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よし【由】🔗🔉

よし【由】 (1)物事の理由や事情。いわく。 (2)聞いた話や知っていることの内容。「御元気の―何よりです」 (3)手段。方法。てだて。

よし【葦・蘆・葭】🔗🔉

よし【葦・蘆・葭】 〔「あし」が「悪し」に通ずるのを忌んで言い換えた語〕 植物アシのこと。

よし【縦】🔗🔉

よし【縦】 (副) たとえ。かりに。万一。「―命を失おうとも」

よしあし【善し悪し】🔗🔉

よしあし【善し悪し】 (1)善いことと悪いこと。善悪。 (2)よい点も悪い点もあって,すぐには判断できないこと。よしわるし。「直ちに実行するのは―だ」

よしい【吉井】🔗🔉

よしい【吉井】 (1)群馬県南部,多野郡の町。中山道脇往還の宿場町・市場町として発達。日本三古碑の一つ多胡碑(たごのひ)がある。 (2)岡山県東部,赤磐(あかいわ)郡の町。吉備高原にあり,吉井川の河港として発達。筆軸の生産地。 (3)福岡県南部,浮羽(うきは)郡の町。筑紫平野北東部,水縄(みのう)山地北側にあり,山麓に装飾古墳が多い。 (4)長崎県北部,北松浦郡の町。北松浦半島の中央部に位置する。かつては佐世保炭田の炭鉱地帯。

よしいいさむ【吉井勇】🔗🔉

よしいいさむ【吉井勇】 (1886-1960) 歌人・劇作家・小説家。東京生まれ。早大中退。紅灯の巷を舞台にした独自な耽美的歌風で知られる。歌集「酒ほがひ」「祇園歌集」,戯曲集「午後三時」のほか,小説・随筆など多方面の著書を残した。

よしえたかまつ【吉江喬松】🔗🔉

よしえたかまつ【吉江喬松】 (1880-1940) フランス文学者・詩人・評論家。長野県生まれ。号,孤雁。早大教授。文芸批評への社会科学の方法論導入を主張。著「緑雲」「仏蘭西古典劇研究」など。

よしえび【葦海老】🔗🔉

よしえび【葦海老】 海産のエビ。体長約 18cm。全身淡褐色で,微小な毛におおわれる。食用。スエビ。

よしおかけんぼう【吉岡憲法】🔗🔉

よしおかけんぼう【吉岡憲法】 室町末期の剣術家。吉岡流の祖。祇園藤次に剣を学び,一流を興した。小太刀を用いる。室町幕府兵法所師範。生没年未詳。

よしおかやよい【吉岡弥生】🔗🔉

よしおかやよい【吉岡弥生】 (1871-1959) 医師・教育家。静岡県生まれ。東京女子医科大学の前身,東京女医学校を創立。女医の養成と女性の地位向上につとめた。

よしおこうぎゅう【吉雄耕牛】🔗🔉

よしおこうぎゅう【吉雄耕牛】 (1724-1800) オランダ通詞,蘭学者。長崎の人。通詞のかたわら,オランダ医学を研究,蘭方の吉雄流を興した。各地の蘭学者と交流し大きな影響を与えた。「解体新書」の序文を書いた。

よしがも【葦鴨】🔗🔉

よしがも【葦鴨】 カモ目カモ科の水鳥。全長約 46cm。雄は頭部の金緑色の羽毛と翼の風切り羽が長くのびて美しい。雌は地味な褐色。日本では北海道で繁殖。ミノガモ。ミノヨシ。

よしかわ【吉川】🔗🔉

よしかわ【吉川】 (1)新潟県南西部,中頸城(くびき)郡の町。豪雪地帯にあり,越後杜氏(とうじ)の出身地。 (2)埼玉県南東部にある市。中川と江戸川に挟まれた低地で,近世は舟運による市場町。

よしかわえいじ【吉川英治】🔗🔉

よしかわえいじ【吉川英治】 (1892-1962) 小説家。横浜市生まれ。本名は英次(ひでつぐ)。「鳴門秘帖」「宮本武蔵」により大衆文学の第一人者となり,以後,国民作家と呼ぶにふさわしい作品を数多く生んだ。代表作「新書太閤記」「新平家物語」「私本太平記」

よしかわこうじろう【吉川幸次郎】🔗🔉

よしかわこうじろう【吉川幸次郎】 (1904-1980) 中国文学者。兵庫県生まれ。京大教授。該博な知識により考証的に中国古典を研究・解釈。著「元雑劇研究」「尚書正義」「杜甫私記」など多数。

よしかわこれたり【吉川惟足】🔗🔉

よしかわこれたり【吉川惟足】 〔姓は「きっかわ」とも〕 (1616-1694) 江戸前期の神道家。江戸の人。本名,尼崎屋五郎左衛門。吉川神道の創設者。幕府の神道方。著「神道大意講談」「神代巻惟足抄」など。

よしかわしんとう【吉川神道】🔗🔉

よしかわしんとう【吉川神道】 神道の一派。江戸初期に吉田神道から分かれて吉川惟足(よしかわこれたり)が創唱した。儒教的色彩が強い。理学神道。

よしきり【葦切】🔗🔉

よしきり【葦切】 スズメ目ウグイス科のオオヨシキリとコヨシキリの総称。一般にはオオヨシキリをさす。そのそうぞうしい鳴き声から「行々子(ぎようぎようし)」ともいう。葦原雀(よしわらすずめ)。

よしきりざめ【葦切鮫】🔗🔉

よしきりざめ【葦切鮫】 ネズミザメ目の海魚。全長 6m に達する。背面は藍青色で,腹面は白。性質は獰猛(どうもう)。ひれは「鱶(ふか)ひれ」として中国料理に使われる。熱帯から亜寒帯まで分布。ミズブカ。

よしごい【葦五位】🔗🔉

よしごい【葦五位】 コウノトリ目サギ科の鳥。全長約 35cm。全体が黄褐色で頭上と翼の一部が黒い。日本には夏鳥として渡来,繁殖。

よしごかいづか【吉胡貝塚】🔗🔉

よしごかいづか【吉胡貝塚】 愛知県渥美郡田原町にある縄文後期・晩期の貝塚。集団墓地があり,340 体の人骨が発見され,葬制や抜歯習俗の研究に貢献した。

よしざわあやめ【芳沢あやめ】🔗🔉

よしざわあやめ【芳沢あやめ】 (初世)(1673-1729) 歌舞伎役者。屋号,橘屋。元禄期の京坂を代表する女形。写実的演技によって女形芸の大成者といわれた。芸談集「あやめ草」がある。

よしざわけんぎょう【吉沢検校】🔗🔉

よしざわけんぎょう【吉沢検校】 (2 世)(1808?-1872) 江戸末期の箏曲家。名古屋の人。箏曲の独立を目ざし,「千鳥の曲」「春の曲」などの 5 曲(「古今組(こきんぐみ)」と総称)を作曲した。

よしざわよしのり【吉沢義則】🔗🔉

よしざわよしのり【吉沢義則】 (1876-1954) 国語・国文学者。名古屋生まれ。東大卒。京大教授。訓点研究の端緒を開き,また書や和歌もよくした。著「国語国文の研究」「国語説鈴」「国語史概説」「対校源氏物語新釈」など。

よししげのやすたね【慶滋保胤】🔗🔉

よししげのやすたね【慶滋保胤】 (?-1002) 平安中期の文人。本姓は賀茂氏,字(あざな)は茂能。菅原文時に師事し,詩文にすぐれる。源信などとともに浄土信仰の発展に寄与。晩年に出家。その著「池亭記」は,鴨長明「方丈記」に大きな影響を与えた。他に「日本往生極楽記」など。

よしず【葦簀・葭簀】🔗🔉

よしず【葦簀・葭簀】 葦の茎を編んだすだれ状のもの。立てかけて日よけ・目隠しなどに用いる。よしすだれ。

よしずばり【葦簀張り】🔗🔉

よしずばり【葦簀張り】 葦簀で囲うこと。また,囲った小屋。

よしずみこさぶろう【吉住小三郎】🔗🔉

よしずみこさぶろう【吉住小三郎】 長唄唄方,吉住流の家元の名。 (1)(初世)(1699-1753) 「京鹿子(きようがのこ)娘道成寺」「相生獅子」などの初演者。 (2)(4 世)(1876-1972) 長唄研精会を組織して,劇場を離れた純音楽としての長唄の普及につとめた。東京音楽学校教授。

よしだ【吉田】🔗🔉

よしだ【吉田】 (1)新潟県中央部,西蒲原郡の町。燕市の西隣に位置する。 (2)埼玉県西部,秩父郡の町。椋(むく)神社は竜勢花火で知られる。 (3)静岡県南部,榛原(はいばら)郡の町。大井川河口西岸にあり,養鰻業を行う。牧原では茶を産する。 (4)愛知県豊橋市の江戸時代の旧称。東海道五十三次の宿場町であった。 (5)広島県中央部,高田郡の町。毛利氏の郡山城跡がある。 (6)愛媛県南西部,北宇和郡の町。ミカン栽培が盛ん。 (7)鹿児島県中部,鹿児島郡の町。鹿児島市の北に接する。

よしだいそや【吉田五十八】🔗🔉

よしだいそや【吉田五十八】 (1894-1974) 建築家。東京生まれ。東京美術学校卒,東京芸大教授。数寄屋建築の近代化に貢献。代表作に梅原竜三郎邸・大阪文楽座・明治座・日本芸術院会館などがある。

よしだいっすい【吉田一穂】🔗🔉

よしだいっすい【吉田一穂】 (1898-1973) 詩人。北海道生まれ。早大中退。浪漫的な詩風から転じて,独自の形而上的な純粋詩を作る。詩集「海の聖母」「未来者」,散文詩集「故園の書」など。

よしだえいざ【吉田栄三】🔗🔉

よしだえいざ【吉田栄三】 (初世)(1872-1945) 文楽の人形遣い。大阪生まれ。1898 年(明治 31)文楽座に加入,初め女方を遣い,のち座頭となって立役に転じた。昭和期の名人。

よしだかねとも【吉田兼倶】🔗🔉

よしだかねとも【吉田兼倶】 (1435-1511) 室町時代の神道家。本姓は卜部(うらべ)。吉田神社の神職。本地垂迹説に対して神主仏従説を唱え,陰陽五行説などを加えて吉田神道を大成。

よしだけんいち【吉田健一】🔗🔉

よしだけんいち【吉田健一】 (1912-1977) 批評家,小説家。東京生まれ。吉田茂の長男。ケンブリッジ大中退。著「東西文学論」「ヨオロツパの世紀末」など。

よしだけんこう【吉田兼好】🔗🔉

よしだけんこう【吉田兼好】 (1283 頃-1350 頃) 鎌倉末期から南北朝初期の歌人・随筆作者。本姓は卜部(うらべ)。慈遍の弟(一説に兄)。和歌を二条為世に学び二条派の和歌四天王と称せられ,「続千載集」以下の勅撰和歌集に 16 首入集。その著「徒然草」は「枕草子」と並ぶ随筆文学の傑作。兼好法師。

よしだげんじろう【吉田絃二郎】🔗🔉

よしだげんじろう【吉田絃二郎】 (1886-1956) 小説家・劇作家・随筆家。佐賀県生まれ。早大卒。小説「磯ごよみ」「島の秋」など。宗教的詩情をたたえた随筆感想集「小鳥の来る日」は大正期のベスト-セラー。

よしだこうとん【吉田篁🔗🔉

よしだこうとん【吉田篁 (1745-1798) 江戸後期の考証学者。江戸の人。清朝の考証学に学び,古書籍を収集・校勘。著「論語集解考異」など。

よしださだふさ【吉田定房】🔗🔉

よしださだふさ【吉田定房】 (1274-1338) 鎌倉後期・南北朝時代の廷臣。後醍醐天皇の討幕計画を幕府に密告したが,天皇の信任厚く,建武新政府に重きをなした。日記「吉槐記」がある。

よしだしげる【吉田茂】🔗🔉

よしだしげる【吉田茂】 (1878-1967) 政治家。東京生まれ。東大卒。外務次官,駐伊・駐英大使などを歴任し,第二次大戦後,外相。1946 年(昭和 21)第一次内閣,48〜54 年第二次から五次に至る内閣を組織。51 年,サンフランシスコ講和条約・日米安全保障条約に調印。

よしだしょういん【吉田松陰】🔗🔉

よしだしょういん【吉田松陰】 (1830-1859) 幕末の尊王論者・思想家。長州藩士。名は矩方(のりかた),通称は寅次郎。ペリー再来の時,密航を企てて,下獄。のち萩の自邸内に松下村塾を開き,高杉晋作・久坂玄瑞・伊藤博文ら維新の指導者を育成。安政の大獄に連座,刑死した。

よしだしんとう【吉田神道】🔗🔉

よしだしんとう【吉田神道】 室町末期に,吉田兼倶が大成した神道の一派。神・儒・仏・道四教および陰陽道の関係を説き,神道を万法の根本とし,神主仏従の立場から反本地垂迹説を主張。唯一神道。唯一宗源神道。卜部(うらべ)神道。

よしだせいいち【吉田精一】🔗🔉

よしだせいいち【吉田精一】 (1908-1984) 国文学者。埼玉県生まれ。東京教育大・東大教授。日本の近代文学研究の発展に指導的役割を果たした。著「自然主義の研究」など多数。

よしだつかさけ【吉田司家】🔗🔉

よしだつかさけ【吉田司家】 相撲の家元。熊本の行司吉田追風(おいかぜ)が,1789 年谷風・小野川両力士に横綱土俵入りを免許,これを機に行司の家と相撲集団を支配したのに始まる。行司・力士免許の授与を行なってきたが,1951 年(昭和 26)以後,日本相撲協会に権限を譲り形式的存在となった。

よしだとうご【吉田東伍】🔗🔉

よしだとうご【吉田東伍】 (1864-1918) 歴史・地理学者。越後の生まれ。独学で歴史を研究し「徳川政教考」を著す。また,「大日本地名辞書」を編纂(へんさん),地理学の発展に貢献した。

よしだとうよう【吉田東洋】🔗🔉

よしだとうよう【吉田東洋】 (1816-1862) 幕末の土佐藩士。通称は元吉。藩主山内豊信に登用されて藩政改革を推進・断行したが,勤王党に暗殺された。

よしだとみぞう【吉田富三】🔗🔉

よしだとみぞう【吉田富三】 (1903-1973) 病理学者。福島県生まれ。東大教授。ネズミの肝臓癌発生実験の成功,吉田肉腫の発見など癌研究に貢献した。

よしだならまる【吉田奈良丸】🔗🔉

よしだならまる【吉田奈良丸】 (2 世)(1880-1967) 明治・大正の浪曲師。奈良県生まれ。レコードで全国を風靡(ふうび)。

よしだにくしゅ【吉田肉腫】🔗🔉

よしだにくしゅ【吉田肉腫】 シロネズミの可移植性肉腫。1943 年(昭和 18),吉田富三らが実験的に作り出した悪性腫瘍(腹水腫瘍)。腫瘍細胞の研究や癌の化学療法の研究に利用されている。

よしだひでお【吉田秀雄】🔗🔉

よしだひでお【吉田秀雄】 (1903-1963) 広告事業家。福岡県生まれ。東大卒。日本電報通信社(現,電通)入社。業界統合と広告料金公正化に尽力し社長就任。日本の民間放送網設立にも活躍。

よしだぶんごろう【吉田文五郎】🔗🔉

よしだぶんごろう【吉田文五郎】 (4 世)(1869-1962) 文楽の人形遣い。大阪生まれ。女方遣いの名人。1956 年(昭和 31)難波掾を受領。

よしだみつよし【吉田光由】🔗🔉

よしだみつよし【吉田光由】 (1598-1672) 江戸初期の数学者。和算の創始者。日本の説話などをとり入れた大衆数学書「塵劫記」を著す。

よしつねせんぼんざくら【義経千本桜】🔗🔉

よしつねせんぼんざくら【義経千本桜】 人形浄瑠璃の一。時代物。竹田出雲・三好松洛・並木千柳作。1747 年初演。都落ちをする源義経を中心に,平維盛,平知盛を登場させ,静を守る狐忠信を活躍させて各段を構成する。

よしな・い【由無い】🔗🔉

よしな・い【由無い】 (形) (1)手段や方法がない。すべがない。「―・く退却する」 (2)理由がない。根拠がない。「―・い主張」 (3)つまらない。むだである。「―・いことをさせた」

よしなおんせん【吉奈温泉】🔗🔉

よしなおんせん【吉奈温泉】 静岡県伊豆半島中部,天城湯ヶ島町にある温泉。狩野川支流の吉奈川に沿う。

よしなに🔗🔉

よしなに (副) よい具合になるように。よいように。「―お取り計らい下さい」

よしの【吉野】🔗🔉

よしの【吉野】 (1)奈良県吉野郡の町。吉野川に臨む。中心の上市は古くから市場町として発達し,桜の名所で南朝の史跡が多い。製材業が盛ん。 (2)奈良県南部,紀伊山地中北部の吉野郡一帯の地域の総称。

よしのがみ【吉野紙】🔗🔉

よしのがみ【吉野紙】 奈良県吉野から産出する紙。こうぞで作り,きわめて薄く柔らかい。

よしのがりいせき【吉野ヶ里遺跡】🔗🔉

よしのがりいせき【吉野ヶ里遺跡】 佐賀県神埼郡神埼町・三田川町にある弥生時代の集落・墓地遺跡。大形建物・物見櫓を囲む環濠集落,大形の墳丘墓,銅剣・巴形銅器が発見され,邪馬台国時代の都と考えられる。

よしのがわ【吉野川】🔗🔉

よしのがわ【吉野川】 (1)奈良県,紀伊山地の経ヶ峰付近を水源とする川。和歌山県に入り紀川となり紀淡海峡に注ぐ。長さ 81km。 (2)四国の中央部を東西に流れる四国第 1 の大河。長さ 194km。四国山地の瓶ヶ森に発し,上流部に大歩危(おおぼけ)・小歩危(こぼけ)の峡谷をつくり,徳島平野を流れて紀伊水道に注ぐ。四国三郎。

よしのくず【吉野葛】🔗🔉

よしのくず【吉野葛】 奈良県吉野に産する上等の葛粉(くずこ)。

よしのくまのこくりつこうえん【吉野熊野国立公園】🔗🔉

よしのくまのこくりつこうえん【吉野熊野国立公園】 奈良・三重・和歌山の 3 県にまたがる国立公園。吉野山・大台ヶ原山・那智の滝・瀞(どろ)八丁・熊野三社・潮岬(しおのみさき)などを含む。

よしのげんざぶろう【吉野源三郎】🔗🔉

よしのげんざぶろう【吉野源三郎】 (1899-1981) ジャーナリスト。東京生まれ。岩波書店に入り,戦後,雑誌「世界」編集長。民主主義擁護と平和問題に尽力。著「君たちはどう生きるか」

よしのさくぞう【吉野作造】🔗🔉

よしのさくぞう【吉野作造】 (1878-1933) 政治学者・思想家。宮城県生まれ。東大教授。民本主義を唱え,普通選挙・政党内閣制を主張。活発な啓蒙活動を展開,黎明会・新人会・社会民衆党の結成に貢献するなど,大正デモクラシーを指導。

よしのざくら【吉野桜】🔗🔉

よしのざくら【吉野桜】 (1)吉野山に咲くヤマザクラ。 (2)ソメイヨシノの別名。

よしのすぎ【吉野杉】🔗🔉

よしのすぎ【吉野杉】 吉野地方から産する杉材。酒樽などに利用。

よしのに【吉野煮】🔗🔉

よしのに【吉野煮】 葛粉を使った煮物。白身魚や野菜に用いられる。

よしのぬり【吉野塗】🔗🔉

よしのぬり【吉野塗】 吉野地方に産する吉野盆・吉野椀・吉野根来(ねごろ)などの漆器。南北朝頃に興ったといわれる。

よしのひでお【吉野秀雄】🔗🔉

よしのひでお【吉野秀雄】 (1902-1967) 歌人。群馬県生まれ。慶応義塾中退。生涯病と闘いながら,自然な人間感情の流露を歌う。妻の死を詠む絶唱を含む歌集「寒蝉集」ほか,良寛研究の著書もある。

よしのぼり【葦登】🔗🔉

よしのぼり【葦登】 スズキ目の淡水魚。全長約 9cm。ハゼの一種で,腹びれは吸盤状。体色や斑紋は生息地により変化に富む。美味で佃煮(つくだに)とする。日本各地に分布。ゴリ。

よしのやま【吉野山】🔗🔉

よしのやま【吉野山】 奈良県吉野町にある山地。吉野川の左岸から大峰山脈北端に向けて高まる約 8km に及ぶ尾根続きの山稜の総称。桜の名所(下千本・中千本・奥千本)として,また,南朝の史跡で知られる。

よしぶえ【葦笛】🔗🔉

よしぶえ【葦笛】 葦で作った笛。あしぶえ。

よしますとうどう【吉益東洞】🔗🔉

よしますとうどう【吉益東洞】 (1702-1773) 江戸中期の医学者。広島の人。名は為則。万病一毒・親試実験を唱え,経験に基づき疾病の内的原因をつきとめることに努め,実験医学の道を開く。著「類聚方(るいじゆほう)」「方極」「薬徴」など。

よしみ【誼み・好み】🔗🔉

よしみ【誼み・好み】 (1)親しい間柄。親しい交わり。「―を通じる」 (2)親しい間柄から生じる情や好意。「同郷の―」

よしみ【吉見】🔗🔉

よしみ【吉見】 埼玉県中央部,比企(ひき)郡の町。東部は荒川の低地,西部は比企丘陵となる。

よしみねのむねさだ【良岑宗貞】🔗🔉

よしみねのむねさだ【良岑宗貞】 遍昭(へんじよう)の俗名。

よしみねのやすよ【良岑安世】🔗🔉

よしみねのやすよ【良岑安世】 (785-830) 桓武天皇の皇子。遍昭の父。右近衛大将,のち大納言。「日本後紀」の撰修に参加,また「経国集」の撰者の一人。

よしみのひゃっけつ【吉見の百穴】🔗🔉

よしみのひゃっけつ【吉見の百穴】 埼玉県吉見町にある横穴古墳群。凝灰岩質丘陵の斜面に 200 余個の横穴が群在。よしみのひゃくあな。

よしみゆきかず【吉見幸和】🔗🔉

よしみゆきかず【吉見幸和】 (1673-1761) 江戸中期の神道家。名古屋の人。山崎闇斎・正親町公通(おおぎまちきんみち)に神道を学び,度会(わたらい)・卜部(うらべ)両氏の神道に反対した。神道五部書が偽書であることを論じたので有名。

よしむらいじゅうろう【芳村伊十郎】🔗🔉

よしむらいじゅうろう【芳村伊十郎】 長唄唄方の名。 (1)(6 世)(1858-1935) 駿河の生まれ。豪快な唄い方で大薩摩に独特な味があった。 (2)(7 世)(1901-1973) 東京生まれ。声量豊かな美声で知られた昭和期の代表的唄方。

よしむらしゅうよう【吉村秋陽】🔗🔉

よしむらしゅうよう【吉村秋陽】 (1797-1866) 幕末の儒学者。安芸の人。名は晋,字(あざな)は麗明。三原藩儒。佐藤一斎に師事した陽明学者。著「読我書楼遺稿」など。

よしむらじゅんぞう【吉村順三】🔗🔉

よしむらじゅんぞう【吉村順三】 (1908-1997) 建築家。東京都生まれ。東京芸大教授。戦後日本のモダニズムを代表する建築家として,海外で高い評価を受ける。代表作に,国際文化会館,ニューヨーク近代美術館日本館など。

よしむらしんきち【吉村信吉】🔗🔉

よしむらしんきち【吉村信吉】 (1906-1947) 地理学者・湖沼学者。東京生まれ。東大卒。日本の湖沼学を,世界的水準にまで高めた。

よしむらとらたろう【吉村寅太郎】🔗🔉

よしむらとらたろう【吉村寅太郎】 (1837-1863) 幕末尊攘派の志士。土佐の人。虎太郎とも。名は重郷。土佐勤王党に加盟。1863 年天誅組を組織,大和五条に挙兵,敗死した。

よしむらふゆひこ【吉村冬彦】🔗🔉

よしむらふゆひこ【吉村冬彦】 寺田寅彦(とらひこ)の筆名。

よしや【縦や】🔗🔉

よしや【縦や】 (副) たとえ。かりに。「―失敗しても」

よしやのぶこ【吉屋信子】🔗🔉

よしやのぶこ【吉屋信子】 (1896-1973) 小説家。新潟県生まれ。栃木県立高女卒。穏健な道徳観に基づいた家庭小説で人気を獲得。代表作「良人の貞操」「鬼火」「徳川の夫人たち」など。

よしゅう【予習】🔗🔉

よしゅう【予習】 前もって学習しておくこと。⇔復習

よしゅう【余臭】🔗🔉

よしゅう【余臭】 (1)残っているにおい。 (2)名残。「封建時代の―」

よしゅう【予州】🔗🔉

よしゅう【予州】 伊予(いよ)国の別名。

よしゆきじゅんのすけ【吉行淳之介】🔗🔉

よしゆきじゅんのすけ【吉行淳之介】 (1924-1994) 小説家。岡山県生まれ。東大中退。男女の性的関係を通して,人間存在の意味を問う。「原色の街」「砂の上の植物群」「鞄の中身」「夕暮まで」など。

よしゅくぎょうじ【予祝行事】🔗🔉

よしゅくぎょうじ【予祝行事】 主として小正月に,年間の農作業のしぐさを真似たり,木の枝に餅などをつけて実りを表したり,害獣を追うしぐさをしたりして,その 1 年間の豊穣(ほうじよう)を祝い願う行事。庭田植え・繭玉(まゆだま)・鳥追いなど。

よしょうりつ【預証率】🔗🔉

よしょうりつ【預証率】 銀行の預金残高(預金・CD・自行発行の債券)に対する有価証券残高の比率。→預貸率

よしょく【余色】🔗🔉

よしょく【余色】 ⇒補色

よしわら【葦原】🔗🔉

よしわら【葦原】 葦の生い茂った原。

よしわら【吉原】🔗🔉

よしわら【吉原】 (1)東京都台東区浅草北部。もとの遊郭地。現在は千束の一地区。1617 年江戸市中に散在した遊女屋を日本橋葺屋町に集めて公許。57 年(明暦 3),大火で日本堤山谷(さんや)付近に移転。その以前を元吉原,以後を新吉原という。遊郭は 1958 年(昭和 33)売春防止法の成立とともに廃止。 (2)静岡県富士市の地名。富士山南麓に位置する。江戸時代,東海道の宿場町。1948 年(昭和 23)市制,66 年富士市と合併。

よしわらじろう【吉原治良】🔗🔉

よしわらじろう【吉原治良】 (1905-1972) 洋画家。大阪市生まれ。1954 年(昭和 29)具体美術協会を創立し,関西の前衛美術を育てた。

よしわるし【善し悪し】🔗🔉

よしわるし【善し悪し】 よしあし。

よしん【余震】🔗🔉

よしん【余震】 本震発生の直後からある期間,本震の震源域やその付近でおこる,本震より小さい地震。

よしん【与信】🔗🔉

よしん【与信】 信用を供与すること。授信。「―契約」

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