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はじ【恥・辱】🔗🔉

はじ ハヂ [2] 【恥・辱】 (1)面目を失うこと。はじること。「そんなことをするのはわが家の―になる」 (2)はずかしいと感じられる行為や事柄。「―とも思わない」

はじ【黄櫨】🔗🔉

はじ [1] 【黄櫨】 (1)ハゼノキの別名。「―の紅葉いま色づく/宇津保(楼上・下)」 (2)襲(カサネ)の色目の名。表は赤,裏は黄。表黄,裏淡萌黄とも。九月から一一月に着用。

はじ【端】🔗🔉

はじ [0] 【端】 ⇒はし(端)

はじ【土師】🔗🔉

はじ [1] 【土師】 〔「はにし」の転〕 古代,埴輪(ハニワ)の製作や陵墓の造営に従事した人。

は-じ【把持】🔗🔉

は-じ ―ヂ [1] 【把持】 (名)スル (1)しっかり持つこと。かたく握っていること。「信念を―する」 (2)〔心〕「保持{(2)}」に同じ。

ハジhaji🔗🔉

ハジ [1] haji ⇒ハッジー

はし-あらい【箸洗い】🔗🔉

はし-あらい ―アラヒ [3] 【箸洗い】 〔箸を洗い清める意〕 小さな椀に出される薄味の吸い物。一汁三菜・亭主相伴のあと,八寸の前に出される。一口(ヒトクチ)。湯吸い物。

はし-い【端居】🔗🔉

はし-い [0] 【端居】 (名)スル 家の端近くに出て座っていること。特に夏,涼をとるため縁先などに出ること。[季]夏。「二階の縁端(サキ)に―しながら/浮雲(四迷)」

はし-いた【橋板】🔗🔉

はし-いた [0] 【橋板】 橋桁(ハシゲタ)の上に敷き並べた板。

はじ-い・る【恥(じ)入る】🔗🔉

はじ-い・る ハヂ― [3][0] 【恥(じ)入る】 (動ラ五[四]) 深くはじる。非常にはずかしいと思う。「大人げないふるまいに―・る」

はじ-いろ【黄櫨色】🔗🔉

はじ-いろ [0] 【黄櫨色】 わずかに赤みのさしたにぶい黄色。黄櫨の心材の煎汁で染めた色。

はし-うら【橋占・橋卜】🔗🔉

はし-うら [0] 【橋占・橋卜】 橋の付近に立って往来の人の言葉を聞いて事の吉凶を判ずること。

はじ-うるし【黄櫨漆】🔗🔉

はじ-うるし [3] 【黄櫨漆】 ハゼノキの別名。

はしおか【橋岡】🔗🔉

はしおか ハシヲカ 【橋岡】 姓氏の一。

はし-おき【箸置き】🔗🔉

はし-おき [2][3] 【箸置き】 食膳で,箸先を載せておく小さな器具。箸台。箸まくら。

はじ-おどし【黄櫨縅】🔗🔉

はじ-おどし ―ヲドシ [3] 【黄櫨縅】 鎧(ヨロイ)の縅の一。黄櫨色の糸で縅したもの。

はし-おり【端折(り)】🔗🔉

はし-おり ―ヲリ [0] 【端折(り)】 「はしょり(端折)」に同じ。

はし-お・る【端折る】🔗🔉

はし-お・る ―ヲル [0][3] 【端折る】 (動ラ五[四]) 「はしょる(端折)」に同じ。「裾高々と―・りて/社会百面相(魯庵)」

はじ-かかや・く【恥赫く】🔗🔉

はじ-かかや・く ハヂ― 【恥赫く】 (動カ四) 恥じて赤くなる。赤面する。「なかなか―・かむよりは,罪許されてぞ見えける/源氏(夕顔)」

はじ-かき【恥掻き】🔗🔉

はじ-かき ハヂ― [2][3][0] 【恥掻き】 恥をかくこと。恥さらし。

はし-かくし【階隠し】🔗🔉

はし-かくし [3] 【階隠し】 寝殿造りや神社本殿の正面入り口の階段をおおうように葺(フ)き下ろした庇(ヒサシ)。階段を雨から守り,輿(コシ)や参詣人を寄せるためのもの。神社本殿のものは向拝(コウハイ)ともいう。日隠し。 階隠し [図]

はしかくし-の-ま【階隠しの間】🔗🔉

はしかくし-の-ま [3] 【階隠しの間】 寝殿造りの庇の間で,階隠しを上ったところの柱間。日隠しの間。階(ハシ)の間。

はし-かけ【橋架け・橋掛け】🔗🔉

はし-かけ [3][0] 【橋架け・橋掛け】 橋をかけること。橋渡し。

はじ-がま・し【恥がまし】🔗🔉

はじ-がま・し ハヂ― 【恥がまし】 (形シク) 恥ずかしい。外聞が悪い。「人のため―・しき事なく/源氏(葵)」

はじかみ【椒】🔗🔉

はじかみ [0] 【椒】 サンショウの古名。

はじかみ-いお【椒魚】🔗🔉

はじかみ-いお ―イヲ 【椒魚】 サンショウウオの古名。[本草和名]

はじかみ【薑】🔗🔉

はじかみ [0] 【薑】 ショウガの別名。[季]秋。

はじか・む🔗🔉

はじか・む (動マ四) 「かじかむ」に同じ。「北風は吹付ける手が―・んで/浄瑠璃・奥州安達原」

はじか・る🔗🔉

はじか・る ハヂカル (動ラ四) 〔「はちかる」とも〕 手足を大きくひろげる。はだかる。また,花などが大きくひらく。「沖咲かばくわつと―・れももの花/犬子集」

はしかわ【橋川】🔗🔉

はしかわ ハシカハ 【橋川】 姓氏の一。

はじ-がわ・し【恥ぢがはし】🔗🔉

はじ-がわ・し ハヂガハシ 【恥ぢがはし】 (形シク) 恥ずかしげである。「おとなしく―・しく,互に今は成にけり/謡曲・井筒」

はじき【弾き】🔗🔉

はじき [1] 【弾き】 (1)ばねじかけなどで,はじく装置・仕掛け。 (2)おはじき。 (3)俗にピストルをいう。 (4)嫌われること。つまはじきにされること。「娘に振りつけられ―にされた悔しんぼに/歌舞伎・梅雨小袖」

はじき-おん【弾き音】🔗🔉

はじき-おん [3] 【弾き音】 〔flap〕 ふるえ音の一種で,舌が,弾くようにあるいはたたくように一回だけふるえるような調音。日本語のラ行子音のうち,「アラ」「イロ」など母音間のものが典型的。

はじき-しょうぎ【弾き将棋】🔗🔉

はじき-しょうぎ ―シヤウ― [4] 【弾き将棋】 将棋の駒を用いた遊戯の一。一方は歩を一方は大駒を九枚ずつ盤の端に並べ,交互に指で駒をはじき,先に相手の駒全部を盤から落とした方を勝ちとする。

はじき-まめ【弾き豆】🔗🔉

はじき-まめ [3] 【弾き豆】 「弾け豆」に同じ。

はじき-ゆみ【弾き弓】🔗🔉

はじき-ゆみ [3] 【弾き弓】 ⇒だんぐう(弾弓)

はじ-き【土師器】🔗🔉

はじ-き [2] 【土師器】 古墳時代から奈良・平安時代にかけて用いられた素焼き土器の総称。赤色の素焼きで文様はない。弥生土器から発達したもの。

はじき-ざき【弾崎】🔗🔉

はじき-ざき 【弾崎】 新潟県両津市,佐渡島北端の岬。海食崖が発達し,岩場にイワユリが咲く。弾埼灯台がある。

はじき-だ・す【弾き出す】🔗🔉

はじき-だ・す [4][0] 【弾き出す】 (動サ五[四]) (1)はじいて外へ出す。「爪で―・す」 (2)仲間から追い出す。仲間はずれにする。「グループから―・される」 (3)〔もと,算盤(ソロバン)を用いて計算したところから〕 算出する。「利益はざっと一億円と―・された」 (4)やり繰りしてひねり出す。「宿泊費まではとても―・せない」 [可能] はじきだせる

はしき-やし【愛しきやし】🔗🔉

はしき-やし 【愛しきやし】 (連語) 〔形容詞「はし(愛)」の連体形に,間投助詞「や」と強めの副助詞「し」の加わったもの〕 いとおしい。はしけよし。はしけやし。「―栄えし君のいましせば昨日も今日も我(ワ)を召さましを/万葉 454」

はしき-よし【愛しきよし】🔗🔉

はしき-よし 【愛しきよし】 (連語) 「はしきやし」に同じ。「―かくのみからに慕ひ来し妹が心のすべもすべなさ/万葉 796」

はし-きれ【端切れ】🔗🔉

はし-きれ [0] 【端切れ】 ちぎれた,小さな部分。きれはし。

はじ・く【弾く】🔗🔉

はじ・く [2] 【弾く】 ■一■ (動カ五[四]) (1)(ばねなど,たわんだものがはね返る力で)はねかえす。「おはじきを―・く」「茶碗を―・くと澄んだ音がした」 (2)指先で弦を打って糸を振動させる。つまびく。「ギターの弦を―・く」 (3)表面ではね返して寄せつけない。はねのける。「ピストルのたまを―・く」「水を―・く」「インクを―・く」 (4)算盤(ソロバン)を使って計算する。また,何らかの方法で計算してある数値を見込む。「そろばんを―・く」「利益をコンピューターで―・く」 [可能] はじける ■二■ (動カ下二) ⇒はじける

はじけ-と・ぶ【弾け飛ぶ】🔗🔉

はじけ-と・ぶ [0][4] 【弾け飛ぶ】 (動バ五[四]) はじけて飛ぶ。はじけたように飛ぶ。また,はじけてなくなる。「雹(ヒヨウ)が路面に―・ぶ」「年来の夢が―・んだ」

はじけ-まめ【弾け豆】🔗🔉

はじけ-まめ [3] 【弾け豆】 煎(イ)って弾けさせた豆。転じて,ソラマメの別称。はじきまめ。

はしけ-やし【愛しけやし】🔗🔉

はしけ-やし 【愛しけやし】 (連語) 「はしきやし」に同じ。「―妻も子どもも高々に/万葉 3692」

はじ・ける【弾ける】🔗🔉

はじ・ける [3] 【弾ける】 (動カ下一)[文]カ下二 はじ・く (1)中身が膨張して割れる。また,植物の実が熟して殻などが割れる。はぜる。「さやが―・ける」 (2)勢いよく飛び散る。また,音などが急に起こる。「―・けるような笑い声」 (3)成熟して練れる。世なれる。「―・けた商人風の/歌行灯(鏡花)」

はしこ・い【捷い・敏捷い】🔗🔉

はしこ・い [3] 【捷い・敏捷い】 (形)[文]ク はしこ・し 動作がすばやい。機敏である。敏捷(ビンシヨウ)だ。はしっこい。「―・い子供」「智慧に―・き幸助を傍に寄び私(ヒソカ)に其の意見を聞くに/鉄仮面(涙香)」 [派生] ――さ(名)

は-じごく【破地獄】🔗🔉

は-じごく ―ヂゴク [2] 【破地獄】 〔仏〕 地獄を脱し,その苦をのがれること。

はじ-さらし【恥曝し】🔗🔉

はじ-さらし ハヂ― [3] 【恥曝し】 (名・形動)[文]ナリ 世間に恥をさらす・こと(さま)。そのような人をもいう。「わが家の―」「―なことをする」

は-じし【歯肉・・齦】🔗🔉

は-じし 【歯肉・・齦】 歯ぐき。[和名抄]

はじ-し・める【恥しめる】🔗🔉

はじ-し・める ハヂ― [4] 【恥しめる】 (動マ下一)[文]マ下二 はぢし・む 恥ずかしめる。侮辱する。「しつたぶりをしてをり―・められても/安愚楽鍋(魯文)」

はじ-しら・う【恥ぢしらふ】🔗🔉

はじ-しら・う ハヂシラフ 【恥ぢしらふ】 (動ハ四) 恥ずかしがる。恥じらう。「女すべて物を言はねば,しばしは,―・ひたるかと思ふに/今昔 16」

はじ-しらず【恥知らず】🔗🔉

はじ-しらず ハヂ― [3] 【恥知らず】 (名・形動)[文]ナリ 恥ずべきことをして,平然としている・こと(さま)。そのような人をもいう。「―なことをする」「この―め」

はした-いろ【端た色】🔗🔉

はした-いろ [0] 【端た色】 (1)襲(カサネ)の色目の名。表・裏ともに薄紫。 (2)織り色の名。経緯(タテヨコ)ともに薄紫。四季通用。 (3)染め色で,薄めの色のこと。

はした-め【端た女】🔗🔉

はした-め [0] 【端た女】 〔「婢女」とも書く〕 召し使いの女。下女。

はした-もの【端た物】🔗🔉

はした-もの [0] 【端た物】 数のそろってないもの。はんぱもの。

はし-たか【鷂】🔗🔉

はし-たか [0] 【鷂】 「はいたか(鷂)」に同じ。

はしたか-の【鷂の】🔗🔉

はしたか-の 【鷂の】 (枕詞) (1)尾羽に鈴をつけることから,「すず」や「すず」と同音を含む「すずろ」などにかかる。「―すずの篠原かりくれて/続古今(冬)」「―すずろにかかるすまひして/紀伊集」 (2)鳥屋(トヤ)に飼うことから,「とや」にかかる。「―外山(トヤマ)の庵の夕暮を/右大臣家歌合」

はしたて-の【梯立ての】🔗🔉

はしたて-の 【梯立ての】 (枕詞) (1)梯子(ハシゴ)のようにそばだった意から,「さがしき山」にかかる。「―嶮(サガ)しき山も/日本書紀(仁徳)」 (2)古代の高床式の倉にかけた梯の意から,同音の地名「倉梯(クラハシ)」にかかる。「―倉梯山を嶮しみと/古事記(下)」 (3)地名「熊来(クマキ)」にかかる。かかり方未詳。「―熊来のやらに/万葉 3878」

はした-な・む🔗🔉

はした-な・む (動マ下二) (1)きまりの悪い思いをさせる。困らせる。「こなたかなた,心をあはせて,―・め/源氏(桐壺)」 (2)きまりが悪いと思うほどたしなめる。とがめる。「念仏より外のあだわざなせそと―・められしかば/源氏(手習)」

はじ-だん【櫨🔗🔉

はじ-だん [2] 【櫨】 黄櫨色で(ダン)に染めること。また,そのように染めた紐(ヒモ)や緒。「―に染めたり/紫式部日記」

は-じとみ【半蔀】🔗🔉

は-じとみ [2] 【半蔀】 蔀戸を上下二枚に分け,上半分を外側にはね上げて垂木から吊(ツ)るようにしたもの。 半蔀 [図]

はじとみ-ぐるま【半蔀車】🔗🔉

はじとみ-ぐるま [5] 【半蔀車】 物見に半蔀をつけた網代(アジロ)車。上皇・親王・摂関・大臣・大将・女房などの乗用。 半蔀車 [図]

はじとみ【半蔀】🔗🔉

はじとみ 【半蔀】 能の一。三番目物。雲林院の僧が,立花供養で夕顔の花を捧げる女の言葉により五条辺りへ行くと,半蔀より夕顔の上の霊が現れ,源氏の君との昔を語って舞う。「夕顔」と同工異曲。

はし-なく【端無く】🔗🔉

はし-なく [3] 【端無く】 (副) 思いがけなく。出し抜けに。「―夕影子の東京より来れるに会す/ふところ日記(眉山)」

はじ-におい【黄櫨匂・櫨匂】🔗🔉

はじ-におい ―ニホヒ [3] 【黄櫨匂・櫨匂】 黄櫨色を,肩を濃く,次第にぼかして裾が白くなるように染めた色目。また,その色目の,鎧(ヨロイ)の縅(オド)し方。

はし-ぬい【端縫(い)】🔗🔉

はし-ぬい ―ヌヒ [0] 【端縫(い)】 布の裁ち目をそのまま,あるいはごく細く折り返して際を縫うこと。はぬい。

はじ-の-き【黄櫨】🔗🔉

はじ-の-き [1] 【黄櫨】 ⇒はぜのき(黄櫨)

はしのく【波斯匿】🔗🔉

はしのく 【波斯匿】 〔梵 Prasenajit〕 中インドのコーサラ国の国王。シュラーバスティー(舎衛城)に住み,釈迦に帰依して仏教教団を擁護した。

はし-の-こ【梯の子】🔗🔉

はし-の-こ 【梯の子】 階段。はしご。また,その一段一段。「二階より―をつたひて/浮世草子・一代男 4」

はし-の-ま【階の間】🔗🔉

はし-の-ま [0] 【階の間】 「階隠(ハシカク)しの間」に同じ。

はしはか-こふん【箸墓古墳】🔗🔉

はしはか-こふん 【箸墓古墳】 奈良県桜井市箸中にある前方後円墳。全長275メートル,高さ16メートル。厚く葺(フ)き石におおわれている。四世紀前半から中頃の築造か。倭迹々日百襲姫命(ヤマトトヒモモソヒメノミコト)の墓に比定されている。特殊器台形埴輪片・土師器壺が出土。箸の墓。

はしひと-の-ひめみこ【間人皇女】🔗🔉

はしひと-の-ひめみこ 【間人皇女】 (?-665) 孝徳天皇の皇后。舒明天皇の皇女。母は皇極天皇。653年孝徳天皇を難波に残し,兄の中大兄皇子(天智天皇),皇祖母命(皇極天皇)とともに飛鳥宮に移った。

はし-ひめ【橋姫】🔗🔉

はし-ひめ [2] 【橋姫】 (1)橋を守る神。女神で,嫉妬深いと伝えられる。 →宇治の橋姫 (2)源氏物語の巻名。第四五帖。

はじ-べ【土師部】🔗🔉

はじ-べ [2] 【土師部】 古代の部民の一。埴輪(ハニワ)・土師器の製作や葬礼に関する労役に従事した。はにしべ。

はしま【羽島】🔗🔉

はしま 【羽島】 岐阜県南西部,木曾川と長良川との間にある市。近世,市場町・機業町。近年,毛織物・紡績工場が集積。都市化が進む。

はし-まくら【箸枕】🔗🔉

はし-まくら [3] 【箸枕】 箸置き。箸台。

はじまらない【始まらない】🔗🔉

はじまらない 【始まらない】 (連語) ⇒始まる(動)(4)

はじまり【始まり・初まり】🔗🔉

はじまり [0] 【始まり・初まり】 (1)はじまること。また,はじまる時。「戦いの―を告げるゴング」 (2)事の起こり。発端。また,起源。「うそは泥棒の―」「相撲の―」

はじま・る【始まる】🔗🔉

はじま・る [0] 【始まる】 (動ラ五[四]) (1)新たに物事が行われるようになる。 ⇔終わる (ア)今まで行われなかったことが,行われるようになる。「建設工事が―・る」「試合が―・る」「天地―・る時に/日本書紀(神代上訓)」(イ)(いつも行われている物事が)新たに行われるようになる。「夏休みが―・る」「学校は八時二〇分に―・る」 (2)ある物事を起因とし,新しい物事が生じる。「中国に―・る行事」「悲劇は彼の心ない発言から―・った」 (3)(「また始まった」などの形で)いつもの癖や振る舞いが行われ出す。「いつものお説教がまた―・った」 (4)(「…しても始まらない」の形で)…しても無駄である。…してもなんにもならない。「あとで文句を言っても―・らない」「今さら嘆いても―・らない」 〔「始める」に対する自動詞〕

はじ・む【始む】🔗🔉

はじ・む 【始む】 (動マ下二) ⇒はじめる

はし-むかう【箸向かふ】🔗🔉

はし-むかう ―ムカフ 【箸向かふ】 (枕詞) 古代の箸は折り箸で,向き合う意から,「弟(オト)」にかかる。「父母が成しのまにまに―弟の命(ミコト)は/万葉 1804」

はし-むこう【橋向こう】🔗🔉

はし-むこう ―ムカフ [3] 【橋向こう】 橋を隔てた向こう側。

はじめ【初め・始め】🔗🔉

はじめ [0] 【初め・始め】 (1)はじめること。 ⇔終わり 「仕事―」 (2)はじめたばかりの段階・時。副詞的にも用いる。「―にお断り申し上げます」「―気がつかなかった」 (3)起源。起こり。また,先例。「国の―」「これを―とする」 (4)多くのもののうち,第一番目のもの,また,先の方のもの。「―が男の子で次が女だ」「―の五首が良い」 (5)それが代表的な例であることを表す。「社長を―として社員一同」 (6)「始め終わり{(2)}」に同じ。「―を語り/浮世草子・五人女 5」 〔普通,順序の意には「初」,開始の意には「始」を用いる〕

はじめ-おわり【始め終わり】🔗🔉

はじめ-おわり ―ヲハリ [3] 【始め終わり】 (1)はじめと終わり。[ヘボン] (2)発端と結末。また,はじめから終わりまで。「―の事どもをいろ語りければ/仮名草子・恨の介」

はじめ-ね【始め値】🔗🔉

はじめ-ね [3] 【始め値】 株式市場の立ち会いで最初についた値段。寄付(ヨリツキ)値。

はじめ-たる【始めたる】🔗🔉

はじめ-たる 【始めたる】 (連語) 〔動詞「始む」の連用形「始め」に助動詞「たり」の連体形「たる」の付いたもの〕 はじめての。「これを―御事ならばこそあらめ/栄花(つぼみ花)」

はじめ-て【初めて・始めて】🔗🔉

はじめ-て [2] 【初めて・始めて】 (副) (1)その状態・事柄をそれまで経験していないさま。最初。「―お目にかかります」 (2)ある経過を経てやっと。「失って―偉大さに気づく」

はじめ-まして【初めまして・始めまして】🔗🔉

はじめ-まして 【初めまして・始めまして】 (連語) 初対面の人に対するあいさつの言葉。「―,私,中村と申します」

はじいる【恥じ入る】(和英)🔗🔉

はじいる【恥じ入る】 be[feel]deeply ashamed.⇒恥じる.

はじく【弾く】(和英)🔗🔉

はじく【弾く】 (1)[指で]flip;→英和 fillip;→英和 snap.→英和 (2)[水などを]repel;→英和 shed.→英和

はじける【弾ける】(和英)🔗🔉

はじける【弾ける】 pop;→英和 spring (板などが).→英和

はじまり【始まり】(和英)🔗🔉

はじまり【始まり】 the beginning;the origin (起原).→英和

はじまる【始まる】(和英)🔗🔉

はじまる【始まる】 begin;→英和 start;→英和 open;→英和 break out (戦争・事件が).

はじめ【初[始]め】(和英)🔗🔉

はじめ【初[始]め】 the beginning;the start;→英和 the outset;→英和 the origin (起源).→英和 〜から from the beginning[start].〜からやり直す begin over again.〜の first;→英和 original;→英和 early (初期の).→英和 〜に first;at the beginning.〜は at first.

はじめて【初[始]めて】(和英)🔗🔉

はじめて【初[始]めて】 for the first time;first.→英和 この土地は〜です I have never been here before.

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