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ゆか【床】🔗⭐🔉
ゆか【床】
1 家の中に、一段高く構えてあって、人が起き臥しするところ。中古では特に、浜床(はまゆか)など。
2 建築で、根太などによって、地面から高く平面に板などを張りわたして、人がすわったり歩いたりする所。その上に畳などを敷く板張りをもいう。また、広く、室内や廊下などで、人の立ったり歩いたりする底面をいう。
3 劇場などで、浄瑠璃太夫が浄瑠璃を語り、三味線弾きが三味線を弾く場所として設けられる高座。ちょぼ床。
4 夏、京都の賀茂川の流れの上に、茶屋・料理屋などが張り出した板張りの涼み台。《季・夏》
●床の浄瑠璃(じょうるり)
歌舞伎の義太夫狂言、または義太夫節を用いる歌舞伎狂言で、舞台上手(右)に設けられた床で演奏される義太夫浄瑠璃のこと。脚本のト書や説明的な部分を語る。ちょぼ。床浄瑠璃。
ゆ‐か【斎甕】🔗⭐🔉
ゆ‐か【斎甕】
(斎み清めた容器の意か)水・酒・油などを入れる甕(かめ)の類。多く、祭事などに用いられた。*正倉院文書‐天平宝字四年四月一五日「油<油加一口>」
ゆが【瑜伽】🔗⭐🔉
ゆが【瑜伽】
(梵yogaの音訳、「相応」と訳す)仏語。呼吸を調えるなどの方法によって心を統一し、絶対永遠の理法と相応すること。心の統一修行により絶対者と合一することで、密教では修行者の身口意と仏の身口意が合致すること。いわゆるヨガと本質的には同じもの。
●瑜伽の法水(ほっすい)
仏語。真言秘密の行法によって仏と一体の境地になることを、功徳の法水に浸ることにたとえた語。
ゆ‐かい【愉快】(‥クヮイ)🔗⭐🔉
ゆ‐かい【愉快】(‥クヮイ)
(形動)楽しく気分をよくすること。喜ばしくて気持がよいこと。「愉快な男」
ゆか‐いた【床板】🔗⭐🔉
ゆか‐いた【床板】
床に張る板。床に張ってある板。
ゆかい‐はん【愉快犯】(ユクヮイ‥)🔗⭐🔉
ゆかい‐はん【愉快犯】(ユクヮイ‥)
放火など、他人が驚きさわぐことをして快感を得ることを目的とした犯罪。また、その犯人。
ゆか‐うえ【床上】(‥うへ)🔗⭐🔉
ゆか‐うえ【床上】(‥うへ)
床の上。また、床よりも上。「床上浸水」
ゆ‐がえし【弓返】(‥がへし)🔗⭐🔉
ゆ‐がえし【弓返】(‥がへし)
=ゆみがえし(弓返)
ゆ‐がえり【弓返】(‥がへり)🔗⭐🔉
ゆ‐がえり【弓返】(‥がへり)
=ゆみがえり(弓返)2
ゆか‐おけ【甕桶】(‥をけ)🔗⭐🔉
ゆか‐おけ【甕桶】(‥をけ)
大きな桶。〔十巻本和名抄‐四〕
ゆが‐きょう【瑜伽教】(‥ケウ)🔗⭐🔉
ゆが‐きょう【瑜伽教】(‥ケウ)
仏語。三密の瑜伽を主とする密教の総称。
ゆか‐く【行かく】🔗⭐🔉
ゆか‐く【行かく】
(動詞「ゆく(行)」のク語法)行くこと。*万葉‐三五三〇「児ろが金門(かなと)よ由可久(ユカク)し良(え)しも」
ゆ‐が・く【湯掻く・
く】🔗⭐🔉
ゆ‐が・く【湯掻く・
く】
〔他カ五(四)〕野菜などのあくを抜くために、煮え湯にしばらくひたす。*雑俳・柳多留‐六「御殿者湯がいて喰へばあてられず」

ゆ‐がけ【弓懸・
・
】🔗⭐🔉
ゆ‐がけ【弓懸・
・
】
弓を射るときに、手指が痛まないように用いる革製の手袋。左右一対になっているものを一具ゆがけあるいは諸ゆがけ、その簡略なものを矢数ゆがけあるいは差矢ゆがけ、右手にだけ着けるものを的ゆがけ、右手の拇指(おやゆび)以下三指だけに着けるものを四掛(よっかけ)、右手の拇指以下二指だけに着けるものを三掛(みっかけ)という。ゆみかけ。


ゆ‐がけ【湯掛】🔗⭐🔉
ゆ‐がけ【湯掛】
1 =ゆあみ(湯浴)
2 入浴後に着るひとえの着物。湯あがり。ゆかた。
ゆが‐さんみつ【瑜伽三密】🔗⭐🔉
ゆが‐さんみつ【瑜伽三密】
=さんみつゆが(三密瑜伽)
ゆか
し【床し】🔗⭐🔉
ゆか
し【床し】
〔形シク〕⇒ゆかしい(床)

ゆかし・い【床しい・懐しい】🔗⭐🔉
ゆかし・い【床しい・懐しい】
〔形口〕
ゆか
し〔形シク〕(動詞「ゆく(行)」の形容詞化。ある物事に好奇心を抱き、心がその方に行くさま、心ひかれるさまをいう。「床」「懐」は当て字)
1 それに心がひかれ、実際に自分で接してみたいという気持を表す。
どんな様子か見たい。行って、それを見たい。また、心ひかれている人に、会いたい。*竹取「五人の中に、ゆかしき物をみせ給へらんに」
何であるか知りたい。誰であるか知りたい。どんな様子や状態か知りたい。*落窪‐一「いかなるさまにておはすらむとゆかしければ」
演奏、声などを聞きたい。*源氏‐若菜下「耳なれぬ手ども弾き給ふらんを、ゆかしとおぼして」
人や物を、自分のものにしたい。欲しい。*源氏‐総角「恋わびて死ぬるくすりのゆかしきに」
2 なつかしい。恋しい。慕わしい。*平家‐六「むかしの名残もさすがゆかしくて」
3 情趣や気品、優美さなどがあって何となく心がひかれる。上品で深みがある。*俳・野ざらし紀行「山路来てなにやらゆかしすみれ草」
ゆかし‐が・る(他ラ四)/ゆかし‐げ(形動)/ゆかし‐さ(名)






ゆがしじろん【瑜伽師地論】(ユガシヂロン)🔗⭐🔉
ゆがしじろん【瑜伽師地論】(ユガシヂロン)
(原題梵Yog
c
ra-bh
mi)大乗仏教の瑜伽派(ゆがは)の論書。弥勒説といい、別伝では無著作とする。唐の玄奘訳。四世紀頃の成立と考えられ、唯識の世界観を明らかにし、中道の実践を説く。瑜伽論。



ゆか‐した【床下】🔗⭐🔉
ゆか‐した【床下】
(「ゆかじた」とも)床の下。縁の下。「床下浸水」
ゆがしま‐おんせん【湯ケ島温泉】(‥ヲンセン)🔗⭐🔉
ゆがしま‐おんせん【湯ケ島温泉】(‥ヲンセン)
静岡県田方郡天城湯ケ島町にある温泉。天城峠の北方、狩野川と猫越(ねっこ)川の合流点の近くにある。泉質は重炭酸土類泉、石膏(せっこう)泉、単純泉。
ゆが‐しゅう【瑜伽宗】🔗⭐🔉
ゆが‐しゅう【瑜伽宗】
仏語。真言宗の別称。また、インドの瑜伽派の流れをくむ、中国・日本の法相(ほっそう)宗の異称。
ゆが‐じょうじょう【瑜伽上乗】(‥ジャウジョウ)🔗⭐🔉
ゆが‐じょうじょう【瑜伽上乗】(‥ジャウジョウ)
仏語。瑜伽の観行が、大乗の教えとしても最上の教法であるということ。真言密教の美称。
ゆが‐しんれい【瑜伽振鈴】🔗⭐🔉
ゆが‐しんれい【瑜伽振鈴】
仏語。瑜伽三密の行法を修するとき、前鈴・後鈴の二回、鈴を振り鳴らすこと。
ゆ‐かた【浴衣】🔗⭐🔉
ゆ‐かた【浴衣】
(「ゆかたびら(湯帷子)」の略)
1 =ゆかたびら(湯帷子)
2 1から転じて、木綿の中形染の夏の単(ひとえ)物のこと。《季・夏》
ユカタン‐はんとう【ユカタン半島】(‥ハンタウ)🔗⭐🔉
ユカタン‐はんとう【ユカタン半島】(‥ハンタウ)
(ユカタンはYucat
n)中央アメリカ中部、メキシコ湾とカリブ海の間に突き出た半島。大部分はメキシコ領で、南東部をグアテマラ・ベリーズ(イギリス領)が占める。北西部でサイザル麻を栽培する。マヤ文明の発祥地。

ゆが‐は【瑜伽派】🔗⭐🔉
ゆが‐は【瑜伽派】
1 インド六派哲学の一つ。ヨガの修行によって解脱に達することを唱える学派で、パタンジャリの創始と伝え、根本聖典はヨーガスートラとされる。
2 仏教で、インド大乗仏教の一派。弥勒を祖とし、瑜伽師地論(ゆがしじろん)の教説を宣揚する学派で、無著、世親によって確立した。
ゆか‐はり【床梁】🔗⭐🔉
ゆか‐はり【床梁】
床板を支えている横木。
ゆ‐がま【湯釜】🔗⭐🔉
ゆ‐がま【湯釜】
1 湯を沸かすのに用いる釜。
2 蒸気機関車のかま。ボイラー。
ゆがみ【歪】🔗⭐🔉
ゆがみ【歪】
1 ゆがむこと。ゆがんでいる状態・様子。
2 心や行いなどが正しくないこと。よこしまなこと。「性格に歪みがある」
3 ひしゃくをいう女房詞。
ゆ‐がみ【揺髪】🔗⭐🔉
ゆ‐がみ【揺髪】
(「ゆりがみ」の変化)馬の鬣(たてがみ)の下方、肩の付根にある一束の髪。乗馬の際はこの髪を握って跨り、手綱を離すとここになげかける。
ゆ‐がみ【結髪】🔗⭐🔉
ゆ‐がみ【結髪】
(「ゆいがみ(結髪)」変化)馬のたてがみを点々とたばねて結ぶこと。まきがみ。
ゆが‐みっしゅう【瑜伽密宗】🔗⭐🔉
ゆが‐みっしゅう【瑜伽密宗】
仏語。真言宗の別称。三密瑜伽を行ずるところからいう。
ゆがみ‐づら【歪面】🔗⭐🔉
ゆがみ‐づら【歪面】
ゆがんだ顔。しかめつら。
ゆがみ‐なり【歪形】🔗⭐🔉
ゆがみ‐なり【歪形】
1 ゆがんだかたち。ゆがんだままにしておくこと。
2 いい加減。曲がりなり。
ゆがみ‐ばしら【歪柱・曲柱】🔗⭐🔉
ゆがみ‐ばしら【歪柱・曲柱】
1 茶室の中に張り出して立てた中柱で、途中で屈曲したもの。
2 ゆがんでいる柱。
ゆがみ‐もじ【歪文字】🔗⭐🔉
ゆがみ‐もじ【歪文字】
(ゆがんだ形の字の意)ひらがなの「く」の字。
ゆが・む【歪む】🔗⭐🔉
ゆが・む【歪む】
〔自マ五(四)〕
1 整った形がねじれ曲がる。まっすぐでなくなる。曲がる。よじれる。ひずむ。*霊異記‐上・一九(興福寺本訓釈)「沙弥の口
斜(ユガ)みて」
2 心や行いなどが正しくなくなる。よこしまになる。*源氏‐若菜上「かならずその報い見え、ゆがめる事なん、いにしへだに多かりける」
3 本来の姿、望ましい方向からそれる。はずれる。*愚管抄‐三「ふかく信じて聊もゆがまず」
4 ことばが、なまる。*源氏‐東屋「声など、ほとほとうちゆがみぬべく」
〔他マ下二〕⇒ゆがめる(歪)



ゆが・める【歪める】🔗⭐🔉
ゆが・める【歪める】
〔他マ下一〕
ゆが・む〔他マ下二〕
1 ゆがませる。整った形をくずして、曲げたり、よじったりする。*観智院本三宝絵‐中「口をゆがめ」
2 心や行いなどを正しくなくする。道理や真実などにはずれさせる。「生い立ちが彼を歪めた」*浮・新可笑記‐五「すぐなる心を今はゆがめて」

ゆか‐もの【斎甕物】🔗⭐🔉
ゆか‐もの【斎甕物】
祭事などに用いられる供え物を入れる甕の類、およびその供え物。
●斎甕物の使(つか)い
昔、大嘗祭の斎甕物の製造・運送などを監督するため、諸国に遣わされた使い。八月上旬に宮内省の史生三人が、河内・和泉・尾張・三河・備前で行う、雑器の製造の監督と、九月上旬に神祇官の卜部三人による紀伊・淡路・阿波の三国から献上する供え物の監督の称。
ゆ‐がら【弓幹】🔗⭐🔉
ゆ‐がら【弓幹】
弓の根幹とする本弭(もとはず)から末弭(うらはず)にかけての部分。矢の
(やがら)に対していう。弦に面する方を弓腹(ゆはら)、反対を背(せ)という。

ゆかり【縁・所縁】🔗⭐🔉
ゆかり【縁・所縁】
1 なんらかのかかわりあい。多少のつながり。えん。因縁。機縁。「文豪ゆかりの地」「縁(えん)もゆかりもない人」
2 血のつながりのある者。血縁。また、夫から見た妻。または妻から見た夫。親族。
●縁の色(いろ)
紫色。「古今‐八六七」の「紫のひともとゆゑにむさし野の草はみながらあはれとぞみる」などからいう。
●縁の草(くさ)
植物「むらさき(紫)」の異称。
●縁の露(つゆ)
(露のゆかり、の意)わずかのゆかりを露にたとえていう。
ゆかり‐かかり【縁懸】🔗⭐🔉
ゆかり‐かかり【縁懸】
(類似の語を重ねた強調語)「ゆかり(縁)」を強めていう語。*幸若・烏帽子折「もしも源氏のゆかりかかりにてましまさば」
ゆかりのこよみうた【由縁の暦歌】🔗⭐🔉
ゆかりのこよみうた【由縁の暦歌】
清元。文化一三年江戸中村座の二番目大切に初演。福森久助作詞。清沢万吉作曲。おさん茂兵衛の恋のもつれから心中の直前救われるまで。おさん。おさん茂兵衛。
ゆか・る【縁る】🔗⭐🔉
ゆか・る【縁る】
〔自ラ四〕(名詞「ゆかり(縁)」の動詞化)ゆかりとなる。血縁の関係にある。*米沢本沙石集‐五末・二「奥州の千福と云ふ所に、ゆかりたるものを尋ねて」
ゆがろん【瑜伽論】🔗⭐🔉
ゆがろん【瑜伽論】
「ゆがしじろん(瑜伽師地論)」の略。
ゆ‐かわあみ【沐浴】(‥かはあみ)🔗⭐🔉
ゆ‐かわあみ【沐浴】(‥かはあみ)
(「ゆ」は神聖・清浄の意の「斎(ゆ)」、「かわあみ」は「川浴(かわあみ)」で水をあびることの意)身を浄めるために水をあびること。また、その水あび。ゆあみ。
ゆがわら【湯河原】(ゆがはら)🔗⭐🔉
ゆがわら【湯河原】(ゆがはら)
神奈川県南西部の地名。静岡県熱海市に隣接し、観光地箱根を控える温泉町。蜜柑栽培が行われる。弱食塩泉・単純泉などの泉質の湯河原温泉がある。
ゆ‐かん【湯灌】(‥クヮン)🔗⭐🔉
ゆ‐かん【湯灌】(‥クヮン)
仏葬で、死体を棺に納める前に、湯で洗い浄めること。湯洗い。
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