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【月】 4画 月部 [一年] 区点=2378 16進=376E シフトJIS=8C8E 《常用音訓》ガツ/ゲツ/つき 《音読み》 ゲツ/ガツ(グツ)/ゴチ〈yu〉 《訓読み》 つき/つきごとに/げつ 《名付け》 つき・つぎ 《意味》 {名}つき。まるくえぐったように欠けるつき。太陰タイイン。▽中国ではつきの中に、嫦娥ジョガという美人がいる、がまがいて雨を降らす、うさぎが薬草をついているなどの古い伝説がある。〈対語〉→日。「日月」「満月」「如日月之食=日月ノ食ノゴトシ」〔→孟子{名・単位}つき。一か月。つきは二十九日あまりで満ち欠けするので、陰暦では二十九日か三十日を一か月とし、十二か月約三百五十四日で一年とし、十九年間に七回の閏月ジュンゲツ(うるうづき)を置いた。太陽暦では、三百六十五日を十二か月に分け、三十日(小のつき)または三十一日(大のつき)で一か月とする。「歳月(としつき、時間)」「其心三月不違仁=ソノ心三月仁ニ違ハズ」〔→論語{副}つきごとに。毎つき。「月攘一鶏=月ゴトニ一鶏ヲ攘ム」〔→孟子{名}毎月ある、女性の月経。つきのもの。 〔国〕げつ。七曜の一つ。月曜日の略。 《解字》 象形。三日月を描いたもので、まるくえぐったように、中が欠けていく月。 《単語家族》 外(まるくえぐって残ったそとがわ)と同系。 《熟語》 →熟語 →下付・中付語 →故事成語 →主要人名

月下 ゲッカ🔗🔉

【月下】 ゲッカ 月光のもと。「僧敲月下門=僧ハ敲ク月下ノ門」〔→賈島月が傾き沈むこと。

月下氷人 ゲッカヒョウジン🔗🔉

【月下氷人】 ゲッカヒョウジン〈故事〉月下老と氷上人。ともに縁結びの神。転じて、男女の縁を取り持つ人。なこうど。媒酌バイシャク人。〔→晋書

月氏 ゲッシ🔗🔉

【月氏】 ゲッシ 漢代、中国の西域サイイキにいた民族の名。大月氏と小月氏がある。「月支」とも書く。

月支 ゲッシ🔗🔉

【月支】 ゲッシ 弓の的。「控弦破左的、右発摧月支=弦ヲ控キテ左的ヲ破リ、右ニ発シテ月支ヲ摧ク」〔→曹植「月氏」と同じ。〔国〕月々の支出。

月代 サカヤキ🔗🔉

【月代】 ツキシロ〔国〕月が出ようとするとき、空が白んで見えること。男が、冠や烏帽子エボシの下にあたる額ぎわの頭髪を半月形にそり上げたもの。さかやき。サカヤキ〔国〕「月代ツキシロ」と同じ。男が、額から頭の上にかけて、髪をまるくそり落としたこと。また、その部分。

月旦 ゲッタン🔗🔉

【月旦】 ゲッタン 月の第一日。ついたち。〈類義語〉朔日サクジツ。〈故事〉「月旦評」と同じ。

月旦評 ゲッタンヒョウ🔗🔉

【月旦評】 ゲッタンヒョウ〈故事〉人物批評のこと。▽後漢の許劭キョショウがいとこの許靖キョセイとともに、毎月のはじめの日に郷里の人物を批評しあった故事から。月旦とも。〔→後漢書

月半 ゲッパン🔗🔉

【月半】 ゲッパン 月の半ば。十五日のこと。半円の月。上弦・下弦の月。

月令 ガツリョウ🔗🔉

【月令】 ゲツレイ・ガツリョウ 一年を十二か月にわりふって、毎月の気候に応じてさだめた政令、および年中行事。また、それを記録したもの。▽「礼記」にそれらを記録した月令篇がある。時候。

月行 ゲッコウ🔗🔉

【月行】 ゲッコウ 月が動いていくこと。「月行却与人相随=月行却ツテ人トアヒ随フ」〔→李白

月次 ツキナミ🔗🔉

【月次】 ツキナミ〔国〕月ごと。また、月ごとに定期的にきまっていること。清新さがなく、平凡なこと。『月並ツキナミ』

月兔 ゲット🔗🔉

【月兔】 ゲット うさぎ。月の別名。▽月の中にうさぎがすんでいるという伝説から。

月明星稀 ツキアキラカニホシマレナリ🔗🔉

【月明星稀】 ツキアキラカニホシマレナリ〈故事〉月が明るく輝いているので、星がまばらにしか見えない。大人物の勢力に押されて他の者の勢いがふるわないことのたとえ。「月明星稀、烏鵲南飛=月明ラカニ星稀ナリ、烏鵲南ニ飛ブ」〔→曹操

月食 ゲッショク🔗🔉

【月食{蝕}】 ゲッショク 地球が太陽と月との間にきたとき、太陽の光をさえぎるために、月の全面または一部が暗くなる現象。月が陰暦十五日を過ぎて欠けること。

月華 ゲッカ🔗🔉

【月華】 ゲッカ 月の光。『月色ゲッショク・月彩ゲッサイ』「月暈ゲツウン」と同じ。

月宮 ゲッキュウ🔗🔉

【月宮】 ゲッキュウ 月の中にある都。また、月の都にあると信じられた宮殿。「広寒宮」ともいう。『月府ゲップ』ガツグウ〔仏〕月天子の宮殿。月世界のこと。

月桂 ゲッケイ🔗🔉

【月桂】 ゲッケイ 月の光。▽月の中に桂カツラの木があるという伝説から。科挙(官吏登用試験)に及第すること。木の名。月桂樹。

月桂冠 ゲッケイカン🔗🔉

【月桂冠】 ゲッケイカン 月桂樹の葉でつくった冠。▽昔、ギリシアで競技の勝者などに与えた。転じて、勝利のしるし。また、最も名誉ある地位。

月吉 ゲッキツ🔗🔉

【月朔】 ゲッサク 月の初め。『月吉ゲッキツ』

月将 ゲッショウ🔗🔉

【月将】 ゲッショウ 学問の程度が毎月進歩すること。▽「将」は、進む。〔→詩経

月陰 ゲツイン🔗🔉

【月陰】 ゲツイン 月が曇ること。月の光。『月影ゲツエイ』

月晦 ゲッカイ🔗🔉

【月晦】 ゲッカイ 月の末日。みそか。つごもり。

月琴 ゲッキン🔗🔉

【月琴】 ゲッキン 楽器の一つ。形は月のように円形で、音色は琴に似て、四弦十二柱ある。

月客 ゲッカク🔗🔉

【月卿】 ゲッケイ 高位高官の人。また、執政の大臣。▽天子を日(太陽)に、臣下を月にたとえていったことば。『月客ゲッカク』〔国〕公卿クギョウのこと。

月満則虧 ツキミチレバスナワチカク🔗🔉

【月満則虧】 ツキミチレバスナワチカク〈故事〉満月になると、必ずかける。盛んなことは必ず衰えることのたとえ。〔→史記

月華 ゲッカ🔗🔉

【月暈】 ゲツウン 月のかさ。月のまわりにみえる光の輪。「月暈天風霧不開=月暈天風フキテ霧開カズ」〔→李白〕『月華ゲッカ』

月窟 ゲックツ🔗🔉

【月窟】 ゲックツ 月にある岩あな。また、月の中。月の出るところ。西の末端の地。西域サイイキの月氏国のこと。

月精 ゲッセイ🔗🔉

【月精】 ゲッセイ 月の精。常娥ジョウガ(月に住むという伝説上の美人)のこと。うさぎのこと。

月霊 ゲツレイ🔗🔉

【月魄】 ゲツパク 月の精。また、月のこと。『月霊ゲツレイ』▽「魄」は、ほの白い輪郭。「扇裁月魄羞難掩=扇ハ月魄ヲ裁ツモ羞ヒ掩ヒ難シ」〔→李商隠

月賦 ゲップ🔗🔉

【月賦】 ゲップ 月を詠じた賦(韻文の一体)。〔国〕ある金額を一定の期間、毎月割り当てて払う支払い方法。

月餅 ゲッペイ🔗🔉

【月餅】 ゲッペイ 菓子の名。小麦粉をこね、その中にごま油・くだもののたね・なつめなどをまぜたあんを入れて焼いたもの。陰暦八月十五日の仲秋節に食べるならわしがある。

月齢 ゲツレイ🔗🔉

【月齢】 ゲツレイ 月の満ち欠けの大きさをあらわす日数。新月を一日として満月を十五日とする。

月露 ゲツロ🔗🔉

【月露】 ゲツロ 月夜の露。「月露誰教桂葉香=月露誰カ桂葉ヲシテ香シカラシメン」〔→李商隠

月精 ゲッセイ🔗🔉

【月精】 ゲッセイ〈人名〉→「嫦娥ジョウガ」

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