複数辞典一括検索+

広辞苑の検索結果 (97)

こ【戸】🔗🔉

】 ①家。家屋。「―を構える」 ②家・住まいをかぞえる語。 ③律令制で、行政上の単位とされた家。→郷戸ごうこ

こ‐がい【戸外】‥グワイ🔗🔉

こ‐がい戸外‥グワイ 戸の外。家のそと。屋外。「―の空気」「―で遊ぶ」

こ‐こ【戸戸】🔗🔉

こ‐こ戸戸】 一戸一戸。家ごと。各戸。

こ‐こう【戸口】🔗🔉

こ‐こう戸口】 戸数と人口。 ⇒ここう‐ちょうさ【戸口調査】

ここう‐ちょうさ【戸口調査】‥テウ‥🔗🔉

ここう‐ちょうさ戸口調査‥テウ‥ ①戸数・人口を調べること。 ②各戸を訪ねて家族の動態などを調べること。 ⇒こ‐こう【戸口】

こ‐ごと【戸毎】🔗🔉

こ‐ごと戸毎】 一軒一軒。毎戸。かどなみ。「―に配る」

こ‐しゅ【戸主】🔗🔉

こ‐しゅ戸主】 ①律令制で、戸の首長。戸の代表者。 ②〔法〕一家の首長で、戸主権を有し、家族を統轄しこれを扶養する義務を負う者。1871年(明治4)公布の戸籍法の用語で、1947年に家の制度とともに廃止。家長。 ⇒こしゅ‐けん【戸主権】

こしゅ‐けん【戸主権】🔗🔉

こしゅ‐けん戸主権】 家族統率のために戸主に認められた権利。家の制度とともに廃止。 ⇒こ‐しゅ【戸主】

こ‐すう【戸数】🔗🔉

こ‐すう戸数】 家の数。やかず。 ⇒こすう‐わり【戸数割】

こすう‐わり【戸数割】🔗🔉

こすう‐わり戸数割】 一戸を構える者または一戸を構えなくても独立の生計を営む者を単位として、これに賦課した市町村の特別税。1878年(明治11)定められ、1940年廃止。 ⇒こ‐すう【戸数】

こ‐せき【戸籍】🔗🔉

こ‐せき戸籍】 ①戸(家)ごとに戸主や家族の続柄・氏名・年齢・性別などを記載した公文書。日本では、中国にならって6世紀ごろから朝廷直轄領の一部で造り、大化改新後の律令国家では6年ごとに全国的に造ることとしたが、10世紀にはほぼ廃絶。明治維新後復活した。へじゃく。→庚午年籍→壬申戸籍。 ②国民の身分関係を明らかにするため夫婦およびこれと氏を同じくする子を単位として編製され、その本籍・氏名・生年月日・入籍原因などを記載する公文書。 ⇒こせき‐げんぽん【戸籍原本】 ⇒こせき‐しょうほん【戸籍抄本】 ⇒こせき‐とうほん【戸籍謄本】 ⇒こせき‐ひっとうしゃ【戸籍筆頭者】 ⇒こせき‐ぼ【戸籍簿】 ⇒こせき‐ほう【戸籍法】

こせき‐げんぽん【戸籍原本】🔗🔉

こせき‐げんぽん戸籍原本】 戸籍事務を管掌する市町村長が最初に作成した戸籍。 ⇒こ‐せき【戸籍】

こせき‐しょうほん【戸籍抄本】‥セウ‥🔗🔉

こせき‐しょうほん戸籍抄本‥セウ‥ 戸籍のうち請求者の指定した部分だけを転写した文書。 ⇒こ‐せき【戸籍】

こせき‐とうほん【戸籍謄本】🔗🔉

こせき‐とうほん戸籍謄本】 戸籍原本の全部を謄写した文書。 ⇒こ‐せき【戸籍】

こせき‐ひっとうしゃ【戸籍筆頭者】🔗🔉

こせき‐ひっとうしゃ戸籍筆頭者】 戸籍の冒頭に記載されている者。戸主とは異なり、特別の権利関係を示すものではない。 ⇒こ‐せき【戸籍】

こせき‐ぼ【戸籍簿】🔗🔉

こせき‐ぼ戸籍簿】 同一市町村の戸籍を地番号の順序に綴った帳簿。 ⇒こ‐せき【戸籍】

こせき‐ほう【戸籍法】‥ハフ🔗🔉

こせき‐ほう戸籍法‥ハフ 戸籍制度を規定した法律。1871年(明治4)に太政官布告で定め、1914年(大正3)に全文改正、第二次大戦後民法の親族・相続編の改正に伴って47年に全面的改正。 ⇒こ‐せき【戸籍】

こ‐だて【戸建】🔗🔉

こ‐だて戸建】 (集合住宅に対して)独立した一戸の住宅。一戸建て住宅。

こ‐ちょう【戸長】‥チヤウ🔗🔉

こ‐ちょう戸長‥チヤウ 明治初期、町村制施行以前に、町村に置かれた役職。行政事務をつかさどるとともに、町村の代表という性格も持った。1889年(明治22)廃止。 ⇒こちょう‐やくば【戸長役場】

こちょう‐やくば【戸長役場】‥チヤウ‥🔗🔉

こちょう‐やくば戸長役場‥チヤウ‥ 町村におかれ、戸長が事務を取り扱った役場。島崎藤村、夜明け前「福島支庁からの召喚状が馬籠にある―の方に届いた」 ⇒こ‐ちょう【戸長】

こ‐てい【戸庭】🔗🔉

こ‐てい戸庭】 ①門戸と庭園。 ②家の内。

こ‐でん【戸田】🔗🔉

こ‐でん戸田】 ①家屋と田地。 ②律令時代、田租の賦課単位となった郷戸の耕作田地。

こ‐とう【戸頭】🔗🔉

こ‐とう戸頭】 一戸の長。戸主。

こ‐ばん【戸番】🔗🔉

こ‐ばん戸番】 番地・号など、住居や住戸を特定する番号。

こ‐ぶ【戸部】🔗🔉

こ‐ぶ戸部】 ①中国の六部の一つ。戸口・財政の事をつかさどった役所。 ②民部省の唐名。こほう。

こぶ‐しょうしょ【戸部尚書】‥シヤウ‥🔗🔉

こぶ‐しょうしょ戸部尚書‥シヤウ‥ 民部卿みんぶきょうの唐名。 ○拳を握るこぶしをにぎる 大いに緊張したり残念がったりするさま。 ⇒こぶし【拳】

こ‐べつ【戸別】🔗🔉

こ‐べつ戸別】 いえごと。各戸。軒別。 ⇒こべつ‐ほうもん【戸別訪問】

こべつ‐ほうもん【戸別訪問】‥ハウ‥🔗🔉

こべつ‐ほうもん戸別訪問‥ハウ‥ 家を一軒一軒訪問すること。 ⇒こ‐べつ【戸別】

こ‐ほう【戸部】🔗🔉

こ‐ほう戸部】 (ホウは漢音)民部省の唐名。こぶ。

と【戸】🔗🔉

⇒と(門)

と【門・戸】🔗🔉

門・戸】 ①家の出入口。戸口。かど。もん。古事記「後しりつ―よ、い行きたがひ、前つ―よ、い行きたがひ」 ②水流の出入りする所。水門みと。瀬戸せと。古事記「由良の―の―中のいくりに」 ③建具の一つ。出入口・窓などに開閉できるようにとりつけたもの。とびら。万葉集14「誰そ此の屋の―押そぶる」

と‐あけ【戸明け】🔗🔉

と‐あけ戸明け】 ①戸をあけること。 ②(→)「戸明けの水」に同じ。 ⇒とあけ‐の‐みず【戸明けの水】

とあけ‐の‐みず【戸明けの水】‥ミヅ🔗🔉

とあけ‐の‐みず戸明けの水‥ミヅ 分娩ぶんべんのとき最初に出る液体。破水。 ⇒と‐あけ【戸明け】

と‐あたり【戸当り】🔗🔉

と‐あたり戸当り】 ①開き戸を閉じた時に扉が行き過ぎないように、方立ほうだてや枠につけた突出物。 ②戸を開けた時に、腰羽目こしばめや笠木などの突出物に当たらないように幅木につけた金具。

と‐いた【戸板】🔗🔉

と‐いた戸板】 ①雨戸の板。特に、これをはずして人や物を載せて運んだりする場合にいう。太平記40「半死半生の者共を、―・楯なんどに乗せて」 ②「といたびらめ」の略。 ⇒といた‐がえし【戸板返し】 ⇒といた‐びらめ【戸板平目】

といた【戸板】(姓氏)🔗🔉

といた戸板】 姓氏の一つ。 ⇒といた‐やすじ【戸板康二】

といた‐がえし【戸板返し】‥ガヘシ🔗🔉

といた‐がえし戸板返し‥ガヘシ ①歌舞伎の仕掛物の一つ。1枚の戸板の両面に人形をくくりつけ、瞬時に表裏を返して早替りをするように見せるもの。「東海道四谷怪談」の隠亡堀おんぼうぼりの場が最初とされる。 ②事態や場面、人の態度などが急変すること。 ⇒と‐いた【戸板】

といた‐びらめ【戸板平目】🔗🔉

といた‐びらめ戸板平目】 ヒラメの特に大形のものの称。といた。 ⇒と‐いた【戸板】

といた‐やすじ【戸板康二】🔗🔉

といた‐やすじ戸板康二】 演劇評論家・小説家。東京生れ。慶大卒。演劇雑誌の編集者を経て独立、歌舞伎評を通の手から解放する一方、推理小説・随筆を著す。(1915〜1993) 戸板康二 撮影:田沼武能 ⇒といた【戸板】

とがくし【戸隠】🔗🔉

とがくし戸隠】 (天手力男命あまのたぢからおのみことの投げた天岩戸の落ちた場所と伝える)長野県北部、戸隠山の麓の地。 ⇒とがくし‐しょうま【戸隠升麻】 ⇒とがくし‐じんじゃ【戸隠神社】 ⇒とがくし‐やま【戸隠山】

とがくし‐しょうま【戸隠升麻】🔗🔉

とがくし‐しょうま戸隠升麻】 メギ科の多年草。本州中部の高山に生じ、日本特産。高さ約30センチメートル。葉は3出複葉をなし、茎頂に2枚。初夏、淡紫色星形の数花を下垂して付ける。トガクシソウ。 ⇒とがくし【戸隠】

とがくし‐じんじゃ【戸隠神社】🔗🔉

とがくし‐じんじゃ戸隠神社】 戸隠にある、元国幣小社。祭神は天手力男命あまのたぢからおのみこと(奥社)。中社に天八意思兼命あまのやごころおもいかねのみこと、宝光社に天表春命あまのうわはるのみことをまつる。中世には戸隠三千坊と称し、修験道の大道場であった。 戸隠神社 中社 撮影:新海良夫 戸隠神社 奥社 撮影:新海良夫 ⇒とがくし【戸隠】

とがくし‐やま【戸隠山】🔗🔉

とがくし‐やま戸隠山】 長野県北部、信越国境近くにそびえる山。標高1904メートル。古来修験道の霊場で、近年は観光地化が進む。 戸隠山とそばの花 撮影:新海良夫 戸隠山 撮影:新海良夫 ⇒とがくし【戸隠】

とがわ‐しゅうこつ【戸川秋骨】‥ガハシウ‥🔗🔉

とがわ‐しゅうこつ戸川秋骨‥ガハシウ‥ 英文学者・随筆家。本名、明三。熊本県生れ。東大卒。北村透谷・島崎藤村らと親交を結び、「文学界」に参加、のち慶応大学で英文学を講じた。(1870〜1939) ⇒とがわ【戸川】

とがわ‐ゆきお【戸川幸夫】‥ガハ‥ヲ🔗🔉

とがわ‐ゆきお戸川幸夫‥ガハ‥ヲ 小説家。佐賀県生れ。山形高校中退。動物文学の分野で活躍。作「高安犬物語」「牙王物語」「咬ませ犬」など。(1912〜2004) ⇒とがわ【戸川】

と‐かんむり【戸冠】🔗🔉

と‐かんむり戸冠】 漢字の冠かんむりの一つ。「房」「扉」などの冠の「戸」の称。戸垂とだれ

と‐ぐち【戸口】🔗🔉

と‐ぐち戸口】 戸の立ててある、家の出入口。「―に立つ」

とぐら‐かみやまだ‐おんせん【戸倉上山田温泉】‥ヲン‥🔗🔉

とぐら‐かみやまだ‐おんせん戸倉上山田温泉‥ヲン‥ 長野県千曲市、千曲川の両岸にある温泉。泉質は硫黄泉。

と‐ぐるま【戸車】🔗🔉

と‐ぐるま戸車】 引き戸の上または下につけ、開閉を便にする小さい車輪。

とさか【戸坂】🔗🔉

とさか戸坂】 姓氏の一つ。 ⇒とさか‐じゅん【戸坂潤】

とさか‐じゅん【戸坂潤】🔗🔉

とさか‐じゅん戸坂潤】 哲学者・評論家。東京生れ。京大卒。観念論哲学からマルクス主義哲学へ転じ、唯物論研究会を創設し指導に当たった。治安維持法による弾圧を受け、長野刑務所で獄死。著「科学論」「技術の哲学」「日本イデオロギー論」など。(1900〜1945) 戸坂潤 提供:毎日新聞社 ⇒とさか【戸坂】 ○鶏冠に来るとさかにくる 「頭に来る」を強めた俗な言い方。 ⇒とさか【鶏冠】

と‐さき【戸前】🔗🔉

と‐さき戸前】 戸口。出入口。基佐集「かすかなる谷の―も」

と‐じまり【戸締り】🔗🔉

と‐じまり戸締り】 戸のしまりをすること。門戸をしめ錠などをかけること。「―をして外出する」

と‐じめ【戸締】🔗🔉

と‐じめ戸締】 江戸幕府で庶民に科した刑の一種。犯罪者の家の門を釘づけにして、謹慎させるもの。殺人犯人の住所を隠し、また、立ち退かせたものに科した。釘付け。

と‐しょうじ【戸障子】‥シヤウ‥🔗🔉

と‐しょうじ戸障子‥シヤウ‥ 戸と障子。

とだ【戸田】(地名)🔗🔉

とだ戸田】 埼玉県南東部、荒川左岸に沿う市。中山道の「戸田の渡し」があった所。住宅地・工業地化が進む。漕艇場がある。人口11万7千。

とだ‐きょくざん【戸田旭山】🔗🔉

とだ‐きょくざん戸田旭山】 江戸中期の医家。名は斎。備前の人。本草学に精通。大坂に開業。痢病の治療を得意とした。著「文会録」「非薬選」など。(1696〜1769) ⇒とだ【戸田】

とだ‐しば【戸田芝】🔗🔉

とだ‐しば戸田芝】 イネ科の多年草。茎は高さ約1メートル。葉は線状で基部の鞘口と鞘の外面に毛が多い。夏、茎頂に円錐花序を生ずる。バレンシバ。

と‐だて【戸立】🔗🔉

と‐だて戸立】 和船の船尾を後方に斜めに仕切る幅広い板。戸立板。

とだ‐ていぞう【戸田貞三】‥ザウ🔗🔉

とだ‐ていぞう戸田貞三‥ザウ 社会学者。兵庫県生れ。東大教授。日本の社会学の実証的研究を進め、第1回国勢調査資料によって家族構造を初めて社会学的に分析。主著「家族構成」。(1887〜1955) ⇒とだ【戸田】

とたて‐ぐも【戸閉蜘蛛・戸立蜘蛛】🔗🔉

とたて‐ぐも戸閉蜘蛛・戸立蜘蛛】 トタテグモ科およびカネコトタテグモ科の地中性のクモの総称。体長10〜15ミリメートル。地面や樹皮に円柱形の穴を掘り、糸で蓋を作ってすむ。夜行性で、入口付近を通る昆虫などを穴にひきずり込んで捕食する。 とたてぐも

と‐だな【戸棚】🔗🔉

と‐だな戸棚】 前面に戸を設け、3方を板で囲い、中に棚を作って物を入れる家具。「食器―」

とだ‐もすい【戸田茂睡】🔗🔉

とだ‐もすい戸田茂睡】 江戸前期の歌人・歌学者。号は梨本・露寒軒・隠家など。駿府の人。本多家に仕え、古今伝授を非難し、新風を鼓吹。著「梨本集」「紫の一本」など。(1629〜1706) ⇒とだ【戸田】

とだ‐りゅう【戸田流】‥リウ🔗🔉

とだ‐りゅう戸田流‥リウ ①剣術の一派。富田とだ流の門流の一つ。 ②薙刀なぎなたの一派。嘉永(1848〜1854)年間、岩根左橘正承の創始という。

と‐だれ【戸垂】🔗🔉

と‐だれ戸垂(→)戸冠とかんむりに同じ。

と‐ちょう【斗帳・戸帳】‥チヤウ🔗🔉

と‐ちょう斗帳・戸帳‥チヤウ (斗ますをふせた形だからいう) ①帳台の上にかけるとばり。帳台の四隅に柱を立て、天井を組み、この周りに冬は平絹、夏は生絹のとばりを垂らす。 ②神仏を安置した龕がんなどの前に懸けたとばり。金襴・緞子どんす・綾・錦などで作り、中央上部に華鬘けまんを飾る。

とつか【戸塚】(地名)🔗🔉

とつか戸塚】 ①東京都新宿区北部の地区。住宅・商業地区で、東端に早稲田大学がある。 ②横浜市西部の区。東海道の宿駅から発達し、現在は住宅地域であるが、工場の進出も著しい。

とつか【戸塚】(姓氏)🔗🔉

とつか戸塚】 姓氏の一つ。 ⇒とつか‐せいかい【戸塚静海】

とつか‐せいかい【戸塚静海】🔗🔉

とつか‐せいかい戸塚静海】 幕末・明治初期の蘭医。遠州掛川の人。江戸で蘭学を学んだ後、長崎でシーボルトに医学を学ぶ。江戸で開業し、種痘所を開設。のち幕府奥医師となる。文海はその養子。(1799〜1876) ⇒とつか【戸塚】

となせ‐の‐たき【戸無瀬の滝】🔗🔉

となせ‐の‐たき戸無瀬の滝】 京都嵯峨の嵐山にあった滝。

となせ‐やま【戸無瀬山】🔗🔉

となせ‐やま戸無瀬山】 京都嵐山の異称。

と‐なみ【門浪・戸浪】🔗🔉

と‐なみ門浪・戸浪】 瀬戸に立つ波。万葉集7「明石の―いまだ騒けり」

と‐ばしり【戸走り】🔗🔉

と‐ばしり戸走り】 (塗ればよく戸が走るからいう)「いぼた蝋」の別称。

とばた【戸畑】🔗🔉

とばた戸畑】 もと福岡県の市。他の4市と合併して北九州市となり、戸畑区はその行政区名の一つ。北九州工業地帯の一部。洞海どうかい湾を隔てて若松港と相接し、筑豊炭田の石炭積出港として発展。ガラス・金属工業などが盛ん。また、漁港として重要。

と‐ばり【戸張り】🔗🔉

と‐ばり戸張り】 戸板を張板がわりにして張物をすること。浮世風呂2「―をしたらおくみ先を張り曲げたといふこごとさ」

とばり【戸張】🔗🔉

とばり戸張】 姓氏の一つ。 ⇒とばり‐こがん【戸張孤雁】

とばり‐こがん【戸張孤雁】🔗🔉

とばり‐こがん戸張孤雁】 彫刻家・版画家。旧名、志村亀吉。東京生れ。荻原守衛の影響から太平洋画会研究所で学ぶ。作「煌きらめく嫉妬」など。(1882〜1927) ⇒とばり【戸張】

と‐ぶくろ【戸袋】🔗🔉

と‐ぶくろ戸袋】 開けた雨戸を納めておくために縁側の敷居の端に設けた造作物。

と‐ぶすま【戸襖】🔗🔉

と‐ぶすま戸襖】 建具の一つ。板戸に襖紙を張ったもの。

と‐まえ【戸前】‥マヘ🔗🔉

と‐まえ戸前‥マヘ ①蔵の入口の戸の前。蔵前。 ②土蔵の引戸の前に設ける観音開きのとびら。浄瑠璃、新版歌祭文「外から―をどつさりと鼠落しのしすまし顔」 ③転じて、土蔵を数えるのにいう語。

と‐まどい【戸惑い】‥マドヒ🔗🔉

と‐まどい戸惑い‥マドヒ ①夜中に目をさまし、ねぼけて方角を失いまどうこと。また、入るべき部屋または家を忘れてまごつくこと。東海道中膝栗毛2「わつちは小便に起きた所が、ツイ―をして」 ②手段や方法を思いつかないでまごつくこと。「―を覚える」

と‐まど・う【戸惑う】‥マドフ🔗🔉

と‐まど・う戸惑う‥マドフ 〔自五〕 (名詞「とまどい」の動詞化か)手段や方法を思いつかないでまごつく。「新しい機械に―・う」

とまど‐ふさぎ【戸窓塞ぎ】🔗🔉

とまど‐ふさぎ戸窓塞ぎ】 東北地方で、節分・年越しの晩に、悪神の侵入をふせぐためにイワシの頭を豆の木に刺して、ヒイラギの木などとともに、戸口に挿す行事。まどふさぎ。戸挟み餅。

とやま‐が‐はら【戸山ヶ原】🔗🔉

とやま‐が‐はら戸山ヶ原】 東京都新宿区中央部を占める地区。もと原野で練兵場など陸軍の施設があった。

とやまつみ‐の‐かみ【戸山津見神】🔗🔉

とやまつみ‐の‐かみ戸山津見神】 外山とやまをつかさどる神。伊弉諾尊いざなぎのみことが迦具土かぐつち神を斬った時、その死体の右足から生まれたという。

へ【戸】🔗🔉

】 (「へ(竈)」の転という)戸籍。欽明紀「戸帳へのふみたに編貫く」

へ‐ざ【戸座】🔗🔉

へ‐ざ戸座】 神祇官に属し、祭祀に参列して天皇・斎王らに随行する童男。7歳以上の未成年の男子を卜定ぼくじょうしてこれにあてる。

へ‐じゃく【戸籍】🔗🔉

へ‐じゃく戸籍】 「戸籍こせき」の古訓。

べつき‐しょうざえもん【戸次庄左衛門】‥シヤウ‥ヱ‥🔗🔉

べつき‐しょうざえもん戸次庄左衛門‥シヤウ‥ヱ‥ (姓は別木とも)江戸前期の浪人。徳川秀忠夫人二十七回忌を期し、浪人を糾合して老中襲撃の計画を立てた。事前に発覚し捕らえられ、浅草で磔刑(承応事件)。( 〜1652) ⇒べつき【戸次】

へ‐ぬし【戸主】🔗🔉

へ‐ぬし戸主】 ①一家の長たる人。こしゅ。孝徳紀「凡そ―には皆家長いえのかみを以てす」↔戸人へひと。 ②平城京・平安京の宅地の区画。1町の32分の1。

へ‐の‐ふみた【戸籍】🔗🔉

へ‐の‐ふみた戸籍】 古代の戸籍。大和時代には直轄領の一部で、律令時代には全国で6年ごとに作成された。こせき。へのふだ。へふむだ。へふだ。

へ‐ひと【戸人】🔗🔉

へ‐ひと戸人】 ①一戸の家内の人。家族。皇太神宮儀式帳「―三人」↔戸主へぬし。 ②封戸ふこ。持統紀「―増すこと皇子高市に二千戸」

へ‐ふだ【戸札】🔗🔉

へ‐ふだ戸札】 戸籍。人別帳。

[漢]戸🔗🔉

 字形  筆順 〔戸(戶)部0画/4画/教育/2445・384D〕 [戶] 字形 〔戸(戶)部0画/4画〕 〔音〕(漢) 〔訓〕・へ [意味] ①とびら。と。家・へやの出入り口。とぐち。「門戸・戸外」 ②いえ。一家。「戸籍・戸主・戸別・一万戸」 [解字] 「門」(=両開きのとびら)の左半部の一枚のとびらを描いた象形文字。は異体字。 [下ツキ 下戸・上戸・全戸・佃戸・封戸・毎戸・門戸

大辞林の検索結果 (97)

こ【戸】🔗🔉

【戸】 ■一■ [1] (名) (1)家の出入り口。戸口。また,とびら。と。 (2)家。家屋。また,一家。 (3)律令制で,地方行政における社会組織の最小単位。戸籍記載・賦課の単位でもあり,里や郷を構成する。 →郷戸(ゴウコ) ■二■ (接尾) 助数詞。家や世帯の数を数えるのに用いる。「戸数百―」

こ-がい【戸外】🔗🔉

こ-がい ―グワイ [1][0] 【戸外】 家の外。屋外(オクガイ)。「―で遊ぶ」

こ-げき【戸隙】🔗🔉

こ-げき [0] 【戸隙】 戸のすき間。

こ-こ【戸戸】🔗🔉

こ-こ [1] 【戸戸】 一軒一軒。家々。家ごと。

こ-こう【戸口】🔗🔉

こ-こう [0][1] 【戸口】 戸数と人口。「六十六州の―の数は確かならず/折たく柴の記」

ここう-ちょうさ【戸口調査】🔗🔉

ここう-ちょうさ ―テウ― [4] 【戸口調査】 (1)戸数や人口を調べること。 (2)各戸を訪ねて家族の動態などを調べること。戸口実査。

こ-ごと【戸毎】🔗🔉

こ-ごと [2][0] 【戸毎】 一軒一軒の家。家ごと。

こ-しゅ【戸主】🔗🔉

こ-しゅ [1] 【戸主】 (1)律令制で,戸の首長。戸口の租・庸(ヨウ)・調などに責任を負う。家長。 (2)民法旧規定で,一家の統率者。戸主権を有し,家族を統轄し扶養する義務を負う。1947年(昭和22),現行民法の公布により廃止。家長。

こしゅ-けん【戸主権】🔗🔉

こしゅ-けん [2] 【戸主権】 民法旧規定で,戸主に与えられていた家族を支配・統率する権利。

こ-すう【戸数】🔗🔉

こ-すう [2] 【戸数】 家の数。

こ-せき【戸籍】🔗🔉

こ-せき [0] 【戸籍】 (1)個人の家族的身分関係を明確にするため,夫婦とその未婚の子とを単位として,氏名・生年月日・続柄などを記載した公文書。本籍地の市町村に置かれる。旧制では,家を中心とした身分関係を明確にするため,戸主および一家を構成する家族で編成された。 (2)律令制下,班田収授や氏姓決定などのため,戸主・戸口・奴婢(ヌヒ)の氏姓名・性別・年齢や課不課の別,受田額などを記載したもの。六年に一度の作成が原則だが平安中期には廃(スタ)れた。庚午年籍(コウゴネンジヤク)など。

こせき-げんぽん【戸籍原本】🔗🔉

こせき-げんぽん [4] 【戸籍原本】 戸籍事務を取り扱う市区町村長が,最初に作成した戸籍。

こせき-しょうほん【戸籍抄本】🔗🔉

こせき-しょうほん ―セウ― [4] 【戸籍抄本】 戸籍の記載のうち,請求者の指定した一部を転写した証明文書。

こせき-とうほん【戸籍謄本】🔗🔉

こせき-とうほん [4] 【戸籍謄本】 一戸籍の記載の全部を転写した証明文書。

こせき-ひっとうしゃ【戸籍筆頭者】🔗🔉

こせき-ひっとうしゃ [6] 【戸籍筆頭者】 各戸籍の最初に記載されている人。民法旧規定の戸主とは異なり,法律的な権利関係を意味するものではない。原則として,婚姻の際に氏を変えなかった側の者をいい,その多くは男性である。

こせき-ぼ【戸籍簿】🔗🔉

こせき-ぼ [3] 【戸籍簿】 同一市町村内の戸籍を地番順および戸籍筆頭者の氏の五十音順に綴(ツヅ)った帳簿。

こせき-ほう【戸籍法】🔗🔉

こせき-ほう ―ハフ 【戸籍法】 戸籍制度を規律する法律。現行戸籍法は1947年(昭和22)制定。民法改正に伴う家の廃止により,従来のものを根本的に改めたもの。

こ-だて【戸建て】🔗🔉

こ-だて [0] 【戸建て】 (集合住宅に対して)一戸建ての住宅。戸建て住宅。

こ-ちょう【戸長】🔗🔉

こ-ちょう ―チヤウ [1] 【戸長】 1872年(明治5)大区・小区制による地方制度改革で,小区ごとに置かれた役人。従来の庄屋・名主から選ばれ,一般行政事務を扱った。89年市町村制施行により町・村長と改称。

こ-でん【戸田】🔗🔉

こ-でん [0] 【戸田】 (1)家屋と田地。 (2)律令制で,郷戸の耕作田地。

こ-とう【戸頭】🔗🔉

こ-とう [0] 【戸頭】 律令制で,一戸の長。戸主(コシユ)。

こ-ない【戸内】🔗🔉

こ-ない [1] 【戸内】 家のなか。「―にはいる」

こ-ひ【戸扉】🔗🔉

こ-ひ [1] 【戸扉】 戸や,とびら。また,入り口。

こ-ぶ【戸部】🔗🔉

こ-ぶ [1] 【戸部】 (1)昔の中国の官庁の名。六部の一。隋代より清代まで土地・戸口・税務・財政などをつかさどった。 (2)民部省の唐名。こほう。

こぶ-しょうしょ【戸部尚書】🔗🔉

こぶ-しょうしょ ―シヤウシヨ [3] 【戸部尚書】 民部卿(ミンブキヨウ)の唐名。

こ-べつ【戸別】🔗🔉

こ-べつ [0] 【戸別】 一軒一軒。家ごと。

こべつ-ほうもん【戸別訪問】🔗🔉

こべつ-ほうもん ―ハウ― [4] 【戸別訪問】 (名)スル 家を一軒一軒訪問すること。特に,選挙の投票依頼のための訪問。日本では公職選挙法によって禁止されている。

こ-ほう【戸部】🔗🔉

こ-ほう 【戸部】 〔「ほう」は漢音〕 民部省の唐名。こぶ。「―の家をば出されたり/折たく柴の記」

と【戸】🔗🔉

[0] 【戸】 〔「門(ト)」と同源〕 窓や出入り口,門・戸棚などに取り付け,開閉して内部と外部とを仕切ったり,出入り口を閉ざしたりするための建具の総称。「雨―」「―をあける」

と【門・戸】🔗🔉

【門・戸】 (1)家の出入り口。戸口。かど。もん。「後つ―より逃げ出でて/古事記(中訓)」 (2)海峡などの,両岸がせばまった水流の出入りする所。水門(ミト)。瀬戸。「天離る鄙(ヒナ)の長道ゆ恋ひ来れば明石の―より大和島見ゆ/万葉 255」

と-あたり【戸当(た)り】🔗🔉

と-あたり [2] 【戸当(た)り】 (1)扉を閉じた時,扉が行き過ぎないように方立(ホウダテ)または枠に取り付けた突出部。 (2)戸を開いた時,戸が壁などに当たらないようにする金具。ドアストッパー。

と-いた【戸板】🔗🔉

と-いた [0] 【戸板】 (1)雨戸として用いられる板。はずして人や物を運ぶ時に使う語。「負傷者を―で運ぶ」 (2)「戸板平目(ビラメ)」に同じ。

といた=に豆🔗🔉

――に豆 〔戸板の上に置いた豆は転がって扱いづらいことから〕 思うようにならないことのたとえ。

といた-がえし【戸板返し】🔗🔉

といた-がえし ―ガヘシ [4] 【戸板返し】 (1)歌舞伎の仕掛け物の一。一枚の戸板の表裏に別々の衣装を取りつけておき,顔にあたる部分にあけた穴から俳優が顔のみを見せて早変わりするもの。四世鶴屋南北作「東海道四谷怪談」の隠亡堀(オンボウボリ)の場で用いられたものが最初という。 (2)(転じて)人の態度などが急変すること。

といた-びらめ【戸板平目】🔗🔉

といた-びらめ [4] 【戸板平目】 ヒラメの特に大きなもの。といた。

とがくし【戸隠】🔗🔉

とがくし 【戸隠】 長野県北部,戸隠山麓にある地名。天手力男命(アマノタヂカラオノミコト)が投げた天岩戸の落ちた所という。

とがくし-しょうま【戸隠升麻】🔗🔉

とがくし-しょうま [5] 【戸隠升麻】 メギ科の多年草。日本特産で中部地方の林中に生える。高さ約30センチメートル。葉は三出複葉で茎頂に二個対生する。六月頃茎頂の花柄に淡紫色の花を下向きにつける。萼片(ガクヘン)は六個,花弁は小さい。戸隠山中で最初に発見された。戸隠草。

とがくし-じんじゃ【戸隠神社】🔗🔉

とがくし-じんじゃ 【戸隠神社】 長野県戸隠にある神社。祭神は天手力男命(アマノタヂカラオノミコト)。中世には修験者の道場として栄えた。

とがくし-やま【戸隠山】🔗🔉

とがくし-やま 【戸隠山】 長野県北部,戸隠村にある山。海抜1904メートル。全山凝灰岩質集塊岩からなり,鋸(ノコギリ)状の崖が連なる。古来,山伏の修験道場。

とがわ【戸川】🔗🔉

とがわ トガハ 【戸川】 姓氏の一。

とがわ-しゅうこつ【戸川秋骨】🔗🔉

とがわ-しゅうこつ トガハシウコツ 【戸川秋骨】 (1870-1939) 評論家・英文学者。熊本県生まれ。本名,明三。東大卒。1893年(明治26)島崎藤村らと「文学界」を創刊。のち慶大教授。翻訳家としても知られる。

と-かんむり【戸冠】🔗🔉

と-かんむり [2] 【戸冠】 漢字の冠の一。「房」「扉」「扁」などの「戸」の部分。戸垂れ。

と-ぐち【戸口】🔗🔉

と-ぐち [1][0] 【戸口】 建物の出入り口。

とぐら【戸倉】🔗🔉

とぐら 【戸倉】 長野県北部,埴科(ハニシナ)郡の町。北国街道の旧宿場町・温泉町。

とぐら-かみやまだ-おんせん【戸倉上山田温泉】🔗🔉

とぐら-かみやまだ-おんせん ―ヲンセン 【戸倉上山田温泉】 長野県戸倉町と更級(サラシナ)郡上山田町にまたがる温泉街。千曲川の中流域で,背後に冠着山(カムリキヤマ)がある。単純硫黄泉。

と-ぐるま【戸車】🔗🔉

と-ぐるま [2] 【戸車】 戸の上または下に取り付けて,滑らかに動くようにする小さな車。滑り車。

とさか【戸坂】🔗🔉

とさか 【戸坂】 姓氏の一。

とさか-じゅん【戸坂潤】🔗🔉

とさか-じゅん 【戸坂潤】 (1900-1945) 哲学者・評論家。東京生まれ。京大卒。新カント派からマルクス主義的立場に転じ,主に科学方法論・イデオロギー論に関心を寄せる。唯物論研究会を創立し,時の反動化に抗したが,治安維持法により検挙,1944年(昭和19)下獄,翌年,長野刑務所で獄死。著「日本イデオロギー論」など。

と-じまり【戸締(ま)り】🔗🔉

と-じまり [2] 【戸締(ま)り】 (名)スル 出入り口の戸や窓などを締め,鍵をかけたりなどして,外から入れないようにすること。「―を厳重にする」「―して出かける」

と-じめ【戸締め】🔗🔉

と-じめ [0] 【戸締め】 (1)戸を締めること。戸が締めてあること。 (2)江戸時代,庶民に科せられた刑の一。家の戸を締めて釘付けし,中で謹慎させる。押し込め。釘付け。

と-しょうじ【戸障子】🔗🔉

と-しょうじ ―シヤウジ [2] 【戸障子】 戸と障子。

とだ【戸田】🔗🔉

とだ 【戸田】 埼玉県南部,荒川中流域北岸の市。近世,中山道の渡しが置かれた。住宅地・工場地化が進む。

とだ【戸田】🔗🔉

とだ 【戸田】 姓氏の一。

とだ-きょくざん【戸田旭山】🔗🔉

とだ-きょくざん 【戸田旭山】 (1696-1769) 江戸中期の医者・本草家。備前国の人。名は斎(イツキ)。自宅に薬草園をつくり薬物会を開く。著「非薬選」「文会録」など。

とだ-じょうせい【戸田城聖】🔗🔉

とだ-じょうせい ―ジヤウセイ 【戸田城聖】 (1900-1958) 宗教家。石川県生まれ。牧口常三郎に出会い,創価学会の前身である創価教育学会の旗上げに参加,理事長となる。学会の政治進出を理論化し,公明党の基盤をつくった。

とだ-ていぞう【戸田貞三】🔗🔉

とだ-ていぞう ―テイザウ 【戸田貞三】 (1887-1955) 社会学者。兵庫県生まれ。東大教授。実証的学風の確立につとめ,家族構造とその機能を分析した「家族構成」を著した。

とだ-もすい【戸田茂睡】🔗🔉

とだ-もすい 【戸田茂睡】 (1629-1706) 江戸前期の歌人・歌学者。駿河の人。名は恭光(ヤスミツ)。通称,茂右衛門。号,梨本(ナシノモト)。古今伝授や制禁の詞を認めず,二条家歌学を攻撃,近世革新派の先駆となる。著「梨本集」「僻言調(ヒガゴトシラベ)」「紫の一本」など。

とだ-しば【戸田芝】🔗🔉

とだ-しば [0] 【戸田芝】 イネ科の多年草。日当たりのよい草原や荒地に自生。根生葉は線形。夏から秋にかけ,高さ80センチメートル内外の花茎を立て,淡緑色または紫色を帯びた小穂を円錐状につける。バレンシバ。

とだ-たいしどう【戸田太子堂】🔗🔉

とだ-たいしどう ―タイシダウ 【戸田太子堂】 ⇒鶴林寺(カクリンジ)

と-だて【戸立て】🔗🔉

と-だて [0] 【戸立て】 (1)戸を立てること。戸をしめること。 (2)和船の艫(トモ)の傾斜板。戸立て板。

とたて-ぐも【戸閉蜘蛛】🔗🔉

とたて-ぐも [4] 【戸閉蜘蛛】 トタテグモ科とカネコトタテグモ科に属するクモの総称。体長15ミリメートル内外。地面に穴を掘って円筒状の巣を造り,入り口に扉をつける。夜,巣から出て昆虫などを食う。カネコトタテグモ科は日本と北アメリカだけに分布。

と-だな【戸棚】🔗🔉

と-だな [0] 【戸棚】 三方を板などで囲い,中に棚を造って前面に戸を設けたもの。「造りつけの―」「食器―」

とだ-りゅう【戸田流】🔗🔉

とだ-りゅう ―リウ 【戸田流】 (1)剣・小太刀・居合術などの一派。祖は天正(1573-1592)の頃の人戸田清玄吉方。 (2)薙刀(ナギナタ)術の一派。沼田藩にて戸田派武甲流の薙刀術をいう。 (3)捕手(トリテ)・鎖・縄術などの一派。祖は戸田越後守高興。

と-だれ【戸垂(れ)】🔗🔉

と-だれ [0] 【戸垂(れ)】 ⇒戸冠(トカンムリ)

と-ちょう【斗帳・戸帳】🔗🔉

と-ちょう ―チヤウ [0] 【斗帳・戸帳】 〔斗(マス)を伏せたような形をしているのでいう〕 (1)貴族の使う帳台の上からおおっている布。 (2)仏像などを安置した厨子(ズシ)などの上にかける覆い。金襴(キンラン)・錦など美しい布で作られる物が多い。

とつか【戸塚】🔗🔉

とつか 【戸塚】 (1)神奈川県横浜市南西部にある区。住宅地・内陸工業地。 (2)東京都新宿区北部にある町名。早稲田大学がその一画を占める。

とつか【戸塚】🔗🔉

とつか 【戸塚】 姓氏の一。

とつか-せいかい【戸塚静海】🔗🔉

とつか-せいかい 【戸塚静海】 (1799-1876) 幕末期の蘭方医。遠州掛川の人。シーボルトに師事。神田お玉が池種痘所設立に参加。幕府奥医師となり法印。

となせ【戸無瀬】🔗🔉

となせ 【戸無瀬】 京都市右京区,嵐山の付近の地名。「戸無瀬の滝」や「戸無瀬川(大堰川)」は歌枕として有名。「おほゐ川散るもみぢ葉にうづもれて―の滝は音のみぞする/金葉(秋)」

と-ばしり【戸走り】🔗🔉

と-ばしり [2][4] 【戸走り】 〔塗れば戸がよく滑ることから〕 虫白蝋(イボタロウ)の別名。

とばた【戸畑】🔗🔉

とばた 【戸畑】 福岡県北九州市の区の一。洞海湾に面する工業港湾地区。筑豊炭田の石炭積出港として発展,またトロール船の基地。

とばり【戸張】🔗🔉

とばり 【戸張】 姓氏の一。

とばり-こがん【戸張孤雁】🔗🔉

とばり-こがん 【戸張孤雁】 (1882-1927) 彫刻家。東京生まれ。版画・水彩画をよくし,日本水彩画会・日本創作版画協会の創立に参加。代表作「虚無」

と-ぶくろ【戸袋】🔗🔉

と-ぶくろ [2][0] 【戸袋】 開けた雨戸を引き入れるために敷居の端に設けた収納部分。

と-ぶすま【戸襖】🔗🔉

と-ぶすま [2] 【戸襖】 紙または布を張って襖のようにした板戸。

と-まえ【戸前】🔗🔉

と-まえ ―マヘ 【戸前】 ■一■ [0] (名) 土蔵の入り口の戸のある所。また,その戸。「―にある部屋」「―に錠をさす」 ■二■ (接尾) 助数詞。土蔵を数えるのに用いる。「土蔵三―」

と-まどい【戸惑い】🔗🔉

と-まどい ―マドヒ [0][3] 【戸惑い】 (名)スル (1)とまどうこと。「―を覚える」「何から云出さうと各(オノオノ)―するらしい/夢の女(荷風)」 (2)夜中に目を覚まして方角を失い,まごつくこと。ねぼけ。「小便に起きた所が,つい―をして/滑稽本・膝栗毛 2」

と-まど・う【戸惑う】🔗🔉

と-まど・う ―マドフ [3] 【戸惑う】 (動ワ五[ハ四]) 〔「とまどい」を動詞化したものか〕 予想外の事に,どう対処していいかわからずにまごつく。「急に聞かれて―・う」

とやま-が-はら【戸山ヶ原】🔗🔉

とやま-が-はら 【戸山ヶ原】 東京都新宿区にあった原。旧陸軍が練兵場などに使用。現在は住宅・文教地区。

へ【戸】🔗🔉

【戸】 民の家。また,戸籍。「秦人の―の数,総て七千五十三―/日本書紀(欽明訓)」

へ-ぬし【戸主】🔗🔉

へ-ぬし [0] 【戸主】 (1)律令制における戸の法律上の責任者。こしゅ。 (2)平城京・平安京の地割りの最小単位。一町を三二の区画に分割したもの。

へ-の-ふだ【戸の札】🔗🔉

へ-の-ふだ 【戸の札】 古代の良民の戸籍。律令時代には六年ごとに全国的に調査作成された。へのふみた。へのふんだ。へふだ。

こ【戸】(和英)🔗🔉

こ【戸】 a house;→英和 a door.→英和 40〜の村 a village of forty houses.

こがい【戸外の】(和英)🔗🔉

こがい【戸外の】 outdoor;→英和 open-air.〜で[に]in the open air;out of doors.

こごと【戸毎に】(和英)🔗🔉

こごと【戸毎に】 at every door[house];from door to door.

こしゅ【戸主】(和英)🔗🔉

こしゅ【戸主】 the head of a family.→英和

こすう【戸数】(和英)🔗🔉

こすう【戸数】 the number of houses[families].

こせき【戸籍】(和英)🔗🔉

こせき【戸籍】 the (village,town,city) register.〜に入れる have a person's name entered in one's family register.‖戸籍係 a registrar.戸籍謄(抄)本 a copy (an abstract) of one's family register.

こべつ【戸別に】(和英)🔗🔉

こべつ【戸別に】 from house[door]to house[door].戸別訪問(調査)する make a house-to-house visit (investigation).

と【戸】(和英)🔗🔉

と【戸】 a door;→英和 a sliding door (雨戸);a shutter (窓の).→英和

といた【戸板】(和英)🔗🔉

といた【戸板】 a door;→英和 a shutter.→英和

とぐち【戸口】(和英)🔗🔉

とぐち【戸口】 the doorway;→英和 the door.→英和

とぐるま【戸車】(和英)🔗🔉

とぐるま【戸車】 a roller.→英和

とじまり【戸締りをする】(和英)🔗🔉

とじまり【戸締りをする】 lock[bolt,fasten]the doors.

とだな【戸棚】(和英)🔗🔉

とだな【戸棚】 a cupboard;→英和 a cabinet;→英和 a locker;→英和 a closet (押入れ).→英和

とぶくろ【戸袋】(和英)🔗🔉

とぶくろ【戸袋】 a door case.

とまどい【戸惑い】(和英)🔗🔉

とまどい【戸惑い】 puzzlement.

広辞苑+大辞林で始まるの検索結果。もっと読み込む