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や‐いん【夜陰】🔗🔉

や‐いん【夜陰】 夜のやみ。夜の暗さ。また、夜中。夜分。「―に乗じて攻撃をしかける」

や‐えい【夜営】🔗🔉

や‐えい【夜営】 [名]スル夜、軍隊が陣営を設けること。また、その陣営。

や‐えん【夜宴】🔗🔉

や‐えん【夜宴】 夜、催される宴会。夜の宴会。

や‐が【夜×蛾】🔗🔉

や‐が【夜×蛾】 鱗翅(りんし)目ヤガ科の昆虫の総称。体は太く、翅(はね)は比較的小さく、一般にくすんだ色や模様をもち、翅を閉じると保護色となる。夜行性で灯火によく集まる。アケビコノハ・タマナヤガ・ヨトウガ・キシタバガなど、種類は非常に多い。

や‐かい【夜会】‐クワイ🔗🔉

や‐かい【夜会】‐クワイ 夜、開かれる社交のための宴会。特に、音楽会・舞踏会・晩餐会など。「夜会巻き」「夜会結び」の略。

やかい‐ふく【夜会服】ヤクワイ‐🔗🔉

やかい‐ふく【夜会服】ヤクワイ‐ 夜の正式な社交的会合に着用する礼服。女性のイブニングドレス、男性の燕尾服(えんびふく)・タキシードなど。

やかい‐まき【夜会巻(き)】ヤクワイ‐🔗🔉

やかい‐まき【夜会巻(き)】ヤクワイ‐ 鹿鳴館(ろくめいかん)時代に流行した女性の束髪。後頭部で髪を束ね、頭頂の方へ左右からねじり合わせてピンで留めた髪形。夜会結び。夜会。

やかい‐むすび【夜会結び】ヤクワイ‐🔗🔉

やかい‐むすび【夜会結び】ヤクワイ‐ 夜会巻き

や‐がく【夜学】🔗🔉

や‐がく【夜学】 夜間に学業を修める課程。また、その課程を設置した教育機関。「―生」《季 秋》「―すすむ教師の声の低きまま/虚子」夜、学問をすること。

や‐がっこう【夜学校】‐ガクカウ🔗🔉

や‐がっこう【夜学校】‐ガクカウ 夜間に授業を行う学校。夜学。

や‐かん【夜間】🔗🔉

や‐かん【夜間】 夜の間。日没から翌朝の日の出までの間。夜。「―飛行」「―照明」

やかん‐ちゅうがく【夜間中学】🔗🔉

やかん‐ちゅうがく【夜間中学】 中学校において夜間に開設される学級の通称。なんらかの理由で中学校教育を修了しなかった者のために開設される中学校の特別課程。

やかんひこう【夜間飛行】ヤカンヒカウ🔗🔉

やかんひこう【夜間飛行】ヤカンヒカウ 《原題、(フランス)Vol de Nuit》サン=テグジュペリの小説。一九三一年刊。航空郵便事業のために困難な夜間飛行に従事する人々の姿を通して、責任をもって行動することの倫理性と人間の尊厳を探求した作者の代表作の一つ。

やかん‐ぶ【夜間部】🔗🔉

やかん‐ぶ【夜間部】 高校・大学などに設置されている、夜間に授業が行われる課程。二部。

や‐き【夜気】🔗🔉

や‐き【夜気】 夜の冷たい空気。「外に出て―にふれる」夜のけはい。「―が迫る」

や‐ぎょう【夜業】‐ゲフ🔗🔉

や‐ぎょう【夜業】‐ゲフ 夜間に仕事をすること。また、その仕事。よなべ。《季 秋》

やきょう‐しょう【夜驚症】ヤキヤウシヤウ🔗🔉

やきょう‐しょう【夜驚症】ヤキヤウシヤウ 子供が睡眠中に、突然起き上がって驚き怖がるように泣き騒ぐ症状。情緒的不安などがあるため起こるといわれる。

や‐きょく【夜曲】🔗🔉

や‐きょく【夜曲】 セレナーデ

や‐きん【夜勤】🔗🔉

や‐きん【夜勤】 夜間に勤務すること。夜間の勤務。

や‐きん【夜×禽】🔗🔉

や‐きん【夜×禽】 夜行性の鳥。フクロウ・ヨタカなど。

や‐ぐ【夜具】🔗🔉

や‐ぐ【夜具】 夜、寝るときに用いる布団・毛布などの総称。寝具。

やく‐がい【夜久貝・屋久貝】‐がひ🔗🔉

やく‐がい【夜久貝・屋久貝】‐がひ ヤコウガイの別名。

や‐けい【夜景】🔗🔉

や‐けい【夜景】 夜の景色。夜の眺め。

や‐けい【夜警】🔗🔉

や‐けい【夜警】 夜、見回って火災や犯罪などの警戒をすること。また、その役目の人。

やけい‐こっか【夜警国家】‐コクカ🔗🔉

やけい‐こっか【夜警国家】‐コクカ 国家の機能を、外敵の防御、国内の治安維持など最小限の夜警的な役割に限定した国家。自由主義国家を私有財産の番人として批判したラッサールの用語。福祉国家・行政国家に対置される。

よ【夜】🔗🔉

よ【夜】 日没から日の出までの間。よる。「―が明ける」「―が更ける」

夜の目も寝ない🔗🔉

夜の目も寝ない 夜も寝ない。夜も休まない。「―で看病する」

夜も日も明けない🔗🔉

夜も日も明けない それがないと一時たりとも過ごすことができない。「女房なしには―ない」

夜を明か・す🔗🔉

夜を明か・す 寝ないで夜を過ごす。「避難所で―・す」

夜を籠(こ)・む🔗🔉

夜を籠(こ)・む まだ夜が明けないでいる。夜がまだ深い。「―・めて竹の編み戸にたつ霧の晴ればやがてやあけむとすらむ」〈山家集・上〉

夜を徹(てつ)・する🔗🔉

夜を徹(てつ)・する 夜通し物事を行う。徹夜する。「―・して作業する」

夜を徹(とお)・す🔗🔉

夜を徹(とお)・す夜を徹(てつ)する」に同じ。「―・して調べ物をする」

夜を日に継・ぐ🔗🔉

夜を日に継・ぐ 《「孟子」離婁下から》昼夜の別なく、続けてある物事をする。「―・いで働く」

よ‐い【夜居】‐ゐ🔗🔉

よ‐い【夜居】‐ゐ 夜の間、勤めの場所に詰めていること。とのい。宿直。「これは―の人々の目ざましに給へ」〈宇津保・あて宮〉加持・祈祷(きとう)のため、僧が夜間貴人のそばにつき添っていること。また、その僧。「―にさぶらひてねぶりたる、うちおどろきて陀羅尼(だらに)読む」〈源・総角〉

よ‐いくさ【夜△軍】🔗🔉

よ‐いくさ【夜軍】 夜間に戦うこと。夜間の戦闘。

ようさ‐つ‐かた【△夜さつ方】🔗🔉

ようさ‐つ‐かた【夜さつ方】 《「ようさりつかた」の音変化した「ようさっつかた」の促音の無表記》夕方。「けふの―、京へのぼるついでに」〈土佐〉

よう‐さり【△夜さり】🔗🔉

よう‐さり【夜さり】 《「よさり」の音変化》夜。また、夕方。よさり。「けふなむとて、―見えたり」〈かげろふ・中〉

ようさり‐かた【△夜さり方】🔗🔉

ようさり‐かた【夜さり方】 夜分。また、夕方。よさり。よさりつかた。「さて―、こと蔵人して聞こえ給ふ」〈宇津保・国譲下〉

ようさり‐つ‐かた【△夜さりつ方】🔗🔉

ようさり‐つ‐かた【夜さりつ方】 「よさりつかた」の音変化。「―、二条院へ渡り給はむとて」〈源・若菜下〉

よ‐おき【夜起き】🔗🔉

よ‐おき【夜起き】 夜中に起きること。〈文明本節用集〉揚屋で客が夜中に起き出して酒を飲み興じること。「この里の―のおもしろさ」〈浮・諸艶大鑑・一〉

よ‐がけ【夜駆け】🔗🔉

よ‐がけ【夜駆け】夜討ち」に同じ。「黒羽の城へ―をなす」〈関八州古戦録〉

よ‐かせぎ【夜稼ぎ】🔗🔉

よ‐かせぎ【夜稼ぎ】 夜間に仕事をすること。夜、盗みを働くこと。夜盗。

よがな‐よっぴて【夜がな夜っぴて】🔗🔉

よがな‐よっぴて【夜がな夜っぴて】 [副]夜通し。一晩中。「―騒ぎ歩く」→夜っぴて

よ‐がらす【夜×烏】🔗🔉

よ‐がらす【夜×烏】 夜鳴く烏。

よ‐ぎしゃ【夜汽車】🔗🔉

よ‐ぎしゃ【夜汽車】 夜間に走る汽車。夜行列車。「―で行く」

よ‐ごし【夜越し】🔗🔉

よ‐ごし【夜越し】 夜を越すこと。夜どおし。「君がため―に摘める七草のなづなの花を見て忍びませ」〈散木・一〉夜、山河などを越すこと。夜ごえ。「わしは今夜は―に行く」〈浄・伊賀越〉

よこ‐ひき【夜△興引き】🔗🔉

よこ‐ひき【夜興引き】 《「よごひき」とも》冬の夜間、山中で猟をすること。また、その人。よこうひき。《季 冬》「―や犬心得て山の路/子規」

よ‐さ【夜さ】🔗🔉

よ‐さ【夜さ】 よる。よさり。「―のとまりはどこが留りぞ」〈虎寛狂・靭猿〉

よ‐さむ【夜寒】🔗🔉

よ‐さむ【夜寒】 夜の寒さ。特に、秋が深まって夜の寒さが強く感じられること。また、その季節。《季 秋》「あはれ子の―の床の引けば寄る/汀女」

よ‐さめ【夜雨】🔗🔉

よ‐さめ【夜雨】 夜降る雨。やう。

よ‐さり【夜さり】🔗🔉

よ‐さり【夜さり】 《「さり」は来る、近づくの意を表す動詞「去る」の連用形から》夜になるころ。夜。ようさり。「私などは―店を了(しま)いますると」〈鏡花・草迷宮〉今夜。今晩。「大納言―斬らるべう候ふなれば、成経も同座にてこそ候はんずらめ」〈平家・二〉

よさり‐つ‐かた【夜さりつ方】🔗🔉

よさり‐つ‐かた【夜さりつ方】 《「つ」は「の」の意の格助詞》夜になる時分。夕方。ようさりつかた。「―、二条院へ渡り給はむとて」〈源・若菜下〉

よ‐ぞら【夜空】🔗🔉

よ‐ぞら【夜空】 夜の空。「―に輝く星」

よ‐つ‐ばり【夜つ△尿】🔗🔉

よ‐つ‐ばり【夜つ尿】 《「つ」は「の」の意の格助詞。「ばり」は「ゆばり」の略》寝小便。夜尿(やによう)。「妹は―たれるとてさられける」〈咄・露がはなし・三〉

よっ‐ぴて【夜っぴて】🔗🔉

よっ‐ぴて【夜っぴて】 [副]《「よっぴとい」の音変化》一晩中。夜どおし。「昨夜は―風が吹き荒れた」

よっ‐ぴとい【夜っぴとい】🔗🔉

よっ‐ぴとい【夜っぴとい】 [副]《「よひとよ(夜一夜)」の音変化》「よっぴて」に同じ。「ほんにおのしを連れてきてくれろと―せめやがった」〈洒・契国策〉

よ‐づめ【夜詰め】🔗🔉

よ‐づめ【夜詰め】 夜、勤務の場所などに詰めていること。また、夜遅くまで働くこと。夜、攻めること。夜攻め。〈運歩色葉〉

よ‐とぎ【夜×伽】🔗🔉

よ‐とぎ【夜×伽】 主君のため、病人のためなどに、夜寝ないで付き添うこと。また、その人。女が男の意に従って夜の共寝をすること。通夜(つや)に死者のかたわらで夜どおし過ごすこと。また、通夜。

よ‐とで【夜戸出】🔗🔉

よ‐とで【夜戸出】 夜、戸外に出ること。夜間の外出。「我妹子(わぎもこ)が―の姿見てしより心空なり地(つち)は踏めども」〈万・二九五〇〉朝戸出。

よ‐なき【夜泣き】🔗🔉

よ‐なき【夜泣き】 赤ん坊が眠れないで夜中に泣くこと。

よなき‐いし【夜泣き石】🔗🔉

よなき‐いし【夜泣き石】 夜になると泣き声が聞こえてくるなどという伝承をもつ石。静岡県小夜中山(さよのなかやま)のものが有名。

よ‐なべ【夜=業・夜×鍋】🔗🔉

よ‐なべ【夜業・夜×鍋】 [名]スル《夜、鍋で物を煮て食べながらする意からという》夜、仕事をすること。また、その仕事。夜業(やぎよう)。夜仕事。「内職で―する」《季 秋》「お六櫛つくる―や月もよく/青邨」

よな‐よな【夜な夜な】🔗🔉

よな‐よな【夜な夜な】 《「な」は接尾語》(多く副詞的に用いる)夜が来るごとに起こること。毎晩。夜ごと。「―悪夢にうなされる」多くの夜。夜々。「独り大殿ごもる―多く」〈源・若菜下〉

よ‐ひとよ【夜一夜】🔗🔉

よ‐ひとよ【夜一夜】 [副]夜どおし。よもすがら。一晩中。よっぴて。「―ろくろく安気に眠ったこともなかったほど」〈藤村・夜明け前〉

よ‐ま【夜間】🔗🔉

よ‐ま【夜間】 夜のあいだ。よる。やかん。「―も昼間も三度栗」〈常磐津・角兵衛〉

よ‐まわり【夜回り・夜×廻り】‐まはり🔗🔉

よ‐まわり【夜回り・夜×廻り】‐まはり 夜、警備のために所定の地域や建物内を見回ること。特に、冬の夜、火災防止のために拍子木などを打ちながら町内を見回ること。また、その人。夜警。夜番。《季 冬》

よみ‐が‐はま【夜見ヶ浜】🔗🔉

よみ‐が‐はま【夜見ヶ浜】 弓ヶ浜(ゆみがはま)

よ‐みせ【夜店・夜見世】🔗🔉

よ‐みせ【夜店・夜見世】 夜、路上などで品物を並べて売る店。《季 夏》「引いて来し―車をまだ解かず/虚子」遊郭で、夜に見世を張ること。「昼にもまさる灯火(ともしび)は月常住の―かや」〈浄・淀鯉〉

よ‐みや【夜宮・△宵宮】🔗🔉

よ‐みや【夜宮・宵宮】 祭りの前夜に行う簡単な祭り。本来は真夜中に重要な祭儀が行われていたが、後世は前夜祭または翌日の準備行事とみられる例が多くなった。よいみや。宵祭り。《季 夏》「身にしみて夕風きよき―かな/万太郎」

よみや‐まつり【夜宮祭(り)】🔗🔉

よみや‐まつり【夜宮祭(り)】夜宮(よみや)」に同じ。

よ‐め【夜目・夜△眼】🔗🔉

よ‐め【夜目・夜眼】 夜、暗い中で物を見ること。また、夜、物を見る目。「―にも白く見える花」「―がきく」

よ‐ら【夜ら】🔗🔉

よ‐ら【夜ら】 《「ら」は接尾語》よ。よる。「思ひつつわが寝(ぬ)る―を数(よ)みもあへむかも」〈万・三二七四〉

よる【夜】🔗🔉

よる【夜】 日の入りから日の出までの暗い間。太陽が沈んで暗くなっている間。よ。昼。 [類語]夜(よ)・小夜(さよ)・夜(よ)さり・宵(よい)・晩・暮夜(ぼや)・夜間・夜中(やちゆう)・夜分(やぶん)・夜陰(やいん)・夜半(よわ)・夜中(よなか)・夜半(やはん)・ナイト

夜となく昼となく🔗🔉

夜となく昼となく 夜と昼との区別なく。昼夜兼行で。「―働き続ける」

夜を昼にな・す🔗🔉

夜を昼にな・す 昼夜の別なく行う。昼夜兼行で行う。「こと心なくて―・してなむ、急ぎまかで来(こ)し」〈宇津保・吹上上〉

よる‐がお【夜顔】‐がほ🔗🔉

よる‐がお【夜顔】‐がほ ヒルガオ科の蔓性(つるせい)の一年草。葉はサツマイモに似て心臓形で大きい。七〜九月、らっぱ状の白い花をつけ、夕方開いて芳香を放ち、翌朝しぼむ。熱帯アメリカの原産で、鉢植えなどにされる。夜会草(やかいそう)。ゆうがお。《季 秋》

よる‐の‐あき【夜の秋】🔗🔉

よる‐の‐あき【夜の秋】 秋の気配の感じられる、夏の終わりの夜。《季 夏》「涼しさの肌に手を置き―/虚子」

よる‐の‐おとど【夜の△御△殿】🔗🔉

よる‐の‐おとど【夜の殿】 清涼殿内の天皇の御寝所。朝餉(あさがれい)の間の東隣にある。よるのおまし。よんのおとど。中宮あるいは東宮の御寝所。また、貴人の寝所。「日一日下に居くらして…、―に入らせ給ひにけり」〈枕・八二〉

よる‐の‐おまし【夜の△御△座】🔗🔉

よる‐の‐おまし【夜の座】 夜の御座(おとど)」に同じ。「―に入り給ひぬ」〈源・若紫〉貴人の夜具。「夜のしとねをば公家にては―とも」〈貞丈雑記〉

よる‐の‐おんな【夜の女】‐をんな🔗🔉

よる‐の‐おんな【夜の女】‐をんな 夜、街頭で客を求め売春をする女。

よる‐の‐ころも【夜の衣】🔗🔉

よる‐の‐ころも【夜の衣】 夜、寝るときに着る衣服。また、寝間着。「蝉(せみ)の羽の―は薄けれど移り香濃くも匂ひぬるかな」〈古今・雑上〉

夜の衣を返・す🔗🔉

夜の衣を返・す 夜の衣を裏返して着て寝る。夢で恋しい人に会えるという俗信による。「―・しわび給ふ夜な夜な」〈狭衣・四〉

よる‐の‐そこ【夜の底】🔗🔉

よる‐の‐そこ【夜の底】 夜の深い闇をいう語。「―に姿を消す」

よる‐の‐ちょう【夜の×蝶】‐テフ🔗🔉

よる‐の‐ちょう【夜の×蝶】‐テフ バー・キャバレーなどで客をもてなす女性。そのはなやかさを蝶にたとえたもの。

よる‐の‐つる【夜の×鶴】🔗🔉

よる‐の‐つる【夜の×鶴】 夜鳴くツル。《白居易「五弦弾」から》子を思う親の愛情の深さにたとえていう語。焼け野の雉子(きぎす)。夜鶴(やかく)子を思う。「―の子を思って籠(こ)の中に鳴く」〈謡・経政〉→夜鶴(やかく)

よる‐の‐とばり【夜の△帳】🔗🔉

よる‐の‐とばり【夜の帳】 夜の闇を、帳にたとえていう語。「―が下りる」

よる‐の‐にしき【夜の×錦】🔗🔉

よる‐の‐にしき【夜の×錦】(やみ)の夜(よ)の錦」に同じ。

よるのねざめ【夜の寝覚】🔗🔉

よるのねざめ【夜の寝覚】 平安後期の物語。五巻または三巻。作者は菅原孝標女(すがわらのたかすえのむすめ)と伝えられるが未詳。成立年未詳。中の君寝覚の上と中納言との悲恋物語。源氏物語の影響が強い。夜半(よわ)の寝覚。寝覚。

よる‐の‐ふすま【夜の×衾】🔗🔉

よる‐の‐ふすま【夜の×衾】 夜、寝る布団。夜具。寝具。「少将の形見には―」〈高野本平家・三〉

よる‐の‐もの【夜の物】🔗🔉

よる‐の‐もの【夜の物】 夜、寝るときに用いるもの。夜着、寝具など。「いとあはれと思ひて、―まで送りて」〈伊勢・一六〉

よん‐の‐おとど【△夜の△御△殿】🔗🔉

よん‐の‐おとど【夜の殿】 「よるのおとど」の音変化。「―に入らせ給ひても」〈太平記・四〉

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