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【離】 19画 隹部 [常用漢字] 区点=4605 16進=4E25 シフトJIS=97A3 《常用音訓》リ/はな…す/はな…れる 《音読み》 リ〈l〉 《訓読み》 はなれる(はなる)/はなす/つく/かかる/へる/はなれ 《名付け》 あき・あきら・つら 《意味》 {動・形}はなれる(ハナル)。はなす。二つの物がはなれる。別になる。また、二つの物をわけてはなす。別々にする。〈対語〉→合。〈類義語〉→別。「分離」「背離」「離合集散」「邦分崩離析=邦分崩離析ス」〔→論語{動}つく。二つの物が並んでくっつく。▽麗((去)霽)と同音にも読む。〈類義語〉→麗レイ。「離会(会合する)」 {動}かかる。とりつく。とりつかれる。また、網にかかる。〈同義語〉→罹。「離殃リオウ(わざわいにとりつかれる)」「離騒(屈原作の長編詩。いらいらした憂いにとりつかれるの意)」「離憂=憂ヒニ離ル」「鴻則離之=鴻スナハチコレニ離ル」〔→詩経{名}鳥の名。上部は黒く腹部は黄色い。朝鮮うぐいす。「黄鶯コウオウ」「流離ルリ」「倉庚ソウコウ」とも。 {動}へる(フ)。つぎつぎと経過する。「離一二旬=一二旬ヲ離タリ」 「離離リリ」とは、つぎつぎときれいに並び連なるさま。 {名}周易の八卦カの一つ。火・日・電光・明るいなどの意を含む。また、周易の六十四卦の一つ。離下離上リカリショウの形であらわし、柔順の徳を守ればすべて調和する意味を含む。 〔国〕はなれ。母屋と別棟になっている座敷、または家屋。はなれや。 《解字》 会意。離は「隹(とり)+大蛇ダイジャの姿」で、もと、へびと鳥が組みつはなれつ争うことを示す。ただし、ふつうは麗(きれいに並ぶ)に当て、二つ並んでくっつく、二つべつべつになるの意をあらわす。 《異字同訓》 はなす/はなれる。離す/離れる「間を離す。駅から遠く離れた町。離れ島。職を離れる。離れ離れになる」放す/放れる「鳥を放す。見放す。放し飼い。矢が弦を放れる。放れ馬」 《熟語》 →熟語 →下付・中付語 →主要人名

離人 リジン🔗🔉

【離人】 リジン 土地を離れて旅先にいる人。夫と生別、または死別した人。

離心 リシン🔗🔉

【離心】 リシン 心を離してそむく。離れそむく心。異心。「民雖有離心、不敢有畔慮=民離心有リトイヘドモ、アヘテ畔慮有ラズ」〔→荀子

離背 リハイ🔗🔉

【離反{叛}】 リハン 離れそむく。今まで従属・所属していたものからそむき去ること。『離畔リハン・離背リハイ』

離世 ヨヲハナル🔗🔉

【離世】 リセイ・ヨヲハナル 俗世との交際を絶つこと。「離世異俗=世ヲ離レ俗ニ異ナル」〔→荘子

離立 リリツ🔗🔉

【離立】 リリツ 並んでたつ。「離立欲不禁風吹=離立スレバ風ノ吹クニ禁ヘザラント欲ス」〔→陸游

離会 リカイ🔗🔉

【離会】 リカイ 二国の君主が会見すること。会合する。「離合」と同じ。

離会 リカイ🔗🔉

【離合】 リゴウ わかれて離れることと、あうこと。また、離れることと集まること。「離合集散」「人生有離合=人生離合有リ」〔→杜甫〕『離会リカイ』

離弐 リジ🔗🔉

【離弐】 リジ 別の考えや気持ちを持つようになってそむく。ふたごころをもってそむく。

離坐 リザ🔗🔉

【離坐】 リザ 並んですわる。

離身 リシン🔗🔉

【離身】 リシン 役人をやめること。ミヲハナルからだから離れる。「影不離身=影ハ身ヲ離レズ」〔→荘子離れ去る。

離歌 リカ🔗🔉

【離声】 リセイ 別れを惜しむ歌声。『離曲リキョク・離歌リカ』「祖帳離声咽管絃=祖帳ノ離声管絃咽ブ」〔→白居易

離縁 リエン🔗🔉

【離別】 リベツ 人とわかれて離れること。〈類義語〉別離。夫婦が婚姻関係をたつこと。『離婚リコン・離縁リエン』

離居 リキョ🔗🔉

【離居】 リキョ わかれわかれになって住んでいる。別居。

離析 リセキ🔗🔉

【離析】 リセキ 離れてばらばらになる。分裂する。〔→論語

離奇 リキ🔗🔉

【離奇】 リキ 曲がりねじれている。めずらしい。〈類義語〉珍奇。

離杯 リハイ🔗🔉

【離杯】 リハイ 別れのさかずき。人とわかれるときに別れを惜しんで飲む酒のこと。〈類義語〉別杯。

離披 リヒ🔗🔉

【離披】 リヒ 花がぱっと開くこと。離れてばらばらにひらくこと。「霜翅両離披=霜翅両ツナガラ離披タリ」〔→梅尭臣

離恨 リコン🔗🔉

【離思】 リシ わかれるときのつらい気持ち。『離情リジョウ・離恨リコン・離愁リシュウ』

離俗 ゾクヲハナル🔗🔉

【離俗】 リゾク・ゾクヲハナル 俗世のめんどうな事がらから離れて、俗世とかかわりあわないこと。「離俗隠居=俗ヲ離レテ隠居ス」〔→韓非

離亭 リテイ🔗🔉

【離亭】 リテイ 旅だつ人に対して送別の宴会をするあずまや。町はずれの街道ぞいにある料理屋。母屋オモヤから離れて別棟になっている座敷。はなれ。

離宮 リキュウ🔗🔉

【離宮】 リキュウ 王宮以外の地に設けられた宮殿。天子の別邸。星の名。

離酒 リシュ🔗🔉

【離酒】 リシュ 別れの酒。別れを惜しんで行う酒宴のこと。

離跂 リキ🔗🔉

【離跂】 リキ 大衆から離れて、ひとりだちすること。世俗から離れて超然としていること。▽「跂」は、つま先で高くたつ。〔→荘子

離訣 リケツ🔗🔉

【離訣】 リケツ 人とわかれること。訣別ケツベツ。

離婁 リロウ🔗🔉

【離婁】 リロウ 模様などのはっきりしているさま。

離間 リカン🔗🔉

【離間】 リカン 仲たがいさせること。仲をさく。「挑発離間」

離散 リサン🔗🔉

【離散】 リサン 家族や君臣など、まとまっていた親しい人々が別れ別れになる。

離絶 リゼツ🔗🔉

【離絶】 リゼツ 今までの関係をたってわかれる。

離宴 リエン🔗🔉

【離筵】 リエン 別れを惜しんで行う送別の宴会。別れのさかもり。『離宴リエン』

離隔 リカク🔗🔉

【離隔】 リカク 間を離し隔てる。また、間が離れ隔たる。

離群 グンヲハナル🔗🔉

【離群】 リグン・グンヲハナル 仲間から離れる。非常にすぐれていて仲間にぬきんでること。〈類義語〉抜群。

離魂 リコン🔗🔉

【離魂】 リコン 肉体から離れた魂。〈類義語〉遊魂。夢の中の魂。

離憂 リユウ🔗🔉

【離憂】 リユウ ウレイニカカル心配事にあう。心配事。うれい。▽この「離」は、かかる、つく、の意。遠く離れているためのつらさ。「望遠増離憂=遠キヲ望ンデ離憂ヲ増ス」〔→李白

離懐 リカイ🔗🔉

【離懐】 リカイ 人にわかれるときの悲しい気持ち。別離の悲しみ。

離闊 リカツ🔗🔉

【離闊】 リカツ 遠く間をあけて離れている。長い間便りもなく離れていること。

離襟 リキン🔗🔉

【離襟】 リキン 人にわかれるときの気持ち。別離の情。

離騒 リソウ🔗🔉

【離騒】 リソウ いらいらしたうれいにとりつかれる。▽「騒」は、いらだたしさ。楚ソの屈原がつくった長編叙事詩の名。「楚辞」に収録されている。讒言ザンゲンにあって退けられた憂国の公憤を述べたもの。漢代以後、詩賦に影響を与えた。

離曠 リコウ🔗🔉

【離曠】 リコウ 別れ別れになって、何の便りもない。▽「曠」は、むなしい。「離曠之怨リコウノウラミ」

離離 リリ🔗🔉

【離離】 リリ →〈意味〉穀物の実や果物などがよくみのり、次々と並んでいるさま。「彼黍離離=彼ノ黍ハ離離タリ」〔→詩経草木などがよく茂っているさま。疎遠になって親しまないさま。

離朱 リシュ🔗🔉

【離朱】 リシュ〈人名〉古代、伝説上の人。100歩離れた場所にある毛さきほどの小さいものも見わけることができるほど、すぐれた視力を持っていたという。離婁リロウとも。

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