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いか・い【厳い】🔗🔉

いか・い【厳い】 〔形口〕いか・し〔形ク〕(上代はシク活用であったと考えられ、その語幹の用法が見られる。→いかし。中古の「いかし」は、「いかめし」が視覚的に荘厳に見えるのをいうのに対し、直接に勢威のあるのをいう) 1 猛威がある。荒々しい。きびしい。はげしい。いっかい。*宇津保‐俊蔭「おそろしげにいかきものども」 2 程度が甚しい。たいそうな。ひどい。いっかい。*史記抄‐一一「孔子もいかい力つよぢゃぞ」 3 事物の長、大、多であることをいう。大きい。多い。*俳・鷹筑波‐四「いかひ音して」 ●厳い事(こと) 1 多いこと。たいへんなこと。おおげさなこと。*洒・遊子方言「これはいかい事。客ひとりに、むこ八人じゃ」 2 (副詞的に用いて)数量の多いことにいう。たくさん。*狂言記・瓜盗人「瓜がいかいこと見へたが」 ●厳い=世話(せわ)[=お世話] たいそうめんどうをかけました、の意で用いるあいさつのことば。

●厳い事(こと)🔗🔉

●厳い事(こと) 1 多いこと。たいへんなこと。おおげさなこと。*洒・遊子方言「これはいかい事。客ひとりに、むこ八人じゃ」 2 (副詞的に用いて)数量の多いことにいう。たくさん。*狂言記・瓜盗人「瓜がいかいこと見へたが」 ●厳い=世話(せわ)[=お世話] たいそうめんどうをかけました、の意で用いるあいさつのことば。 いがい【猪飼】(ゐがひ) 姓氏。

●厳い=世話(せわ)[=お世話]🔗🔉

●厳い=世話(せわ)[=お世話] たいそうめんどうをかけました、の意で用いるあいさつのことば。 いがい【猪飼】(ゐがひ) 姓氏。

いかいか‐し【厳厳し】🔗🔉

いかいか‐し【厳厳し】 〔形シク〕「いかし」を強めていう語。

いか・し【厳し】🔗🔉

いか・し【厳し】 〔形ク〕⇒いかい(厳)

いかし【厳し】🔗🔉

いかし【厳し】 (シク活用形容詞「いかし」の語幹。ただし、語幹用法だけで、シク活用の確例はない)勢いが盛んなさま、繁栄しているさま、いかめしいさま、などを表わす。「厳日(いかしひ)」「厳矛(いかしほこ)」など。*延喜式・祝詞‐出雲国造神賀詞「伊賀志(イカシ)の御世に幸(さき)はへまつれ」

いかし‐ひ【厳し日】🔗🔉

いかし‐ひ【厳し日】 おごそかな日。りっぱな日。生日(いくひ)と同じく、日の美称。

いかし‐ほ【厳し穂】🔗🔉

いかし‐ほ【厳し穂】 実がたくさんついている稲穂。

いかし‐ほこ【厳し矛】🔗🔉

いかし‐ほこ【厳し矛】 いかめしい矛。りっぱな矛。

いかし‐みよ【厳し御世】🔗🔉

いかし‐みよ【厳し御世】 栄える御世。盛代。

いか‐つ【厳つ】🔗🔉

いか‐つ【厳つ】 (形動)(「いかつよし(厳強)」の略とも、「つ」は助詞ともいう)かどばってやわらかみのないさま。武張ってあらあらしいさま。いかめしいさま。また、そのような態度や行為。*二曲三体人形図「心も鬼なれば、いづれも、いかつの見風にて」 ●厳つを出(だ)す えらそうに、りきみかえる。すごむ。*浮・傾城禁短気‐六「諠眼(けんくゎまなこ)になっていかつを出し」

●厳つを出(だ)す🔗🔉

●厳つを出(だ)す えらそうに、りきみかえる。すごむ。*浮・傾城禁短気‐六「諠眼(けんくゎまなこ)になっていかつを出し」 い‐かつ【威喝】(ヰ‥) 大声でおどすこと。

いかつ‐・い【厳つい】🔗🔉

いかつ‐・い【厳つい】 〔形口〕いかつ・し〔形ク〕(「いかつ」を形容詞に活用させたもの)かどばってやわらかみがない。武張ってあらあらしい。えらそうなさま。いかめしい。*浄・心中二つ腹帯‐二「伯母御のいかつい返礼に」 いかつ‐げ(形動)/いかつ‐さ(名)

いかつ‐がまし・い【厳つがましい】🔗🔉

いかつ‐がまし・い【厳つがましい】 〔形口〕いかつがまし〔形シク〕いかにもいかついさまである。いかにもたけだけしく勇ましい。わざとえらぶったさまである。*咄・鹿の巻筆‐四「いかつがましく荷を取出し見せるに」

いかつ‐ごえ【厳つ声】(‥ごゑ)🔗🔉

いかつ‐ごえ【厳つ声】(‥ごゑ) いかめしい声。えらぶった声。

いかつ‐・し【厳つし】🔗🔉

いかつ‐・し【厳つし】 〔形ク〕⇒いかつい(厳)

いかつ‐らし【厳つらし】🔗🔉

いかつ‐らし【厳つらし】 〔形シク〕いかにもいかついさまである。

いが‐ぼし【厳星】🔗🔉

いが‐ぼし【厳星】 (「いかぼし」とも)=いらぼし(苛星)

いかめ【厳】🔗🔉

いかめ【厳】 〔形動〕(形容詞「いかめし」から)いかめしいさま。おそろしいさま。*虎明本狂言・清水「なふいかめのおにがまいって」

いかめ・い【厳い】🔗🔉

いかめ・い【厳い】 〔形口〕(「いかめし」の変化)=いかめしい(厳)*百丈清規抄‐二「受講之人を置た事はいかめい費があるぞ」

いかめし【厳し】🔗🔉

いかめし【厳し】 〔形シク〕⇒いかめしい(厳)

いかめし・い【厳しい】🔗🔉

いかめし・い【厳しい】 〔形口〕いかめし〔形シク〕(「いか」は「いかい」の語幹と同じ) 1 威勢があっておごそかである。 規模が大きく勢いが盛んである。荘重である。壮大である。*宇津保‐春日詣「いかめしき経仏供養し」威圧的である。近よりがたいほどものものしい。「いかめしい門の構え」 2 姿や形が普通より大きく、がっしりしている。いかつい。*宇津保‐俊蔭「いかめしき栗、橡(とち)を入れて」 3 はげしい。はなはだしい。きびしい。「いかめしい護衛つき」*源氏‐明石「いかめしき雨、風、いかづちの」 いかめし‐げ(形動)/いかめし‐さ(名)

いか‐もの【厳物・怒物】🔗🔉

いか‐もの【厳物・怒物】 1 いかめしげに作られたもの。→いかものづくり。 2 (怒物)舞楽の大曲の中で特にすぐれている曲の俗称。皇帝破陣楽、団乱旋(とらでん)の類。

いから・し【厳らし】🔗🔉

いから・し【厳らし】 〔形ク〕いかめしい。気性などが激しい。きびしい。*文明本愚管抄‐三・一条「隆家の若く、いからきやうなる人にて」

いこう【厳う】(いかう)🔗🔉

いこう【厳う】(いかう) 〔副〕(形容詞「いかい(厳)」の連用形「いかく」の変化)たいそう。ひどく。*蒙求抄‐二「誠にいかう酔うたげなと云てをかれたそ」

いずはら【厳原】(いづはら)🔗🔉

いずはら【厳原】(いづはら) 長崎県対馬西南部の地名。壱岐、博多との連絡港で、対馬唯一の貿易港。

いつ【厳・稜威】🔗🔉

いつ【厳・稜威】 1 勢いの激しいこと。激しい力のあること。また、尊厳な性質があること。「いつの雄たけび」「いつのころひ」「いつの高鞆(たかとも)」 2 いみ清められていること。神聖な力のあること。「いつの席(むしろ)」「いつの真屋(まや)」「いつ幣(ぬさ)」 ●厳の道別(ちわき) 威風堂々と道を押し分け、かき分けて進むこと。*古事記‐上「伊都能知和岐(イツノチワキ)知和岐(ちわき)てよ」

●厳の道別(ちわき)🔗🔉

●厳の道別(ちわき) 威風堂々と道を押し分け、かき分けて進むこと。*古事記‐上「伊都能知和岐(イツノチワキ)知和岐(ちわき)てよ」 いつ【一・壱】 1 数の名。最初の基本数。また、いくつかあるものの一つ。一。「三関の一」 2 同じこと。同様。同一。「軌を一にする」 3 一つに集中すること。合同。統一。「力(心)を一にする」 4 一方。あるもの。別のもの。「一は赤く、一は白い」 5 (「に」を伴って副詞的に用いる)もっぱら。ひとえに。「いつに日頃の研究心のたまものです」 ●一無かるべからず二有るべからず 一人はなくてならないが、二人はいらない。一人で十分である。

いつ‐かし【厳橿】🔗🔉

いつ‐かし【厳橿】 忌み清められた神聖な樫の木。*古事記‐下・歌謡「御諸の、伊都加斯(イツカシ)が本」

いつかし【厳し】🔗🔉

いつかし【厳し】 〔形シク〕(「いつく(斎)」の形容詞化)いかめしい。荘重だ。りっぱだ。*源氏‐乙女「昔のためしよりも事そへて、いつかしき御有様なり」

いつくし【厳し・慈し・美し】🔗🔉

いつくし【厳し・慈し・美し】 〔形シク〕(元来は、神や天皇の威力の霊妙であるのにいい、のちには仏や貴人に関してもいうようになる。一方、「い」と「う」との音が近いためもあって、「うつくし」と混同され、室町時代以降は「うつくし」とほぼ同じ意に使われることが多くなる) 1 霊妙である。威力に満ちている。荘厳である。神、天皇および仏などに関していう。*万葉‐八九四「皇神(すめかみ)の伊都久志吉(イツクシキ)国」 2 いかめしい。威厳がある。高貴だ。また、気品や威厳のある美しさである。もとは天皇家の血筋の人にいうことが多い。*源氏‐若菜上「うるはしだちて、〈略〉いつくしくあざやかに、目も及ばぬここちするを」 3 美しい。美麗だ。*幸若・烏帽子折「みめもいつくしい者、笛も上手」 いつくし‐が・る(他ラ四)/いつくし‐げ(形動)/いつくし‐さ(名)

いつくしま【厳島】🔗🔉

いつくしま【厳島】 広島県、広島湾の西南部にある島。宮島。日本三景の一つ。 「いつくしまじんじゃ(厳島神社)」の略。 能楽曲名。厳島明神の奇特を示したもの。廃曲。 ●厳島の戦(たたかい) 戦国時代、弘治元年一〇月、毛利元就(もとなり)が陶晴賢(すえはるかた)を厳島に奇襲し、破った戦い。

●厳島の戦(たたかい)🔗🔉

●厳島の戦(たたかい) 戦国時代、弘治元年一〇月、毛利元就(もとなり)が陶晴賢(すえはるかた)を厳島に奇襲し、破った戦い。 いつくしま‐えんねん【巌島延年】 巌島神社で、七月一四日の夜行なわれた延年の神事舞。福神にかたどった木偶(でく)を拝殿に置き、舞が終わると、町の若者たちが裸になって、その木偶の首を奪い合う。

いつくしま‐じんじゃ【厳島神社】🔗🔉

いつくしま‐じんじゃ【厳島神社】 広島県佐伯郡宮島町にある旧官幣中社。祭神は市杵島姫命(いちきしまひめのみこと)、田心(たごり)姫命、湍津(たぎつ)姫命ほか。平家の氏神として厚く崇敬された。

いつくしま‐たまとりまつり【厳島玉取祭】🔗🔉

いつくしま‐たまとりまつり【厳島玉取祭】 厳島神社で八月二〇日(もと陰暦七月一八日)に行なわれる神事。大鳥居前の海中に立てた、櫓(やぐら)の中央につった台に宝珠をのせ、潮の満ちてきたころ、裸の男たちが海中に飛び込んで台上の宝珠を奪い合う。

いつくしま‐まつり【厳島祭】🔗🔉

いつくしま‐まつり【厳島祭】 厳島神社で、六月一七日に行なう祭。船中に神輿を奉安し、管弦を奏しながら対岸の御前神社に渡り、次いで長浜神社、大元神社を経て本社に帰る海上の神事。

いつ‐しば【厳柴】🔗🔉

いつ‐しば【厳柴】 (「いつ」は勢い盛んな、の意)茂った小さい雑木。

いつしば‐はら【厳柴原】🔗🔉

いつしば‐はら【厳柴原】 小さな雑木の生い茂った原。

いつ‐へ【厳🔗🔉

いつ‐へ【厳 祭事に用いた壺(つぼ)で、神酒(みき)を入れる神聖な容器。

いつ‐も【厳藻】🔗🔉

いつ‐も【厳藻】 勢い盛んに生い茂った藻。*万葉‐四九一「伊都藻(イツも)の花のいつもいつも」

おご‐そか【厳か】🔗🔉

おご‐そか【厳か】 〔形動〕(「そか」は「あわそか(淡)」などの「そか」と同じく状態を表わす)威厳があるさま。礼儀正しく近よりにくいさま。*弥勒上生経賛平安初期点「斉しく粛(オコソカなル)こと師子王のごとし」

おごそけ・し【厳けし】🔗🔉

おごそけ・し【厳けし】 〔形ク〕尊くいかめしい。*弥勒上生経賛平安初期点「敦(オコソケク)」

から‐くしげ【唐櫛笥・厳器】🔗🔉

から‐くしげ【唐櫛笥・厳器】 (「から(唐)」は美称とも、形が中国風だからともいう)櫛などを入れる美しい箱。 箱が開(あ)くというところから、「開(あ)く」と同音の「明(あ)く」にかかり、また、「くしげ」と同音の「くし」にかかる。玉櫛笥(たまくしげ)。

きび・し【厳し】🔗🔉

きび・し【厳し】 〔形ク〕(シク活用「きびし」の古い活用。ク活用「きぶし」もこれに関係あるか。→きぶい) 1 すきまがなく密である。*西大寺本金光明最勝王経平安初期点‐六「歯は白きこと斉しく密(キヒク)して珂と雪との猶(ごと)し」 2 きびしい。むごい。激しい。苛酷である。*百丈清規抄‐三「弾正をは霜台と云そ、きひくはげしう事をただす官ぢゃほどにぞ」

きびし【厳し】🔗🔉

きびし【厳し】 〔形シク〕⇒きびしい(厳)

きびし・い【厳しい】🔗🔉

きびし・い【厳しい】 〔形口〕きびし〔形シク〕(ク活用「きびし」のシク活用化)他に対する接し方や警戒の仕方が厳格、厳重である。簡単に近づいたり入り込んだりできない感じである。 1 いかめしい。おごそかである。*枕‐九二「帳台の夜、行事の蔵人のいときびしうもてなして」 2 人に対する要求などが激しく容赦がない。簡単に許すことをしないさまである。苛酷である。「厳しい取調べ」「厳しく叱る」*米沢本沙石集‐二・三「此のあるじは、きびしくはしたなき物を忌み」 3 すきまがなくつまっているさまである。また、ゆるみがなくぴったりしている。*大慈恩寺三蔵法師伝永久四年点‐三「百姓殷(さかり)に稠(キヒシウ)して居家鱗のごとくに接(まじは)れり」 4 自然の力などが強くて、簡単には対応できないさまである。山がけわしい、寒暑の程度がひどいなど。「厳しい冷えこみ」*梁塵秘抄‐二「熊野へ参らむと思へども徒歩より参れば道遠し、すぐれて山きびし」 5 ある行為や情況、言葉などに対して、それが普通でないことをあきれたり感心したりする気持をこめていう。たいしたものだ。ひどいものだ。*伎・幼稚子敵討‐三「身共は粋じゃ。野暮じゃによって一つも腹は立ぬ。きびしいか」 きびし‐げ(形動)/きびし‐さ(名)

げん【厳・儼】🔗🔉

げん【厳・儼】 (形動ナリ・タリ)態度や処置などがきびしいこと。また、いかめしくて、おごそかなこと。また、そのさま。→厳に。

げん‐い【厳威】(‥ヰ)🔗🔉

げん‐い【厳威】(‥ヰ) (形動)おごそかで威光があること。いかめしい威儀。

げん‐か【厳科】(‥クヮ)🔗🔉

げん‐か【厳科】(‥クヮ) きびしい罪科、刑罰。重罰。

げん‐かい【厳戒・厳誡】🔗🔉

げん‐かい【厳戒・厳誡】 きびしくいましめること。厳重に警戒すること。戒厳。「厳戒体制をしく」

げん‐かく【厳格】🔗🔉

げん‐かく【厳格】 (形動)不正やごまかしや怠慢を少しも許さないというような、きびしい態度や様子。「厳格なしつけ」*授業編‐一「厳格にさづけおぼへぬ」

げんかく‐たいいほう【厳格対位法】(‥タイヰハフ)🔗🔉

げんかく‐たいいほう【厳格対位法】(‥タイヰハフ) 音楽で、対位法の一種。三和音とその第一転回形だけ使用を許され、半音階的和音の使用はまったく許されず、不協和音も一定の条件下でしか使用できないなど厳格な条件を伴う。

げん‐かん【厳寒】🔗🔉

げん‐かん【厳寒】 非常にきびしい寒さ。《季・冬》

げん‐がん【厳顔】🔗🔉

げん‐がん【厳顔】 いかめしい顔。おごそかな顔。君主などの顔の形容に用いる。

げん‐き【厳器】🔗🔉

げん‐き【厳器】 櫛を入れておく美しい小箱。唐櫛笥(からくしげ)。

げん‐ぎ【厳儀】🔗🔉

げん‐ぎ【厳儀】 おごそかな儀式。立派な儀式。

げん‐きょう【厳教】(‥ケウ)🔗🔉

げん‐きょう【厳教】(‥ケウ) きびしい教え。また、他人をうやまって、その教えをいう語。

げん‐きん【厳禁】🔗🔉

げん‐きん【厳禁】 きびしく禁ずること。厳重に禁止すること。「火気厳禁」

げん‐くん【厳君】🔗🔉

げん‐くん【厳君】 1 父と母。 2 他人の父の敬称。ちちぎみ。大人。

げん‐くん【厳訓】🔗🔉

げん‐くん【厳訓】 きびしく教えさとすこと。おごそかな訓戒。

げん‐けい【厳刑】🔗🔉

げん‐けい【厳刑】 きびしい刑罰。

げん‐こう【厳考】(‥カウ)🔗🔉

げん‐こう【厳考】(‥カウ) 他人の父を敬っていう語。尊父。

げん‐こう【厳行】(‥カウ)🔗🔉

げん‐こう【厳行】(‥カウ) きまりや約束をきびしく守って実行すること。

げん‐こう【厳閤】(‥カウ)🔗🔉

げん‐こう【厳閤】(‥カウ) =げんぷ(厳父)

げん‐こく【厳酷・厳刻】🔗🔉

げん‐こく【厳酷・厳刻】 (形動)=かこく(苛酷)*俳・蕪村句集‐春「政の厳刻なるをいましめ」

げん‐し【厳子】🔗🔉

げん‐し【厳子】 他家の子息を敬っていう語。令息。

げん‐し【厳旨】🔗🔉

げん‐し【厳旨】 1 きびしい命令。また、その趣旨。 2 相手を敬って、その手紙の趣旨をいう語。

げん‐し【厳師】🔗🔉

げん‐し【厳師】 厳格な師。また、師を敬っていう語。

げん‐しゅ【厳守】🔗🔉

げん‐しゅ【厳守】 命令、約束などを厳しく守ること。「集合時間厳守」

げん‐じゅう【厳重】(‥ヂュウ)🔗🔉

げん‐じゅう【厳重】(‥ヂュウ) (形動) 1 おごそかなさま。いかめしい様子。げんじょう。*今昔‐一・三一「精舎を造る。其の厳微妙にして厳重なる事限无し」 2 きびしいさま。厳密。厳格。げんじょう。*太平記‐二四「已事厳重なりしかば」 3 (―する)尊びおもんじる。 4 神仏の霊験があらたかなさま。げんじょう。*中右記‐天仁元年九月一八日「厳重数代法文比以紛失」 5 =げんちょ(玄猪)

げん‐しゅく【厳粛】🔗🔉

げん‐しゅく【厳粛】 (形動) 1 おごそかでつつしみ深いこと。また、その場の様子が真剣な雰囲気であること。「厳粛な儀式」 2 ごまかしやふまじめを許さない、きびしさのあること。「国政は、国民の厳粛な信託による」

げんしゅく‐しゅぎ【厳粛主義】🔗🔉

げんしゅく‐しゅぎ【厳粛主義】 倫理的動機から、諸種の快楽や欲望をおさえ、自己を抑制することを道徳の標準と考える立場。

げん‐しゅん【厳峻】🔗🔉

げん‐しゅん【厳峻】 (形動)=しゅんげん(峻厳)

げん‐しょ【厳暑】🔗🔉

げん‐しょ【厳暑】 きびしい暑さ。酷暑。

げん‐じょう【厳重】(‥ヂョウ)🔗🔉

げん‐じょう【厳重】(‥ヂョウ) (形動)(「げんちょう」とも。「ちょう」は「重」の漢音)=げんじゅう(厳重)

げん‐しりょう【厳子陵】🔗🔉

げん‐しりょう【厳子陵】 中国、後漢の高士。本名、厳光。光武帝の学友であったが、仕官をことわり、釣りなどをして隠士で一生を終わったという。画題。

げん‐しん【厳親】🔗🔉

げん‐しん【厳親】 父親を敬っていう語。ちちぎみ。厳父。厳君。

げん‐せい【厳正】🔗🔉

げん‐せい【厳正】 (形動ナリ・タリ)厳格で正しいこと。きびしく公正を守るさま。「厳正に処分する」

げん‐せい【厳制】🔗🔉

げん‐せい【厳制】 きびしく制止すること。きびしい制限や制度。

げんせい‐ちゅうりつ【厳正中立】🔗🔉

げんせい‐ちゅうりつ【厳正中立】 (形動)どちらへもかたよらないで、中立の立場をかたく守ること。

げん‐せき【厳責】🔗🔉

げん‐せき【厳責】 きびしく責めること。きびしく叱責すること。厳譴。

げん‐せん【厳選】🔗🔉

げん‐せん【厳選】 厳重な審査によって選ぶこと。

げん‐ぜん【厳然・儼然】🔗🔉

げん‐ぜん【厳然・儼然】 〔形動タリ〕おごそかで重々しく、近寄りにくいさま。

げん‐そん【厳存・儼存】🔗🔉

げん‐そん【厳存・儼存】 厳然として存在すること。確実に存在すること。

げん‐たつ【厳達】🔗🔉

げん‐たつ【厳達】 きびしく言いわたすこと。厳重に通達すること。

げん‐たん【厳探】🔗🔉

げん‐たん【厳探】 警察などが、厳重に捜すこと。

げん‐だん【厳談】🔗🔉

げん‐だん【厳談】 きびしく談判すること。厳重にかけあうこと。

げん‐ちょう【厳重】🔗🔉

げん‐ちょう【厳重】 (「ちょう」は「重」の漢音) 1 =げんちょ(玄猪) 2 ⇒げんじょう(厳重)

げん‐とう【厳冬】🔗🔉

げん‐とう【厳冬】 (古くは「けんとう」とも)寒さの厳しい冬。《季・冬》

げんと‐して【厳として】🔗🔉

げんと‐して【厳として】 〔連語〕⇒げん(厳)

げん‐に【厳に】🔗🔉

げん‐に【厳に】 〔副〕きびしく。厳重に。きつく。「厳に慎む」

げん‐ばつ【厳罰】🔗🔉

げん‐ばつ【厳罰】 きびしく処罰すること。また、その罰。「厳罰を科す」

げんばつ‐しゅぎ【厳罰主義】🔗🔉

げんばつ‐しゅぎ【厳罰主義】 厳重な処罰によって秩序を維持し、統制を効果的にしようとする考え方、態度。

げん‐ぴ【厳秘】🔗🔉

げん‐ぴ【厳秘】 堅く守るべき秘密。極秘。

げん‐ぷ【厳父】🔗🔉

げん‐ぷ【厳父】 1 きびしい父。厳君。 2 他人の父に対する敬称。

げん‐ぷう【厳封】🔗🔉

げん‐ぷう【厳封】 厳重に封をすること。

げん‐ふく【厳復】🔗🔉

げん‐ふく【厳復】 中国、清代末期の翻訳家、学者。字(あざな)は又陵(ゆうりょう)、のち幾道。イギリス留学後、翻訳・著述に専念。「天演論」(ハクスリー「進化と倫理」)、「原富」(スミス「国富論」)などのヨーロッパ近代思想を紹介。(一八五三〜一九二一)

げん‐れい【厳🔗🔉

げん‐れい【厳 (形動)きびしくはげしいこと。また、そのさま。

ごん‐じょう【厳浄】(‥ジャウ)🔗🔉

ごん‐じょう【厳浄】(‥ジャウ) (形動)おごそかで汚れのないこと。荘厳で清浄なこと。また、そのさま。

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