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広辞苑の検索結果 (84)
きえ‐あ・う【消え敢ふ】‥アフ🔗⭐🔉
きえ‐あ・う【消え敢ふ】‥アフ
〔自下二〕
消えてしまう。すっかり消える。古今和歌集春「―・へぬ雪の花と見ゆらむ」
きえ‐い・る【消え入る】🔗⭐🔉
きえ‐い・る【消え入る】
〔自五〕
①消えてなくなる。源氏物語柏木「泡の―・るやうにてうせ給ひぬ」
②悲しさ、苦しさ、うれしさ、恥かしさなどのあまり、人心地がなくなる。気を失う。源氏物語蜻蛉「言ふ人も―・り、え言ひやらず」
③息が絶える。死ぬ。落窪物語4「つひに七日に―・り給ひぬ」
きえ‐う・せる【消え失せる】🔗⭐🔉
きえ‐う・せる【消え失せる】
〔自下一〕[文]きえう・す(下二)
①消えてなくなる。全く見えなくなる。万葉集9「心さへ―・せたれやことも通はぬ」。「とっとと―・せろ」
②命が絶える。行宗集「世に―・すと誰か知るべき」
きえ‐かえ・る【消え返る】‥カヘル🔗⭐🔉
きえ‐かえ・る【消え返る】‥カヘル
〔自四〕
①「消える」を強めていう語。蜻蛉日記上「さだめなく―・りつる露よりも」
②思いつめて心が消え入りそうになる。死ぬほどに思う。宇津保物語貴宮「黄なる泉に―・り」
③消えてはまた現れる。新古今和歌集冬「―・り岩間にまよふ水の泡の」
きえ‐がた【消え方】🔗⭐🔉
きえ‐がた【消え方】
消えそうな様子。また、その時。枕草子251「雪は…すこし―になりたるほど」
きえ‐がて【消え難】🔗⭐🔉
きえ‐がて【消え難】
消えにくいさま。古今和歌集春「雪ぞ降りつつ―にする」。新千載和歌集雑「―の花の雪ふむ朝戸出に」
きえ‐ぎえ【消え消え】🔗⭐🔉
きえ‐ぎえ【消え消え】
いまにも消え入ろうとするさま。生きた心地もしないさま。太平記10「目もくれ、心―となりしかど」。「―に残る雪」
きえ‐さ・る【消え去る】🔗⭐🔉
きえ‐さ・る【消え去る】
〔自五〕
消えてなくなる。
きえ・す【消えす】🔗⭐🔉
きえ・す【消えす】
〔自サ変〕
(多く「消えせぬ」という打消の形で)消える。後撰和歌集恋「山隠れ―・せぬ雪のわびしきは」
きえ‐そ・める【消え初める】🔗⭐🔉
きえ‐そ・める【消え初める】
〔自下一〕[文]きえそ・む(下二)
消えはじめる。炭俵「初雪やまづ馬屋から―・むる」(許六)
きえ‐つ・く【消え尽く】🔗⭐🔉
きえ‐つ・く【消え尽く】
〔自上二〕
消えてしまう。ことごとく消える。玉葉集釈教「空の薄霧―・きて」
きえ‐とま・る【消え止る】🔗⭐🔉
きえ‐とま・る【消え止る】
〔自四〕
消えないで残りとどまる。源氏物語若菜下「―・るほどやは経べき」
きえ‐のこ・る【消え残る】🔗⭐🔉
きえ‐のこ・る【消え残る】
〔自五〕
①消えずに少し残る。「雪が―・る」
②生き残る。源氏物語若菜下「女君―・りたるいとほしみに」
きえ‐は・てる【消え果てる】🔗⭐🔉
きえ‐は・てる【消え果てる】
〔自下一〕[文]きえは・つ(下二)
①全く消える。
②息が絶える。死ぬ。伊勢物語「我が身は今ぞ―・てぬめる」
③関係が全く絶える。後撰和歌集恋「―・ててやみぬばかりか」
きえ‐まど・う【消え惑ふ】‥マドフ🔗⭐🔉
きえ‐まど・う【消え惑ふ】‥マドフ
〔自四〕
死ぬほどまでに思い迷う。源氏物語帚木「―・へるけしきいと心苦しく」
きえ‐やら‐ず【消えやらず】🔗⭐🔉
きえ‐やら‐ず【消えやらず】
(消えるはずのものが)まだ消えない。平家物語灌頂「峰の白雪消えやらで」
き・える【消える】🔗⭐🔉
き・える【消える】
〔自下一〕[文]き・ゆ(下二)
①霜・雪などがとけて、あとかたもなくなる。融解する。万葉集2「露こそば朝あしたに置きて夕べは―・ゆといへ」
②熱や光が絶える。源氏物語夕顔「西の妻戸にいでて戸をおしあけ給へれば、わたどのの火も―・えにけり」。「電灯が―・える」
③事物があとかたなく亡びる。形が無くなる。竹取物語「しひて仕うまつらせ給はば―・えうせなむず」。日葡辞書「ジガキエタ」。「人影が闇の中に―・える」
④それまでの感覚がなくなる。「鐘の音が―・える」「痛みが―・える」
⑤それまでの心情がなくなる。解消する。源氏物語賢木「ここら思ひ集め給へるつらさも―・えぬべし」。「わだかまりが―・える」
⑥死ぬ。源氏物語若菜上「やがて―・え給ひなば、甲斐なくなむ」。平家物語2「さすが露の命―・えやらず」
⑦悲しみなどのために我を失う。喪心する。平家物語2「信俊目もくれ心も―・えて覚ゆる」
きえ‐わ・ぶ【消え侘ぶ】🔗⭐🔉
きえ‐わ・ぶ【消え侘ぶ】
〔自上二〕
死ぬほどにつらく思う。俊成女集「―・びぬ命をあだにかけそめし」
く【消】🔗⭐🔉
く【消】
〔自下二〕
(上代では「きゆ」より多く用いられるが、未然・連用・終止形のみ)消える。万葉集5「早くな散りそ雪は消けぬとも」。万葉集17「立山たちやまの雪し消くらしも」
け‐う・す【消失す】🔗⭐🔉
け‐う・す【消失す】
〔自下二〕
消えてなくなる。万葉集9「反側こいまろび足ずりしつつ頓たちまちに心―・せぬ」→け(消)
けし‐あい【消し合い】‥アヒ🔗⭐🔉
けし‐あい【消し合い】‥アヒ
江戸時代、大坂米市場の帳合米ちょうあいまい取引における清算事務。仲買人から書き出した売買米をつきあわせ、差金の授受を取り扱った。はじめ3日ごとに消し合ったが、のち十日消・半月消といって月2〜3回清算した。
けし‐いん【消印】🔗⭐🔉
けし‐いん【消印】
消したしるしに押す印。特に、郵便局で使用済の表示として郵便切手や葉書に押す日付印。「二日前の―」
けし‐くち【消口】🔗⭐🔉
けし‐くち【消口】
消火にとりかかる場所。
⇒消口を取る
○消口を取るけしくちをとる
ある消防組が、他の組に先んじて消口をつくる。そこにその組の纏まといを立てる。
⇒けし‐くち【消口】
○消口を取るけしくちをとる🔗⭐🔉
○消口を取るけしくちをとる
ある消防組が、他の組に先んじて消口をつくる。そこにその組の纏まといを立てる。
⇒けし‐くち【消口】
けしく‐は‐あらず【異しくはあらず】
「けしゅうはあらず」に同じ。→けし4
げじ‐げじ【蚰蜒】ゲヂゲヂ
(歴史的仮名遣いはゲジゲジとも)
①〔動〕ゲジ(蚰蜒)の俗称。〈[季]夏〉。〈日葡辞書〉
②忌み嫌われる人。「―野郎」
③(「非」の字がゲジの形に似ているからいう)非職の官吏の称。
⇒げじげじ‐しだ【蚰蜒羊歯】
⇒げじげじ‐まゆ【蚰蜒眉】
げじげじ‐しだ【蚰蜒羊歯】ゲヂゲヂ‥
ヒメシダ科の落葉性シダ。葉は束生し、高さ60センチメートルに達する。羽片うへんは左右に張り出し、ゲジの足並びを思わせる。本州東北南部から東南アジアに分布。
⇒げじ‐げじ【蚰蜒】
げじげじ‐まゆ【蚰蜒眉】ゲヂゲヂ‥
濃く太く、ゲジゲジの形に似た眉。
⇒げじ‐げじ【蚰蜒】
けし‐こみ【消し込み】
魚釣りで、魚がかかって水面の浮きが水中に引き込まれること。
けし‐ゴム【消しゴム】
鉛筆などで書いたあとをこすって消すのに用いるゴム。ゴム消し。
けし‐さ・る【消し去る】
〔他五〕
あとかたもなく消す。「記憶から―・る」
げじ‐じょう【下知状】‥ヂジヤウ
⇒げちじょう
けし‐ず【芥子酢】
合せ酢の一種。ケシの実を炒いってすりつぶし、甘酢・三杯酢などを加えて裏漉うらごしにしたもの。
けし‐ずみ【消炭】
①薪や炭の火を中途で消してできた軟らかい炭。おきずみ。〈[季]冬〉
②吉原の遊郭で、風呂番の男。
③(夜中何時でも起こされるのを消炭のおきやすいのにかけていう)引手茶屋の使用人。田沢稲舟、五大堂「お神は如才なく―をよびて、あの、お松や、お前尾彦へ行ゆツてお座敷を見てきておくれ」
④(すぐおこるから)気の短い者。
⇒けしずみ‐いろ【消炭色】
けしずみ‐いろ【消炭色】
やや紫色を帯びた濃い鼠色。
⇒けし‐ずみ【消炭】
げし‐せん【夏至線】
「回帰線かいきせん」参照。
けし‐だま【芥子玉】
①ケシの種のような細かい玉を散らした模様。豆絞りの一層細かいもので、手拭などの染模様にする。けし。けしあられ。
②露の異称。
けし‐つぶ【芥子粒】
ケシの種子。きわめて微細なものにたとえる。「水平線上に見える―ほどの船影」
けし‐つぼ【消壺】
(→)火消壺に同じ。
けし‐て【決して】
〔副〕
(→)「けっして」に同じ。
げし‐てん【夏至点】
黄道上で春分点の東方90度の点。すなわち、黄道上で赤道以北の最も遠い点。夏至には太陽がこの点にある。
けし‐と・ぶ【消し飛ぶ】
〔自五〕
①けつまずく。平治物語「馬逆木さかもぎに―・んで倒れければ」
②「飛ぶ」を強めていう語。勢いよくはね飛ばされて、なくなる。いっぺんになくなる。「不安が―・ぶ」「暴落で利益が―・ぶ」
けし‐と・む
〔自四〕
(→)「消し飛ぶ」1に同じ。浄瑠璃、生写朝顔話「声に喫驚びっくり―・む内、駈来る関助」
けし‐と・める【消し止める】
〔他下一〕[文]けしと・む(下二)
①火を消して、燃えひろがるのをとめる。
②転じて、うわさなどが他にひろがるのを防ぎとめる。「悪い評判を―・める」
げし‐な・る【御寝成る】
〔自四〕
(ギョシナルの転)おやすみになる。誹風柳多留4「素壱歩は―・りませで安堵する」
げし‐にん【解死人・下手人】
(ゲシュニン(下手人)の転)犯人の引渡しを要求されて、身代りに立つ者。室町時代、集団間の闘争の解決法として、相手側に引き渡された。〈日葡辞書〉
けし‐にんぎょう【芥子人形】‥ギヤウ
きわめて小さい衣裳人形。雛祭ひなまつりに用い、また玩具とする。豆人形。好色一代男1「―、おきあがり、雲雀笛を取り揃へ」
芥子人形
けし‐ぬい【芥子繍】‥ヌヒ
日本刺繍ししゅうの技法の一つ。芥子粒のような小さな点を表す刺し方。
け‐しね【褻稲】
自家食用の穀物。飯米に限らない。
けし‐の‐か【芥子香】
密教で、護摩ごまを修するとき供える芥子が焼けるにおい。雨月物語4「―にしみたる袈裟とり出でて」→芥子焼けしやき
けし‐びな【芥子雛】
きわめて小さい雛人形。まめびな。
げじ‐ふだ【下知札】‥ヂ‥
下知の高札。制札せいさつ。
けし‐ふん【消粉】
金銀の箔を膠にかわまたは水飴と混ぜ、乾燥後に揉んで粉末にしたもの。蒔絵に用いる。
⇒けしふん‐まきたて【消粉蒔立】
けしふん‐まきたて【消粉蒔立】
最も簡易な蒔絵。漆で模様を描いて適度に乾かし、消粉を綿につけて摩擦しながら蒔きつけたもの。消粉蒔絵。
⇒けし‐ふん【消粉】
けし‐ぼうず【芥子坊主】‥バウ‥
①ケシの果実。〈[季]夏〉
②幼児の髪型で、頭の周囲の髪を剃って、脳天にだけ毛を残したもの。芥子。芥子坊。おけし。すずしろ。浮世風呂2「―のおかみさんが何所にあるもんか」
芥子坊主
けし‐ぼん【芥子本】
(→)豆本まめほんに同じ。
けし‐まく【消幕】
歌舞伎で、死んだ役の人を舞台からひっこませる時に後見こうけんがかざす黒または赤色の布きれ。
けし‐むらさき【滅紫】
紫の少しあせたような色。めっし。
Munsell color system: 10P3/3
けじめケヂメ
①区別。わかち。わけめ。伊勢物語「思ふをも思はぬをも―見せぬ心なむありける」。「公私の―」
②道徳や慣習として守らなければならない区別。「長幼の―」「―を守る」
③へだて。しきり。源氏物語若菜下「御障子を放ちて、こなたかなた御几帳ばかりを―にて」
⇒けじめを食う
⇒けじめを付ける
けし‐めっき【消鍍金】
金または銀の細粉末を水銀にまぜてつくったアマルガムを金属の面に付着させ、炭火にかざして作った鍍金。
け‐しめ・る【気湿る】
〔自四〕
しめる。うるおう。
けし‐ぬい【芥子繍】‥ヌヒ
日本刺繍ししゅうの技法の一つ。芥子粒のような小さな点を表す刺し方。
け‐しね【褻稲】
自家食用の穀物。飯米に限らない。
けし‐の‐か【芥子香】
密教で、護摩ごまを修するとき供える芥子が焼けるにおい。雨月物語4「―にしみたる袈裟とり出でて」→芥子焼けしやき
けし‐びな【芥子雛】
きわめて小さい雛人形。まめびな。
げじ‐ふだ【下知札】‥ヂ‥
下知の高札。制札せいさつ。
けし‐ふん【消粉】
金銀の箔を膠にかわまたは水飴と混ぜ、乾燥後に揉んで粉末にしたもの。蒔絵に用いる。
⇒けしふん‐まきたて【消粉蒔立】
けしふん‐まきたて【消粉蒔立】
最も簡易な蒔絵。漆で模様を描いて適度に乾かし、消粉を綿につけて摩擦しながら蒔きつけたもの。消粉蒔絵。
⇒けし‐ふん【消粉】
けし‐ぼうず【芥子坊主】‥バウ‥
①ケシの果実。〈[季]夏〉
②幼児の髪型で、頭の周囲の髪を剃って、脳天にだけ毛を残したもの。芥子。芥子坊。おけし。すずしろ。浮世風呂2「―のおかみさんが何所にあるもんか」
芥子坊主
けし‐ぼん【芥子本】
(→)豆本まめほんに同じ。
けし‐まく【消幕】
歌舞伎で、死んだ役の人を舞台からひっこませる時に後見こうけんがかざす黒または赤色の布きれ。
けし‐むらさき【滅紫】
紫の少しあせたような色。めっし。
Munsell color system: 10P3/3
けじめケヂメ
①区別。わかち。わけめ。伊勢物語「思ふをも思はぬをも―見せぬ心なむありける」。「公私の―」
②道徳や慣習として守らなければならない区別。「長幼の―」「―を守る」
③へだて。しきり。源氏物語若菜下「御障子を放ちて、こなたかなた御几帳ばかりを―にて」
⇒けじめを食う
⇒けじめを付ける
けし‐めっき【消鍍金】
金または銀の細粉末を水銀にまぜてつくったアマルガムを金属の面に付着させ、炭火にかざして作った鍍金。
け‐しめ・る【気湿る】
〔自四〕
しめる。うるおう。
けし‐こみ【消し込み】🔗⭐🔉
けし‐こみ【消し込み】
魚釣りで、魚がかかって水面の浮きが水中に引き込まれること。
けし‐ゴム【消しゴム】🔗⭐🔉
けし‐ゴム【消しゴム】
鉛筆などで書いたあとをこすって消すのに用いるゴム。ゴム消し。
けし‐さ・る【消し去る】🔗⭐🔉
けし‐さ・る【消し去る】
〔他五〕
あとかたもなく消す。「記憶から―・る」
けし‐と・ぶ【消し飛ぶ】🔗⭐🔉
けし‐と・ぶ【消し飛ぶ】
〔自五〕
①けつまずく。平治物語「馬逆木さかもぎに―・んで倒れければ」
②「飛ぶ」を強めていう語。勢いよくはね飛ばされて、なくなる。いっぺんになくなる。「不安が―・ぶ」「暴落で利益が―・ぶ」
けし‐と・める【消し止める】🔗⭐🔉
けし‐と・める【消し止める】
〔他下一〕[文]けしと・む(下二)
①火を消して、燃えひろがるのをとめる。
②転じて、うわさなどが他にひろがるのを防ぎとめる。「悪い評判を―・める」
け・す【消す】🔗⭐🔉
け・す【消す】
〔他五〕
(古くは「消けつ」)
①火の燃えるのをとめる。曾我物語5「まづ灯火を―・せ」。天草本伊曾保物語「少しの火を―・さねば猛火みょうかの禍が出来」
②なくならせる。除く。去る。西大寺本最勝王経平安初期点「諸の毒害を消ケサむ」。曠野「宵闇の稲妻―・すや月の顔」(長虹)。「においを―・す」「証拠を―・す」
③(塗ったり削ったりして)形跡が見えないようにする。日葡辞書「ジヲケス」。「姿を―・す」
④(多く「肝を―・す」の形で)驚き・悲しみなどのために心の平静を失う。平家物語12「駒をはやむる武士あれば、我が頸討たんずるかと肝を―・し」。御伽草子、梵天国「雷一つ二つ鳴りまはる。それさへ肝を―・しつるに」
⑤くさす。けなす。甲陽軍鑑5「そしるも―・すも無案内なる者ども」
⑥たやす。ほろぼす。殺す。「うわさを―・す」「邪魔者を―・す」
⑦スイッチを切って器具の使用をやめる。「電灯を―・す」「テレビを―・す」
け・つ【消つ】🔗⭐🔉
け・つ【消つ】
〔他四〕
(「消す」の古形)
①火の燃えるのをとめる。万葉集3「燃ゆる火を雪もち―・ち」
②なくならせる。除く。去る。源氏物語少女「世を保ち給ふべき御宿世は―・たれぬものにこそと」
③驚きや悲しみなどのために心の平静を失う。平家物語7「令旨の趣肝に銘じ、同類の悲しみ魂を―・つ」
④悪く言う。けなす。源氏物語若菜上「さすがに心うつくしう人をも―・たず」
⑤おしのける。圧倒する。源氏物語東屋「かたちよき人は人を―・つこそ憎けれ」
け‐のこ・る【消残る】🔗⭐🔉
け‐のこ・る【消残る】
〔自四〕
消え残る。万葉集19「この雪の―・る時にいざ行かな」
け‐やす・し【消易し】🔗⭐🔉
け‐やす・し【消易し】
〔形ク〕
消えやすい。はかない。万葉集5「朝露の―・き我が身」
しょうえん‐ざい【消炎剤】セウ‥🔗⭐🔉
しょうえん‐ざい【消炎剤】セウ‥
急性炎症の主症状である腫れ・痛み・発熱を抑える効果をもつ薬剤。ステロイド剤・サリチル酸剤・抗ヒスタミン剤などのほか、解熱・罨法あんぽう・収斂しゅうれん剤などがある。
しょう‐おん【消音】セウ‥🔗⭐🔉
しょう‐おん【消音】セウ‥
雑音や爆音を消すこと。
⇒しょうおん‐き【消音器】
しょうおん‐き【消音器】セウ‥🔗⭐🔉
しょうおん‐き【消音器】セウ‥
内燃機関から出る爆音を減ずる装置。また、銃砲の発射音を小さくする装置。サイレンサー。マフラー。
⇒しょう‐おん【消音】
しょう‐か【消化】セウクワ🔗⭐🔉
しょう‐か【消化】セウクワ
①[周書蘇綽伝]物が消えうせて変化すること。原形をなくして変化させること。
②〔生〕(digestion)栄養物質を、細胞によって利用し得る単純な形態に変化させる過程。脊椎動物では消化管内で消化液の分泌により行われる。細胞外消化。→同化3。
③転じて、読みまたは聴いた説などを十分に理解して自分の真の知識とすること。「未―の知識」
④処理すべき事物を残らず始末すること。「日程を―する」「売物を―する」
⇒しょうか‐えき【消化液】
⇒しょうか‐かん【消化管】
⇒しょうかかん‐ホルモン【消化管ホルモン】
⇒しょうか‐き【消化器】
⇒しょうか‐こうそ【消化酵素】
⇒しょうか‐ざい【消化剤】
⇒しょうか‐じあい【消化試合】
⇒しょうかせい‐かいよう【消化性潰瘍】
⇒しょうか‐せん【消化腺】
⇒しょうか‐ふりょう【消化不良】
しょう‐か【消夏・銷夏】セウ‥🔗⭐🔉
しょう‐か【消夏・銷夏】セウ‥
夏の暑さをしのぐこと。あつさよけ。「―法」
しょうか‐えき【消化液】セウクワ‥🔗⭐🔉
しょうか‐えき【消化液】セウクワ‥
食物を消化するために、腺細胞から消化管内に分泌される液体。消化酵素を含む。唾液・胃液・膵液すいえき・腸液など。
⇒しょう‐か【消化】
しょうか‐かん【消化管】セウクワクワン🔗⭐🔉
しょうか‐かん【消化管】セウクワクワン
動物が摂取した食物の通路で、消化・吸収を行う管の総称。普通、口に始まって肛門に終わり、哺乳類では食道・胃・小腸・大腸などに、昆虫では前腸・中腸・後腸に分かれて、種々の消化腺が付属・開口している。
⇒しょう‐か【消化】
しょうかかん‐ホルモン【消化管ホルモン】セウクワクワン‥🔗⭐🔉
しょうかかん‐ホルモン【消化管ホルモン】セウクワクワン‥
消化管粘膜の細胞から分泌され、消化腺の運動機能や分泌を促進または抑制するホルモン。ガストリン・セクレチン・コレシストキニン‐パンクレオザイミン・ソマトスタチンなど。多くはペプチド‐ホルモン。
⇒しょう‐か【消化】
しょうか‐き【消化器】セウクワ‥🔗⭐🔉
しょうか‐き【消化器】セウクワ‥
身体に摂取した栄養物を貯蔵・消化・吸収する器官の総称。普通は細胞外消化のためのものをいう。高等動物では口腔・食道・胃・腸・消化腺など。消化器官。消食器。
⇒しょう‐か【消化】
しょうか‐き【消火器】セウクワ‥🔗⭐🔉
しょうか‐き【消火器】セウクワ‥
火災にあたって初期消火に用いる小型可搬式の器具。
⇒しょう‐か【消火】
しょうか‐こうそ【消化酵素】セウクワカウ‥🔗⭐🔉
しょうか‐こうそ【消化酵素】セウクワカウ‥
消化にたずさわる酵素の総称。アミラーゼ・ペプシン・リパーゼなど。
⇒しょう‐か【消化】
○情が強いじょうがこわい
他人の意志や感情に動かされず、自分の考えに固執する。強情である。
⇒じょう【情】
しょうか‐ざい【消化剤】セウクワ‥🔗⭐🔉
しょうか‐ざい【消化剤】セウクワ‥
消化を促進する薬剤。健胃剤およびジアスターゼ・ペプシンなどの消化酵素製剤の類。
⇒しょう‐か【消化】
しょうか‐ざん【消火山】セウクワ‥🔗⭐🔉
しょうか‐ざん【消火山】セウクワ‥
(→)死火山に同じ。
⇒しょう‐か【消火】
しょうか‐じあい【消化試合】セウクワ‥アヒ🔗⭐🔉
しょうか‐じあい【消化試合】セウクワ‥アヒ
優勝や順位が決まった後、あらかじめ定められた日程を処理するために行う試合。
⇒しょう‐か【消化】
しょうかせい‐かいよう【消化性潰瘍】セウクワ‥クワイヤウ🔗⭐🔉
しょうかせい‐かいよう【消化性潰瘍】セウクワ‥クワイヤウ
胃液の消化作用を主とする攻撃因子と、粘膜修復に働く防御因子とのバランスが崩れることによって発生する胃および十二指腸の潰瘍。若年では十二指腸潰瘍が多く、高齢になるほど胃潰瘍が多くなる。→胃潰瘍→十二指腸潰瘍。
⇒しょう‐か【消化】
しょうか‐せん【消化腺】セウクワ‥🔗⭐🔉
しょうか‐せん【消化腺】セウクワ‥
消化管に付属し、消化液を分泌する腺。唾液腺・肝臓・膵臓・胃腺・腸腺、昆虫の中腸腺など。
⇒しょう‐か【消化】
しょうか‐せん【消火栓】セウクワ‥🔗⭐🔉
しょうか‐せん【消火栓】セウクワ‥
消火用の水道の給水栓。
⇒しょう‐か【消火】
しょう‐かち【消渇・痟
】セウ‥🔗⭐🔉
しょう‐かち【消渇・痟
】セウ‥
①糖尿病。
の病。〈倭名類聚鈔3〉
②女性の淋菌感染症の俗称。
】セウ‥
①糖尿病。
の病。〈倭名類聚鈔3〉
②女性の淋菌感染症の俗称。
しょう‐かつ【消渇】セウ‥🔗⭐🔉
しょう‐かつ【消渇】セウ‥
⇒しょうかち。〈日葡辞書〉
しょうか‐ふりょう【消化不良】セウクワ‥リヤウ🔗⭐🔉
しょうか‐ふりょう【消化不良】セウクワ‥リヤウ
消化が十分に行われない病症。疲労・運動不足・暴飲・暴食または不良消化物・腐敗物などの摂取によって起こり、食欲減退、胃部の疼痛、または嘔吐おうと・下痢などを発する。
⇒しょう‐か【消化】
しょう‐かん【消閑】セウ‥🔗⭐🔉
しょう‐かん【消閑】セウ‥
ひまをつぶすこと。「―の具」
しょう‐きゃく【消却・銷却】セウ‥🔗⭐🔉
しょう‐きゃく【消却・銷却】セウ‥
①けすこと。けし去ること。
②消費すること。つかうこと。
③負債・借金を返却すること。償還。→償却
しょう‐きょ【消去】セウ‥🔗⭐🔉
しょう‐きょ【消去】セウ‥
①消えさること。消しさること。
②〔心〕条件反射が、報酬を与えるのをやめることにより消えること。↔強化。
⇒しょうきょ‐ほう【消去法】
しょう‐きょく【消極】セウ‥🔗⭐🔉
しょう‐きょく【消極】セウ‥
(negative)進んでは事をしないこと。裏・陰・否定・負号・無為・保守・受動などの意を表す語。控え目。↔積極。
⇒しょうきょく‐ざい【消極剤】
⇒しょうきょく‐ざいさん【消極財産】
⇒しょうきょく‐てき【消極的】
⇒しょうきょくてき‐がいねん【消極的概念】
しょうきょく‐ざい【消極剤】セウ‥🔗⭐🔉
しょうきょく‐ざい【消極剤】セウ‥
〔化〕(→)減極剤に同じ。
⇒しょう‐きょく【消極】
しょうきょく‐ざいさん【消極財産】セウ‥🔗⭐🔉
しょうきょく‐ざいさん【消極財産】セウ‥
マイナスの財産、すなわち負債のこと。
⇒しょう‐きょく【消極】
しょうきょく‐てき【消極的】セウ‥🔗⭐🔉
しょうきょく‐てき【消極的】セウ‥
消極なさま。ひっこみがちなさま。「―な態度」↔積極的。
⇒しょう‐きょく【消極】
しょうきょくてき‐がいねん【消極的概念】セウ‥🔗⭐🔉
しょうきょくてき‐がいねん【消極的概念】セウ‥
(→)否定概念に同じ。
⇒しょう‐きょく【消極】
しょうきょ‐ほう【消去法】セウ‥ハフ🔗⭐🔉
しょうきょ‐ほう【消去法】セウ‥ハフ
①〔数〕いくつかの未知数を含む二つ以上の式から成る連立方程式を解くのに、順次に未知数の個数を減らしていき、最後に一つの未知数のみの方程式からその解を求める方法。→加減法。
②複数個の中から選ぶとき、マイナス点の多いものを順次除外し、最後に残ったものをよしとする方法。
⇒しょう‐きょ【消去】
しょう‐け【消化】セウ‥🔗⭐🔉
しょう‐け【消化】セウ‥
⇒しょうか。日葡辞書「ショクブッ(食物)ヲショウケスル」
しょう‐けん【消遣】セウ‥🔗⭐🔉
しょう‐けん【消遣】セウ‥
①うれえを消しやること。俗念を追い払うこと。
②俗に、遊戯をして煩悶を解消すること。気ばらし。
しょう‐こう【消光】セウクワウ🔗⭐🔉
しょう‐こう【消光】セウクワウ
月日をおくること。日を暮らすこと。手紙などで、自分側についていう。「無事―いたしております」
しょう‐こん【消魂・銷魂】セウ‥🔗⭐🔉
しょう‐こん【消魂・銷魂】セウ‥
①驚き悲しんで元気を失うこと。
②われを忘れて耽ること。精神を奪われること。
⇒しょうこん‐くつ【消魂窟】
しょうこん‐くつ【消魂窟】セウ‥🔗⭐🔉
しょうこん‐くつ【消魂窟】セウ‥
いろまち。遊里。
⇒しょう‐こん【消魂・銷魂】
しょう‐さん【小産・消産】セウ‥🔗⭐🔉
しょう‐さん【小産・消産】セウ‥
流産りゅうざんの異称。浄瑠璃、孕常盤「それは―ばし召されての事か」
しょう‐さん【消散・銷散】セウ‥🔗⭐🔉
しょう‐さん【消散・銷散】セウ‥
消え散ること。消えてなくなること。また、消し散らすこと。四河入海「此人と対すればすつと百憂が―するぞ」
しょう‐じ【消磁】セウ‥🔗⭐🔉
しょう‐じ【消磁】セウ‥
磁化を消し去ること。特に強磁性体の残留磁化を消すこと。
しょう‐しつ【消失】セウ‥🔗⭐🔉
しょう‐しつ【消失】セウ‥
消えうせること。消えてなくなること。「権利が―する」
しょう‐しゅう【消臭】セウシウ🔗⭐🔉
しょう‐しゅう【消臭】セウシウ
不快な臭いを消すこと。「―剤」
しょう‐しょ【消暑・銷暑】セウ‥🔗⭐🔉
しょう‐しょ【消暑・銷暑】セウ‥
暑さをしのぐこと。銷夏。
しょう‐じょ【消除】セウヂヨ🔗⭐🔉
しょう‐じょ【消除】セウヂヨ
消えてなくなること。取り消すこと。
しょう‐じん【消尽】セウ‥🔗⭐🔉
しょう‐じん【消尽】セウ‥
消耗し尽くすこと。使いきること。「体力を―する」
しょう・する【消する】セウ‥🔗⭐🔉
しょう・する【消する】セウ‥
[一]〔自サ変〕
(ショウズルとも)きえる。なくなる。雨月物語5「久しき念のここに―・じつきたるにやあらん」
[二]〔他サ変〕
①けす。なくす。
②日をおくる。暮らす。徒然草「日を―・し、月を亘りて、一生を送る」
しょう‐せつ【消雪】セウ‥🔗⭐🔉
しょう‐せつ【消雪】セウ‥
雪をとかして消すこと。融雪。「―道路」
しょう‐せっかい【消石灰】セウセキクワイ🔗⭐🔉
しょう‐せっかい【消石灰】セウセキクワイ
(生石灰の消和により得られるからいう)(→)水酸化カルシウムに同じ。
しょう‐そく【消息】セウ‥🔗⭐🔉
しょう‐そく【消息】セウ‥
(「消」は死ぬ意、「息」は生きる意。古くはセウソコとも)
①動静。安否。様子。事情。「その後の―は不明だ」
②訪れること。往来。また、来意を告げること。案内。源氏物語氏若紫「入りてせうそこせよとのたまへば」
③文通すること。また、その手紙。
⇒しょうそく‐おうらい【消息往来】
⇒しょうそく‐ぎょう【消息経】
⇒しょうそく‐し【消息子】
⇒しょうそく‐すじ【消息筋】
⇒しょうそく‐つう【消息通】
⇒しょうそく‐ぶん【消息文】
⇒消息を絶つ
しょう‐そこ【消息】セウ‥🔗⭐🔉
しょう‐そこ【消息】セウ‥
⇒しょうそく。源氏物語帚木「心には忘れずながら―などもせで」。雨月物語5「僧が―を尋ね給ふ」
⇒しょうそこ‐あわせ【消息合】
⇒しょうそこ‐が・る【消息がる】
⇒しょうそこ‐ぶみ【消息文】
[漢]消🔗⭐🔉
消 字形
筆順
〔水(氵・氺)部7画/10画/教育/3035・3E43〕
[
] 字形
〔水(氵・氺)部7画/10画〕
〔音〕ショウ〈セウ〉(呉)(漢)
〔訓〕きえる・けす
[意味]
①きえる。あとかたもなくなる。ほろびる。おとろえる。「消滅・消失・消長・解消・雲散霧消」
②けす。なくす。とかし散らす。「消費・消火・消化・消毒・抹消まっしょう」
③否定。「消極」
[解字]
形声。「水」+音符「
」(=小さくなる)。水が少なくなる、きえてなくなる意。
[下ツキ
解消・私消・費消・抹消・霧消
筆順
〔水(氵・氺)部7画/10画/教育/3035・3E43〕
[
] 字形
〔水(氵・氺)部7画/10画〕
〔音〕ショウ〈セウ〉(呉)(漢)
〔訓〕きえる・けす
[意味]
①きえる。あとかたもなくなる。ほろびる。おとろえる。「消滅・消失・消長・解消・雲散霧消」
②けす。なくす。とかし散らす。「消費・消火・消化・消毒・抹消まっしょう」
③否定。「消極」
[解字]
形声。「水」+音符「
」(=小さくなる)。水が少なくなる、きえてなくなる意。
[下ツキ
解消・私消・費消・抹消・霧消
大辞林の検索結果 (100)
きえ-い・る【消え入る】🔗⭐🔉
きえ-い・る [3][0] 【消え入る】 (動ラ五[四])
(1)しだいに消えて,なくなる。「―・るような声」
(2)(恥ずかしさ・苦しさなどで)気が遠くなる。人心地がなくなる。「あるかなきかに―・りつつ物し給ふ/源氏(桐壺)」
(3)気を失う。また,死ぬ。「目に見す見す―・り給ひにし事など語る/源氏(浮舟)」
きえ-う・せる【消え失せる】🔗⭐🔉
きえ-う・せる [4] 【消え失せる】 (動サ下一)[文]サ下二 きえう・す
(1)存在していたものが見えなくなる。人がいなくなる。「重要書類が―・せた」「とっとと―・せろ」
(2)死ぬ。「世に―・すと誰れか知るべき/行宗集」
きえ-かえ・る【消え返る】🔗⭐🔉
きえ-かえ・る ―カヘル 【消え返る】 (動ラ四)
(1)すっかり消えてしまう。「さだめなく―・りつる露よりも/蜻蛉(上)」
(2)消えては生まれることを繰り返す。「―・り岩間にまよふ水のあわの/新古今(冬)」
きえ-ぎえ【消え消え】🔗⭐🔉
きえ-ぎえ [0] 【消え消え】 (副)
(多く「に」や「と」を伴って)
(1)形や姿などがほとんど消えようとするさま。「雪が―に残っている」
(2)心が絶え入りそうなさま。生きた心地のしないさま。「目もまひ心―となれば/御伽草子・のせ猿」
きえ-さ・る【消え去る】🔗⭐🔉
きえ-さ・る [3] 【消え去る】 (動ラ五[四])
消えてなくなる。姿を消す。「視界から―・る」
きえ・す【消えす】🔗⭐🔉
きえ・す 【消えす】 (動サ変)
(多く打ち消しの助動詞「ず」を伴う)消える。死ぬ。「身は早くなき者のごとなりにしを―・せぬものは心なりけり/後撰(雑三)」
きえ-のこ・る【消え残る】🔗⭐🔉
きえ-のこ・る [4] 【消え残る】 (動ラ五[四])
(1)全部消えてしまわないで,一部分が残る。「―・った雪」
(2)生き残る。「何とて我が身―・りけむ/源氏(橋姫)」
きえ-は・てる【消え果てる】🔗⭐🔉
きえ-は・てる [4] 【消え果てる】 (動タ下一)[文]タ下二 きえは・つ
(1)すっかり消える。「望みも夢も―・てた」
(2)死ぬ。
(3)関係が全く絶える。
きえやら-ぬ【消えやらぬ】🔗⭐🔉
きえやら-ぬ 【消えやらぬ】 (連語)
(消えようとして)まだ消えないでいる。「―たそがれの光」
き・える【消える】🔗⭐🔉
き・える [0] 【消える】 (動ア下一)[文]ヤ下二 き・ゆ
(1)目に見えていたものがなくなって,見えなくなる。(ア)雪・霜などがとけてなくなる。「山の雪が―・える」(イ)火や灯火が熱・炎などを発しなくなる。「火が―・える」「蛍光灯が―・える」「テレビの画像が―・える」(ウ)形が薄れて見えなくなる。「虹が―・える」「よく―・える消しゴム」「面影が―・えない」
(2)感覚がとらえていたものが感じられなくなる。「語尾が―・える」「臭みが―・える」
(3)感情・印象など,心に感じていたものがなくなる。「憎しみが―・える」「罪の意識が―・えない」
(4)存在していた物がなくなる。行方がわからなくなる。「一家四人が―・えた」
(5)意識がなくなる。気を失う。「我にもあらぬ気色にて肝―・えゐ給へり/竹取」
(6)死ぬ。「やがて―・え給ひなばかひなくなむ/源氏(若菜上)」
きや・す【消す】🔗⭐🔉
きや・す 【消す】 (動サ四)
〔「きゆ(消)」の他動詞形〕
けす。「白山の観音これ―・させ給ふな/枕草子(九一・能因本)」
く【消】🔗⭐🔉
く 【消】 (動カ下二)
(1)とけてなくなる。消える。「立山の雪し〈く〉らしも/万葉 4024」「梅の花早くな散りそ雪は〈け〉ぬとも/万葉 849」
(2)草木などがしぼむ。また,死ぬ。「朝(アシタ)咲き夕(ユウヘ)は〈け〉ぬる月草の/万葉 2291」「朝露の〈け〉やすき我(ア)が身/万葉 885」
〔主として上代に用いられた。未然形・終止形の用例もあるが,大半は連用形で,連体・已然・命令形の用例を見ない。未然形・連用形の「け」について,動詞「きゆ(消)」の未然・連用形の「きえ」の変化したものとする説もあるが,上代には「消ゆ」の用例はきわめて少なく,「きえ」の確例もない〕
けし【消し】🔗⭐🔉
けし [0] 【消し】
(1)消すこと。「―ゴム」「火―」
(2)文字などを消した跡。「見舞の状を書きかけ,―の出来たのを引裂いて/油地獄(緑雨)」
(3)囲碁で,相手の模様を狭めるためにその周辺に石を打つこと。また,その着手。
けし-いん【消印】🔗⭐🔉
けし-いん [0] 【消印】
(1)郵便切手・葉書,印紙・証紙などが使用済みであることを示すために押す印。
(2)記載事項などを消した印として押す印。訂正印。
けし-ガラス【消し―】🔗⭐🔉
けし-ガラス [3] 【消し―】
「すりガラス」に同じ。
けし-ぐち【消し口】🔗⭐🔉
けし-ぐち [0][2] 【消し口】
〔「けしくち」とも〕
火事で,最初に消火にとりかかる場所。
けしぐち=を取・る🔗⭐🔉
――を取・る
ある火消し組が他の組に先んじて,消し口をつくる。そこに組の纏(マトイ)あるいは組の名を記した札を立てた。
けし-こみ【消し込み】🔗⭐🔉
けし-こみ [0] 【消し込み】
釣りで,魚が餌(エサ)をくわえて引き,水面の浮きが水中に引き込まれて見えなくなること。
けし-ゴム【消し―】🔗⭐🔉
けし-ゴム [0] 【消し―】
鉛筆などで書いたあとをこすって消すもの。ゴム・プラスチックなどで作る。ゴム消し。
けし-さ・る【消し去る】🔗⭐🔉
けし-さ・る [3] 【消し去る】 (動ラ五[四])
消してなくす。すっかり消してしまう。
[可能] けしされる
けし-ずみ【消し炭】🔗⭐🔉
けし-ずみ [0] 【消し炭】
おこった炭火や燃えた薪(マキ)の火を消して作った炭。火つきがよい。[季]冬。《―のすぐおこりたつ淋しさよ/虚子》
けしずみ-いろ【消し炭色】🔗⭐🔉
けしずみ-いろ [0] 【消し炭色】
非常に濃い鼠色。
けしずみ-ぐろ【消し炭黒】🔗⭐🔉
けしずみ-ぐろ [0] 【消し炭黒】
「消し炭色」に同じ。
けし-つぼ【消し壺】🔗⭐🔉
けし-つぼ [0][3] 【消し壺】
炭や薪(マキ)の火を消すのに使う壺。火消し壺。
けし-と・める【消し止める】🔗⭐🔉
けし-と・める [4][0] 【消し止める】 (動マ下一)[文]マ下二 けしと・む
(1)燃え広がろうとする火を防ぎとめる。「羽目板を焼いただけで―・めた」
(2)うわさなどが広がるのをくいとめる。「業界内部で―・める」
けし-ふん【消し粉】🔗⭐🔉
けし-ふん [0] 【消し粉】
金銀の箔(ハク)を膠(ニカワ)あるいは水飴と混ぜて乾かし,もんで粉末にしたもの。日用品の蒔絵(マキエ)に用いる。
けしふん-まきえ【消し粉蒔絵】🔗⭐🔉
けしふん-まきえ ―
[5][6] 【消し粉蒔絵】
蒔絵の一種。漆(ウルシ)で模様を描いた上に消し粉をつけて乾燥させた簡単な蒔絵。安価で簡単な技法なので日用雑貨用品に多く用いる。消し蒔絵。消し粉蒔立(マキタテ)。
[5][6] 【消し粉蒔絵】
蒔絵の一種。漆(ウルシ)で模様を描いた上に消し粉をつけて乾燥させた簡単な蒔絵。安価で簡単な技法なので日用雑貨用品に多く用いる。消し蒔絵。消し粉蒔立(マキタテ)。
けし-まく【消し幕】🔗⭐🔉
けし-まく [0] 【消し幕】
歌舞伎で,舞台上で死んだ役の俳優を,途中で退場させるときに用いる幕。後見が黒または赤幕を広げて持ち,俳優をかくしながら,共に移動して退場させる。
け・す【消す】🔗⭐🔉
け・す [0] 【消す】 (動サ五[四])
(1)目に見えているものをなくする。(ア)火・光などを消滅させる。「たき火を―・す」「あかりを―・す」(イ)文字・図形・文様・色などを,見えなくする。「黒板の字を―・す」「雪が足跡を―・してしまった」「衣類の黄ばみを―・す」(ウ)スイッチを操作して,器械・器具のはたらきを止める。「テレビを―・す」「ガスを―・し忘れないように」
(2)心や耳・舌・鼻などに感じていたものをなくする。また,感じないようにする。(ア)音や声を聞こえなくする。磁気テープなどに記録された音やデータをなくすることにもいう。「音を―・してテレビを見る」「飛行機の爆音で声が―・される」「録音を―・す」「データを―・す」(イ)記憶・感情や,匂いなどをなくする。感じなくする。「記憶から―・す」「匂いを―・す」
(3)(「姿を消す」の形で)いなくなる。その場所から見えなくなる。「ちょっと目を離したすきに,姿を―・してしまった」
(4)人を殺す。「仲間に―・されたらしい」
(5)害毒を除き去る。「毒を―・す」「其の殃(ワザワイ)を―・すには真言秘密の効験にしくはなし/太平記 12」
(6)時間を過ごす。「日月を―・す」
(7)(「肝(キモ)を消す」などの形で)心の平静を失う。「今日もや舟にのり給ふらんと肝を―・し/平家 10」
(8)否定する。打ち消す。「今云うた事は眠(ネム)た慰み,たは事なり,と―・して廻れば/浮世草子・新色五巻書」
(9)けなす。「京に来て良い事を見た目で大かた(=世間並)の事は,と―・されて/浮世草子・一代男 4」
〔中古には漢文訓読文に用いられた。→消つ。「消える」に対する他動詞〕
[可能] けせる
け・つ【消つ】🔗⭐🔉
け・つ 【消つ】 (動タ四)
(1)消滅させる。消す。「燃ゆる火を雪もて―・ち/万葉 319」「人知らば―・ちもしつべき思ひさへ/狭衣 2」
(2)心の平静さを失う。「同類の悲しみ魂を―・つ/平家 7」
(3)ないがしろにする。軽んずる。「さすがに心うつくしう人をも―・たず身をもやむごとなく心にくくもてなし/源氏(若菜上)」
(4)凌駕する。圧倒する。「かたちよき人は人を―・つこそにくけれ/源氏(東屋)」
〔平安時代には和歌・和文に用いられ,鎌倉以降「消す」が一般的になり,すたれた〕
け-やす・し【消易し】🔗⭐🔉
け-やす・し 【消易し】 (形ク)
〔「け」は下二段動詞「く(消)」の連用形〕
消えやすい。「朝露の―・き我(ア)が身/万葉 885」
しょう-えん【消炎】🔗⭐🔉
しょう-えん セウ― [0] 【消炎】
炎症を抑えること。
しょうえん-ざい【消炎剤】🔗⭐🔉
しょうえん-ざい セウ― [0][3] 【消炎剤】
炎症を治療する薬剤の総称。解熱鎮痛薬・収斂(シユウレン)薬・副腎皮質ホルモン剤など。
しょう-おん【消音】🔗⭐🔉
しょう-おん セウ― [0] 【消音】 (名)スル
爆音や雑音を小さくすること。
しょうおん-き【消音器】🔗⭐🔉
しょうおん-き セウ― [3] 【消音器】
音源を包み込み,その発生騒音を小さくする装置の総称。
(1)エンジンなどの排気音を小さくする装置。マフラー。
(2)鉄砲の発射音を小さくする装置。サイレンサー。
しょうおん-ピアノ【消音―】🔗⭐🔉
しょうおん-ピアノ セウ― [5] 【消音―】
音を外へ出さない機能を備えたピアノ。通常は鍵盤をたたくとハンマーが弦を打って音を発生するが,消音時には弦を打つ直前でハンマーを止め,かわりに電気的に音を発生する。
しょう-か【消化】🔗⭐🔉
しょう-か セウクワ [0] 【消化】 (名)スル
(1)生物が食物を吸収しやすいように変化させるはたらき。咀嚼(ソシヤク)などによる機械的消化と,消化酵素によって加水分解する化学的消化の二段階がある。
→細胞内消化
(2)読書などで得た知識を十分理解して,自分のものにすること。「教義を―している」
(3)与えられた仕事や予算などを残さず処理すること。「ノルマを―する」
しょうか-えき【消化液】🔗⭐🔉
しょうか-えき セウクワ― [3] 【消化液】
消化腺から消化管内に分泌され,摂取した食物を消化する液体。種々の消化酵素を含む。唾液・胃液・膵液(スイエキ)・胆汁・腸液など。
しょうか-かん【消化管】🔗⭐🔉
しょうか-かん セウクワクワン [0] 【消化管】
口腔に始まり,咽頭・食道・胃・小腸・大腸を経て肛門に終わる一条の管。食物の消化・吸収を行う。
しょうか-き【消化器】🔗⭐🔉
しょうか-き セウクワ― [3] 【消化器】
食物の消化・吸収をつかさどる器官の総称。消化管と付属器官(唾液腺・肝臓・膵臓(スイゾウ))から成る。消化器官。
消化器
[図]
[図]
しょうか-こうそ【消化酵素】🔗⭐🔉
しょうか-こうそ セウクワカウ― [4] 【消化酵素】
炭水化物・タンパク質・脂肪などを加水分解して,その構成単位にまで分解する酵素の総称。消化液中に含まれているアミラーゼ・ペプシン・トリプシン・リパーゼなど。
→消化酵素[表]
しょうか-せい-かいよう【消化性潰瘍】🔗⭐🔉
しょうか-せい-かいよう セウクワ―クワイヤウ [6] 【消化性潰瘍】
胃液の消化作用が主たる原因となる潰瘍。胃潰瘍・十二指腸潰瘍の大部分。
しょうか-せん【消化腺】🔗⭐🔉
しょうか-せん セウクワ― [0] 【消化腺】
消化液を分泌する腺の総称。唾液腺・肝臓・膵臓(スイゾウ)・胃腺・小腸腺をいう。
しょうか-ふりょう【消化不良】🔗⭐🔉
しょうか-ふりょう セウクワ―リヤウ [4] 【消化不良】
(1)暴飲暴食,腐敗物の摂取,感染症,疲労などにより,食物が十分に消化されない状態。食欲不振・腹痛・嘔吐・下痢などがみられる。
(2)知識や学問を十分に理解することができず,身につけられないこと。「せっかく最新情報を与えても―を起こしている」
しょうか-やく【消化薬】🔗⭐🔉
しょうか-やく セウクワ― [3] 【消化薬】
食物の消化を促進したり,食欲を増進させる薬剤。ジアスターゼ・パンクレアチンなどの消化酵素製剤,および塩酸リモナーデなどの酸剤。消化剤。
しょう-か【消火】🔗⭐🔉
しょう-か セウクワ [0] 【消火】 (名)スル
火や火災を消すこと。「消火器で―する」
しょうか-き【消火器】🔗⭐🔉
しょうか-き セウクワ― [3] 【消火器】
初期の火災を消すために用いる小型可搬式の器具。
しょうか-せん【消火栓】🔗⭐🔉
しょうか-せん セウクワ― [0] 【消火栓】
火災消火のために水道に設けた給水栓。
しょう-か【消夏・銷夏】🔗⭐🔉
しょう-か セウ― [0] 【消夏・銷夏】
夏の暑さをしのぐこと。暑さしのぎ。[季]夏。
しょう-か【消過】🔗⭐🔉
しょう-か セウクワ [1] 【消過】 (名)スル
時間を費やすこと。「時間空しく―するあるも/八十日間世界一周(忠之助)」
しょう-かち【消渇・
】🔗⭐🔉
しょう-かち セウ― 【消渇・
】
(1)古く淋病(リンビヨウ)をいう語。
(2)のどがかわき,尿の出ない病気。
(カチ)の病(ヤマイ)。[和名抄]

】
(1)古く淋病(リンビヨウ)をいう語。
(2)のどがかわき,尿の出ない病気。
(カチ)の病(ヤマイ)。[和名抄]
しょう-かつ【消渇】🔗⭐🔉
しょう-かつ セウ― 【消渇】
「しょうかち(消渇){(2)}」に同じ。[日葡]
しょう-かん【消閑】🔗⭐🔉
しょう-かん セウ― [0] 【消閑】 (名)スル
ひまをつぶすこと。「以て―するの優れるに如かず/月世界旅行(勤)」
しょう-きゃく【消却・銷却】🔗⭐🔉
しょう-きゃく セウ― [0] 【消却・銷却】 (名)スル
(1)消してなくすこと。「名前を名簿から―する」
(2)使ってなくすこと。消費。
(3)借金などを返済すること。「一〇年で―する」
しょう-きょ【消去】🔗⭐🔉
しょう-きょ セウ― [1][0] 【消去】 (名)スル
(1)消し去ること。消え去ること。「悲惨な思い出は―できない」
(2)〔数〕 代入・加減その他によって,いくつかの方程式からその中の未知数を表す文字を消し去ること。
(3)〔心〕 条件反応を強化しないこと。また,強化しないため条件反応が生起しなくなること。
⇔強化
しょうきょ-ほう【消去法】🔗⭐🔉
しょうきょ-ほう セウ―ハフ [0] 【消去法】
(1)〔数〕 連立方程式で消去により順次未知数を減らし,最後に一つの未知数だけの方程式にして解いていく方法。特に連立一次方程式の加減法をいうことがある。
(2)多様な選択肢が考えられる場合に,偽りのもの,不利のものから順次消してゆき,最後に残ったものを正しいとする方法・考え方。
しょう-きょく【消極】🔗⭐🔉
しょう-きょく セウ― [0] 【消極】 (名・形動)[文]ナリ
〔negative〕
(1)進んではたらきかけようとしないこと。控えめであったり否定的・受動的であったりすること。また,そのさま。
⇔積極
「―策」「始終―な事ばかり考へてゐる人達は/うづまき(敏)」
(2)陰極。
[派生] ――さ(名)
しょうきょく-ざいさん【消極財産】🔗⭐🔉
しょうきょく-ざいさん セウ― [5] 【消極財産】
財産のうちの負の部分である債務のこと。
⇔積極財産
しょうきょく-てき【消極的】🔗⭐🔉
しょうきょく-てき セウ― [0] 【消極的】 (形動)
自分から進んではたらきかけをしようとしないさま。
⇔積極的
「万事に―な態度」「娘の縁談に両親は―だ」
しょうきょく-てき-がいねん【消極的概念】🔗⭐🔉
しょうきょく-てき-がいねん セウ― [7] 【消極的概念】
⇒否定的概念(ヒテイテキガイネン)
しょう-けん【消遣・銷遣】🔗⭐🔉
しょう-けん セウ― [0] 【消遣・銷遣】 (名)スル
気をはらすこと。気ばらし。「詩歌俳諧を―の具とし/渋江抽斎(鴎外)」
しょう-こう【消光】🔗⭐🔉
しょう-こう セウクワウ [0] 【消光】 (名)スル
月日を送ること。「面白く半日を―する事が出来るのは/吾輩は猫である(漱石)」
しょう-こん【消魂・銷魂】🔗⭐🔉
しょう-こん セウ― [0] 【消魂・銷魂】
(1)驚きや悲しみのために気力が失せること。「彼(カノ)―も,此怨恨も暫し征清戦争の大渦に巻込れつ/不如帰(蘆花)」
(2)夢中になること。我を忘れること。「蝶の移り香に―の思を残す/近代批評の意義(抱月)」
しょうさい-じゅ【消災呪】🔗⭐🔉
しょうさい-じゅ セウサイ― [3] 【消災呪】
わざわいを消す呪文。災厄を除く真言。
しょう-さん【小産・消産】🔗⭐🔉
しょう-さん セウ― 【小産・消産】
流産のこと。「してそれは―ばし召されての事か/浄瑠璃・孕常盤」
しょう-さん【消散】🔗⭐🔉
しょう-さん セウ― [0] 【消散】 (名)スル
消えてなくなること。また,消し散らすこと。「幻影は―して/緑簑談(南翠)」
しょう-じ【消磁】🔗⭐🔉
しょう-じ セウ― [0] 【消磁】
(1)磁性体の磁化を消すこと。強磁性体の残留磁化を消すには,熱したり交流磁場を加える。
(2)磁気テープなどに書き込まれた記録を消すこと。
しょう-しつ【消失】🔗⭐🔉
しょう-しつ セウ― [0] 【消失】 (名)スル
消えてなくなること。「権利が―する」
しょう-じゅ【消受】🔗⭐🔉
しょう-じゅ セウ― [1] 【消受】 (名)スル
受けること。受け入れること。「人の―すべきの福慶なり/西国立志編(正直)」
しょう-しゅう【消臭】🔗⭐🔉
しょう-しゅう セウシウ [0] 【消臭】
(不快な)においをけすこと。
しょうしゅう-ざい【消臭剤】🔗⭐🔉
しょうしゅう-ざい セウシウ― [3][0] 【消臭剤】
不快な臭いを化学的に分解・中和・吸着したりしてやわらげたり,除去したりする薬剤。
しょうしゅう-せんい【消臭繊維】🔗⭐🔉
しょうしゅう-せんい セウシウ―
[5] 【消臭繊維】
生体内の酸化酵素と類似の働きをもつ物質を含む繊維。悪臭分子を酵素によってとらえ酸化し,別の物質にかえて消臭する。
[5] 【消臭繊維】
生体内の酸化酵素と類似の働きをもつ物質を含む繊維。悪臭分子を酵素によってとらえ酸化し,別の物質にかえて消臭する。
しょう-しょ【消暑・銷暑】🔗⭐🔉
しょう-しょ セウ― [1][0] 【消暑・銷暑】
暑さをしのぐこと。消夏。
しょう-じょ【消除】🔗⭐🔉
しょう-じょ セウヂヨ [1] 【消除】 (名)スル
消え失せること。また,消し去ること。除去。「数年を歴ずして国債悉々く―せんと/明六雑誌 8」
しょう-じん【消尽】🔗⭐🔉
しょう-じん セウ― [0] 【消尽】 (名)スル
すっかり使い果たすこと。「金はすでに―してしまった」
しょう・する【消する・銷する】🔗⭐🔉
しょう・する セウ― [3] 【消する・銷する】 (動サ変)[文]サ変 せう・す
(1)消える。なくなる。「我の従順は貧乏と共に―・す可し/文明論之概略(諭吉)」
(2)時を過ごす。暮らす。「道後の温泉に浴して半月の閑を―・するなど/思出の記(蘆花)」
しょう-せつ【消雪】🔗⭐🔉
しょう-せつ セウ― [0] 【消雪】 (名)スル
人工的に雪をとかすこと。融雪。「―道路」
しょう-せっかい【消石灰】🔗⭐🔉
しょう-せっかい セウセキクワイ [3] 【消石灰】
水酸化カルシウムの通称。
しょう-そく【消息】🔗⭐🔉
しょう-そく セウ― [0] 【消息】
(1)動静。様子。状態。「その間(カン)の―は不明だ」
(2)状況を知らせる手紙や言葉。便り。音信。しょうそこ。「―が途絶える」「―を絶つ」
(3)盛衰。消長。「士たる者は富貴―の事ともに論ずべからず/読本・雨月(菊花の約)」
(4)来意を告げること。案内をこうこと。「人の来て―言ひ入れたる/和泉式部集」
しょうそく=を絶・つ🔗⭐🔉
――を絶・つ
遭難したり行方不明になったりして,一切の消息がわからなくなる。
しょう-そこ【消息】🔗⭐🔉
しょう-そこ セウ― 【消息】
「しょうそく(消息)」の転。「御―もなきにこそはあめれ/和泉式部日記」
しょうそこ-が・る【消息がる】🔗⭐🔉
しょうそこ-が・る セウソコ― 【消息がる】 (動ラ四)
手紙を出したいと思う。「すいたる田舎人ども,心かけ,―・る,いと多かり/源氏(玉鬘)」
きえいる【消え入る】(和英)🔗⭐🔉
きえいる【消え入る】
vanish.→英和
きえうせる【消え失せる】(和英)🔗⭐🔉
きえうせる【消え失せる】
vanish;→英和
fade away.
きえる【消える】(和英)🔗⭐🔉
けしいん【消印】(和英)🔗⭐🔉
けしいん【消印】
a postmark;→英和
a date stamp (日付印).〜のある postmarked.
けしゴム【消しゴム】(和英)🔗⭐🔉
けしゴム【消しゴム】
<米> an eraser;<英>a rubber.→英和
けしとめる【消し止める】(和英)🔗⭐🔉
けしとめる【消し止める】
put out[extinguish];getunder control.
けす【消す】(和英)🔗⭐🔉
しょうおんき【消音器】(和英)🔗⭐🔉
しょうおんき【消音器】
<米>a muffler;→英和
<英>a silencer.
しょうか【消化】(和英)🔗⭐🔉
しょうか【消火】(和英)🔗⭐🔉
しょうか【消火】
fire fighting.〜する fight[put out]a fire.→英和
‖消火器 a (fire) extinguisher.消火栓 a fireplug;a hydrant.消火ホース a fire hose.
しょうきょ【消去する】(和英)🔗⭐🔉
しょうきょ【消去する】
eliminate.→英和
‖消去法 elimination.
しょうせっかい【消石灰】(和英)🔗⭐🔉
しょうせっかい【消石灰】
slaked lime.
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