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あさ【麻】🔗🔉

あさ【麻】 茎の皮から繊維をとるために栽培されるクワ科の一年草。夏、薄緑色の小花を穂状につける。種子(おのみ)からは油をとる。大麻たいま。青麻あおそ 茎の皮から繊維をとる麻・亜麻・苧麻ちょま・黄麻こうまなどの総称。また、葉から繊維をとるマニラ麻・サイザル麻などの総称。 麻糸。また、麻布。 「━を紡ぐ」

麻の如ごと・し🔗🔉

麻の如ごと・し 麻糸がもつれ乱れるように、物事の状態がひどく乱れることのたとえ。 「天下は━・く乱れる」

麻の中のよもぎ🔗🔉

麻の中のよもぎ 善良な人と交われば、自然に感化されて善良になる。 ◇まっすぐに伸びる麻の中に生えれば、曲がりやすいヨモギもまっすぐ伸びる意から。

あさ【朝】🔗🔉

あさ【朝】 夜が明けてからしばらくの間。また、夜が明けてから正午ごろまでの間。 「━が来る」 「━のうちに雑用を片づける」 ⇔ 関連語 大分類‖一日‖いちにち 中分類‖‖あさ 「朝」のイメージと表現 清新で爽快そうかいである。(さわやかな朝の光[風/大気]・すがすがしい朝の散歩) 生気・希望に満ちている。(生気あふれる朝を迎える・希望に輝く朝が来る) 一日の初めに当たって縁起をかつぐ、凶事を嫌う。(一日の計は朝あしたにあり・朝、茶柱が立ったからいいことがあるよ・朝っぱらから縁起でもない)  *俗信に、朝の蜘蛛くも(吉)、朝の女客(商家で吉)がある。 「朝起き」「朝星を頂く」は勤勉と繁栄の、「朝寝・朝酒・朝湯」は怠惰たいだと快楽と没落の象徴。

あさ‐あけ【朝明け】🔗🔉

あさ‐あけ【朝明け】 朝になってあたりが明るくなること。また、その時分。明け方。 「━の空」

あさ‐あめ【朝雨】🔗🔉

あさ‐あめ【朝雨】 朝に降る雨。 ◇俗に、すぐに止むものとされる。「―に傘要らず(=朝雨はすぐにあがるから傘は用意しなくてもよい)」「―に鞍くらを置け(=朝雨はすぐに晴れるから馬に鞍を置いて外出の用意をせよ)」

あさ・い【浅い】🔗🔉

あさ・い【浅い】 表面から底までの距離が小さい。 「この港は水深が━」 「海べの━所で遊ぶ」 「━皿」 「溝を━・く掘る」 内部にあって表面からの距離が小さい。また、入り口や先端から奥までの距離が小さい。 「震源が━」 「対立の根は決して━・くはない」 「椅子いすに━・く腰を下ろす」 野球で、ホームベースから見て、定位置より前の方に位置するさま。 「右翼手の守備位置が━」 物事が表面的な領域にとどまっているさま。特に、精神的傾向がそのようであるさま。十分でない。深くない。 「傷は━」 「━経験[読み・眠り]」 「学問の底が━」 「広く━・く学ぶ」 《「━・くない」「浅からざる」など、打ち消しの形で》物事が容易には知りがたい重要な意味をひそませている意。深い。 「二人の因縁いんねんは━・くはない」 「それには浅からざる理由がある」 関係が密接でない。 「あの人とは親交が━」 「彼とは浅からざる縁えんがある」 打ち消しの形が多い。 薄い色合いである。淡い。 「━緑色」 連体用法が多い。 《「━・くない」「浅からざる」など、打ち消しの形で》味や香りなどに味わい尽くせない趣がある。奥深い。 「この古酒には浅からざる香りと味わいがある」 始まってからまだ十分に時間がたっていない。 「社会人になってまだ日も━」 「ゴルフ歴は━」 「春なお━山里」 ◆⇔深い ‐げ/‐さ/‐み 関連語 大分類‖色‖いろ 中分類‖薄い‖うすい

あさ‐いち【朝一】🔗🔉

あさ‐いち【朝一】 〔俗〕その日の朝、まず最初に行うこと。朝一番。 「━の仕事」 「━で仕入れに行く」

あさ‐いち【朝市】🔗🔉

あさ‐いち【朝市】 朝早く開く、野菜・魚などの市。

あさ‐いと【麻糸】🔗🔉

あさ‐いと【麻糸】 麻の繊維で作った糸。

あさ‐うら【麻裏】🔗🔉

あさ‐うら【麻裏】 麻布の裏地。 平らに編んだ麻の組み緒を裏に縫いつけた草履ぞうり。 ◇「麻裏草履」の略。

あさ‐おき【朝起き】🔗🔉

あさ‐おき【朝起き】 名・自サ変朝早く起きること。早起き。 「━も苦にならない」 ⇔朝寝 関連語 大分類‖生活‖せいかつ 中分類‖起きる‖おきる

あさ‐がえり【朝帰り】━ガヘリ🔗🔉

あさ‐がえり【朝帰り】━ガヘリ よそで夜を明かして、翌朝自分の家に帰ること。 ◇もと遊郭からの帰りをいった。今も多く遊びから帰ることにいう。

あさ‐がお【朝顔】━ガホ🔗🔉

あさ‐がお【朝顔】━ガホ 夏の早朝らっぱ状の花を開き、昼前には閉じるヒルガオ科のつる性一年草。つるは左に巻く。園芸植物として栽培され、種類が多い。 管楽器の先端部など、らっぱ状をしたもの。特に、小便を受ける男子用便器。

あさ‐がけ【朝駆け(朝駈け)】🔗🔉

あさ‐がけ【朝駆け(朝駈け)】 朝早く不意に敵陣を襲うこと。 ⇔夜討ち夜駆け 新聞記者などが、朝早く予告なしに人の家に取材にゆくこと。 「夜討ち━の取材合戦」 ⇔夜討ち

あさ‐がた【朝方】🔗🔉

あさ‐がた【朝方】 朝のうち。 「━は冷え込むが、昼間は暖かい」 ⇔夕方 ◇副詞的にも使う。

あさ‐がた【朝型】🔗🔉

あさ‐がた【朝型】 朝早くから活動する生活習慣であること。 「━に切り替える」 ⇔夜型よるがた

あさ‐ぎ【浅葱】🔗🔉

あさ‐ぎ【浅葱】 緑を帯びた薄い藍あい色。浅葱色。 「━裏・━椀わん・━袴ばかま」 ◇淡いネギの葉の色の意。 「浅黄」とも。

あさくさ‐のり【浅草🔗🔉

あさくさ‐のり【浅草 紅藻類ウシケノリ科の海藻。食用として各地の内海で養殖される。アマノリ。ムラサキノリ。 江戸時代、多く浅草付近の海辺で採取・加工されたからという。 浅草のりを薄く紙のように漉いて干した食品。干しのり。のり。

あさ‐ぐろ・い【浅黒い】🔗🔉

あさ‐ぐろ・い【浅黒い】 人の肌の色が茶褐色をしているさま。薄黒い。 「━精悍せいかんな顔」

あさ‐げ【朝餉(朝食)】🔗🔉

あさ‐げ【朝餉(朝食)】 〔やや古風な言い方で〕朝食。朝めし。 ⇔夕餉ゆうげ昼餉ひるげ 関連語 大分類‖飲食‖いんしょく 中分類‖朝飯‖あさめし

あさ‐ごはん【朝御飯】🔗🔉

あさ‐ごはん【朝御飯】 朝の食事。 ◇「朝飯」より丁寧な言い方。 関連語 大分類‖飲食‖いんしょく 中分類‖朝飯‖あさめし

あさ‐さ【浅さ】🔗🔉

あさ‐さ【浅さ】 浅いこと。また、その程度。 「彼の思慮の━にはあきれる」 ⇔深さ

あさ‐ざけ【朝酒】🔗🔉

あさ‐ざけ【朝酒】 朝から酒を飲むこと。また、その酒。

あさ‐さむ【朝寒】🔗🔉

あさ‐さむ【朝寒】 〔雅〕晩秋になって覚える、朝のうすら寒さ。あさざむ。 ⇔夜寒

あさ‐じ【浅茅】━ヂ🔗🔉

あさ‐じ【浅茅】━ヂ 〔雅〕まばらにはえたチガヤ。また、丈の低いチガヤ。 「━が宿やど(=アサジのはえた、荒れ果てた家)」

あさ‐しお【朝潮】━シホ🔗🔉

あさ‐しお【朝潮】━シホ 朝方に満ちてくる潮。 ⇔夕潮

あさ‐すず【朝涼】🔗🔉

あさ‐すず【朝涼】 〔雅〕夏の朝のうちに感じる、すがすがしい涼しさ。朝涼み。

あさ‐せ【浅瀬】🔗🔉

あさ‐せ【浅瀬】 川の流れの浅い所。また、海や湖の浅い所。 「━を渡る」

あさ‐だち【朝立ち】🔗🔉

あさ‐だち【朝立ち】 名・自サ変朝早く旅立つこと。 「━に備えて早寝する」 ⇔夜立よだ 関連語 大分類‖移動‖いどう 中分類‖出発‖しゅっぱつ

あさ‐ぢえ【浅知恵】━ヂヱ🔗🔉

あさ‐ぢえ【浅知恵】━ヂヱ 浅はかな知恵。

あさ‐つ‐き【浅葱】🔗🔉

あさ‐つ‐き【浅葱】 葉・茎はネギに、鱗茎りんけいはラッキョウに似るユリ科の多年草。山野に自生し、野菜として栽培もされる。せんぼんわけぎ。

あさ‐づけ【浅漬け】🔗🔉

あさ‐づけ【浅漬け】 野菜をぬかや塩で短時日つけること。また、つけたもの。 「━のナス」

あさって【明後日🔗🔉

あさって【明後日 明日の次の日。みょうごにち。 「━までに仕上げたい」 「━来い!(=二度と来るな!)」 ◇「あさて」の転。

明後日を向・く🔗🔉

明後日を向・く 全く見当違いの方を向く。

あさっ‐ぱら【朝っぱら】🔗🔉

あさっ‐ぱら【朝っぱら】 《多く「━から」の形で》「朝(早く)から」を強めていう語。多く朝にふさわしくないの気持ちで非難していう。 「━から喧嘩けんかはよせ」 ◇「朝腹あさはら」の転で、もと朝食前の空腹の意。 関連語 大分類‖一日‖いちにち 中分類‖‖あさ

あさ‐つゆ【朝露】🔗🔉

あさ‐つゆ【朝露】 朝、降りる露。朝の露。 「木の葉が━にぬれる」 ⇔夜露 ◇はかないもののたとえに使う。「━の命」

あさ‐で【浅手(浅傷)】🔗🔉

あさ‐で【浅手(浅傷)】 〔古風な言い方で〕軽い傷。軽傷。薄手。 ⇔深手

あさな‐あさな【朝な朝な】🔗🔉

あさな‐あさな【朝な朝な】 〔雅〕朝ごと。毎朝。あさなさな。 「━庭の草花をめでる」 ⇔夜な夜な

あさ‐なぎ【朝凪】🔗🔉

あさ‐なぎ【朝凪】 朝、陸風と海風が入れ替わるとき、海辺の風がしばらくやむこと。 ⇔夕凪

あさな‐ゆうな【朝な夕な】━ユフナ🔗🔉

あさな‐ゆうな【朝な夕な】━ユフナ 〔雅〕朝となく夜となく。朝に夕に。朝晩。朝夕。 「━(に)亡き子を偲しのぶ」 関連語 大分類‖頻度‖ひんど 中分類‖いつも‖いつも

あさ‐ね【朝寝】🔗🔉

あさ‐ね【朝寝】 名・自サ変朝遅くまで寝ていること。朝寝坊。寝坊。 「━を楽しむ」 ⇔朝起き

あさね‐ぼう【朝寝坊】━バウ🔗🔉

あさね‐ぼう【朝寝坊】━バウ 名・自サ変朝寝をすること。また、その(癖のある)人。 「━して遅刻する」 ◇「朝寝」+接尾語「坊」から。

あさ‐はか【浅はか】🔗🔉

あさ‐はか【浅はか】 形動思慮の足りないさま。浅薄。 「━な考え」 「浅墓」と当てる。 ‐さ 関連語 大分類‖人の性質‖ひとのせいしつ 中分類‖愚か‖おろか

あさ‐はん【朝飯】🔗🔉

あさ‐はん【朝飯】 朝の食事。朝食ちょうしょく。朝めし。 ⇔夕飯ゆうはん 関連語 大分類‖飲食‖いんしょく 中分類‖朝飯‖あさめし

あさ‐ばん【朝晩】🔗🔉

あさ‐ばん【朝晩】 朝と晩。 「━はめっきり涼しくなりました」 「━(=朝に晩に。いつも)勉学に励む」 ◇副詞的にも使う。

あさ‐ひ【朝日(旭)】🔗🔉

あさ‐ひ【朝日(旭)】 朝、昇って間もない太陽。旭日きょくじつ。また、その光。 「東の空に━が昇る」 「━が差し込む」 ⇔夕日 さわやかで新鮮、勢いがよいなどのたとえに使う。「勲功くんこうは━のように輝く」「昇る━の勢いで快進撃を続ける」 関連語 大分類‖光と影‖ひかりとかげ 中分類‖‖ひかり

あさ‐ぶろ【朝風呂】🔗🔉

あさ‐ぶろ【朝風呂】 朝、沸かす風呂。朝湯。

あさ‐ぼらけ【朝ぼらけ】🔗🔉

あさ‐ぼらけ【朝ぼらけ】 〔雅〕朝、空がほのかに明るくなるころ。夜明け方。あけぼの。

あさ‐ま【朝間】🔗🔉

あさ‐ま【朝間】 〔やや古風な言い方で〕朝のうち。朝のあいだ。 「━に小雨が降った」

あさまし・い【浅ましい】🔗🔉

あさまし・い【浅ましい】 姿・形などがみじめで見るに堪えないさま。 「━姿になって帰郷する」 「━・く老いさらばえる」 品性・態度に欲が表れていて卑しいさま。さもしい。下品だ。 「根性が━」 「もうけばかり追う━男」 考えが浅く、愚かなさま。 ◆動詞「あさむ」の形容詞形。もとは善悪にかかわらず意外さに驚きあきれる意で用いたが、現在は否定的な意味でのみ用いる。 ‐げ/‐さ

あさ‐まだき【朝まだき】🔗🔉

あさ‐まだき【朝まだき】 〔雅〕夜が明けきらずに、薄暗いころ。早朝。 「━に道行く人とてない」 ◇副詞的にも使う。 関連語 大分類‖一日‖いちにち 中分類‖‖あさ

あさ‐み【浅み】🔗🔉

あさ‐み【浅み】 浅いところ。 「川の━」 ⇔深み

あさ‐みどり【浅緑】🔗🔉

あさ‐みどり【浅緑】 新芽・若竹に見るような、薄いみどり色。薄みどり。

あさ‐めし【朝飯】🔗🔉

あさ‐めし【朝飯】 朝の食事。朝食。あさはん。 ⇔昼飯晩飯 関連語 大分類‖飲食‖いんしょく 中分類‖朝飯‖あさめし

あさめし‐まえ【朝飯前】━マヘ🔗🔉

あさめし‐まえ【朝飯前】━マヘ 朝起きてから食事までの間。 形動朝飯を食べなくてもできてしまうほどに容易なこと。 「こんな問題は━だ」

あさ‐やけ【朝焼け】🔗🔉

あさ‐やけ【朝焼け】 日の出のとき、東の空が赤くそまって見えること。 「━は雨、夕焼けは晴れ」 ⇔夕焼け ◇俗に、雨の兆しとする。

あさ‐ゆ【朝湯】🔗🔉

あさ‐ゆ【朝湯】 朝風呂あさぶろ。 「━に入る」

あさ‐ゆう【朝夕】━ユフ🔗🔉

あさ‐ゆう【朝夕】━ユフ 朝と夕方。朝晩。 「━は冷え込むでしょう」 「━亡き母の冥福めいふくを祈る」 ◇副詞的にも使う。

あさり【浅蜊】🔗🔉

あさり【浅蜊】 浅海の砂泥地に分布するマルスダレガイ科の二枚貝。殻表は細かい布目状で、色・模様は変化に富む。食用。

あさ・る【漁る】🔗🔉

あさ・る【漁る】 動五 えさや獲物を探し求める。 「犬が残飯を━」 「カラスがごみ箱を━」 物や人を得ようとして探し回る。 「古本[有能な人材]を━」 「本屋[図書館]を━」 ◆もと、漁をする意。 《動詞の連用形について複合動詞を作る》 あちこちを回ってその動作をする。〜して回る。 「美術品を買い━」 探し求めては、手当たり次第にその動作をする。 「歴史書を読み━」 「名盤を聞き━」

あさ‐れん【朝練】🔗🔉

あさ‐れん【朝練】 〔俗〕朝早く行うスポーツなどの練習。

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