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広辞苑の検索結果 (18)

し‐む【私務】🔗🔉

し‐む私務】 一私人の仕事。個人の事務。↔公務

し・む【占む】🔗🔉

し・む占む】 〔他下二〕 ⇒しめる(下一)

し・む【染む・沁む・浸む・滲む】🔗🔉

し・む染む・沁む・浸む・滲む】 [一]〔自五〕 染色の液にひたって色のつく意から、あるものがいつのまにか他のものに深く移りついて、その性質や状態に変化・影響が現れる意。 ①色が何かにそまる。色づく。万葉集8「折らば散るべみ梅の花袖にこきれつ―・まば―・むとも」 ②液体がぬれとおる。万葉集3「なかなかに人とあらずは酒壺になりにてしかも酒に―・みなむ」。浄瑠璃、冥途飛脚「…と泣き―・みづきて語るにぞ」 ③香りなどがうつりつく。源氏物語宿木「かの人の御移香のいと深う―・み給へるが」 ④よごれなどが付着して、なかなかとれなくなる。しみこむ。しみつく。日葡辞書「キルモノニアカガシウダ」 ⑤影響を受ける。感染する。玉塵抄13「心も胆も鉄のやうにこはうて物も―・まずなまけぬ心ぞ」。「濁りに―・まぬ心」 ⑥強い印象を受けて深く感じる。いつまでも心にのこる。万葉集4「韓人の衣―・むとふ紫の心に―・みて思ほゆるかも」。大鏡道長「いみじと身に―・みて思ふ給へし罪も今に失せ侍らじ」 ⑦繰り返し行なって親しんでいる。源氏物語若菜下「斎院はたいみじう勤めて、紛れなく行ひに―・み給ひにたなり」 ⑧しみじみと落ち着いた雰囲気になる。筑波問答「一座の―・まぬ時は思ふやうならぬ事も侍るなり」 ⑨気に入る。興に入る。佳境に入る。日葡辞書「コンニチノダンギ、即ち、フルマイガシウダ」。傾城禁短気「はなしが―・まば軽い吸物して酒を出せ」 ⑩なじみになる。傾城禁短気「三浦の太夫職花紫に色濃くも―・みつき」 ⑪感覚を強く刺激されてからだにこたえる。また、痛みを覚える。源氏物語宿木「いつと侍らぬなかにも、秋の風は身に―・みてつらう覚え侍りて」。日葡辞書「カゼガミニシウダ」「クスリガシム」 [二]〔自上二〕 ⇒しみる(上一)。 [三]〔他下二〕 ①そめつける。色をつける。万葉集7「紅に衣―・めまく欲しけども着てにほはばか人の知るべき」 ②香りなどをしみこませる。源氏物語末摘花「陸奥紙の厚肥えたるに匂ひばかりは深う―・め給へり」 ③深く覚えさとらせる。しっかり身につくようにする。源氏物語若菜下「昼は…心あわただしければ、夜々なむ、静かに事の心も―・め奉るべき」 ④心に深く刻みこむ。思いつめる。源氏物語匂宮「かの紫の御有様を心に―・めつつ、よろづの事につけて思ひ出で聞え給はぬ時のまもなし」。源氏物語総角「心に―・めたる方のことは、うち出づることもかたくて」 ⑤(主に「…に心を―・む」の形で)心をうちこむ。心を奪われる。源氏物語薄雲「春のあけぼのに心―・め給へるもことわりにこそあれ」。源氏物語総角「世の中に心を―・むる方なかりつるを」

し・む【凍む】🔗🔉

し・む凍む】 〔自上二〕 ⇒しみる(上一)

し・む【締む・絞む】🔗🔉

し・む締む・絞む】 〔他下二〕 ⇒しめる(下一)

しむ🔗🔉

しむ 〔助動〕 (活用は下二段型。[活用]しめ/しめ/しむ/しむる/しむれ/しめよ)動詞およびある種の助動詞の未然形に付く。奈良時代に広く用いられ、平安時代以降は主に漢文訓読文や漢文調の文章に用いられた。→す→さす。 ①使役を表す。…させる。万葉集20「あしひきの山行きしかば山人のわれに得しめし山つとそこれ」。父の終焉日記「とみに病人を見せしむるに」(中世以降「見しむる」に代わって慣用された) ②多く「給ふ」と共に用いられ、尊敬の意を強める。…なさる。源氏物語早蕨「お前によみ申さしめ給へ」。源氏物語浮舟「びんなきこともあらば、おもく勘当せしめ給ふべきよしなむ仰言侍りつれば」 ③謙譲の意を含む動詞に付いて、その意を強める。平安後期の用法。大鏡道長「御寺に申し文を奉らしめんとなん」「皇太后宮にいかで啓せしめんと思ひ侍れど」

し‐むい【四無畏】‥ヰ🔗🔉

し‐むい四無畏‥ヰ 仏が説法するときに持っている、四種の畏おそれのなさ、自信。諸法をあまねく悟っているという自信(一切智無畏)、あらゆる煩悩を断っているという自信(漏尽無畏)、悟りへの障害を正しく説法できるという自信(説障道無畏)、悟りへの道を正しく説法できるという自信(説尽苦道無畏)。四無所畏。

シムーン【simoon】🔗🔉

シムーンsimoon】 (もとアラビア語)アラビアやアフリカの砂漠に春・夏起こる、砂まじりの乾燥した熱風。

し‐むけ【仕向け】🔗🔉

し‐むけ仕向け】 ①待遇。扱い。多く扱いの悪い場合に用いる。 ②商品などを先方へあてて送ること。 ⇒しむけ‐ぐち【仕向け口】 ⇒しむけ‐ち【仕向け地】

しむけ‐ぐち【仕向け口】🔗🔉

しむけ‐ぐち仕向け口】 銀行の為替取引で、自行から他店に仕向けたもの。当方口。↔被仕向口↔先方口 ⇒し‐むけ【仕向け】

しむけ‐ち【仕向け地】🔗🔉

しむけ‐ち仕向け地】 商品・貨物を仕向ける土地。注文品の発送先。 ⇒し‐むけ【仕向け】

し‐むげち【四無礙智】🔗🔉

し‐むげち四無礙智】 仏・菩薩のもつ四種の自由自在な理解と弁舌の能力。法無礙(教えに精通していること)・義無礙(教えの意味内容に精通していること)・辞無礙(言語に精通していること)・楽説無礙(以上の三無礙によって自由に説法すること)。四無礙解。四無礙弁。四弁。

し‐む・ける【仕向ける】🔗🔉

し‐む・ける仕向ける】 〔他下一〕[文]しむ・く(下二) ①ある態度で人に接する。取り扱う。待遇する。「親切に―・ける」 ②ある動作・行為をするように他に働きかける。「勉強するように―・ける」 ③商品などを先方にあてて送る。

シムノン【Georges Simenon】🔗🔉

シムノンGeorges Simenon】 フランスの小説家。ベルギー生れ。メグレ警部を主人公とする推理小説の連作で著名。すぐれた心理小説も多い。(1903〜1989)

シムラ【Simla】🔗🔉

シムラSimla】 インド北部、ヒマーチャル‐プラデシュ州の州都。ヒマラヤ山麓にある避暑地。標高約2100メートル。

し‐むりょうしん【四無量心】‥リヤウ‥🔗🔉

し‐むりょうしん四無量心‥リヤウ‥ 〔仏〕楽を与える慈無量心、苦を抜く悲無量心、万人の喜びを自分の喜びとする喜無量心、以上の三心にとらわれず、あらゆる怨みを捨てる捨無量心の総称。四等。四梵行。

🄰CIM🔗🔉

CIM(シム) [computer-integrated manufacturing]コンピューターによる統合生産.

🄰SIMM🔗🔉

SIMM(シム) [Single Inline Memory Module]パソコンなどのメモリー増設用の部品の一種.

大辞林の検索結果 (19)

し-む【私務】🔗🔉

し-む [1] 【私務】 自分個人の仕事。

し・む【染む・沁む】🔗🔉

し・む 【染む・沁む】 ■一■ [0] (動マ五[四]) 「しみる」に同じ。「秋風が身に―・む」「酒壺になりにてしかも酒に―・みなむ/万葉 343」「はちす葉のにごりに―・まぬ心もてなにかは露を玉とあざむく/古今(夏)」「風も身に―・まず/平家 5」「わかれてふ事は色にもあらなくに心に―・みてわびしかるらむ/古今(離別)」 〔「染(シ)める」に対する自動詞〕 ■二■ (動マ上二) ⇒しみる ■三■ (動マ下二) ⇒しめる(染)

し・む【凍む】🔗🔉

し・む 【凍む】 ■一■ (動マ四) 凍る。凍りつく。「風吹き,いかづちなり,―・み氷たるにも,また暑く苦しき夏も一日もかかず/宇治拾遺 2」 ■二■ (動マ上二) ⇒しみる

し・む【占む】🔗🔉

し・む 【占む】 (動マ下二) ⇒しめる(占)

し・む【締む・絞む】🔗🔉

し・む 【締む・絞む】 (動マ下二) ⇒しめる(締) ⇒しめる(絞)

しむ🔗🔉

しむ (助動)(○・しむ・しむ・しむ・○・○) 〔助動詞「しも」の転。中世後期の語〕 四段活用・ナ行変格活用の動詞の未然形に付く。動作の主体に対して尊敬の意を表す。「かう祈られたによつてか武王のとりなほさ〈しむ〉たそ/史記抄 2」 →しも(助動)

しむ🔗🔉

しむ (助動)(しめ・しめ・しむ・しむる・しむれ・しめよ(しめ)) 動詞および一部の助動詞の未然形に付く。 (1)使役,すなわち,他にある動作をさせる意を表す。しめる。せる。させる。「さらに帝と立てて天の下を治め〈しめ〉むと念ひて/続紀(天平神護一宣命)」「この幣の散る方に,御舟速かに漕が〈しめ〉給へ/土左」「太子又舎人跡見に仰せて四天王に誓ひて矢をはなた〈しむ〉/著聞 2」「愚かなる人の目を喜ば〈しむる〉楽しみ又あぢきなし/徒然 38」「食物ども…皆取出してくは〈しむれ〉ば釣人ども…皆よく取り食てけり/今昔 26」 (2)「たまふ」など尊敬の意を表す語を下に伴って,尊敬の意を表す。お(ご)…なさる。…せられる。「用意してさぶらへ。びんなき事もあらばおもく勘当せ〈しめ〉給ふべきよしなむ仰言侍りつれば/源氏(浮舟)」「殿は何とかせ〈しめ〉給ふ/宇津保(祭の使)」「おほやけも行幸せ〈しめ〉給ふ/大鏡(時平)」 (3)「奉る」など謙譲を表す語とともに用いられて,謙譲の意をさらに強める。「家貧ならむ折は,御寺に申文を奉ら〈しめ〉む/大鏡(藤氏物語)」「近年御領について武蔵の長井に居住せ〈しめ〉候き/平家 7」 〔「しむ」は使役を表す助動詞として,上代から一般に用いられたが,中古には主として漢文訓読系の文章に用いられ,仮名文学作品には「す」「さす」が用いられるようになった。また,中古には(2)(3)の敬語用法が生じ,仮名文学作品を中心として行われた。なお,「見る」「得る」などの動詞に付く時,「せしむ」の形をとる(「見せしむ」「得せしむ」)のも,中世以降のことである〕 →しめる(助動) →す(助動) →さす(助動)

し-むい【四無畏】🔗🔉

し-むい ―ム [2] 【四無畏】 〔仏〕 仏・菩薩が畏(オソ)れを抱かずに仏法を説くことのできる四つの自信。仏の四無畏は一切智無畏・漏尽無畏・説障道無畏・説尽苦道無畏,菩薩の四無畏は能持無畏・知根無畏・答報無畏・決疑無畏をいう。四無所畏(シムシヨイ)。

し-むけ【仕向け】🔗🔉

し-むけ [0] 【仕向け】 (1)商品などを先方へ送ること。発送。 (2)人に対する扱い。待遇。「どうも斯の校長の―が変つた。妙に冷淡(シラジラ)しく成つた/破戒(藤村)」

しむけ-ぐち【仕向け口】🔗🔉

しむけ-ぐち [0][3] 【仕向け口】 為替,または勘定を起こす側の勘定科目。

しむけ-ち【仕向け地】🔗🔉

しむけ-ち [3] 【仕向け地】 商品・貨物などの送り先。送付地。

し-むげち【四無礙智】🔗🔉

し-むげち [3] 【四無礙智】 ⇒四弁(シベン)

し-む・ける【仕向ける】🔗🔉

し-む・ける [3] 【仕向ける】 (動カ下一)[文]カ下二 しむ・く (1)ある動作・行動をするよう,働きかける。「進んで本を読むように―・ける」 (2)人に対して,ある態度で接する。「物質的に女房に―・ける事がこれ迄と変らぬにしても/雁(鴎外)」 (3)商品などを,先方に発送する。

しむしゅ-かいきょう【占守海峡】🔗🔉

しむしゅ-かいきょう ―カイケフ 【占守海峡】 占守島とカムチャツカ半島との間の海峡。樺太(カラフト)千島交換条約の際の,日本とロシアとの境界。第一クリル海峡。千島海峡。

しむしゅ-とう【占守島】🔗🔉

しむしゅ-とう ―タウ 【占守島】 千島列島の最北端にある火山島。占守(シムシユ)海峡をへだててカムチャツカ半島のロパトカ岬に対する。ロシア語名シュムシュ。

シムノンGeorges Simenon🔗🔉

シムノン Georges Simenon (1903-1989) ベルギー出身の小説家。青年時代にフランスに移り,推理小説・心理小説を執筆。メグレ警部シリーズは有名。

シムラSimla🔗🔉

シムラ Simla インド北部の保養都市。海抜2130メートルのヒマラヤ南麓(ナンロク)にあり,イギリス領時代は夏の首都。

し-むりょうしん【四無量心】🔗🔉

し-むりょうしん ―ムリヤウシン [3] 【四無量心】 〔仏〕 仏が一切の衆生(シユジヨウ)に対してもつあわれみの心。安楽を与えようとする慈無量心,苦難を除こうとする悲無量心,衆生が喜びを得ることを喜ぶ喜無量心,執着の心がなく誰に対しても平等である捨無量心の四つをいう。

しむける【仕向ける】(和英)🔗🔉

しむける【仕向ける】 induce[urge].→英和

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