複数辞典一括検索+

令 しむ🔗🔉

【令】 5画 人部 [四年] 区点=4665 16進=4E61 シフトJIS=97DF 《常用音訓》レイ 《音読み》 レイ/リョウ(リャウ)〈lng〉 《訓読み》 よい(よし)/しむ/せしむ 《名付け》 おさ・なり・のり・はる・よし 《意味》 {名}神のお告げや、君主・役所・上位者のいいつけ。▽清らかなお告げの意を含む。「勅令」「軍令」 {名}おきて。お達し。「法令」「律令リツリョウ」 {形}よい(ヨシ)。清らかで美しい。▽相手の人の妻・兄弟を尊んでいうことばとしても用いられる。「令聞レイブン(清らかなことばや、よい評判)」「令室」「令妹」 {名}おさ(長)。「令尹レイイン(楚ソの宰相)」「県令」 {名}遊びごとのきまり。「酒令(作詩・なぞあてで、はずれた者に罰杯を命ずるきまり)」 レイス{動}命令する。「不令而行=令セザレドモ行ハル」〔→論語{助動}しむ。せしむ。使役の意をあらわすことば。させる。▽「令+A(人)+B(動詞)」の形で用い、「AをしてBせしむ」と訓読する。命令してさせるの意から。平声ヒョウショウに読む。〈類義語〉→使。「吾令人望其気=吾人ヲシテ其ノ気ヲ望マ令ム」〔→史記{助動}仮定の意をあらわすことば。もし…あらしめたならば。 「小令ショウレイ」とは、南宋ナンソウから明ミン代にかけて流行した詞曲のうち、詞の短いもの。 《解字》 会意。「△印(おおいの下に集めることを示す)+人のひざまずく姿」で、人々を集めて、神や君主の宣告を伝えるさまをあらわす。清く美しいの意を含む。もと、こうごうしい神のお告げのこと。転じて長上のいいつけのこと。 《単語家族》 冷レイ(清らかな水玉や氷)玲レイ(清らかな玉)伶レイ(清らかな人)靈(=霊。清らかな巫女ミコ、祭礼、魂)と同系。 《熟語》 →熟語 →下付・中付語

使 しむ🔗🔉

【使】 8画 人部 [三年] 区点=2740 16進=3B48 シフトJIS=8E67 《常用音訓》シ/つか…う 《音読み》 シ〈sh・sh〉 《訓読み》 つかう(つかふ)/つかい(つかひ)/つかいする(つかひす)/しむ/せしむ/しめば 《意味》 {動}つかう(ツカフ)。使用する。「使役」「使民以時=民ヲ使フニ時ヲ以テス」〔→論語{名}つかい(ツカヒ)。使者。▽去声に読む。「特使」「私見漢使=私カニ漢ノ使ヒヲ見ル」 {動}つかいする(ツカヒス)。人のために用事をする。「子華使於斉=子華斉ニ使ヒス」〔→論語{助動}しむ。せしむ。使役をあらわすことば。させる。▽「使+(人)+動詞」の形ならば、「(人)をして…せしむ」と訓読する。〈類義語〉→令。「武王使玉人相之=武王玉人ヲシテコレヲ相セ使ム」〔→韓非{助動}しめば。仮定をあらわすことば。もしそうであるならば。▽使役のように訓読するが、実は仮定を示す。したがって「もし…」と読んでもよい。「使女狗白而往、黒而来=女ノ狗ヲシテ白クシテ往キ、黒クシテ来タラ使メバ」〔→韓非〕 《解字》 会意。吏は、手に記録用の竹を入れた筒をしっかり持った姿を示す。役目をきちんと処理する役人のこと。整理の理と同系のことば。使は「人+吏」で、仕事に奉仕する人を示す。公用や身分の高い人の用事のために仕えるの意を含む。また、他動詞に転じて、つかう、使役するの意に専用されるようになった。→吏 《単語家族》 仕事と同系。 《類義》 →遣 《異字同訓》 つかう。使う「機械を使って仕事をする。重油を使う」遣う「気遣う。心遣い。小遣い銭。仮名遣い」 《熟語》 →熟語 →下付・中付語

俾 しむ🔗🔉

【俾】 10画 人部  区点=4876 16進=506C シフトJIS=98EA 《音読み》 〈b〉/ヘイ/ハイ〈b〉 《訓読み》 しむ/せしむ/したがう(したがふ) 《意味》 {助動}しむ。せしむ。使役をあらわすことば。…させる。▽「俾+A+B」を訓読する場合は、「AをしてBせしむ」と読む。もと、人を召して使うこと。〈類義語〉→使。「俾爾寿而臧=爾ヲシテ寿ニシテヨカラ俾ム」〔→詩経{動}したがう(シタガフ)。からだを低めて服従する。「率俾ソツヒ(したがう)」 「俾益ヒエキ」とは、つけたすこと。〈同義語〉裨益。 「俾倪ヘイゲイ」とは、城壁の低い垣カキの間から見おろすこと。また、城壁の低くなった所。 《解字》 会意兼形声。卑ヒは、薄く平らなスプーンに、手を添えた姿を示し、薄い、低い、平らで小さいなどの意を含む。俾は「人+音符卑」で、召使の小者コモノのこと。召し使うの意から、使役するの意となる。 《熟語》 →熟語

徇 しむ🔗🔉

【徇】 9画 彳部  区点=5546 16進=574E シフトJIS=9C6D 《音読み》 ジュン/シュン〈xn〉 《訓読み》 したがう(したがふ)/めぐる/となえる(となふ)/あまねし/はやい(はやし)/しむ/せしむ 《意味》 ジュンズ{動}したがう(シタガフ)。主となるものについて行く。〈同義語〉→殉→循ジュン。「徇死ジュンシ(=殉死。主人のあとにしたがって死ぬこと)」「徇国=国ニ徇ズ」「貪夫徇財、列士徇名=貪夫ハ財ニ徇ヒ、列士ハ名ニ徇フ」〔→漢書{動}めぐる。ひと回りする。一巡する。〈同義語〉→巡ジュン{動}となえる(トナフ)。全部に命令を知らせる。布告や見せしめによって、全部に知らせる。「車裂以徇秦国=車裂シテモッテ秦国ニ徇フ」〔→史記{形}あまねし。全部に行き渡っている。 {形}はやい(ハヤシ)。すばやい。▽瞬シュンに当てた用法。〈類義語〉→迅ジン。「徇斉ジュンセイ」 {助動}しむ。せしむ。そのままにさせる。▽なりゆきにしたがうことから。〈類義語〉→使。 《解字》 会意兼形声。旬ジュンは「ぐるりとめぐらした手+日」からなり、甲乙丙…と十日間をひと回りしたことを示す。徇は「彳(いく)+音符旬」で、ぐるりとひと回りして歩くことを示す。→旬 《単語家族》 巡回の巡と同系。 《熟語》 →熟語 →下付・中付語

教 しむ🔗🔉

【教】 11画 攴部 [二年] 区点=2221 16進=3635 シフトJIS=8BB3 《常用音訓》キョウ/おし…える/おそ…わる 《音読み》 キョウ(ケウ)/コウ(カウ)〈jio・jio〉 《訓読み》 おそわる/おしえる(をしふ)/おしえ(をしへ)/しむ/せしむ 《名付け》 おしえ・かず・かた・こ・たか・なり・のり・みち・ゆき 《意味》 {動}おしえる(ヲシフ)。先生とでしの間に、知識を交流させること。先生からでしに、知識・経験・技術を受け渡して知らせる。また、そうして導く。「教化」「挙善而教不能=善ヲ挙ゲテアタハザルヲ教フ」〔→論語{名}おしえ(ヲシヘ)。おしえる事がら。また、その内容。「敬奉教=敬ンデ教ヘヲ奉ゼン」〔→史記{名}おしえ(ヲシヘ)。神や仏のおしえ。また、その内容。「教義」「教会」 {名}領主の命令。「教令」 {名}宗教。「回教」 {助動}しむ。せしむ。おしえて何かをさせることから転じて、使役の意をあらわすことば。▽「教+名詞+動詞」の形で用い、「…をして…せしむ」と訓読する。平声に読む。〈類義語〉→使→令。「遂教方士殷勤覓=ツヒニ方士ヲシテ殷勤ニ覓メシム」〔→白居易〕 《解字》 会意兼形声。もと「攴(動詞の記号)+音符爻コウ(まじえる)」で、さらに子を加えた字もある。子どもに対して、知識の受け渡し、つまり交流を行うこと。▽知識の交流を受ける側からいえば学・効(習う)といい、授ける側からは教という。 《単語家族》 交(まじえる)較コウ・カク(まじえ比べる)效コウ(=効。交流して習う)などと同系。 《熟語》 →熟語 →下付・中付語 →故事成語

沁 しむ🔗🔉

【沁】 7画 水部  区点=6178 16進=5D6E シフトJIS=9F8E 《音読み》 シン(シム)〈shn〉/シン(シム)〈qn〉 《訓読み》 しむ/しみる(しむ) 《意味》 {動}しむ。しみる(シム)。細かいすみずみの所までしみこむ。▽滲シンに当てた用法。〈類義語〉→浸シン{名}川名。沁水シンスイ。山西省沁源シンゲン県にみなもとを発し、河南省にはいり黄河に注ぐ。 《解字》 会意兼形声。心は、心臓を描いた象形文字で、細い脈のすみずみまで血をしみ通らせる意を含む。沁は「水+音符心」で、水がすみずみまでしみわたること。

漢字源シムで始まるの検索結果 1-6