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つき【月】🔗🔉

つき【月】 天体の月。また、それに関する物、事柄。 1 地球にいちばん近い天体で、地球のただ一つの衛星。半径一七三八キロメートル、玄武岩質で組成され、大気はない。二七・三二日で自転しながら、約二九・五三日で地球を一周し、その間、新月・上弦・満月・下弦の順に満ち欠けする。太陽とともに人間に親しい天体で、これに基づいて暦が作られ、神話、伝説、詩歌などの素材ともされる。わが国では「花鳥風月」「雪月花」などと、自然美の代表とされ、特に秋の月をさすことが多い。太陽に対して太陰ともいう。つく。《季・秋》*万葉‐八「熟田津に船乗りせむと月待てば」 2 1の神。日本の神話では月夜見尊(つきよみのみこと)をいう。 3 1の光。日影(つきかげ)。月光。「月がさしこむ」*源氏‐明石「月入れたる槙の戸口」 4 (古くは、それが1の満ち欠けに関係があると信じられたところから)月経。月のさわり。月のもの。月水。*古事記‐中「汝が著(け)せる襲(おすひ)の裾に都紀(ツキ)立ちにけり」 5 香の銘(めい)。六十一種名香の一つ。質は伽羅(きゃら)、香(か)がほのぼのと出、ひややかに涼しく、火末(ひずえ)は蘭奢(らんじゃ)に似る。 6 紋所の名。1をかたどり、また1に種々の物を配して図案化したもの。月に星、連子に月、半月、三日月、霞(かすみ)に月、月にほととぎす、月に水など。 7 =がち(月)1 時間の単位、暦法の月。 1 年と日との中間の単位。1が地球を一周する時間。太陽暦では、一太陽年を一二分してひと月とする。今日世界で広く採用されているのは、一、三、五、七、八、一〇、一二月を大の月、三一日とし、四、六、九、一一月を小の月、三〇日とし、二月のみは平年二八日、閏年二九日とする。太陰暦では、大の月を三〇日、小の月を二九日とする。太陰暦に二種あり、太陽年との調和を考慮しないものを純太陰暦、または太陰暦という。世界で広く用いられたのは太陰太陽暦で、太陽年との調和をはかるために閏月(うるうづき)を置き、その年は一三か月となる。わが国の旧暦はこれであった。「ひと(一)」「ふた(二)」「み(三)」などの和数詞につき、また古くは「いっか(一箇)」「にか(二箇)」「さんか(三箇)」などのあとにつけて用いる。「ひとつき」「さんかつき(三箇月)」など。「月がかわる」 2 一か月。約三〇日。「月の半分は出張」 3 1のうち、妊娠一〇か月目の産月(うみづき)、八か月を期限として質物の流れる八か月目、あるいは喪(も)の明ける最後の一か月などのように、機の熟する期間。あることが起こり、またはあることが行われるのに適当な期間。「月が満ちる」 4 毎月の忌日に行う死者の供養。 ●月替(か)う 月がかわる。別の月になる。*万葉‐三一三一「月易(つきか)へて君をば見むと思へかも」 ●月が重(かさ)なる 幾月も経過する。月数がたつ。 ●月が切(き)れる 約束の期限が切れる。特に、質物を受け出す日限を過ぎる。 ●月が=満(み)ちる[=満つ] 1 満月になる。 2 臨月になる。 ●月立つ 1 月がのぼる。月が空にかかる。*万葉‐一二九四「朝月の日向の山に月立(つきた)てり見ゆ」 2 次の月になる。月がかわる。月が改まる。*万葉‐三九八三「霍公鳥(ほととぎす)都奇多都(ツキタツ)までになにか来鳴かぬ」 ●月と鼈(すっぽん) (月もすっぽんも丸いという点では似ているが実は非常な違いがあるとの意から)二つのものがはなはだしくかけへだたっていることのたとえ。 ●月とも星(ほし)とも 非常に頼みにすることのたとえ。杖とも柱とも。 ●月に明(あ)かす 月を見ながら夜をあかす。 ●月に異(け)に 月ごとに。月がたつにつれて。→日に異(け)に。*万葉‐九三一「いやしくしくに月二異二(つきニけニ)日に日に見とも」 ●月に日に異(け)に (「月に日に」とも)月がたち日がたつにつれて。月ごと日ごとに。毎月毎日。*万葉‐六九八「吾は恋ひまさる月二日二異二(つきニひニけニ)」 ●月に磨(みが)く 月の光を浴びて景色がいっそう美しくなる。月光で磨かれたように輝く。 ●月に叢雲(むらくも)花に風 好事にとかく故障が起こりやすいことのたとえ。 ●月の主(あるじ) 月を深く愛しながめている人。月を客に見立てていう。《季・秋》 ●月の出潮(いでしお・でしお) 月が上るとともに満ちてくる海の潮。《季・秋》 ●月の色(いろ) 月の光。月光。月色(げっしょく)。 ●月の色人(いろびと) 月の美しさを擬人化していった語。 ●月の海(うみ) 月の表面で、黒みを帯びてなめらかに見える部分をいう。この部分は他の部分より少し低くなっており、月の内部からあふれ出た溶岩によってできていると考えられている。 ●月の宴(えん) 月を見ながら催す宴会。月を観賞してする酒盛り。月の夜の酒宴。《季・秋》 ●月の扇(おうぎ) ⇒かかえおうぎ(抱扇) ●月の=顔(かお)[=面(おもて・おも)・面影(おもかげ)] 月の表面。また、月の光。月かげ。《季・秋》 ●月の鏡(かがみ) 1 (その形を鏡とみなしていう)晴れた空にかかる澄んだ満月。《季・秋》 2 月をうつした池を鏡に見立てていう語。*新後拾遺‐四九九「久かたの月のかがみとなる水を」 ●月の=笠(かさ)[=暈(かさ)] =かさ(笠)6 ●月の桂(かつら) 古代中国の伝説で、月の中にはえているという高さが五〇〇丈(約一五〇〇メートル)の桂の木。月の中の桂。月桂(げっけい)。《季・秋》 ●月の桂(かつら)を折る 昔、官吏登用試験に文章生が及第する。桂を折る。 ●月の客(きゃく) 月見の客。美しい月を賞しに出て来た人。《季・秋》 ●月の位(くらい) 江戸時代、上方遊里で、端女郎(はしじょろう)の呼び名。→月(がち) ●月の氷(こおり) 澄んで氷のように見える月。また、月の光が水に映って、きらきら輝くさまのたとえ。《季・秋‐冬》 ●月の事(こと) =つき(月)の障り1 ●月の頃(ころ) 月が出ているころ。月の見えるころ。特に陰暦で一五日を中心とした前後の数日間をいう。*枕‐一「夏はよる。月の頃はさらなり」 ●月の座(ざ) 1 =つき(月)の定座 2 秋の名月の月見の座席。 ●月の杯(さかずき) 杯を月にたとえていう語。美しい杯。 ●月のさ筵(むしろ) 月の光がさむざむとさしこんでくるしとね。 ●月の障(さわ)り 1 (毎月のけがれの意)月経。月のもの。 2 月光の障害となるもの。月の光を隠すもの。 ●月の雫(しずく) 1 露(つゆ)の異称。朝方に生じるところからいう。 2 菓子の名。ぶどうに白砂糖のころもをかけて純白の玉のように固めたもの。山梨県甲府名産の菓子。 ●月の霜(しも) 月の光が白くさえ渡って照っているさまを、霜にたとえていう語。《季・秋》 ●月の定座(じょうざ) 俳諧連句の一巻の中で月をよむように定められている場所。百韻の連句では初折の表の七句目、初折の裏の一〇句目、二・三の折の表は一三句目、同じく裏の一〇句目、名残の折の表の一三句目の七か所、歌仙の連句では初折の表の五句目、初折の裏の八句目、二の折の表の一一句目の三か所。ただし、後には、百韻の初・二・三折の裏の一〇句目はそれぞれ九句目に、歌仙の初折の裏の八句目は七句目に改められた。月の座。月所(つきどころ)。 ●月の奏(そう) =げっそう(月奏) ●月の剣(つるぎ) 三日月(みかづき)の異称。その形が刀剣に似ているところからいう。《季・秋》 ●月の名残(なご)り (秋の月の最後の意)陰暦八月十五夜の月に対して、九月十三夜の月をいう。後(のち)の月。《季・秋》 ●月の鼠(ねずみ) (仏教で、人が象に追われて、木の根を伝わって井戸の中に隠れたところ、井戸の周囲には四匹の毒蛇がいてその人をかもうとし、また、木の根を黒・白二匹の鼠がかじろうとしていたという賓頭盧(びんずる)説法経の話で、象を無常、鼠を昼と夜、毒蛇を地・水・火・風の四大にたとえているところから)月日の過ぎゆくことをいう。月日の鼠。《季・秋》 ●月の林(はやし) (禁中を天に、天子を日に、公卿を月になぞらえていうところから)公卿の仲間。月卿。 ●月の舟(ふね) 大空を海にたとえ、空を渡る月を舟にたとえていう語。また、半ばの月。《季・秋》 ●月の前の一夜(いちや)の友 月の光のもとで、一晩語り明かした友。また、風雅の交わりのたとえ。 ●月の前の灯火(ともしび) (明るい月の光のもとでは、せっかくの灯火もあまり見ばえがしないところから)立派な物に比較されるので、たいして引き立たないこと。見るかげもなく、けおされることのたとえ。 ●月の眉(まゆ) 三日月(みかづき)の異称。形が人の眉毛に似ているところからいう。《季・秋》 ●月の宮(みや) =げっきゅうでん(月宮殿) ●月の都(みやこ) (唐の玄宗皇帝が月宮殿(げっきゅうでん)に遊んだという故事から) 1 月の世界の都。月の中にあるという宮殿。月宮殿。月の宮。また、月の異称。《季・秋》*竹取「をのか身は此国の人にもあらすつきの都の人也」 2 都の美しさを、たとえていう語。*源氏‐須磨「めぐりあはん月のみやこははるかなれども」 =げっきゅうでん(月宮殿) ●月の宮人(みやびと) 月宮殿に住む人。また、月の美しさを擬人化していった語。 ●月の回(めぐ)り 月経。月のさわり。 ●月の物(もの) 月経。月のさわり。もと女房詞として用いられた。 ●月の輪(わ) ⇒親見出し ●月満つれば虧(か)く (「史記‐蔡沢伝」による)物事は盛りに達すると必ず衰え始める。物事には必ず栄枯盛衰のあることのたとえ。 ●月よ星よと 月や星を美しいものと仰いでやまないように、あるものをこの上なく寵愛したり賞美したりすることのたとえ。 ●月読(よ)む 月数を数える。 ●月を=越(こ)す[=越える] 翌月になる。月ごしになる。 ●月を指(さ)せば指(ゆび)を認む 月を指でさし示すのに、月を見ないで指を見る。道理を聞かせても、その本旨を理解しないで、その文字やことばのはしばしにこだわり詮索することのたとえ。 ●月を跨(また)ぐ 二か月にわたる。翌月に及ぶ。

つき【付・附】🔗🔉

つき【付・附】 1 離れないように付着するぐあい。「つきのいい糊」「つきの悪いおしろい」 2 火の燃え出すぐあい。「つきの悪いマッチ」 3 ある人のそばに添うこと。つき従うこと。また、その人。おつき。つき添い。 4 てがかりになるもの。とりすがるべきもの。*古今‐一〇三〇「人にあはんつきのなきには」 5 かっこう、様子。なりふり。また、体形や風貌。*評判・難波物語「目もとおもしろし、額(ひたい)のつき見にくし」 6 人との付合いの際の態度。また、それが相手に与える感じ。人づき。*評判・満散利久佐‐重山「つきのわろき女なり」 7 芸者、ホステスなどで、客がつくぐあい。「お客の付きがいい女」 8 (試金石にすりつけて調べるところから)金銀の品質。*浮・日本永代蔵‐五「つきの悪き銀(かね)を」 9 好運。「つきに見はなされる」 〔語素〕 1 おもにからだに関係のある名詞について、そのものの様子の意を表す。「額つき」「口つき」「手つき」「腰つき」など。 2 人を表す名詞について、そのそばにつき従って世話する役であることを表す。「社長付きの秘書」 3 名詞について、そのものが付属していることを表す。「利子付き」「三食付き」など。 ●付も潮(しお)も無い (「付潮(つきしお)も無い」を強調した語)まるで、手がかり、きっかけ、関係もない。とっつきもない。 ●付も無(な)い ⇒親見出し

つき【机】🔗🔉

つき【机】 「つくえ」の古称。*古事記‐下・歌謡「夕とにはい倚り立たす脇豆紀(ヅキ)が下の板にもが」

つき【尽】🔗🔉

つき【尽】 尽きること。おわり。しまい。はて。→尽きす。「運の尽き」

つき【坏・杯】🔗🔉

つき【坏・杯】 土器の形の一つ。古墳時代以降、奈良・平安時代にかけて使用された皿形の容器で、盤(ばん)よりやや深いもの。蓋(ふた)のある蓋坏、蓋のない片坏の二種があり、土師器・須恵器それぞれ作られている。

つき【突・衝・搗・舂】🔗🔉

つき【突・衝・搗・舂】 (突・衝) 1 刀や槍で、相手のからだを突くこと。特に、剣道で、相手ののどを突くわざ。 2 相撲で、相手の胸や肩を平手で突くこと。また、そのわざ。つっぱり。 (搗・舂)杵(きね)などで、搗くこと。また、搗いた程度。

つき【槻】🔗🔉

つき【槻】 「けやき(欅)」の古名。

つき【調】🔗🔉

つき【調】 年貢(ねんぐ)。貢物。みつぎもの。 ●調の布(ぬの) (「つぎのぬの」とも)調として官に納める布。つきぬの。調布(ちょうふ)。

つき【鴇・鴾・・桃花鳥】🔗🔉

つき【鴇・鴾・・桃花鳥】 「とき(鴇)」の古名。

つき【就・付】🔗🔉

つき【就・付】 (動詞「つく(付)」の連用形。格助詞「に」に付いて、全体で一つの格助詞または接続助詞のように用いる) 1 …に関して。「その件につき相談したきことあり」 2 …の理由で。…ので。「改装につき休業」*御湯殿上日記‐慶長三年七月八日「ひてより申さるるにつき、御かくらおこなはるる」 3 …を単位として。ごとに。「一回につき」

つき‐あい【月間・月合】(‥あひ)🔗🔉

つき‐あい【月間・月合】(‥あひ) その月と次の月との間。

つき‐あい【付合】(‥あひ)🔗🔉

つき‐あい【付合】(‥あひ) 1 付き合うこと。互いにつくこと。 2 人と交わりをもつこと。交際すること。また、行動をともにすること。「付合いの悪い奴」 3 人と交わるのに必要な心得。他人との関係の上で守らなければならない義理。「付合いを知らぬ人」

つき‐あい【突合】(‥あひ)🔗🔉

つき‐あい【突合】(‥あひ) 互いに突き合うこと。衝突すること。

つき‐あ・う【付き合う】(‥あふ)🔗🔉

つき‐あ・う【付き合う】(‥あふ) 〔自ワ五(ハ四)〕 1 互いにくっつく。両方からくっつく。 2 交わる。交際する。*甲陽軍鑑‐品二四「諸国の牢人に付きあひ、見聞き申すに」 3 行動をともにする。また、義理のため仕方なく相手とともに行動する。「一杯ぐらい付き合えよ」*読・通俗古今奇観‐四「只今一人の客にも接合(ツキアハ)ずば」

つき‐あ・う【突き合う】(‥あふ)🔗🔉

つき‐あ・う【突き合う】(‥あふ) 〔自ワ五(ハ四)〕両方から突く。互いに突く。「槍で突き合う」

つき‐あかり【月明】🔗🔉

つき‐あかり【月明】 月の光。また、月の光で明かるいこと。げつめい。

つき‐あが・る【付き上がる】🔗🔉

つき‐あが・る【付き上がる】 〔自ラ四〕=つけあがる(付上)*浄・丹波与作待夜の小室節‐中「堪忍して下されとわびる程なをつきあがり」

つき‐あげ【突上・衝上・築上】🔗🔉

つき‐あげ【突上・衝上・築上】 (突上) 1 突き上げること。 2 窓などが下から棒で突き上げてあけるようになっていること。 3 下位の者が自分の考えを通そうとして、上位の者にはたらきかける圧力。 (築上)きずき上げること。

つきあげ‐だんそう【衝上断層】🔗🔉

つきあげ‐だんそう【衝上断層】 =しょうじょうだんそう(衝上断層)

つきあげ‐ど【突上戸】🔗🔉

つきあげ‐ど【突上戸】 上端を鴨居に蝶番または壺金でとりつけ、閉じるときは垂れ下げるようにし、あけるときは棒で前に突き上げて支え、庇のようにした戸。上げ庇。

つきあげ‐びさし【突上庇】🔗🔉

つきあげ‐びさし【突上庇】 =つきあげど(突上戸)

つきあげ‐まど【突上窓】🔗🔉

つきあげ‐まど【突上窓】 1 突き上げ戸になっている窓。 2 屋根の一部を切り破って、明かり取りとした、窓蓋のある戸。茶室などに設ける。

つき‐あ・げる【突き上げる・衝き上げる・築き上げる】🔗🔉

つき‐あ・げる【突き上げる・衝き上げる・築き上げる】 〔他ガ下一〕つきあ・ぐ〔他ガ下二〕 (突上) 1 下の方から突いて上の方に上げる。突いて押し上げる。「にぎりこぶしを突き上げる」 2 下位のものが自分の考えなどを通そうとして上位のものに圧力をかける。「執行部を突き上げる」 (築上)土や石などを積んで構造物をつくる。きずきあげる。*太平記‐二六「高さ三里の山を九重に築上(ツキアケ)て」 〔自ガ下一〕吐き気や押さえきれない感情が胸一杯になる。こみ上げる。「悲しみが突き上げてきて胸が一杯になる」

つき‐あたり【突当】🔗🔉

つき‐あたり【突当】 1 ゆきあたること。ぶつかること。 2 道や廊下などの行きづまったところ。それ以上進めなくなったところ。「突き当たりを右に折れる」

つき‐あた・る【突き当たる】🔗🔉

つき‐あた・る【突き当たる】 〔自ラ五(四)〕 1 行きあってぶつかる。衝突する。ぶつかる。ゆきあたる。*滑・浮世風呂‐四「闇の晩にあるいて見や、新内と新内がつきあたらア」 2 道を進んで、これ以上進めない所まで来る。行き着く。行きづまる。「この路地を突き当たって右へ曲がると」 3 思いがけないことに出会う。また、困難な問題に直面する。*浮・日本永代蔵‐一「人に召(めし)つかはれし下女札に突当(ツキアタリ)て四匁にて家持となれり」 4 人に手荒く対する。無愛想にする。*人情・春色辰巳園‐四「あたり処がねへといって、親に突当(ツキアタ)りゃアがることもねへ」

つき‐あて【月宛】🔗🔉

つき‐あて【月宛】 月ごとにわりあてること。また、その月が当番にあたっていること。

つき‐あ・てる【突き当てる】🔗🔉

つき‐あ・てる【突き当てる】 〔他タ下一〕つきあ・つ〔他タ下二〕 1 はげしく突いてあてる。勢いよくぶつける。*土左「女は舟底にかしらをつきあてて、音をのみぞ泣く」 2 捜しあてる。見つけ出す。*伎・竜三升高根雲霧‐序幕「どうしておれが爰に居るのを突当(ツキア)てて来たのだ」

つき‐あま・す【築き余す】🔗🔉

つき‐あま・す【築き余す】 〔自サ四〕築き残す。築き果てない。*古事記‐下・歌謡「御諸に築くや玉垣都岐阿麻斯(ツキアマシ)」 [補注]一説に「斎き余す」で、神をまつって、多くの年月を過ごす意に解する。

つき‐あま・る【着き余る】🔗🔉

つき‐あま・る【着き余る】 〔自ラ四〕人が多くて席におさまりきらなくなる。席からはみ出る。*源氏‐乙女「かず定まれる座につきあまりて」

つき‐あわ・す【突き合わす】(‥あはす)🔗🔉

つき‐あわ・す【突き合わす】(‥あはす) 〔他サ下二〕⇒つきあわせる(突合) 〔他サ五(四)〕=つきあわせる(突合)*詞葉新雅「カホヲツキアハシテひたおもてに」

つき‐あわせ【突合】(‥あはせ)🔗🔉

つき‐あわせ【突合】(‥あはせ) 1 両者を対席させること。 2 両方を照らし合わせること。 3 布地を、重ねたり離したりしないで合わせること。「突き合せ明き(縫い)」

つきあわせ‐ぎんみ【突合吟味】(つきあはせ‥)🔗🔉

つきあわせ‐ぎんみ【突合吟味】(つきあはせ‥) 原告と被告とを対席させて吟味すること。対審。対決。対理。

つきあわせ‐つぎて【突合継手】(つきあはせ‥)🔗🔉

つきあわせ‐つぎて【突合継手】(つきあはせ‥) 二つの部材を一平面に並べて締結する継手。リベット継手・溶接継手・ベルト継手などに用いる。

つき‐あわ・せる【突き合わせる】(‥あはせる)🔗🔉

つき‐あわ・せる【突き合わせる】(‥あはせる) 〔他サ下一〕つきあは・す〔他サ下二〕 1 近く向かい合わせる。*俳・炭俵‐上「花守や白きかしらを突きあはせ」 2 両方を照らし合わせてくらべる。ひきあわせる。照合する。「原本と写本を突き合わせる」 3 両方を向かい合わせて話をさせる。対席させる。対決させる。「原告と被告を突き合わせる」

つき‐いし【築石】🔗🔉

つき‐いし【築石】 石垣を築くのに用いる石。

つき‐い・ず【突き出ず・吐き出ず】(‥いづ)🔗🔉

つき‐い・ず【突き出ず・吐き出ず】(‥いづ) 〔自ダ下二〕(突出) 1 突進して前に出る。突きのけて前に出る。突き出る。 2 (「いず」を強めた語)ついと出る。飛び出す。*梵舜本沙石集‐七・一〇「此の妻があまりに心うかりければ、軈而(やがて)家をつき出でてゆくを」 〔他ダ下二〕(吐出)=つきいだす(突出)2*太平記‐一二「蘇生給けるか、大息突(ツキ)出て」

つき‐いそ【築磯】🔗🔉

つき‐いそ【築磯】 魚類を集めるため、石や柴束や古船などを海底に沈めた人工的な漁礁。

つき‐いだ・す【突き出だす・吐き出だす・築き出だす】🔗🔉

つき‐いだ・す【突き出だす・吐き出だす・築き出だす】 〔他サ四〕 1 (突出)=つきだす(突出)*謡曲・調伏曾我「さてその次につきいだしたる扇使ひ」 2 (吐出)外に吐き出す。つきいず。*日葡辞書「イキヲ tuqiidasu(ツキイダス)」 3 (築出)築いて作りあげる。りっぱに築く。*弁内侍「ほうらいの山つきいたさんと」

つき‐いち【月一】🔗🔉

つき‐いち【月一】 一か月につき一割の割合の利息。

つき‐い・る【突き入る・築き入る】🔗🔉

つき‐い・る【突き入る・築き入る】 〔自ラ四〕(突入)勢いよく突き進む。突入する。「敵陣に突き入る」 〔他ラ下二〕(築入〕内へ入れるように築く。*宇津保‐吹上上「いへのうち四めん八丁、ついぢつきいれたり」 〔他ラ下二〕(突入)⇒つきいれる(突入)

つき‐いれ【搗入・舂入】🔗🔉

つき‐いれ【搗入・舂入】 1 米や餅をつき上げて、注文した家に届けること。 2 つきたての餅を入れて雑煮やしるこなどをこしらえること。

つき‐い・れる【突き入れる】🔗🔉

つき‐い・れる【突き入れる】 〔他ラ下一〕つきい・る〔他ラ下二〕はげしい勢いでさしこむ。勢いよく突っこむ。「槍を突き入れる」

つき‐・う【急き居】🔗🔉

つき‐・う【急き居】 〔自ワ上二〕(「つき」は、ひざをつく、「う」は上一段活用「いる(居)」の古形の上二段活用)しゃがみこむ。ついいる。*書紀‐崇神一〇年九月「ここに倭迹迹姫の命、仰ぎ見て悔いて急居。<急居、此を岐于と云ふ>」

つき‐うごか・す【突き動かす・衝き動かす】🔗🔉

つき‐うごか・す【突き動かす・衝き動かす】 〔他サ五(四)〕突いて動かす。また比喩的に、刺激を与えてそうしたいという気持にさせる。「彼の激しい情熱に突き動かされて」

つき‐うす【搗臼・舂臼】🔗🔉

つき‐うす【搗臼・舂臼】 臼の一種。中がへこんでいて、そこに穀物などを入れ、杵(きね)でつくもの。

つき‐うま【付馬】🔗🔉

つき‐うま【付馬】 遊郭や飲み屋などで、客が代金を払えない場合、その客に付き添ってその代金を取り立てにいくもの。つけうま。

つき‐えり【突襟】🔗🔉

つき‐えり【突襟】 抜衣紋(ぬきえもん)のこと。

つきおか【月岡】(つきをか)🔗🔉

つきおか【月岡】(つきをか) 姓氏。

つきおか‐よしとし【月岡芳年】(つきをか‥)🔗🔉

つきおか‐よしとし【月岡芳年】(つきをか‥) 幕末から明治の浮世絵師。本名吉岡金三郎。月岡雪斎の養子。大蘇芳年と号す。はじめ国芳に浮世絵を学び、のち菊池容斎に私淑して歴史画を研究。晩年には時局版画を多く制作。(一八三九〜九二)

つき‐おくり【月送】🔗🔉

つき‐おくり【月送】 1 その月にすべきことを、順次、次の月にのばすこと。 2 毎月発送すること。

つき‐おくれ【月後・月遅】🔗🔉

つき‐おくれ【月後・月遅】 1 その月にすることを一か月おくらせること。旧暦のある月日に行って来た行事を、新暦のその月日に行わず、一か月おくらせること。また、その行事。「月遅れの正月」 2 月刊雑誌などの定期刊行物の、発売中のものよりも前の号。「月遅れの雑誌」

つき‐おとし【突落】🔗🔉

つき‐おとし【突落】 相撲のきまり手の一つ。押し合い寄り合いの際に、上手の手を相手の背にあて、自分のからだを開きながら、相手の体を斜め下に押しつけるようにして倒す技。

つき‐おと・す【突き落とす】🔗🔉

つき‐おと・す【突き落とす】 〔他サ五(四)〕 1 人や物を高い所から突いて下に落とす。突いて落下させる。*堤中納言‐虫めづる姫君「つきおとせばはらはらと落つ」 2 ひどく悪い環境・地位・気持などに落とす。一層劣った状態におく。*日蓮遺文‐破良観等御書「法然等をば無間地獄につきをとして」 3 相撲で、突き落としの手で相手を倒す。

つき‐がい【月貝】(‥がひ)🔗🔉

つき‐がい【月貝】(‥がひ) ツキガイ科の二枚貝。本州中部以南から南洋諸島にかけて分布。潮間帯から水深二〇メートルの砂底にすむ。殻は円形で厚く、ふくらみは少ない。径約一〇センチメートル。表面は白色で、細い放射肋(ろく)と輪脈とが交わって布目状をなす。

つき‐がえ【月替】(‥がへ)🔗🔉

つき‐がえ【月替】(‥がへ) 一か月おき、ひと月おき。

つき‐かえ・す【突き返す・吐き返す】(‥かへす)🔗🔉

つき‐かえ・す【突き返す・吐き返す】(‥かへす) 〔他サ五(四)〕 (突返) 1 突いてもとに返す。つきもどす。また、相手が突いて来たのに対して、こっちからも突く。*古事記‐上「其の矢を取りて、其の矢の穴より衝返(つきかへし)下したまへば」 2 贈り物などを受け取らないでそっけなく返す。つきもどす。つっかえす。*評判・色道大鏡‐一「又つかれて其品をいひことはり、又むかふへつきかへす事もあり」 (吐返)食べた物を腹中からもどす。へどをはく。もどす。*とりかへばや‐上「つゆたちばな、かうじやうのものもみいれず、つきかへしなどし給を」

つき‐がかり【月掛】🔗🔉

つき‐がかり【月掛】 =つきがこい(月囲)

つき‐かか・る【突き掛かる】🔗🔉

つき‐かか・る【突き掛かる】 〔自ラ五(四)〕 1 刃物などで突いて襲いかかる。また、目的物に向かって勢いはげしく進む。つっかかる。「刀で急に突き掛かる」 2 くってかかる。言いがかりをつける。つっかかる。*人情・春色梅児誉美‐後「いつも私が突(ツキ)かかり、愛相づかしの茶わん酒」

つき‐がき【築垣・築墻】🔗🔉

つき‐がき【築垣・築墻】 =ついじ(築地)1

つき‐か・く【突き欠く】🔗🔉

つき‐か・く【突き欠く】 〔他カ四〕突き当ててきずつける。ぶつけてきずつける。*古今著聞集‐一六・五三九「築地の角に走り当たりて、顔先つきかきてあり」

つき‐かげ【月影】🔗🔉

つき‐かげ【月影】 1 月の光。月あかり。*古今‐八八〇「月かげのいたらぬさともあらじとおもへば」 2 目にうつる実際の月の形。月の姿。*宇津保‐嵯峨院「おまへの池に月かげうつりて」 3 月の光に照らされた物の姿。月の光で見えるもの。*源氏‐橋姫「ほのかなりし月影の、見劣りせずはまほならんはや」

つき‐がけ【月掛】🔗🔉

つき‐がけ【月掛】 1 月々にきまった金額を積みたてること。また、その金。 2 =つきがこい(月囲)

つきがけ‐ちょきん【月掛貯金】🔗🔉

つきがけ‐ちょきん【月掛貯金】 毎月一定の金額を一定期間払い戻しせずに継続して預け入れる貯金。

つき‐か・ける【突き掛ける・吐き掛ける】🔗🔉

つき‐か・ける【突き掛ける・吐き掛ける】 〔他カ下一〕つきか・く〔他カ下二〕 (突掛) 1 ある物をめがけて突く。つっかける。*羅葡日辞書「Rostratus〈略〉フネノヘサキヲテキノフネニtuqicaquru(ツキカクル)トキノイキヲイヲユウ」 2 攻撃的な態度をとる。*史記抄‐八「大尉につきかけて云たが面白ぞ」 (吐掛)吐きかける。*今昔‐三一・三二「穴穢なと思て見る程に、其の桶に鮨鮎の有りけるにつきかけけり」

つき‐がこい【月囲】(‥がこひ)🔗🔉

つき‐がこい【月囲】(‥がこひ) めかけなどを一か月ずつの約束でかこうこと。また、その女。月掛かり。

つき‐がさ【月暈】🔗🔉

つき‐がさ【月暈】 =かさ(笠)6

つき‐がしら【月頭】🔗🔉

つき‐がしら【月頭】 月のはじめ。月はじめ。

つき‐かず【月数】🔗🔉

つき‐かず【月数】 経過した、またはこれから要する月の数。

つきがせ【月ケ瀬】🔗🔉

つきがせ【月ケ瀬】 奈良県北東端の地名。長く月瀬(つきせ)と称していたが、昭和四三年現在名に改称。名張川の渓谷にある月ケ瀬梅林で名高い。

つき‐がた【月形】🔗🔉

つき‐がた【月形】 1 半円の形。 2 僧衣の身と襟とのつなぎ目にいれる月の形の切(きれ)。 3 数学で、二つの円弧でかこまれた図形。また、二つの大円の半円周でかこまれた球面の部分。

つきがた‐ぐし【月形櫛】🔗🔉

つきがた‐ぐし【月形櫛】 婦人用の半月の形をした櫛。

つきがた‐の‐はた【月像幢】🔗🔉

つきがた‐の‐はた【月像幢】 =がつぞうどう(月像幢)

つき‐か・つ【搗き糅つ】🔗🔉

つき‐か・つ【搗き糅つ】 〔他タ下二〕搗(つ)いて混ぜ合わせる。つきまぜる。*万葉‐三八二九「醤酢(ひしほす)に蒜(ひる)都伎合(ツキかて)て」

つき‐がね【撞鐘】🔗🔉

つき‐がね【撞鐘】 ついて鳴らす鐘。つりがね。梵鐘。また、鐘を撞いて鳴らすこと。

つき‐かわ・す【突き交わす】(‥かはす)🔗🔉

つき‐かわ・す【突き交わす】(‥かはす) 〔自サ四〕互いに突きあう。つきしろう。*源氏‐真木柱「あうなきことやの給いてんと、つきかはすに」

つき‐がわり【月代】(‥がはり)🔗🔉

つき‐がわり【月代】(‥がはり) 1 月がかわって、次の月になること。 2 ひと月ごとに交替すること。

つき‐がんな【突鉋】🔗🔉

つき‐がんな【突鉋】 かんなの一種。刃が広くて、その両端に柄をつけ、それを両手にもって、前へ突き出すようにして物をけずるもの。桶などの製作に用いる。おけかんな。

つき‐きず【突傷】🔗🔉

つき‐きず【突傷】 刃物やとがったものの先で突いてできたきず。また、突かれてできたきず。

つき‐ぎね【搗杵】🔗🔉

つき‐ぎね【搗杵】 米などをつく杵。かちぎね。

つき‐ぎめ【月極】🔗🔉

つき‐ぎめ【月極】 1 月ごとに物事の始末をつけること。 2 一か月にいくらときめて契約すること。「月極めの駐車場」

つき‐ぎょうじ【月行事・月行持・月行司】(‥ギャウジ)🔗🔉

つき‐ぎょうじ【月行事・月行持・月行司】(‥ギャウジ) 1 江戸時代、江戸・大坂などで、月々交替して町名主または町年寄を補佐して町内の事務を処理したもの。 2 商人・職人組合などの世話役として、毎月交替で事務を処理したもの。 3 江戸時代、宿役人の一つ。馬さしのこと。

つき‐きり【付切】🔗🔉

つき‐きり【付切】 少しの間もそばを離れずつき添っていること。つきっきり。「つききりで看病する」

つき‐きり【突切】🔗🔉

つき‐きり【突切】 (形動)そっけなく言い放つこと。突きはなした言い方。また、そのさま。*源氏‐若菜下「つききりなる事、なのたまひそよ」

つき‐ぎり【月切】🔗🔉

つき‐ぎり【月切】 1 一か月ごとに区切りをつけること。また、何か月かに月を限って定めること。 2 =つきがこい(月囲)

つきぎり‐かご【月切駕籠】🔗🔉

つきぎり‐かご【月切駕籠】 江戸時代に駕籠を常用する資格のない旗本や、大名の家臣などが願い出て、五か月に限って駕籠を常用することを特別に許されること。

つきぎり‐てっぽう【月切鉄砲】(‥テッパウ)🔗🔉

つきぎり‐てっぽう【月切鉄砲】(‥テッパウ) 江戸時代、月を限って百姓に使用することを許可した鉄砲。鹿・猪などによる農作物の被害が甚大な場合、百姓の嘆願により許された。

つき‐き・る【突き切る】🔗🔉

つき‐き・る【突き切る】 〔他ラ五(四)〕 1 突いて切る。*太平記‐三一「刀を以て己か額を突(ツキ)切て、血を面に流しかけ」 2 野原や道などを一直線に横切る。つっきる。 3 つらぬく。突き通す。 〔自ラ下二〕突いたために切れる。*太平記‐三一「太刀かけ、草摺の横縫、皆突(ツキ)切れて」

つき‐ぐ【突具】🔗🔉

つき‐ぐ【突具】 物を突きさす道具。特に、魚貝をとる道具。(やす)や銛(もり)などのたぐい。

つき‐くさ【月草】🔗🔉

つき‐くさ【月草】 1 (「つきぐさ」とも)「つゆくさ(露草)」の古名。 2 襲(かさね)の色目の名。表も裏も縹(はなだ)色。あるいは、裏は薄い縹色ともいう。

つきくさ‐の【月草の】🔗🔉

つきくさ‐の【月草の】 1 月草を染料として染めた色は、さめやすく他に移りやすいところから、「移ろう」にかかる。 2 (1から転じて)「うつし心」にかかる。 3 月草の花がしぼみやすく、はかないところから「消ゆ」「かり(仮)」にかかる。

つき‐くず・す【突き崩す】(‥くづす)🔗🔉

つき‐くず・す【突き崩す】(‥くづす) 〔他サ五(四)〕 1 積みあげてあるものや整っているものなどを突いてくずす。*咄・軽口露がはなし‐五「あげくの事に黒白の石をつきくずし」 2 戦陣などで、突き入って敵陣を乱す。*浄・用明天皇職人鑑‐五「味方は運に乗ったれば二三度四五度つきくづし朝敵ひるんで見へにける」 3 相手の弱点などを突いて、その立場や考え方などを動揺させる。「論点の一角をつきくずす」

つき‐くだ・く【搗き砕く】🔗🔉

つき‐くだ・く【搗き砕く】 〔他カ五(四)〕ついて細かくする。ついて粉末にする。*太平記‐二八「玉斗を地に投、劔を抜て突摧(ツキクダ)き」

つき‐げ【月毛・鴾毛】🔗🔉

つき‐げ【月毛・鴾毛】 馬の毛色の名。葦毛でやや赤みを帯びて見えるもの。また、その馬。鴾(つき)の羽毛を連想させるところからいう。

つき‐げやき【槻欅】🔗🔉

つき‐げやき【槻欅】 「けやき(欅)」の異名。

つき‐ごえ【突声】(‥ごゑ)🔗🔉

つき‐ごえ【突声】(‥ごゑ) 1 敵を槍などで突くときに発する大きく鋭い声。 2 (転じて)かんばしった鋭い声。また、けんのある無愛想な声やものいい。

つき‐ごし【月越】🔗🔉

つき‐ごし【月越】 月をまたぐこと。二か月にわたること。翌月にかかること。

つき‐ごと【月毎】🔗🔉

つき‐ごと【月毎】 月々。毎月。各月。

つき‐こみ【突込】🔗🔉

つき‐こみ【突込】 1 突き込むこと。つっこみ。 2 形の大小、品質の良否、または、本体と付属のものなどを区別しないで、まとめて扱うこと。つっこみ。

つきこみ‐おび【突込帯】🔗🔉

つきこみ‐おび【突込帯】 =さしこみおび(差込帯)

つき‐こ・む【突き込む・搗き込む・築き込む】🔗🔉

つき‐こ・む【突き込む・搗き込む・築き込む】 〔他マ五(四)〕 (突込)=つっこむ(突込)*評判・色道大鏡‐三「小太夫さかしき女郎にて、げにとうなづくよりはや帯をつきこみてしたり」 (搗込)味噌をしこむ。*日葡辞書「ミソヲ tuqicomu(ツキコム)」 〔自マ五(四)〕(突込)=つっこむ(突込) 〔他マ下二〕(築込)⇒つきこめる(築込)

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