複数辞典一括検索+

下帷 カイ🔗🔉

【下帷】 カイ・イヲクダス 幕やカーテンなどを降ろす。俗事から離れて読書生活をする。塾を開いて子弟を教える。「白首下帷復何益=白首帷ヲ下スモ復タ何ノ益カアラン」〔→李白

与 か🔗🔉

【与】 3画 一部 [常用漢字] 区点=4531 16進=4D3F シフトJIS=975E 【與】旧字人名に使える旧字 14画 臼部 区点=7148 16進=6750 シフトJIS=E46F 《常用音訓》ヨ/あた…える 《音読み》 ヨ〈y・y・y〉 《訓読み》 くみする(くみす)/あずかる(あづかる)/ともに/と/…と…と/より/あたえる(あたふ)/か 《名付け》 あたう・あたえ・あと・あとう・くみ・すえ・ため・とも・のぶ・ひとし・もと・もろ・よし 《意味》 {動}くみする(クミス)。力をあわせる。広く、いっしょに物事をするために仲間になる。「易与=与シ易シ」 {名}組。仲間。「与党」「与国」 {動}あずかる(アヅカル)。参加する。「参与」「而王天下、不与存焉=シカウシテ天下ニ王タルハ、与リ存セズ」〔→孟子{副}ともに。いっしょに。「不可与言=トモニ言フベカラズ」〔→論語{前}と。…と。「与朋友交=朋友ト交ハル」〔→論語{接続}…と…と。 AとBと。「貧与賤=貧ト賤ト」〔→論語{前}より。…とくらべて。▽「与其A寧B=其ノAナラン与リハ寧ロBナレ」という句型で用いる。「礼与其奢也寧倹=礼ハ其ノ奢ナラン与リハ寧ロ倹ナレ」〔→論語{動}あたえる(アタフ)。▽賜予の予に当てた用法。「供与」「可以与、可以無与=以テ与フ可ク、以テ与フル無カル可シ」〔→孟子{助}か。歟カと同じく、文末につけて疑問や自問の気持ちをあらわすことば。▽平声に読む。「帰与、帰与=帰ランカ、帰ランカ」〔→論語〕 《解字》 会意兼形声。与は牙ガの原字と同形で、かみあった姿を示す。與はさらに四本の手をそえて、二人が両手でいっしょに物を持ちあげるさまを示す。「二人の両手+音符与」で、かみあわす、力をあわせるなどの意を含む。 《単語家族》 舁ヨ(力をあわせてかつぎあげる)輿ヨ(力をあわせて持ちあげるみこし)擧キョ(=挙。力をあわせて持ちあげる)などと同系。 《熟語》 →熟語 →下付・中付語

乎 か🔗🔉

【乎】 5画 丿部  区点=2435 16進=3843 シフトJIS=8CC1 《音読み》 コ/オ(ヲ)/ゴ〈h〉 《訓読み》 か/や/に/より 《意味》 {感}はあという息をあらわすことば。「於乎アア(あはあという感嘆の声)」 {助}か。文末について、疑問をあらわすことば。「管仲知礼乎=管仲ハ礼ヲ知ルカ」〔→論語{助}か。文末について、感嘆の意をあらわすことば。「必也正名乎=必ズヤ名ヲ正サンカ」〔→論語{助}や。文末について、反問をあらわすことば。「不亦楽乎=マタ楽シカラズヤ」〔→論語{助}や。相手に対する呼びかけをあらわすことば。「参乎、吾道一以貫之=参ヤ、吾ガ道ハ一以テコレヲ貫ク」〔→論語{助}形容詞・副詞につけて、その状態を示すことば。「巍巍乎若太山=巍巍乎トシテ太山ノゴトシ」〔→呂覧{助}に。より。場所や比較を示すことば。〈類義語〉→於。「至乎天=天ニ至ル」 《解字》 会意。下部の伸びようとしたものが一線につかえた形と、上部の発散する形とからなるもので、胸からあがってきた息がのどにつかえて、はあと発散することをあらわす。感嘆・呼びかけ・疑問・反問など、文脈に応じて、はあという息でさまざまのムードをあらわすだけで、本来は一つである。呼(はあとのどをかすらせて呼ぶ)の原字。 《熟語》 →熟語 →下付・中付語

乎哉 カ🔗🔉

【乎哉】 カナ 感嘆の気持ちをあらわすことば。「賜也賢乎哉=賜ヤ賢ナルカナ」〔→論語カ 疑問の気持ちをあらわすことば。「若寡人者、可以保民乎哉=寡人ノゴトキハ、以テ民ヲ保ンズベキカ」〔→孟子ヤ 反問の気持ちをあらわすことば。「仁遠乎哉、我欲仁、斯仁至矣=仁ハ遠カランヤ、我仁ヲ欲スレバ、斯ニ仁至ル」〔→論語

乖異 カイイ🔗🔉

【乖異】 カイイ 意見・態度などが互いに食い違う。気があわない。『乖違カイイ』

也与 カ🔗🔉

【也与】 ナルカナ 感嘆の語気を含んだ断定をあらわす助辞。「無為而治者、其舜也与=無為ニシテ治マル者ハ、其レ舜ナルカナ」〔→論語カ …だろうか。疑問をあらわす助辞。「賜也可使従政也与=賜ヤ政ニ従ハ使ムベキ也与」〔→論語

介 かい🔗🔉

【介】 4画 人部 [常用漢字] 区点=1880 16進=3270 シフトJIS=89EE 《常用音訓》カイ 《音読み》 カイ/ケ〈ji〉 《訓読み》 はさむ/はさまる/たすける(たすく)/ひとり/おおきい(おほいなり)/すけ/かい(かひ) 《名付け》 あき・かたし・すけ・たすく・ゆき・よし 《意味》 カイス{動}はさむ。はさまる。間にはさむ。また、はさまる。「介意(心の中にはさまる→気にかける)」「以介於大国=以テ大国ニ介マル」〔→左伝カイス{動・名}間にはいってなかだちをする。また、なかだちをする人。「介者不拝=介者ハ拝セズ」〔→礼記{動}たすける(タスク)。両側から中のものをたすけ守る。「介助」「以介眉寿=以テ眉寿ヲ介ク」〔→詩経{名}両側からはさんで身を守るよろい。また、殻。また、貝がら。「介冑カイチュウ」「介虫」 {形}よろいや殻のようにかたい。「耿介コウカイ(節操がかたい)」 {形}ひとり。おおきい(オホイナリ)。両わきのものとけじめをつけて孤立するさま。転じて、目だっておおきい。〈類義語〉→特。「介立」「介鳥(鶴ツルのこと)」 {名・単位}ひとり。一つ。また、とるに足りないものを数えるときのことば。「一介イッカイ」とは、「一个イッカ・イッコ(一個)」と同じで、もと个と字形が似ていたため誤用したものである。「一介之士イッカイノシ」 〔国〕すけ。四等官で、国司の第二位。かい(カヒ)。貝の当て字。 《解字》 会意。「人+八印(両わきにわかれる)」で、両側に二つにわかれること。両側にわかれることは、両側から中のものを守ることでもあり、中に介在して両側をとりもつことでもある。 《単語家族》 界堺(わけめをつける)と同系。 《熟語》 →熟語 →下付・中付語 →主要人名

介意 カイイ🔗🔉

【介意】 カイイ・イニカイス 気にすること。『介心カイシン・介懐カイカイ』

会意 カイイ🔗🔉

【会心】 カイシン・ココロニカイス 心の中ではっきりさとる。自分でした物事が気に入る。『会意カイイ』

会意 カイイ🔗🔉

【会意】 カイイ 六書リクショの一つ。イニカイス「会心」と同じ。

何晏 カアン🔗🔉

【何晏】 カアン〈人名〉190〜249 三国時代、魏ギの学者。字アザナは平叔。司馬懿シバイに殺された。老荘思想を好み、『論語集解シッカイ』を編集。

効 かい🔗🔉

【効】 8画 力部 [五年] 区点=2490 16進=387A シフトJIS=8CF8 【效】旧字旧字 10画 攴部 区点=5835 16進=5A43 シフトJIS=9DC1 《常用音訓》コウ/き…く 《音読み》 コウ(カウ)/ギョウ(ゲウ)〈xio〉 《訓読み》 しるし/かい(かひ)/きく/いたす/ならう(ならふ) 《名付け》 いたる・かず・かた・すすむ・なり・のり 《意味》 {名}しるし。かい(カヒ)。ききめ。「効果」「効験」 コウアリ{動・形}きく。効果がある。ききめがある。また、そのさま。「不効、則治臣之罪=効アラズンバ、スナハチ臣ノ罪ヲ治ケ」〔→諸葛亮{動}いたす。力を出し尽くす。効果をあげる。「自効=ミヅカラ効ス」「効死而民弗去=死ヲ効スモ民去ラズ」〔→孟子{動}ならう(ナラフ)。まねる。▽本来は效と書くべきだが、効で代用した。〈同義語〉→傚コウ。「倣効」「尤而効之罪又甚焉=尤アリテコレニ効フハ罪又甚ダシ」〔→左伝〕 《解字》 会意兼形声。交は、人が足を交差させた姿。平行線をたどれば、どこまでも結果が出ない。交差してしめあげたところに結果が出る。効は「力+音符交」。実際の結果を出すよう努力すること。效は「攴(動詞記号)+音符交」で、二つのものを交差させて、てらしあわすこと。もとは別字。 《単語家族》 絞(しぼる、しぼり出す)や、校正の校(てらしあわせる。しめあげる)と同系。 《類義》 →習 《異字同訓》 きく。 効く「薬が効く。宣伝が効く。効き目がある」利く「左手が利く。目が利く。機転が利く」 《熟語》 →熟語 →下付・中付語 →故事成語

可愛 カアイ🔗🔉

【可愛】 カアイ・アイスベシ かわいらしい。愛くるしい。敬愛するに値する。すばらしい。

哉 か🔗🔉

【哉】 9画 口部 [人名漢字] 区点=2640 16進=3A48 シフトJIS=8DC6 《音読み》 サイ/セ/サイ〈zi〉 《訓読み》 かな/や/か/はじめて 《名付け》 えい・か・かな・き・すけ・とし・ちか・はじめ・や 《意味》 {助}かな。感嘆の語気をあらわす助辞。「快哉カイサイ」「郁郁乎文哉=郁郁乎トシテ文ナルカナ」〔→論語{助}や。反問の語気をあらわす助辞。「豈能独楽哉=アニヨク独リ楽シマンヤ」〔→孟子{助}や。か。疑問の語気をあらわす助辞。「今安在哉=今安クニ在リヤ」〔→蘇軾{副}はじめて。やっとの意をあらわす副詞。〈同義語〉→才。「哉生魄=哉メテ魄ヲ生ズ」〔→書経〕 《解字》 会意兼形声。哉の口を除いた部分は、「才(流れを断ち切るせき)+戈」で、断ち切ること。哉はそれを音符とし、口をそえた字で、語の連なりを断ち切ってポーズを置き、いいおさめることをあらわす。もといい切ることを告げる語であったが、転じて、文末につく助辞となり、さらに転じて、さまざまの語気を示す助辞となった。 《熟語》 →下付・中付語

回隠 カイイン🔗🔉

【回隠】 カイイン 不都合なことがあって、避け隠れること。

夫 か🔗🔉

【夫】 4画 大部 [四年] 区点=4155 16進=4957 シフトJIS=9576 《常用音訓》フ/フウ/おっと 《音読み》 フ/フウ〈f・f〉 《訓読み》 おとこ(をとこ)/おっと(をっと)/それ/かの/か/かな 《名付け》 あき・お・すけ 《意味》 {名}おとこ(ヲトコ)。成年に達したおとこ。「人夫」「丈夫(背たけの大きいおとこ→成年男子)」「匹夫」「頑夫廉=頑夫モ廉ナリ」〔→孟子{名}おっと(ヲット)。配偶者であるおとこ。〈対語〉→婦。「吾夫又死焉=吾ガ夫マタコレニ死セリ」〔→礼記{助}それ。新しい話題を出すことを知らせるため、文頭につけることば。「夫秦王有虎狼之心=ソレ秦王虎狼ノ心有リ」〔→史記{指}かの。物事をさすときのことば。「楽夫天命=カノ天命ヲ楽シム」〔→陶潜{助}か。かな。文末につけて、推定や、感嘆の語気を示すことば。「命矣夫=命ナルカナ」〔→論語〕 《解字》 象形。大の字にたった人の頭に、まげ、または冠のしるしをつけた姿を描いたもので、成年に達したおとこをあらわす。 《単語家族》 父(自分より世代が一段上である男子)伯(長老の男)と同系。 《熟語》 →熟語 →下付・中付語 →故事成語 →主要人名

快意 カイイ🔗🔉

【快心】 カイシン さっぱりする。よい気持ちになる。『快意カイイ』〔国〕うまくいってじゅうぶんに満足する。

怪異 カイイ🔗🔉

【怪異】 カイイ 見なれない。奇異なこと。不思議なこと。化け物。ケイ〔国〕不思議なこと。

怪偉 カイイ🔗🔉

【怪偉】 カイイ 並はずれていて雄大であること。

恢偉 カイイ🔗🔉

【恢偉】 カイイ 大きくて、目だつさま。〈同義語〉魁偉。

改意 カイイ🔗🔉

【改心】 カイシン・ココロヲアラタム 心を入れ替える。悪い心をあらため直すこと。『改意カイイ』

改悪 カイアク🔗🔉

【改悪】 カイアク 悪いことをあらためる。〔国〕あらためて悪くすること。▽改正することを、批判的な立場からいったことば。

日 か🔗🔉

【日】 4画 日部 [一年] 区点=3892 16進=467C シフトJIS=93FA 《常用音訓》ジツ/ニチ/か/ひ 《音読み》 ニチ/ジツ〈r〉 《訓読み》 ひ/か/ひび/ひに/にち 《名付け》 あき・か・はる・ひ・ひる 《意味》 {名}ひ。太陽。「日月」「浮雲翳白日=浮雲白日ヲ翳フ」〔→孔融{名}ひ。太陽の出ている間。昼間。〈対語〉→夜。〈類義語〉→昼。「夜以継日=夜モッテ日ニ継グ」〔→孟子{名}ひ。か。一昼夜。「是日=是ノ日」「終日」 {単位}か。日数をかぞえることば。 {副}ひび。ひに。毎日。「吾日三省吾身=吾、日ニ三タビ吾ガ身ヲ省ミル」〔→論語{副}ひび。ひに。一日一日と。「園日渉以成趣=園ハ日ニ渉リテモッテ趣ヲ成ス」〔→陶潜{名}広く、時期・ころ。「暇日カジツ(暇な時)」「他日(将来の、ある日)」「何日是帰年=何ノ日カコレ帰年」〔→杜甫{名}「日本」の略。 〔国〕にち。七曜の一つ。日曜日の略。 《解字》 象形。太陽の姿を描いたもの。 《単語家族》 ニチ・ジツということばは、尼(近づく)昵ジツ(親しむ)泥ネイ・デイ(ねっとり)などと同系で、身近にねっとりとなごんで暖かさを与える意を含む。また燃ネン(暖かくもえる)とも一脈のつながりがある。 《熟語》 →熟語 →下付・中付語 →故事成語 →主要書物

晦菴 カイアン🔗🔉

【晦菴】 カイアン 南宋ナンソウの儒学者の朱熹シュキが門弟に講義したへやの名。また、そのへやの名にちなんで、門弟たちが朱熹を呼んだ名。「晦庵」とも。

槐安夢 カイアンノユメ🔗🔉

【槐安夢】 カイアンノユメ〈故事〉→「南柯夢ナンカノユメ」

槐位 カイイ🔗🔉

【槐位】 カイイ 三公の位。『槐座カイザ・槐庭カイテイ・槐鉉カイゲン・槐鼎カイテイ』▽朝廷の庭に三本の槐エンジュを植え、三公がそれに向かってすわった故事や、鼎カナエの三本足や、鉉ゲン(鼎の耳の金具)を三公にたとえたことから。

櫂 かい🔗🔉

【櫂】 18画 木部  区点=6105 16進=5D25 シフトJIS=9F44 《音読み》 トウ(タウ)/ジョウ(デウ)〈zho〉/ダク/タク 《訓読み》 かい 《意味》 {名}かい。船をこぐ道具。〈同義語〉→棹{動}さおさして船を進める。「櫂舟トウシュウ」 {名}船。「孤櫂コトウ」 {名}高くまっすぐのびている木の枝。こずえ。 《解字》 会意兼形声。右側の字(音テキ・タク・トウ)は、高くぬき出す意を含む。櫂はそれを音符とし、木をそえた字で、水面からさっと抜きあげる船のかいのこと。 《単語家族》 擢テキ(高く抜きあげる)躍(高くとびあがる)と同系。 《熟語》 →熟語 →下付・中付語

歟 か🔗🔉

【歟】 18画 欠部  区点=6135 16進=5D43 シフトJIS=9F62 《音読み》 ヨ〈y〉 《訓読み》 か 《意味》 {助}か。文末につけて疑問・反問の語気をあらわす助辞。▽多くは与(=與)で代用する。〈類義語〉→乎。「葛天氏之民歟」〔→陶潜〕 《解字》 形声。「欠(からだをかがめて息を出す)+音符與ヨ」で、文末につけて、はあと息を出して疑問・反問の調子をあらわす助辞。乎(はあと息を出す)と同じ。 《熟語》 →下付・中付語

海阿 カイア🔗🔉

【海曲】 カイキョク 海が陸地にいりこんだところ。『海隅カイグウ・海阿カイア』島。

火 か🔗🔉

【火】 4画 火部 [一年] 区点=1848 16進=3250 シフトJIS=89CE 《常用音訓》カ/ひ/ほ 《音読み》 カ(ク/コ〈hu〉 《訓読み》 ほ/ひ/か(くゎ) 《名付け》 ひ・ほ 《意味》 {名}ひ。物を燃やして光や熱を発するひ。「灯火」「火正(火の守り本尊、祝融シュクユウのこと)」「民非水火、不生活=民ハ水火ニアラズンバ、生活セズ」〔→孟子{名}ひ。火事。「失火」「大火」「火三月不滅=火三月滅セズ」〔→史記{名}五行の一つ。色では赤、方角では南、季節では夏、十干ジッカンでは丙ヘイ(ひのえ)と丁テイ(ひのと)、五音では徴チに当てる。 {名}火星。 {名}星の名。大火(商星・心宿)ともいい、さそり座のアルファ星のこと。夏空の代表である。「七月流火=七月ニ火流ル」〔→詩経{名}火のような怒り。かんしゃく。「怒火」「動火」 {形}火で焼いたり煮たりすることをあらわすことば。「火食」 {形}火がついたようにさしせまったさま。「火急」「火速」 {名}昔の軍隊で、十人一組の呼び名。また、同じ釜カマで煮たきして食事したので、仲間のこと。「火伴カハン(=夥伴。仲間)」 〔国〕か(ク)。七曜の一つ。火曜日。 《解字》 象形。火が燃えるさまを描いたもの。 《単語家族》 毀キ(形がなくなる)燬(やけてなくなる)などと同系。 《類義》 炎エンと焔エンは、強くもえるほのお。 《異字同訓》 ひ。火「火が燃える。火に掛ける。火を見るより明らか」灯「灯がともる。遠くに町の灯が見える」 《熟語》 →熟語 →下付・中付語 →故事成語

瑕穢 カアイ🔗🔉

【瑕穢】 カアイ きずと、汚れ。転じて、欠点。

魁偉 カイイ🔗🔉

【瑰偉】 カイイ =魁偉。すぐれていて珍しい。人がらがひときわ目だってすぐれている。

界域 カイイキ🔗🔉

【界域】 カイイキ さかい。境界。区域。

耶 か🔗🔉

【耶】 9画 耳部 [人名漢字] 区点=4477 16進=4C6D シフトJIS=96EB 《音読み》 ヤ〈y・y〉 《訓読み》 か/や/ちち 《意味》 {助}か。疑問の意をあらわす助詞。…か。〈同義語〉→邪→歟。「有女子、自門隙窺之、問曰誰耶=女子有リテ、門ノ隙ヨリコレヲ窺ツテ、問ヒテ曰ハク誰カト」 {助}や。反問の意をあわらす助詞。〈同義語〉→邪→歟。「安敢毒耶=イヅクンゾアヘテ毒トセンヤ」〔→柳宗元{助}や。感嘆の意をあわらす助詞。〈同義語〉→邪→歟。「二年之別、千里結言、爾何相信之審耶=二年ノ別レ、千里言ヲ結ブ、ナンヂナンゾアヒ信ズルコトノ審ラカナルヤ」〔→捜神記{助}か。選択の意をあらわす助詞。〈同義語〉→邪→歟{名}ちち。父親のこと。〈同義語〉→爺。「見耶背面啼、垢膩脚不襪=耶ヲ見テ面ヲ背ケテ啼ク、垢膩シテ脚ニ襪カズ」〔→杜甫「耶蘇ヤソ」とは、キリストのこと。▽耶蘇はラテン語Jesus(イエス)の音訳。 《解字》 形声。もと邪とかき「邑+音符牙ガ」。 《熟語》 →熟語 →下付・中付語 →主要人名

荷衣 カイ🔗🔉

【荷衣】 カイ はすの葉でつくった衣服・隠者の服のこと。「荷衣着屡穿=荷衣着シテ屡穿テリ」〔→袁宏道はすの葉。

華夷 カイ🔗🔉

【華夷】 カイ 中国と外国(=夷)。中国と、中国から遠くはなれた未開の民族が住んでいる所。〈類義語〉華裔カエイ。

葭葦 カイ🔗🔉

【葭葦】 カイ あし。「澄澄映葭葦=澄澄トシテ葭葦ヲ映ズ」〔→王維

蚊 か🔗🔉

【蚊】 10画 虫部 [常用漢字] 区点=1867 16進=3263 シフトJIS=89E1 《常用音訓》か 《音読み》 ブン/モン〈wn〉 《訓読み》 か 《名付け》 か 《意味》 {名}か。虫の名。ぼうふらの成長したこまかい害虫。その雌は夏に人や動物を刺して血を吸う。▽小さいもののたとえに用いることがある。 《解字》 会意兼形声。「虫+音符文(こまかい模様)」。あるいは「もんもん」という羽音をまねた擬声語か。 《熟語》 →熟語

解印 カイイン🔗🔉

【解綬】 カイジュ・ジュヲトク 印綬インジュをとく。役人をやめること。『解印カイイン・解紐カイチュウ・解組カイソ・解亀カイキ』

解頤 カイイ🔗🔉

【解頤】 カイイ・イヲトク〈故事〉下あごを外す。大笑いすること。また、非常に感心すること。▽「漢書」匡衡伝の「匡説詩解人頤=匡詩ヲ説キテ人ノ頤ヲ解ク」から。

貝 かい🔗🔉

【貝】 7画 貝部 [一年] 区点=1913 16進=332D シフトJIS=8A4C 《常用音訓》かい 《音読み》 バイ/ハイ〈bi〉 《訓読み》 かい(かひ) 《名付け》 かい 《意味》 {名}かい(カヒ)。二枚貝や、まん中にわれめのある子安貝コヤスガイなど、二つにわれるかい。のち転じて、かいの総称。 {名}宝のこと。▽古代にはきれいな貝を装飾や賞品、貨幣のかわりに用いたことから。「宝貝」 {名}貝多羅樹バイタラジュの略。多羅樹。▽インドの仏教徒はこの木の葉に経文を写したので、仏書を「貝葉バイヨウ」「貝葉経」という。 《解字》 象形。われめのある子安貝、または二枚貝を描いたもの。▽古代には貝を交易の貨幣に用いたので、貨・財・費などの字に貝印を含む。 《単語家族》 敗ハイ(二つにやぶれる)廃(われてだめになる)肺ハイ(左右二つにわれたはい)と同系。 《熟語》 →熟語 →下付・中付語 →主要人名

軻 カ🔗🔉

【軻】 カ〈人名〉→「孟子モウシ」

遐異 カイ🔗🔉

【遐異】 カイ 世俗とかけ離れて異なっていること。

邪 か🔗🔉

【邪】 8画 邑部 [常用漢字] 区点=2857 16進=3C59 シフトJIS=8ED7 《常用音訓》ジャ 《音読み》 ジャ/シャ〈xi〉/〈y〉 《訓読み》 よこしま/や/か 《意味》 ジャナリ{名・形}よこしま。くいちがい。正道からはずれて、ねじけている。〈対語〉→正。「姦邪カンジャ(わる者)」「邪不勝正=邪ハ正ニ勝タズ」「邪説暴行有作=邪説暴行作ルコト有リ」〔→孟子{名}漢方医学で、陰陽がバランスを失ってひずんだこと。また、アンバランスによって生じる病気のこと。「邪気」「風邪フウジャ(かぜの病)」「湿邪シツジャ(湿気が多すぎておこる病)」 {助}や。か。文末につけて疑問をあらわす助詞。〈同義語〉→耶→也。「顧不易邪=顧ツテ易カラズヤ」〔→史記「琅邪ロウヤ」とは、(イ)地名。山東半島の東岸、今の諸城県の地にあたる。漢代に郡が置かれた。(ロ)山東省東南部にある山の名。琅邪山。 《解字》 会意兼形声。牙は、くい違った組み木のかみあったさまを描いた象形文字。邪は「邑(むら)+音符牙」。もと琅邪という地名をあらわした字だが、牙の原義であるくい違いの意をもあらわす。 《単語家族》 齬ゴ(くい違い)忤ゴ(くい違い)牙と同系。 《熟語》 →熟語 →下付・中付語

香 か🔗🔉

【香】 9画 香部 [常用漢字] 区点=2565 16進=3961 シフトJIS=8D81 《常用音訓》キョウ/コウ/か/かお…り/かお…る 《音読み》 コウ(カウ)/キョウ(キャウ)〈xing〉 《訓読み》 か/かおり(かをり)/かおる(かをる)/かんばしい(かんばし)/かぐわしい(かぐはし)/きょう(きゃう) 《名付け》 か・かおり・かおる・かが・たか・よし 《意味》 {名}か。かおり(カヲリ)。ただよってくるよいにおい。〈対語〉→臭。「香料」「芳香」 {動・形}かおる(カヲル)。かんばしい(カンバシ)。かぐわしい(カグハシ)。よいにおいがするさま。〈対語〉→臭。「一架薔薇満院香=一架ノ薔薇満院香シ」〔→高駢{名}衣服にかおりをつけたりかおりを楽しんだりするための、におうもの。「香炉」「聞香=香ヲ聞ク」 {形}声・色・姿・味などがよい。「香骨」「香城」 〔国〕きょう(キヤウ)。将棋のこまの一つ。「香車」 《解字》 会意。もとは「黍(きび)+甘(うまい)」で、きびを煮たときに、空気に乗ってただよってくるよいにおいをあらわす。空気の動きに乗ってつたわる意を含む。 《単語家族》 向(空気のとおる換気口)響(空気に乗ってつたわる音)と同系。 《異字同訓》 かおる。 →薫 《熟語》 →熟語 →下付・中付語 →故事成語

魁偉 カイイ🔗🔉

【魁梧】 カイゴ からだがめだって大きくてりっぱなこと。『魁偉カイイ・魁壮カイソウ』「其人計魁梧奇偉=ソノ人計ハ魁梧奇偉ナリ」〔→史記

漢字源で始まるの検索結果 1-46もっと読み込む