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二🔗⭐🔉
【二】
2画 二部 [一年]
区点=3883 16進=4673 シフトJIS=93F1
【弍】異体字異体字
5画 弋部
区点=4817 16進=5031 シフトJIS=98AF
《常用音訓》ニ/ふた/ふた…つ
《音読み》 ニ
/ジ
〈
r〉
《訓読み》 ふたつ/ふたつにする(ふたつにす)/ふた/ふたたび
《名付け》 かず・さ・じ・すすむ・つぎ・つぐ・ふ・ぶ・ふた
《意味》
{数}ふたつ。
{動}ふたつにする(フタツニス)。二分する。また、ふたつにわけて食い違わせる。〈同義語〉→弐。「二其心=其ノ心ヲ二ツニス」
{数}ふた。順番の二番め。
{副}ふたたび。二度。二回。
{形}別の違ったものであるさま。〈類義語〉→両。「二様」
{数}二三と連ねて用い、いくつかの、いろいろの、の意をあらわすことば。「二三子」「二三其徳=其ノ徳ヲ二三ニス」〔→詩経〕
《解字》
指事。二本の横線を並べたさまを示すもので、二つの意を示す。▽弍・貳(=弐)は、古文の字体で、おもに証文や、公文書で改竄カイザン・誤解を防ぐために用いる。
《単語家族》
二つの物がくっつくという意味では、爾ニ・ジ(そばにくっついた相手→二人称代名詞)
膩ニ・ジ(ねばってくっつく油)
泥ナイ・デイ(くっつくどろ)
人ニン・ジン(そばにくっついている仲間、隣人)
昵ニチ・ジツ(そばにくっついて親しむ)などと同系。その半面では、一つに合体せずわかれる、別になるとの意味を派生する。
《類義》
両・双は、二つ対ツイをなすこと。再は、もう一度の意。復は、来た道をもう一度引き返すことから、もう一度の意。
《異字同訓》
ふた。二「二重。二目と見られない。二つ折り」双「双子。双葉」
《熟語》
→熟語
→下付・中付語
→故事成語
→主要書物
















二十八宿 ニジュウハッシュク🔗⭐🔉
【二十八宿】
ニジュウハッシュク 古代の中国で、黄道にそって天球を二十八の区域にわけ、一区域に一つの星座(星宿)を当てた二十八の星座。▽二十八の区域は、天を東西南北の四宮にわけ、さらに各区域をそれぞれ七区域(七宿)にわけた。「二十八星」とも。
二十五弦 ニジュウゴゲン🔗⭐🔉
【二十五絃】
ニジュウゴゲン =二十五弦。琴の一種。二十五本の弦を張った琴。
二十四気 ニジュウシキ🔗⭐🔉
【二十四気】
ニジュウシキ 陰暦で、季節のあらわし方。十五日を一気とし、一年を二十四の時期(気)にわける。漢代の制定という。小寒・大寒・立春・雨水・啓蟄ケイチツ・春分・清明・穀雨・立夏・小満・芒種ボウシュ・夏至ゲシ・小暑・大暑・立秋・処暑・白露・秋分・寒露・霜降・立冬・小雪・大雪・冬至のこと。「二十四節」とも。
二十四孝 ニジュウシコウ🔗⭐🔉
【二十四孝】
ニジュウシコウ 元ゲンの郭居敬が選んだ二十四人の孝行者。帝舜シュン・漢の文帝・曾参ソウシン・閔損ビンソン・仲由(子路)・董永トウエイ・[エン]子エンシ・江革・陸績リクセキ・唐夫人・呉猛・郭巨・老莱子ロウライシ・楊香ヨウコウ・朱寿昌・王褒オウホウ・丁蘭テイラン・孟宗・姜詩キョウシ・王祥・[ユ]黔婁ユケンロウ・黄香・蔡順サイジュン・黄庭堅のこと。▽このほかにも説がある。
二人 ニニン🔗⭐🔉
【二人】
ニニン
ふたり。
父母のこと。
ニノヒト〔国〕宮中で摂政・関白(一人イチノヒト)に次ぐ地位の人。




二人同心其利断金 ニニンココロヲオナジクスレバソノリキンヲタツ🔗⭐🔉
【二人同心其利断金】
ニニンココロヲオナジクスレバソノリキンヲタツ〈故事〉親しい友人が心を同じくして事にあたればどんなことでもできるたとえ。〔→易経〕
二千石 ニセンゴク🔗⭐🔉
【二千石】
ニセンセキ・ニセンゴク〈故事〉地方長官のこと。▽漢代、太守(郡の長官)の年俸の石高が二千石だったことから。
二月花 ニガツノハナ🔗⭐🔉
【二月花】
ニガツノハナ 春さく花のこと。「霜葉紅於二月花=霜葉ハ二月ノ花ヨリモ紅ナリ」〔→杜牧〕
二天 ニテン🔗⭐🔉
【二天】
ニテン 天恩を与えてくれる天と、恵みを与えてくれる恩人。▽感謝の気持ちから、恩人を天に比していったことば。
二六時中 ニロクジチュウ🔗⭐🔉
【二六時中】
ニロクジチュウ
一日じゅうのこと。昼夜。▽昔の時間のはかり方で、昼と夜をそれぞれ六つの時にわけたことから。
いつも。しょっちゅう。


二四不同二六対 ニシフドウニロクツイ🔗⭐🔉
【二四不同二六対】
ニシフドウニロクツイ 七言の絶句・律詩で、平仄ヒョウソクについてのきまりの一つ。同一の句の中では、平仄が第二字と第四字は異なり、第二字と第六字は同じでなければならないというきまり。
二世 ニセイ🔗⭐🔉
【二世】
ニセイ
二代めの人。
〔国〕外国に移住した日本人の子で、その国の市民権をもつ者。
ニセ〔国〕この世と、あの世のこと。




二気 ニキ🔗⭐🔉
【二気】
ニキ 陰の気と、陽の気のこと。
二合半 コナカラ🔗⭐🔉
【二合半】
コナカラ〔国〕(四分の一の意で)一升の四分の一。二合五勺。転じて、酒・米などが少量のこと。小半。
二鼓 ニコ🔗⭐🔉
【二更】
ニコウ 五更の一つ。日没から夜明けまでの時間を五等分したその二番目の時間。乙夜イツヤ。『二鼓ニコ』
二酉 ニユウ🔗⭐🔉
【二酉】
ニユウ
湖南省阮陵ゲンリョウ県の西北にある大酉・小酉の二山のこと。
〈故事〉蔵書の多いこと。▽大酉・小酉の二山の洞穴ドウケツに古書千巻が隠してあった故事から。


二姓 ニセイ🔗⭐🔉
【二姓】
ニセイ 二つの家や二つの王朝の姓。
二典 ニテン🔗⭐🔉
【二典】
ニテン
「書経」の、
典ギョウテン篇と舜典シュンテン篇のこと。
内典(経書)と外典ゲテン(仏典)のこと。



二南 ニナン🔗⭐🔉
【二南】
ニナン「詩経」の、周南篇と召南篇のこと。
二律背反 ニリツハイハン🔗⭐🔉
【二律背反】
ニリツハイハン 二つの妥当性をもった命題が矛盾・対立していて、両立しないこと。
二尊 ニソン🔗⭐🔉
【二尊】
ニソン
二つの尊いもの。両親のこと。
〔仏〕釈迦シャカと弥陀ミダのこと。
〔国〕伊弉諾尊イザナギノミコトと伊弉冉尊イザナミノミコトのこと。



二程 ニテイ🔗⭐🔉
【二程】
ニテイ 宋ソウ代の儒学者、程[コウ]テイコウ(明道)と程頤テイイ(伊川イセン)の兄弟。
二雅 ニガ🔗⭐🔉
【二雅】
ニガ「詩経」の、大雅篇と小雅篇のこと。
二聖 ニセイ🔗⭐🔉
【二聖】
ニセイ
二人の聖人。(イ)周の文王と武王。(ロ)周公と孔子。(ハ)禹ウ王と孔子。
〔国〕二人の歌聖。柿本人麻呂カキノモトノヒトマロと、山部赤人ヤマベノアカヒトのこと。
〔国〕二人の書聖。嵯峨サガ天皇と、空海のこと。



二儀 ニギ🔗⭐🔉
【二儀】
ニギ 天と地。また、陽と陰。〈類義語〉両儀。
二豎 ニジュ🔗⭐🔉
【二豎】
ニジュ〈故事〉病気のこと。▽晋シンの景公が病気になったとき、夢の中で病気の神が二人の子ども(=豎)の姿になってあらわれ、どんな薬も鍼ハリもきかない所に宿ろうと相談したという故事から。〔→左伝〕
二難 ニナン🔗⭐🔉
【二難】
ニナン
得ることの困難な二つのもの。りっぱな君主とよい賓客のこと。
優劣つけがたい二人。賢明な兄弟のこと。
二つのむずかしい事がら。



二十一史 ニジュウイッシ🔗⭐🔉
【二十一史】
ニジュウイッシ〈書物〉中国の二十四史のうち『旧唐書クトウジョ』『旧五代史』『明史ミンシ』をはぶいた二一種の正史。→二十四史ニジュウシシ
二十四史 ニジュウシシ🔗⭐🔉
【二十四史】
ニジュウシシ〈書物〉清シンの乾隆ケンリュウ帝(在位1735〜95)の時に、勅命によって決定された正史の総称。『史記』『漢書』『後漢書』『三国志』『晋書シンジョ』『宋書ソウショ』『南斉書ナンセイショ』『梁書リョウショ』『陳書』『魏書ギショ』『北斉書』『周書』『隋書ズイショ』『南史』『北史』『旧唐書クトウジョ』『唐書』『旧五代史』『新五代史』『宋史ソウシ』『遼史リョウシ』『金史』『元史』『明史ミンシ』の二四種である。正史とは、『史記』の体裁に準拠して書かれた紀伝体の歴史書のことである。古くは個人の著作であることが多かったが、唐代以降、前王朝の正史を編集するしごとは、歴代王朝の国家事業となった。「二十四史」から『旧唐書』『旧五代史』『明史』を除いたものを「二十一史」と呼び、「二十四史」に『新元史』を加えたものを「二十五史」という。これらの正史は、長い間、国定の歴史書として権威を保ってきたばかりでなく、今日でも個人の伝記を知るうえで最大の資料となっている。
二十二史 ニジュウニシ🔗⭐🔉
【二十二史】
ニジュウニシ「二十一史」〈書物〉に『明史ミンシ』を加えた二二種の中国の正史。→二十四史ニジュウシシ
二程全書 ニテイゼンショ🔗⭐🔉
【二程全書】
ニテイゼンショ〈書物〉六六巻。宋ソウの程[コウ]テイコウ(号は明道。1032〜85)・程[イ]テイイ(号は伊川。1033〜1107)兄弟(二程子という)の全著作集。二程子の門人たちが筆記・編集したものを朱子が校訂・集大成した。宋学の始祖である二程子の言行・学説を知る根本資料。明道は天地万物は我と一体であり、宇宙の法則としての「理」即ち性は天命であり、これに従うのが道である、とした。伊川は、明道の考えを発展させ、理・気を分けて二つのものとし、また「性即理」の観点を確立することによって、『易経エキキョウ』『大学』『中庸』『論語』『孟子モウシ』の研究を基礎とする新しい儒学をおこした。朱子によって完成された「宋学(性理学)」は、この伊川の線にそって展開されたものである。
二王 ニオウ🔗⭐🔉
【仁王】
ニオウ =二王。〔仏〕仏法を守る神。その像は寺の門の両わきにたてる。金剛神。

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