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ま‐ぎ【間木】🔗🔉

ま‐ぎ【間木】 (「まき」とも)妻戸上の長押(なげし)の上などに設けた棚のようなもの。元旦の戴餅(いただきもちい)、歯固めの鏡餅などを飾る。

まき‐あし【巻足】🔗🔉

まき‐あし【巻足】 1 文楽の人形の型。左右の足を交互に外に回してゆっくりと足を運ぶ歩き方。 2 立泳ぎの一方法。踏足の姿勢で、膝を中心に下肢を外から内側に交互に回転させて、浮く動作のこと。

まき‐あみ【巻網・旋網】🔗🔉

まき‐あみ【巻網・旋網】 巾着網、揚操網(あぐりあみ)などの総称。一統の漁網を一隻の船で操作して漁撈を行うものと、二隻の船で行うものとがある。また、とる魚によって、かつお・まぐろ巻網、あじ・さば巻網、いわし巻網などの区別がある。

まき‐い・る【巻き入る・捲き入る】🔗🔉

まき‐い・る【巻き入る・捲き入る】 〔他ラ下二〕巻いて中に入れる。*竹取「波はふねに打かけつつまき入」

まき‐うち【巻打】🔗🔉

まき‐うち【巻打】 =まきかわ(巻川)

まき‐えい【巻纓】🔗🔉

まき‐えい【巻纓】 ⇒けんえい(巻纓)

まき‐おとし【巻落】🔗🔉

まき‐おとし【巻落】 相撲のきまり手の一つ。下手に差した手でまわしを取らないで、相手の体を抱きかかえるようにして巻き込み、自分の横に倒す技。

まき‐か【槙科】(‥クヮ)🔗🔉

まき‐か【槙科】(‥クヮ) 裸子植物の一科。世界に七属約百余種あり、南半球を中心に、日本、中米、西インド諸島まで広がっている常緑の高木または低木。

まき‐かえし【巻返】(‥かへし)🔗🔉

まき‐かえし【巻返】(‥かへし) 1 反対に巻いて、もとの状態にもどすこと。 2 勢いをもり返して反撃すること。「野党が巻き返しに出る」

まき‐かえ・す【巻き返す・捲き返す】(‥かへす)🔗🔉

まき‐かえ・す【巻き返す・捲き返す】(‥かへす) 〔他サ五(四)〕 1 ひろげたものを、巻いて元の状態に返す。*太平記‐一八「巻返(マキカヘシ)巻返御覧ぜらるれ共」 2 巻かれたものを逆に巻き直す。反対に巻く。*日葡辞書「ハシヨリ ヲクニ マキ、ヲクヨリ ハシニ maqicayesu(マキカエス)」 3 激しい勢いで、逆に押し返す。勢いをもり返して反撃する。*太平記‐二〇「逆浪忽に天を巻翻(マキカへ)す」

まき‐かわ【巻川】(‥かは)🔗🔉

まき‐かわ【巻川】(‥かは) 湖沼漁法の一つ。二、三〇艘の漁船が直線に並び、四手網で漁獲しながら円形になり、輪をせばめて魚を獲り尽くすもの。巻打ち。

まき‐・く【任き来】🔗🔉

まき‐・く【任き来】 〔自カ変〕(「まき」は、下二段「まく(任)」に対する四段自動詞「まく」の連用形で、「まかる」に類する意か)命ぜられて帰ってくる意か。*万葉‐四四一三「背ろが馬伎己(マキコ)む月(つく)の知らなく」 [補注]「万葉」例を「めきこ」と訓む説もある。

まき‐くさ🔗🔉

まき‐くさ 「ほうきぎ(箒木)」の古名。〔本草和名〕

まき‐こみ【巻込】🔗🔉

まき‐こみ【巻込】 1 柔道で、立った姿勢のまま相手を巻きこんで投げる技の総称。内巻込・外巻込などがある。 2 レスリングで、相手の両腕を脇下にとらえて巻いてひっくり返す技のこと。

まき‐こ・む【巻き込む・捲き込む】🔗🔉

まき‐こ・む【巻き込む・捲き込む】 〔他マ五(四)〕 1 巻いて中へ入れる。おおって中に込める。また、巻く。巻きこめる。*日葡辞書「ウヅガ フネヲ maqicomu(マキコム)」 2 ある関係や仲間に引き入れる。まきぞえにする。「紛争に巻き込まれる」

まき‐さく【真木裂く】🔗🔉

まき‐さく【真木裂く】 「檜(ひ)」にかかる。真木を裂いてできた割れ目の意で、割れ目、すき間の意の「ひ」と同音の「檜」にかかる。なお、「真木栄(さ)く」の意で良材としての「檜」にかかるという説もある。

マキシ🔗🔉

マキシ (英maxi)洋装で、くるぶしが隠れるほどの長い丈。「マキシスカート(コート)」

マキシマム🔗🔉

マキシマム (英maximum)〈マクシマム〉 1 (形動)ある範囲や条件のなかで最大であること。最大限。⇔ミニマム。 2 数学で、極大。極大値。⇔ミニマム

マキシム🔗🔉

マキシム (英maxim)〈マクシム〉格言。金言。座右の銘。

まき‐しん【巻心・巻芯】🔗🔉

まき‐しん【巻心・巻芯】 ランプの心(しん)の火口(ほくち)のところを巻いて使うもの。

まき‐すな【撒砂】🔗🔉

まき‐すな【撒砂】 (「まきずな」とも)庭園・道路などにまき散らしてある砂。

まき‐た・つ【巻き立つ】🔗🔉

まき‐た・つ【巻き立つ】 〔他タ下二〕 1 盛んに巻く。しきりに巻く。*江談抄‐一「藤に麻幾多天良礼那波」 2 巻いて立てる。*大唐西域記長寛元年点‐七「或は髻を椎(マキタテ)」

まき‐たて【巻立】🔗🔉

まき‐たて【巻立】 =まきたてちゃせん(巻立茶筅)

まき‐ちら・す【撒き散らす】🔗🔉

まき‐ちら・す【撒き散らす】 〔他サ五(四)〕まいてちらす。また比喩的に、あちこちにちらし広める、「噂をまきちらす」*宇津保‐祭の使「四位・五位まきちらしたるごと立てる」

まき‐つ・く【巻き付く・巻き着く】🔗🔉

まき‐つ・く【巻き付く・巻き着く】 〔自カ五(四)〕 1 巻いて他の物につく。*今昔‐二九・三二「蛇の下(おり)て巻付(まきつき)なむには」 2 まつわりつく。 〔他カ下二〕⇒まきつける(巻付)

まき‐つけ【蒔付】🔗🔉

まき‐つけ【蒔付】 作物の種子をまくこと。播種(はしゅ)。

まき‐と【巻斗】🔗🔉

まき‐と【巻斗】 肘木(ひじき)の上に用いる斗(ます)。上の肘木や桁などを支えるためにある。ますがた。

まぎ‐とお・る【覓ぎ通る】(‥とほる)🔗🔉

まぎ‐とお・る【覓ぎ通る】(‥とほる) 〔自ラ四〕求めながら通る。さがしながら行く。*古事記‐上「笠沙の御前(みさき)を真来通(マキとほ)りて」

まき‐とり【巻取】🔗🔉

まき‐とり【巻取】 1 前句付けで、一番の勝を得た者に与えられた、その評点の巻。 2 織物の縦糸を巻軸に巻き取ること。また、織った布を布巻に巻き取ること。 3 「まきとりがみ(巻取紙)」の略。

まき‐と・る【巻き取る】🔗🔉

まき‐と・る【巻き取る】 〔他ラ五(四)〕巻いて取る。巻いて移し取る。「フィルムを巻き取る」*地蔵十輪経元慶七年点‐四「象、鼻を以て罪人の両の脛(ひざ)を巻取(マキトリ)て」

まき‐なおし【蒔直】(‥なほし)🔗🔉

まき‐なおし【蒔直】(‥なほし) 1 種子を改めてまくこと。 2 改めて事をすること。初めからやり直すこと。巻物をひろげると、元にもどすためには初めから巻き直す必要があるというところから、「巻直」の字を当てるべきだともいう。「新規蒔き直し」

まき‐・ぬ【枕き寝】🔗🔉

まき‐・ぬ【枕き寝】 〔他ナ下二〕互いに手を枕にしてともに寝る。*万葉‐七八四「妹がたもとを纏宿(まきぬ)とし見ば」

まきの【牧野】🔗🔉

まきの【牧野】 姓氏。

まきのお【槙尾】(まきのを)🔗🔉

まきのお【槙尾】(まきのを) 京都市右京区北部の地名。高尾・栂尾(とがのお)とともに三尾の一つに数えられる紅葉の名所。

まきの‐しんいち【牧野信一】🔗🔉

まきの‐しんいち【牧野信一】 小説家。神奈川県出身。早稲田大学卒。自己や肉親を露悪的な筆致で戯画化した私小説で認められる。後年、牧歌的な趣の作風に転じた。代表作に「父を売る子」「村のストア派」「鬼涙村」など。(一八九六〜一九三六)

まきの‐とみたろう【牧野富太郎】(‥とみタラウ)🔗🔉

まきの‐とみたろう【牧野富太郎】(‥とみタラウ) 博物学者、植物学者。高知県出身。小学校を中退し独学で植物学を学び、主に日本の高等植物の分類学的研究を行い、日本の植物相の解明に貢献。また、植物知識の啓蒙活動を行い、アマチュア植物研究家の育成に尽力した。著「日本植物志図篇」「日本植物図鑑」「植物記」など。(一八六二〜一九五七)

まぎ‐のぼ・る【覓ぎ上る】🔗🔉

まぎ‐のぼ・る【覓ぎ上る】 〔自ラ四〕さがしながらのぼる。*古事記‐上(古事記伝訓)「尋上(マギノボリ)往(いでま)ししかば」

まき‐ふう【巻封】🔗🔉

まき‐ふう【巻封】 上包みを用いないで、書状の紙を巻いて紙の端を裏へ折り返し、糊で封をしたもの。

まき‐ほ・す【枕き干す】🔗🔉

まき‐ほ・す【枕き干す】 〔他サ四〕涙にぬれた袖を枕に共寝して、自然に乾かしてくれる。*万葉‐二三二一「白たへの袖纏将干(まきほさむ)人もあらなくに」

まき‐ほん【巻本】🔗🔉

まき‐ほん【巻本】 (「まきぼん」とも)紙を横長く張り合わせて巻物にしてある本。巻子本(かんすぼん)。

まきむく‐やま【纏向山・巻向山】🔗🔉

まきむく‐やま【纏向山・巻向山】 奈良県桜井市にある山。三輪山の東北側に連なる。古くは山頂部を弓槻岳と称した。

まき‐め【巻目】🔗🔉

まき‐め【巻目】 1 紙などをまいてまきおえた端。また、まいた個所。 2 渦(うず)のようにまいているところ。

まぎら【紛ら】🔗🔉

まぎら【紛ら】 まぎらわすこと。ごまかし。*伎・桑名屋徳蔵入船物語‐四「あんな事で紛(マギラ)を喰はされるものぢゃ」

まき‐も・つ【巻き持つ】🔗🔉

まき‐も・つ【巻き持つ】 〔他タ四〕手にからみつけて持つ。まきつけて持つ。*万葉‐三九九三「かたづらに作り妹がため手に麻吉母知(マキモチ)て」

まき‐もの【巻物】🔗🔉

まき‐もの【巻物】 1 書や画または文章などを書いた横に長い紙を、表装して軸に巻いたもの。 2 軸に巻いた反物。 3 能楽の小道具の名。経文、勧進帳などの類。 4 日本料理で、卵、鶏肉、魚肉、湯葉、海苔などの材料を巻物のように巻いて、蒸したりそのままで食べたりするもの。輪切りにして用いる。

ま‐ぎょう【ま行】(‥ギャウ)🔗🔉

ま‐ぎょう【ま行】(‥ギャウ) 五十音図の第七行。すなわち、「ま・み・む・め・も」の行。

まぎら‐か・す【紛らかす】🔗🔉

まぎら‐か・す【紛らかす】 〔他サ五(四)〕(「かす」は接尾語)まぎれるようにする。識別しにくいようにする。ごまかす。また、他の物に心を移して気持を晴らす。まぎらす。*太平記‐一四「将軍の髪を紛(マギラ)かさんが為也けり」

まぎら・す【紛らす】🔗🔉

まぎら・す【紛らす】 〔他サ五(四)〕話題や動作などを他に移してそのことがわからなくなるようにごまかす。気持を他の方に向けてその事にふれないようにごまかす。また、そのようにして気持を晴らす。まぎらかす。「涙を笑顔に紛らす」「さびしさを紛らす」*浄・生玉心中‐上「余りの事まぎらす耳の余所の町」

まぎらわし【紛らわし】(まぎらはし)🔗🔉

まぎらわし【紛らわし】(まぎらはし) まぎれるようにすること。*源氏‐橋姫「御心のまぎらはしには」

まぎらわし【紛らわし】(まぎらはし)🔗🔉

まぎらわし【紛らわし】(まぎらはし) 〔形シク〕⇒まぎらわしい(紛)

まぎらわし・い【紛らわしい】(まぎらはしい)🔗🔉

まぎらわし・い【紛らわしい】(まぎらはしい) 〔形口〕まぎらはし〔形シク〕(上代は「まきらはし」。「目(ま)霧(き)らわし」の意というが、万葉例の「伎」は甲類の字であるのに対し、「霧る」の「き」は乙類なので疑問。ただ、この万葉例は東歌であるから例外か) 1 まばゆい。まぶしい。*万葉‐三四〇七「朝日さし麻伎良波之(マキラハシ)もな」 2 ともすると雑事にかまけ、大事なことを忘れがちである。また、多忙で大事なことをおろそかにしがちである。*源氏‐橋姫「うちたゆみて、まぎらはしくてなむ過ぐし来るを」 3 (とりまぎれるほどに)めまぐるしく多忙である。*たまきはる「しげきをりは二三日、まぎらはしきほどなどは四五日になる時もありき」 4 物思わしさ、気苦労などが、他のことにとりまぎれて慰むようである。気がまぎれるようである。*狭衣‐四「まぎらはしき歩きもえし給はざりけり」 5 区別がはっきりしない。似ていてまぎれやすい。「紛らわしい文字」*源氏‐花宴「煩はしう尋ねむ程もまぎらはし」 まぎらわし‐げ(形動)/まぎらわし‐さ(名)

まぎらわし‐どころ【紛らわし所】(まぎらはし‥)🔗🔉

まぎらわし‐どころ【紛らわし所】(まぎらはし‥) たいくつをまぎらわすべき所。

まぎらわ・す【紛らわす】(まぎらはす)🔗🔉

まぎらわ・す【紛らわす】(まぎらはす) 〔他サ五(四)〕 1 識別しにくくする。うやむやにする。ごまかす。*宇津保‐楼上下「ことごとにまぎらはし給へば」 2 目立たないようにする。かくす。*讚岐典侍‐上「顔に手をまぎらはしながら」 3 心を他のことに移す。気をそらすようにする。まぎらす。*源氏‐若紫「とかう、まぎらはさせ給ひて」

ま‐ぎり【間切】🔗🔉

ま‐ぎり【間切】 1 もと、琉球の行政区画。数か村からなる。明治四〇年、村に改称。 2 区切り。

まぎり‐がわら【間切瓦・間切】(‥がはら)🔗🔉

まぎり‐がわら【間切瓦・間切】(‥がはら) 西洋型の船の船底に突出した竜骨をいう江戸時代の俗称。

まぎり‐ばしり【間切走・間切・真切走】🔗🔉

まぎり‐ばしり【間切走・間切・真切走】 帆船の逆風時での帆走法で、船は風を斜め前からうけて開き帆とし、上手回しまたは下手回しをもって右開き・左開きを交互に行いながら、ジグザグのコースをとって風上に向かって帆走すること。

まぎり‐ほ【間切帆】🔗🔉

まぎり‐ほ【間切帆】 1 風に向かって間切走りをしているときの帆。その際の帆は詰め開きといい、大きく開き帆とするのが特徴。 2 西洋型帆船の後檣に展張する三角帆、または前檣と大檣との間に渡した綱に展張する三角帆の類。間切走りに主用される。

まぎ・る【紛る】🔗🔉

まぎ・る【紛る】 〔自ラ下二〕⇒まぎれる(紛)

ま‐ぎ・る【間切る】🔗🔉

ま‐ぎ・る【間切る】 〔自ラ四〕 1 船が波間を切って進む。 2 風上に向かい、間切走りで帆船を進める。 3 巧みに事を処理する。また、さけるため間をすぎる。*洒・浪花色八卦「よう見ぬ顔でまぎったナア」

まぎれ【紛】🔗🔉

まぎれ【紛】 1 まぎれること。まじり合うこと。入りまじって判別がつかなくなること。*古今‐三九四「山かぜに桜ふきまきみだれなん花のまぎれに君とまるべく」 2 ある事につけこんで何かを行いうる機会、また事の勢いにまかせて何かを行うような状態。「酔った紛れに悪口をいう」*落窪‐二「おほとなぶらまゐれなどいふまぎれに、はひよりて」 3 心が他のことにひかれること。*源氏‐若菜下「今年はまぎれ多くて過ぐし給ふ」 4 まちがい。*源氏‐若菜下「ふとしもあらはならぬまぎれ、ありぬべし」 〔語素〕(心情を表す形容詞語幹、動詞連用形に付いて)不快な心情の高まりを転嫁してまぎらすことを表す。「に」を伴って副詞的に、「…のあまり、前後のわきまえもなく」などの意に用いることが多い。「苦しまぎれ」「腹立ちまぎれ」など。 ●紛れもない まちがいない。明白である。「紛れもない事実」

まぎれ‐あり・く【紛れ歩く】🔗🔉

まぎれ‐あり・く【紛れ歩く】 〔自カ四〕 1 しのびあるく。かくれて遊びあるく。*源氏‐乙女「立ち出でてまぎれありき給ふ」 2 人々の間にまじってあちこち動きまわる。思いのままに歩く。*源氏‐須磨「なに心なくまぎれありきて」

まぎれ‐くら・す【紛れ暮らす】🔗🔉

まぎれ‐くら・す【紛れ暮らす】 〔他サ四〕他のことに心を奪われて日を暮らす。*源氏‐花宴「後宴の事ありて、まぎれくらし給ひつ」

まぎれ‐こ・む【紛れ込む】🔗🔉

まぎれ‐こ・む【紛れ込む】 〔自マ五(四)〕混雑・混乱に乗じてわからないようにはいってしまう。まちがって入り込む。まぎれいる。「不純物が紛れ込む」

まぎれ‐ざいわい【紛幸】(‥ざいはひ)🔗🔉

まぎれ‐ざいわい【紛幸】(‥ざいはひ) =まぐれざいわい(紛幸)

まぎれ‐どころ【紛所】🔗🔉

まぎれ‐どころ【紛所】 1 まぎれるようなところ。見分けがたいところ。 2 目をさまたげる場所。ものかげ。

まぎれ‐もの【紛物・紛者】🔗🔉

まぎれ‐もの【紛物・紛者】 1 まぎらわしいもの。人を瞞着するもの。ごまかし者。 2 見分けにくいもの。また、不純物を混入したもの。

まぎ・れる【紛れる】🔗🔉

まぎ・れる【紛れる】 〔自ラ下一〕まぎ・る〔自ラ下二〕 1 入りまじる。多くの中に混入してわからなくなる。「人ごみに紛れる」*竹取「海にまぎれんとしき」 2 似かよっていて見分けにくいさまになる。*蜻蛉‐下「紙のいろにさへまぎれて」 3 かくれる。身を隠す。また、まじって判別がつけにくい情況に乗じる。*蜻蛉‐下「とくまぎれいきにけるを」 4 人目を忍ぶ。気づかれないようにする。目立たないようにこっそりと行く。*栄花‐峰の月「け近ければ、まぎれ渡りつつ見奉らせ給ふ」 5 混雑する。あれこれと忙しく繁雑になる。差し障りがある。ごたごたする。「忙しさに紛れて御無沙汰する」*源氏‐椎本「公ごとども、まぎれ侍る比過ぎて」 6 筋道がたたなくなる。混乱する。*日葡辞書「サンカンガ maguirete(マギレテ) アワヌ」 7 他の事に心が散って本来の事がうやむやになる。また、他に心がひかれて、不快や悲しみを忘れる。*枕‐八三「物語の事にまぎれて」

ま‐ぎわ【間際・真際】(‥ぎは)🔗🔉

ま‐ぎわ【間際・真際】(‥ぎは) さしせまった時。その事のはじまる寸前。「発車間際まで待つ」

まき‐わら【巻藁】🔗🔉

まき‐わら【巻藁】 1 藁を巻きたばねて、弓の練習などの的に用いるもの。 2 焼魚の串を刺すために作った藁束。 3 盛物の台またはしんにするために作った藁束。

まきわら‐まえ【巻藁前】(‥まへ)🔗🔉

まきわら‐まえ【巻藁前】(‥まへ) 巻藁を的に使って弓の練習をすること。

まき‐わり【薪割】🔗🔉

まき‐わり【薪割】 1 薪を割ること。 2 薪をわるのに用いる刃物。

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