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き‐あ・う【来合ふ】‐あふ🔗🔉

き‐あ・う【来合ふ】‐あふ [動ハ四]「来合わせる」に同じ。「あくるまでも試みむとしつれど、頓(とみ)なる召使ひの―・ひたりつればなん」〈かげろふ・上〉

き‐あわ・せる【来合(わ)せる】‐あはせる🔗🔉

き‐あわ・せる【来合(わ)せる】‐あはせる [動サ下一]きあは・す[サ下二]ちょうどやって来て、たまたま出会う。「ちょうど―・せたタクシーに乗る」

き‐かか・る【来掛(か)る】🔗🔉

き‐かか・る【来掛(か)る】 [動ラ五(四)]ちょうどその場所のあたりに来る。さしかかる。「店の前に―・ったとき声を掛けられた」来ようとする。途中まで来る。「こちらへ―・って引き返した」

き‐がけ【来掛け】🔗🔉

き‐がけ【来掛け】 来る途中。きしな。「―に買い物をしてきた」(ゆ)き掛け。来る早々。着くとすぐ。「これは―からの御挨拶」〈伎・四谷怪談〉

き‐し‐かた【来し方】🔗🔉

き‐し‐かた【来し方】 〔連語〕《「き」は動詞「く(来)」の連用形、「し」は過去の助動詞「き」の連体形》過ぎ去った時。過去。こしかた。「―を懐かしむ」「―を思ひ出づるもはかなきを行く末かけて何頼むらむ」〈源・総角〉通りすぎてきた場所・方向。通過した所。こしかた。「―を見やれば、うみづらに並べて集まりたる屋どもの前に」〈かげろふ・中〉→こしかた(来し方)

きしかた‐ゆくすえ【来し方行く末】‐ゆくすゑ🔗🔉

きしかた‐ゆくすえ【来し方行く末】‐ゆくすゑ 〔連語〕過去と未来。来し方行く先。「―を思う」過ぎてきた方向・場所と、これから行く方向・場所。来し方行く先。「―も知らず、海にまぎれむとしき」〈竹取〉

き‐しな【来しな】🔗🔉

き‐しな【来しな】 《「しな」は接尾語》来るついで。来る途中。きがけ。「―に銀行に寄ってきた」

きた・す【来す】🔗🔉

きた・す【来す】 [動サ五(四)]結果として、ある事柄・状態を生じさせる。招く。「支障を―・す」「からだに変調を―・す」来るようにする。「年々長崎の津に船を―・すこととはなりぬ」〈蘭東事始〉

きた・る【来る】🔗🔉

きた・る【来る】 [動ラ五(四)]《「きいた(来至)る」の音変化》やって来る。くる。「米大統領―・る」「冬―・りなば春遠からじ」使いものにならなくなる。古くなっていたむ。古くさくなる。ぼける。「角琴柱(かくことぢ)はちと―・ったから打ち直させうと思ふよ」〈滑・浮世風呂・二〉異性に、ほれこむ。「年増(としま)のお麦めは自己(おいら)に九分九厘―・ってゐて」〈滑・七偏人・三〉(動詞の連用形に付いて)…し続けて現在にまで及ぶ。「行い―・る」

来る者は拒まず🔗🔉

来る者は拒まず 《「春秋公羊伝」隠公二年から》心を寄せて近づいて来る者は、どんな者でも受け入れるという意。「―、去る者は追わず」

きたる【来る】🔗🔉

きたる【来る】 [連体]《動詞「きた(来)る」の連体形から》月日や行事などを表す語の上に付いて、近いうちにくる、この次の、の意を表す。「運動会は―一〇日に開かれる」「―定期総会において」去る。

きたる‐べき【来るべき】🔗🔉

きたる‐べき【来るべき】 [連体]近いうちにくるはずの。「―大会に備える」

き‐つ・く【来着く】🔗🔉

き‐つ・く【来着く】 [動カ四]到着する。「返り事は、京に―・きてなむ持て来たりける」〈伊勢・二〇〉

き‐て【来手】🔗🔉

き‐て【来手】 来る人。来てくれる人。「嫁の―がない」

き‐な・れる【来慣れる・来×馴れる】🔗🔉

き‐な・れる【来慣れる・来×馴れる】 [動ラ下一]きな・る[ラ下二]ふだんよく来て慣れている。通い慣れる。来つける。「―・れたゴルフ場」

き・ふ【来△経】🔗🔉

き・ふ【来経】 [動ハ下二]年月が訪れては過ぎ去る。「はねず色のうつろひ易き心あれば年をそ―・ふる言(こと)は絶えずて」〈万・三〇七四〉

き‐へな・る【来△隔る】🔗🔉

き‐へな・る【来隔る】 [動ラ四]来て隔たりができる。一説に、障害となって間が隔たる意とも。「あしひきの山―・りて玉桙(たまほこ)の道の遠けば」〈万・三九六九〉

き‐むか・う【来向かふ】‐むかふ🔗🔉

き‐むか・う【来向かふ】‐むかふ [動ハ四]時や人がやってくる。近づいてくる。「日並(ひなみし)の皇子の命(みこと)の馬並(な)めて御(み)狩り立たしし時は―・ふ」〈万・四九〉

く【来】🔗🔉

く【来】 [動カ変]「く(来)る」の文語形。

く‐さ【来さ】🔗🔉

く‐さ【来さ】 《「さ」は時の意の接尾語。「行くさ来さ」の形で用いられる》こちらへ来る時。こちらへ帰る時。来るさ。「青海原風波なびき行くさ―障(つつ)むことなく船は早けむ」〈万・四五一四〉

く‐らく【来らく】🔗🔉

く‐らく【来らく】 《動詞「く(来)」(カ変)のク語法》来ること。「夜のほどろ出でつつ―度(たび)まねくなれば我が胸切り焼くごとし」〈万・七五五〉

くる【来る】🔗🔉

くる【来る】 [動カ変]く[カ変]空間的に離れているものが自分のいる方・所へ向かって動く。また、近づく。こちらに近づいたり着いたりする。接近・到着する。訪れる。「バスがきた」「留守に友人がきた」「霜のこないうちに取り入れを済ませる」自分が今いる所を、再び、また以前にたずねる。やってくる。「いつかきた町」「また明日きます」物が届く。「便りがくる」「ようやく注文した本がきた」鉄道・水道などの設備が通じる。「この町にはまだガスがきていない」時間的に近づく。ある季節・時期・時間になる。「春がきた」「時間がきたので終わりにする」「行く年くる年」事態が進んで、ある状態に至る。「もはや救いようのないところまできている」「使いづめでがたがくる」「もともと体が弱いところへきて、この暑さですっかりまいってしまった」(「…からくる」の形で)そのことが原因・契機になってある事態が生じる。起因する。「疲労からきた病気」「倒産は経営の不手際からきている」「信念からくる実行力」由来する。「ギリシア語からきた言葉」何かによって、ある反応・感覚・感情が起こる。「ぴんとくる」「胸にじんとくる温かい言葉」(「…ときたら」「…ときては」「…とくると」などの形で)ある物事を特に取り上げ強調して言う意を表す。特に…の場合は。…について言うと。「酒とくると、からっきしだめだ」「甘い物ときたら、目がない」《近世語から》恋い慕う気持ちが起こる。ほれる。「君はよっぽど、どら吉(きち)にきているな」〈逍遥・当世書生気質〉あるやり方でこちらに働きかける。「数でこられたらかなわない」(補助動詞)動詞の連用形に接続助詞「て」が付いた形に付く。少しずつ移行したり、程度が進んだりして、しだいにその状態になる。だんだん…になる。「日増しに暖かくなってきた」「最近太ってきた」ある動作・状態が前から続いている。ずっと…する。…しつづける。「再三、注意してきたことだが」「改良を重ねてきた品種」ある動作をしてもとに戻る。…しに行って帰る。「買い物に行ってくる」「外国の事情をつぶさに見てこようと思っている」ある動作・状態をそのまま続けながら、こちらへ近づく。また、そのようにしてこちらへ至る。「敵が押し寄せてくる」「付き添ってくる」◆古くは「からうじて大和人こむと言へり。よろこびて待つに」〈伊勢・二三〉のように、行く意で用いられる場合がある。これは目的地に自分がいる立場でいうのであって、結果としてはと同じ用法。現代でも、相手に向かって「あすの同級会にはきますか」という言い方をすることがあるのも、これと同じ発想。命令形は、古くは「いづら、猫は。こち率(ゐ)てこ」〈更級〉のように、「こ」だけの形が用いられ、「こよ」が用いられるのは中世以後。は、多くぐあいの悪いことが起こる場合に用いられる。 [類語]迫る・近づく・やってくる・来(きた)る・訪れる・来訪する・到着する・着く(尊敬)いらっしゃる・見える・おいでになる・お越しになる・おでましになる・お運びになる(謙譲)参る・伺う・参ずる [下接句]呆(あき)れが礼に来る・頭に来る・鴨(かも)が葱(ねぎ)を背負(しよ)って来る・尻(しり)が来る・鶏冠(とさか)に来る・盆と正月が一緒に来たよう・矢でも鉄砲でも持って来い

来たか長さん待ってたほい🔗🔉

来たか長さん待ってたほい 待ちかねていた事態が来たという思いを込めていう軽口。

来た見た勝った🔗🔉

来た見た勝った(ラテン)Veni, Vidi, Vici》カエサルがポントス王を討ったとき、友人に書いた手紙の文。簡単明瞭な手紙の例とされる。

来る者は拒(こば)まず🔗🔉

来る者は拒(こば)まず(きた)る者は拒まず」に同じ。

くるす‐さぶろう【来栖三郎】‐サブラウ🔗🔉

くるす‐さぶろう【来栖三郎】‐サブラウ一八八六〜一九五四]外交官。神奈川の生まれ。駐ドイツ大使として日独伊三国同盟を成立させ、太平洋戦争直前には、特派大使として対米交渉を行った。

くる‐とし【来る年】🔗🔉

くる‐とし【来る年】 新しくやってくる年。明年(みようねん)。「行く年―」

け【△来】🔗🔉

け【来】 動詞「く(来)」の連用形「き」の上代東国方言。「水鳥の発(た)ちの急ぎに父母に物言(は)ずけにて今ぞ悔しき」〈万・四三三七〉

け・り【△来り】🔗🔉

け・り【来り】 [動ラ変]《動詞「く(来)」の連用形に「あり」の付いた「きあり」の音変化》来ている。「玉梓(たまづさ)の使の―・れば嬉しみと」〈万・三九五七〉

こ【来】🔗🔉

こ【来】 動詞「く(来)」の命令形。平安時代までは「よ」をつけない形で用いられた。「この寮(つかさ)に詣(まう)で―」〈竹取〉→来(く)

こ‐し‐かた【来し方】🔗🔉

こ‐し‐かた【来し方】 〔連語〕《「こ」は動詞「く(来)」の未然形、「し」は過去の助動詞「き」の連体形》過ぎ去った時。過去。きしかた。「―は暗い苦悩(くるしみ)と悲痛(かなしみ)とに満たされていた」〈万太郎・末枯〉通り過ぎてきた場所・方向。「―の山は霞(かす)み、はるかにて」〈源・須磨〉◆の意は、平安中期には「きしかた」を用いた。平安末期にはその区別がはっきりしなくなり、鎌倉時代に入ると両意に「こしかた」が使われるようになった。

こしかた‐ゆくすえ【来し方行く末】‐ゆくすゑ🔗🔉

こしかた‐ゆくすえ【来し方行く末】‐ゆくすゑ 〔連語〕過去と未来。「眠られぬ儘に―を思い回(めぐ)らせば回らすほど」〈二葉亭・浮雲〉通り過ぎてきた方向と、これから行く方向。「はるばる一通りは―野原なり」〈とはずがたり・四〉

こむ‐よ【来む世】🔗🔉

こむ‐よ【来む世】 〔連語〕《「む」は推量の助動詞》死後に、生まれかわって住む世。らいせ。「この世には人言繁し―にも逢はむ我が背子今ならずとも」〈万・五四一〉

こ・れる【来れる】🔗🔉

こ・れる【来れる】 [動ラ下一]来ることができる。カ行変格活用の「く(来)る」を可能動詞化したもの。「こられる」(「くる」の未然形+可能の助動詞「られる」)が本来の言い方。

らい【来】🔗🔉

らい【来】 鎌倉中期から南北朝時代、山城で活躍した刀工の家名。高麗(こうらい)から渡来した国吉が祖とされるが、現存作刀はその子国行に始まる。

らい【来】🔗🔉

らい【来】 [連体](日付・年月などで)この次の。きたる。「―場所」「―シーズン」〔接尾〕時などを表す語に付いて、その時から現在まで続いている意を表す。以来。このかた。「数日―」「昨年―」「一別―」

らい‐い【来意】🔗🔉

らい‐い【来意】 訪ねてきた目的。来訪の理由。「―を告げる」手紙の趣旨。

らい‐えつ【来謁】🔗🔉

らい‐えつ【来謁】 [名]スル訪れてお目にかかること。「知事―す」〈久米邦武・米欧回覧実記〉

らい‐えん【来援】‐ヱン🔗🔉

らい‐えん【来援】‐ヱン [名]スル来て助けること。助けに来ること。「国都より、靖難の義兵、―するに至りしかば」〈竜渓・経国美談〉

らい‐えん【来演】🔗🔉

らい‐えん【来演】 [名]スルその土地に来て、劇の上演や音楽の演奏などをすること。「イタリアの歌劇団が―する」

らい‐おう【来往】‐ワウ🔗🔉

らい‐おう【来往】‐ワウ [名]スル行ったり来たりすること。ゆきき。往来。「外国船が―する」

らい‐か【来夏】🔗🔉

らい‐か【来夏】 来年の夏。

らい‐が【来賀】🔗🔉

らい‐が【来賀】 来て祝いを述べること。

らい‐が【来×駕】🔗🔉

らい‐が【来×駕】 [名]スル《「らいか」とも》他の人を敬ってその来訪をいう語。来車。「播州大倉谷迄―せられし趣きを」〈染崎延房・近世紀聞〉

らい‐かい【来会】‐クワイ🔗🔉

らい‐かい【来会】‐クワイ [名]スル集会・会合などに集まって来ること。「各界の名士が多数―する」

らい‐かく【来客】🔗🔉

らい‐かく【来客】 らいきゃく(来客)

らい‐かん【来館】‐クワン🔗🔉

らい‐かん【来館】‐クワン [名]スル美術館・図書館・映画館などに来ること。「書道展を見に―した人たち」

らい‐かん【来簡・来×翰】🔗🔉

らい‐かん【来簡・来×翰】 送られてきた手紙。来書。来信。「―一通」〈福沢・福翁百話〉

らい‐かん【来観】‐クワン🔗🔉

らい‐かん【来観】‐クワン [名]スル来て見物すること。行事や催し物などを見に来ること。「―者」

らい‐き【来季】🔗🔉

らい‐き【来季】 スポーツで、この次のシーズン。来シーズン。

らい‐き【来期】🔗🔉

らい‐き【来期】 この次の期間。「残金は―に繰り越す」

らい‐ぎ【来儀】🔗🔉

らい‐ぎ【来儀】 《「儀」も来る意》やって来ること。また、来ることを敬っていう語。

らい‐きゃく【来客】🔗🔉

らい‐きゃく【来客】 訪れてくる客。また、訪ねて来た客。らいかく。「週末に―がある」「―中」

らい‐くにつぐ【来国次】🔗🔉

らい‐くにつぐ【来国次】 鎌倉後期の刀工。国俊の女婿で、のち正宗の門に入り正宗十哲の一人に挙げられる。生没年未詳。

らい‐くにとし【来国俊】🔗🔉

らい‐くにとし【来国俊】 鎌倉後期の刀工。国行の子。来派の代表者。銘に「国俊」の二字のものと、来を冠した三字のものとがあって作風も異なるため、同人説・別人説の両方がある。生没年未詳。

らい‐くにみつ【来国光】🔗🔉

らい‐くにみつ【来国光】 室町前期の刀工。国俊の子。国次と並ぶ来派の名工。生没年未詳。

らい‐くにゆき【来国行】🔗🔉

らい‐くにゆき【来国行】 鎌倉中期の刀工。来派の事実上の始祖。生没年未詳。

らい‐げつ【来月】🔗🔉

らい‐げつ【来月】 今月の次の月。

らい‐こう【来光】‐クワウ🔗🔉

らい‐こう【来光】‐クワウ 御来光(ごらいこう)

らい‐こう【来校】‐カウ🔗🔉

らい‐こう【来校】‐カウ [名]スル学校を訪ねてくること。「運動会に大勢の人が―する」

らい‐こう【来航】‐カウ🔗🔉

らい‐こう【来航】‐カウ [名]スル外国から船に乗ってやってくること。

らい‐こう【来貢】🔗🔉

らい‐こう【来貢】 [名]スル貢ぎ物を持って外国の使者がやってくること。

らい‐ごう【来△迎】‐ガウ🔗🔉

らい‐ごう【来迎】‐ガウ 《近世中ごろまで「らいこう」とも》浄土教で、念仏行者の死に臨んで、極楽浄土へ導くため阿弥陀仏や諸菩薩(ぼさつ)が紫雲に乗って迎えに来ること。迎接(ごうしよう)御来迎(ごらいごう)

らい‐ごう【来降】‐ガウ🔗🔉

らい‐ごう【来降】‐ガウ [名]スル《「らいこう」とも》神仏が地上に降りて来ること。降臨。「耶蘇が天堂から―なし」〈逍遥・当世書生気質〉

らいごう‐いん【来迎院】ライガウヰン🔗🔉

らいごう‐いん【来迎院】ライガウヰン 京都市左京区にある天台宗の寺。山号は、魚山。仁寿年間(八五一〜八五四)円仁の創建と伝える。のち、良忍が大原声明(しようみよう)(大原魚山流)の根拠地とした。所蔵の日本霊異記は国宝。

らいごう‐いんじょう【来△迎引△接】ライガウインゼフ🔗🔉

らいごう‐いんじょう【来迎引接】ライガウインゼフ 阿弥陀仏が菩薩(ぼさつ)を従えて現れ、臨終の念仏行者を浄土に迎えとること。引接。

らいごう‐ず【来△迎図】ライガウヅ🔗🔉

らいごう‐ず【来迎図】ライガウヅ 平安中期以降、浄土信仰に基づいて盛んになった仏画。主に、阿弥陀仏が諸菩薩(ぼさつ)を従えて、衆生を極楽浄土に迎えるために人間世界に下降するようすを描いたもの。

らいごう‐の‐さんぞん【来迎の三尊】ライガウ‐🔗🔉

らいごう‐の‐さんぞん【来迎の三尊】ライガウ‐ 来迎する阿弥陀仏と観音・勢至の二菩薩(ぼさつ)。来迎三尊。

らいごう‐ばしら【来△迎柱】ライガウ‐🔗🔉

らいごう‐ばしら【来迎柱】ライガウ‐ 仏堂で、須弥壇(しゆみだん)の背後にある来迎壁とよぶ壁の左右両端に立つ円柱。

らいごうわさん【来迎和讚】ライガウワサン🔗🔉

らいごうわさん【来迎和讚】ライガウワサン 阿弥陀仏の来迎を賛嘆し、念仏をすすめる和讚。源信の作と伝えられる。

らい‐さい【来歳】🔗🔉

らい‐さい【来歳】 来年。

らい‐し【来旨】🔗🔉

らい‐し【来旨】 相手から言ってよこした趣旨。来意。来訪の趣旨。来意。「受付に―を告げる」

らい‐じ【来示】🔗🔉

らい‐じ【来示】 《「らいし」とも》書き手を敬って、その書状の内容をいう語。「御―の件は承知いたしました」

らい‐しゃ【来社】🔗🔉

らい‐しゃ【来社】 [名]スルよその人が会社を訪ねてくること。「外国の視察団が―する」

らい‐しゃ【来車】🔗🔉

らい‐しゃ【来車】 [名]スル車に乗ってくること。転じて、相手を敬って、その来訪をいう語。来駕(らいが)。「ぜひ御―を仰ぐ」〈蘆花・思出の記〉

らい‐しゃ【来者】🔗🔉

らい‐しゃ【来者】 訪ねてくる人。「往者の便利は―の不便なり」〈福沢・文明論之概略〉往者。自分よりあとに生まれてくる人。後生。将来のこと。往者。

らい‐しゅう【来秋】‐シウ🔗🔉

らい‐しゅう【来秋】‐シウ 来年の秋。

らい‐しゅう【来週】‐シウ🔗🔉

らい‐しゅう【来週】‐シウ 今週の次の週。次週。

らい‐しゅう【来集】‐シフ🔗🔉

らい‐しゅう【来集】‐シフ [名]スル集まってくること。「各地から―する」

らい‐しゅう【来襲】‐シフ🔗🔉

らい‐しゅう【来襲】‐シフ [名]スル襲ってくること。攻めてくること。襲来。「台風が―する」「敵機―」

らい‐しゅん【来春】🔗🔉

らい‐しゅん【来春】 来年の春。また、次の正月。明春。らいはる。「―大学を卒業する」

らい‐しょ【来書】🔗🔉

らい‐しょ【来書】 よそから来た手紙。来状。来信。

らい‐じょ【来序】🔗🔉

らい‐じょ【来序】 能・狂言の囃子事(はやしごと)の一。帝王・神体・天狗(てんぐ)など、神聖荘重な役の登場・退場に用いる。大鼓(おおつづみ)・小鼓・太鼓に笛をあしらう。(「雷序」とも書く)歌舞伎下座音楽の一。狐(きつね)の変化(へんげ)の出入りなどに用いる。を移入したもので、太鼓・大鼓・小鼓・能管に大太鼓のドロドロを加える。

らい‐じょう【来状】‐ジヤウ🔗🔉

らい‐じょう【来状】‐ジヤウ よそから来た手紙。来書。来信。「室内には―の山をなせり」〈露伴・露団々〉

らい‐じょう【来場】‐ヂヤウ🔗🔉

らい‐じょう【来場】‐ヂヤウ [名]スル人がその場所、特に催し物・興行などを行う場所に来ること。「本日は御―いただきましてありがとうございます」

らい‐しん【来信】🔗🔉

らい‐しん【来信】 よそから来た手紙。来状。来書。

らい‐しん【来診】🔗🔉

らい‐しん【来診】 [名]スル医師が患者の家に来て診察すること。「主治医が―する」

らい‐せ【来世】🔗🔉

らい‐せ【来世】 仏語。三世(さんぜ)の一。死後に行く次の世。後世(ごせ)。後生(ごしよう)。未来世。らいせい。

らいせ‐がね【来世金】🔗🔉

らいせ‐がね【来世金】 来世の冥福(めいふく)を祈って仏に捧げる金。「あったら銀(かね)をあの世へやる。これがほんの―ぢゃ」〈浄・阿波鳴渡〉

らい‐そん【来孫】🔗🔉

らい‐そん【来孫】 玄孫の子。自分から五代後の子孫。すなわち、子・孫・曾孫・玄孫の次。

らい‐たく【来宅】🔗🔉

らい‐たく【来宅】 [名]スルよその人が自分の家に訪ねてくること。「知人が―する」

らい‐だん【来談】🔗🔉

らい‐だん【来談】 [名]スル来て話をすること。また、話をしに来ること。「一時間ほど―してお帰りになる」

らい‐ちゃく【来着】🔗🔉

らい‐ちゃく【来着】 [名]スルよそから来てその地に到着すること。「新しい所長が近々当地に―する」

らい‐ちょう【来朝】‐テウ🔗🔉

らい‐ちょう【来朝】‐テウ [名]スル外国人が日本へ来ること。来日。「使節団が―する」外国・属国の使者などが、朝廷へ来て礼物を献上すること。

らい‐ちょう【来聴】‐チヤウ🔗🔉

らい‐ちょう【来聴】‐チヤウ [名]スル来て聞くこと。講演や話などを聞きに来ること。「自由に―されたい」

らい‐はる【来春】🔗🔉

らい‐はる【来春】 来年の春。らいしゅん。

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