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広辞苑の検索結果 (49)
し‐か【史科】‥クワ🔗⭐🔉
し‐か【史科】‥クワ
歴史の科目。歴史科。
し‐か【史家】🔗⭐🔉
し‐か【史家】
歴史を研究している人。歴史家。歴史学者。「郷土の―」
し‐か【史禍】‥クワ🔗⭐🔉
し‐か【史禍】‥クワ
歴史を書いたために受ける筆禍。
し‐かほう【史可法】‥ハフ🔗⭐🔉
し‐かほう【史可法】‥ハフ
明末の政治家。河南省祥符の人。1628年進士。44年清による北京陥落の時、南京兵部尚書。揚州に駐し清軍と激闘、捕らえられて死す。(1602〜1645)
し‐かん【史官】‥クワン🔗⭐🔉
し‐かん【史観】‥クワン🔗⭐🔉
し‐かん【史観】‥クワン
(Geschichtsauffassung ドイツ)(→)歴史観に同じ。「唯物―」
しき【史記】🔗⭐🔉
しき【史記】
二十四史の一つ。黄帝から前漢の武帝までのことを記した紀伝体の史書。本紀12巻、世家30巻、列伝70巻、表10巻、書8巻、合計130巻。前漢の司馬遷の撰。紀元前91年頃に完成。ただし「三皇本紀」1巻は唐の司馬貞により付加。注釈書に、南朝宋の裴駰はいいんの「史記集解」、司馬貞の「史記索隠」、唐の張守節の「史記正義」、明の凌稚隆の「史記評林」などがある。太史公書。
しきしょう【史記抄】‥セウ🔗⭐🔉
しきしょう【史記抄】‥セウ
「史記」の注釈書。桃源瑞仙著。1477年(文明9)成立。口語資料として重要。
し‐きょく【史局】🔗⭐🔉
し‐きょく【史局】
江戸時代、史書を編纂する場所を漢学者流に名づけた称。
し‐げき【史劇】🔗⭐🔉
し‐げき【史劇】
史実に取材した演劇。歴史劇。
し‐こ【史庫】🔗⭐🔉
し‐こ【史庫】
朝鮮の高麗・李朝が歴代の実録その他の重要文献を永久保存するために設けた書庫。李朝後期には王宮内と地方4カ所の合計5史庫があった。
し‐さく【史策】🔗⭐🔉
し‐さく【史策】
事実を書いた文書。記録。
し‐し【史詩】🔗⭐🔉
し‐し【史詩】
史実を材料とした詩。
し‐じつ【史実】🔗⭐🔉
し‐じつ【史実】
歴史上の事実。
し‐しめい【史思明】🔗⭐🔉
し‐しめい【史思明】
唐代の武将。安史の乱の主謀者。営州(今の遼寧省)出身の胡人で、安禄山の親友。759年安禄山の子、慶緒を殺して大燕皇帝と称したが、やがて子の史朝義に殺された。( 〜761)
し‐しょ【史書】🔗⭐🔉
し‐しょ【史書】
歴史を叙述した書物。史籍。
し‐しょう【史生】‥シヤウ🔗⭐🔉
し‐しょう【史生】‥シヤウ
(シジョウとも)律令制で、諸官司や諸国の四等官しとうかんの下、すなわち主典さかんの次に位する官。公文書を浄書し、文案に上官の署名を取ることをつかさどった。一分いちぶの官。ふみびと。ふんびと。
し‐じょう【史上】‥ジヤウ🔗⭐🔉
し‐じょう【史上】‥ジヤウ
歴史に現れている範囲。歴史上。「―空前の出来事」
し‐じょう【史乗】🔗⭐🔉
し‐じょう【史乗】
(「乗」は記録の意)事実の記録。歴史書。
し‐しん【史臣】🔗⭐🔉
し‐しん【史臣】
記録をつかさどる臣。史官。
し‐せき【史跡・史蹟】🔗⭐🔉
し‐せき【史跡・史蹟】
歴史上の出来事にゆかりのある場所・施設などのうち、国・地方自治体が指定した学術的価値の高い文化的遺産。
⇒しせき‐めいしょう‐てんねんきねんぶつ【史跡名勝天然記念物】
し‐せき【史籍】🔗⭐🔉
し‐せき【史籍】
歴史に関する書籍。史書。
しせきしゅうらん【史籍集覧】‥シフ‥🔗⭐🔉
しせきしゅうらん【史籍集覧】‥シフ‥
日本史に関係する書物の叢書。「群書類従」未収の書籍364部(改定版464部)を編録。近藤瓶城編。和装本468冊。1881〜85年(明治14〜18)刊。1900〜03年「改定史籍集覧」刊、洋装本33冊。別に新訂増補版がある。
しせき‐めいしょう‐てんねんきねんぶつ【史跡名勝天然記念物】🔗⭐🔉
しせき‐めいしょう‐てんねんきねんぶつ【史跡名勝天然記念物】
文化財保護法に基づき文部科学大臣が指定した史跡・名勝・天然記念物の総称。→天然記念物
⇒し‐せき【史跡・史蹟】
○咫尺を弁ぜずしせきをべんぜず
視界がきかず、近くのものも見分けがつかない。
⇒し‐せき【咫尺】
し‐だん【史談】🔗⭐🔉
し‐だん【史談】
歴史上の物語。史話。
し‐ちゅう【史籀】‥チウ🔗⭐🔉
し‐ちゅう【史籀】‥チウ
周の宣王の時の太史。蒼頡そうけつが作ったといわれる古文を変じて、大篆だいてん15編を作ったと伝えられる。そのため大篆を籀文ともいう。
しつう【史通】🔗⭐🔉
しつう【史通】
中国の最初の史論書。唐の劉知幾の著。20巻。710年成る。内篇には歴史叙述の形式・方法、外篇には古史籍の評論について記述。
し‐てき【史的】🔗⭐🔉
し‐てき【史的】
歴史に関するさま。歴史的。
⇒してき‐げんざい【史的現在】
⇒してき‐ゆいぶつろん【史的唯物論】
してき‐げんざい【史的現在】🔗⭐🔉
してき‐げんざい【史的現在】
〔言〕(historic(al) present)過去の出来事や歴史上の事実を生き生きと描写するために現在形で述べる、物語などの手法。また、そのために用いられる現在時制。歴史的現在。
⇒し‐てき【史的】
し‐てつせい【史鉄生】🔗⭐🔉
し‐てつせい【史鉄生】
(Shi Tiesheng)中国の作家。北京生れ。ヒューマニズムと人間の宿命をテーマに作品を発表。作「命は琴の弦のように」「遥かなる大地」。(1951〜)
し‐でん【史伝】🔗⭐🔉
し‐でん【史伝】
①歴史と伝記。
②歴史に伝えられた記録。
し‐と【史都】🔗⭐🔉
し‐と【史都】
歴史的な遺跡の多い都市。
○史に三長ありしにさんちょうあり🔗⭐🔉
○史に三長ありしにさんちょうあり
[新唐書劉子玄伝]歴史を書く人の具えるべき3長所、すなわち才と学と識。
⇒し【史】
シニシズム【cynicism】
①キニク学派の教義。
②一般に世論・習俗、通常の道徳などを無視し、万事に冷笑的に振る舞う態度。犬儒主義。冷笑主義。シニスム。
しに‐しだい【死に次第】
死ぬにまかせておくこと。浄瑠璃、心中天の網島「―とも捨ておかれず」
しに‐じたく【死支度】
死ぬ支度。死ぬ準備。
しに‐しょうぞく【死装束】‥シヤウ‥
①死ぬ時の装束。また、死者に着せる服装。
②切腹する時の装束。
しに・す【死にす】
〔自サ変〕
死ぬ。万葉集15「わがもふ妹にあはず―・せめ」
しに‐すがた【死姿】
死ぬ時の姿。
シニスム【cynisme フランス】
⇒シニシズム
し‐にせ【老舗】
(動詞「仕似せる」から)
①先祖代々の業を守りつぐこと。浄瑠璃、心中天の網島「商売は所柄なり―なり」
②先祖代々から続いて繁昌している店。また、それによって得た顧客の信用・愛顧。「創業200年の―」「―ののれんを守る」
しに‐ぜに【死に銭】
(→)「死に金がね」に同じ。
し‐に・せる【仕似せる・為似せる】
〔他下一〕
①似せてする。まねる。風姿花伝「かやうの万物の品々をよく―・せたらんは」
②先祖からの家業を絶やさずつづける。日本永代蔵4「―・せおかれし商売」
③商売をつづけて資産をつくる。西鶴織留1「親の時より次第に―・せたるみせにて」
→しにせ
しに‐ぞこない【死に損い】‥ゾコナヒ
(ののしっていう語)死にそこなうこと。また、その人。
しに‐そこな・う【死に損なう】‥ソコナフ
〔自五〕
①もう少しで死ぬところである。「戦争で何度も―・った」
②死ぬべき時に死ぬことができない。死のうとしたが死ねずにいる。
しに‐たい【死に体】
(相撲用語)力士の体勢がくずれて立ち直ることが不可能になった状態。
しに‐た・える【死に絶える】
〔自下一〕[文]しにた・ゆ(下二)
一家や一族、または同種の動物などが残らず死んで、血統や種しゅが絶える。断絶する。
しに‐たわけ【死に戯け】‥タハケ
(シニは接頭語)人をののしっていう語。本朝二十不孝「三人の弟共他の人の貌して―と申なし」
しに‐ちくしょう【死畜生】‥シヤウ
(シニは接頭語)人をののしっていう語。畜生。浄瑠璃、今宮の心中「生いき畜生の―と」
しに‐ちょう【死帳】‥チヤウ
①死者の名その他を記す帳面。
②受け取る見込みのない掛け金を記しておく帳面。世間胸算用3「―に付け捨て」
シニック【cynic イギリス・cynique フランス】
⇒シニカル
しに‐でたち【死出立】
死装束しにしょうぞく。しにいでたち。好色一代男6「―にてかけこみしを」
しに‐でま【死手間】
死ぬまでの手数または時間。浄瑠璃、釈迦如来誕生会「―の入罪人。火が嫌ひなら水飲ません」
しに‐てんごう【死てんがう】‥ガウ
たわむれに死ぬまねをすること。狂言自殺。死転合。世間胸算用2「此の忙しき中に無用の―と存じた」
しに‐どき【死に時】
死ぬ時。死ぬべき時機。
しに‐どころ【死に処・死に所】
死ぬべき場所・場合。
しに‐の‐おおきみ【死の大王】‥オホ‥
死神。仏足石歌「これの身は―常にたぐへり」
しに‐のこ・る【死に残る】
〔自四〕
ほかの人は皆死んだのに、自分ばかり死なずに生き残る。しにおくれる。
し‐の‐たいふ【史大夫】🔗⭐🔉
し‐の‐たいふ【史大夫】
大史だいしの従五位下に叙せられた者。
し‐ひつ【史筆】🔗⭐🔉
し‐ひつ【史筆】
歴史を書きあらわす筆づかい。
し‐りゃく【史略】🔗⭐🔉
し‐りゃく【史略】
簡略に記した歴史。また、その書。「十八―」
し‐りょう【史料】‥レウ🔗⭐🔉
し‐りょう【史料】‥レウ
歴史の研究または編纂に必要な文献・遺物。文書・日記・記録・金石文・伝承・建築・絵画・彫刻など。文字に書かれたものを「史料」、それ以外を広く含めて「資料」と表記することもある。
⇒しりょう‐へんさんじょ【史料編纂所】
しりょう‐へんさんじょ【史料編纂所】‥レウ‥🔗⭐🔉
しりょう‐へんさんじょ【史料編纂所】‥レウ‥
東京大学付置研究所の一つ。大日本史料などの編纂・出版、史料のデータベースの構築・公開に当たる。修史局・修史館の後身、改組を重ね、1950年(昭和25)現組織となる。
⇒し‐りょう【史料】
し‐りん【史林】🔗⭐🔉
し‐りん【史林】
歴史の書。
し‐ろん【史論】🔗⭐🔉
し‐ろん【史論】
歴史の理論。歴史に関する論説・評論。
し‐わ【史話】🔗⭐🔉
し‐わ【史話】
歴史上の事実・逸話などについての話。史談。
ふ‐ひと【史】🔗⭐🔉
ふ‐ひと【史】
(フミヒト(書人)の約。フビトとも)
①古代朝廷の書記官。史生。
②古代の姓かばねの一つ。渡来系で朝廷の書記を世襲する氏に多い姓。
⇒ふひと‐べ【史部】
ふひと‐べ【史部】🔗⭐🔉
ふひと‐べ【史部】
大和政権で文書・記録の作成を担当した品部しなべ。応神天皇の時に渡来したといわれ、そのうち王仁わにの子孫を西史部かわちのふひとべ、阿知使主あちのおみの子孫を東史部やまとのふひとべという。
⇒ふ‐ひと【史】
ふみ‐ひと【史】🔗⭐🔉
ふみ‐ひと【史】
(書人ふみひとの意)大和政権で文筆を職とした官。ふびと。玄奘表啓平安初期点「史文ミ人前良に曠とおぎろにして」
[漢]史🔗⭐🔉
史 字形
筆順
〔口部2画/5画/教育/2743・3B4B〕
〔音〕シ(呉)(漢)
〔訓〕ふみ・ふびと
[意味]
①ふみ。文書・記録。できごとを書き記した書。「史家・史料・史学・歴史・修史・研究史」▶漢籍の四分類(経・史・子・集)の一つ。
②ふびと。記録をつかさどる役人。文筆にたずさわる人。書き役。「史官・侍史・女史」▶古代中国では、記録のほかに天文・暦法・祭祀さいしをもあわせつかさどる重要な官職であった。
③令制で、神祇じんぎ官・太政だいじょう官の主典(さかん=第四等官)。
[解字]
もと、「中」(=数とり棒を入れる筒)と「又」(=手)とから成る会意文字。数とり棒で天体の運行を計算して暦をつくる人、転じて、記録係の意。[
]は異体字。
[下ツキ
哀史・逸史・詠史・外史・御史台・国史・散史・刺史・詩史・侍史・修史・小史・女史・正史・青史・先史・戦史・前史・通史・読史・稗史・秘史・野史・有史・歴史
筆順
〔口部2画/5画/教育/2743・3B4B〕
〔音〕シ(呉)(漢)
〔訓〕ふみ・ふびと
[意味]
①ふみ。文書・記録。できごとを書き記した書。「史家・史料・史学・歴史・修史・研究史」▶漢籍の四分類(経・史・子・集)の一つ。
②ふびと。記録をつかさどる役人。文筆にたずさわる人。書き役。「史官・侍史・女史」▶古代中国では、記録のほかに天文・暦法・祭祀さいしをもあわせつかさどる重要な官職であった。
③令制で、神祇じんぎ官・太政だいじょう官の主典(さかん=第四等官)。
[解字]
もと、「中」(=数とり棒を入れる筒)と「又」(=手)とから成る会意文字。数とり棒で天体の運行を計算して暦をつくる人、転じて、記録係の意。[
]は異体字。
[下ツキ
哀史・逸史・詠史・外史・御史台・国史・散史・刺史・詩史・侍史・修史・小史・女史・正史・青史・先史・戦史・前史・通史・読史・稗史・秘史・野史・有史・歴史
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し【史】🔗⭐🔉
し [1] 【史】
(1)歴史。
(2)歴史を記す人。記録をつかさどる役人。史官。
(3)律令制で神祇官・太政官の主典(サカン)。大史と少史とがあり,記録をつかさどった。
(4)漢籍の分類法である四部(経・史・子・集)の一。歴史・地理・政治に関する書物など。
し=に三長(サンチヨウ)あり🔗⭐🔉
――に三長(サンチヨウ)あり
〔唐書(劉知幾伝)〕
歴史を記す人間には,才能・学問・見識の三つの長所が必要である。
し-か【史科】🔗⭐🔉
し-か ―クワ [1][2] 【史科】
歴史に関する科目。また,歴史学科。
し-か【史家】🔗⭐🔉
し-か [1][2] 【史家】
歴史の研究家。歴史家。
し-がく【史学】🔗⭐🔉
し-がく [1] 【史学】
歴史を研究する学問。歴史学。
し-かん【史官】🔗⭐🔉
し-かん ―クワン [1][2] 【史官】
歴史を記録し,編纂(ヘンサン)する官。特に,古代中国で,世襲的にその職にあった人。また,その家。
し-かん【史観】🔗⭐🔉
し-かん ―クワン [0][1] 【史観】
歴史を解釈する基本となる考えや態度。歴史観。「唯物―」
し-がん【史眼】🔗⭐🔉
し-がん [1] 【史眼】
歴史を洞察する力のある眼識。
しき【史記】🔗⭐🔉
しき 【史記】
中国最初の紀伝体の通史。二十四史の一。一三〇巻。前漢の司馬遷著。紀元前91年頃完成。上古の黄帝から前漢の武帝までの歴史を記す。本紀一二巻,表一〇巻,書八巻,世家(セイカ)三〇巻,列伝七〇巻から成る。後世,正史の模範とされた。注釈書に南朝の宋の裴
(ハイイン)の「史記集解(シツカイ)」,唐の司馬貞の「史記索隠」,唐の張守節の「史記正義」などがある。太史公書。
(ハイイン)の「史記集解(シツカイ)」,唐の司馬貞の「史記索隠」,唐の張守節の「史記正義」などがある。太史公書。
しきしょう【史記抄】🔗⭐🔉
しきしょう ―セウ 【史記抄】
抄物の一。「史記」について講じたもの。口語体仮名抄。桃源瑞仙著。一九巻。1477年成立。史記桃源抄。
し-きょく【史局】🔗⭐🔉
し-きょく [2][0] 【史局】
史書の編纂(ヘンサン)に当たった役所。また特に,水戸藩の徳川光圀(ミツクニ)が「大日本史」編纂のため建てた施設。のちの彰考館。
し-げき【史劇】🔗⭐🔉
し-げき [1] 【史劇】
歴史上の人物や事件に取材した戯曲。歴史劇。
し-し【史詩】🔗⭐🔉
し-し [1] 【史詩】
歴史上の出来事を扱った詩。
し-じつ【史実】🔗⭐🔉
し-じつ [1][0] 【史実】
歴史上の事実。
し-しめい【史思明】🔗⭐🔉
し-しめい 【史思明】
(?-761) 安史の乱の指導者の一人。安禄山の反乱軍の武将。のち禄山の子の安慶緒を殺して大燕皇帝を称したが,子の史朝義に殺された。
し-しょ【史書】🔗⭐🔉
し-しょ [1] 【史書】
歴史を記述した書物。史籍。
し-しょう【史生】🔗⭐🔉
し-しょう ―シヤウ [0] 【史生】
〔「しじょう」とも〕
律令制で,主典(サカン)の下で公文書の浄書・複写・装丁,四等官の署名を集めるなどの雑務に当たった下級の官。官位相当はない。ふびと。行署(コウシヨ)。
し-じょう【史上】🔗⭐🔉
し-じょう ―ジヤウ [0] 【史上】
歴史に記録されている範囲内。歴史上。「―最大の激戦」
し-じょう【史乗】🔗⭐🔉
し-じょう [0] 【史乗】
〔「乗」は記録の意〕
事実の記録。史録。「古今の―に載する各国の大改革/明六雑誌 7」
し-しん【史臣】🔗⭐🔉
し-しん [0][1] 【史臣】
記録をつかさどる臣。
し-せき【史跡・史蹟】🔗⭐🔉
し-せき [0] 【史跡・史蹟】
歴史に残る事件に関係のあった場所・建物や遺構。
しせき-めいしょう-てんねんきねんぶつ【史跡名勝天然記念物】🔗⭐🔉
しせき-めいしょう-てんねんきねんぶつ [13] 【史跡名勝天然記念物】
文化財保護法に基づき,文部大臣が指定した史跡・名勝・天然記念物の総称。
し-せき【史籍】🔗⭐🔉
し-せき [1][0] 【史籍】
歴史の書物。史書。
しせきしゅうらん【史籍集覧】🔗⭐🔉
しせきしゅうらん ―シフラン 【史籍集覧】
歴史書の叢書。近藤瓶城編。1881(明治14)〜85年刊。「群書類従」未収の歴史書三六四種を収録し,四六八冊より成る。1900〜03年改訂増補した「改訂史籍集覧」三三冊がある。
し-ぜん【史前】🔗⭐🔉
し-ぜん [0] 【史前】
有史以前。
しぜん-がく【史前学】🔗⭐🔉
しぜん-がく [2] 【史前学】
⇒先史学(センシガク)
し-だん【史談】🔗⭐🔉
し-だん [0][1] 【史談】
歴史についての話。史話。
しつう【史通】🔗⭐🔉
しつう 【史通】
中国最初の史論書。二〇巻。唐の劉知幾(リユウチキ)の撰。710年成立。内外二篇から成り,古来からの史書の体裁,史官の沿革,史書の内容などについて論評する。
し-てき【史的】🔗⭐🔉
し-てき [0] 【史的】 (形動)
歴史にかかわりがあるさま。「―な観点」「―考察」
してき-げんざい【史的現在】🔗⭐🔉
してき-げんざい [4] 【史的現在】
⇒歴史的現在(レキシテキゲンザイ)
してき-ゆいぶつろん【史的唯物論】🔗⭐🔉
してき-ゆいぶつろん [7] 【史的唯物論】
〔(ドイツ) historischer Materialismus〕
マルクス主義の歴史観。発展する歴史の原動力は人間の意識・観念にはなく,社会の物質的な生産にあり,生産過程における人間相互の諸関係は,生産力との関係で弁証法的に発展すると考える立場。この物質的な生産の諸条件が全社会経済構成を規定すると同時に,宗教・哲学・芸術などの精神構造をも究極的に決定するとされる。唯物史観。歴史的唯物論。
→弁証法的唯物論
し-でん【史伝】🔗⭐🔉
し-でん [0] 【史伝】
(1)歴史に伝わった記録。「―小説」
(2)歴史と伝記。
し-と【史都】🔗⭐🔉
し-と [1] 【史都】
歴史が古く,遺跡の多い都市。「―ローマ」
し-の-たいふ【史大夫】🔗⭐🔉
し-の-たいふ 【史大夫】
太政官の大史で,従五位下に叙せられたもの。大夫の史。
し-ひつ【史筆】🔗⭐🔉
し-ひつ [0] 【史筆】
歴史を書き記す筆。転じて,歴史の記述法や記述の態度。
し-よう【史要】🔗⭐🔉
し-よう ―エウ [0] 【史要】
歴史の要点。また,それを書き記したもの。
し-りゃく【史略】🔗⭐🔉
し-りゃく [1] 【史略】
簡単に記した歴史。「十八―」
し-りょう【史料】🔗⭐🔉
し-りょう ―レウ [1] 【史料】
歴史を認識する素材。文献・遺物・遺跡・図像・口頭伝承など。
しりょう-ひはん【史料批判】🔗⭐🔉
しりょう-ひはん ―レウ― [4] 【史料批判】
史料の価値を調べ検討すること。史料自体の真偽や由来などをさぐる外的批判と,内容の信頼性などをはかる内的批判に大別される。
しりょう-へんさんじょ【史料編纂所】🔗⭐🔉
しりょう-へんさんじょ ―レウ― 【史料編纂所】
東京大学の付属研究所の一。1869年(明治2)設けられた史料編輯国史校正局に始まる。わが国の史料の調査・収集と,史料集「大日本史料」「大日本古文書」「大日本古記録」などの刊行をしている。
し-りん【史林】🔗⭐🔉
し-りん [0] 【史林】
歴史の書物。
し-ろく【史録】🔗⭐🔉
し-ろく [0][1] 【史録】
歴史に関する記録。史書。
し-ろん【史論】🔗⭐🔉
し-ろん [0] 【史論】
歴史に関する論説。
し-わ【史話】🔗⭐🔉
し-わ [1] 【史話】
歴史上の出来事に関する話。
ふ-びと【史】🔗⭐🔉
ふ-びと [1] 【史】
〔「ふみひと」の転。「ふひと」とも〕
(1)大和政権に文書・記録をつかさどって奉仕した官人集団の称。多くは渡来人の子孫。
(2)古代の姓(カバネ)の一。{(1)}の職名が姓となったもの。
(3)文書・記録をつかさどる下級役人。
〔「国史・史部・録史」とも書く〕
(4)律令制における諸司の四等官。
〔「主典・令史・主帳」とも書く〕
ふびと-べ【史部】🔗⭐🔉
ふびと-べ [3] 【史部】
応神天皇の時,百済(クダラ)から渡来したといわれる王仁(ワニ)と阿知使主(アチノオミ)の一族で,文書・記録をつかさどった部民(ベミン)。王仁の子孫を西史部(カワチノフビトベ),阿知使主の子孫を東史部(ヤマトノフビトベ)という。ふむひとべ。
ふみ-ひと【史】🔗⭐🔉
ふみ-ひと 【史】
〔「書人」の意〕
大和朝廷で文筆や記録を職とした官職名。のち姓となる。ほとんどが渡来系氏族。
しか【史家】(和英)🔗⭐🔉
しか【史家】
a historian.→英和
しがく【史学】(和英)🔗⭐🔉
しがく【史学】
history;→英和
historical science.
しかん【史観】(和英)🔗⭐🔉
しかん【史観】
a historical view.
しげき【史劇】(和英)🔗⭐🔉
しげき【史劇】
a historical play.
しじつ【史実】(和英)🔗⭐🔉
しじつ【史実】
a historical fact.
しじょう【史上に名をとどめる】(和英)🔗⭐🔉
しじょう【史上に名をとどめる】
be immortalized in history.〜最高の the higheston record.
しせき【史跡】(和英)🔗⭐🔉
しせき【史跡】
a historic site;a place of historical interest;historical relics.
してき【史的現在】(和英)🔗⭐🔉
してき【史的現在】
《文》the historical present.
しりょう【史料】(和英)🔗⭐🔉
しりょう【史料】
historical materials.史料編纂(さん) historiography.→英和
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