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【内】 4画 冂部 [二年] 区点=3866 16進=4662 シフトJIS=93E0 《常用音訓》ダイ/ナイ/うち 《音読み》 ナイ/ダイ〈ni〉 《訓読み》 うち/うちにする(うちにす)/いれる(いる) 《名付け》 うち・うつ・ただ・ちか・のぶ・はる・まさ・みつ 《意味》 {名}うち。ある範囲の中。〈対語〉→外。〈類義語〉→中。「以内」「四海之内、皆兄弟ナリ」〔→論語{名}うち。家庭の中。〈対語〉→外(家の外)。「内有余帛、外有贏財=内ニ余帛有リ、外ニ贏財有リ」〔→蜀志{名}うち。中央の朝廷。〈対語〉→外(地方の任地)。「侍衛之臣、不懈於内、忠志之士、忘身於外=侍衛ノ臣、内ニ懈ラズ、忠志ノ士、身ヲ外ニ忘ル」〔→諸葛亮{名}妻。「内室」「内兄弟(妻の兄弟)」 {形}ないしょであるさま。「内密」「内諾」 {動}うちにする(ウチニス)。たいせつにする。〈対語〉→疏→外。「外本内末=本ヲ外ニシ末ヲ内ニス」〔→大学{動}いれる(イル)。うちに入る。中にいれる。〈同義語〉→納→入。「交戟之衛士欲止不内=交戟ノ衛士止メテ内レザラント欲ス」〔→史記〕 《解字》 会意。屋根の形と入とをあわせたもので、おおいの中にいれることを示す。 《単語家族》 入納と同系。 《熟語》 →熟語 →下付・中付語 →故事成語

内人 ナイジン🔗🔉

【内人】 ナイジン 宮中に仕える人。宮人。宮中に仕える女性。宮女。自分の妻を謙そんしていうことば。

内子 ナイシ🔗🔉

【内子】 ナイシ 卿大夫ケイタイフの正妻。他人の妻。他人に対し自分の妻を謙そんしていうことば。

内中 ナイチュウ🔗🔉

【内中】 ナイチュウ 宮中の奥にあるへや。後宮のへやのこと。

内外 ナイガイ🔗🔉

【内外】 ナイガイ 内と外。自国と外国。中央と地方。「明勅内外臣=明ラカニ内外ノ臣ニ勅ス」〔→白居易

内外伝 ナイガイデン🔗🔉

【内外伝】 ナイガイデン・ナイゲデン 内伝と外伝。本伝と、本伝以外の伝。事がらや思想の奥義を詳しく述べたものと、周辺的な雑多なことを記したもの、経書の解釈を中心としたものと、史実を中心としたものなどを区別していう。

内外典 ナイゲテン🔗🔉

【内外典】 ナイゲテン〔仏〕仏教徒の立場で、仏教の経典(=内典)と、儒教その他、仏典以外の典籍(=外典)をいう。

内史 ナイシ🔗🔉

【内史】 ナイシ 周代、国の法典をつかさどる官。秦シン・漢代、都のあった長安地方をおさめる官。前漢代、王国で内政をつかさどる官。

内主 ナイシュ🔗🔉

【内主】 ナイシュ 天子の娘。天子の夫人。天子の正妻。「尚言虚内主、広欲選良家=尚ホ内主虚シト言ヒ、広ク良家ヲ選バント欲ス」〔→呉偉業敵にこっそり通じる者。うらぎり者。

内申 ナイシン🔗🔉

【内申】 ナイシン 表向きにしない報告。内々の知らせ。

内向 ナイコウ🔗🔉

【内向】 ナイコウ 気持ちが外に発散しないで、自分の心の中にこもること。〈対語〉外向。病毒がからだの外部にあらわれず、からだの内部に広がり悪化すること。『内攻ナイコウ』

内行 ナイコウ🔗🔉

【内行】 ナイコウ 家庭にいるときのふだんの行い。〔→呂覧国の秘密。〔俗〕くろうと。〈対語〉外行。

内旨 ナイシ🔗🔉

【内旨】 ナイシ 朝廷の内々の命令。

内地 ナイチ🔗🔉

【内地】 ナイチ 畿内キナイの地。植民地の属国に対して、本国。辺境地に対して、国内。海岸地方の便利な土地から遠く離れた内部の土地。『内陸ナイリク』〔国〕北海道・沖縄から見て、本州・四国・九州のこと。(6)〔国〕離島から見て、本土のこと。(7)〔国〕もと、本土。〈対語〉外地。

内応 ナイオウ🔗🔉

【内応】 ナイオウ こっそり敵に通じる。『内通ナイツウ』〔→史記

内攻 ナイコウ🔗🔉

【内攻】 ナイコウ 「内向」と同じ。内に向かって攻める。

内助 ナイジョ🔗🔉

【内助】 ナイジョ 内部から助ける。妻が家にあって、夫の仕事などを助けること。

内臣 ナイシン🔗🔉

【内臣】 ナイシン 外国が服従して臣としての礼をとること。「我憶東藩内臣日=我ハ憶フ東藩内臣ノ日」〔→高啓天子の側近に仕える臣。宦官カンガン。直接、天子の指揮・監督を受ける臣。〔国〕もと、内大臣の別名。

内乱 ナイラン🔗🔉

【内乱】 ナイラン 国内の反乱・騒乱。家庭内の風紀が乱れること。

内学 ナイガク🔗🔉

【内学】 ナイガク 讖緯シンイの学。経書が外学といわれ正統な儒教を説くのに対して、予言や神秘的なことを説いた。▽秘密に属するので内学という。〔仏〕仏教徒の立場で、儒学を外学というのに対して、仏教の学のこと。

内官 ナイカン🔗🔉

【内官】 ナイカン 漢代、天子の身近にいて護衛に当たる官吏。宦官カンガン。隋ズイ代、宮中や都の役所に勤務する官吏。宮中の女官。〔国〕外官に対して、律令時代、京都に在住して勤務していた官吏。

内侍 ナイシ🔗🔉

【内侍】 ナイジ 宮中に仕えること。宮中に仕える人。宦官カンガンや女官のこと。ナイシ〔国〕昔、後宮の事務をとる内侍司ナイシノツカサの女官。

内事 ナイジ🔗🔉

【内事】 ナイジ 宗廟ソウビョウの祭り。▽一説に、内神(一家の神)をまつることとも。〔→礼記宮中の事がら。〔→周礼秘密。国内に関すること。また、その事務。〈対語〉外事。

内実 ナイジツ🔗🔉

【内実】 ナイジツ 家の重宝や妻妾サイショウ。内部が充実する。ほんとうのところは。実際は。内部の実情。

内舎人 ウチトネリ🔗🔉

【内舎人】 ウチトネリ・ウドネリ〔国〕平安時代、中務ナカツカサ省に属する職名。朝廷の宿直や雑役に従事し、行幸の警備を行った。現代、東宮職また、主殿トノモ寮の雑務をする職員。

内典 ナイテン🔗🔉

【内典】 ナイテン 〔仏〕仏教徒の立場で、仏教の経典。▽それ以外の書物を外典ゲテンという。道教の立場で、道教の秘術が書かれていて、外部に出さない本。

内帑 ナイド🔗🔉

【内帑】 ナイド 天子の金ぐら。天子の持っている財貨。

内府 ナイフ🔗🔉

【内府】 ナイフ みつぎ物や兵器などを入れておく宮中の倉庫。〔国〕内大臣のこと。▽ダイフとも読む。

内附 ナイフ🔗🔉

【内附】 ナイフ なついてくる。服属する。

内服 ナイフク🔗🔉

【内服】 ナイフク 薬を飲むこと。

内命 ナイメイ🔗🔉

【内命】 ナイメイ 内々の命令。表ざたでない命令。

内苑 ナイエン🔗🔉

【内苑】 ナイエン 宮中の庭。「内苑只知銜鳳觜=内苑只ダ知ル鳳觜ヲ銜ムヲ」〔→李商隠神社の奥庭。

内室 ナイシツ🔗🔉

【内室】 ナイシツ 奥のへや。妻のいるへや。転じて、妻。身分の高い人の妻を敬っていうことば。

内柔外剛 ナイジュウガイゴウ🔗🔉

【内柔外剛】 ナイジュウガイゴウ 意志・精神力は弱いが、外見はいかにも強そうに見えること。〔→易経

内相 ナイショウ🔗🔉

【内相】 ナイショウ 翰林学士カンリンガクシの美称。▽翰林学士であった唐の陸贄リクシが、宮中にはいり、天子から政治上の相談を受け、内相と呼ばれた故事から。妻が一家をよくおさめること。また、その妻。〔国〕内務大臣の略称。

内治 ナイチ🔗🔉

【内政】 ナイセイ 国内のことに関する政治。〈対語〉外政。『内治ナイチ』後宮のまつりごと。一家の経済のきりもり。家政。他人の妻の敬称。

内省 ナイショウ🔗🔉

【内省】 ナイセイ 心の中で深く自分をかえりみる。反省。ナイショウ 宮中にある役所。

内省不疚 ウチニカエリミテヤマシカラズ🔗🔉

【内省不疚】 ウチニカエリミテヤマシカラズ 自分の心を反省して、はじるところがない。「内省不疚、夫何憂何懼=内ニ省ミテ疚シカラズ、夫レ何ヲカ憂ヘ何ヲカ懼レン」〔→論語

内奏 ナイソウ🔗🔉

【内奏】 ナイソウ 非公式に天子に申しあげる。

内則 ダイソク🔗🔉

【内則】 ナイソク・ダイソク 家庭内の規則。家内のきまり。家憲。

内宴 ナイエン🔗🔉

【内宴】 ナイエン 宮中で行う身内の宴。〔国〕昔、宮中で正月二十一日に仁寿殿ジジュウデンで行われた宴。

内宮 ナイキュウ🔗🔉

【内宮】 ナイキュウ 周代の後宮。ナイクウ〔国〕伊勢イセの皇大神宮。天照大神アマテラスオオミカミをまつる。〈対語〉外宮ゲクウ。

内挙 ナイキョ🔗🔉

【内挙】 ナイキョ 身内の者を官に推薦する。

内教 ナイキョウ🔗🔉

【内訓】 ナイクン 女子に対する教え。『内教ナイキョウ』〈類義語〉女訓。〔国〕役所の長官から部下に下す内密の命令。

内隙 ナイゲキ🔗🔉

【内郤】 ナイゲキ うちわもめ。うちわのけんか。『内隙ナイゲキ』〔→史記

内庫 ナイコ🔗🔉

【内庫】 ナイコ 宮中にある倉庫。

内紛 ナイフン🔗🔉

【内訌】 ナイコウ うちわもめ。『内紛ナイフン』〔→詩経

内陣 ナイジン🔗🔉

【内陣】 ナイジン 外陣に対して、神社や寺院で、神体や本尊を安置してある所。本殿や本堂のこと。

内通 ナイツウ🔗🔉

【内通】 ナイツウ 「内応」と同じ。男女がひそかに通じること。〈類義語〉私通・密通。

内規 ナイキ🔗🔉

【内規】 ナイキ うちわの規約。内々の定め。

内教 ナイキョウ🔗🔉

【内教】 ナイキョウ 「内訓」と同じ。宮中内で教練すること。〔仏〕仏教徒の立場で、仏教のこと。

内済 ナイサイ🔗🔉

【内済】 ナイサイ〔国〕表ざたにしないで相談などをまとめる。内々で話をつける。

内訟 ナイショウ🔗🔉

【内訟】 ナイショウ 自ら反省して心を責める。自己批判する。

内情 ナイジョウ🔗🔉

【内情】 ナイジョウ 心のうち。内心。内部の事情。

内戚 ナイセキ🔗🔉

【内戚】 ナイセキ 父方の親戚。宮中の女官の近親者。

内偵 ナイテイ🔗🔉

【内偵】 ナイテイ〔国〕相手に気づかれないように、こっそり探ること。

内密 ナイミツ🔗🔉

【内密】 ナイミツ 秘密。

内務 ナイム🔗🔉

【内務】 ナイム 国内の政務。〔→公羊宮廷内の事務。〔国〕警察・土木・地方行政などに関する政務。〔国〕もと、軍隊で、日常生活に関する室内での仕事。

内証 ナイショウ🔗🔉

【内証】 ナイショウ 内密の証拠。〔仏〕ことばであらわせない仏道の真理を身をもって悟ること。自内証。ナイショ〔国〕「内緒」と同じ。▽ナイショウとも読む。

内裏 ダイリ🔗🔉

【内裏】 ダイリ 天子の住む所。禁裏。大内。

内閣 ナイカク🔗🔉

【内閣】 ナイカク 明ミン・清シン代の政治機関。明の永楽帝が翰林院カンリンインの優秀な学者を宮中の文淵閣ブンエンカクに入れて重要政治に参与させたのにはじまり、やがてこれが内閣と呼ばれ、最高行政機関となった。〔国〕総理大臣と国務大臣で構成される行政上の最高機関。

内緒 ナイショ🔗🔉

【内緒】 ナイショ〔国〕秘密であること。『内証ナイショ』家の財政のようす。勝手向き。身内。うちわ。妻。または、めかけ。遊女屋の主人の居間。

内徳 ナイトク🔗🔉

【内徳】 ナイトク 心中に備わった徳。后妃の徳。后妃。

内聞 ナイブン🔗🔉

【内聞】 ナイブン 内々に聞く。〔国〕聞いて人に話さないこと。

内蒙古 ウチモウコ🔗🔉

【内蒙古】 ナイモウコ・ウチモウコ・ウチモンゴル 中国北部、ゴビさばく以東の地方。▽内蒙古モンゴル自治区は一九四七年成立した、モンゴル族からなる中華人民共和国の自治区。

内謁 ナイエツ🔗🔉

【内謁】 ナイエツ 内々でお目見えする。名刺をさし出して、面会を請う。

内縁 ナイエン🔗🔉

【内縁】 ナイエン 〔仏〕外縁に対して、外界からの刺激によらず、自らの意識の中で法を悟ること。〔仏〕一つのことがらを生ずる直接的な内在因。〔国〕正式の届け出をしていない夫婦関係。

内儀 ナイギ🔗🔉

【内儀】 ナイギ〔国〕内密の事がら。町家の妻を敬っていうことば。おかみさん。

内豎 ナイジュ🔗🔉

【内豎】 ナイジュ 宮廷の雑役に従事した、年少の召使。漢代以後、宦官カンガンのこと。〔国〕宮中に仕えた幼い召使。ちいさわらわ。

内蔵 ナイゾウ🔗🔉

【内蔵】 ナイゾウ 心中にたくわえて、外にあらわさない。〔→淮南子宮中にある蔵。〔→公羊内部に含んでいる。

内諾 ナイダク🔗🔉

【内諾】 ナイダク 非公式に承諾する。

内患 ナイカン🔗🔉

【内憂】 ナイユウ 心のうれい。その組識の内部におこる心配事。特に国内の心配事。『内患ナイカン』「内艱ナイカン」と同じ。

内憂外患 ナイユウガイカン🔗🔉

【内憂外患】 ナイユウガイカン〈故事〉国の内外におこる心配事。〔→管子

内嬖 ナイヘイ🔗🔉

【内嬖】 ナイヘイ 君主の気に入りの婦人。〔→左伝

内憂 ナイユウ🔗🔉

【内艱】 ナイカン 外艱(父のために服する喪)に対して、母のために服する喪。『内憂ナイユウ』

内観 ナイカン🔗🔉

【内観】 ナイカン 反省する。内省する。「務外游、不知務内観=外游ヲ務メテ、内観ヲ務ムルヲ知ラズ」〔→列子〔仏〕自己そのものをこまかに観察すること。▽色・声・香・触などの外界に触れた感覚によっておこる思索に対していう。

内職 ナイショク🔗🔉

【内職】 ナイショク 宮廷内の女子の仕事。〔→礼記朝廷の中に置く官職。▽地方官に対していう。〔国〕本職の暇をみて行う仕事。〔国〕主婦が家計を補うためにする仕事。

内寵 ナイチョウ🔗🔉

【内寵】 ナイチョウ 君主に特別かわいがられている婦人や臣下。

内顧 ナイコ🔗🔉

【内顧】 ナイコ ふり返って見る。「車中不内顧=車中内顧セズ」〔→論語家事や妻子のことを気にかける。

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