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じ【持】🔗🔉

じ【持】 囲碁・歌合わせなどで、勝負がつかないこと。引き分け。もちあい。もち。 (造)もつ。また、たもつ。もちこたえる。 「━久・━病・━論」 「維━・支━・所━」

じ・する【持する】ヂ━🔗🔉

じ・する【持する】ヂ━ 他サ変ある状態・態度を保ち続ける。かたく守る。 「満を━・して機会をうかがう」 じ・す(サ変) 関連語 大分類‖得る‖える 中分類‖所有‖しょゆう

もた・す【持たす】🔗🔉

もた・す【持たす】 他五持たせる

もた・せる【凭せる】🔗🔉

もた・せる【凭せる】 他下一立てかける。寄せかける。もたせかける。 「壁に身を━」 ◇「持たせる」と同語源。 古くは「持たせる」とも。 もた・す(下二) =凭もた

もた・せる【持たせる】🔗🔉

もた・せる【持たせる】 他下一 持つようにさせる。 「子供たちに家を━」 「かばんを助手に━」 「少年たちに希望を━」 「隊員に責任感を━」 担当させる。受け持たせる。 「三年一組を━」 「新宿方面[販売関係]を━」 持って行かせる。 「土産を━・せてやる」 「使いの者に案内状を━」 「昼食にサンドイッチを━」 料金などを負担させる。払わせる。 「ここは私に━・せてください」 「加害者に費用を━」 その状態を保たせる。維持させる。 「このお金で生活を一か月━」 「気力で命を━」 「笑いを誘って座を━」 保たせる」とも書くが、「持たせる」が一般的。 関係を持つようにさせる。 「AとBに関連性を━」 「両者に交渉を━」 ある性質(特に、優れた意味や価値)が備わるようにする。賦与する。与える。 「発言に説得力を━」 「強度[互換性・丸み]を━」 《「気を━」の形で》意味ありげな言動で相手に期待を抱かせる。 「気を━ようなことをするな」 《「幅[余裕・含み]を━」などの形で、慣用句的に》物事にゆとりができるようにする。 「解釈に幅を━」 「決定に含みを━」 「スケジュールに余裕を━」 「死亡推定時刻に幅を━」 もた・す(下二) =持たす

もち【持ち】🔗🔉

もち【持ち】 品質・機能などが変わらずに、長く保たれること。 「━のいい食材」 保ち」とも書くが、「持ち」が一般的。 所有すること。 「━時間」 「物━」 受け持つこと。負担すること。 「交通費は自分━だ」 囲碁・将棋・歌合わせなどで、勝負がつかないこと。引き分け。持。 関連語 大分類‖有る‖ある 中分類‖保存‖ほぞん

もち‐あい【持ち合い】━アヒ🔗🔉

もち‐あい【持ち合い】━アヒ 互いに分け合って持つこと。また、力を合わせて維持すること。 「株式の━」 「━所帯」 両者の力がつり合っていること。勝負がつかないこと。 「この将棋は━だ」 取引市場で、相場に大きな変動がないこと。 「━相場」 保ち合い」とも。

もち‐あが・る【持ち上がる】🔗🔉

もち‐あが・る【持ち上がる】 自五 他からの力が働いて物が上の方へ上がる。また、位置が高くなる。隆起する。 「荷物が重すぎて━・らない」 「地震で地盤が━」 急に事が起こる。 「合併の話が━」 「縁談が━」 「お家騒動[厄介な問題]が━」 生徒が進級しても、同じ教師が引き続いてその学級担任を受け持つ。 「担任が六年に━」 サッカーなどで、ボールを保持して相手の陣地へ攻め上がる。 「左サイドからドリブルで━」 持ち上がり

もち‐あ・げる【持ち上げる】🔗🔉

もち‐あ・げる【持ち上げる】 他下一 手などで持って、また、下から支えて物を上の方へ上げる。 「大きな石を軽々と━」 「バーベルを高々と━」 「ウインチで貨物を━」 体の一部を高い位置になるように動かす。もたげる。 「名前を呼ばれて頭を━」 おだてあげる。 「━・げられていい気になる」 もちあ・ぐ(下二)

もち‐あじ【持ち味】━アヂ🔗🔉

もち‐あじ【持ち味】━アヂ その食物にもとから備わっている味。 「━を生かす」 その人物・作品などがもつ独特の趣や味わい。 「役者の━が出た映画」 関連語 大分類‖趣‖おもむき 中分類‖‖おもむき

もち‐あわせ【持ち合わせ】━アハセ🔗🔉

もち‐あわせ【持ち合わせ】━アハセ ちょうどそのとき所持していること。また、そのもの。特に、金銭。 「あいにく━がない」 関連語 大分類‖得る‖える 中分類‖携える‖たずさえる

もちあわ・せる【持ち合わせる】━アハセル🔗🔉

もちあわ・せる【持ち合わせる】━アハセル 他下一ちょうどその時に所持している。 「そんな大金は━・せていない」 もちあは・す(下二) 持ち合わせ

もち‐いえ【持ち家】━イヘ🔗🔉

もち‐いえ【持ち家】━イヘ 個人が所有している家。もちや。 公用文では「持家」。

もち‐うた【持ち歌】🔗🔉

もち‐うた【持ち歌】 歌手などが、自分のものとして歌う歌。また、いつでも歌える歌。レパートリー。 「あの歌手は━が多い」 「カラオケの━」

もち‐おもり【持ち重り】🔗🔉

もち‐おもり【持ち重り】 持っているうちに次第にその重さを感じるようになること。

もち‐かえり【持ち帰り】━カヘリ🔗🔉

もち‐かえり【持ち帰り】━カヘリ 持ち帰ること。また、そのもの。 「ピザを━にする」 「ごみの━」 関連語 大分類‖得る‖える 中分類‖携える‖たずさえる

もち‐かえ・る【持ち帰る】━カヘル🔗🔉

もち‐かえ・る【持ち帰る】━カヘル 他五 品物などを持って帰る。 「仕事を家に━」 検討するために、提出された議案などを預かって帰る。 「各党が案件を━」 持ち帰り

もち‐か・ける【持ちかける(持ち掛ける)】🔗🔉

もち‐か・ける【持ちかける(持ち掛ける)】 他下一話を出して働きかける。 「相談を━」 もちか・く(下二)

もち‐かぶ【持ち株】🔗🔉

もち‐かぶ【持ち株】 所有している株。

もちかぶ‐がいしゃ【持ち株会社】━グヮイシャ🔗🔉

もちかぶ‐がいしゃ【持ち株会社】━グヮイシャ 他会社の株式を所有することで、その事業活動を支配することを主な業務とする会社。ホールディングカンパニー。 ◇独占禁止法の改正で一九九七年に純粋持ち株会社(株式を所有するだけで、他に事業を行わない会社)の設立が解禁された。

もち‐きり【持ち切り】🔗🔉

もち‐きり【持ち切り】 その話題がある期間中ずっと続くこと。 「どこへ行ってもそのうわさで━だ」

もち‐ぐされ【持ち腐れ】🔗🔉

もち‐ぐされ【持ち腐れ】 価値のあるものを持ちながら、少しもそれを役立てないこと。 「宝の━」

もち‐くず・す【持ち崩す】━クヅス🔗🔉

もち‐くず・す【持ち崩す】━クヅス 他五身持ちを悪くする。身持ちを悪くして財産を使い果たす。 「身を━」

もち‐こ・す【持ち越す】🔗🔉

もち‐こ・す【持ち越す】 自五物事を決着のつかない状態のまま次の時期・段階へ送る。 「勝負を━」 「結論を次回に━」 持ち越し 関連語 大分類‖伸びる‖のびる 中分類‖延長‖えんちょう

もち‐こた・える【持ち堪える】━コタヘル🔗🔉

もち‐こた・える【持ち堪える】━コタヘル 他下一ある状態をそれ以上悪くならないように維持する。 「重態を何とか━」 「救助されるまで水だけで━」 もちこた・ふ(下二)

もち‐ごま【持ち駒】🔗🔉

もち‐ごま【持ち駒】 将棋で、相手から取って手元に持ち、いつでも使うことのできるこま。 必要なときにいつでも使えるようにしてある人や物。

もち‐こ・む【持ち込む】🔗🔉

もち‐こ・む【持ち込む】 他五 物を外から持ってきて中に入れる。 「会場に椅子を━」 ある事柄を持ってくる。 「苦情を━」 状態をある段階にもっていく。 「持久戦に━」 「寝技に━」 持ち込み

もち‐じかん【持ち時間】🔗🔉

もち‐じかん【持ち時間】 その人に割り当てられた一定の時間。 「五分の━で意見を述べる」

もち‐だし【持ち出し】🔗🔉

もち‐だし【持ち出し】 持って外へ出ること。 費用などの不足分を自分で負担すること。 「飲食代が━になる」

もち‐だ・す【持ち出す】🔗🔉

もち‐だ・す【持ち出す】 他五 持って外(特に、人目につくところ)に出す。 「図書館の本を無断で━」 「丁を━・して人を刺す」 「座敷のまん中に机を━」 ある事柄を話題・論題として言い出す。 「難題[別れ話]を━」 不足した費用などを自分の負担でまかなう。自腹を切る。 「足りない分を交際費から━」 持ちはじめる。 「疑惑を━」 「体力に自信を━」 持ち出し

もちつ‐もたれつ【持ちつ持たれつ】🔗🔉

もちつ‐もたれつ【持ちつ持たれつ】 連語互いに助けたり助けられたりするさま。 「━の関係」

もち‐なお・す【持ち直す】━ナホス🔗🔉

もち‐なお・す【持ち直す】━ナホス 他五物の持ち方や持つ手を変えて、もう一度持つ。持ちかえる。 「筆を━」 自五一度悪くなった状態が、もとのよい状態に向かう。 「病人が━」 「景気がやや━」 関連語 大分類‖直す‖なおす 中分類‖直す‖なおす

もち‐にげ【持ち逃げ】🔗🔉

もち‐にげ【持ち逃げ】 名・他サ変他人の金品などを持って逃げること。 「スーツケースを━される」

もち‐ぬし【持ち主】🔗🔉

もち‐ぬし【持ち主】 そのものを所有している人。所有者。 「農場[特異な才能]の━」

もち‐ば【持ち場】🔗🔉

もち‐ば【持ち場】 受け持ちの場所。また、担当する仕事や任務。 「各自の━につく」 「━を離れる」

もち‐はこ・ぶ【持ち運ぶ】🔗🔉

もち‐はこ・ぶ【持ち運ぶ】 他五手に持ってよそへ運ぶ。 「大きなバッグを━」 持ち運び 関連語 大分類‖移動‖いどう 中分類‖運ぶ‖はこぶ

もち‐ばん【持ち番】🔗🔉

もち‐ばん【持ち番】 受け持ちの番。当番。

もち‐ぶん【持ち分】🔗🔉

もち‐ぶん【持ち分】 全体の中で各人が所有または負担している部分。 「━に応じた責任」 財産の共有関係で、個々の共有者が共有物について持っている権利、またはその割合。 ◆公用文では「持分」。

もち‐まえ【持ち前】━マヘ🔗🔉

もち‐まえ【持ち前】━マヘ その人にもともと備わっているもの。生まれつきのもの。 「━の頑張りを発揮する」 各人が所有している部分。また、各人が担当している仕事などの範囲。持ち分。 関連語 大分類‖人の性質‖ひとのせいしつ 中分類‖性格‖せいかく

もち‐まわり【持ち回り】━マハリ🔗🔉

もち‐まわり【持ち回り】━マハリ 一つの物事を関係者の間で順に受け持つこと。 「自治会の会長は━とする」 「━閣議(=閣議を開かず、首相から各大臣に閣議事項を回して賛否を求める略式の閣議)」

もち‐もの【持ち物】🔗🔉

もち‐もの【持ち物】 持っている物。所持品。所有物。 「━検査」 「会社の━」

もち‐よ・る【持ち寄る】🔗🔉

もち‐よ・る【持ち寄る】 他五めいめいが持って寄り集まる。 「案を━・って検討する」 持ち寄り

も・つ【持つ】🔗🔉

も・つ【持つ】 他五 指を使い手の中に入れて保つ。 「右手に傘を━・っている」 「ラケットを両手で━」 身につけて保つ。たずさえる。携帯する。携行する。所持する。 「懐中に大金を━・っている」 「手土産を━・っておわびに上がる」 「あいにく名刺を━・っておりませんで…」 あるものを所有する。特に、ある関係をもった者としてその人を所有する。 「海外に別荘を━・っている」 「これといった財産は━・っていない」 「資格を━」 「教育を受ける権利を━」 「結婚して子供を━」 「頼もしい後輩たちを━・って幸せです」 「彼は熱狂的な支持者を━・っている」 ある性質や特徴を備える。具備する。 「彼は丈夫な体を━・っている」 「彼女はいい耳を━・っている」 「この磁器は独特の輝きを━・っている」 「当局の決断は大きな意味を━」 「相当の広さを━庭」 言い切りでは「━・っている」の形が多い。 心の働きによってもたらされる能力を備える。 「人は感情を━・っている」 「勇気[問題意識]を━」 言い切りでは「━・っている」の形が多い。 物事に対してある感情や考えをいだく。 「級友に好意を━」 「政治に興味を━」 「気概を━・って事に当たる」 「希望を大きく━・って頑張ろう」 「からかわれたことを根に━(=深く恨みに思う)」 そのような過去・歴史・体験などを有する。〜がある。 「八〇年の歴史を━学校」 「詩人として華々しい経歴を━」 「水におぼれそうになった経験を━」 他とある関係を有する。 「悪い連中とはかかわりを━な」 「二人が性的な関係を━」 「彼はその組織と深いつながりを━・っている」 「精神と肉体は分離不可能な関連を━」 自分の仕事として受け持つ。担当する。 「一年一組を━」 「関東一円[人事関係]を━」 「専務は幾つもの重要な任務を━・っている」 話し合いの場や機会を設ける。また、そのようにして話し合いを行う。 「交渉の場を━」 「話し合いの機会を━」 「二国間で首脳会談が━・たれる」 「騒音問題をめぐって集会が━・たれる」 《「時間を━」の形で、多く上に連体修飾語を伴って》そのようにして過ごす時間を領有する。 「一人になれる時間を━・ちたい」 料金などを負担する。 「費用は主催者が━」 「送料は当社が━」 「責任は私が━」 自五その状態を保ち続ける。 「冷蔵庫の中なら一週間は━」 「この天気は三日と━まい」 「酷使されては体が━・たない」 「酒なしでは座が━・たない」 は、「保つ」とも書くが、「持つ」が一般的。 持てる 持ち 関連語 大分類‖体の動き‖からだのうごき 中分類‖つかむ‖つかむ 大分類‖得る‖える 中分類‖所有‖しょゆう

もって‐い・く【持って行く】🔗🔉

もって‐い・く【持って行く】 連語手に携えていく。身につけて出かける。 「雨模様なので傘を━」

もって‐うまれた【持って生まれた】🔗🔉

もって‐うまれた【持って生まれた】 連語生まれつき身にそなわっている。生得の。 「━才能」

もって‐・くる【持って来る】🔗🔉

もって‐・くる【持って来る】 連語手に携えて来る。身につけてやって来る。 「必ず筆記用具を━・来てください」

もって‐こい【持って来い】🔗🔉

もって‐こい【持って来い】 連語最もふさわしいさま。うってつけ。 「ハイキングには━の季節」

もって‐まわった【持って回った】━マハッタ🔗🔉

もって‐まわった【持って回った】━マハッタ 連語必要以上に遠回しな言い方ややり方をすること。 「━言い方」

もて‐あま・す【持て余す】🔗🔉

もて‐あま・す【持て余す】 他五うまく扱うことができなくて困る。手に負えなくて困る。 「だだっ子[暇]を━」

もて‐なし【持て成し】🔗🔉

もて‐なし【持て成し】 待遇。 「丁重な━を受ける」 客に出すごちそう。 「茶菓の━」

もて‐な・す【持て成す】🔗🔉

もて‐な・す【持て成す】 他五 人を取り扱う。待遇する。 「賓客として丁重に━」 「心から[手厚く]━」 酒食をふるまうなどして客を接待する。馳走ちそうする。供応する。 「遠来の客を手料理で━」 「園遊会を開いて国賓を━」 持て成し

もて‐はや・す【持て囃す】🔗🔉

もて‐はや・す【持て囃す】 他五盛んにほめる。ほめそやす。また、多くの人々が話題にしてさわぐ。 「名人と━・される」 関連語 大分類‖名誉‖めいよ 中分類‖自賛‖じさん 大分類‖名誉‖めいよ 中分類‖賞賛‖しょうさん

も・てる【持てる】🔗🔉

も・てる【持てる】 自他下一〔「持つ」の可能形〕持つことができる。 「期待が━」 「確信が/を━・てない」 自下一から〕 その状態を保つ。維持する。もつ。 「一人では座が━・てない」 保てる」とも書くが、「持てる」が一般的。 〔俗〕人に好意を持たれ、いい扱いを受ける。人気があってちやほやされる。 「女性に━」 「全然━・てない」 一般にかな書き。

もて‐る【持てる】🔗🔉

もて‐る【持てる】 連語〔連体詞的に〕持っている。 「━力を存分に発揮する」 ◇文語動詞「持つ」の命令形+完了の助動詞「り」の連体形。

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