上げて支え、庇(ひさし)の用をさせる戸。突き上げ庇。上げ戸。突き上げ庇。
つきあげ‐びさし【突(き)上げ×庇】🔗⭐🔉
つきあげ‐びさし【突(き)上げ×庇】
「突き上げ戸」に同じ。
つきあげ‐まど【突(き)上げ窓】🔗⭐🔉
つきあげ‐まど【突(き)上げ窓】
突き上げ戸を取り付けた窓。通気や明かり取りに用いる。突き出し窓。
屋根の一部を切り開け、窓ぶたを下から突き上げて開け、明かり取りとする窓。突き出し窓。


つき‐あ・げる【突(き)上げる・△衝き上げる】🔗⭐🔉
つき‐あ・げる【突(き)上げる・△衝き上げる】
[動ガ下一]
つきあ・ぐ[ガ下二]
下から突いて上の方にあげる。突いて押し上げる。「こぶしを天に―・げる」
下位の者が上位の者に、自分の考えなどを通そうとして圧力を加える。「執行部を―・げる」
感情などが激しくわいて出る。「悲しみが胸を―・げる」




つき‐あ・げる【△築き上げる】🔗⭐🔉
つき‐あ・げる【△築き上げる】
[動ガ下一]
つきあ・ぐ[ガ下二]土や石などを積み重ねて高く築く。きずきあげる。「城砦を―・げる」

つき‐あたり【突(き)当(た)り】🔗⭐🔉
つき‐あたり【突(き)当(た)り】
道や廊下などの行きづまった所。「二階の―の部屋」
つき‐あた・る【突(き)当(た)る】🔗⭐🔉
つき‐あた・る【突(き)当(た)る】
[動ラ五(四)]
進んで行ってものに勢いよく当たる。衝突する。ぶつかる。「車が電柱に―・る」
それより先へ進めないところに行きつく。「―・って右に曲がる」
思いがけない問題や障害に出会う。「難問に―・る」



つき‐あ・てる【突(き)当てる】🔗⭐🔉
つき‐あ・てる【突(き)当てる】
[動タ下一]
つきあ・つ[タ下二]
激しく突いて当てる。勢いよくぶつける。「車をガードレールに―・てる」
捜していたものを見つけ出す。探しあてる。つきとめる。「隠れ家を―・てる」
あてがってつける。「女は舟底にかしらを―・てて、音をのみぞ泣く」〈土佐〉




つき‐あま・る【着き余る】🔗⭐🔉
つき‐あま・る【着き余る】
[動ラ四]人数が多くて席につけなくなる。席からはみ出す。「数定まれる座に―・りて」〈源・少女〉
つき‐あり・く【突き△歩く】🔗⭐🔉
つき‐あり・く【突き△歩く】
[動カ四]頭を下げて歩く。「ぬかづき虫、またあはれなり。さる心地に道心起こして―・くらむよ」〈枕・四三〉
つき‐あわせ【突(き)合(わ)せ】‐あはせ🔗⭐🔉
つき‐あわせ【突(き)合(わ)せ】‐あはせ
二つのものを比べ合わせて調べること。照合すること。「備品台帳と現物との―をする」
両者を対席させること。「あの両人と―に成ると、向うには証拠の手紙があり」〈円朝・怪談牡丹灯籠〉


つきあわせ‐つぎて【突(き)合(わ)せ継(ぎ)手】つきあはせ‐🔗⭐🔉
つきあわせ‐つぎて【突(き)合(わ)せ継(ぎ)手】つきあはせ‐
二つの部材を突き合わせて一平面で締結する継ぎ手。リベット継ぎ手・ベルト継ぎ手・溶接継ぎ手などに用いる。バットジョイント。
つき‐あわ・せる【突(き)合(わ)せる】‐あはせる🔗⭐🔉
つき‐あわ・せる【突(き)合(わ)せる】‐あはせる
[動サ下一]
つきあは・す[サ下二]
二つのものを近づけて向かい合わせる。「ひざを―・せる」
両方を並べてくらべる。照合する。つきくらべる。「原簿と―・せる」
双方を対席させて話をさせる。「両者を―・せて意見を聴取する」




つき‐いし【△築石】🔗⭐🔉
つき‐いし【△築石】
石垣を築くために用いる石。
つき‐い・ず【突き△出づ】‐いづ🔗⭐🔉
つき‐い・ず【突き△出づ】‐いづ
[動ダ下二]ついと出る。飛び出る。「この妻あまりに心憂かりければ、やがて家を―・でて行くを」〈沙石集・七〉
つき‐いそ【△築き×磯】🔗⭐🔉
つき‐いそ【△築き×磯】
海底に廃船・割り石・コンクリートブロックなどを沈めて作る人工魚礁。
つき‐いち【月一】🔗⭐🔉
つき‐いち【月一】
一か月に一回何かをすること。「―のゴルフ」
一か月に一割の利息であること。


つき‐い・る【突(き)入る】🔗⭐🔉
つき‐い・る【突(き)入る】
[動ラ五(四)]激しい勢いで進み入る。突入する。「敵陣に―・る」
[動ラ下二]「つきいれる」の文語形。


つき‐いれ【×搗き入れ・×舂き入れ】🔗⭐🔉
つき‐いれ【×搗き入れ・×舂き入れ】
つきたての餅(もち)で、おろし餅・雑煮(ぞうに)・あん餅などを作ること。
米や餅をつき上げて、注文した家に届けること。


つき‐い・れる【突(き)入れる】🔗⭐🔉
つき‐い・れる【突(き)入れる】
[動ラ下一]
つきい・る[ラ下二]勢いよく突いて差し入れる。突っ込む。「棹(さお)を水に―・れる」

つき‐うす【×搗き×臼・×舂き×臼】🔗⭐🔉
つき‐うす【×搗き×臼・×舂き×臼】
うすの一種。木や石でつくり、中を円形にくぼませ、その中に穀物などを入れてきねでつくもの。
つき‐うま【付(き)馬】🔗⭐🔉
つき‐うま【付(き)馬】
「付け馬」に同じ。
つき‐えり【突(き)襟】🔗⭐🔉
つき‐えり【突(き)襟】
(主に関西で)抜き衣紋(えもん)のこと。着物の襟を後方に突き下げて着るのでいう。
つきおか‐よしとし【月岡芳年】つきをか‐🔗⭐🔉
つきおか‐よしとし【月岡芳年】つきをか‐
[一八三九〜一八九二]幕末から明治初期の浮世絵師。江戸の生まれ。本名、吉岡米次郎。号、玉桜楼・一魁斎。のち大蘇(たいそ)芳年と称した。初め歌川国芳に師事。歴史画・美人画に異色の作品をのこしたほか、新聞の挿絵でも活躍。
つき‐おくり【月送り】🔗⭐🔉
つき‐おくり【月送り】
すべきことを順々に次の月へ延ばすこと。
毎月、金や物を送ること。


つき‐おくれ【月遅れ・月後れ】🔗⭐🔉
つき‐おくれ【月遅れ・月後れ】
ある月に行う行事などを、一か月おくらせて行うこと。特に、陰暦に従ってすべき行事を陽暦のその月日に行わず、一か月おくらせること。「―のお盆」
月刊雑誌などで、発売中の号より一、二か月前のもの。


つき‐おとし【突(き)落(と)し】🔗⭐🔉
つき‐おとし【突(き)落(と)し】
相撲のきまり手の一。上手(うわて)を相手のわきに外側から筈(はず)に当て、相手を斜め下に押しつけるように倒す技。
つき‐おと・す【突(き)落(と)す】🔗⭐🔉
つき‐おと・す【突(き)落(と)す】
[動サ五(四)]
突いて高い所から下へ落とす。「谷底に―・す」
ひどく悪い状態に陥らせる。「絶望の淵に―・される」
相撲で、突き落としの手で相手を負かす。「土俵際で―・して勝つ」



つき‐がい【月貝】‐がひ🔗⭐🔉
つき‐がい【月貝】‐がひ
ツキガイ科の二枚貝。紀伊半島以南の浅海の砂底にすむ。貝殻は円形で、殻長六センチくらい。殻表は白色で、放射肋(ろく)と成長肋とが交わって布目状を呈する。
つき‐がえ【月替え】‐がへ🔗⭐🔉
つき‐がえ【月替え】‐がへ
一か月おき。隔月。
つき‐かえ・す【突(き)返す】‐かへす🔗⭐🔉
つき‐かえ・す【突(き)返す】‐かへす
[動サ五(四)]
相手が突いてきたのに対してこちらも突いて押しやる。つきもどす。「負けじと―・す」
差し出されたものや送ってきたものを受け取らないで先方へ戻す。つきもどす。つっかえす。「企画書を―・す」


つき‐がかり【月掛かり】🔗⭐🔉
つき‐がかり【月掛かり】
一か月いくらと取り決めること。特に、めかけなどを一か月いくらと金額を決めて囲うこと。月切り。「―の手かけ者」〈浮・一代男・二〉
つき‐がき【△築垣・△築×牆】🔗⭐🔉
つき‐がき【△築垣・△築×牆】
「築地(ついじ)
」に同じ。

つき‐か・く【突き欠く】🔗⭐🔉
つき‐か・く【突き欠く】
[動カ四]突き当たってきずつける。「築地の角に走り当たりて、顔先―・きてありけり」〈著聞集・一六〉
つき‐かげ【月影】🔗⭐🔉
つき‐かげ【月影】
月の形。月の姿。月。《季 秋》「―をくみこぼしけり手水鉢/立圃」
月の光。月のあかり。月光。「淡い―」
月光に照らされて映る人や物の姿。「ほのかなりし―の見劣りせずは、まほならむはや」〈源・橋姫〉



つき‐がけ【月掛(け)】🔗⭐🔉
つき‐がけ【月掛(け)】
毎月、きまった金額を一定期間積み立てること。また、その掛け金。「―貯金」
つき‐か・ける【突(き)掛ける】🔗⭐🔉
つき‐か・ける【突(き)掛ける】
[動カ下一]
つきか・く[カ下二]
あるものを目がけて勢いよく突く。つっかける。「槍を―・ける」
突こうとする。「―・けて思いとどまる」



つき‐がさ【月×暈】🔗⭐🔉
つき‐がさ【月×暈】
月の周りに見える光の環。→暈(かさ)
つき‐がしら【月頭】🔗⭐🔉
つき‐がしら【月頭】
月の始め。月始め。
月尻(つきじり)。

つきがせ【月ヶ瀬】🔗⭐🔉
つきがせ【月ヶ瀬】
奈良県北東端、添上(そえがみ)郡の地名。名張川の峡谷沿いにある梅林は梅の名所。
つき‐がた【月形】🔗⭐🔉
つき‐がた【月形】
半月の形。半円形。
二つの円弧で三日月形に囲まれた図形。また、二つの大円の半円周で囲まれた球面の部分。


つきがた‐ぐし【月形×櫛】🔗⭐🔉
つきがた‐ぐし【月形×櫛】
女性用の櫛で、半月の形をしたもの。
つきがたはんぺいた【月形半平太】🔗⭐🔉
つきがたはんぺいた【月形半平太】
行友李風(ゆきともりふう)の戯曲。四幕。大正八年(一九一九)沢田正二郎らの新国劇により初演。幕末の京都を背景にした、長州藩士月形半平太を取り巻く恋と剣の物語で、劇中の「春雨じゃ濡れて行こう」の台詞が有名。モデルは武市瑞山(たけちずいざん)(通称、半平太)とされる。
つき‐がね【×撞き鐘】🔗⭐🔉
つき‐がね【×撞き鐘】
撞木(しゆもく)でついて鳴らす鐘。釣鐘。梵鐘(ぼんしよう)。
つき‐がわり【月代(わ)り】‐がはり🔗⭐🔉
つき‐がわり【月代(わ)り】‐がはり
一か月ごとに交代すること。「―の当番」
次の月になること。


つき‐がんな【突き×鉋】🔗⭐🔉
つき‐がんな【突き×鉋】
刃が広く、両端に柄のついた鉋。両手で持ち、前へ突き出すようにして削る。
つき‐きず【突(き)傷】🔗⭐🔉
つき‐きず【突(き)傷】
とがったもので突いてできた傷。また、突かれてできた傷。
つき‐ぎね【×搗き×杵】🔗⭐🔉
つき‐ぎね【×搗き×杵】
うすに入れた米などをつくきね。かちぎね。
つき‐ぎめ【月△極め】🔗⭐🔉
つき‐ぎめ【月△極め】
一か月を単位として契約などをきめること。「―の駐車場」「―で新聞をとる」
つき‐ぎょうじ【月行事・月行司】‐ギヤウジ🔗⭐🔉
つき‐ぎょうじ【月行事・月行司】‐ギヤウジ
江戸時代、一か月交代で、町内や商人組合などの事務処理をした人。がちぎょうじ。
つき‐きり【付(き)切り】🔗⭐🔉
つき‐きり【付(き)切り】
少しも離れることなく付き添うこと。つきっきり。「―で看病する」
つき‐きり【突き切り】🔗⭐🔉
つき‐きり【突き切り】
[名・形動ナリ]突き放した言い方。すげなく言い放つこと。また、そのさま。「はしたなく―なる事な宣ひそよ」〈源・若菜下〉
つき‐ぎり【月切り】🔗⭐🔉
つき‐ぎり【月切り】
ある物事の期間を、一か月または幾月と限って定めること。「―の算用に相納め、地獄極楽の修復料に致すべき事」〈浮・風俗遊仙窟・四〉
「月掛かり」に同じ。「これは都の―に隠し置かれし手煎ぢゃ」〈浄・松風村雨〉


つきぎり‐かご【月切り×駕×籠】🔗⭐🔉
つきぎり‐かご【月切り×駕×籠】
江戸時代、駕籠を常用する資格のない小身の旗本や諸家の臣などが、願い出により、五か月を期限として駕籠の使用を許されたこと。
つき‐き・る【突(き)切る】🔗⭐🔉
つき‐き・る【突(き)切る】
[動ラ五(四)]
刀などで突くようにして切る。「二貫目足らずの剣とりしぼり力任せに―・りて」〈露伴・いさなとり〉
まっすぐに横切る。つっきる。「甲谷は公園の芝生を―・ると」〈横光・上海〉


つき‐ぐ【突(き)具】🔗⭐🔉
つき‐ぐ【突(き)具】
魚介を突き刺して採捕する道具。やす・もりなど。
つき‐くさ【月草・鴨=跖=草】🔗⭐🔉
つき‐くさ【月草・鴨=跖=草】
ツユクサの別名。名は、花の色がよく染みつくからとも、臼(うす)でついて染料としたからともいう。《季 秋》
襲(かさね)の色目の名。表は縹(はなだ)、裏は薄い縹。秋に用いる。


つきくさ‐の【月草の】🔗⭐🔉
つきくさ‐の【月草の】
〔枕〕ツユクサの花で染めたものは色があせやすいところから、「うつる」「仮(かり)」「消(け)ぬ」にかかる。「百(もも)に千(ち)に人は言ふとも―うつろふ心我持ためやも」〈万・三〇五九〉
つき‐くず・す【突(き)崩す】‐くづす🔗⭐🔉
つき‐くず・す【突(き)崩す】‐くづす
[動サ五(四)]
積み上げてあるものなどを突いて崩す。「積もった土砂を―・す」
進み入って相手方を乱れさせる。「敵の陣営を―・す」
弱点などをついて、確固としていると思われるものを乱す。「アリバイを―・す」



つき‐くだ・く【×搗き砕く・×舂き砕く】🔗⭐🔉
つき‐くだ・く【×搗き砕く・×舂き砕く】
[動カ五(四)]穀物などをついて粉々にする。「豆を―・く」
つき‐げ【月毛・×鴾毛】🔗⭐🔉
つき‐げ【月毛・×鴾毛】
馬の毛色の名。葦毛でやや赤みを帯びて見えるもの。また、その毛色の馬。
つき‐げやき【×槻×欅】🔗⭐🔉
つき‐げやき【×槻×欅】
ケヤキの別名。
つき‐ごえ【突き声】‐ごゑ🔗⭐🔉
つき‐ごえ【突き声】‐ごゑ
槍(やり)を突くときに発する鋭い大きな声。また単に、かん高く鋭い声。けんのある声や無愛想な声にもいう。「三婦(さぶ)殿、内にか宿にかと、―やり声にじり込む」〈浄・浪花鑑〉
つき‐ごし【月越し】🔗⭐🔉
つき‐ごし【月越し】
二か月にわたること。翌月にかかること。「―の勘定」
つき‐ごと【月△毎】🔗⭐🔉
つき‐ごと【月△毎】
毎月。各月。月々。「―の収支」
つき‐こ・む【突(き)込む】🔗⭐🔉
つき‐こ・む【突(き)込む】
[動マ五(四)]「つっこむ」に同じ。「杉箸をむざと―・んで」〈漱石・吾輩は猫である〉
つき‐こ・む【△築き込む・△築き×籠む】🔗⭐🔉
つき‐こ・む【△築き込む・△築き×籠む】
[動マ下二]
塀などを築いて囲う。「二条堀川のわたりを四町―・めて」〈狭衣・一〉
屍(しかばね)を埋め、塚などを築く。「この道のほとりに―・めて」〈謡・隅田川〉


つき‐ごめ【×搗き米・×舂き米】🔗⭐🔉
つき‐ごめ【×搗き米・×舂き米】
ついて精白した米。精白米。白米。
つき‐こもり【月△隠り・×晦】🔗⭐🔉
つき‐こもり【月△隠り・×晦】
《月が隠れる意。「つきごもり」とも》月の末日。みそか。つごもり。「同じ年の十二月の―の夕に」〈霊異記・上〉
つき‐ごや【月小屋】🔗⭐🔉
つき‐ごや【月小屋】
かつて月経の期間中、女性が家族から離れて別居生活をした小屋。出血は穢(けが)れとされ、同じ火で煮炊きしたものを食べると穢れが移るといって別火生活をさせた。他屋(たや)。
つき‐ごろ【月×頃】🔗⭐🔉
つき‐ごろ【月×頃】
この数か月間。数か月来。「日ごろ―しるき事ありて、なやみわたる」〈枕・二六七〉
つき‐ころ・す【突(き)殺す】🔗⭐🔉
つき‐ころ・す【突(き)殺す】
[動サ五(四)]刃物などで突き刺して殺す。刺し殺す。「槍(やり)で―・す」
つき‐ころば・す【突(き)転ばす】🔗⭐🔉
つき‐ころば・す【突(き)転ばす】
[動サ五(四)]突いてころばす。突きたおす。「背後から―・す」
つき‐ささ・る【突(き)刺さる】🔗⭐🔉
つき‐ささ・る【突(き)刺さる】
[動ラ五(四)]ものの先が突き立つ。「ガラスの破片が―・る」
つき‐さ・す【突(き)刺す】🔗⭐🔉
つき‐さ・す【突(き)刺す】
[動サ五(四)]突いて刺し通す。勢いよく刺す。「団子を串(くし)に―・す」
つき‐ざらい【月復=習】‐ざらひ🔗⭐🔉
つき‐ざらい【月復=習】‐ざらひ
芸事などの、毎月定期的に行う勉強会。つきざらえ。
つきじ【築地】つきヂ🔗⭐🔉
つきじ【築地】つきヂ
東京都中央区の地名。明暦の大火後の埋め立て地。銀座に接する地域。明治初期には外国人居留地が置かれた。中央卸売市場や本願寺別院などがある。
月🔗⭐🔉
月
[音]ゲツ
ガツ
ガチ
[訓]つき
[部首]月
[総画数]4
[コード]区点 2378
JIS 376E
S‐JIS 8C8E
[分類]常用漢字
[難読語]
→いわい‐づき【祝月・斎月】
→うなづき‐おんせん【宇奈月温泉】
→うるさ・い【煩い・五月蠅い】
→えん‐げつ【偃月】
→がち‐ぎょうじ【月行事・月行司】
→がち‐りん【月輪】
→がっかい【月蓋】
→がっこう【月光】
→がっ‐さん【月山】
→がつぞう‐どう【月像幢】
→がったい‐しょく【月帯食】
→がっ‐てん【月天】
→き‐げつ【虧月】
→きさらぎ【如月・更衣・衣更着】
→くらげ【水母・海月】
→げつ‐べつ【月鼈】
→こぞめ‐づき【濃染月・木染月】
→さか‐やき【月代】
→さ‐つき【五月・皐月・早月】
→さつき‐の‐みそうじ【五月の御精進】
→さ‐ばえ【五月蠅】
→さび‐つきげ【宿月毛・宿鴾毛】
→さ‐みだれ【五月雨】
→しまちどりつきのしらなみ【島鵆月白浪】
→しょうふう‐ろうげつ【嘯風弄月】
→じょく‐げつ【蓐月】
→せい‐げつ【霽月】
→そう‐げつ【陬月】
→つき‐がさ【月暈】
→つき‐なみ【月並(み)・月次】
→ね‐づき【子月】
→ふ‐づき【文月】
→ふみひらき‐づき【文披月】
→ふん‐づき【文月】
→また‐あとげつ【復後月】
→み‐な‐づき【水無月】
→むつき【睦月】
→もち‐づき【望月】

調🔗⭐🔉
調
[音]チョウ
ジョウ
[訓]しら‐べる
しら‐べ
はか‐る
みつぎ
つき
ととの‐える
ととの‐う
かな‐う
[部首]言
[総画数]15
[コード]区点 3620
JIS 4434
S‐JIS 92B2
[分類]常用漢字
[難読語]
→え‐つき【役調・課役】
→じょう‐ぶく【調伏】
→じょう‐ろく【畳六】・【調六】・【重六】
→ずしょ‐ひろさと【調所広郷】
→そう‐じょう【双調】
→たいしき‐ちょう【太食調・大食調】
→て‐ぶっちょう【手不調】
→み‐つぎ【貢ぎ・御調・調】

槻🔗⭐🔉
付🔗⭐🔉
付
[音]フ
[訓]つ‐く
つ‐ける
つ‐き
[部首]人
[総画数]5
[コード]区点 4153
JIS 4955
S‐JIS 9574
[分類]常用漢字
[難読語]
→いたづけ【板付】
→ぶ‐し【付子・附子】
→ふし‐だに【虫
・付子
・五倍子
】
→ぶ‐す【付子・附子】





附🔗⭐🔉
附
[音]フ
ブ
[訓]つ‐く
つ‐ける
つき
つけ
[部首]阜
[総画数]8
[コード]区点 4177
JIS 496D
S‐JIS 958D
[分類]常用漢字
[難読語]
→ぶ‐し【付子・附子】
→ぶ‐す【付子・附子】
欟🔗⭐🔉
欟
[訓]つき
[部首]木
[総画数]28
[コード]区点 6122
JIS 5D36
S‐JIS 9F55
鴾🔗⭐🔉
鴾
[音]ボウ
[訓]とき
つき
[部首]鳥
[総画数]17
[コード]区点 8292
JIS 727C
S‐JIS E9FA
[難読語]
→さび‐つきげ【宿月毛・宿鴾毛】
→つき‐げ【月毛・鴾毛】
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