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にかいからめぐすり【二階から目薬】🔗🔉

にかいからめぐすり【二階から目薬】 《階下にいる人に二階から目薬をさしてやるの意》思うようにならずもどかしいことのたとえ。「二階から目薬を指す」とも。 《類句》天井から目薬。二階から尻(シリ)炙(アフ゛)る。

にがつはにげづき【二月は逃げ月】🔗🔉

にがつはにげづき【二月は逃げ月】 2月は、普通の月より日数が少なくて早くすぎる月であるということ。「二月は逃げて去る」とも。 《参考》 (イ)「二月」の「に」と「逃げる」の「に」とで韻を踏んでいる。 (ロ)俗に「一月いぬる、二月逃げる、三月去る」という。

にがびゃくどう【二河白道】▽東洋🔗🔉

にがびゃくどう【二河白道】▽東洋 《二つの川の間の一筋の白い道の意》衆生(シュシ゛ョウ)が一心に浄土往生を願う清浄な信仰心を持てば、悟りを得て西方浄土に至り得るというたとえ。 《参考》 (イ)ある人が西の方へ長い道のりを歩いて行くと、突然南北に大きな火の川と水の川が現れ、その間にはさまれて幅4、5寸の白い道があった。白い道は両側から火と水が襲って来るので行くことができなかったが、傍らに人がいて、どんなに水火に脅かされようとも、この白い道を一心に進めば、必ず西方浄土に至り得ると教えたという。 (ロ)人間の怒りや恨みを火の河に、欲望を水の河に、清浄に往生を願う心を白い道にたとえたもの。 《出典》 〔観経疏散善義(カンキ゛ョウソサンセ゛ンキ゛)〕

にそくのわらじをはく【二足の草鞋を履く】🔗🔉

にそくのわらじをはく【二足の草鞋を履く】 同一人がもともと両立しない職業や立場を兼ねる。 《参考》 昔、ばくち打ちが罪人を捕らえる役人を兼ねることを言ったことから。

にっちもさっちもゆかない【二進も三進も行かない】🔗🔉

にっちもさっちもゆかない【二進も三進も行かない】 どのようにしても金銭のやり繰りがつかない。また窮地に立たされて身動きができないようす。 《参考》 珠算から来たことばで、割り算九九の「二進(ニシン・ニッチン)の一十(インシ゛ュウ)」「三進(サンシン・サンチン)の一十」から。

にどあることはさんどある【二度あることは三度ある】🔗🔉

にどあることはさんどある【二度あることは三度ある】 《同じような事が2度あれば、続いてもう一度起こるの意》物事、特に悪い事は繰り返すものであるから注意を要するということ。

にとうさんしをころす【二桃三士を殺す】▽中国🔗🔉

にとうさんしをころす【二桃三士を殺す】▽中国 《二つの桃で3人の勇士を殺すの意》奇計を用いて人を自滅させることのたとえ。 《参考》 斉(セイ)の景公に仕える公孫接(コウソンショウ)・田開彊(テ゛ンカイキョウ)・古冶子(コヤシ)の3人の勇士は、ともにその功を誇ってわがままであった。景公は、このままでは国を危うくすると判断し、宰相晏子(アンシ)の計を入れて、功の多いと思う者2人が食えと言って3人に2個の桃を与えた。公孫接と田開彊とはそれぞれ功を言い立てて桃を取ったが、古冶子の功に及ばないことを知った2人は恥じて桃を返し、自殺した。古冶子もまた独り生存するのを潔しとせずとして桃を返し、続いて自殺したという。 《出典》 〔晏子春秋(アンシシュンシ゛ュウ)・諫下篇〕

にどおしえていちどしかれ【二度教えて一度叱れ】🔗🔉

にどおしえていちどしかれ【二度教えて一度叱れ】 過ちを犯した者に対しては、しからないでくり返し教え、しかるのはそのあとでするのがよいということ。

にとをおうものはいっとをもえず【二兎を追う者は一兎をも得ず】▽西洋🔗🔉

にとをおうものはいっとをもえず【二兎を追う者は一兎をも得ず】▽西洋 同時に二つの事をしようとすると、両方とも成功しないことのたとえ。 《参考》 If you run after two hares,you will catch neither.の訳。 《類句》虻蜂(アフ゛ハチ)取らず。欲の熊鷹(クマタカ)股(マタ)を裂く。 《対句》一石二鳥。

にのあしをふむ【二の足を踏む】🔗🔉

にのあしをふむ【二の足を踏む】 《1歩目は進むが、2歩目は足踏みするの意から》思い切ってせず、ためらう。 《例文》 「欲しかったが、あまり高いので二の足を踏んでとうとう買わなかった。」

にのくがつげない【二の句が継げない】🔗🔉

にのくがつげない【二の句が継げない】 あきれて次のことばがなかなか出て来ない。

にのやがつげない【二の矢が継げない】🔗🔉

にのやがつげない【二の矢が継げない】 続いて次の試みをすることができない。続けて打つべき手がなく窮すること。 《参考》 「二の矢」は、1の矢に続いて射る2番目の矢。

にはちがつにおもうこふねにのするな【二八月に思う子船に乗するな】🔗🔉

にはちがつにおもうこふねにのするな【二八月に思う子船に乗するな】 2月と8月は、天候が急変しやすく海が荒れて難船するおそれがあるから、かわいい子どもは船に乗せないようにせよ。

にひゃくとおかはのうかのやくび【二百十日は農家の厄日】🔗🔉

にひゃくとおかはのうかのやくび【二百十日は農家の厄日】 立春から数えて210日目に当たる日は、暴風雨が来て作物を荒らすから、農家にとってはよくない日であるということ。

はたちごけはたつがさんじゅうごけはたたぬ【二十後家は立つが三十後家は立たぬ】🔗🔉

はたちごけはたつがさんじゅうごけはたたぬ【二十後家は立つが三十後家は立たぬ】 夫婦生活の経験の浅い未亡人は貞節を守り通せるが、経験の長かった未亡人は禁欲生活が守りにくく再婚することが多いということ。

ふたまたをかける【二股を掛ける】🔗🔉

ふたまたをかける【二股を掛ける】 万一の場合の用心として、または両方を得ようとして欲張って、同時に二つの事に関係をつけておく。 《例文》 「A社とB社と、二股を掛けて入社試験を受けた。」

ふためとみられない【二目と見られない】🔗🔉

ふためとみられない【二目と見られない】 あまりにも悲惨で見ていられない。また、ひどく醜くくて2度と見たくない。 《例文》 「私は自分が二目と見られないほどの御面相とも思いますが、」《宇野浩二(ウノコウシ゛)・蔵の中》

ふたりぐちはすごせるがひとりぐちはすごせぬ【二人口は過ごせるが一人口は過ごせぬ】🔗🔉

ふたりぐちはすごせるがひとりぐちはすごせぬ【二人口は過ごせるが一人口は過ごせぬ】 一人口は食えぬが二人口は食える

にかいからめぐすり【二階から目薬】🔗🔉

にかいからめぐすり【二階から目薬】 じれったくてもどかしいこと。また、まわりくどくていっこうに効果のないことのたとえ。 ◎まるで二階から一階にいる人に目薬をさそうとするようなものだの意から。「天井から目薬」とも言う。いろはがるた(京都)。 〔例〕「二階から目薬湯屋で買って来る」(古川柳) 〔較〕Far water does not put out near fire.(遠くの水は近くの火を消さない)

にがつはにげてはしる【二月は逃げて走る】🔗🔉

にがつはにげてはしる【二月は逃げて走る】 一月のすぐあとにくる二月は正月が楽しくにぎやかだっただけに、まるで逃げて走るかのように、あっという間に過ぎてしまうように感じられるということ。 ◎「二月」と「逃げる」の「に」をかけておもしろく言ったもの。

にくのじゅうろく【二九の十六】🔗🔉

にくのじゅうろく【二九の十六】 勘定が合わなかったり、予想がはずれたりすること。 〔類〕三五の十八

にじゅ【二豎】🔗🔉

にじゅ【二豎】 病気・病魔のこと。 ◎「豎」は「豎子」で子供の意。中国晋(しん)の景公(けいこう)が病気になったときに、病気の神が二人の童子の姿となって現れるという夢を見たという故事から。 〔出〕春秋左伝

にそくさんもん【二束三文】🔗🔉

にそくさんもん【二束三文】 値段がきわめて安いこと。多く商品をまとめて安売りするときなどに言う。 ◎語源については通説として、「二束」は本来「二足」と書き、草履が二足で三文の値だったことからで「二束」は後年の当て字と言う。異説として「束」を数の単位の百として「二束」つまり二百もあってたったの三文であることからと言うものや、「二束」を「ふたたば」として「ふたたば」でわずか三文にしかならないことからとするものなどがある。

にそくのわらじをはく【二足の草鞋を履く】🔗🔉

にそくのわらじをはく【二足の草鞋を履く】 種類の違う二つの職業を一人で同時に兼ねること。 ◎一足で十分な草鞋を二足履くの意から。昔はばくち打ちが十手をあずかる捕吏を兼ねることを言った。

にっぱちのなみだづき【二八の涙月】🔗🔉

にっぱちのなみだづき【二八の涙月】 二月と八月は一年のうちで最も商売が振るわない、苦しい月だということ。

にとをおうものはいっとをもえず【二兎を追う者は一兎をも得ず】🔗🔉

にとをおうものはいっとをもえず【二兎を追う者は一兎をも得ず】 欲ばって一度に二つのものを得ようとすると、結局どちらも手に入れることができなくなるということ。 ◎同時に二匹の兎(うさぎ)を追いかけて捕らえようとする者は、結局一匹も得られなくなるの意から。英語はOne who runs after two hares will catch neither. 〔類〕虻蜂取らず/欲の熊鷹股裂くる/一も取らず二も取らず 〔対〕一挙両得/一石二鳥

にどあることはさんどある【二度あることは三度ある】🔗🔉

にどあることはさんどある【二度あることは三度ある】 二度も同じようなことが続いて起これば、さらにもう一度続いて起こる可能性が高い。ものごとは繰り返されることが多いから油断するなということ。 〔例〕「二度がつい三度不首尾の松を越え」(古川柳) 〔対〕柳の下にいつも泥鰌はいない 〔較〕One loss brings another.(ロスは重なる)

にどおしえていちどしかれ【二度教えて一度叱れ】🔗🔉

にどおしえていちどしかれ【二度教えて一度叱れ】 子供が過ちを犯しても、よく教えさとすことがたいせつで、いきなり頭から叱りつけたりしてはならないという、子供に対するしつけ方の心得を言うことば。

にどきいていちどものいえ【二度聞いて一度物言え】🔗🔉

にどきいていちどものいえ【二度聞いて一度物言え】 人の言うことは繰り返したずねてもよいからよく聞いて、自分はなるべく口数を少なく控えめに言えということ。

ににんぐちはすごせるがひとりぐちはすごせぬ【二人口は過ごせるが一人口は過ごせぬ】🔗🔉

ににんぐちはすごせるがひとりぐちはすごせぬ【二人口は過ごせるが一人口は過ごせぬ】 →一人口は食えぬが二人口は食える

にのあしをふむ【二の足を踏む】🔗🔉

にのあしをふむ【二の足を踏む】 決心がつかずためらって、尻込(しりご)みをすること。 ◎「二の足」は二歩目のこと。一歩目は踏み出したものの、二歩目は躊躇(ちゅうちょ)して足踏みをするの意から。 〔例〕「二の足を踏んで白鷺(しらさぎ)水鏡」(古川柳)

にのくがつげない【二の句が継げない】🔗🔉

にのくがつげない【二の句が継げない】 相手のあまりの言動にあきれたり驚いたりして、言うべき次のことばが出てこないこと。 ◎「二の句」は当然言うべき次のことばのこと。

にのまいをえんじる【二の舞を演じる】🔗🔉

にのまいをえんじる【二の舞を演じる】 他人がした失敗と同じ失敗をしてしまうこと。 ◎「二の舞」は舞楽のこっけいな舞の名で、「案摩(あま)」という舞の次に演じられ、「案摩」の舞をまねて失敗するという筋立てであることから。「二の舞を踏(ふ)む」とも言う。

にまいじたをつかう【二枚舌を使う】🔗🔉

にまいじたをつかう【二枚舌を使う】 嘘(うそ)をつくこと。また、矛盾したことを言ったり、一つのことを二様に言ったりすること。 ◎あたかも二枚の舌を持ち合わせているかのように、一つ事を二通りに言い分けて、人を欺いたりすることから。「二枚の舌を使う」「二枚舌」とも言う。 〔例〕「舌二枚はれて使うは通辞なり」(古川柳―「通辞」は通訳のこと) 〔較〕Keep not two tongues in one mouth.(一つの口に二枚舌を入れておくな)

にりつはいはん【二律背反】🔗🔉

にりつはいはん【二律背反】 ある二つの命題が、相互に対立・矛盾すること。甲が真なら乙は偽、乙が真なら甲は偽となるような関係。 ◎カント哲学の用語。

にろくじちゅう【二六時中】🔗🔉

にろくじちゅう【二六時中】 一日じゅう。また、年じゅう。いつも。 ◎昔、一日が昼六つ、夜六つの二つの時刻に分けられていたことから。なお「四六時中」は現在の二十四時間制になって言われるようになった新しい言い方。

ふたまたごうやく【二股膏薬】🔗🔉

ふたまたごうやく【二股膏薬】 →内股膏薬

ふたりぐちはすごせるがひとりぐちはすごせぬ【二人口は過ごせるが一人口は過ごせぬ】🔗🔉

ふたりぐちはすごせるがひとりぐちはすごせぬ【二人口は過ごせるが一人口は過ごせぬ】 →一人口は食えぬが二人口は食える

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