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かた【方】🔗🔉

かた【方】 他人を高めていう語。 「あの━は素敵な━です」 「次の━どうぞ」 ◇「北の方」のように、居所の方角を示すことによって間接的に貴人をさしたことから。 「お一方ひとかた」「お二方ふたかた」「お三方さんかた」の形で、人を数えるのにも使う。四人以上には使わない。 「○○の人」「○○者[○○人・○○員・○○家]」など人を表す語の敬語表現として使う(カナダの方・関係者の方・推薦人の方・職員の方・陶芸家の方)。複数の場合は、「かたがた(方々)」という。 方向。方角。 「東の━を見やる」 《下に否定表現を伴って》方法。手段。 「せん━なし」 「言わん━なし」 「憤懣ふんまんやる━なし」 ◆は古風な言い方。 (造) 《動詞の連用形に付いて》そのことをする方法・手段。また、そのようす・ありさま。 「行き━がわからない」 「ひどい言い━だ」 《動詞の連用形や動作性の漢語名詞に付いて》…することの意を表す。 「調査━を依頼する」 「撃ち━やめ」 《名詞に付いて》その方面を担当する係である意を表す。 「囃子はやし━・会計━」 《名詞に付いて》二つあるものの一方の側。 「母━の親戚」 「豊臣━・相手━」 《氏名に付いて》その人の家などに寄宿している意を表す。 「山田一郎━鈴木一行」 おおよその時間。その時分。 「夜明け━・暮れ━」 おおよその割合・程度を表す。 「八割━完成した」 ◆は、連濁して「がた」とも。 関連語 大分類‖人‖ひと 中分類‖人間‖にんげん

かた【片】🔗🔉

かた【片】 二つのうちの一つ。一方。 「━や江戸、━や上方」 物事の始末。 は「方」とも。 (造) 一対のものの一方。 「━目・━手・━えくぼ」 (中心から離れて)一方にかたよっている。 「━田舎・━意地・━恋・━貿易」 完全でない。また、わずか。少ない。 「━言・━時・━手間」

片が付・く🔗🔉

片が付・く 物事の決着がつく。落着する。 「遺産争い[仕事]の━」 「片」は「方」とも書く。

かた【形】🔗🔉

かた【形】 物の姿や格好。かたち。 「ドレスの━が崩れる」 「楔━くさびがた・ハート━がた・足━がた 借金などの抵当。担保。 「借金の━にカメラをとる」 多くかな書き。

かた【肩】🔗🔉

かた【肩】 腕が体に接続する部分の上部。首の付け根から腕の付け根にかけての上側の部分。 「━に荷を担ぐ」 「━が凝る」 「━を組む」 物を投げたり担いだりする力。 「━が強い」 衣服のに相当する部分。 山頂から少し下の平らになった所。 「山の━にテントを張る」 道路の両側の端。路肩ろかた 文字・紙面などの上部の角の部分。 「原稿の右━に番号をふる」

肩で息を・する🔗🔉

肩で息を・する 肩を大きく上下させて、苦しそうに呼吸をする。

かた【型】🔗🔉

かた【型】 一定の形を作るもととなるもの。鋳型いがた・型紙など。 「石膏せっこうで━をとる」 慣習となっている、きまった形式。しきたり。 芸能・武道などで、規範となる動作・体勢。 「柔道の━」 人や事物を分類するとき、その個々に共通する特徴として区別される形態・形式。タイプ。 「新しい━の車」 「血液━がた・新━がた」 ◆一般には一定の枠にはまった形式をもつものの意では「型」、物のもっている姿・かたちの意では「形」と書き分けるが、はっきりとした一線は画しがたい(「一〇〇メートル自由型[形]・能楽の型[形]・新しい型[形]の演劇」など)。 関連語 大分類‖形‖かたち 中分類‖‖かたち

かた【潟】🔗🔉

かた【潟】 砂州の発達によって海から切り離されてできた浅い湖沼。ラグーン。 「八郎━はちろうがた 湾。入り江。 「難波━なにわがた 遠浅の海岸で、干潮時にはあらわれるが、満潮時にはかくれる所。干潟ひがた

か‐た【過多】クヮ━🔗🔉

か‐た【過多】クヮ━ 形動多すぎること。 「情報━・人口━・胃酸━」 ⇔過少 関連語 大分類‖物事の性質‖ものごとのせいしつ 中分類‖多い‖おおい

か‐た【夥多】クヮ━🔗🔉

か‐た【夥多】クヮ━ 形動おびただしく多いこと。 「出費━」

がた🔗🔉

がた 長い時間を経て、人間の体や機械の調子が悪くなること。がたがたになること。 「エンジンに━がくる」

がた【方】🔗🔉

がた【方】 接尾《人を表す語に付いて》複数の人を敬意を込めて表す。 「皆様━・先生━・あなた━」

ガター[gutter]🔗🔉

ガター[gutter] ボウリングで、レーンの両側にある溝。また、そこへボールが落ちること。ガーター。

かた‐あげ【肩上げ(肩揚げ)】🔗🔉

かた‐あげ【肩上げ(肩揚げ)】 子供の着物の裄ゆきを調節するために、肩の部分で短く縫いあげること。 「━がとれる(=大人になる)」

かた‐あて【肩当て(肩宛て)】🔗🔉

かた‐あて【肩当て(肩宛て)】 物をかつぐとき、肩に当てる厚手の布地。 形を整え、また補強するために、衣服の肩の部分に縫いつける布。 寝るときに、肩を覆って寒さを防ぐために用いる布。

か‐たい【下🔗🔉

か‐たい【下 ひざから足首までの部分。 「━骨こつ」 ⇔

か‐たい【過怠】クヮ━🔗🔉

か‐たい【過怠】クヮ━ (怠慢からおこった)あやまち。 「━金・━税」 ◇多く名詞に付いて、義務違反などを償う意を表す。

か‐たい【歌体】🔗🔉

か‐たい【歌体】 和歌の形式。短歌・長歌・旋頭歌せどうかなど。

かた・い【固い・堅い・硬い】🔗🔉

かた・い【固い・堅い・硬い】 固・硬弾力がなく、力を加えても容易に変形しない。 「このせんべいは━」 「━椅子[石]」 堅・固よくしまっていて、崩れにくい。また、しっかりと合わさっていて離れにくい。 「地盤が━」 「━握手を交わす」 「━・く門戸を閉ざす」 「口が━(=むやみに他言しない)」 堅・固しっかりしていて揺るがないさま。堅固けんごだ。 「彼の決意は━」 「守り[身持ち]が━」 「━約束を交わす」 こわばっていて柔らかさや伸びやかさに欠けている。 「体[表情・文章・演技]が━」 「スピーカーの音が━」 堅・固確かで危なげがない。手堅い。堅実だ。 「━商売」 「低く見積もっても一〇〇〇万円は━」 堅・固見込みなどに間違いがない。確実だ。 「合格は━」 固・硬自分の考えにこだわって融通がきかない。きまじめだ。 「年の割に頭が━(=頑固だ)」 「そう━ことを言うな」 固・硬内容が道徳的・学問的で浮ついていない。 「内容が━・くて大衆に受けない」 「━話は抜きにして楽しくやりましょう」 《連用形で、副詞的に》絶対に許さないさま。 「外出を━・く禁ずる」 ◆「難い」と同語源。 やわらかいもろいゆるい ‐さ

かた・い【難い】🔗🔉

かた・い【難い】 〔文〕することが難しい。困難だ。 「この城は守るに易やすく、攻めるに━」 「言うは易く行うは難し」 ⇔易い 《「…に━・くない」の形で、推測の意を表す動詞連体形などを受けて》簡単に推しはかることができる意を表す。推測しやすい。 「計画の失敗は想像(する)に━・くない」 《「がたい」の形で、動詞連用形に付いて複合語を作る》容易に…することができない意を表す。…することが難しい。 「その要求は認め━」 「動かし━事実」 「信じ━光景」

がたい🔗🔉

がたい 〔俗〕体格。からだつき。図体ずうたい。 「━の大きい男」 「彼はいい━をしているね」 ◇外見の大きさをいう「がかい」と「図体」が混合してできた語か。

がた・い【難い】🔗🔉

がた・い【難い】 かたい(難)

かた‐いじ【片意地】━イヂ🔗🔉

かた‐いじ【片意地】━イヂ 名・形動がんこに自分の考えを押し通すこと。 「━を張る」 「━な性質」

かた‐いっぽう【片一方】━イッパウ🔗🔉

かた‐いっぽう【片一方】━イッパウ 二つあるもののうちの一方。片方。かたいっぽ。 「━の靴が破れた」

かた‐いなか【片《田舎》】━ヰナカ🔗🔉

かた‐いなか【片《田舎》】━ヰナカ 都会から遠く離れた辺鄙へんぴな土地。 関連語 大分類‖国‖くに 中分類‖田舎‖いなか

かた‐いれ【肩入れ】🔗🔉

かた‐いれ【肩入れ】 ひいきにして、支援すること。

かた‐うで【片腕】🔗🔉

かた‐うで【片腕】 片方の腕。 ⇔両腕 補佐役として最も信頼できる人。 「知事の━となって県政につくす」

かた‐うらみ【片恨み】🔗🔉

かた‐うらみ【片恨み】 名・他サ変一方的にうらむこと。また、そのうらみ。

かた‐え【片方・傍え】━ヘ🔗🔉

かた‐え【片方・傍え】━ヘ 〔古い言い方で〕かたわら。 「道の━」

かた‐おち【型落ち】🔗🔉

かた‐おち【型落ち】 パソコン・家電製品などで、新製品が発売されることによって古い型になること。また、その旧機種となった製品。 「━のカメラ」

がた‐おち【がた落ち】🔗🔉

がた‐おち【がた落ち】 名・自サ変急激に下がること。 「いまや信用は━だ」

かた‐おもい【片思い(片想い)】━オモヒ🔗🔉

かた‐おもい【片思い(片想い)】━オモヒ 一方的に恋い慕うこと。片恋かたこい。 関連語 大分類‖愛‖あい 中分類‖愛情‖あいじょう

かた‐おや【片親】🔗🔉

かた‐おや【片親】 両親のうちの一方。 ⇔二親 死別するなどして、両親のうちの一方がいないこと。

かた‐がき【肩書き】🔗🔉

かた‐がき【肩書き】 名刺などで、氏名に書き添える職名や役名。 社会的な評価の対象となる地位・身分・役職など。 「━が物を言う世界」 ◆公用文では「肩書」。

かた‐かけ【肩掛け】🔗🔉

かた‐かけ【肩掛け】 女性が外出するときに肩にかける、防寒または装飾用の織物や編み物。ショール。

かた‐かげ【片陰】🔗🔉

かた‐かげ【片陰】 ちょっと身をかくすほどの物陰。 日陰。特に、くっきりと濃い夏の午後の日陰。

かた‐かた【片方(片片)】🔗🔉

かた‐かた【片方(片片)】 〔古い言い方で〕片一方。かたほう。 「━の手を差しだす」

かた‐かた🔗🔉

かた‐かた 堅いものが触れ合って発する軽い感じの音を表す語。 「下駄を━(と)鳴らして歩く」

かた‐がた【方方】🔗🔉

かた‐がた【方方】 「人々」の尊敬語。 「お集まりの━に申し上げます」 関連語 大分類‖人‖ひと 中分類‖人々‖ひとびと

かた‐がた【旁】🔗🔉

かた‐がた【旁】 一方では。ついでに。 「視察旅行に出かけ、━観光地に足をのばす」 接尾…をかねて。…のついでに。 「お礼━ご機嫌伺いをしてこよう」

がた‐がた🔗🔉

がた‐がた 堅いものがふれあって発する重く騒々しい音を表す語。また、そのような音をだしながら揺れるさま。 「雨戸が━(と)鳴る」 寒さや恐怖ではげしくふるえるさま。 「あまりの恐ろしさに━(と)ふるえだす」 落ち着かないさま。また、うろたえて騒ぐさま。 「監査が入って社内は━している」 うるさく文句などをいうさま。 「横から━口を出すな」 組み立てられた物や組織が、こわれかかっているさま。 「派閥争いで━になった政党」

かた‐かな【片《仮名》】🔗🔉

かた‐かな【片《仮名》】 かなの一つ。「ア(阿)」「イ(伊)」「ウ(宇)」のように、多く漢字の一部をとって作りだされた表音文字。ひらがなに対応する体系を持ち、現在は外来語・動植物名・擬声語・擬態語などを書くのに用いられる。 ◇「かた」は完全でないの意。

かた‐がみ【型紙】🔗🔉

かた‐がみ【型紙】 布などにのせて同じ形を取ることができるように、製作する物や模様の形に切り抜いた紙。洋裁・手芸・染色などに使う。

かた‐がわ【片側】━ガハ🔗🔉

かた‐がわ【片側】━ガハ 一方の側。 「塀の━を黒く塗る」 「━通行」 ⇔両側

かたがわ‐まち【片側町】カタガハ━🔗🔉

かたがわ‐まち【片側町】カタガハ━ 道の片側だけに家が建ち並んでいる町。片町。

かた‐がわり【肩代わり(肩替わり)】━ガハリ🔗🔉

かた‐がわり【肩代わり(肩替わり)】━ガハリ 名・自他サ変人の負債などを別の人が代わって引き受けること。 ◇駕籠かごをかつぐ人が交替する意から。

かたき【敵(仇)】🔗🔉

かたき【敵(仇)】 恨みがあって、機会があったら滅ぼしたいと考えている相手。仇敵きゅうてき。 「親の━を討つ」 「目の━にする(=何かにつけ敵視する)」 「江戸の━を長崎で討つ」 競い合う相手。競争相手。 「恋━がたき・商売━がたき」 関連語 大分類‖自己と他者‖じことたしゃ 中分類‖‖てき

かた‐ぎ【気質容気】🔗🔉

かた‐ぎ【気質容気】 ある職業・年齢層などに特有の気風や気性。 「江戸っ子━・職人━・書生━・昔━」 ◇多く他の語と複合して使う。 関連語 大分類‖人の性質‖ひとのせいしつ 中分類‖性格‖せいかく

かた‐ぎ【形木】🔗🔉

かた‐ぎ【形木】 染色などに使う、模様を彫りつけた板。 版木。

かた‐ぎ【堅気】🔗🔉

かた‐ぎ【堅気】 名・形動 遊興などにふけらず、地道でまじめなこと。 「━に暮らす」 地道で、まっとうな職業についていること。また、その人。

かたき‐うち【敵討ち(仇討ち)】🔗🔉

かたき‐うち【敵討ち(仇討ち)】 名・自サ変 主君や近親者を殺された者が、報復として相手を殺すこと。あだうち。 仕返しをすること。 「━の試合」 関連語 大分類‖打つ‖うつ 中分類‖征伐‖せいばつ

かた‐ぎぬ【肩衣】🔗🔉

かた‐ぎぬ【肩衣】 武士の礼服の一つ。素すおうの袖そでを略したもので、小袖の上から着て肩から背中を覆うもの。 ◇現在では浄瑠璃じょうるり語りなどが着る。

かたき‐やく【敵役】🔗🔉

かたき‐やく【敵役】 芝居で、悪人にふんする役。悪役。 人から憎まれる立場にある人。憎まれ役。

か‐たく【火宅】クヮ━🔗🔉

か‐たく【火宅】クヮ━ 苦しみと煩悩ぼんのうに満ちた現世を、燃えさかる家にたとえた語。 ◇法華経の「三界安きことなし、なお火宅の如し」から。

か‐たく【仮託】🔗🔉

か‐たく【仮託】 名・自他サ変他の物事にかこつけて言い表すこと。ことよせること。 「物語の主人公に━して説明する」

か‐たく【家宅】🔗🔉

か‐たく【家宅】 家。住居。 「━捜索」

かたく‐そうさく【家宅捜索】━サウサク🔗🔉

かたく‐そうさく【家宅捜索】━サウサク 検察官・警察官などが刑事事件の容疑者や証拠物件を発見するために、その住居の内外を職権に基づいて捜査すること。 ◆俗に「家宅捜査」とも言うが、避けたい。

かた‐くち【片口】🔗🔉

かた‐くち【片口】 一方だけに注ぎ口のある鉢はち。また、長柄の銚子ちょうし

かた‐ぐち【肩口】🔗🔉

かた‐ぐち【肩口】 肩の、腕に近い部分。肩先。

かたくち‐いわし【片口🔗🔉

かたくち‐いわし【片口 日本各地の沿岸に分布するカタクチイワシ科の海魚。マイワシより小さく、上あごが下あごよりも長い。しらす干し・煮干し・ごまめなどの材料にする。セグロイワシ。ヒシコイワシ。シコ。

かたくな【頑な】🔗🔉

かたくな【頑な】 形動人が何をいおうと、がんとして自分の意見や態度を変えないさま。強情なさま。 「━に口を閉ざす」 ‐さ

かた‐くり【片栗】🔗🔉

かた‐くり【片栗】 早春、花茎の先に紅紫色の花を一つ下向きにつける、ユリ科の多年草。鱗茎りんけいから「片栗粉」をとる。 「片栗粉」の略。→片栗粉

かたくり‐こ【片栗粉】🔗🔉

かたくり‐こ【片栗粉】 カタクリの鱗茎りんけいからとる良質のでんぷん。料理・菓子などに使う。 ◇市販の「片栗粉」の多くは、代用としてジャガイモのでんぷんを使う。

かた‐くるし・い【堅苦しい】🔗🔉

かた‐くるし・い【堅苦しい】 形式ばっていて、窮屈であるさま。 「━あいさつは抜きにしよう」 まれに「固苦しい」とも。 ‐げ/‐さ

かた‐ぐるま【肩車】🔗🔉

かた‐ぐるま【肩車】 人を首から肩のあたりにまたがらせてかつぐこと。 柔道で、相手を肩にのせて投げる技。

かた・げる【傾げる】🔗🔉

かた・げる【傾げる】 他下一〔古風な言い方で〕かたむける。かしげる。 「小首を━」 かた・ぐ(下二)

かた‐こい【片恋】━コヒ🔗🔉

かた‐こい【片恋】━コヒ 片思い。 関連語 大分類‖愛‖あい 中分類‖愛情‖あいじょう

かた‐こと【片言】🔗🔉

かた‐こと【片言】 ことばの一部分。 「━も聞きもらすまいと耳を傾ける」 不完全で、たどたどしいことば。 「━のドイツ語で買い物をする」

かた‐こり【肩凝り】🔗🔉

かた‐こり【肩凝り】 肩の筋肉がこわばり、重苦しい不快感を伴う症状。

かた‐さき【肩先】🔗🔉

かた‐さき【肩先】 肩の、腕に近い部分。肩口かたぐち

かた‐しき【型式】🔗🔉

かた‐しき【型式】 自動車・飛行機などで、その構造・設備・外形などによって分類される特定の型。モデル。

かたじけな・い【忝い・辱い】🔗🔉

かたじけな・い【忝い・辱い】 感謝にたえない。ありがたい。 「すぐに来てくれるとは━」 尊くてもったいない気持ちだ。恐れ多い。 「━・くも御親書を賜り太宰治」 ◆「かたじけ+無い」と考えて「かたじけぬ」「かたじけありません」と言うのは誤り。→「ない」のコラム ‐さ/‐が・る

かた‐しろ【形代】🔗🔉

かた‐しろ【形代】 みそぎ・おはらいなどで用いる、紙などで作った人の形をしたもの。人形ひとがた。 ◇この人形で体をなでて罪・けがれなどを移し、身代わりとして川に流す。

かた・す【片す】🔗🔉

かた・す【片す】 他五かたづける。整理する。 「部屋を━」 ◇東日本の方言から。

かた‐ず【《固唾》】━ヅ🔗🔉

かた‐ず【《固唾》】━ヅ 緊張したときに、口中にたまるつば。 「━をんで(=事のなりゆきがどうなるかと、息を凝らして)見守る」 現代仮名遣いでは、「かたづ」も許容。

かた‐すかし【肩透かし】🔗🔉

かた‐すかし【肩透かし】 相撲の決まり手の一つ。相手が押して出る瞬間に浅く組んでいた体を開き、肩口に手をかけて引き倒す技。 意気ごんでくる相手の気勢をそらし、むだに終わらせること。 「━を食う」

カタストロフィー[catastrophe]🔗🔉

カタストロフィー[catastrophe] 悲劇的な結末。破局。特に、小説・戯曲などの(悲劇的な)大詰め。キャタストロフィー。カタストローフ。

かた‐すみ【片隅】🔗🔉

かた‐すみ【片隅】 一方のすみ。また、中央から離れた目立たないところ。 「町の━に小さな公園がある」 関連語 大分類‖所‖ところ 中分類‖‖すみ

かた‐ずみ【堅炭】🔗🔉

かた‐ずみ【堅炭】 カシ・ナラ・クリなどで作った、堅くて火力の強い木炭。

かた‐せん【肩線】🔗🔉

かた‐せん【肩線】 服飾で、肩の形をつくる線。

かた‐たたき【肩叩き】🔗🔉

かた‐たたき【肩叩き】 名・自サ変 肩凝りをほぐすために、肩を続けてたたくこと。また、そのための道具。 やんわりと退職などを勧告すること。

かたち【形】🔗🔉

かたち【形】 見たり触れたりしてとらえることができる物の姿。物体のもつ外形。形状。 「色も━も同じだが、大きさが違う」 「四角い━の瓶びん」 「美しい━の額ひたい」 「空爆で今や建物は影も━もない」 人の顔や体について、その容貌ようぼうや容姿。顔かたち。みめかたち。姿かたち。 「年とともに引き締まった体の━が崩れ始める」 容」「貌」とも。 一定のまとまった状態をもって表に現れた、物事の姿。形態。 「制度としては三審制の━をとっている」 「一口に『愛』と言ってもさまざまな━がある」 「規則はともかく事実上は認可しない━になる」 婉曲えんきょくで丁寧に言うのに使われることがあるが、適切でない。「×お値段は五千円という形になっております」 物事の、実質・内容面ではない、表面的・形式的な側面。 「━をとりつくろう」 「━ばかりの贈り物」 「━だけの会長」 ことばの、意味内容的側面に対して、形式的(=音声的)側面。 「音韻変化でことばの━(=語形)が変わった」 スポーツなどで、(有効な結果を導き出すための)動作のあり方。フォーム・姿勢・体勢などの格好。 「打つときの━がいい」 「自分の得意な━に持ち込む」 結果としてのありさま。まとまった様子。 「研究の成果が━になる」 関連語 大分類‖形‖かたち 中分類‖‖かたち

かたち‐づく・る【形作る】🔗🔉

かたち‐づく・る【形作る】 他五一つのまとまった形につくりあげる。形成する。 「理論を━」

かたち‐ばかり【形許り】🔗🔉

かたち‐ばかり【形許り】 連語内容はともかく、形式だけはととのっていること。しるしばかり。かたばかり。 「━の結婚式を挙げる」

かた‐ちんば【片跛】🔗🔉

かた‐ちんば【片跛】 名・形動対になるものの片方が、一方とそろっていないこと。 ◇身体障害を比喩として使った、差別的な語。

か‐たつ【下達】🔗🔉

か‐たつ【下達】 名・他サ変上位の者の考えや命令を下位の者に伝えること。 「上意━」 ⇔上達 「げたつ」「げだつ」と読むのは誤り。

かた‐つき【肩つき(肩付き)】🔗🔉

かた‐つき【肩つき(肩付き)】 肩のあたりの様子。肩の格好。

かた‐づ・く【片付く】🔗🔉

かた‐づ・く【片付く】 自五 散らかっていた場所がきちんと整えられる。また、散らかった物やじゃまな物が取り除かれて、納まるべき所にきちんと納まる。整理整頓せいとんされる。 「机の上がきちんと━・いた」 「散乱したおもちゃが━」 「がらくた類が物置に━・いて部屋が広くなった」 (面倒な)物事がきちんと解決される。決着・収まりがつく。片がつく。 「事件[借金]が━」 「仕事が━」 「金で━問題ではない」 娘が嫁いでゆく。 「末娘も━・いた」 嫁く」とも当てる。 身内の立場からいう。 〔俗〕邪魔者や裏切り者などが取り除かれる。消される。殺される。 「邪魔者が━・いたら、おれの天下だ」 ◆片方につく意から。 「片づく」と書くことも多い。 「かたずく」は誤り。 関連語 大分類‖終わる‖おわる 中分類‖結末‖けつまつ

がた‐つ・く🔗🔉

がた‐つ・く 自五 固いものがふれあって、がたがた音をたてる。 「風にあおられて雨戸が━」 恐怖や寒さのために、体がはげしくふるえる。 「あまりの寒さに足が━」 機械や体の調子が悪くなる。 「中古車のエンジンが━」 ◇俗に「がたがくる」ともいう。 もめごとなどで、組織が不安定になる。 「組合が━」

かた‐つけ【型付け】🔗🔉

かた‐つけ【型付け】 型紙を布などに置き、上から染料をつけて模様を染めだすこと。また、その職人。型置き。

かた‐づけ【片付け】🔗🔉

かた‐づけ【片付け】 片付けること。 「居間の━をする」 「片づけ」と書くことも多い。

かた‐づ・ける【片付ける】🔗🔉

かた‐づ・ける【片付ける】 他下一 散らかっている場所をきれいに整える。また、散らかっている物やじゃまな物を取り除いて、納まるべき所にきちんと納める。整理整頓せいとんする。 「書斎[食卓の上]をきれいに━」 「身の回りを━」 「布団を押し入れに━」 (ある仕方で)物事をきちんと解決したり済ませたりする。 「急いで宿題を━・けてから遊ぼう」 「話は手短に━・けたい」 「金銭で物事を━わけには行くまい」 「管轄が違いますの一言で━・けられる(=すげなく処理される)」 娘を嫁に行かせる。嫁がせる。 「御嬢さんを早く━・けた方が得策だろう…漱石嫁ける」とも当てる。 身内の立場でいう。 〔俗〕邪魔者や裏切り者などを取り除く。消す。殺す。また、手ひどくやっつける。 「裏切り者は直ちに━・けよ」 「一発のパンチであっさりと━」 食事を余すところなく食べてしまう。 「三膳さんぜん飯をぺろりと━(=平らげる)」 ◆「片づける」と書くことも多い。 かたづ・く(下二) 片付け 関連語 大分類‖死‖し 中分類‖殺す‖ころす

がたっ‐と🔗🔉

がたっ‐と 固い物が急に動いたり落ちたりするさま。また、その音を表す語。 「車輪が━はずれる」 物事が急に悪い状態に変わるさま。 「成績が━落ちる」

かたっぱし‐から【片っ端から】🔗🔉

かたっぱし‐から【片っ端から】 順序を問わず、何にでも行為を及ぼすさま。手当たり次第。次から次に。 「友人に━声をかける」 「本屋という本屋は━当たってみたが、見つからなかった」 ◇「かたっぱし」は、「かたはし」の促音化。 関連語 大分類‖所‖ところ 中分類‖はし‖はし

かた‐つむり【蝸牛🔗🔉

かた‐つむり【蝸牛 軟体動物腹足綱に属する陸生の巻き貝の総称。体はナメクジに似るが、渦巻き状の殻を背負う。頭部には二対の触角があり、その長い方の先端に目がある。デンデンムシ。マイマイツブリ。マイマイ。蝸牛かぎゅう

かた‐て【片手】🔗🔉

かた‐て【片手】 片方の手。 ⇔両手 〔俗〕五・五〇・五〇〇など、五のつく金額をいう語。 ◇片手の指の数から。

かたて‐おけ【片手桶】━ヲケ🔗🔉

かたて‐おけ【片手桶】━ヲケ 片方だけに取っ手のついているおけ。

かた‐ておち【片手落ち】🔗🔉

かた‐ておち【片手落ち】 名・形動配慮や注意が一方だけにしか及ばず、公平さを欠いていること。 「企業の責任だけを問うのは━だ」

かた‐てま【片手間】🔗🔉

かた‐てま【片手間】 本業の合間。また、本業の合間にする仕事。

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