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俘 とりこ🔗🔉

【俘】 9画 人部  区点=4858 16進=505A シフトJIS=98D8 《音読み》 フ〈f〉 《訓読み》 とりこ/とりこにする(とりこにす) 《意味》 {名}とりこ。逃げないように囲んだ捕虜。「俘虜フリョ」「諸侯不相遺俘=諸侯ハ俘ヲ相ヒ遺ラズ」〔→左伝{動}とりこにする(トリコニス)。捕らえて、わくの中へ入れる。 《解字》 会意兼形声。孚フは「爪(手の形)+子」の会意文字で、手で子どもを包むさまを示す。包(つつむ)抱(だきこむ)保(外を包んで中の物を保有する)と同系のことば。俘は「人+音符孚」で、捕らえた人間を外から囲んで、逃げないように、また、とらわれないように保有することを示す。→孚 《類義》 →虜 《熟語》 →熟語 →下付・中付語

取次 トリツギ🔗🔉

【取次】 シュジ 次々に。順番に。「酔把花枝取次吟=酔フテ花枝ヲ把リ取次ニ吟ズ」〔→白居易あわただしい。また、ちょっとの間であるさま。「年光取次須偸賞=年光ハ取次ナリスベカラク偸ミ賞スベシ」〔→梅尭臣トリツギ〔国〕仲介すること。また、その人。

取得 トリエ🔗🔉

【取得】 シュトク(権利や資格などを)自分のものとすること。手に入れること。トリエ〔国〕長所。取り柄。

堡 とりで🔗🔉

【堡】 12画 土部  区点=5240 16進=5448 シフトJIS=9AC6 《音読み》 ホウ/ホ〈bo・b〉 《訓読み》 とりで 《意味》 {名}とりで。守りを固めるため、土や石で築いたトーチカ。「橋頭堡キョウトウホ(トーチカ)」「堡障ホウショウ(農村自衛のためのトーチカ)」 《解字》 会意兼形声。「土+音符保」。 《熟語》 →下付・中付語

塁 とりで🔗🔉

【塁】 12画 土部 [常用漢字] 区点=4661 16進=4E5D シフトJIS=97DB 【壘】旧字人名に使える旧字 18画 土部 区点=5262 16進=545E シフトJIS=9ADC 《常用音訓》ルイ 《音読み》 ルイ〈li〉 《訓読み》 とりで/るい 《名付け》 かさ・たか 《意味》 {名}とりで。石や土を積み重ねてつくった臨時の小城。「塁門」 {動}重ねる。▽累ルイに当てた用法。 「鬱塁ウツルイ」とは、「神荼シント」とともに悪鬼を払う神の名。のちに門にこの二人の絵をかいて門神とする。 〔国〕るい。野球のベース。「二塁」 《解字》 会意兼形声。壘の上部(音ルイ・ライ)は、田印(または、まるい輪)を三つ描き、同じ物が重なった意をあらわす。壘はそれを音符とし、土を加えた字で、石や土を重ねることを示す。 《単語家族》 磊ライ(重ねた石)累(いくつも重ねてつらねる)類(同じ物の集まり)と同系。 《熟語》 →熟語 →下付・中付語

塞 とりで🔗🔉

【塞】 13画 土部  区点=2641 16進=3A49 シフトJIS=8DC7 《音読み》 ソク〈s〉/サイ〈si・si〉 《訓読み》 ふさぐ/ふさがる/とりで 《意味》 {動}ふさぐ。すきまを詰めて通れなくする。「厄塞ヤクソク(運勢がふさがって悪い)」「茅塞之矣=茅モテコレヲ塞ガン」〔→孟子{動}ふさがる。すきまなく満ちる。「充塞ジュウソク」「塞于天地之間=天地ノ間ニ塞ガル」〔→孟子{名}中央アジアにいた民族の名。サカ族。 {名}とりで。通路をふさいで、守りを固めるための小規模の出城。〈同義語〉→砦。「要塞ヨウサイ」 {名}地形の険しい要害の地。 {名}中国北方をふさぐ万里の長城のこと。▽長城付近を塞上サイジョウ・塞下サイカといい、長城の外を塞外サイガイという。「近塞之人、死者十九=塞ニ近キ人、死スル者十ニ九ナリ」〔→淮南子〕 《解字》 会意兼形声。「宀(やね)+工印四つ+両手」の形が原形。両手でかわらや土を持ち、屋根の下の穴をふさぐことを示す会意文字。塞はそれを音符とし、土を加えた字で、すきまのないように、かわらや土をぴったりあわせつけること。 《単語家族》 即(そばにひっつく)則(ぴったりとひっつく)などと同系。 《熟語》 →熟語 →下付・中付語 →故事成語

壁 とりで🔗🔉

【壁】 16画 土部 [常用漢字] 区点=4241 16進=4A49 シフトJIS=95C7 《常用音訓》ヘキ/かべ 《音読み》 ヘキ/ヒャク〈b〉 《訓読み》 かべ/とりで 《名付け》 かべ 《意味》 {名}かべ。もと、牆ショウ(家の外をとり巻く長いへい)に対して、薄く平らなついたて式の中庭のかべをいい、のち、家の内外の平らなかべをいう。「題壁=壁ニ題ス」 {名}とりで。敵を防ぐために築いた防壁。 ヘキス{動}土や石のかべをつくる。とりで(防壁)をつくる。「項王軍壁垓下=項王ノ軍、垓下ニ壁ス」〔→史記{名}かべのように平らにたったがけ。「絶壁」 {名}二十八宿の一つ。規準星は今のペガスス座にふくまれる。なまめ。 《解字》 会意兼形声。辟ヘキは、璧ヘキの原字で、薄く平らにみがいた玉。表面が平らで、薄い意を含む。壁は「土+音符辟」で、薄く平らなかべ。 《単語家族》 碑(平らな石)屏ヘイ(平らなついたて)と同系。 《類義》 →垣 《熟語》 →熟語 →下付・中付語 →故事成語

寨 とりで🔗🔉

【寨】 14画 宀部  区点=6045 16進=5C4D シフトJIS=9ECB 《音読み》 サイ/ザイ〈zhi〉 《訓読み》 とりで 《意味》 {名}とりで。木のさくを巡らしたり、石を積んだりして、要害の地を押さえた構築物。〈同義語〉→砦サイ→塞サイ。「要寨ヨウサイ」「寨上之地サイジョウノチ(とりでを設けた国境の地帯)」 {名}さくを巡らして、羊や家畜を飼う所。 《解字》 会意兼形声。上部は寒や塞の上部と同じで、宀(やね)の下に石を積み、穴をふさぐさま。寨は「木+音符塞の略体」で、木のさくで、通路をふさいだとりで。 《熟語》 →下付・中付語

屠竜之技 トリョウノギ🔗🔉

【屠竜之技】 トリョウノギ〈故事〉竜を殺す技術。巧みではあるが実際の役にたたないわざのたとえ。〔→荘子

屠戮 トリク🔗🔉

【屠戮】 トリク 牛・羊などを殺すようにむざんに殺す。

廓 とりで🔗🔉

【廓】 14画 广部  区点=1939 16進=3347 シフトJIS=8A66 《音読み》 カク(クク)〈ku〉 《訓読み》 くるわ/とりで 《意味》 {名}くるわ。城門の外に発達した商業地をさらにへいで囲んだ所。また、一画を囲んだ町。▽遊里(色町)も、その外を壁で囲むので廓という。〈同義語〉→郭。「遊廓ユウカク」 {名}とりで。城壁で囲まれた区域。〈同義語〉→郭。「城廓」 {形}がらんと中空になったさま。広い。▽外がわを囲んで中に物や家がはいるよう空間をあけることから。「廓然カクゼン」「世路廓悠悠=世路廓クシテ悠悠タリ」〔→陶潜{動}中を広げてスペースをあける。ひろまる。ひろげる。▽拡に当てた用法。「何時版図廓=イヅレノ時カ版図廓マラン」〔→黄遵憲〕 《解字》 会意兼形声。郭カクの字の左がわは、南北に城門があり、城壁で囲まれた城を描いた象形文字。郭はそれに邑印を添えたもの。廓は「广(いえ)+音符郭」で、外を囲み中に空間をあけた家、または居住区のこと。広コウ(ひろい)はその語尾がのびたことば。→郭 《単語家族》 槨カク(棺おけの外わく)拡(外わくをはって中を広げる)画カク(区切って囲む)と同系。 《熟語》 →熟語 →下付・中付語

徒旅 トリョ🔗🔉

【徒旅】 トリョ 歩いての旅。旅の仲間。「威遅哀壑底、徒旅惨不悦=威遅タリ哀壑ノ底、徒旅惨トシテ悦バズ」〔→杜甫

擒 とりこ🔗🔉

【擒】 16画 部  区点=5802 16進=5A22 シフトJIS=9DA0 《音読み》 キン(キム)/ゴン(ゴム)〈qn〉 《訓読み》 とらえる(とらふ)/とりこにする(とりこにす)/とりこ 《意味》 {動}とらえる(トラフ)。とりこにする(トリコニス)。網や包囲網の中に閉じこめて、とらえる。行動を封じて、いけどりにする。〈同義語〉→禽キン。〈類義語〉→捉ソク→捕。「悉擒就戮=悉ク擒ヘラレテ戮ニ就ク」〔→謝小娥{名}とりこ。とらえられた人。また、とりこにすること。〈類義語〉→虜リョ。「就擒=擒ニ就ク」「此乃信之所以為陛下禽(=擒)也=コレスナハチ信ノ陛下ノ擒トナリシユンナリ」〔→史記〕 《解字》 会意兼形声。禽キンの原字は「柄つきの網+音符今」からなり、鳥獣を網で押さえて、とらえることを示す。擒キンは「手+音符禽」で、禽キンが網でとらえた鳥獣の意となったため、擒がその原義である動詞の意味をあらわすようになった。 《単語家族》 陰(ふさがる)禁(行動をふさぎ止める)含(ふさぐ)などと同系。 《類義》 →捕 《熟語》 →熟語 →下付・中付語

斗量 トリョウ🔗🔉

【斗量】 トリョウ ますではかる。分量の多いことのたとえ。

斗糧 トリョウ🔗🔉

【斗糧】 トリョウ わずかな食糧。『斗粮トリョウ』

柵 とりで🔗🔉

【柵】 9画 木部  区点=2684 16進=3A74 シフトJIS=8DF2 《音読み》 サク/シャク/セン/サン〈zh〉〈shn〉 《訓読み》 しがらみ/とりで 《意味》 {名}竹や木を長短ふぞろいに結び、それを立て並べて人が通れないようにしたもの。矢来ヤライ。「柵門サクモン」 {名}しがらみ。流れをせきとめるために、水中につくったさく。 {名}とりで。規模の小さなしろ。さくをめぐらした根拠地。〈類義語〉→寨サイ。「柵塁サクルイ(木の矢来を立てたとりで)」 《解字》 会意兼形声。「木+音符册サク(長短ふぞろいな木簡を並べた短冊)」。じぐざぐした木のさく。

砦 とりで🔗🔉

【砦】 10画 石部  区点=2654 16進=3A56 シフトJIS=8DD4 《音読み》 サイ/ゼ〈zhi〉 《訓読み》 とりで 《意味》 {名}とりで。石や材木をぎざぎざに組みあわせて、敵をはばむ所。敵をふせぐための小さな城。〈同義語〉→寨{名}木や竹でつくったかこい。まがき。 《解字》 会意兼形声。「石+音符此シ(ぎざぎざに並べる)」。 《単語家族》 柴サイ(長短ふぞろいの枝の束)と同系。 《熟語》 →下付・中付語

禽 とり🔗🔉

【禽】 13画 部  区点=2257 16進=3659 シフトJIS=8BD7 《音読み》 キン(キム)/ゴン(ゴム)〈qn〉 《訓読み》 とり/とりこにする(とりこにす)/とりこ 《意味》 {名}とり。網やわなで捕らえる動物。また、のち、猟をして捕らえるとりのこと。「禽獣キンジュウ(とりやけもの)」「君子之於禽獣也=君子ノ禽獣ニオケルヤ」〔→孟子{動・名}とりこにする(トリコニス)。とりこ。捕らえる。また、捕らえられたもの。〈同義語〉→擒キン。「何為為我禽=何スレゾ我ガ禽ト為ルヤ」〔→史記〕 《解字》 会意兼形声。もと「柄つきの網+音符今キン(ふさぐ)」の会意兼形声文字。のち、下部に(動物の尻)を加えたもので、動物を網でおさえて逃げられぬようにふさぎとめること。擒キン(とらえる)の原字。 《単語家族》 吟(口をふさいでうなる)禁(ふさぎとめる)陰(とじこめる)などと同系。 《類義》 鳥は、吊チョウと同系で、長く尾をつり下げたとり。 《熟語》 →熟語 →下付・中付語 →故事成語

肚裏涙落 トリナミダオツ🔗🔉

【肚裏涙落】 トリナミダオツ 心の中で泣く。表情にあらわさないで悲しみ嘆くこと。

虜 とりこ🔗🔉

【虜】 人名に使える旧字 13画 虍部 [常用漢字] 区点=4626 16進=4E3A シフトJIS=97B8 《常用音訓》リョ 《音読み》 リョ/ル/ロ〈l〉 《訓読み》 とりこ/とりこにする(とりこにす)/つよい(つよし) 《意味》 {名}とりこ。何人もじゅずつなぎにしたとりこ。広く、いけどりにした人。〈類義語〉→獲カク→俘フ。「捕虜」「虜囚(とりこ)」 {動}とりこにする(トリコニス)。いけどりにする。「虜之=コレヲ虜ニス」 {名・形}どれい。また、どれいのようにこき使うさま。▽昔、捕虜をどれいにして使ったことから。〈類義語〉→奴。「厳家無格虜=厳シキ家ニハ格虜無シ」〔→史記{名}敵をののしっていうことば。「胡虜コリョ(敵である西北の遊牧民族、えびす)」 {形}つよい(ツヨシ)。あらっぽい。▽鹵ロに当てた用法。 《解字》 形声。「力+音符盧の略体」で、力ずくで捕らえ、じゅずつなぎにしたとりこのこと。 《単語家族》 旅リョ(並んだ人々)侶リョ(並んだ仲間)呂リョ(じゅずつなぎに並んだ脊柱セキチュウ)などと同系。 《類義》 俘フは、逃げないようにおさえたとりこ。 《参考》 人名に旧字使用可。旧字の総画数は12画。 《熟語》 →熟語 →下付・中付語

酉 とり🔗🔉

【酉】 7画 酉部 [人名漢字] 区点=3851 16進=4653 シフトJIS=93D1 《音読み》 ユウ(イウ)/ユ〈yu〉 《訓読み》 とり 《名付け》 とり・なが・みのる 《意味》 {名}とり。十二支の十番め。▽時刻では午後六時、およびその前後の二時間、方角では西、動物では鶏に当てる。作物をおさめ酒を抽出する十月。のち、十二支の十番め(とり)に当てる。「酉時ユウジ(酉トリの刻)」「乙酉イツユウ」 《解字》 象形。口の細い酒つぼを描いたもの。のち、酒に関する字の意符として用いる。 《単語家族》 由ユウ(口の細いつぼ)と同系。 《熟語》 →下付・中付語

隹 とり🔗🔉

【隹】 8画 隹部  区点=8018 16進=7032 シフトJIS=E8B0 《音読み》 スイ〈zhu〉 《訓読み》 とり 《意味》 {名}とり。尾の短いとりの総称。 《解字》 象形。尾の短いとりを描いたもの。▽ずんぐりと太いの意を含む。雀(すずめ)・隼(はやぶさ)・雉(きじ)などの字に含まれるが、鳥とともに、広く、とりを意味することばになった。 《類義》 →鳥

鳥 とり🔗🔉

【鳥】 11画 鳥部 [二年] 区点=3627 16進=443B シフトJIS=92B9 《常用音訓》チョウ/とり 《音読み》 チョウ(テウ)〈dio・nio〉 《訓読み》 とり 《名付け》 とり 《意味》 {名}とり。尾のたれさがったとり。のち広くとりの総称に用いる。〈類義語〉→隹スイ→禽キン。「鳥跡」「草木鳥獣」 {形}とりのごとく。人や物が、集まるさま。「鳥集」 {名}星の名。 《解字》 象形。尾のぶらさがったとりを描いたもの。北京語のniauは、ぶらりとたれた男性性器(diau)と同音であるのをさけた忌みことば。 《単語家族》 蔦チョウ(ぶらさがるつた)吊チョウ(ぶらさがる)などと同系。 《類義》 隹スイは、ずんぐりとしたとり。禽キンは、あみでとらえて飼うとり。 《熟語》 →熟語 →下付・中付語 →故事成語

鳥之将死其鳴也哀 トリノマサニシセントスルヤソノナクコトカナシ🔗🔉

【鳥之将死其鳴也哀】 トリノマサニシセントスルヤソノナクコトカナシ〈故事〉死にかかっている鳥は悲しい声で鳴くものだ。死に臨んだ人は、正しいことをいうということ。「鳥之将死其鳴也哀、人之将死其言也善=鳥ノマサニ死セントスルヤソノ鳴クコト哀シ、人ノマサニ死セントスルヤソノ言ヤ善シ」〔→論語

鳥目 トリメ🔗🔉

【鳥目】 チョウモク〔国〕昔の銭。▽中央に穴があいていて、その形が鳥の目に似ていることからいう。トリメ〔国〕夜、目が見えない病気。夜盲症。

鶏 とり🔗🔉

【鶏】 19画 鳥部 [常用漢字] 区点=2360 16進=375C シフトJIS=8C7B 【鷄】旧字人名に使える旧字 21画 鳥部 区点=8317 16進=7331 シフトJIS=EA50 《常用音訓》ケイ/にわとり 《音読み》 ケイ/ケ〈j〉 《訓読み》 にわとり(にはとり)/とり 《名付け》 とり 《意味》 {名}にわとり(ニハトリ)。とり。家禽カキンの一種で、おんどりは、ときをつくる。肉・卵を食用にする。 《解字》 会意兼形声。奚ケイは「爪(手)+糸(ひも)」の会意文字で、系(ひもでつなぐ)の異体字。鷄は「鳥+音符奚」で、ひもでつないで飼った鳥のこと。また、たんなる形声文字と解して、けいけいと鳴く声をまねた擬声語と考えることもできる。 《熟語》 →熟語 →下付・中付語 →故事成語

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